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男女群島遠征2024春①@サンライズ新海

私事ではありますが、この春で大物の海釣りを初めて満10年を迎えめでたく11年目に突入しました。

この10年間に遠征で訪れた島は南から与那国島、西表島、慶良間諸島周辺、硫黄鳥島、小笠原母島、父島、聟島列島、徳之島、トカラ列島周辺、種子島、男女群島、五島列島周辺、壱岐、対馬、隠岐の島など15あまりになり、それより北は三重、伊勢湾、輪島、佐渡島、遠州灘周辺、鹿島、三陸周辺、下北半島、積丹半島と沿岸部の名だたる釣り場で釣りをしてきました。

それというのも11年前の初春にたまたま酔っ払ってバスの窓から車窓風景をボーッとみていた時にSALT WATER FISHING PRO SHOPという看板が目に入ったのがきっかけでルアーショップ 、エブアンドフローさんとの運命的な出会いが会ったからで、僕の釣り人生を大きく変えてくれることになったし、この10年の充実した釣り生活を支えてもらうことになりとても幸運に感じているのであります。

同時にこの10年間に釣りを通じて知り合った多くの釣り仲間たちも素敵な人が沢山いて、僕の人生を豊かにしてくれていることにも感謝するばかりであります。

そんな風にある意味人生の大きな転機から10年が過ぎ11年目に入っていく今年の釣りにまた新たな何かを期待してしまうのでありますが、その第一段の遠征があのサンライズ新海での男女群島遠征になったことはとても運命的で嬉しい。

この船はすべての面においてトップクラスの船でハード面もソフト面も最高の釣りを提供してくれるためあまりにも人気で予約すら取れなく、なかなか乗ることが難しい船になってしまいましたが、そんなサンライズのツアーを組んでいただけ、当たり前のようにこの船に乗れてしまうことにも感謝が尽きないのでありました。

もう一つ、サンライズといえば僕にとってはエノカフェ発祥の地で、8年前の初夏の男女群島遠征において初めて船上で自家焙煎コーヒーを淹れたのがエノカフェを始めるきっかけになったのでありますね。

以来8年間先に列挙した全国の釣り場のほとんどでエノカフェを開店し美味しいコーヒーを海の上で飲むという至福の時間を得られたのも幸せでした。

この場を借りて釣り船の船長の皆さんと釣り仲間の皆さんに深くお礼を申し上げます。

 

と、いうことで相変わらず前置きの長いブログになってしまいましたが、ここからはギアを入れ替えて男女群島遠征に行きましょう。

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今回の行程は5月21日に羽田を発ち福岡空港から糸島のホテルへ泊まり、翌日早朝唐津の呼子港へ移動してサンライズ新海に乗船。

釣りの支度をしてから6時半頃出船。今回は男女群島に向かう前に三宝曽根というポイントに寄ってから男女に向かう事になりました。

お天気は曇り空で寒くも暑くもなく快適な上海は凪で最高のコンディション、サンライズ新海号は海面を滑る様に海をかっとばしあっという間に(寝てたからですが)平戸大橋をくぐって五島方面に向かいます。

平戸のあたりは最も波が静かな風裏で海も静かなので早速コーヒーを淹れる事に。

エノカフェ8年目の記念すべき開店です。思えば8年前もちょうどこの辺りの海上を走りながらコーヒーを淹れたのがエノカフェの始まりだったので感慨もひとしお。今回はブラジルのショコラサンアントニオというほのかに甘みを感じるバランスのいいコーヒーを淹れたのでありました。

あ、そうそう、今回はサンライズのクルーにユウキ君という新メンバーとの初顔合わせで、キッチン周りを快く提供してくれた上にエノカフェのサポートをしてくださり大変お世話になる事になったのです。

走る海の上で美味しいコーヒーを飲んだ我らエブフロ遠征メンバーは寝ていた二人を除いて6人が文字通り美味しい思いをしてみなさん満足していただけエノカフェ冥利につくというものです。

 

船はここからさらに3時間近く南下して三宝曽根へ向かいます。

その間は昨夜の寝不足を補おうとサンライズの快適ベッドでひと寝していました。

 

目が醒めるとエンジン音が下がってどうやら三宝曽根に到着したらしい。

船長が潮の流れを確かめて船の流し方を決めたところでいよいよ釣りの開始です。

何しろここに来るのは船長自身も10年ぶりというので一体何が起こるか見当がつかない。

果たして事件的な爆釣となるのかはたまた何も釣れないのか。

 

釣り始めてすぐにメンバーの誰かにヒット。しかし竿先がプルプル震えているだけであまり引かないのですぐにカツオと分かった。

上がってきたのは小さめのスマガツオ、本命ではないけれど晩酌のおつまみには最高なので僕の顔がほころぶ。

続けてすぐにもう一人にスマガツオがヒットする。

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早くも本日の晩酌のおつまみが確保できた。

 

これだけスマガツオがいるならでかいカンパチも居そう、と気合いを入れてしゃくってみたけれど三流しして5キロクラスのカンパチをコスモK氏が釣り上げたのみで他にはあたりも少なかった為船長はこのポイントを見切って男女群島への移動を決断し移動開始します。

 

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2〜3時間走って、またまたベッドで寝ていた僕が目を覚ましてキャビンに上がると男女群島が横から見渡せる位置を船は走っていた。

 

いつもは五島列島方面から南下して来るので島の北側からアプローチするのですが、今回は東北東方面から来たので島を横から見るアングルでのアプローチで、この角度で男女群島全体を見渡すのは初めてだったのでレアな風景にしばらく見とれていました。

 

島の南の方に移動して午後3時前にポイントに着きいよいよ男女群島での釣りが始まります。

狙いはカンパチとクエ。

ミヨシでしゃくっていた今回初男女群島でカンパチ釣りも初めてと言っていた山形のNさんが早速ヒット。

ところがファイトを初めて間も無くロッドがポッキリ折れてしまった。

折れたままでファイトをして上がって来たのはカンパチでは無くヒラマサだった。いいサイズの魚を釣り上げたものの狙いとは違う魚に竿が折れてしまったので微妙な心境だったろう。

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その数分後にはチビカンパチの入れ食いになり次々とヒットする。カンパチに混ざってスマガツオもキャッチする。今回はスマガツオが多く釣れ、この後も連日スマガツオがジグやキャスティングでたくさん釣れた。

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四時前には五人同時にカンパチがヒットして入れ食いになる。今回の男女群島はすごいことになりそう。僕も一本追加した。

 

さらにその直後またまた僕にヒット。今度のは今までのものより方が良さそう。

約半年ぶりの本格ジギングだったのでなんだかファイトがぎこちない。妙に無駄な力が入ってしまいひどく疲れた。

上がって来たのは8キロクラスのカンパチだった。

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それから約30分後にまたまた入れ食いタイムが来る。というか流し帰るたびに魚がヒットする感じで釣れるので楽しくてたまらない。

山形Nさんが何匹目かのカンパチをヒットさせていたところにクエを狙っていた僕にもヒット。

引き方が明らかにカンパチとは違いこれはやったぞ!と引率のY店長がビデオまで回してクエが上がって来るところを撮影していたら、海中に見えて来た魚の色が何か違う。あれ?なんだろ?とさらに上げてみたら、なんと、いいサイズのメジナがスレでかかっていた。

男女でメジナを釣るのはこれで2回目だ。ちょっとがっかりしながら写真を撮る。

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さらに続いて怪魚ハンターとまたまたNさんがカンパチをキャッチ。怪魚ハンターのカンパチはなかなかのサイズだった。

僕にもまたまたヒット!でもまたまた何だか引き方が違う。今度はブリが上がってきた。三ヶ月早ければ美味しい寒ブリなのだけれど、この時期のぶりは脂の乗りも悪く身もパサパサなので即リリースする。

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その次の流しでも5人同時ヒットするなど入れ食い状態は続く。しかしサイズ的には満足のいくものではなくこれくらい釣ると欲が出て数より型が欲しくなるものだ。

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そんなことを考えていた矢先に怪魚ハンターにヒットした魚はデカかった。

竿が一気に船の下までのされそうになりなかなかリールも負けない様子。強い引きに堪えて最初の走りに耐えると船もフォローに入り水深のある方向に移動した。

竿は満月のように曲がる。タックルはPE4号と決して太い頑丈なものではないので慎重にファイトする怪魚ハンターだったがとても冷静に対処していた。

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8分ほどのファイトで上がってきたカンパチはデカかった。姿が見えると釣り師一同から大きな歓声が上がった。

二人掛かりでタモを上げ船に横たわったカンパチは堂々たる風格を持ちみていた僕には畏敬の念が湧き上がってきた。

こんなでかいカンパチが水中にはウヨウヨいるのかと想像するとワクワクしてくる。

怪魚ハンターのファイトも見事だった。

この方は昨年は小笠原の母島で30キロオーバーのカンパチを釣り上げたが今回もその時のカンパチに負けないほどのサイズだった。

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写真撮影後に計量すると29キロもあった。

釣り師一同から祝福の歓声が上がり船上は盛り上がる。

時間的にはちょうど夕まずめに入ったところなのでまだまだチャンスはある。

僕も次は俺だ!と頭のなかではでかいカンパチがかかった瞬間をイメージしながら再び竿をしゃくり始める。

 

しかしその後はアタリが遠のき小ぶりのカンパチと根魚王がいいサイズのアカハタを2匹釣って初日の釣りは終わった。

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夕食には大皿いっぱいに盛り付けられたスマガツオのタタキとムロアジの刺身が出てきて酒が進む。

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メインディッシュはさらに豚シャブ攻撃で僕のぽっこり出ている三段腹を攻撃してきた。

美味いので我慢できずにいたところに、山形Nさんが地元の銘酒十四代を手土産に持って来てくださったので、なすすべも無く酒と肉に溺れ酒池肉林となる。

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初日から入れ食いに大物が釣れて好発進となりキャビンの中は大盛り上がりをしていたが、普段から早寝の僕は9時過ぎには眠くなってしまい先にベッドに入り聞こえてくる笑い声を子守唄に眠りについた。

 

写真協力:Ebb&Flow  サンライズ新海
釣りに関するお問い合わせはルアーショップEbb&Flowへどうぞ
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2024年5月21日 (火)

350クラブの親睦会でセッションしたよ@ABスマイル

中島仁トリオを聴いた翌日は横浜エアジンから歩いて数分のところにあるABスマイルというジャズクラブで、ジャズギタリスト岩見淳三さんのファンクラブである350クラブの親睦会に呼ばれてサックスを吹いてきました。

この親睦会は年に一度ペースで行われていてもう20年以上続けられているそうなのですが僕に声がかかるようになったのは10年くらい前からかな。

ちょうどその頃から僕自身が楽器の演奏に真面目に取り組むようになった時期だったので、人前で演奏する場を与えていただいたのは大変ありがたく、釣りのスケジュールとの兼ね合いで毎年とはいかないもののちょこちょこと参加させていただいては、美味しいお酒とお料理に舌鼓を打ちつつサックスを吹くという事をしてまいりました。

 

今年は三年ぶりくらいの参加でしたが、この会で知り合ったミュージシャンの方も何人かできて久しぶりに会うのも楽しみでしたし、一般的なジャズクラブでのジャムセッションとはまた違うリラックスした雰囲気の中で演奏するのも楽しみでした。

今回の参加メンバーは、三年前とは随分変わっていて、350クラブの楽器をやらない音楽を聴くのが専門のお客さんと岩見さんのお弟子さんたちのギタリストにその仲間的なリズム陣やフロント陣が集まりました。

フロント陣は僕のソプラノサックス以外は三人のアルトサックスの方々で年齢は様々。久しぶりにお会いした文京区のポール・デスモンドと僕が勝手に命名してしまった方にも会えて嬉しかった。

 

会の仕切りは岩見さんの事務所の社長兼ボーカルのYAYOIさんで、肝っ玉母さんぶりをフルに発揮しながら場を仕切って進行していきます。

全員揃ったところで乾杯してからは社長の命令で呼び出されたメンバーでのセッション。

今回は初めて来る方も何人かいて少し緊張している様子もありましたが、和気藹々と和やかに演奏が進んでいきます。

 

久しぶりに会うと、太った人、痩せた人、変わらない人など様々いて中にはあまりの変貌ぶりに誰だかわからない人もいたりするのに音を出した途端に、あ!あの人だ!と過去の面影を思い出すところが面白かった。

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僕の出番は4番目くらいでちょっと緊張して始まりましたが、一旦音を出してしまえばあとは開き直るしかない。

everything happen to meを吹かせてもらったのだけれど、アドリブに入ったらサビの進行で躓きちょいと焦る。

やばいなあと思いながらも無理やり押し切り最後まで吹き切ってなんとか終わってホッとした。

終わったらYAYOI社長から「今日はいいね」と褒められたので「今日も!でしょ」と絡んで笑をとって引っ込む。

 

初めて聞く人たちの演奏は新鮮だし、これまであった方々の演奏もときを重ねて腕を上げている様子がよくわかり聴いていてとても楽しいし刺激にもなるのでありますね。

一曲やったら気分が楽になってワインをがぶ飲みしてすっかり酔っ払い、何組かの演奏を終えると中休みの休憩があり350クラブの会長である三浦さんからこの回の歴史や今年の11月に岩見さんのリサイタルが決定したことなどの報告などがあり一休み。

 

後半のセッションが始まると2番目に呼び出されて一曲やる。

今度はプロのベーシストのジャンボ小野さんと岩見さん、それに大学ジャズ研の先輩のドラムの三浦さん(会長とは別人)とのセッション。

酔っ払った勢いで気持ちよく吹きまくって気分いい。もう間違えたってなんだって怖いものなし、という感じでこういう雰囲気の場での演奏は普段は中々できないので楽しいものでありました。

 

後半の部が終わると一旦お開きにした後で楽器持ったメンバー全員で大ジャムセッション。

blue bossaをみんなで弾きまくって盛り上がり夜はふけていったのでありました。

 

ああ、楽しかった。また来年皆さんに会えるといいなあ。釣りとの予定がかぶらない事を祈りつつ皆さんと再会を誓ってABスマイルを後にしたのでありました。

 

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2024年5月20日 (月)

中島仁トリオのライブを聴きに行った@横浜エアジン

21世紀に入る頃からか、ネットによる音楽発信や情報交換即時性の発展なども手伝って世界中に様々なスタイルのジャズが沸き起こるように出てきて、ジャズの多様化は今や聴き手個人の能力では把握できないほどに多様に広がり、あれもジャズ、これもジャズともはやカテゴリー分けをすること自体が無意味なのではないかと思うほどに複雑になっていますが、聴き手としてはそんな様々なスタイルのジャズから好みの音楽を掘り起こして行くのも楽しみで、次々と出会う新しい音楽世界に心トキメク今日この頃であります。

そんな現代においては既にクラシカルなジャンル分けになるヨーロピアンスタイルのピアノトリオという言い方になってしまいますが、そんな言葉がちょっと安易ではありますがわかりやすい表現なのかなと思われる音楽を演奏する中島仁トリオというピアノトリオがあります。

 

このピアノトリオは5年前にCDレビューをしていて、クリアで美しいながらも変幻自在に展開して行くサウンドを聴かせてくれたのですが、最近2枚目のCDを発売し、そのレコ発ライブが横浜馬車道のエアジンで行われるというのでこのチャンスを逃すものかと聴きに行きました。

 

馬車道のエアジンというライブハウスは横浜のこの地域でも老舗の店で、どうやら今年が55周年らしく半世紀以上やっているライブハウスも文化的に貧しい日本においてはここまでの継続には大変なご苦労があったのではないかと思われるところですが、僕としてももう前回行ったのがいつなのか忘れてしまったくらいの久しぶりの来店でした。

歴史を感じる古い店内には沢山のビデオカメラが据え付けられておりツイキャス配信ができるようにできるようになっていた。

おそらくコロナ禍を乗り切るための施策であったのだろう。

 

中島仁トリオはベースの中島仁(ヒトシ)、ピアノの望月慎一郎、ドラムの橋本学(マナブ)の三人からなるピアノトリオであります。

このトリオにスウェーデン人のサックス奏者オーべ・オンゲマールソンをゲストに吹き込んだアルバム、ミラー・オブ・ザ・マインドをこの5月に発売したばかりで、彼らのフライヤーの文章からメンバー紹介をしてみよう。

 

ピアノの望月慎一郎は1980年生まれと書いてあるので40代半ばのミュージシャン。

6歳で作曲を始め13歳の頃には海外でも自作曲を披露したという経歴の中でジャズに出会ってからは独学で研究をしているらしい。

欧洲ジャズに近い演奏スタイルを取り入れ、独自の方法論で作品を送り出す。2017年にピアノトリオによる大作アルバム「Visionary」をリリース。2018年、橋爪亮督(sax)をフロントに迎え「Another Vision」をリリース。2021年、Miroslav Vitous(b)、福島進也(ds)をむかえ「Trio2019」をリリース。

と書いてある。

ドラムの橋本学は1976年生まれ。大学入学後モダンジャズ研究会にてジャズ・フュージョン活動を開始、卒業後プロ活動へ。2001年横浜ジャズプロムナード・コンペティションで参加バンドがグランプリ受賞。2005年よりTrio Zero(伊藤志宏piano、織原良次fretless-bass)を主催、作・編曲を手掛ける。2010年には台湾のジャズフェス、2014年にはスイスでのライブ、2012年にはミュージカル「ラブ・イズ・ミラクル」へ楽曲提供。2016年長野県富士見町に移住後は中部甲信地方発信の活動を開始。様々なユニットに参加しそれぞれのレコーディングにも参加。ジャズのみならずポップス・ラテン・ブラジル・アラブ音楽・古楽・ドラム以外のパーカッションも多用して節操なく活動。2010年Trio Zero 1st album「Energitic Zero」をリリース、などど書いてあります。

このトリオのリーダーでベースの中島仁は15歳でエレクトリックベースを始め大学ジャズ研時代にECM系サウンドに傾倒。大学卒業後は故郷の安曇野に定住し2010年頃からコントラバスにスイッチし音楽活動を再開、ヨーロピアンサウンドに影響を受けた自己リーダーのピアノトリオを主軸に活動を続ける。(中略)2017年からスタートした橋本学氏&望月慎一郎氏とのユニット「kiretto」に多くのインスピレーションを得て2018年どうメンバーによるアルバム「Pioggia」をレコーディングしリリース。隠しレビューで絶賛を得る。2019年、JAPRS(日本音楽スタジオ協会)主催の『日本プロ音楽録音賞』の「クラッシック・ジャズ・フュージョン部門においてどうアルバムにて優秀賞を受賞。

とだいぶはしょってしまったけれどこのように書かれているのであります。

 

さて、長くなってしまった前置きはこのくらいにしてトリオの演奏の話に進もう。

 

この日のライブはニューアルバム「mirror of the mind」のプロモーションを兼ねてのライブだったので、演奏曲は一曲を除いて全てそのアルバムからのものでした。

ベースのリズムパターンから始まりそこにピアノとドラムが絡んで行くような曲が多く、所謂バップのようにドラムのカウントで一斉に入るような曲はなく、自然にスーッと始まり心地よく流れてまたスーッと音が空気に溶けて消えて行くような構成の曲が多かった。

そのサウンドはどれも透明感と静謐感の中を静かに三人のサウンドが渦巻きながら透明な流れる川のように清涼感があり美しい。

それは望月のピアノが流れるような美しいメロディーを紡ぎ出しながら左手の和音はドビュッシーあたりの印象派クラッシックに通じるモダンでイマジネオティブなサウンドを加える。ヨーローッパジャズ風と一言で言ってしまうこともできるが、それはバップ的なリズムやフレーズを排除してクラッシックからのアプローチが多くを占めたメロディと和音からくるものなのだろう。

ただ美しく綺麗、というだけのものでは無く聴き手の想像力を掻き立てるような間やメロディ、リズムの絶妙なバランスを感じられた。

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橋本のドラムはピアノの流れるメロディとリズムに協調しながらも単純なリズムパターンを叩き同調することなく、音の隙間を埋めるように複雑なリズムと音色のこれもまた聴く側に新たな想像力を与えてくれる。一定のリズムを叩き続けるのでは無く様々なリズムを次々と繰り出しながらも全体は統一されたリズムペースに繰り出すものでさらにそこにスティックの持ち替えや素手での演奏など音色もカラフルで、音世界がどんどん広がっていくのだ。

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そのドラムスタイルは僕にはミルフォード・グレイブスのトーキングドラムを想起させてくれた。ヨーロッパ系のピアノトリオのドラムスに多いスタイルなのだろうが彼のサウンドの根にあるのはどこか土着的な日本的な語り口をヨーロッパ的に表現しているようにも感じて面白かった。

 

リーダー中島のベースは自由に広がるピアノとドラムの背後で全体のサウンドをしっかり一つにまとめるような安定たリズムをキープしながら音の流れを導くように流れながらも、時には強く、時には優しくとトリオのサウンドに強弱を与える。その演奏スタイルは誠実な彼の性格をそのまま表したような正確で無駄のないものでありました。

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三人の絡み合うように作り出す音を聴いていると聞き手の僕の中に自分なりの新たな想像が頭の中に浮かび上がりイマジネーションを刺激してくれ音世界が頭の中にどんどん広がってゆき心地よい。どこまでも透明感があり美しいのだが全体の音の流れは静かにうねる様に様々に形を変えて流れてゆく、まるで透明な川の流れが常に変化しながら大きくなったり小さく渦を巻いたりて流れてゆく様で、それらは見ているだけで飽きない能登同様に、音の変化に心地よく乗りながらも次の変化を期待して聴いていて起きることのないものだった。

 

多くの曲はいくつかのスケールとリズムパターンで組み立てられたちょっと複雑なモードの様なスタイルで、バップ的な「はいテーマです、ここからはアドリブ、バースがあってエンディング、」という様なはっきりした構成でそれぞれのミュージシャンの技を聴くというのとはちょっと違って、もちろんテーマ、アドリブ、テーマと流れていく構成は同じなのだが、そのつなぎ目がとてもシームレスな感じでテーマとアドリブ全体のサウンドを浴びて楽しむと言ったらいいのだろうか、そんな感覚でトリオの演奏を楽しんだ。

 

日本人のピアノトリオでこのタイプの音を聴くのは僕は初めてだったのでとても新鮮に感じた。

音楽をカテゴリーで分けるのは、最早多様化の進んだジャズ、いや音楽全体が多様化してシームレスになっている現代ではあまり意味のないことだと僕は考えるので彼らのサウンドをヨーロッパスタイルのピアノトリオとくくってしまうのには抵抗がある。

彼らのサウンドも一聴するとヨーロッパ的な音楽言語を使いながらも彼ら個々の出す音は日本という土壌から染み出す様なエッセンスを感じられそれが他のピアノトリオとは違う中島仁トリオのサウンドの個性になっているのではないかと感じる演奏でした。まあ、ジャズってそういうものか。

 

一部と二部に分かれてほぼアルバムからの曲全てを演奏し、さらにアンコールも一曲演奏してこの日の演奏は終わった。

今回はアルバム参加のサックスのオーべ・オンゲマールソンが怪我で参加できなかったのはとても残念で、帰りがけにアルバムを買って彼の入った演奏を家で楽しむことにしてた。

ライブハウスから外に出ると初夏の夜風が清々しく感じられた。

 

追記  この日の演奏はエアジンのツイキャスライブで見ることができるようです。

    興味を持たれた方は是非¥横浜エアジン¥ツイキャスで検索してみてください。

 

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2024年3月31日 (日)

サクラマスジギング2024春@尻屋丸

ここ数年一部の釣り師の間で流行っているサクラマスジギングに行ってきました。

サクラマスの釣りといえば一昔前までは春から初夏に川に立ち込んで釣るのがセオリーだったのですが最近は海に回遊しているサクラマスの群れを狙ってジギングで釣るというのが流行り始めているんですね。

この釣り方はまだ未開発の釣りなので分からないことも多く、また釣り自体もとてもゲーム性が高いのでルアー釣りファンの間でじわじわと浸透している感じなんですね。

かくいうワタクシも一昨年の初春に半ばダマされるように下北半島まで足を伸ばして釣ったのが始まりなのでまだまだ初心者という感じなんです。

 

ジギングで釣れるサクラマスは1キロ〜大きいのは4キロくらいまでで大型のものはマスというよりは鮭みたいな風貌になるのでありますが、食味はその辺のスーパーで売っている酒の切り身と比べたら雲泥の差で大変上品で美味しいのであります。

 

釣り方はジギングなのでジグを付けて海に落としてしゃくるだけ、というシンプルなものですが一般的なジギングとちょっと異なるところがあって、そのあたりがとてもゲーム性が高く面白いのであります。

 

今回お邪魔したのは下北半島の最東端にある尻屋港から尻屋丸という船であります。

 

釣行をコーディネートしてくださったのはこの釣りに長けていらっしゃるネイチャーボーイズのYさん。

昨年もお世話になり楽しい釣りをさせていただきました。

 

そんなわけで尻屋丸さんは昨年もお世話になっていて、昨年も今年と同じく二日間の釣りをしたのですが、昨年の僕の釣果は2日で一匹のみというナカナカの厳しい釣果でありました。

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その辺のリベンジも含めての今年の釣行で気合十分だったのでありますが、釣行初日は北風が強く早朝5時半に出船はできたもののその後風が強まり8時に早上がりということになり肩透かしをくらいます。船中の釣果三匹で終わるという厳しいスタートを余儀なくされてしまいました。

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予想外に釣りは早く終わってしまったので陸奥市内のホテルに戻り一眠りしたあと近くの温泉に行って疲れをとってリフレッシュし2日目の釣りに備えたのでありました。

 

天気予報では2日目は朝は凪予報なのですが午前中の早い時間から南風が強くなるということで、初日の帰り際に船長と話したところ、朝早めに出て4時間できればいいかな、という厳しい状況なのでありました。

2日目早朝4時前にホテルを出てまっすぐ港に向かうと4時半に港着。

すぐに船に乗り込んで5時過ぎに空が明るくなるのと同時に出船、沖に向かいます。

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最初は港から15分ほどのポイント。

期待に胸を膨らませてしゃくり始めますが期待に反して全く当たらず、正直焦りました。

船長は素早く移動を決断して3日前に良かったポイントまで走って釣り始めると、この日に最初に釣ったのは昨日と同じ怪魚ハンターさんでありました。

いいサイズのサクラマスで見ただけで羨ましくなる。そこから次々と皆さん釣り始めて僕はどんどんおいてきぼりになるんじゃないか、といよいよ焦っちゃうじゃないですか。

 

この釣りはジグを底まで落とさずに中層のタナを探る釣りなので一般的なジギングと違うのはまずはその辺りかな。

他にもしゃくり方に特徴がありしゃくる最初のスピードをシャープに素早くジグを動かした後のフォールにサクラマス食いつくという釣りなのであります。

 

さらにフォールで食いついた上にかかったサクラマスはすごいスピードで走るのでその辺りを上手くいなしたり、口切れをしないようにファイトしたりと色々難しい。

 

そんなしゃくりを1時間くらいしていたらようやく僕にもアタリがありヒットします。

その魚はグググ、と引き込んだと思ったらそのあとはあまり引かない。さおに重さはしっかり伝わっているもののなんだかサクラマスっぽくないなあと思いながら糸を巻き巻きしてくるとなんと上がってきたのは外道のタラじゃあないですか!

 

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ありゃあ、なかなか追いつけない。時間はどんどん経ちあっという間に6時を回り7時になろうかという頃、ようやくサクラマスらしいアタリがガツンとあったと思ったらグイグイ引くじゃあありませんか。今度は間違いないと糸を巻いていくと急にスッと軽くなる。あ!バレた!と思ったものの糸を巻き続けたら再び魚の感触が戻ってきてホッとする。

どうやら魚が上に向かって走ったのでこのようなことになったようであります。

この魚はなんとか無事にタモに収まりようやく僕もボウズ脱出組の仲間入りができました。

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この時点でまだ釣れていなかったのは釣った人の写真を撮るのに追われていたY店長とS氏の二人だけ。

二人とも焦ったろうなあ、と思う暇もなくSさんがヒットさせてボウズ脱出をし僕の隣で釣りをしていたY店長のみ取り残されてしまったのでなんとも嬉しくなる。

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なんたって普段はヒトが釣れずに四苦八苦しているところに寝起きでやってきてヒョイ!と魚をつっては「釣れるじゃないですかあ」と憎まれ口を叩くものですからこういう状況になるのはワタクシとしましては大変喜ばしい。

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ニヤニヤしながら釣っていると2本目がヒットし連続キャッチしていよいよいい気分になるではありませんか。

 

このまま波が上がって終了もありかな、なんて思っていたら意外と風は吹き始めなく波の立たない。

そんな中でY店長も一匹目を釣ってホッとしている。

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船長から全員キャッチ!というアナウンスがあり船内の雰囲気も和らぎます。

この時点で釣っている人は数匹釣り上げておりなんだか入れ食いになりそう、と思っていたら9時半を回るあたりから本当に魚の活性が上がって、ヘタクソなワタクシモイレグモードになり三匹、四匹と釣れてくれるじゃあありませんか。

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一昨年、昨年は一匹しか釣れなかったので自己記録の更新にすっかり気を良くしてしゃくり続けていたところズシンと重いアタリがありドラグが出された。これはデカイぞとズルズル出されるドラグを見てついつい焦ってスプールを親指で押さえてしまったのがまずかった。

1.2号のPEラインからプッツン!と切れてルアーと一緒に大型とお思われるサクラマスちゃんもサヨウナラ!

 

ありゃあ、やっちまった。でも今魚のやる気がある地合いなのでシステムを組み直している場合じゃない、と予備の竿からPE2号のリールを付け替えてしゃくり始めたらすぐに次の魚が釣れたのでありました。

長い一流しで一〜二匹ずつ釣れるというくらいのテンポで魚を釣って五匹を超えたらもう満足。いつやめてもいいぞ!と思ったものの風は心配していたっほど吹かず釣りは続けられました。

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この日の僕のタックルについてちょっと書きますと、ロッドはネイチャーボーイズさんから出ているサクラマスジギング専用ロッドのアイアンフリックというロッド。このロッド専用というだけあって先ほど書いたサクラマスジギングの特徴にピタッと合わせた竿の長さ、調子と他の竿では代用できないこの釣りにはパーフェクトな竿なのであります。

PEラインは1.2号と2号を準備しリーダーは20ポンドと25ポンドをそれぞれ結びました。

使用ジグは実績あるロッドと同じネイチャーボーイズさんの鉄ジグをメインに80グラムから160グラムくらいのジグを色々試してみましたが、この日は鉄ジグが圧倒的によく釣れました。

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この釣りはジグのアクションと色がとても重要で魚の好む色がコロコロ変わるところがとても難しい。

今まで入れグッていたかと思うと突然当たらなくなったりするんですね。

そこからはまたゼロからのスタートであたりカラーを探すことになるという訳であります。

 

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この日は朝の4時間くらいしか釣りの時間は無いだろうから、とお昼ご飯は用意してこなかったのでお腹が空いてきたあたりまで魚は釣れ続け、トップの怪魚ハンターはなんと14匹も釣り上げた。

二番手は十匹、他のメンバーは多くが八匹で船中のトータルが8人で79匹というすごい釣果になってしまった。

 

僕もクーラー満タンでもう釣るのにも疲れたので船上カフェのエノカフェ尻屋丸店を開店し船長はじめ釣り師の皆さんに無理やりコーヒーを飲ませたのでありました。

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ギラギラ目の船上に穏やかな空気が流れて釣りの楽しさが一層増した感じが得られたのでカフェ店長のワタクシも大満足。

 

船長の取り計らいで少し時間も伸ばしていただきサクラマス釣りを満喫できたのでありました。

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船長、釣り師一同の皆さんありがとうございました。

 

来年もこのくらい釣れたら楽しいなあ。

 

 

協力:ネイチャーボーイズ  尻屋丸
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2024年3月 8日 (金)

渡部貞夫クァルテット@鎌倉芸術館

渡部貞夫さんのコンサートに行ってきました。

楽しかったです。

おしまい。

 

という感じの感想になるかなあ、と行く前は思っていたのであります。

何故なら貞夫さんの最新作であるサントリーホールのライブを聞いたら古いバップ時代の名曲集みたいになっていて、演奏こそ円熟しているものの新しい驚きなどはないんだろうなあ、と勝手に思い込んでいたのですね。

 

今回貞夫さんのコンサートに行くことになったのもたまたま我が家で生活用品を購入している生協のカタログでチケットを売っていたのを見て行くのを決めた、という安易なもので、御歳91歳という高歴の貞夫さんの見納めかなあ、などというふとどきな発想もあり(貞夫さんごめんなさい)その程度の関心で行くことを決めたんですよ。

 

コンサート当日、会場の鎌倉芸術館は大船駅から徒歩圏内の場所にある新しい施設で初めて行きました。

会場に入るとすでに集まって開場待ちをしているお客さんは僕と同世代近辺の年寄りばかりで予想通りの展開。

ホールは小ホールで400人くらいのキャパかな、僕の席は後ろから6列くらいのど真ん中、ステージまでは遠いけれどいい角度だったし、小ホールなのでそれほど距離もなくジャズのコンサートとしては程よいサイズの会場でした。

 

開演を待ちながらステージ中央にセットされたピアノ、ベース、ドラムセットを見ながら貞夫さんを見るのは久しぶりだなあ、と振り返ってみた。

僕が貞夫さんをみたのは18歳の時、今から半世紀近く前のことで場所は池袋の西武デパートの屋上でのフリーコンサートだった。

日野照正さんのグループとのカップリングライブで二、三局しかやらなかったかな。

実はこれが僕のジャズの生ライブ初体験でありまして、それまでラジオやレコードでしか聴いたことのないジャズを生で初めて観たのであります。

ビールとジャズは生に限る!という言葉がある通り、その時の体験は衝撃的で何しろ貞夫さんも日野皓正さんも当時の日本のジャズの最先端をゆくトップグループだったのですごい演奏をしていた。日野さんは確かニューヨークに行く直前のライブでしたね。

 

そんな衝撃的な貞夫さんとの出会いの次に観たのは大学の学祭に貞夫さんのグループを呼びその時はコンサートの裏方にも入っていた僕はすごくいい席で貞夫さんを観ることができた。

当時は確かフュージョンに行く直前の演奏スタイルをしていたように思う。

コンサート後は当時の渡辺貞夫クァルテットのピアノをつとめていた本田竹広さんが僕らの出店していたジャズクラブへ遊びに来てくれて、良同士セッションをしたのを覚えている。

 

問題はそこから半世紀弱の間だ。

カリフォルニア・シャワーというフュージョンアルバムを出してからの貞夫さん音楽スタイルに僕が興味を失ってしまって以来全く観に行こうという気持ちも起こらず今まで来てしまった。

映像の仕事をしている頃に何処かでお会いしたような気もするのだけれど、ライブを見た記憶は湧いてこないからおそらく大学生時代以来の渡辺貞夫クァルテットを見ることになったのでありますね。

 

そんな風におよそ半世紀の時の流れを振り返りながら待っているとやがて開演のアナウンスがあり客電が落とされステージに貞夫さんがメンバーを引き連れて現れた。

少し猫背になってひとまわり小さくなったように感じたけれど元気にスタスタと歩いてステージに現れたその姿は91歳のおじいちゃんには見えなかった。

小さくなったと感じたのも他のメンバー、特にベースのヒトが大きかったのでそう感じたに過ぎなかった。

 

ステージ中央まで来ることもなくおもむろにソロでサックスを吹き始めた貞夫さん。

8小節吹いたところからバックのピアノトリオが入る。

曲はホレスシルバーのpeaceだった。

 

どうせビバップの曲から始まるんだろうくらいに考えていた僕は驚いた。60年代後半のバップから次の時代へ移る時期の作曲者ホレス・シルバーにとっても新しいスタイルを模索していた時期の曲だったからだ。

 

貞夫さんのサックスは想像以上に朗々と鳴り曲を歌い上げる。音色も美しい。

演奏が終わると曲紹介のMCをご自身でされて「ウクライナの戦争が始まってからは必ずこの曲から始めています」と言っていた。

貞夫さんの平和を願う気持ちのにじみ出た素晴らしい演奏だった。

 

二曲目は50年代の曲ローラ(laura)

美しいバラード曲をミディアムハイの軽快なテンポで演奏する。

アドリブの貞夫節は健在で長いブレスも難なくこなし全く年齢を感じさせない。

目を閉じて聴くとそこに91歳のおじいちゃんの姿は現れなかった。

 

三曲目以降は曲は古目の曲だったけれど、比較的マイナーな曲を新しいアレンジで演奏が続く。

 

バックのピアノ、ベース、ドラムも素晴らしかった。

いずれも貞夫さんから見たら子供くらいの年齢の若いメンバーでピアノは小野塚晃、長身のベースは須川崇司、ドラムスは竹村一哲というメンバーで不勉強な僕は初めて観るミュージシャン達だったが演奏の腕前はさすが貞夫さんのバックをつとめるだけあって超一流、リズムのキレ、コードワーク、音使いなど素晴らしい。

自分のソロを吹き終えた貞夫さんは左手をポケットに突っ込んで舞台袖に歩いていき上着を脱いでから三人の演奏を嬉しそうに見ていた。

親分が弟子達の生き生きとした演奏を目を細めて見ている感じで微笑ましい。

そして自分の出番が近くになると舞台中央に戻ってきて吹き始める。

カッコ良かった。

音色が素晴らしいし音のパワーがやはり年齢を感じさせない。指も動きまくっている。

その姿を見ていたらシロートではあるけれど同じサックス吹きの僕には「おまえなにやってんだよ!ちゃんと練習しろよ!」と叱られた気分だった。

 

前半で5〜6曲、およそ一時間の演奏だったがいずれも古臭い演奏は全くなく、今の貞夫さんの最新の音楽を聴かせてくれて感動した。

91歳でこの時間をサックスを首にぶら下げてステージに立ちつづけるというだけでも凄いことなのに。

 

一昨年93歳で亡くなった僕の父親の晩年を思うとすごすぎる。

昨年ラジオ番組に出ていた貞夫さんが日常のことを話していたのを覚えているけれど、健康管理と練習にはシビアに取り組んでいるという話だったのもうなずけた。

 

 

15分間の休憩を挟んで後半はブラジルの曲をメインに自己のオリジナル曲を交えて一時間吹き切った。

最後はノリノリの演奏で会場は拍手で合わせるが、観客もジャズファンが占めているようで良くある頭打ちをする人はいなくちょっと感動する。

 

曲間のMCで作曲者達との思い出を短く語る貞夫さんの話も面白かった。チャーリー・マリアーノ、バーデン・パウエル、アントニオ・カルロス・ジョビン、高柳昌行などかつての仲間達は皆すでに天国に行ってしまってるのだが、貞夫さんの話からは良き思い出を語っているようで寂しさや悲しさは感じられなかった。

 

アンコールはビアのとのデュオで美しいバラードを吹いてコンサートは終わる。

曲名はわからなかったが聴いたことのある曲だった。

 

会場から出て駐車場に向かいながら、僕はとても清々しい気持ちでいた。

想像していた以上に若々しい貞夫さんの音楽に励まされていい気分だった。

また一流どころの演奏の素晴らしさを堪能できたことも刺激になった。

 

貞夫さんはこの後も月一ペースで各地を周りコンサートをするらしい。

いつまでも元気にサックスを吹く姿を僕らに見せてください。

 

 

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2024年3月 7日 (木)

映画パーフェクト・デイズを観てきた

初めに書いておきますが、本文では映画の内容について語ってしまうのでこれから観ようという方にはネタバレになってしまうので読まないことをお勧めいたします。

 

映画の話を本ブログで書くのは初めてかもしれない、というくらい普段映画は観ないのでありますが、今回は音楽評論家のピーター・バラカンさんおラジオ番組で話題になっていたことや釣り仲間がパーフェクト・デイズを観て良かったとやはり音楽の話を絡めて投稿していたことに背中を押されて観に行ったのであります。

 

映画のストーリーはとてもシンプルで、公衆トイレの清掃を生業とする初老の男が主人公。

この男の規則正しく繰り返される日常の中で出会うヒトビトとの大小の出来事を通じてそれぞれの人間模様を描いていくのでありますが、ドラマチックな結論はどこにもなく淡々と日常が描かれていくというものでありました。

映画館で延々と長く続いた宣伝や予告編に辟易としながらもようやく始まった本編を一眼見て驚いた。

 

この時代にスクリーンの縦横比が4対3の狭い画角だったのだ。

フィルムで撮るにしろハイビジョンで取るにしろ16対9の画角比がノーマルになっている今時にワザワザ4対3の画角で撮るのは何故なんだろう?

と思いながら本編は始まりどんどん進んでいく。

 

主人公の実に無口なおじさんは毎朝早く近所のおばちゃんの道路を掃除するほうきの音で目を覚まし、布団をきちんと畳んで歯を磨き、茶碗に植えた幼木たちに水を与えると作業着に着替えて家を出る。

家の前の車に乗る前に必ず自販機で缶コーヒーを買い込みそれを飲みながらカセットテープでカーステレオを鳴らして仕事に出かける。

このカセットテームから流れる音楽は1960年代後半から72年くらいまでの数年間にヒットしたものばかりで主人公の世代を表すだけでなくそれぞれ使われるシーンで物語を非常に効果的に引き立てている。

仕事先では実に実直に生真面目にトイレを美しく掃除し、仕事を終えると風呂屋に行き湯を浴びると浅草の一杯飲み屋に出かけてチュウハイらしきものとつまみが出されてきたのを飲み、寝床で眠くなるまでは文庫本を読み眠る。

休日にはコインランドリーで作業着を洗濯し、趣味のアナログカメラの写真を現像に出し新しいフィルムを一本買い、古本屋で次に読む安い文庫本を買いバーに出かけてちょっと贅沢な酒を飲む。さらにこの店の美人ママには好かれている、というような日常が繰り返されながら映画は進んでいく。

主人公の暮らしは清貧といってもいいくらいの清々しく慎ましやかなものなのだがその内容はある意味パーフェクトでありましょう。

 

そんな日常で関わったりであったりするヒトビトの日常が次々と現れるのがシンプルな繰り返しに見えるこの映画を見ていて飽きさせないところで、トイレに閉じ込められて迷子になってしまった子供とその母親、仕事仲間の怠け者の若者とその彼女、銭湯で出会うじいさんたち、毎晩通う飲み屋のオヤジやそこに来る客、公園で踊るホームレスのじいさん、写真屋のオヤジ、本屋のお姉さんなどがどれも大切な役割をしているようだ。

 

ストーリーが大きく変わるのは仕事仲間の若者が主人公から金を借りたまま仕事をあっさりやめてしまうあたりから動き出し、姪っ子の中学生くらいの娘が家出をして主人公のアパートに転がり込んで来るところからこの映画のテーマらしきことが語られていく。

無口なおじさんは家出してきた姪っ子を受け入れて仕事にも連れて行き当然食事も一緒にゆくことになる。

この二人の短い会話の中にあらわれる。「母親と主人公のおじさんの住む世界は違う」と姪っ子は主人公に語る。主人公は「確かに違う世界に住んでいる」というと姪っ子は「じゃあ私はどっちの世界に住んでいるの?」と問いかけるが主人公ははっきり答えない。

それは僕には「世の中は一つのようで様々な世界がある」と語っているように思えた。

この映画に登場する様々な脇役の人たちみんながそれぞれの慎ましやかな、あるいはそうでない別々の世界に住んでいるというように感じた。

さらにその子この世界はいまの時代を映していて、若者の世界と主人公のアナログ世代では全く違うものでそれらもそれぞれ細分化された個々にはとても狭い世界に暮らしながらその中で喜怒哀楽があり暮らしているということを感じさせられた。

これらの感想はストーリーが進んでいくとさらに明白になる。姪っ子を引き取りに来た主人公の妹は高級車に乗るセレブのようで主人公との住む世界の違いを具体的に表している。

しかし、この映画ではその理由などについては触れずにどんどん次のシーンに展開していってしまうのでありますね。

 

色々小さな事件がありながらクライマックスに起こるのは、休日にいつものように本を買ってクラブのママの所に行って主人公は開店前の店内でママと男が抱擁しているのを見てしまい慌ててその場を去り、やけ酒まがいのハイボール缶3本とピースを買って隅田川の河原でヤケ飲みヤケタバコを吸ってむせている所に男から声をかけられる。

この男こそママの別れた元夫ですでに再婚済みなのだがガンの宣告を受けて急に前婦のママの所を訪れたことを主人公に告げる。

そしてママの事をよろしくお願いします、とまで言われた主人公は「いや、そんなんじゃないですから」と言いながらもまんざらでは無いようで、シーンはそのままラストシーンの仕事に向かう運転する主人公の笑顔のバックでニーナ・シモンのフィーリング・グッドという曲が延々と流れて終わって行くのだが、ストーリーが全て終わった後に本編でも折々に登場する大きな楠の緑の木漏れ日を背景に日本語の木漏れ日についての解説がテロップで流れる。

唐突に現れたので僕はちゃんと理解できなかったのだが、木漏れ日のキラキラは常に変化し同じ光は二つと無い、というような事を言っていたようだ。

 

映画を観終わってしばらくの間僕はこの映画のことをよく理解できないでいた。狭い画角、古い音楽も僕の世代の一つ前のものだったので知っている曲が少なくピンとこなかった。それぞれのシーンに結末がない。田中泯さん演じる踊るホームレスは何者なのか?(田中泯さんの踊りが好きな僕にとっては、この役が田中泯さんそのものに見えてしまいホームレスだと気づいたのは映画の終わる頃だった)、主人公が寝ている間に必ず現れるイメージ映像の意味など映画全体の構成を頭の中で整理できなかったのだ。

家への帰り道はずっとこの映画のことを考えていたのだが、帰宅してしばらくしてようやくなんとなく自分なりに頭の中で整理が進んだら映画のテーマらしきものが見えてきた。

 

それは人の生活、人生、住む世界は皆それぞれ異なり同じものは二つと無いということ。人だけでなくこの世の全てに同じもの、同じ瞬間は二つと無いこと。そしてそれぞれがとても多様で個性がありそれぞれがとても大切だということなのではないかと思えてきたのでありますね。

画角を狭くしたのも、ある時代の音楽にこだわったのも狭い自分の世界をきわ立たせるための演出だったのでしょう。

さらに、僕の日常だってそれなりに規則的で個性的なパーフェクトデイズじゃあないか、と思えてくるととても前向きな気持ちにさせられたのでありました。

 

ご覧になった皆さんの感想もお聞きしたいのでコメントどしどしくださいね。

 

余計な話だけれど、実は一つだけ引っかかったカットが有って、ストーリ序盤の公園での午前中のシーンで主人公がアップに移された時に背景の公園の時計が4時を指していたところに目が行っちゃって、ず〜っとそのことが気になっちゃっていたんですが、ただのミスショットだったようで、こういうところを見ちゃうからダメなんだよなあ、と自分に言い聞かせたのでありました。

 

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2024年3月 5日 (火)

一年ぶりのシーバス釣り@長崎丸

一年ぶりに本牧の長崎丸さんにシーバスを釣りに出かけてきました。

当日はお天気も良く気温も暖かめだったのでバイクでツーリング気分で長崎屋さんへ。

 

お店で一年ぶりに親父さんに会って、去年の釣行でたくさん釣りすぎて右手首が腱鞘炎になってしまった話などする。

お店から少し離れた本牧港まではたまたま一緒にいたグループが道が不安というのでバイクで先導してなんだか箱根駅伝の白媒体になった気分。

僕のバイクも白だし。

 

港に着いたら思いの外乗船者が多くて胴の間以外はほとんど埋まってた。

どのみち胴の間で釣りするはずだったのでそこに釣り座をとって出船までの間色々準備する。

 

とにかく一年ぶりなのでなんとなく勝手を忘れていて自分でも怪しい。

前日に長崎屋さんのホームページを見てヒットカラーをチェックしてその色を選んでおいた。

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8時前に出船。

久しぶりに見る本牧沖からの横浜の景色が懐かしい。
快晴の空が海に映っていい風景でありました。なんだか釣れる予感。
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しばらく行くといつもは煙突から煙を黙々あげて大きな音を立てていたプラントが静かに佇んでいた。
確かここはニュースでもやていた製鉄所の高炉で、脱酸素への取り組みの一環として廃止されたとか。
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煙もくもくの頃は、ありゃあひどい煙だなあ、なんて思って見ていたけれど、こうして静かになってしまうと何と無くさみしく感じるから不思議なものである。

こうして海側から工業地帯を見るというのも釣りでもしない限り見られないので、世の中を見る視点としてはとてもいい経験をしているなともおもった。

 

移り行く時代を感じながら最初のポイントへ船は進む。

 

最初は鶴見のバースに行くがここはイマイチだったのですぐに移動する。

 

するとそのお気に鳥山ができていてシーバスの反応も良いというのでそこで始めたらすぐにヒット。

ジグはアンチョビットシャープの赤キン。

 

ここから5匹くらいほぼ入れ食いでキャッチしたので今日は30くらいは釣れるかな、と思った途端に当たりが遠のく。

鳥山周りを小移動しながらやって10匹くらい釣れた。

周りの人はもっと手際よくかけている感じ。

 

鳥山周りから風の塔に移動するも反応がないようなので釣りはせずにそのまま木更津おきのタンカー周りに移動します。

 

ここでは初めて見たもののアタリが出ないのでルアーのカラーを変えて見たらすぐに来た。

これはいけるぞ、と思ったらその後が続かない。

ここから色々カラーやジグのタイプを取っ替え引っ替えやっているうちに時間は刻々と過ぎてしまった。

 

ようやく当たったアンセスターのピンク系のジグでプチ入れ食いになり6〜7匹追加したので、このままいけば30いけるか!と思った途端アタラなくなる。

そこから先のタンカー周りでの釣りは当たりルアー探しで色々やってるうちに周りは順調に釣り上げていて焦ってしまう。

 

色を真似して釣ってみるもポツリポツリと来るのではあるが急にバラシが大きなってしまい数が伸びない。

 

いつの間にか昼もすぎる時間になると今度は疲れた手がつってしまったりして戦意も落ちてしまった。

 

結局思い通りに当たりルアーを対応することができず19匹で終了。

 

この日のトップは31匹。平均して20以上釣れていたのでちょっぴり敗北感を感じて帰ってきたのでありました。

色々反省点はあるので今シーズンはもう一度くらい行ってみようかな。

 

釣りに必死で釣りの写真が一枚もない。次はもう少しココロに余裕を持って行こう。

 

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2024年3月 2日 (土)

爆風の伊勢でビンチョウマグロ釣り@小海途丸

1月のモルディブ釣行以来1ヶ月以上釣りに行っていない。

こんなに釣りに行かない期間が長いのはこの十年間なかったことではないかとお思うのだけれど、ほかに新しい興味が湧いてしまったこともあり釣りに行きたい気分にならなくてスルッと1ヶ月が過ぎてしまったのでありました。

二月の末になってようやく以前から予定していた伊勢のビンチョウマグロ釣りに行くことになり久しぶりにジギングタックルを用意して出かけることになりました。

 

伊勢のビンチョウマグロ釣りは昨年10月の末にも出かけていますが、その時は潮と風が悪く一日やってアタリもなしという悲しい結果でした。

しかもその時は釣りの前夜に横浜を出て車を走らせロクに寝ずに出船したものだから眠くて釣りにならなかった。それでもやりましたけれどね。

その反省をふまえ、今回の行程は釣りの前日に伊勢に移動して一泊してしっかり寝てから翌日に釣りをして帰るという行程に変更したのでありました。

 

ところが出発の日の朝、横浜のルアーショップ 、エブアンドフロー さんの駐車場に集合した時は爆風が吹き荒れていてまるで台風のよう。

集まった一同も口々に「本当に釣りできるんですか?」と行っていたが翌日は現地の風が落ちて釣りになるという船長の話だったので出かけて行ったのであります。

 

綾瀬スマートインターから東名高速→新東名→新名阪道→伊勢道と高速を走り抜けて行くのですが北からの爆風は西に移動する我らの車には横風となって激しく車にあたるのでハンドルを握る手の力を緩めることができないほどで、明日の釣りは大丈夫?という不安は増して行くばかりなのでありました。

片道450キロあまりをおよそ7時間半かけて走ってその日の宿泊先の志摩のビジネスホテルに到着した時も爆風は吹き荒れており、ここまで来てしまってもまだ釣り師一同は本当に船出るのかなあ、と口々に言葉を発するものの、ここまで来てしまったらもう運命に身を委ねるしかないのであります。

ホテルの近くの居酒屋で酒を飲んで気分を紛らわし早めに寝ます。

翌朝の出船時間も1時間遅らせますと連絡が入った。

 

釣り当日、朝4時半に目が覚めて5時前に出発。

コンビニで食事や飲み物を買って英虞湾の小海途丸に向かう間も昨夜と変わらぬ爆風が吹いている。

5時半前に港に着くと今回も同行してくださった名古屋のルアービルダーのTさんが既に来ていて、車から出て来て挨拶するも本当に今日出られるんですかね?という話にすぐになる。

 

やがて港に船が来て釣り具を積み込むも、船長からは風が思ったより落ちないのでしばらく様子を見ましょう、ということになり夜明け前の寒さに耐えるためにお湯を沸かしてエノカフェを開店し、暖かいコーヒーを飲んで気分転換をしたのでありました。

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8時頃になって少し風が落ち始めたように見えたので出船。

ところがお気に向かうとやはり波は高く危ないので風裏のポイントに入って根魚釣りをしながら風が治るのを待つことになったのでありました。

 

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水深約100メートルくらいのポイントで根魚釣りを始めたら最初の一投のふたしゃくり目で早くもヒット。

 

小さい魚だなあ、と思いながらも魚の感触を楽しみながらあげて来たらレンコダイだった。

 

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こりゃあ入れ食いかな?と思ったもののそのあとはあたりが続かず、ポツリポツリとカサゴやボッコなどが上がり感じの釣りになりました。

本命はマハタだったのですがなかなか本命ちゃんは来ない。

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同行のホリさんにそれらしいあたりが一度会ったものの乗らなかった。

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そのあと引率のY店長にでかいアタリがあり竿がぐいぐいと引き込まれるファイトを繰り広げ、マハタか!?と思われたものの上がって来たのはサメちゃんでありました。

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午前11時頃になってようやく風も波も落ちて来たので沖に向かい本命のビンチョウマグロを狙うことになりました。

沖に出たら海水温も高く潮もよくベイトの反応もバッチリ写っているようで期待をする。

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水深60〜100メートルくらいの中層がポイントで船はドテラで流します。

 

今回僕が用意したタックルは3セット。

ベイトタックル二本にスピニングタックル一本。

糸は3号、4号がベイトタックルでスピニングは5号。

メインはベイトの3号タックルを使いました。

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細いラインを使うのは潮になるべく流されないためでマグロの中では比較的小型の多いビンチョウマグロならこの太さでもなんとか取れるという判断ですがうっかりでかいキハダマグロなんかがかかった時にはアウトですねぇ。

 

ジグは同行のTさんの製作するツキジグの330グラム。こいつをタナまで落としてしゃくってきます。

 

船長のアナウンスでは潮はいいので魚が通ればチャンス、と言うのですがなかなかマグロの群れが現れない。

しばらくやっていると船長から90メートルくらいに反応があると言うので気合いが入るもののなかなかアタラないのでありますねえ。

その後も何度か魚影が魚探に映ってチャンスはあったもののアタリには誰も巡り会えず。

風も波も次第におさまり凪いできたもののアタリはなかなか出ず苦戦をしいられます。

 

次第に疲れと寝不足で眠くなり一人、二人と釣りをやめて休み始め気づいたら僕とY店長しかいなくなっていた。

 

そのうちに僕にコツッというアタリらしき感触があり、それを口にしたら休んでいた一同が戻ってきて釣りを始めたもののそこからはまたアタリ無く。

 

船長が出たのが遅かった分粘って時間を延長してくださったもののとうとうアタリはなく終了となり本命マグロの姿は見ることなく終わりました。

 

港へ戻る間は船のキャビンで爆睡してあっと言う間に港に着いていた。

朝から沖に出られたらもう少しチャンスはあったのかなあ、と思うものの自然には勝てない。安全第一で無事に釣りができたことでよしとしましょう。

 

午後5時過ぎに港を出て一路横浜へ。きた道を7時間半かけて帰ってきて夜中に解散となりました。

 

同行の皆さんお疲れ様でした。無事に帰れたのでよしとしましょう。ガッカリ(笑)

 

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2024年2月 6日 (火)

モルディブGT遠征でいろいろ考えた@その他諸々編

モルディブGT遠征で体験した事、気づいたことなどを諸々ダラダラ書いておりますが、今回は釣り以外の話もして見ます。

 

南国への旅なのでまずは日焼け対策と服装からかな。

モルディブはとにかく陽光が強く暑かった。

日焼け対策は必須ですね。

日焼け止めを塗っていてもかなり日焼けするほど強い陽射しでした。

日中は何度か日焼け止めを塗り直した方がいいと思いました。

 

シャワーを浴びた後に日焼けした部分に塗る保湿クリームなどもあるといいですね。

 

服装は日焼けをしに行った僕でさえ今回は強力な日焼け止めを持参して全身に塗りたくって焼いたのですが、焼きたくない人は長袖長ズボン、もちろん軽く風通しの良いものやドライ素材のものがいいです。

それに帽子と顔を守るフェイスマスクは必須です。もちろんサングラスも。

履物はとにかく滑らないものを選ぶといいです。

僕はいつもクロックスで釣りをしますがクロックスの中でも耐摩耗性の高い滑らないタイプを選んでいます。

 

良い服装例と悪い服装例は以下の通り。(笑)

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今回僕は半袖Tシャツに短パンというスタイルでしたが、日中はものすごく暑く汗も沢山かくのでシャツは綿よりもドライ素材の方が快適でした。

短パンもドライ素材を履きました。GTを膝に乗せて写真を撮るとそのあとのぬめりを取ったりするのに海水で洗うので速乾性の素材の方が快適かと思われます。

 

グローブも複数持って行った方がいいですね。魚を釣って手に持つと後でぬめりのついたグローブを洗うことになるので乾くまでのキャストが不安だからという事と複数枚のグローブを取り替えて使った方が長持ちすること、それから日替わりで色の違う手袋をしていると後で写真を見たときにいつ釣った魚なのかがわかりやすいことも挙げられます。

 

次は飲み物です。

日本にいると当たり前のウーロン茶やスポーツドリンクは海外ではほぼないと思った方がいいでしょう。

今回はボートで水とコーラ、スプライトをふんだんに用意してくれたので僕はコーラを飲みまくりましたが、やはり塩分補給にはスポーツドリンクが欲しくなりましたね。

 

次回は粉末のスポーツドリンク持参で行こうと思いました。塩飴も持って行った方がいいです。

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酒はイスラム教の国なので一切ご法度でした。

普段飲み過ぎなので酒を抜くいい機会だと思って臨みましたが以外とお酒はなければなんとかなりました。往復の飛行機の中は飲み放題だった事もありませけれどね。(笑)

 

それでも同行者がノンアルのビールと缶チュウハイを持ってきていて、一本缶チュウハイのノンアルをいただいて飲みましたが美味かった!

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飲み物の次は食べ物です。

僕自身は海外での食べ物にはほぼ対応できる自信があるのですが、そうでない方も沢山いらっしゃるのが事実です。

日本食しか食べられない人はお湯を注げば食べられる食品やスープを持って行くしかないでしょう。

この時に気をつけたいのは電子レンジは海外ではないところが多いということですね。

レンチン食品は便利で豊富ですが肝心の電子レンジがないとどうにもなりませんのであまり期待しない方がいいです。

 

多少味付けをごまかせば食べられるという方ならお茶漬け、ふりかけ、醤油、海苔などもいいのかな。

とにかく食べないことには力も出ませんし船酔いもしやすくなるのでそれなりの方はそれなりの準備をすることをお勧めします。

 

ちなみにモルディブの食事はハーブやスパイスの効いたチャーハンやカレーがメインで生野菜は少なく、きゅうり、玉ねぎ、人参、白菜くらいでした。レタスはなくサラダに白菜が使われていたのはちょっとびっくりでした。もちろんサラダドレッシングなどはありませんでしたので美味しい塩を持って行くのもいいかも。

 

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余談ですが船の上でスイカが出たときに塩が欲しくて船長に塩ない?って聞いたら、クルーのアホちゃんが塩水つけりゃいいじゃん、てやってみたら美味しかった。

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いろいろ書きましたけれど、荷物が増えるばかりなので身軽に行きたい人は日頃からタイ料理、ベトナム料理、池袋北口あたりのガチ中華などを食べて香辛料やナンプラー、コリアンダーなどに慣れておくのが一番手っ取り早いです。

 

そのほか色々ありましたので徒然と書きますが、今回滞在したゲストハウスには石鹸、シャンプー、歯ブラシなどのアメニティは一切ないと知らされていたので持参しました。この辺も事前に確認しておくといいですね。

 

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シャワーはお湯が出ましたがなぜかこの宿はシャワーのスイッチがやたらと高いところについていて手を伸ばさないと押せない。機械が濡れると壊れちゃうからなのかな。
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トイレは水洗はもちろん分離式ウォシュレットも付いていて快適でした。
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この方式のウォシュレットはカンボジアあたりでも普通に使われているらしいので東南アジア方面ではこのタイプが基本のようです。

 

 

エノカフェもやりたくて焙煎したコーヒー豆とミル、ドリッパー、ペーパーを持って行きお湯とカップさえあればできる体制でいきましたが、まとめてコーヒーを淹れるのにいい容器がなかったり時間的な問題もあって一度も現地でコーヒーを淹れることはしませんでした。

さみしいのでコーヒー豆をぽりぽり食べましたが以外とこれが美味しくて再発見。

ちなみにネスカフェは頼めばいくらでも飲めましたのでこだわらない方は問題ないです。

紅茶はインドの近いモルディブでは美味しいものがあったので問題ありませんでしたよ。

 

その他嗜好品としては今回はメンバーに喫煙者がいませんでしたので詳しくはわからないのですが、キャプテンたちは吸っていました。電子タバコも吸っていましたが日本のものとは違うもののように見えました。船のキャビンは禁煙でした。

 

渡航手続きについてですが、モルディブに入国する際は二日前から入国までの間にIMGAというデジタル登録が必要でした。

パスポート番号、渡航目的、便名、名前、住所、顔写真などを登録する二次元バコードが発行されるので、これをスマホに入れて持ってき入管時に見せるらしいのですが、実際にはパスポートを渡すとそれをスキャンして登録内容が全部表示されるので入管がとてもスムーズになっていました。

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パスポートは有効期限が半年以上なのは他の国と変わりません。ビザも必要ありませんでした。

 

後、面倒なのはチップですね。

今回のモルディブは米ドルを使いましたが、チップは必要です。

実際僕らは引率の店長が全員分をまとめて渡していたので、どのタイミングでいくら渡したのかはわかりませんが、ドル紙幣に監禁するときには細かいものが必要でしょう。

 

そのほかの買い物は、今回現地では全くしなかったので良くわかりません。

 

空港内ではカード、Apple Payが使えたので僕はスマホ決済で全て事足りました。

空港内はどこの国もそうですがだいたいなんでも高くてペットボトルの水一本が2ドルくらい、換算すると300円ですから高〜い!

街場ではもっと安いと思いますが。

 

そういえば久しぶりの海外渡航で事前にドルに両替しようとしたら以前は地元の銀行の窓口でやってくれたのがいまはほぼどこの銀行も街場の支店レベルではやっていませんでした。

横浜駅周辺の銀行や大黒屋などのチケットショップで監禁できるようだったのですが、時間と交通費をかけるのも面倒なので空港の両替を利用しました。レートは為替相場が1ドル=147円くらいの日で手数料を入れると150円近いレートでした。

 

体調管理ですが、僕がいつも心がけているのは食事と睡眠、適度な運動です。

今回のモルディブは日本との時差が−4時間でしたので、現地の午後7時が日本時間の午後11時ということになり普段は早寝で午後8時くらいに寝てしまう僕の体のリズムが4時間に慣れるのに二日かかりましたが、二晩目で9時間くらい寝たらスッキリして時差ボケもなくなりましたよ。

食事はどれも美味しく感じたので食べ過ぎ!っていうくらい食べたおかげで帰ってきたら体重が4キロ近く増えていました。(笑)

 

疲れた体に効くアミノサプリを今回は持って行きませんでしたがあればいいかもですね。

なぜか疲れは溜まらず帰国後は行く前より体調がよかったくらいです。暖かいところで運動したので体がほぐれたのかも。ああ、そう言えば毎朝起きてからストレッチを十分にやりましたね。これが良かったのかも。

薬に関していえば、船酔いする方はアネロンは必須ですね。整腸剤、胃薬、頭痛薬、風邪薬はいつも必ず持って行くことにしています。

 

そんなところかなあ。

とにかく久しぶりの海外旅行だった割にはすごく体調も良かったしトラブルもなかったし、モルディブという観光立国の全体的なホスピタリティの高さがそうさせてくれたのかもしれません。

 

いずれにしても日本の常識は世界の非常識だと思ってかかるのが一番いいです。

日本ほどどこの国の食べ物もある国なんて他には存在しないし、日常生活も清潔すぎ、便利すぎなのが当たり前のように慣れてしまっているところが大きな落とし穴ですね。

もっと僻地への釣行となれば話は全く異なりますのであまり参考にしないでくださいね。

 

ダラダラと書きましたが最後まで読んでいただき有難うございました。

 

 

 

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2024年2月 5日 (月)

モルディブGT遠征でいろいろ考えた@タックル編

9年ぶり、二度目の海外遠征では国内遠征とは違った釣りの経験が沢山出来たので今後の遠征への忘備録ついでに経験や気づいたことなどを書き留めておこうと思います。

素人が書くとりとめのない文章になると思いますが南の島に海外遠征を企画している皆さんの参考になればとも思います。

 

まずは釣りの話なのでタックルについて、まずはロッドから。

飛行機で預かってくれるロッドケースが2mまででしたのでまずはこの長さをクリアするものが必須ですね。

今回持って行ったのはGT用キャスティングロッドを4本にショアでの小物釣り用にスピニングのバスロッド一本でした。

GTロッドは船に持ち込める数はマックス3本と分かっていたので初めは3本にしようと思っていたのですが、なかなか3本に絞り込めずに迷っていたところ、万が一のトラブルに備えてもう一本持って行ったらいかがですか、というエブフロ 店長か声をかけてくださったので、お言葉に甘んじてもう一本追加し4本にしました。

Img_4826_20240205051101

竿の型番は以下の通り

・TRUTH JAPAN    WHITE INSITE  828

・RIPPLE FHISHER  ULTIMO83

・CARPENTAR   PJ80/36

・TRUTH JAMAN   Ocian Sprinter 711

 

結果的には四本持っていったことが大正解でした。

二日目の釣行でウルティモ83のガイドのリングが一つ外れてしまうというトラブルがあったからです。

真冬の日本から飛行機で一気に真夏の国に竿を運ぶと飛行機の貨物室で冷やされたところから一気に30度以上に竿が温められるので、微妙に素材が伸縮・膨張をするようでこのようなトラブルが発生すると考えられます。

この他にもガイド割れも起こるようで店長の竿が一本このトラブルに遭っていました。

Img_5623_20240205051101

バス竿はモルディブのショアキャスティングには弱すぎたようで、同行者がいいサイズのカスミアジを上げたり、翌日はさらに大きいサイズの魚に切られたりしていたのでもう少しヘビーなタックル、シーバスロッドくらいは最低必要かな。

シイラロッドの柔らかめのでもいいくらいに感じました。ルアーもそれに合わせてもう少し大きなモノですね。

 

 

リールは機内手荷物で持ち込み糸の伸縮膨張を避けましたので特にトラブルはありませんでした。

が、問題は糸でした。

今回PEラインは白のラインを使ったのですが、モルジブの海にはダツがとても多くて、これが白い糸をエサだと思い糸をめがけて食ってくるんですね。

これがかなり頻繁に、ポイントによっては毎キャストごとにダツが跳ねるような状況で、ラインのチェックを頻繁にせねばならないのですが、リーダーは指で触ればわかるもののPEラインの方は見ただけでは分からないこともありますし、ダツがラインのかなり手前側に食ったりもするのです。

このダツに明らかにやられたというのが分かればラインを切ってシステムの組み直しとなりますが、分からずにキャストしていると小さいGTがかかった時には糸は切れずに上がるのですが、大きいのがかかった時に切られてしまうんですね。

これで今回僕は大きいのを2匹かけましたけれど2匹ともラインブレイクで取れず。

初めは糸が古かったかな?とも思いましたがキャプテンが切れた糸の切り口を見てダツだ!と明言していました。

 

Img_5838

 

ダツの白いPEラインへの攻撃は9年前にコモド島に行った時にも同じような経験しています。

一方でグレーのPEラインを使っていた同行者にはこのようなことがほとんど無かったので、白い糸は澄んだ海では魚からは丸見えなんだ、と感じました。

次回行く事があれば多少値段が張ってもグレーのラインにしようと思います。

 

リーダーは今回はいつも使っているプロセレの名のダックスリーダー230LBを使いました。

これに関してはトラブルはなく、サメに噛まれたりはの鋭い魚がルアーにアタックした時に傷がついた程度で、今回は比較的水深があった事もあり根ズレで切られることもありませんでした。

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リーダとルアーの結束は僕はスリーブを使って、リーダー→スリーブ→スイベル→スプリットリング→ルアー

の順で繋いでいるのですが、今回使ったスイベルの軸が細かったため、キャストを繰り返しているとスプリットリングの隙間にスイベルが入り込んでしまい、キャストの勢いでルアーが外れて飛んでいくという事が二度ありました。

 

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一度めにルアーが外れた時はキャプテンが回収してくださったので事なきを得てその後こまめにリングをチャックしていたにも関わらず、最終日にまた外れてルアーを一つ失ってしまいました。スイベルを使う時には軸の太いものとスプリットリングも締りの強いものを次からは選びます。

 

これも原因としては気温と太陽からの熱が半端なく暑い南の国だったので金属が膨張して柔らかくなってしまったことが原因としてあるのではないかと思います。

普段の沖縄方面では経験がないことからこう考えました。

 

次はルアーについてです。

正直申し上げて釣行前、僕はGTが沢山いるならどんなルアーでも食うだろう、とタカをくくって普段沖縄には持って行かないような古い方のルアーを適当に選んで一箱持って言ったんですね。

ところが今回のモルディブはものすごくGTの量が豊富でバイトは物凄くあるのですがルアーに対しては非常にセレクティブで色や動きの微妙な違いで反応が全く変わりました。

時間によっても派手目のものがいい時間帯と比較的地味なものがいい時間谷分かれたりという事がありました。

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ルアーサイズはあまり大きなものには反応がイマイチでしたがかと言って小さいものを使うとGTの活性が良い時は小さいGTが先に食ってきてしまったように思えます。

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これらは時によって傾向が変わると思いますので絶対ということはないのですが、経験として言えることはそれなりのバリエーションのルアーをそれなりに持っていく事が大事だなと思います。古い新しいは関係ないのですが、もう少し慎重なルアー選びが必要だったとの反省をしました。

目の前で入れ食っているのを指を加えて見ているのは辛いものです。(笑)

 

ルアーの次はフックです。

せっかく大金かけて海外まで行ってかけたGTをバラしたくないので、今回は針は全て新しいものを用意しました。

メインはシングルフックとツインフックでしたが結果的に僕にはツインフックが一番掛かりが良かったですね。


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トレブルフックも掛かりは良いのですがサメがけっこういるのでサメがかかってしまった時には外すのが大変でキャプテンも苦労していました。

ただフックとルアーのバランスによってはトレブルフックも大切で店長はその辺をうまく使い分けて、一つのルアーにツインとトレブルを併用して魚をかけていました。

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タックルについてはこのくらいかな。

なんだかお金がかかる話ばかりになってしまったけれど、せっかく大金をかけて行く海外遠征ですから少ないチャンスをモノにするにはこういう事が必要だなとしみじみ思ったのでありました。

 

素人の僕が書いている事なので他にも色々あるんでしょうけれど悪しからず。

 

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