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eno cafe専用カップを購入した

遊漁船上での自家焙煎コーヒーの挽きたて淹れたてコーヒーサービスを展開するエノカフェでありますが、今年になってマイカップ制導入という新たな試みをしてみた。

すると、いち早くマイカップを導入した怪魚ハンター氏のチタン製マグカップがカッコよかった話までは以前本ブログでも書いたと思うのだけれど、そのカップがあまりにいいので自分も欲しくなってカタログを見たところ、名前入れサービスがあったり、焼き付けチタンのコバルト色のものがあったりと魅力満載でどれを自分のカップにしようか悩んでいた。

コバルト色のカップは価格的にいい値段はあるが、その色と気品がこの上ない。カップ一個にそこまでお金かけるか?とさんざん悩んだのでありますが、その間ジギング王が怪魚ハンター氏と同じカップに名前を入れたものを発注したと聞き決意したのであります。

エノカフェ主催者としてはやはりここで思い切っていいものを買って見せびらかさないと!と。

清水の舞台から飛び降りたつもりでネットショップのボタンを震える指でポチって買ってしまった。名前も入れてしまった。

それがこれです。↓

 

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写真ではテーブルクロスの模様が写ってしまってまだらになってしまっているけれども、本物は滑らかなコバルト色の光るカップなのであります。

取ってにはカップのブランド名マーベリックの文字が刻まれてカッコいい。

 

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さらに、カップの底にはレーシング用マフラーの会社が製作しているため、シャレで公道使用禁止の文字が刻まれている。

なんと美しくも楽しいカップであろうか!

 

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ところが、うっかり手に取ったら指紋がついてしまって拭き取るのに苦労した。

なんだか水洗いするのも怖くて、このカップを使ってコーヒーを飲むこと自体ためらわれるほどの美しさ!

本当に飾っておきたくなる程の輝きで使うのが勿体無い。

 

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これは見せるだけにして、使うカップは別に買おうかしら、などとアホなことまで考え出す始末。

しかし、今月6日からこのカップを下ろす遠征がやってくる。

エノカフェ発祥の地、いや船である、唐津のサンライズ新海号での遠征なので、エノカフェカップのお披露目には最高の舞台なのであります。

3日後に迫るデビューに備えて一度家でも使ってみよう。

次回のエノカフェが楽しみだ!みなさんもお楽しみに。

 

あ、それから遠征に参加の皆さん!もしこの記事を読んでいらしたらマイカップのご持参をよろしくお願い申し上げます。

2019年12月 1日 (日)

黄葉を見に諏訪まで一泊ツーリング

11月の半ば、お天気予報とにらめっこしながら黄葉を見にツーリングに出た。今年の秋は、秋らしい秋晴れの日が少なく雨が多かった。

なんとか二日間晴れマークのついた日を選んで横浜の自宅を出発し東名高速横浜町田インターを目指す。

今回は道路公団でやっているバイク乗り向けのノリ放題パックのような料金プランがあったので利用してみた。二日間東名横浜町田から圏央道、中央道、中部横断道?あたりを何度でも乗ったり降りたりできて二日間で4000円ポッキリ、というものだ。普段諏訪まで走ると確か3000円くらいしたと思うので割安なのは間違いなかった。

曇り空の中、東名横浜町田から乗り下り線を圏央道に向かって走ると朝の渋滞があった。大和トンネルまでの大した渋滞ではなかったがポツリポツリと雨が落ちてきた。圏央道に入る頃には雨は上がり大したことがなくほっとする。

圏央道はスムーズに流れ八王子ジャンクションから中央道に入る。パーキングでこまめに休憩をとりながら甲府盆地に入る。ここで降りて昇仙峡あたりの紅葉を見てもいいかな?と思ったがまだ早そうな感じだったのでやめて諏訪に向かう。

甲府盆地を抜けたところで双葉ジャンクションに差し掛かる。標識に「南アルプス」という文字が書かれていたのに惹かれてまだ走ったことのない中部横断道に入って見た。山麓の紅葉が楽しめそうな気がしたのだが、走っていくと釜無川の台風19号による氾濫後らしき河原の風景などなど殺伐とした風景だったので白根で降りて、道の駅白根でお昼を食べようとしたのだが、高速にまであった道の駅白根の看板が、高速を降りた途端になくなり行く先を見失う。行ったり来たりしながらも見つからなかったので再び白根インターから乗り八ヶ岳を目指す。

お腹が空いたので途中八ヶ岳SAでラーメンを食べて腹を満たす。駐車場の周りの紅葉が美しいが雲が多く太陽がなかなか出ない。

再び走り小淵沢で高速を降りて、ここから八ヶ岳山麓を原村、茅野に向かい走ることにした。

狙いは的中で山麓の紅葉は美しく、カラマツの黄色、カエデの赤など鮮やかな紅葉の中をバイクで走ると生きていて良かったと思うほど気分は高揚する。

途中あまりにも美しいカエデの木が一本あったので通り過ぎたのを引き返してバイクを停めて写真を撮った。

平日なので走ってくる車もなく安全に写真が撮れる。

 

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再びバイクにまたがり色とりどりの紅葉の中を茅野まで走る。

林を抜けて山肌の遠望が効く場所に入ると、山肌が黄金色に紅葉しているのも美しかった。

時間はまだ午後の2時頃だったので休憩を兼ねて、以前から行きたかった尖石考古館という縄文遺跡の博物館に行った。

ここには「縄文の女神」「仮面のビーナス」と呼ばれる二つの国宝土偶が展示されていて一度見て見たかったのだ。

見てみると、なるほど国宝と言えるだけの大きさ迫力がある見事な土偶だった。

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他にも多くの土器や石器が展示されており見応えがある。

釣り師の僕は釣り針を探して見たが、内陸部のこの辺りでは魚釣りは行われなかったようで、釣り針の展示はなかった。

以前、三陸は大船渡の歴史観に行った時にはたくさんの釣り針に、仕掛けに使ったと思われる石の錘なども展示されていたので、縄文時代といえども地域により随分と生活は違っていたようだ。

小一時間展示を見て、頭が縄文化したところで外に出ると、再び秋の紅葉に身が包まれる。いつの間にか空は晴れて青空になっていた。

美しいので何箇所か場所を選んで紅葉とバイクの写真を撮った。

 

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そうこうしているうちに秋の夕暮れが足早に迫ってきたので宿泊地の上諏訪に向かう。

友人のやっている民泊に泊まる予定だがその前に諏訪湖を一望できる立石公園というところに行って見た。つい9月にも旧友たちと訪れた場所だ。

ついた時には陽が落ち切って残照の湖が金色に鈍く輝いていたのでこれも写真にとる。

 

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頭の上でビュ〜〜ん!という音がするので見上げたら、誰かがドローンを飛ばしていた。夕暮れの諏訪湖を撮影に来たのだろう。それを見たら急に自分もドローンが欲しくなった。バイクにもたれかかる自分からカメラが上空に引いていくと背景に諏訪湖とそれを囲む山々、夕焼けが見える映像なっていうのを頭の中で描いたのだ。

 

諏訪湖の残照を楽しんだ後は宿に入り、友人と二ヶ月ぶりの再会。夜遅くまで飲み歩き語り合う。

 

翌日は6時に目覚め朝食にコーヒー。持参したコーヒー豆と道具一式で一人エノカフェを開店する。

宿のテラスから一望できる諏訪湖の風景は雲が多くイマイチなで腹を満たし二度寝して8時に起きた。

 

諏訪湖を眺めたら西の空に虹が出ている。

 

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起きて来た友人に「今日はいいことあるぞ!」と確信的にいい宿を出た。

この日は友人に勧められた考古館に向かう。途中雨がぱらつきながらも雲の切れ目から日が差すという天気の中バイクを走らせる。

山肌の日が当たった部分だけが黄金色に輝き周囲とのコントラストが不思議な雰囲気をかもし出していた。

考古館では石器や土器、土偶を見た。

 

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昨日の考古館とは違い当時の人々の暮らしぶりを想起させてくれるような展示内容に感心した。

駐車場のドウダンツツジが燃えるように赤くその向こうに遠く富士山が見える。

富士見、というこの地名がとても分かり易かった。

考古館を出た僕は小淵沢インターに向かい途中、ジンギスカンの看板のある店でラーメンを食べた。

昨日の昼もラーメンだった。ツーリングに出るとラーメン率が上がる。

その後小淵沢インターから中央道に乗り、八王子ジャンクションから圏央道、そして海老名ジャンクションから東名高速へと走り横浜町田インターで降りて自宅へ無事に帰った。

たったの二日間だけれど紅葉を満喫しバイクでも気持ちよく走れ、旧友とも語り合えた充実した時を過ごせた。

 

2019年11月26日 (火)

岩見淳三&伊勢秀一郎DUO@ブラックサン 新宿

晩秋の土曜の昼、冷たい雨に打たれて新宿の歌舞伎町に向かった。歌舞伎町にある「ブラックサン」というライブハウスでギターの岩見淳三とトランペットの伊勢秀一郎のデュオを聞くために出かけたのだった。

この二人の演奏を初めて聴いたのは岩見のジャズ&ボッサⅡ というCDアルバムだったが、そのCDの発売記念ライブで生の二人を聴いた。

この時の様子は本ブログにも書き連ねたので詳しくはそちらを参考にされたい。

その時の演奏はドラムとベースの入ったクァルテットでの演奏だったが今回はギターとトランペットのデュオ、一対一の勝負である。

狭いエレベーターで4階に上がるとブラックサンの扉があり、中に入ると暖かい空気とすでに来ていた友人の顔が僕を迎えてくれた。

 

早速ビールを注文し乾杯する。

集まった客は14〜5人か、それでテーブルとカウンターがほぼ埋まるほどの小さな店だったが、ジャズクラブとしてはミュージシャンとの接近戦を楽しめるので贅沢な空間だ。

ステージを眼の前にしたテーブル席に座った僕は、一メートル少しの先に岩見と伊勢が立っている。

演奏が始まるまでの時間、仲間たちとこれから始まる演奏にワクワクしながら演奏への期待を語り合う。

やがて時間が来て演奏が始まった。岩見の挨拶に続いてスタンダードナンバーから始まる。

この日の岩見はアコースティックギターで演奏に臨んでいた。お店の広さからすると、その生の音を楽しむにはちょうどいい広さで、ギターの細かな息遣いまで楽しめるほど細やかな音まで聞き取ることが出来た。

 

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岩見のギターから発せられる音は、ある時は繊細に、ある時は華やかにまろディーを奏で、そしてリズムを刻み、ベースを進行させる。

ある有名な指揮者の言葉だったか、うろ覚えだが、「ギターは小さなオーケストラだ」というような言葉がある。岩見のギターはまさに膝の上に乗ったオーケストラのように様々な音を奏で楽しませてくれた。

一方の伊勢トランペット。彼の吹くトランペットの音色はその人柄から来るのか、暖かく柔らかい、聴く者をふんわりと包み込むような音色だ。

二曲目は岩見のオリジナル。ここ数年、岩見はオリジナル曲を書くようになったがどれも素敵なメロディの曲が多い。この曲も柔らかなメロディに聴いていてアルファー波が脳を包むような曲といったらいいか。ここでの演奏が初演ということで貴重な演奏を聴くことが出来た。これから何百、何千回となく演奏するであろう初回を聴けるというのは嬉しいものだった。

三曲目はブルーベックの曲、さらにディズニーナンバーで「星に願いを」。この辺りですでにバーボンをロックで飲んでいた僕はいい気分に酔っ払って細かい記憶はなく、演奏の心地よさに身を委ね切っていた。

このあと古いスタンダードや岩見のオリジナルなど全6曲ほどで前半が終わり休憩。

休憩中に岩見が作曲を始めるいきさつなど話を聞いて話が弾んだ。

後半に入ると伊勢の選曲の曲が何曲か入ると演奏の雰囲気が少し変わった。

というのはモーダルな曲やショーターの「美女と野獣」(ディズニーの曲とは全く別の曲です)などいわゆるスタンダードと毛色の変わった曲を演ったのだ。

岩見の演奏はオーソドックスなスタンダードのチョイスが多いが、実は僕はこの手の新し目の曲を演奏する岩見もスリリングで好きだ。それは曲の作りの違いからスタンダードのコード進行べったりの曲でのアドリブとは違った岩見の顔が覗き出てみることができるからだ。

そして、またここでの伊勢の演奏が素晴らしかった。ある曲ではミュートをつけてトランペットを吹いたが、それはマイルスのミュートトランペットに通じるような、繊細で孤独で物悲しい音色に泣かされた。

そしてショーターの曲で見せた、伊勢の激しいトランペット。激しくも音色はどこまでも優しく聞く者の心を大きく揺さぶる素晴らしい演奏だった。

僕はすっかり感動してしまい体は熱くなり心は激しく震えた。アンコールの曲名も忘れてしまうほどだった。

全ての演奏が終わると緊張した空気は解き放たれて、店の中には和やかな暖かな空気が戻った。

ミュージシャンと写真を撮るもの、演奏の興奮を超えにするものなどいる中、僕は伊勢さんと握手していただき無理を言ってトランペットの写真を撮らせていただいた。

彼の素晴らしい音色を出すトランペットの写真をどうしても撮りたかったのだ。本来なら走者の顔を入れて撮るべきところを、無理を言ってトランペットを持つ手だけ撮らせていただいた。

 

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そのトランペットはあちこちに修理の後がある年季の入ったものだったが、それが繰り出す音と同じく暖かみのあるとても重厚で宝物のように見えた。宝物を見た僕の心は満たされた。

再開の挨拶をして店を出ると、僕は再び冷たい雨の街に包まれた。

 

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2019年10月15日 (火)

アビーロードの記念ピクチャーレコードを買っちゃった

ビートルズのラストアルバムであるアビーロードが今年で発売50周年を迎え、商魂たくましいレコード会社がリマスター、リミックスアルバムを発売し話題になっている。CDやらブルーレイのハイレゾ盤やら色々発売されているのだが僕はアナログ盤を選択した、しかもアルバムジャケットの写真がレコード盤にプリントされているピクチャーレコードというやつを選んだ。

ネットでポチって数日待つとピクチャーレコードがやってきた。早速開封してレコードプレーヤーに乗せて、というのはウソで、開封してレコード盤の写真がプリントされているのを見ただけで満足して部屋に放置してしまった。アビーロードは聞き飽きるほどきているからそのうち気が向いたときに聞こうと思ったのだ。

 

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数日後、ビールを飲みながら夕ご飯の支度をしていたら、ふとshe came through the bathroom windowのメロディを口ずさんでいたので、お!ビートルズを聞けと天の声が降ってきた、とばかりにレコードをかけてみた。

針を落とすと出てきた音に驚く。come together の出だし、リンゴ・スターの太鼓とポール・マッカートニーのベースが鮮明でドライブしながら前にグイグイ出てくるではないか!ジョンのボーカルが始まるとまるでそこで歌っているよう、というよりもスタジオのコンソールのモニターで聞いているような錯覚を起こすほど音が鮮明で各楽器の分離、粒立ちもよい。

こんなに音の良いcome together を聴くのは初めてだ!とコーフンして一気におもてから裏へと夕食の支度も放置して聴いてしまった。

B面に入りhere come the sunになるとジョージのギターのアルペジオの粒立ちまで聴こえて気持ちが良い。リンゴのスネアやタムの音がこんなに切れ味良かったとは知らなかった、と次々と驚かされる。

 

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the endが終わってからher majestyまでの無音の間が妙に長く録音されているのか不安になるほどだったがちゃんと出てきた。

そのほかにも細かいことがたくさん感動したのだけれど、面倒なのでここには書かない。しばらくはアビーロードで楽しめそうなこの秋である。

 

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2019年10月10日 (木)

走水の金アジ釣り・午後の部@広川丸 走水港

走水港の広川丸でのアジ釣り、午後の部であります。

この船では午前船は7時半出港で12時頃港着、午後船は午後1時出航の午後5時港着という感じで釣りをします。

コンビニまで歩いて昼食を買い求めた我々(H夫妻と僕)は船に戻って食事をしようとしたんですが、

上げておいたはずの仕掛けが落としてあって、それに小アジが掛かっているじゃあありませんか。午後から乗る右隣の親子がコマセを撒きながら小アジを次々に釣り上げているのを見てしまったら釣り師の血が騒いで昼飯どころではなくなる。

買ってきたサンドイッチをサッサと食べ終えてコマセを落としては小アジをかけようとするのですが、隣のH妻さんは入れ食いでアジを次々と上げているのにこちらは小アジが餌を加えているのが見えるのに針にかからない。この差はなあに?とH妻さん(なんかあまりいい響きではないが)の針を見せていただいたら、針先がチョコっと内側に曲がっていて小さな口でもかかりやすい形状になっている。この差かあ!と思ったけれど小アジには興味はなかったので、むしろアジの群れが狂喜乱舞してエアを奪い合う様の方が面白くそちらを見ていたのでありました。

 

午後の出船となり船は再びエンジン音を上げて港を出ます。午前のお客さんは半数以上帰ってしまい午後のお客さんが何組か入ってきた程度なので釣り座の間隔は広く取られており釣やすくなっていました。

 

港を出て五分ほどの港のすぐ沖の水深80メートルに到着。アンカーを降ろしたら釣りの開始です。

船長曰く、午前のポイントの潮の動きが悪いので深場にしてみたと。

 

ところが期待して釣り始めたのにアタリはなかなかでない。コマセを振ってしばらく待ち竿を上下させて餌を動かして色々な動きで誘ってみるのですがなかなかアタらない。やっと来た!と思ったら引き方が違う。なんじゃろ?と上げてみればいい型のサバがかかってきた。

この辺りのサバは美味しいのだけれど、足が速いので家に帰ったらさっさとさばかないとダメになってしまうのが嫌でH夫妻にあげてしまった。

さらに同じアタリでサバが合計連続4匹も上がる。「なんだよ、これじゃあサバ船じゃんよ!」みたいなことを大声で言ったら、船長に聞こえたのか移動することになった。

移動して向かった先は午前のポイント。

 

ここが底潮がが動いていた。アジの活性は良く初めて間も無く入れ食いになる。

はじめのうちはコマセを振って待っていれば掛かってくるというくらいの高活性で、右隣に午後から入った小学生とお父さんの親子も子供さんの持った竿にバンバンアジがかかっていた。

釣りなら今ですよう!とH夫妻にハッパをかけながら一投一匹の入れ食い。ダブルヒットなどもあり順調に数は増えるのでありますが、いかんせんかたは小さめで大アジとは言い難いサイズ。

まあそれでも釣れていれば楽しいもんです。

 

とは言いつつもこんな入れ食いがいつまでも続くはずがない。お隣の親子さんにも「こんなに釣れていても止まるときにはアタリがパタッと止まっちゃうんですよ」なあんて言っていたら本当に止まってしまった。

 

ああ、余計なことを言ってしまったと悔やんでももう遅い。仕方ないので竿をしゃくってエサをあれこれ動かしてアクションで食わせることを試みた。この時点でこの日の通算27匹くらいの釣果。


そんな時船長から「中層にサワラの反応があるよ」と言われた。でもサワラの仕掛けは持って来ていないし、泳がせの道具もないし、と思っていたところにトモで泳がせ釣りをしていた釣り師の方にヒット。

竿が大きく弓なりに曲がっている。船長がタモを持って駆けつける。上がって来たのはいいサイズのサワラだった。

思わず「いいなあ、美味しそう!」と声を上げてしまった。

 

そんなサワラを横目で見ながらも味釣りは続く。あれこれ色々やっていたらエサをスローフォール(ゆっくりエサを落とす)させたときにアタリが出るのがわかった。

竿を大きくしゃくってはスッと竿先を下げてエサをフォールさせるとククッとアタリが出てポツリ、ポツリと釣る。

あと1匹で30匹というときになって二回連続でバラしてしまい、時間も終わりの時間に迫る午後四時過ぎ。節目の30匹、どうしても釣りたい!と欲が出る。気合いを入れながら何度か仕掛けを落とし直していたらやっとアタリが出た。

このやっとこさかかった魚がなかなかいい引きをしているので、独り言で、「でかい、重い」などとブツブツ言いながら上げてきたら30センチはあるいい型のアジだった。この1匹でなんとなく目標達成の気分になり気が緩みそうになるも、残り時間も気合を入れて誘い続ける。

 

すると、コマセが落ちきってしばらく誘っていたところに、モソッというアタリがあり合わせるとグンと重い。

糸を巻き始めるとコココン、コココンと竿を叩く。午前のドチザメの経験があったので素直には信じなかったものの、重さからしてどうやらマダイらしい引き具合。「やったー!マダイだ!」と声をあげた時、コココン!と竿に感じた次の瞬間、ズルッという感覚で軽くなってしまったではないですか!

ありゃあ、バレた!と巻き上げてきたらアジ用の仕掛けに着いた針がぐんにゃり外側を向いて伸び曲がってしまっていた。

実は今まで隠していたのでありますが、この日の付けエサに僕はアオイソメを80グラムも買い込んでいたんですね。

アジ釣り名人の釣り仲間、カワマタさんがいつだかアジ釣り大会で優勝したときにも付けエサはアオイソメだったというのを聞いていて、自分もアジを釣るならアオイソメと決めていた。

アジ釣りの場合釣り宿で用意してくれる付けエサは多くはイカを食紅で赤く染めて2ミリの立方体にした「アカタン」とか「イカタン」と呼ばれるものなのですが、僕は密かに用意していたアオイソメを針にくっつけて1人いい思いをしようと企んでいたのであります。

アカタンにマダイが食いつくことはまずないのでありますが、アオイソメにはよく食ってくるのも承知の上での秘密作戦が成功しかけたのでありますが針の強度が甘かった。

このように魚釣りというのは道具、エサ、腕などすべてのバランスが一つになったときにのみウマくいくものなのでありまして、何か一つが掛けてももダメなのであります。その中でもとりわけ釣りに大事なのは何か?とプロに聞けば二つ返事で針と糸だよ、と帰ってくるほど針は大切な要素だったのですが、僕はそこをヌカッテしまった。

この1匹のバラシには大きく落胆し失望したのでありますが、まだ残り時間は少しだがある、と周囲の釣り師の皆さんがお片づけ始めているのも無視してしゃくり続けたのでありました。

 

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結果は読者の皆様の予想通り釣れなかったのであります。逃した魚は大きいと言いますが、物理的にも精神的にも逃した魚はとても大きく心にのしかかったのでありました。

 

やがて船長の「上がっていきます」の一声がかかりこの日の釣りは終了。

辺りは薄暗くなり始め気が付けば雨がポツリポツリと落ちていた。

 

帰りがけ船長さんから声をかけられ、「えのすさんは釣りが好きなんですねえ、また来てくださいね」と言われたのでちょっと元気になったのでありました。

 

 

 

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2019年10月 8日 (火)

走水の金アジ釣り@広川丸 走水港

みなさん走水の金アジというのをご存知だろうか?

走水というのは東京湾の入り口、横須賀の観音崎の付け根部分位置する街の地名なのでありますが、ここいら辺は東京湾がぎゅっと狭まっていてやたらと潮の流れが速いことからこんな地名がついたそうな。そしてこの流れの速い海で捕れる、あるいは釣れるアジはたいそう美味しく色も金色がかっていることから「金アジ」と呼ばれるアジ界の高級ブランドなのであります。

今回はその高級アジをエサ釣りで爆釣しちゃおうという作戦なのであります。

そもそもこういう話になったのは8月に海の釣り堀に誘っていただいたH夫妻からのお誘いでありまして、H夫妻と申しましてもイニシャルがHなのでエッチな夫妻というわけではありませんので誤解のございませんように。そのH夫妻に走水の広川丸というところで走水の金アジを釣りましょうよ、とお誘いを受けたのが10日ほど前でありました。釣行日は10月7日の月曜日だったのでありますが、この週は木曜日から隠岐の島まで四泊五日で遠征釣行に行くことになっていたため、その週の頭でも釣りしてていいんかい?と心の中で逡巡したのでありました。しかしながら、結果的には数分後に「行きます!」と返事を返してしまったのでもうこの釣りバカ具合は誰にも止められない状態となったので、気分良くアジ釣りにでかられることとなりました。

釣行前日に近所のオフショアルアーショップ、エブアンドフローへ行き、「明日アジ釣りに行くんですよう」と店長に申し上げたら「ロウニンアジですか?」と返され、あ、ここにも手のつけられない釣りバカがいると感じたのでありますがそこはスルーして、付餌のアオイソメを買いに釣具のポイント長後店にバイクで向かったのでありました。

ここでアオイソメ80g(一人分としては結構多め)とビシアジ仕掛け二種に、それらより少し糸の太いライトサバ仕掛けを購入し外道でワラサあたりが食いついても大丈夫なように準備を怠らなかったのでありました。

 

当日、午前4時、車で10分ほどのH夫妻宅にお迎えに行き合流すると一気に保土ヶ谷バイパスから横浜横須賀道路を駆け抜けて終点のインターを出れば数分で走水の広川丸さんに到着です。

時刻はおよそ4時半、これなら一番乗りだろう、と船の釣り座選びの順番になるお店の前にクーラーボックスを速いもの順で置いていくというので真っ暗な中駐車場に着いてみればもう残り1台分しか空いていない状況。車を止めてまだ閉まっている広川丸さんの前にクーラーボックスを持っていくとすでに7個ほどのクーラーボックスが列を作っていいる。

みなさん、月曜日の早朝だというのになんという早起き、というか夕べ寝たの?とお聞きしたくなるほどの出足の早さに驚かされたのでありました。

5時を回ったあたりで広川丸さんのお店が空いたので受付に行きます。クーラーの順番に呼ばれて船の釣り座を選んで行きました。出遅れたか?と思ったものの右舷のミヨシから二番目、三番目、四番目と三人分確保。とは言っても四番目はほぼ船の真ん中胴の間でしたが。

受付が済んだらすぐ向かいにあるファミマで朝ごはんと飲み物を購入、このファミマ、朝6時からの営業なのに売上は全国五番目くらいに入るほどすごい売上らしい。行ってみれば確かに早朝から開店を待ちわびていた釣り人らしきヒトビトがたくさん入っている。

朝食を調達したらほんのちょっと離れた港に向かい、車を止めて船に向かいます。

出船は午前7時半なのですが、6時半くらいの段階で船の上は大にぎわい。片舷9人ずつ、合計18人も釣り人が座っている。本当に今日は月曜日だっけ?と疑いたくなるような人気ぶり。周囲の他の船はそれほど人が混雑している様子はないのに。

 

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H夫妻に聞いてみたら広川丸さんはテレビの取材でよくオンエアされるそうで、彼らもテレビを見て即出掛けたというではないか。なるほどマスコミのせいでこんなに人気なのね、と思ったが受付の時の船長の人当たりの良さを見ていたので人気にも納得できた。

さあああ、やっと7時半になり出船!

船が港を出ると軍港横須賀の至近とあり巡視艇のようなものが二隻沖に浮かんでいる。

なんだか物々しい感じの中を船はポイントに向かい10分ほどで到着。投錨して船を固定したところで船長から「始めてください」と号令がかかる。

 

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アジ釣りは年に一度やるかやらないかな上、ここ数年はおそらくロウニンアジ釣りに出かけている回数の方が多いワタクシにはビシアジは二度目の体験であり全くのどシロウトなのであります。

150号という重さおよそ500gほどの錘が底に付いたコマセを入れる為のナス型のカゴに弓形の金属の針金、テンビンというものがつけられており、その片端に道糸を、反対側にエサを付ける仕掛けをつなぐという構造になっているのであります。わかるかな?

小さめのナスくらいの大きさのコマセカゴにはイワシのミンチをシャベルで入れる。そして先っちょの釣り針二本には付けエサを付けるのであります。

水中に落として魚のいるタナまで仕掛けが到達したら、竿を大きくしゃくるとコマセカゴの中のミンチイワシが煙幕のように散らばり辺りにいるアジちゃんを引き寄せる。腹の空いたアジちゃんたちは狂喜乱舞しながら奪い合うように込めせに食らいついていると、その先の付餌のついた針にも食いついて釣れるという塩梅です。

ゴングななり一斉に18名の仕掛けがスルスルと船べりから落とされていく。水深はおよそ50メートル。潮が流れているので150号の重さも若干流されて落ちるので、落とすタイミングをずらしてしまうと隣の人の糸を釣ってしまいすぐさまオマツリとなるのでありますが、この日は比較的潮の流れが緩かったので、落として即オマツリ、というのは回避できました。

そこから3メートルくらいね!と船長が魚の群れのタナを指示してくださるので、そこまで錘を落としたら3メートルほど巻き上げます。

使用するリールは電動式なので、パネルに水深が表示されているので簡単にタナまで持っていけるのであります。日頃は手動式のリールでジギングなどやってばかりいると、この電動式というのが素晴らしく楽チンなのであります。

さてさて、最初の一投目、落としたところから手で3メートル巻き上げて、竿を大きくあおってコマセを振りまきアジのアタリをじっと待つこと10秒ほどで早くも竿先がブルブル!と震えてアタリがきました。ここで強く合わせるとアジの繊細な口が切れてしまうので、そっと、かかってるかな?と聞いてみるくらいの強さで(どのくらいの強さだ?)竿をそっとやさしく上に振り上げて、魚がブルブルっとしっかり針に掛かったのを確認したところで電動リールの巻き上げスイッチを入れたらあとは竿を持って引き味を楽しむだけ、楽チン楽チン。

アジとはいえ型がいいようで結構良く引く、上がってきたのは30センチほどのいいサイズのアジちゃん。さすがブランドアジ!サイズも引きもいい。早速気分よく一匹釣れたので出足快調であります。

このあと数匹までは仕掛けを落とせば必ずアジが付いてくるいわゆる入れ食い状態となったのでありますが、魚のサイズ(型)がどんどん小さくなってきてアベレージが20センチほどになったところで安定してしまいます。

さらに7〜8匹釣ったあたりからアタリが遠のいて時々しか当たらなくなってしまったではありませんか。

これではイカン!とあの手この手を使ってアジを誘うのですが、僕の出す程度のあの手この手ではアジちゃんたちが反応してくださらない。

 

そんな時あの手この手の誘いを入れた直後にココン!とアタリがあり竿を煽ると明らかにアジより重い。

やった!マダイか!?と慎重に糸を巻きつつ魚の引きを楽しむと、時折竿先を叩くようにココン、ココンと引いてくださる。これはもうマダイに間違いない、しかもそこそこデカイぞ!とすっかりその気になって糸があと2メートルというところまできたら、見えてきた魚がなんだか白くて長細い。

???なんだ???と思いつつさらに糸を巻いたらなんと、サメじゃないですか!船長を呼んですくっていただき針をはずしていただいた。このサメ、ドチザメという歯はないおとなしい種類のサメなのでホッとしましたが、小笠原でつけてしまったサメグセをこんなところで発揮してしまうとは。とほほ。


それからしばらくしてH夫の竿にもドチザメがかかってしまった。その他にも同船者が一匹あげていたのでアジ船がドチザメ船になってしまいそうだったので、こんなことではイカン、とまたしても心はこんなことではイカン状態になりあんなことやそんなこと、いろいろ試してみるのでありました。

 

ドチザメ以外にもミヨシで生きたアジをエサにした泳がせ釣りをやっていた方の竿にワラサがかかって上がってきたのを見て、こんな大きいのの群れに周りを囲まれて睨まれていたらアジの食欲も落ちるよなあ、とアジの食わない原因の一つがわかった気がしたのであります。

 

コマセカゴの中のミンチイワシは竿を二回も煽ると空になってしまうので、かなり頻繁に仕掛けを上げたり下げたりを繰り返すのであります。付エサがついているからといって竿を置いたままジーッと待っていれば釣れる、というほどアジ釣りは甘くなかったのであります。

アジだってアジなりの都合があるんです。エサの煙幕がはられているからといって常に食いまくっているわけじゃあない。外敵に囲まれたり満腹になってしまったり、潮の動きが落ちてしまったりするとエサなんかには目もくれなくなってしまうのでありました。

 

時間を追うにつれてアタリの頻度はさらに落ち、それでも拾うようにポツリ、ポツリとアジを釣り上げ、午前11時半の午前の部終了までに15匹ほど釣り上げたのですが、今一つ満足がいかないワタクシ。H夫妻も同様に満足な釣果が得られなかったらしく、午後も延長してやる、というので僕も激しく同意して午後の部に突入ということになったのでありました。

 

午後の部に続く

 

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2019年10月 2日 (水)

またまた東京湾タチウオジギング@太田屋 金沢八景

東京湾タチウオジギング3戦目であります。

 

今回はこの夏友人の画家の個展で知り合った焼き鳥屋さんの店長を無理やり誘っての釣行です。

店長は釣り経験は豊富らしいのですがオフショアジギングは初めてという事なので、シロウトながら僕が色々アドバイスしての釣行となります。果たしてシロウトアドバイスで太刀魚は釣れるのか?そんなに甘くないぞ!という声が空耳のごとく脳裏に響く毎日を過ごしながらいよいよ当日となりました。

当日は焼き鳥屋氏とその知人を入れて三人での釣行となりました。

焼き鳥屋氏は前日深夜の閉店後、知人氏と寝ないで車を走らせ金沢八景の太田屋さんまできて車内で寝ていたそうです。午前5時前に僕が到着するとすでに来ていて車から出て来てご挨拶。店が空いていないので釣り座だけ確保して二度寝です。

 

店が空いてしばらくしてから準備、船に乗り込み仕掛けを作りしゃくり方などの基本的なことだけお話しして出船を待ちます。

 

午前7時半出船。

あらかじめ船長が浅場からやるよ、と言っていたのでおそらく八景沖からやるんだろうな、と思っていたら案の定港の外に向かって右手にある住友のドックの沖に回り込んで釣り開始。水深は20メートル。浅いのでジグも80gの軽いものを使う。

早々に船のあちこちでヒットし、焼き鳥氏にもヒットするも残念ながら取り込み中にバラしてしまった。

僕の方は全くアタリがなくしゃくりに問題があるのだろうと色々試すもアタリなくポイント移動。

 

船は横須賀の軍港の奥まで入り込んで軍艦や海保の船が並んでいるのをみながら釣りをした。

 

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相変わらず渋く、船長からアナウンスで魚の活性が低いのであまりるジグを動かさないほうがいい。ただ巻きでスピードを色々試してみて、と言われた。

言われた通りにただ巻きで色々やるもアタリなく、ミヨシで入れ食ってる人の釣り方をみていたら竿先を少し上下させながらゆっくり巻いていたのでこれを真似たところでアタリが出た。

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初めはかからなかったがすぐにヒット。やっと一匹釣ってホッとする。このパターンですぐに追加し三匹釣り上げる。焼き鳥氏と知人氏にもこのパターンを教えたらすぐにヒットして釣り上げた。

この日は魚の活性は悪い割には太刀魚特有の群れの移動は早く細かな移動を繰り返す。

移動するたびに拾い釣りという感じでポツリポツリとアタルのだが針がかりが悪くバラシも多かった。

ジグを見ると丁度針のない真ん中あたりに歯型が付いている。また同じジグでやり続けるとスレてしまうようなので、こまめにジグを変えてなんとかアタリをとった。

 

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10時頃までやってやっとこさ5匹。ポイントを大移動して再び八景方面に戻りながら釣る。ここでまたポツリポツリとだったが、昼頃入ったシーパラのすぐ横のポイントで一瞬魚の活性が上がり連発してなんとかツ抜けした。

ところがここからが全くダメで何をやっても釣れない。終了間際の2時過ぎにやっと掛けたがバラしてしまっておしまい。

 

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寝ないで頑張ったお二人さんは5〜8匹くらい釣っていた。ボウズじゃなくて良かった、って人の心配をするほどこちらも余裕はない。

 

無理やり誘ったお二人にはこんな渋い日に誘ってすんませんと頭を下げる。楽しかったですと言っていただきホッとする。

船長に三人で魚を持った写真を撮ってもらって終了。

 

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テクニカル、といえば聞こえがいいがもう少し釣れたらなあ、なんて思っていたらこの日船のトップは26匹も釣っていた。やはり腕の差か!と己の素人ぶりを再認識させられた釣行でございました。負けないぞ!

 

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2019年9月26日 (木)

旧友を訪ねて諏訪に一泊

僕には仲の良い高校時代からの友人がたくさんいる。

15〜6歳の頃に出会った仲なのでもうすぐ50年近い付き合いになる。と書くと付き合っている長さと同時に改めて自分の歳にも驚かされるのだが。

そうはいってもべったり50年近く付き合ってきたわけではなく、お互い仕事や子育てに忙しい時代は疎遠になっていた。それが子供も大きくなって手がかからなくなり仕事もそれなりにピークを過ぎて余裕ができたりして時間ができたので、ここ数年頻繁に会うようになったのだ。

 

そんな友人たちの中に長野の諏訪で民泊を営みながら他の仕事をこなしている友人夫婦がおり、昨年の夏に僕一人でそこを訪れた際に諏訪湖を一望できるテラスがあるその宿があまりにも素敵な宿なのでいつかは昔の仲間を集めてここに来てワイワイ騒ごうと心に決めていた。それが実現した。

 

民泊夫妻に頼んで彼岸の連休最終日に引っ掛けて他のお客さんの少ない時を見計らい貸切にしてもらった。そこに繰り出してどんちゃん騒ぎをしようというのである。

声をかけたら手を上げてくれたのは5名、みんな忙しい仕事の都合をつけてくれた。都合がつかずに涙を飲んだ友人も何人かいたが僕を入れて6名で出かけることになった。

交通手段はもちろん電車だ。電車の中でお弁当を食べながらお酒を飲んでワイワイやりながら諏訪まで行って、さらに友人宅で飲むという作戦だ。

当日、午前11時に新宿駅10番線のホームに集合。漢字の僕は早めに行ったつもりでいたのに、ホームに着く前の売店で偶然にも2名に会いみんなの出足が早いのを知る。

ホームに全員集まって電車に乗り込めば、発車前から弁当を開けて酒盛りが始まった。三連休最終日の午前の遅い時間のその列車はガラガラで迷惑をかける他のお客さんも見当たらなかったので遠慮なく酔っ払い騒ぐ。

日頃車での旅ばかりしている僕は電車に乗ってお酒を飲みながらみんなで騒ぐのが嬉しくて仕方ない。小学生か中学生のようにはしゃいでいるうちに二時間はあっという間に過ぎてしまい諏訪に到着する。

諏訪で駅まで出迎えにきてくれた友人妻と数十年ぶりに再開する者もおり久しぶりの再会を喜んだ。

友人宅に着き一服するなり飲酒の続きを始める。数十年ぶりに会うとなると話題は尽きない。いくらでも楽しい話が出てくるので酒もどんどん進む。

二時間ほどして一つ手前の駅の茅野で降りて寄り道してきた二人組と迎えに行った友人夫が帰ってきたときには既に二名が酔っ払っってダウンしていた。

 

全員揃ったところで乾杯し、テラスから諏訪湖の夕暮れ時の光の変化を楽しむ。刻々と変化する湖や空、山の色に感動しながら酒を飲む素敵な時間だった。都会暮らしの友人は広い空を見ることがあまりないらしくたいそう感激していた。

 

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暗くなってからは夕食に出かける。山の中腹にある友人宅から駅前の街までは階段が続く、酔っ払って踏み外すと危険なので注意しながら降りた。

予約していた居酒屋風食堂の二階座敷に通され、地元の名産品わかさぎやら、みそ天丼、蕎麦など思い思いに頼んでまたまたビールと酒で乾杯。

先ほど部屋で寝いていた男一人がここで倒れて記憶を失った。倒れ側に隣の友人男に「膝枕をしてくれ」と頼み爆笑を誘った。

一時間半ほどいたろうか、僕の記憶もこの辺りから曖昧になってくる。帰り道は暗い夜道の上り階段を5分ほど登る。日頃の運動不足、加齢、飲み過ぎの三重苦でよたよたと手すりにしがみつくように階段を上って宿(友人宅)にたどり着いた。

飯屋で倒れた一名はここでリタイアし、残り七名で深夜まで飲み語り合う。数十年の付き合いの中で凝縮された時が一気に解き放たれ語ることは尽きなかった。僕は濃密で幸せな時間にいつまでも浸っていたかった。

 

 

翌朝は思いの外早く目が覚め、6時に起きたら既に起きているものがいた。シャワーを浴びてサッパリし各自おもいおもいにとっていた朝食に加わる。朝の諏訪湖を眺めながらの食事は美味しかった。昨夜の騒ぎとは打って変わって黙って景色を見ながら食べた。

食事を終えた僕は持ってきたコーヒーを淹れてエノカフェ上諏訪店を開店した。宿の中にコーヒーの芳醇な香りが広がり、その香りで酔い覚めの体が再生されて行くのが分かる。諏訪湖を眺めながらの朝のコーヒーに一同口々に美味しいと言ってくれ、コーヒーを振る舞った僕は大いに満足した。

 

食後は近くの古い神社にお参りし、その後諏訪湖を一望できる立石公園という高台の公園で諏訪湖を眺めながら語らい、丘を下って温泉に入りゆっくりと昼食をとったら美術館へ、僕は美術館に入らなかった何人かと湖畔で語らった。ゆっくりとそして濃い時間が流れた。美術館組が出てきたらおみやげ屋さんに行き土産物を買い宿に戻るともういい時間になったので帰る支度をして一時間ほどゆったりとこの一日を振り返った。

 

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本音で語り合える友たちとの一泊二日の時間は濃密で楽しく人生の節目となるのではないかと思うほど大切な思い出をたくさん作ることができた。

こういう友たちを持てること、ともに時間を過ごせたことに僕は満足し幸せだと思った。

電車の時間が迫り友人宅を去る。再会を誓い長い階段を下った。坂を下りながら、みんなの足が丈夫な内に再度この階段を登りたいと強く思った。

 

2019年9月22日 (日)

おがさわら丸はWi-Fiを設置せよ!

四日間釣りで遊んだ後は来る時と同じおがさわら丸に乗っての24時間の旅である。

船に乗ってしまうと電波も何も届かない完全な孤立状態になる。

我々の使用した2等寝台にはここのベッドに電源があるので電気には困らないのだが、今時家の外で電源を使用すると言ったらスマホくらいなものだ。ところがこのスマホも電波が届かなくなれば事前にダウンロードしておいたデータで楽しむことしかできないので自ずとできることは限られてくる。

そこで僕が24時間どのように過ごしたかをご紹介しよう。

 

小笠原父島の出船は午後3時、お昼ご飯を食べていなかったので乗船後すぐに給湯室に行きカップラーメンを食べる。

ラーメンを食べた後は出船を見にデッキに出た。

ダイビング船が10隻ほどおがさわら丸についてきてたくさんのスタッフが乗り込み手を振っている。

 

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最後に止まったところで乗船このスタッフたちが一斉に船の上から海中にダイビングするところが見どころだ。

船は思い思いの場所までおがさわら丸を追いかけてきて止まると一斉に船上からスタッフがダイビングし、こちらのデッキからは感性が湧き上がる。なかなか南の島らしいお見送りの風景で僕も好きだ。

 

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お見送り風景を見終わったらベッドに入り横になると疲れが出てきたのかぐっすり眠れた。
夕方目が覚めたら7時頃。

夕食は7時半頃レストランで何人かでカツカレーを食べる。コロッケ大のカツが二つ乗ったカツカレーは美味くも不味くもないが1100円。

食事をしながら釣りのことをあれこれ話していると、「〇〇番さん!食事が出来上がりました!」というバカデカ音量のレストラン内アナウンスに話を遮られる。今時高速道路のサービスエリアでこんなことやっているところは皆無だというのにここでは馬鹿でかごえ呼び出しが常識らしい。こういうハード面ではこの船は本当に遅れているのだなと感じる。食事くらい静かな環境で食べさせてくれ。

夜8時頃することもないので早くも寝る。

 

翌朝は案の定午前3時に目が覚めてしまったが二度寝して5時まで寝た後、みんなが寝ていて空いているうちにとシャワーを浴びる。熱いお湯で汗も潮も全て落としきりサッパリする。

 

ベッドに戻り昨日のうちに船の売店で買っておいた菓子パンを食べたら眠くなったのでまた寝た。

7時頃起きて他のみんなの様子を見たらジギング王と根魚王がいたのでエノカフェに誘う。


4デッキの給湯室横のテーブルでエノカフェおがさわら丸店を開店。

今回の豆もローテーションの関係で行きの船と同じグアテマラ。

コーヒーを一口飲むと体に染み渡っていくのがわかった。これで体も起きたのでパソコンを取り出して本ブログを書き始める。

一時間ほど書いたところで飽きたので、売店に行きマルちゃんの緑のタヌキとビール、その他つまみを買って給湯室に行き作って食べた。

食べていると同じテーブルにいた若者たちが一斉に立ち上がり上階へ上がって行く。いま三宅島だから上に行けば電波が入る、と上階からきた一人が叫んでいた。みんな電波に飢えているのだ。
おがさわら丸の乗務員さんたちにはこういう光景が目に入らないのだろうか?一日も早く船内Wi-Fiの導入を望むものである。と一人鼻息荒くしていても仕方ないのでベッドに戻りビールを飲み、酔っ払ったので寝る。

午前10時、到着まではまだ5時間もある。電波が入れば帰った後の諸々の段取りや連絡をしたいところだが、それができないので酔っ払って寝ることくらいしかやることがなくなってきた。まあ、何もしないで酔っ払って寝ているだけというの快適な船の旅なのであろう、考え方によっては。

11時頃目を覚まし再びブログを書く。早くも思い出せないことも沢山あって写真を見たいのだが、釣った魚の写真の多くはY店長のカメラにあるので見られない。仕方ないのでわかるところだけ断片的に書き進めて後で写真を見ながら内容を補完することにする。

12時を過ぎて船が東京湾に入ると、上階のデッキに出ると電波が入ると仲間が知らせてくれた。

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午後1時前に6デッキ(6階)に出るとたくさんの人が出ていた、みんなスマホを見ている。電波に飢えていたのだろう。景色を楽しむ人よりスマホを操作している人の方が圧倒的に多い。僕も自分のスマホを取り出してメールやら何やらチェックしたが緊急性のあるものはなかったのでホッとした。船内にWi-Fiがあればこんな焦って電波を拾いに行くこともなかろうにと感じた。

 

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このように書くと小笠原のような離島に行く時くらい日常を忘れて電波のないことを楽しむくらいの余裕を持てば?というご意見の方のいらっしゃるでしょう。しかし小笠原は離島と言っても東京都内。沖縄あたりとWi-Fi事情が全く異なり宿に入れば民宿でも電波はばっちり入るしWi-Fiもほぼ完備されているのである。そのおかげで到着日に地元横浜で大規模停電があったこともカミさんからの連絡で知ることもできたし、対処も問題なくできた。こういう時代に移動中の24時間だけ電波が届かないというのは時代遅れも甚だしいと僕は感じる。生活に関わってくるからだ。

と書いていたら船内放送があり、9月7日出航の便が台風15号の影響により9月9日に変更になった、という。島から出てきた人たちが対象になるのだろうが、出先で二日間延泊となるにも電波が届けば宿の延長などの段取りがすぐにここで対処できようものなのに、宿の延泊交渉など風の吹く船上
のデッキに出ないとできないのがこの快適な船旅を提供するおがさわら丸の現状なのである。

本ブログを読まれたおがさわら丸関係者がおられたらスミヤカに検討していただきたい。

 

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というような文句ばかりを並べているうちに船は東京湾を北上し羽田沖まできていた。定刻の3時丁度、1分も遅れず快適に竹芝桟橋に着岸した。

大行列の中大荷物保運び出した上にチッキに預けた魚の入った発泡スチロールを受け取り車に乗り込む。荷物が増えた分人が乗り切れないので、魚を大量に運ばせていただいた僕は電車で帰ることにした。

遊び放題だった島の暮らし。快適な時間たっぷりの船旅からいきなり都会の人混みと急げ急げと急かされているような街の中に放り込まれた僕は戸惑いながらも無事家までたどり着いた。

 

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2019年9月21日 (土)

EnoCafe小笠原父島店@エノカフェ

毎度おなじみ、日本全国の有名遊漁船上で挽きたてコーヒーを淹れては無理やり飲ませてうまいと言わせるエノカフェであります。
今回は小笠原父島の恵丸さんでのエノカフェのご報告であります。
今回の小笠原遠征では小笠原諸島北部にあるケータ列島というところへの一泊二日船中泊の釣りを予定していたので、ケータ諸島でコーヒーを淹れたらそれこどギネスものだな、と喜び勇んでエノカフェ用具一式をバッグに入れて船に乗ったのですが、天候の具合で途中まで行ったところで引き返さねばならず、エノカフェ、ケータ列島店は夢に消えたのでありました。
しかしながらそれしきのことでエノカフェを諦めるわたしじゃございませんぜぇ、ウシシシと隙あらば船の上でコーヒーを淹れてやろうと狙っていたのであります。
天候不順で波もそこそこあり、この揺れる船の上ではコーヒーなぞ淹れられてたまるか、とばかりに船を翻弄する波とのタタカイとなったのでありました。
そんなおり、三日目の釣行中に雨がひどくなり一時避難、ということで比較的波の無い静かな風裏に船長が船を回したその時を見逃しませんでした。すでに2名ほど釣りを諦めキャビンでネンネしてしまったところで船長に相談。船長、コーヒーを淹れたいんですけれどお湯沸かせますか?と聞いたら快くお湯を沸かす段取りをしてくださった。
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今だ!とエノカフェ用具一式を取り出しコーヒー豆を見るに入れてゴリゴリ挽き始めたら船長が流石に驚いていた。こんなアホは見たことない、とその目は語っていたのをわたくしは見逃さなかった。しかしそんなのにはもう慣れっこ、ノープロブレムである。筒状のコーヒーミルを銀ばるに差し込んで嬉しそうにコーヒーを挽いた。
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その一瞬、雨が上がり魚探には真っ赤な反応が出ているのをバイク大好きさんが見逃さなかった。
一人素早く釣り座に入り釣り始めた途端に大声でヒット!と騒いでおるではないですかあ。
やられた!エノカフェなどやってる場合じゃなかった、いや、これでいいのだ。今のわたしには釣りよりも大切なものがあるのだ、と自分に言い聞かせながらゴリゴリを続けていたら、魚を上げた大好きさんがやって来た。
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なあんと!でっかいバラハタ!おそらく今回の釣行一番ではないか、と思われるほどの大型バラハタを手にしている。
ようし!そっちがそう来るならば、こっちは飛び切りうんまいコーヒーを淹れて逆襲だ!とばかりにコーヒーを淹れた。

この日淹れたコーヒーは特別な時にしか淹れないと決めている「ブラックハニー」という少々お高い豆。
特殊な製法で不快国の奥に自然な甘みを感じる不思議な豆である。
小笠原の海の上で特別なコーヒー豆をいただこうと持参した豆だ。
船上にコーヒーの香りが広がるとそれまでの雨でビショビショでもうイヤ!という空気がふわあっと解けるようになくなり一同の表情も険しいものが消えて穏やかになった。
とりあえず一杯目は船長にテイスティングということで飲んでいただく。
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船長から「美味しい」の一言をいただきみんなにも注ぎ分ける。
ジギング王、根魚王はマイカップ持参でエノカフェのマイカップ制導入に協力してくださった。
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確か5月のサンライズ遠征の時にエノカフェマイカップ制度を提唱したところ、このお二方をはじめ何人かの常連さんにご賛同いただいたので始めたのであるが、だいぶ浸透して来た。
コーヒーを飲みながら話題になったのは、どんなカップを買おうかということだった。今狙っているマイカップがあるという話をジギング王切り出したのがきっかけで盛り上がる。
話題の中心になったのは6月の対馬遠征に怪魚ハンター氏が素早く導入したチタン制のミニマグカップで、これが大きさデザインともに大変良い。マーベリックというブランドで出ているのだが、なんとこのカップ、バイク屋さんでしか売っていないのだ。
というのもこのマーベリックさんというブランドは、そもそも鈴鹿でレーシングバイク用のマフラーを作っている会社で、これがマフラーの加工技術を応用して加工の難しいチタンと異素材でカップを作り販売しているからだった。
怪魚ハンター氏からウェブサイトを教えてもらい検索したところ、ハンター氏のものよりもさらにグレードの上のものを発見、しかも名前入れサービスまでオプションである、というのでジギング王がこれを狙っているのだが、文字の書体などに悩んでいるという話だった。
参考までにそのカップの写真をご覧いただこう。
同社の通販サイトから無断で拝借した写真なのだが、いかがだろうか?
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この輝くブルーのカップ、海の上でコーヒーを飲むのにはこれしかないではないか!と言わんばかりの輝きを放っている。
チタン製なので軽いし丈夫、熱伝導率も低い素材なのでコーヒーも冷めにくいはず。
次回のエノカフェまでには是非とも手に入れてみんなに自慢したい一品であります。
個人で通販するのも面倒だからいっそY店長の店が代理店になればいいのに、という無責任な発言まで出るほど話は盛り上がり釣りのことはすっかり忘れてしまったいっときなのでありました。
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ワタクシ個人としては、無事に小笠原でコーヒーを淹れることができた達成感と安堵の気持ちでこれまであった緊張が解けて、心からこの小笠原の自然を受け入れられるようになったような気がする。
実際にコーヒーを飲んだら連日の飲酒でボーッと重たかった頭もスッキリと軽くなり、この後の釣りが快適になったのでありました。
エノカフェはこれからも続きますよう。遠征に参加の皆さんはマイカップのご持参にご協力くださいねえ。
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