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ちょいとワンデイトリップ@江ノ島・鎌倉・他

珍しくたびネタです。
最近、とある方から僕の守護神は江ノ島の弁天様なのでお参りするといい、と助言されたのでお天気のいい日を見て出かけてきました。

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我が家から江ノ島までは小一時間で着くので、朝出て入ったらちょうど急行電車が来ていてあっという間についてしまった。
とにかくお天気が良かったので富士山も烏帽子岩もよく見えました。

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比較的朝の早い時間だったので修学旅行の中学生くらいしか観光客はおらず静かにお参りすることができましたよ。
とりあえず江ノ島に渡ったら坂道、階段をひたすら登ると突然境内が開けます。



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そこの境内の上手にあるのが弁天様のいる六角堂。
江ノ島にはこれまで何回も来ていましたけれどお参りを目的に来たのも初めてなので、これまではこのあたりはなんとなくお参りしてスルーしちゃっていたのですが、今回は拝観料を払って中に入りました。

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ここの弁天様は日本三大弁天というものの一つで鎌倉時代に作られた大変由緒のあるものらしい。

江戸時代には江ノ島といえば弁天様、ということで信仰も厚く多くの参拝者が訪れたらしい。

らしいばかりで肝心な弁天様の写真は撮影禁止なのでありませんが(まあ神様は普通どこも撮影禁止なものですが)中に入ると鎌倉時代初期と中期に作られた二体の弁天様がいらっしゃった。
特に中期に作られた弁天様は裸の坐像で琵琶を持っているという珍しいものらしい。

その坐像を見つめていると初めて見るのになぜかとても懐かしいというか、やっと出会えたというかとても清々しく心を洗われるような気分になってくるから不思議です。
何をお願いしたのかは秘密ですけれど、他の参拝者もいなかったのでしばらくお堂の中でじっくり参拝しましたよ。

再び外に出れば日も高く上がり縁結びのお地蔵さんに書けられた赤いお札と赤いお札のコントラストが美しい。

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これだけのお札を見ていると、縁結びというとなんだかお手軽に恋愛成就という感じがしていたのだけれど、みんな真剣に願かけにきているのだなあと実感させられます。

さて、江ノ島はこのくらいにして、次は江ノ電に乗って鎌倉に向かいました。

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目指すは長谷寺。
ここの観音様も僕の守り神だそうなのでついでと言ってはなんですがお参りに行ったわけであります。なぜか女性の神様ばかりが守り神というのもちょっと嬉しい。

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時間的に江ノ島より一時間ほど後になるので流石に観光客も多く出て来ており、いつも通りの賑やかな長谷寺でした。

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観音堂に入ると、正面に大きな観音様が僕を見下ろしている。
この観音様を初めて見たのは中学一年生くらいの頃なので、今から半世紀近くも昔のことなのだけれど、当時埼玉から一泊で観光に来た鎌倉で唯一僕の中に残っていたのがこの長谷観音だったのです。

その時は薄暗い中に立つ大きな観音立像が薄気味悪い印象で強烈に心に残ったのかもしれないけれど、改めてお参りしてみると優しく微笑んでいるように見える観音様の顔を見ていると何か懐かしい、これまた自分の人生の中で巡り巡って戻ってきた感覚があり心洗われるのでありました。

参拝後は時間もあったので境内をぶらぶらしていたら、巨大マニ車を発見。
マニ車というのは下の写真のような形のものでこれを周りから押してクルクル回すとご利益があるというもので、確かチベット仏教あたりから来ていたような。
というのは以前ネパールの山岳気候映画をたくさん見たときに必ず出て来たのがこのマニ車で、その印象がとても強かったのであります。

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中に入ると小さなマニ車がたくさんあってこれを手で回しながら一周するとご利益があるんですね。

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不思議なもので、ここ長谷寺にはなんども訪れているし、このマニ車のお堂にもなんども入ったことがあるはずなのに、「あ、これこれ!」って気づいたのはこの日が初めて。今まで一体何を見ていたんだろう。

人の体験なんとか見たものなんてその時の心の問題で見えてくるものが同じものでも全く違って見えるものなのだということを実感させられたのでありました。

境内には小福桜という桜が咲いていて鎌倉の街並みや海もよくみえました。

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お天気も波もいいので海の中にはゴマ粒のようにサーファーがたくさんいる。
肉眼じゃ見えないんだろうなあ、こういうのも。

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ということで午前中半日はとてもスピリチュアルな旅をしたのでありましたが、午後からは一転、大都会新宿に用があったのでたまたま鎌倉駅に停車していた湘南新宿ラインでまっしぐら。

ちょっと早めに着いたのですることもないのでいつもの中古レコード屋さんに入ろうかとうろついたのですが、なんだかそういう俗な場所に入り込むと午前中のスピリチュアルなものが無駄になってしまいそうな感じがして、せっかくカメラを持っているのだから写真でも撮るか、とブラブラしました。

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ここ新宿は高校から大学に至るジャズべったりの生活の中心にあった街で、僕にとっては新宿はジャズの街だった。
当時は無数にあったジャズ喫茶も今は数える程も無くなってしまったので、今の新宿にはなんの興味もないというのが正直な気持ち。

唯一ジャズのレコードを売ってるあの店がある事で新宿に訪れるくらいかなあ。

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そんなわけで所在なくブラブラ歩いていたら花園神社がちょうどこの日三の酉だというので大量の提灯がぶら下がっていたのでちょこっと覗いてみた。

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昼の明るい時間なのでまだお店は閉まっていて、一件だけ熊手を飾っていたお店があっただけなので、見るものもなく仕方なくまた街を放浪することに。

とは言っても、自分の興味のない場所をぶらつくというのもなかなか面倒くさいものなので、ついつい昔のジャズの街新宿の名残があるこのお店に来てしまった。

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お店の看板と内装は昔とあまり変わらない感じだけれども、僕が年をとって変わってしまったのかお店が変わってしまったのか、流れているジャズはみんな退屈で、出てくるコーヒーもEno Cafeとは比較にならないしガッカリなのだけれども、それでも他に拠り所がないので最近のジャズ雑誌など眺めながら一時間ほどの時間を過ごしましたよ。

午前中の江ノ島・鎌倉のスピリチュアルな前半、後半は新宿での猥雑な大人の世界を知り始めた青春時代へのタイムスリップとなんだか思いがけずも己の人生を振り返るの心の旅の様な一日になってしまったのでありました。

たまには自分を見つめ直す様なこういう一日もいいものであります。


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2017年11月21日 (火)

EnoCafe東京湾シーバスジギング2017-18シーズン開幕店@長崎丸

毎度、自家焙煎コーヒーを無理やり飲ませて無理やり美味しいと言わせるEnoCafeです。

今回はシーバスジギング到来の東京湾は本牧港の長崎丸さん。
ここは今年の1月から通い始めて3月末までほぼ毎週のように出かけてはコーヒーを淹れていた所で、日頃は遠征での仕立て船を主に展開するEnoCafeの中では、珍しく乗合船での開店であります。

船の上での開店もしますが、釣りを始めると夢中になってコーヒーどころではなくなってしまうので、ここでは出船前に倉庫にある電気ポットを借りての野点であります。

今回はシーバスジギングの大先輩である山田さんからのお誘いで、今シーズンの試し釣り的釣行でありまして、それでも一応開幕戦なのでここでコーヒー屋も開幕しておかにゃあなるまいと少々釣りの過密スケジュールな中出かけて来ました。

ともうしますのも、この日の2日前には一泊で能登輪島のブリキャスティング・ツアーに行き、2日後からは種子島に二泊三日で遠征に行くというスケジュールの中での釣行でありまして、結果的には時化の為種子島遠征は惜しくも中止となってしまいましたが、週5日釣りをする予定になっていたわけであります。

成り行きでとはいえこういうスケジュールを立てる己の釣りバカぶりに呆れるわけでありますが、釣りに行けばコーヒーも淹れるのでそちらの準備もままならない状況でありました。

何よりもコーヒー豆を焙煎している暇がない。
30分もあればできる作業とはいえ釣りに疲れた体でコーヒー豆の入った取っ手付きのザルをシャカシャカ振るのは意外に重労働になるんですよ。

それでも、コーヒーなしの釣りは考えられないので、とりあえず今回の長崎丸分までのコーヒー豆は前週に焙煎して確保し、種子島は直前に焙煎して新鮮なコーヒー豆を持っていこうという作戦にしました。

さて、当日。
7時頃港に到着してみれば、すでに山田さんがお待ちかね。
「今シーズンもよろしくお願いいたします」と釣りのことかコーヒーのことかよく分からぬままに挨拶を交わし、釣り座をキープしたらコーヒー用具一式を持って倉庫に向かいます。

いつもあ世話になる池田さんもいらして挨拶を交わし早速コーヒー豆をゴリゴリ。
船を眺めながらコーヒーを挽けば、「ああ今シーズンもこの見慣れた光景に戻ってこられた」と感慨ひとしお。

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倉庫の中にコーヒーの豊かな香りが広が流と、みんな口々に「ああ、いい香り」などと声に出してくださるので、こちとらも豆を挽く手に力が入る。

電気ポットからお湯を注げばコーヒーは泡立ってドリッパーから溢れんばかり、香りはさらに倉庫から入り口付近まで広がり、通りがかった釣り師の足を止めます。

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淹れたてのコーヒーを近くにいた皆さんから順番に配り、一口飲んでは「ああ、美味しい」と言っていただく。そこに突然「ああ、不味い!」と冗談ぽくいう山田さんの声が後ろから聞こえた。美味いと言わせるEnoCafeだけじゃつまらないから言ってみたそうな。そんな冗談を言い合いながらも話題は今シーズンのルアー・マゴチの話になったり、今日の釣りの予想をしたりと釣り仲間一同和気あいあいと釣り前のひとときを過ごしたのでありました。

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コーヒーが効いたのか、昨日の本ブログにも書きましたように釣りの方はいろいろな魚が釣れて大盛況。

今シーズンもいい釣りができるといいな。


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2017年11月20日 (月)

シーバスジギング到来?@長崎丸 本牧港

シーバスのジギングためし釣りがあるのできませんか?というお誘いを受けて「はいはい行きます」と能登輪島釣行から中一日しか開けず、厳密には火曜の未明に帰って来て水曜の釣行だから翌日か?にノコノコと出かけて行きましたよ。

およそ7ヶ月ぶりの本牧港の長崎屋さん、港に着けばいつものメンバー、山田さんに若林さん、池田さん、そして紅一点のイブちゃん。

コーヒー飲みながらのんびりと支度をして八時出船。

港を出た船はいつものようにベイブリッジ方向に舵を切り、ベイブリッジをくぐった先で速度を緩める。
「反応があるのでやってみましょう」というイサオ船長の声に素早くしゃくり始めた山田さんが早くもヒットさせている。

今シーズンもシーバス入れ食いか?と思ったら上がって来たのは食べ頃サイズのカマスでした。山田さんさらにカマス連発!若林さんもヒットさせてカマス船になっている。

僕の方はしゃくり方が悪いのか全くアタラず、そのうち反応が消えたらしく移動となってしまいました。

船は運河を北上し鶴見方面へ、次に停まったところでは近くにアジの船がいてみているとサビキで鈴なりのアジ釣りを展開している。

我等が船上でも誰かがサビキを落としたらたちまちアジが釣れて来た、これをきっかけに次々と皆さん密かに持ち込んだサビキ仕掛けをつけてジギングサビキ船に変貌します。

イブちゃんにもサビキつけてあげて落としたらたちまち二匹かかってきた。
それをみたら、「オイラもソレだ!」と自分もサビキ仕掛けにして釣り始めると、ジグが着底すると同時に竿先が小気味良くブルブルと震えリップルフィッシャー582の穂先がいい感じで曲がる。この竿アジ釣りもいけちゃいます。

アジはダブル、トリプル、さらにはつけっぱなしにしておいたジグ用のアシストフックにまで食いついて四匹上がってくるなどということもあり絶好調!
コマセなしでこんなにアジが釣れるなんて信じられない。

ところが、そんなに連れているアジでもピタッとアタリがなくなる事がある。どうやらアジを捕食する魚が来たようで、オオトモの方のサビキにセイゴちゃんが鈴なりになって上がって来た。

やはりこれが原因だったようで、船を少し移動して再びアジの群れの上につければ入れ食いの始まり。

小一時間でイブちゃんと僕で49匹も釣ってしまった。

アタリが遠のいたので、いつまでもアジ船をやっているわけにはいかないので沖のバースに移動してシーバスを探ります。


ここで74センチのシーバスを先ほどのセイゴ鈴なりの方が仕留めシーバス船らしくなってまいりました。

イブちゃんもここでシーバスをヒット!
先に釣られてしまった。
「釣れたんじゃなくって、釣ったんです!」って言っていいから、なんて若林さんにも褒められて嬉しそう。

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しばらくバースを攻めるもパッとしないので大移動してアクアラインの橋部分までやってきました。ここのミオ筋に大型シーバスがつくということで、攻める方、ジグをしゃくる方など様々攻めるもパッとせず。

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次は橋脚周りを攻めるも、ここもパッとせず。

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船は海ホタルを見ながら西に走っていたのですが間も無くスピードを緩め「やって見ましょう」という船長のアナウンス。

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なんのストラクチャーもない海の真ん中なんですが間も無く誰かにヒット!上がってきたのはなんとイナダ。
こんな東京湾の奥にまでイナダの群れが入ってくるものなんだと驚きながらもイナダに効くジグのアクションを若林さんに教えていただき試して見たら、あら、釣れちゃった。

先月仙台まで出かけて釣ったのと同じくらいの魚。
そしてまたすぐ二二匹目が、しかしこれはバラしてしまった。

根がかりのきついポイントなのでこれに苦しみながらもバイトは多く、山田さん、右のお隣さんやオオトモの方も次々にヒットさせている。

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イブちゃんもなんとか一匹目をキャッチしたら、そのあとは次第にコツを掴んだのか二匹目、三匹目とキャッチ。最初はかかると周りから「巻いて巻いて、今は巻かないで」などとうるさかったのも三匹目ともなると堂々としたファイトで一同黙って見守っておりました。

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僕も根がかりに一本、油断してルアーごと切られたのが一本とジグをロストしたものの九匹かけて四匹キャッチ。
東京湾イナダ船楽しいぞ!いや、違う!シーバスでしょ、今日は!なんて思ってたところで若林さんが本命のシーバス良型をヒットさせて見事キャッチ。さすがシーバス・ハンター!

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負けじと言い方のカサゴをヒットさせる山田さんとこの日の長崎丸十号船は五目釣り船とかしていったのでありました。

三時の沖上がりまでイナダちゃんはポツポツと釣れ続き、シーズン初めのためし釣りとしてはなかなかの楽しい釣りになりました。

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遠征ばかりが釣りじゃない、近場でもこんなに楽しめるんだなあ。イブちゃんが居たおかげか?

釣りに関するお問い合わせはルアー・ショップEbb&Flow
参考:長崎屋釣果情報

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2017年11月19日 (日)

Eno Cafe 能登輪島店@諏訪丸 輪島港

毎度、全国各地の遊漁船に自家焙煎コーヒーを持ち込んで、淹れたコーヒーを無理やり飲ませ、さらには無理やり美味しいと言わせるEno Cafeであります。

今回は記念すべき能登輪島での開店となりました。
何故に記念すべきかと申しますと、ワタクシのオフショアの大物釣りの原点がここ輪島でのブリ釣りだったからであります。

あれはおよそ三年半前の忘れもしない四月の八日、ゼロ泊三日の弾丸ツアーで訪れたのと輪島にて開始早々ビギナーズラックでブリをあっさり釣り上げてしまったのでありました。
あの日あの時から三年半余、南に西に北にとずいぶんいろいろな釣りをしてまいりましたが、ワタクシのスタートはあの日の輪島の一匹から始まったことは変えようの無い軌跡となり僕の釣り人生の大きな道標となっているのでありました。

その輪島の船でコーヒーが淹れられるなんて、なんという喜び、自ずと気合も入るというものです。

今回、記念すべきEno Cafe開店の舞台となりましたのは、能登輪島の有名船「諏訪丸」さんであります。

実はここに訪れる前から自宅でEno Cafeの用意をしながら、お湯はあるのかどうかなどいろいろ調べている中、どうも船長が強面の方らしい、という根も葉も無い噂を聞き、本当に船上でコーヒーを淹れられるのだろうか?うっかりコーヒーをこぼしたら日本海に叩き込まれてしまうのでは無いか?などと身勝手に怯えていたのでありましたが、釣りの前日に直接船長の山中さんにお会いしたら気さくな楽しい方だということがわかり、コーヒーくらいどうぞ思う存分淹れてくださいとのこととなり不要な恐怖は喜びと変わり11月13日の記念すべきEno Cafe開店となったのでありました。

当日は早朝五時過ぎに出船、港を出て速度を上げるとウネリがあるのか、いい感じで船が揺れてくださる。最初んポイントまで約一時間走るというので淹れるならここしかないとタイミングを見計らっておりました。

「あと二十分くらいでポイントに着くよ」と船長に告げられた時、迷わず今だとコーヒーをゴリゴリと挽き、諸々の準備をします。
まだ真っ暗な中での準備にはヘッドランプをつけてのゴリゴリです。

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この日の船の揺れはEno Cafe的には10段階のうち8くらいの揺れでしたので、レッドゾーンまで行かずともいイエローゾーンくらいまでは到達した危険な揺れでありましたので、挽いた粉や淹れたコーヒーをこぼさないように、あるいは多少こぼれても問題なさそうな場所を確保しての野点であります。

挽き終わった粉をドリッパーのセットしてからは揺れとの勝負。
お湯を指すのにはクルーの青年の手を借りてお湯をポットから受け渡していただくことでことなきを得ました。このような連携プレー、集団的攻撃無くしてはEno Cafeの開店は不可能なのであります。

現場にいる皆さんの力添えがあって初めて美味しいコーヒーが飲める。
ともの闘い勝利を得たような充実感と達成感、満足感が初めて得られるのであります。

無事に淹れたコーヒーをまずは船長に聞き味していただき、船長の「美味しい」の一言で他の皆さんもまずいとはいいづらくなったところで同船の皆さんにも配り朝のコーヒー・タイムであります。

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船の移動中は必ず寝ているY店長を除いた皆さんでコーヒーを飲めばまだ暗い船内には、これから待ち受けるであろう厳しい釣りの前にたおやかな空気が流れて、みなさん柔らかないい表情を見せてくださったのでありました。

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あれ?でも誰か足らない。
足元を見たらトモで横たわる人間がいた。マッシーさん、そんなところで寝てるからコーヒー上げるの忘れちゃったよ。まあいいか、寝てるし、気づかないし。
この日のEno Cafeは実はもう一つの記念すべき日でありました。
それは、今年の一月から定期参戦した東京湾シーバス・ジギングで毎度のEno Cafe開店の労をねぎらってか、ルアー・デザイナーの若林さんからアルミの削り出しでできたデミタスカップをこの釣行直前に頂き、ここで初めて使わせていただくというもので、これまで紙コップで飲んでたコーヒーをマイカップで飲めるようになった記念すべき日なのでありました。

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輪島の沖で自分で焙煎したコーヒーを飲むなんて三年半前のあの日には夢にも見なかった。

あの日僕の目に焼き付いてたのは今日と同じ輪島の美しい日の出とそれに輝き出されたブリの魚体だった。


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およそ一年半前に突然思い立って始めたこのEno Cafeだけれども、やっとここで一つの区切りがついたような気持ちになり、これから先、もっともっとあちこちの海で美味しいコーヒーを淹れてやろうという新たな意気込みを能登の海に誓ったのでありました。


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2017年11月18日 (土)

能登輪島ブリ・ヒラマサ・キャスティング その二@諏訪丸 輪島港

ブリ・ヒラマサをキャスティングで狙おうという今回のツアー、魚からの反応はいまいちで、朝まずめはガンド(ワラサ)とブリ一本で終わってしまいました。
その後ポツリポツリと釣れたものの魚からの反応はイマイチの状態。

僕の方はキャスティングは最初の三十分だけやってね魚狙い、入れ食いと言われていたアコウ(キジハタ)を狙ってネチネチ探るもベラ二匹という貧果でありました。
一度はアコウらしい魚をかけたんですがあえなくバレてしまい心が折れそうになるも
それでも諦めず底付近をジグで攻め続けること二時間、やっときました待望のアタリ、今度は魚もしっかり掛かっている様子、ん?でも引きが根魚とちと違う、糸を巻き巻きしている間首をやたらと振るような感触、一体何が掛かったやら。水面近くまで上がってきたのを恐る恐る見ていたら、あれ?黒っぽい。

釣れたのはビール瓶サイズの見事なアイナメちゃんでした。
夏の金華山で釣れたのと同じくらい太い。確かこれのお刺身は美味しかったんだよなあ、と思い出してニンマリです。

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地合いが来たか?と思ったもののその後もアタリは殆どなく本日の根魚商店街はシャッター街化しているご様子。

キャスティング組の皆さんも投げ続けていましたが、時折魚が出るもののヒットはなく日は高く上がりお昼近くになってしまいました。

キャスティングのみならず根魚攻めの体力も使い果たしてしまったワタクシは、ここでキャビンに入りしばしウトウトして体力回復を試みます。

船長に「僕の体力では100投がいいところなので休憩です」といったら、「午後の分50投分の体力を残しておいて」と言われたこともあり「午後にもチャンスはあるな」と体力の温存作戦に入ったのでありました。

しばらくウトウトしている間もこれといった事件は起こらなかったようで、船長も攻めあぐねて悩んでいる様子。

小一時間して根魚クラブに復帰して底をネチネチ初めて間も無く、「深場へ移動しよう」と決断したようで船は少し走ってやや深めのポイントに移動しました。

この移動が大当たり!キャスト開始後すぐに「出た出た〜!」「ヒット」と急に賑やかになってきたじゃありませんか。

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根魚クラブの僕も、今が地合いだ!とばかりにキャスティングロッドに持ち替えて投げ始めたら5〜6投したところで魚が出た。

しばらくルアーを追ってきたものの針にはかからず、しかし魚はいる。
次の一投でもまたまた魚が出た。これは釣れるぞ!とキャスティングしてルアーを何度か動かしたら急にグン!と重くなった。

ここで「慌てて竿を立てて合わせると抜けるよ!」と昨夜の焼肉屋さんで船長から口を酸っぱくなるほど指導を受けていたので、そのまま竿を寝かせたまま糸を巻き続けたらしっかりと魚はかかったようで、その重さがグングンと腕に伝わってくる。

先ほどまで寝ぼけていた頭は一気に血が上って熱くなり体も休憩していたのが良かったのか思いの外機敏に反応してくれた。魚はよく引きドラグを出すので軽く締め込んでファイトする。意外と大きいんじゃあないの?なんて期待をしながら巻いてきたらどうやらスレらしい。

針が口にかからず体のどこかにスレていると魚が泳ぎやすいのは釣り師の皆さんならよくご存知と思われますが頭の少し後ろあたりに針がかりしていたので道理でよく引く。

上がってきたのは3キロくらいのガンドでしたがお腹はパンパン、丸々と肥えた見事な魚体に見とれてしまいました。
「シメますか?」と聞かれて、思わず「はい」と答えてしまったので写真を撮る暇もなくシメて血抜きしてしまいましたが、この一匹のファイトでキャスティングは十分満足できたので再び根魚クラブに戻ってネチネチです。だってアコウが食べたいんだもん。それに同じ一匹でもキャスティングの一匹はなぜか満足度が高いものなんですよ。

船上ではヒットがポツポツと出て賑やかな状態。
ほぼ全員がキャスティングでガンドを仕留め船長もツアコンのY店長も少し安心したご様子。

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そしてさらにTさんがヒラマサをヒットさせ船上が賑やかになった。
ここ輪島ではヒラマサはブリに比べて数段格が上なんです。これが釣れると釣れないとでは全く話が違う。
ここまで早朝からキャスティング一本で投げ続けてきたTさんも苦労が報われて会心の笑みを浮かべて写真をパチリ。

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長いことキャスティングゲームから離れていたマッシーさんは竿とリール一式を新調して今回の釣りに臨んだものの、なかなか要領を掴めなかったようで苦戦を強いられておりました。

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時折根魚クラブに参加してきたものの、ほぼ一日投げ続けた根性と熱意はさすがであります。

一方根性なしの根魚クラブの僕の方はちっこいマハタを釣ったものの、その後またまたアコウらしき魚をバラしてしまい、本命のアコウはとうとう一匹も釣れずじまいで午後時二時の終了時間となってしまいました。

キャスティングの方は渋めながらもなんとか格好がついたものの、この根魚のあまりの沈黙ぶりには船長も首を傾げてしまっておりました。

再び小一時間船は港に向かって走り、僕はキャビンでごろ寝をしました。
普段は滅多にキャビンで寝ないのに投げていない割にはアコウが釣れなかったショックなのか体に疲れを覚えたのであります。

港について素早く片付けをし船長やクルーの皆さんにお礼と挨拶をして一路横浜へ向けて走り始めます。

恐いというウワサだった船長はいい人だったし、クルーも気持ちよく働いてくれたし、魚もたくさんではないけれど程よい程度に釣れたし、なかなか楽しい輪島釣行となったのでありました。

山中船長、シークレットの矢内口さん、木下さん、ありがとうございました。お世話になりました。
またお会いできる日を楽しみにしています。


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参考:諏訪丸釣果ブログ

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2017年11月17日 (金)

能登輪島ブリ・ヒラマサ・キャスティング@諏訪丸 輪島港

十月の仙台ワラサ釣行での釣果がイマイチだったのでなんとかどこかでイレグってスッキリしたい!ということでこのところ釣果が良い輪島へ釣行することになりました。

例によってプロ・ショップ・エブ・アンド・フローさん企画なのでありますが、今回は輪島釣行には珍しく「ゼロ泊三日弾丸ツアー」形式はとらず、前日入りで一泊して釣りをするというチョッピリ優雅な釣行となりました。

前日朝横浜を出発し、途中で一名拾って一路輪島へ。
到着したのは夕方の四時過ぎであります。
宿に荷物を降ろして早速今回お世話になる輪島港の諏訪丸さんの山中船長と連絡を取ったところ、自ら経営する釣具屋さんにいる、とのことで早速ご挨拶がてら出かけました。

道を間違えながらも何とかお店に着いて入っていけば、船長らしい人がいない。
我々の間には事前情報で「諏訪丸の船長は恐いヒト」「いかつい風貌」という認識が広まってしまっていたのですが、店内にそれらしい人はおらず、に名いる方はどちらも優しそうな目でニコニコしていらっしゃる。

年配の方が船長だろうなと察していたら、エブフロのY店長が挨拶してその通りの結果となったのであります。
何となく「恐い船長」に怯えていた我々の緊張がわずかに緩み、店内の商品を物色しつつ釣り談義など少し交わしたら「夕食に行こう」ということで近くの焼肉屋さんに移動して乾杯し明日の釣りの展開をさまざま予測しつつ期待に話は盛り上がります。

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キャスティングでブリ、ガンド(ワラサの地方名)、ヒラマサが出るらしいのだが明日は風向きと潮の向きがよくないかも、というような話をしながら腹一杯焼肉とビールをいただき七時過ぎに解散。


さて、釣り当日は五時半出船とのことで四時半に宿を出て買い物したら港に行き釣りの支度を真っ暗な中で始めます。この日の朝はこの秋一番の冷え込みということで僕は真冬の釣りの格好で出かけたので丁度いいくらいの寒さ。

支度をしていたら気がつくと船長にクルーのお二人が来ていて荷物を積み込み始めた。

荷物を積み込めば出船。
ポイントまで一時間ほど走る、ということでそれじゃあこの時間を利用してEno Cafeをやらない手はないと、昨日打ち合わせていた通り開店いたしまして、片付け終わる頃には空も白み始めてポイント到着。朝から理想の展開であります。これで釣れないはずはない。


ポイントに到着し一同キャスティング開始。
今回のメンバーは十月の仙台とほぼ同じメンバー、ロックンKさん、OさんTさんの同社員組、マッシーさんに僕、そしてY店長の六名であります。

諏訪丸は前に四人後ろで二人キャスティングができるので全員同時にキャスティングゲームを楽しめるという快適な船でありました。

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船長の合図でキャスティング開始!
潮波が立つほど潮が流れており空は曇り空、なんだか釣れそう。

開始間も無く「出たー!」という雄叫びが上がるも出ただけで乗らずじまい。
しかし、しばらくしてまた「出たー!」と雄叫びが聞こえたら今度は「乗った乗った!」という声が後ろで投げていた僕の耳に入る。

誰かかけたな、幸先いい。今日は釣れるかも。
なんて思いながら投げるも、こちらには反応なし。

魚を掛けたのはロックンKさんでお腹パンパンのガンド(ワラサ)が上がってきた。
本当に丸々太って太いガンドで見るからに美味しそう。ワシも釣るぞう!と気合が入る。

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しかしながら気合い入れても体力がない、三十分も投げたら右肩が痛くなってきたので無理はやめてキャスティングはお休みして、アコウ(キジハタ)でも狙おうとジグでボトムをネチネチ始めましした。

昨日の焼肉屋さんでのお話では、「アコウならいくらでも釣れる!」という話だったので高級魚アコウをお土産に帰れればブリ・ヒラマサは釣れたらラッキーくらいでいいや、なんて考えていたんですよ。

ところが世の中そんなに甘くはなかった!
腱鞘炎が治りきっていない左手でベイトリールを手にし、根魚キラーのジグであるプロセレのゴビアス・アンセスター110グラムを糸に結んでネチネチやるもなかなかアタリが出ず、最初に来たのは回収途中でアタッて来たベラちゃん。
ルアーとサイズが変わらないほどの食いしん坊なのでありますが、その後しばらくアタリなくしばらくして今度は底でアタッて来たのもまたまた同サイズのベラちゃん。
あれえ?アコウ入れ食いじゃなかったのう?

なんて思いながら、ネチネチ底を叩いていたらミヨシ方面で久しぶりに「ヒット!」の声。どうやらデカイらしい、かけたのはまたまたロックンKさん。
船はすぐにフォローに入り超シャローから水深20メートルくらいまで来たところのファイトを見ていたら竿が弓なりに曲がっている。まるでGTみたい、さぞや良型のヒラマサか?と期待しながら見ていたらタモに入ったのはぶっといブリでした。計測したら9キロちょいとわずかに10キロに届かず、それでも見事な魚体。

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嬉しそうに写真を撮られているロックンKさんをみて、普通ならばここで「おいらも一丁やちゃろうか」とキャスティングに行くところなのですが、ワタクシの頭の中はアコウ一色になっていまして、再びベイトリールを手にネチネチ始めたのでありました。

あれ?ブリ・ヒラマサ・キャスティング釣行じゃなかったっけ?

ということでその二に続く。


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参考:諏訪丸釣果ブログ

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2017年10月29日 (日)

アマダイシーズン到来2017@庄三郎丸 平塚

今年の僕の釣りは春までの東京湾シーバス以降は遠くにばかり釣りに出かけていて、相模湾、東京湾での釣りからすっかりご無沙汰になってしまっておりました。

相模湾はマグロもカツオも良かったし東京湾はタチウオやマゴチと身近に魅力的なターゲットはたくさんあるのにタイミングが合わずに出かけずじまいで来てしまったんです。

ここへ来て、台風で遠征が一つ中止になったことなどもあり「釣りした〜い」というテンションが上がって来たところに「アマダイが釣れだした」という釣り船の釣果情報を見ていたらなんだかムズムズと釣りの虫が体の中に沸き起こって来た。
大きな台風が去ってその影響もそろそろ薄れて来たかな?と思われた頃、明日アマダイに行こう!と思い立ち出かけて来ました。

お世話になったのはいつもの平塚の庄三郎丸さん。
いつもの、と書いてもののよく思い出して見たら昨年は一度もこずじまいだったので二年ぶりに訪れたのでありました。

出船一時間前についてみると平日なのに随分人が多い。
ちょうど今、イナダが好調でかなりの数釣れているのですのせいかな?と思ったらそれ以外にもいた手のお客さんでアマダイ船が出た様子でありました。

僕の乗る乗り合い船の方はそれほど釣り客はおらず片舷五人ずつだったので湯たり釣りができそうな感じ。

久しぶりのエサ釣りになんだか勝手が違って妙な緊張のような不安のようなものがありましたが、大きな忘れ物もせずに準備は整い朝6時半出船。


船は港を出ると前日初冠雪が見られた富士山を見ながらいつもの大磯方面に、と思いきや舵を左に切って江ノ島方向に向かって走っていく。

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「20分くらい走ります」という船長のアナウンスを聞きながら海面を見れば海はものすごい濁りで乳白色になっている。これじゃあ釣りにならないぞ。と不安になったものしばらく走り続けると濁りは次第に取れて来た。

Imgp8298



これなら釣りになる、と思ったあたりで「この辺からやってみます」という船長のアナウンスとともに船は止まり、最初のポイントは50mほどの浅場。

久しぶりの電動リールにぎこちなくモタモタしながら仕掛けを落としているとお隣さんはもう何かヒットさせている。おお!以外にも高活性か!?と思ったら外道だった。反対側のお隣さんにも同じ外道がかかったので、どうかこちらには来ませんように、と祈るように誘っていたら早々に船長から「あげといて」というアナウンスがあり移動となりました。

10分ほど走ったところで釣り再開、今度は水深90m。
アマダイらしい水深じゃあないですか〜。釣れそう!と思って釣り始めたらお隣さんに早くもヒット。
竿先をコココン!と叩くようなアマダイの子気味良い引きが見ていることらにも伝わってくる。
あれですよ、あれが味わいたくて来たんです。早くこっちにも当たらないかなあ、としゃくり方も思い出しながらしゃくってみるのですが一向にアタラない。

しばらくして、「のそ〜」っと重い感じがしたので合わせると、来ました!待望のコココンという引きが竿先から伝わります。
やった!来たぞ!と巻き上げ始めるも、ココン!は最初だけで引かなくなってしまった。アマダイだと最初に引いた後も水深40m〜30mくらいのところで必ずコココン!を繰り返すのですがそれがない。あらあ、違うなこれ!とあげて見たらやはり・・・
釣れて来たのはキダイのお子ちゃま。

気を取り直して釣り始めたもののアタリが少ない。
アマダイ以外の何かしらがエサを取りに来たりかかったりするものなんですが、全くそれがない。台風の影響がまだ残っているのかなあ?それともいつもの大磯沖と違って辻堂沖にあたるこの辺りは魚が薄いのか?などと不安になりつつもしゃくり続けます。


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この釣り、エサ釣りながらもしゃくりの誘い方で釣果に差が出るところが面白いので好んでやるのですが、なかなか今日の釣れるパターンが見つけられない。

一度あげて次の流しでようやくコココン!がやって来ました。
おチビながらも立派なアマダイちゃん。今シーズン初のアマダイに顔もほころびます。左右の方々も釣れているので魚はいる様子、魚さえいれば勝負はできる。と意気込むのですがここからまたアタリが遠くなってしまった。

こまめに餌を変えたりしながらしゃくれどしゃくれどアタリがない。
ないが悪いんだろう?魚がいないのか?と思い始めたところでまたまたポイント移動。船長も同じことを考えていたようで。

さらに深い95mくらいのポイントに入ったらようやく二匹目が釣れた。
これからが本番か?と思ったらここではシイラの猛攻にあってしまう。

水面近くに30cmほどの子供のシイラ、いわゆるペンペンシイラがウヨウヨいて、落としていくエサや上げてくる時に残っている餌に食いついてくるのであります。

シイラはかかると暴れまわるので、お隣さんとオマツリしたり仕掛けをダメにされたりとロクなことがないので嫌われ者なんです。

こいつを立て続けに二本かけてしまい、今日はシイラ釣りか?などと皮肉を言いたくなるほど。
この日の海も水温が高く手を入れるとぬるま湯のよう。こんな高水温じゃシイラもたくさんいるわけだ、と前々回に書いた仙台の高水温の話を思い出しながら釣りをします。

シイラに食われないように素早く仕掛けを落としてから水深40mを過ぎるあたりまでは気が抜けません。それを越えればシイラも追ってこないので何んとかアマダイに集中できるというわけです。

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                お天気で凪も良く…でも釣れないweep 

そんな中、ポツリ、ポツリとアマダイがかかるものの午前10時を過ぎてようやく三匹と渋〜い感じ。周囲はもう少し釣れているように思えてくるとだんだん自分だけ釣れていないような気持ちに陥ってくる。
誘い方を変えてみたり、竿をタイラバロッドからエサ釣り用の竿に変えてみたりするものの釣れてくるのはカナガシラやガンゾウビラメばかり。

何かが悪いんだなあ、と思いながら色々試していたのですが三匹目のアマダイの釣れた時にちょっとヒントがあった。

それまでアタリと思っていなかった小さなアタリをとったら口の皮一枚にかかってアマダイが上がってきたんです。

活性の良い時のアマダイはエサを一気に吸い込むように食ってくるので、ブルルン!と竿先を震わせてアタリ、こういう時はあげてみるとエサも針も喉の奥まで吸い込んでしまっていることが多いのですが今回は違った。

今日の魚は食いが浅いな、と思いその後はこれはアタリかな?と思うような微妙なものもどんどん合わせて行ったのです。

すると釣れるテンポが急に上がって一流しに一匹くらいのペースで釣れるようになってきましたよ。こうなるとお調子者のワタクシでありますから、もう釣れない気がしない。

棚の取り方も微妙に変えたら外道もこなくなったので、あとは上げ下げする時に食らいついてくるシイラだけが邪魔者です。

アマダイとともにシイラも追加して合計六匹も釣りながら、なんとかアマダイはそれを上回り1時半の起き上がりまでに九匹釣ることができました。


最後の一流しではなんとか追加してツ抜けを目指したのですが、コココン!ときたのはキダイのおチビちゃんでツ抜け達成はならず。それでも竿ガシラを取ることができたので満足のいく結果に終わりました。

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           庄三郎丸さんの釣果情報にも写真が載っちゃった

何よりも、これまで気づかなかったアマダイのアタリの取り方を発見したのが嬉しくて、これからのアマダイ釣りでもこれは大きな武器になりそう、早くも次の釣行の計画を立てようと、気分はすっかりアマダイ・モードに突入していくのでありました。



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2017年10月24日 (火)

Eno Cafe ばんばん丸店@ばんばん丸 塩釜港

毎度日本全国のオフショア遊漁船にコーヒーセットを持ち込んでは、自家焙煎コーヒーをゴリゴリと挽き倒し、美味しいコーヒーを周囲の皆さんに無理やり飲ませては、これまた無理やり「美味しい」と言わせる「Eno Cafe」であります。

今回無理をし倒したのは東北は仙台・塩釜のばんばん丸さん。
ワタクシがこの釣りを始めて以来四年目、毎年お世話になっている船でありますが、コーヒーを持ち込むのは初めて、どうして昨年持ち込まなかったんだろう?

仙台といえば、この夏お邪魔した金華山のはま丸さんでのEno Cafeが北限でありますので、今回塩釜はそのちょいとだけ南にあたり、北から二番目ということになるわけでありますね。

とはいえ、塩釜から向かった釣りのポイントは金華山でしたので実際にEno Cafeが行われたのは塩釜港を出て間も無くの海上でしたから、塩釜、金華山間での開店となったわけであります。

今回ばんばん丸さんはソルト・ルアー・ショップ・エブ・アンド・フローさんのお客さん9名での仕立てでした。
船に乗り込んだらすぐにキャビンの一番奥に入り込んで寝てしまうお店の店長以外の8名に船長さんを足した9人前のコーヒーを入れるという、Eno Cafeとしては最大級の規模になりましたので、コーヒーを淹れるのにもいろいろ苦労がありましたよ。

人数が多いから豆をたくさん持っていけばいい、というような簡単な話にならないのが走る船の上で行うEno Cafeの難しいところ。
第一の問題はコーヒーミルが一度に引いて受けておける豆の量が3人分しかないことでありますが、これはコーヒーミルに溜まった粉を少しずつドリッパーに移していけばなんとかクリアできるものの、ここで問題になるのが船の揺れ具合なのでありますね。

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            楽しそうに見えますがそれなりの苦労があるんです

 
凪の海を静かにゆく船の上でありましたら、コーヒーサーバーの上にドリッパーを乗せて、その中にコーヒーを引いた粉を入れたとしてもどうということはないのですが、うねりのある海上をフルスピードでぶっ飛ばす船の上ともなると、船の揺れでサーバーの上のドリッパーはバランスを崩して中に入った粉ごとはかなくも船の床の上に撒き散らされてしまうことでしょう。

かつて一度だけそのような失敗を長崎のステイタスさんでやらかしてしまい、思わぬ形でコーヒーがこぼれた先にマットに含まれたゴミとコーヒー豆とのブレンド・コーヒーを淹れてしまったという苦い経験があるのでこれだけは何がなんでも避けたい!という強い思いがあります。

幸い今回は比較的波は穏やかでうねりも少なかったためさほどの揺れではなかったものの、海の上のはなしですから急に大きな波が船に当たる様なことがあれば一瞬でコーヒーはオジャンになってしまうので大きな緊張を強いられるのであります。

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      手ブレじゃありませんよ、このくらいは揺れるんです。船の上ですから

そこで立てた作戦は、今回は人数分フルに淹れることはせず一度に淹れられる限界値である五杯分淹れて少なめに配ろうというものでした。

五杯分の豆を挽くということは、最低どこかで一度ドリッパーに粉を入れた状態で残りの分を挽かなければならない状況が訪れますので、その時には同船のみなさんの協力でドリパーを手で押さえていただきました。

まずは最小限である二杯分の豆を挽いてドリッパーに移し、残り三杯分を素早く挽きます。


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              まずは船長に無理やり飲ませる


なんとか揺れに耐えている間に挽き終えて五杯分の粉がドリッパーに収まったなら、素早くお湯の投入となりますね。


この船では湯沸しポットの横までサーバーとドリッパーを移動して、お湯は電動湯沸しポットからの投入でしたので、ボタンを押すとお湯が出るタイプですからポットを傾けることができないため、あらかじめ用意しておいたアルミのマグカップに一度ポットからお湯を必要文注いで、カップからドリッパーに投入するという手段をとります。

この辺りも、もたもたしているとこぼす可能性がありますので気は抜けません。

Eno Cafe方式では、最初のお湯投入時に粉をスプーンでかき混ぜて粉全体にお湯を浸透させてから1分間蒸らす、という方式にこだわっておりますので揺れる船上とはいえ、ここは譲れないのであります。なぜかって?味にこだわっているからなのでありますね。

ただコーヒーを淹れて飲むんじゃつまらないんですよ。飲んだ方々が「う〜む」とうなるくらい美味しいコーヒーを入れることを目標にしているのがEno cafeなのであります。
このやり方、最近はやりの「サード・ウェーブ・コーヒー」のお店の取材記事からヒンントを得て普通の焙煎の豆で試したところ、従来の蒸し方よりも格段と美味しく入ることが確認できたので、勝手に豆させていただいているのであります。コーヒー好きの方は是非一度お試しあれ。

ということで、無事1分間ドリッパーは倒れることなく経過すると、今度は残りのお湯の投入ですね、この方式では豆がしっかり蒸されているのでこの後のお湯は比較的どんどん入れてしまっても十分にコーヒーの味が出ますので、揺れに注意するだけでありました。

マグカップから何度かお湯を注げば、コーヒーサーバーの目盛り4杯分のところに来たところで止まるようにお湯の量を調整します。濃い目に入れるんですね。ここも「お湯の味がするコーヒーは出さない」というEno Cafeのこだわりであります。

さてさて、左右上下にふわふわと揺れる船内でなんとかコーヒーが淹れ終わりあとはカップに注いで皆さんに分けるだけであります。

カップは100ccほどしか入らない小ぶりの紙コップ。これをテーブルに人数分並べます。
この小さいカップ、口周りが小さいので、揺れる中でコーヒーをこぼさずに注ぐのが意外と難しい。

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              手にしたカップでその大きさがおわかりかと
並べたカップの中に慎重に少しずつコーヒーを注いで全員の味が均質になるよう配慮します。
1回目は無事に一巡して注ぎ終わり、二巡目の継ぎ足しになり、その三杯目に注ごうとした時に船がふわっと揺れた!あ!と思う間も無くコーヒーがテーブルにこぼれてしまった!しかしその量はわずかでありましたので大きなダメージはなく、船長にティッシュをお願いして拭き取り事なきを得てみなさんにコーヒーを配ります。


ここまで来て、緊張感から解放され、また達成感を味わいながら自らのコーヒーを口にすれば、ああ、なんという充実感。恍惚としながら船に揺られ飲むコーヒーの美味しいことと言ったらない。

今回も「自分はコーヒーは飲まないんで」という方に無理やり押し付けて飲ませた挙句「美味しい」の一言を発するまで睨み続けるという、まるで昔の押し売りのようなことをしつつも、一同ポイントに向かう早朝の船の上で釣り談義に花が咲き良き釣行の始まりを迎えたのでありました。

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            普段は飲まれない方(右)もこの笑顔
さて、次回のEno Cafeは一体どこでの開店となりますやら、未定ではありますが、乗り合い船でも船長の許しが出たらやろうと隙を伺っていますので、見かけた方は是非声をかけてくださいまし。美味しいコーヒーをご提供いたします。


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2017年10月19日 (木)

ここまで来ている?地球温暖化@ばんばん丸 塩釜港

地球の温暖化はあちこちでその影響が報じられ、遠くはアラスカの氷河が溶けて後退している、ヨーロッパアルプスの氷河もまた然り、身近なところではこのところの夏の暑さは僕の青春時代の頃とは異質な暑さだったりするのでありますが、釣り師的にさらに身近な問題となると海水温の上昇であります。

世界中の海の水温は上昇傾向にあるらしいですが、日本はその中でも平均上昇を上回る高水温だそうで、最近どこに釣りに行っても水温が高すぎる、という話を聞くのもデータが裏付けてくれているようであります。

今回釣りの訪れた仙台・塩釜港からのワラサ釣りも、水温が下がると一斉に湧き出すメロウド(小女子の地方名)が水温が高くて湧いてこないという話を昨年から聞いていましたが、今年は更に酷いらしい。

ここでのワラサ釣りはメロウドの湧く時期にちょうどきたから降りてきたワラサの群れがメロウドを餌にしばらくの間その場所にとどまるために釣れるという仕組みなので、メロウどの湧く時期がずれただけでワラサちゃんはそこのポイントにとどまらずスルーして南下してしまうため釣れなくなってしまうらしい。

昨年はギリギリ最後のワラサの群れにメロウドが間に合ったため、ちょぼちょぼでしたがかろうじて釣りが成立したのですが、今年はもうさっぱりダメらしくいつものポイントではまったく釣れないという困った状態なのでありました。


今年の仙台ワラサ釣行も毎年恒例となった塩釜港のバンバン丸さんでのゼロ泊二日釣行。前夜横浜を出発し早朝の出船前に塩釜港着、日中釣りをして上がったら一風呂浴びて牛タンを食べて帰ってくる、という輪島のゼロ泊三日に準ずるハードな釣行であります。

先にも書いたメロウド・パターンの崩壊は事前に情報を得ていたのですが、多少は期待しつつ現場に行ってみると、やはりダメらしい。
そこで、そこのポイントは諦めてこの八月に訪れた金華山周辺のポイントへ行くということになり、塩釜港からおよそ二時間かけて船を走らせ金華山に行くことになりました。

午前七時頃、ポイントに到着するとすでに船団ができており、ああ、やはり他のポイントがないからみんなここに集まっちゃうんだ、と、ちょっとガッカリ。

釣り始めてみると、今回久々登場のPZ3さんが落としたジグにいきなりヒット!
なんだ!釣れるじゃないか。と思ったのもつかの間、上がってきたのはお世辞にもワラサとは言い難いイナダに毛の生えたくらいのブリでした。

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ここで復習しておきますと、出世魚ブリは関東では小さい順に、ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリとなるわけですが、今年は地元の相模湾でもイナダが爆釣しているので、この魚をわざわざ仙台まで釣りに来る意味はないのであります。

などと思って、潮に流されたジグを回収しているところ、比較的上の方で僕にもヒット!
いくらも竿が曲がらないその手応えにああ、これもイナダだ、といい加減に巻いてきて船に抜き上げようとしたらバレてしまった。

しかしながら全く悔しさはなく、もっとおきいのを!と再び落とすと何投か目にあたりがあり、今度は引く。しかし青物の引きではないので、もしや、ヒラメか!そっちの方が嬉しいぞ!とぬか喜びしていたら上がってきたのは美しいホウボウ。

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しばらくその美しい胸ビレに見とれながら釣りをしていると、今度は底から二しゃくりくらいのところでヒット。
活性はそれなりにあるようで、船中、あちこちでヒットしている。ところが上がってきたのはまたまたイナダちゃんだったのでそのままリリース。

この時点では魚の活性がそれなりにあったのでまだまだ釣れるだろうと甘く見ていたのであります。

その後、背向かいで釣りをしていたOさんが立て続けにヒラメを連発していたので、こちらもイナダからヒラメ狙いに変更し、ジグを底付近でじくじくと巻いては落としというのを繰り返していたら、ガツン!と来た!

やった!狙い通り、この引きはヒラメだ!
どうやっていただいちゃおうかしら、と食べることを考えたのがまずかった。
ヒラメに殺気が伝わったのか頭を振られるような感触を覚えた瞬間するりと外れてしまったではありませんか。

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ヨッシーさんの魚はワラサ・サイズ

そこから先は潮が緩んで来たのとともにあたりも遠くなってしまい、時折誰かにヒットする、という程度の渋い釣りになってしまいました。

Img_8793


ポイントを二十分ほど移動して釣り始めるも、状況はあまり変わらず納竿の十二時までに一人平均二匹の釣果。いつもならワラサがダメでもヒラメがそこそこ釣れるのに、そちらの方も連日の大船団に釣りきられてしまった感がありました。

Img_8815

アタリはその後も時折あったのですが、悔いは浅くなかなか乗ることなく魚を追加することができませんでしたが、一人マッシーさんだけはポツポツと釣り上げ、最後には大きなアイナメも釣り上げた。

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まあ、こういう時もあるさ、と思いながらも港に戻る船の中では体も心も重く、コーヒーを淹れようなどという気にもならず、うたた寝して帰って来たのでありました。

この日僕が使ったジグはプロセレのゴビアス・ブルスリム80g・コウナゴカラーとまさにベイトにマッチさせたものを中心に同ジグのピンクシルバー(この日は全般的にこの色がよかった)やMGクラフトのスキルジグ、プロセレのアンチョビット・シャープ140gなどでした。ヒットルアーは全てブルスリム80g。

まあ、使っていた時間が長かったので自ずとそうなったのでしょう。PZ3さんはスキルジグ・ピンクシルバーで釣っていましたし、 もっと大きなジグで釣って竿頭になったのがマッシーさんと、必ずしも小さいジグがよかった訳でもなかったようでした。
その証拠に、釣った魚が吐き出したメロウドのサイズは15cm近くありそうな大きなものでした。

バンバン丸も今年で連続四年の釣行になりましたが、この四年でずいぶん海が変わって来たというのが実感であります。船長もこればかりはどうにもできないと嘆いておりました。

果たしてこの先も地球の温暖化が進んで行った際には一体どういうことになるのであろうか?と思うと、釣りの問題だけではなく、実生活に深く関わる問題も多発するであろうと想像すると、釣れた、釣れない、と一喜一憂している場合ではないのだな、と感じたのであります。

釣りに関するお問い合わせはルアー・ショップEbb&Flow

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2017年10月16日 (月)

TODAY AND TOMORROW/McCOY TYNER(ヨーロッパ盤LP)

秋めいたら急にジャズばかり聴くようになってしまい自ずと本ブログ記事もジャズネタが連続してしまいますが、本日はマッコイ・タイナーの「トゥデイ・アンド・トゥモロー」というアルバムです。

Photo

TODAY AND TOMORROW

Personel
SIDE1  1~3
THAD JONES tp
FRANK STOROZIER  as
JOHN GILMORE ts
McCOY TYNER p
BUTCH WARREN bs
ELVIN JONES ds

4~SIDE2
McCOY TYNER p
JIMMY GARRISON b
ALBERT TOOTIE HEATH ds

曲目
SIDE1
1.CONTENPORARY FOCUS
2.T'N A BLUES
3.THREE FLOWERS
4.FLAPSTICK BLUES

SIDE2
1.NIGHT IN TUNISIA
2.AUTMUN LEAVES
3.WHEN SUNNY GETS BLUE
4.YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO
5.FIVE SPOT AFTER DARK

Bounus Tracks  SIDE1-4  SIDE2-4.5 

このアルバム、オリジナルはインパルスから発売されていて、セクステットとピアノトリオの演奏がそれぞれ三曲ずつ交互に収録されているアルバムでありまして、当時コルトレーン・バンドのメンバーだったマッコイにとってセクステットとトリオのどりらがトゥデイでどちらがトゥモロウなのかは本人に聞いてみたいところでありますが、アルバムでは先にセクステットから始まっているところや、このアルバムの発売の頃にはコルトレーン・バンドと決別しているところなどから、セクステットがトゥデイなのかと思いきや、録音はトリオ演奏が1963年でセクステットが1964年、演奏曲もトリオはスタンダード中心なのがセクステットは全曲オリジナル、しかも最初の曲名が「コンテンポラリー フォーカス」となるとセクステットが「明日」でトリオが「今日の姿」なのでしょう。

と、ここまで書いて見たのですが、私の手元にある本アルバムは今年になってヨーロッパのレコード会社から発売されたアナログ盤で、収録の曲順がオリジナルと全く違うんでありますよ。

A面の頭から三曲がセクステット演奏で四曲目以降がトリオ演奏となり、しかも、トリオ演奏のボーナス・トラックが三曲も挿入されているので、オリジナルのアルバムとは全く違う内容の構成になっているのであります。
以前、本ブログでギル・エヴァンス・オーケストラの記事でやはり曲順をオリジナルと変えてしまったために全く違う意味のアルバムになってしまっている、ということを書きましたが、ここでは演奏内容からアルバムの意味はさほど変わらないであろうにしても聞いた時の印象は全く異なるものになってしまっているのでありました。

しかしながら、ではこのヨーロッパ盤が良くないのか?と言いますと、必ずしもそうではなく、異なる編成の演奏をスパッと前後に分けてしまったことから、すっきり分かりやすい構成になっていることも事実で、最初に賑やかななセクステット演奏を堪能した後にリラックスしてトリオ演奏を聴けるという楽しみ方ができないでもない。

演奏内容はと申し上げますと、前半三曲のセクステットものは一発物あり、激しいブルースあり、モーダルな感じで結構いやらしいコードチェンジをしている曲ありで、サウンド的には新しく聴こえ、のちの「エクステンションズ」などのアルバムにつながるサウンドになっております。
ホーンの三人もなかなかいい演奏を繰り広げておりまして、各メンバー、エルビンの熱いドラムに引きずられるように熱い演奏を繰り広げておりますね。しかし、コード進行のいやらしい三曲目のスリーフラワーズはちょっと手こずっている感じ。

後半のトリオものはマッコイの旧作「バラードトブルースの夜」を思わせるリラックスしたピアノトリオ演奏で、おまけで収録されたブルース以外は王道を行くようなスタンダードばかり演奏しています。


もう一つこのアルバムで目が行ったのは、セクステットのテナーサックスがジョン・ギルモアという人であること。

このかた、あまり名前は知れれていないようですが、アメリカジャズ界ではミュージシャンから一目置かれるミュージシャンズ・ミュージシャンのような方なんです。

1950年台後半にクリフォード・ジョーダンのデビューアルバムで一緒にプレイしていたり、その後アート・ブレーキーのジャズ・メッセンジャーズに入団し来日もしている。しかもその時、当時に日活アクションものか何かの映画に演奏シーンで登場までしている。

実は彼に興味を持ったのはこの映画のワン・シーンをビデオで見た時に、アート・ブレーキーはわかるけれど、後ろにいるバカでかいテナーは一体誰だ!とわしらジャズ仲間で議論になり、色々調べたところこのジョン・ギルモアという人だということが判明し、その間、色々この方の演奏しているレコードやらCDやらを聞いているうちにすっかり好きになってしまったという経緯があるんですね。

その後の活動には詳しくないのですが、サン・ラノアーケストラに入り長いこと共演していたようであります。
アシュリー・カーン著の「インパルス・レコード物語」という本にも、このアルバムのことが少しだけ書かれており、文脈からすると、ジョン・ギルモアをサン・ラノアーケストラから連れてきたのはプロデューサーのボブ・シールのように読み取れるのだけれど、本当なのだろうか?

ともあれ、そんなジョン・ギルモアの演奏が思いがけず聞けたのもとても嬉しかったし、マッコイのある種過渡期的な時期の演奏を収めたアルバムとして十分聞く価値のあるものだと思うわけでありました。


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2017年10月15日 (日)

ELVIN JONES JAZZ MACHINE AT ONKEL PO'S CARNEGIE HALL

先日カーター・ジェファーソンというサックス吹きの記事を書きましたが、その中で1980年代にエルビンのグループで演奏していたとご紹介していました。

本日、ひと月ほど前にまとめ買いしたレコードがアルバム数枚部屋の片隅に、「暑くってジャズなんか、特に暑苦しそうなエルビンのツイン・サックス・バンドのライブものなんざ聴いていらんねえや!」と放置していたものを、「秋雨がそぼ降り涼しくなった途端に、どれどれ、ジャズでもじっくり聴いてみるか」と手に取り始め、その中の一枚をとって「エルビンもいいかも」なんて言いながらメンツを見てみれば、なあんと!サックス、カーター・ジェファーソンと書かれているではありませんか!

灯台下暗しとは正にこの事、まさか自分がカーター・ジェファーソンが入っているエルビンのレコードを持っていようなんざ夢にも思わなかったぜえ。と、ひとり朝から飛び上がって喜んで手にしていたアルバムがこれ、
「ELVIN JONES JAZZ MACHINE AT ONKEL PO'S CARNEGIE HALL」というなが〜いタイトルの二枚組レコードで1981年ハンブルグで収録されたものであります。

Photo_2

Personel
CARTER JEFFERSON sax
DWAYNE ARMSTRONG sax
FUMIO KARASHIMA piano
MARVIN HORNE guitar
ANDY McCLOUD bass
ELVIN JONES drums

曲目
1.ELVIN JONES BLUES
2.FRIDAY NIGHT
3.DOLL OF THE BRIDGE
4.IN A SENTIMENTAL MOOD
5.MY ONE AND ONLY LOVE
6.ANTIGUA
このアルバム、二枚組のくせして6曲しか入っていない。ライブ録音なので当たり前なのかもしれませんけれど、当時の熱いジャズはライブともなれば一曲20分なんていうのはザラにあったので特に驚きはしませんが時代は変わったなあ。最近のライブ録音て曲がたくさん入っていますよねえ。それだけ演奏が淡白になっちゃったんだろうな。昔のあつ〜いジャズが恋しくなってきた。という事で早速聴いて見ました。


上記のパーソネルを見ると二本のサックスからなるバンド・スタイルはグロスマン、リーブマンの時代の有名なライトハウスのライブ録音が残っているエルビンバンドのスタイルを踏襲した形式になっておりますが、コード楽器のいなかったカサカサに乾いたサウンドのグロスマン、リーブマン時代と違い和音楽器のギターも入ってし、さらによ〜く見るとピアノは今年亡くなった辛島文雄さんだ!

辛島さんがこんなところで活躍なさっていたとはつゆ知らず、改めて素晴らしい演奏に感銘を受けるとともにご冥福を祈ってしまったのですが、今回も注目したいのはサックスのカーター・フェファーソン。

一曲目は、いかにもテキトーに名前をつけました、という感じのブルースだけれどいきなり熱い演奏。
しかし、サックスの二人が前面に出てバトルを繰り広げるというよりは、全員のソロのバランスを考えて構成されていて、例のライトハウスのライブとは全く違うバンドのサウンドなのでありました。

演奏も、サックス陣のお二人なんだかイマイチ。
カーター・ジェファーソンもウッディ・ショウのバンドで見せた、いや、聴かせた歯切れのいいソロが聴けない。どこか調子悪かったのだろうか?
三曲目のDOLL OF BRIDGEは蕗谷紅児(ふきやこうじ)の「花嫁人形」でありました。「きんらんどんすの〜す〜の、お〜び締めながら〜」というやつです。若い人には分かんないか?その「花嫁人形」アルバムクレジットには辛島さん作曲と書かれていますがこれは間違いですね。

テーマは日本の懐かしのメロディのジャズアレンジで、日本人の僕的には聴いていて少々恥ずかしい感じもしなくないんですが、アドリブに入ってしまえばこれはもう怒涛のエルビン・サウンズで圧倒的なジャズを展開してくれます。

ここでも、いいソロ取ってるのはマービン・ホーンという人のギターと我らが辛島さん。辛島さんのソロが本当にいい。

さらに四曲目、五曲目のバラード二連発においては辛島さんフューチャーで実に美しいサウンド、ここでのギターもいい。

最後の曲 「アンティグア」は冒頭にも話した「エルビン・アット・ライトハウス」というアルバムで大受けしたテナーバトル曲なのでありまして、LPの片面一曲で勝負という長い演奏になっているのでありますが、ここでも残念なことにテナー陣がイマイチ!ギター君と寺島さんのリズム陣の圧倒的勝利で終わってしまった。

振り返ると、ギターとピアノのアルバムだな、という印象。
なんて発音して良いのかわからない名前の方のサックス、アームストロング君はともかくカーター・ジェファーソンにはもう少し頑張って欲しかったなあ。

何か本調子が出せない理由があるに違いないのだと思うのだけれど、このレコード一枚で彼の演奏を全て評価してしまうのにはあまりにも気の毒というレコードなのでありました。


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