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初夏の男女群島遠征2022その三@サンライズ新海

男女群島遠征三日目。
朝5時、島影に停泊した船の中で目が覚める。
すぐに船のエンジンがかかり最初のポイントに向かい始めた。
この日は夕方の飛行機に間に合う時間までに呼子の港まで帰らなければならないのだが、釣り具の片づけなどの時間を考慮すると遅くとも昼前には男女を離れなければならなかった。


その事もあって朝早くから船を走らせ釣りを始めたのだ。
海は昨日の波が少し残っていたが凪いでいた。空も雲が取れ始めて明るくなってきた。

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前日の夕まずめに良かったポイントから釣りを始めたがどうも昨日とは状況が変わったようでなかなかアタリが出ない。
僕はこの日の朝は体が重くて釣りを始めたけれど体がうまく動かない。
まだ体が目覚めていないのだ。こういう時はコーヒーを飲んで血の巡りを良くするに限るので、3度目に流し変えた時に釣りを休んでコーヒーを淹れた。
早朝の男女群島の景色を見ながら濃いめのコーヒーを飲む。他の釣り師の皆さんにも振る舞った。
コーヒーを飲むと体が目覚めたのか軽くなってきて釣りを再開する。


この時もキャスティング組とジギング組に別れて釣りをしていたが僕はジグをしゃくる事にした。
ジグは男女群島で僕的には定番のスキルガンマ280g、色はイチゴミルクカラー。
このジグをシャクると釣れない気がしない。前日のカンパチも全てこれで釣ったのだった。



しばらくしてアタリがあり竿がしなる。
ほら来た!とあわせて糸を巻き始めるとカンパチとは違う引きなのだがグイグイと良く引く。
重さもそこそこありそうだ。
何だろうかと横に来た船長と魚の当てっこをしながら巻いて来たら見えて来たのは大きなマダイだった。
たしか前回3月に男女にきた時もマダイのデカイのを釣ったな、最近マダイづいているようだ。

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写真を撮ってリリースする。
東京湾で釣り上げたらびっくりサイズのマダイなのだがここでは10キロオーバーのマダイも上がっているようなのでトロフィーフィッシュではなかった。
大きいマダイは味もイマイチというのであえてリリースした。
再び釣りを始めるとすぐにまたヒットする。
今度は小さい。上がってきたのはサバだった。


この後はアタリも遠のく。他の人も釣れていなかった。
船長とソウゴくんが用意してくれた朝ごはんを食べる。
船の上で食べる飯は旨い。何を食べても旨いものなのだがサラダたっぷりのパンやソーセージは普段この手の食事は取らない僕が食べ過ぎてしまうくらい美味しかった。
満腹になり再び釣りを再開する。
釣る→食べる→釣る、と寝る食べる以外はずっと釣りをしていられるのだからたまらない。しかもデカイのが釣れるのである。
船中泊の醍醐味はここにこそあると思った。




時間いっぱいまでポイントを変えて投げたりしゃくったりみんなで攻めてみたが絶好調の怪魚ハンターがカンパチのいいヤツを一本とKY店長がカンパチをキャスティングではジギンング王(最近しゃくらずにキャストばかりしているのでこの名前に違和感を感じつつある)がヒラマサをキャッチした以外にはこれと言った釣果は得られなかった。

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昨日は常に船の周りを鳥が飛び交い、海の中もザワザワしているのが感じられたが、この日は全くそういう気配はなく海に生命感を感じられなかった。
それでも天気が良いので気持ちが良い。
目の前に広がる男女群島の景色を見ているだけでも幸せだった。
こんなところまで来られること自体が幸せだと実感した。



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タイムリミットの10時半、時間いっぱいまで釣りをしたが釣果は芳しくなくやむなく撤収し早めのお昼ご飯を食べた。
美味しいロコモコを島を見ながら食べる。旨い。


船はやがて走り始め一気に唐津の呼子港を目指し船は加速した。
一同、ビールなどで乾杯して健闘をたたえ合いその後はのんびりしたり後片付けをボチボチしたり。
何しろ5時間以上かかるのだから時間はたっぷりある。


僕は酔っていい気持ちになり走る船の上で上半身裸になり甲羅干しをした。
五島に入ると海はべた凪になり船も揺れないので残っていたコーヒーを全部淹れて今回3度目のいや、福江島でも淹れたので4度目のエノカフェを開いた。

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切られたカンパチのことを思い出しながら次こそはあのサイズを上げたいと後ろにさっていく島々を眺めながらしみじみと思うのでありました。



写真協力:Ebb&Flow、サンライズ新海
釣りに関するお問い合わせはルアーショップEbb&Flowへどうぞ
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2022年6月22日 (水)

初夏の男女群島遠征2022その二@サンライズ新海

遠征二日目は天気予報通り海は時化となり福江島で停滞する。
朝はのんびり起きたいところだが普段の生活リズムで遅くとも朝の5時には起きてしまうのだった。
同じ部屋のジギング王も早起きなので一緒に近くのコンビニへ朝食を買いに行った。
あとは部屋の中で思いおもいに過ごす。


10時頃、KY店長がみんなを連れて福江島観光に出かけると声をかけられたが、僕とジギング王は宿でのんびりすることにした。
ジギング王という人は観光には全く興味のない方で、時化で観光という時にはいつも別行動でのんびりしている。
僕も昨日の疲れが残っていたのこともありのんびり体を休めたかったので残った。狭い車に押し込められて一日過ごすのが嫌だったのもある。


昼前にジギング王と一緒に散歩がてら出かけて福江城址を見学した。江戸末期に建てたれた日本一新しい城らしい。海の要塞的な海城だっということもわかり面白かった。
その足で夕べ食事した店に行き味噌ちゃんぽんにビールというシアワセな昼食をとり満足する。
商店街に電気屋があったので家で使う蛍光灯のグローランプを買う。こういうものが横浜の我が家の近所では身近で手に入らない。不便な街なのだ。




夕方みんなが帰るまでゴロゴロして、夕食は焼肉屋に行って豪勢に肉を食いまくる。
と行っても僕自身はもういい年なのであまり肉に興味がない。うまいけれど量も食べられないので美味しい所をちょこちょこつまむ程度だった。
何人かは二次会に飲みに出かけたようだが、僕とジギング王は8時過ぎには宿に先に戻って寝てしまった。



そして三日目。
朝はまだ風が残るというので7時半に宿を出て8時に船、ということになっていたが、我ら早起き組は早々に身支度も終わり間が持たないので先に歩いて船に行ってしまった。
船に着くとソウゴくんが船内にしまってあった釣り竿や道具を外に出していたので手伝う。
前夜はかなり激しく雨が降り風も吹いた。この時にもまだ小雨がぱらつきそうな天気だった。




8時過ぎに全員船に乗り出船となる。
港を出ると海はそこそこ波が残っていた。揺れる船の中を二時間男女群島まで走る。
最初のポイントに着いたのは10時半頃。
前回、三月の男女群島遠征で入れ食いだったポイントだったのだが、この日は全くダメで、ここでクエを一匹と狙っていた僕は今回はクエは釣れないかな、と弱気になる。
ここでは根魚王が珍しいハタを釣り上げた。一見ホウキハタのように見えたが模様が違う。名前を聞いたが僕は忘れてしまった。

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この一匹以外は芳しい釣果がなかったので大きく移動して初日に最後にやったポイントに入る。
この日はここが凄かった。
トップではキメジの入れ食いでトップ組は次々と上げてはリリースしていた。

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僕はおチビマグロには興味ないのでジギングでしゃくっていたが、こちらもいいカンパチが掛かった。
釣れた中で一番良かったのは8キロくらいのヒレナガカンパチだったのだが、これの日にならない重さの魚を二匹かけた。

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その一匹目はズシンという手応えとともにドラグを鳴らして糸を引き出す。船長がすかさず船を動かしフォローしてくれたのだが場所が悪かった。
もっとも浅いところの水深が15mの瀬を乗り越える前にかかったので、糸が巻けない時点で僕の負けだった。魚はグイグイと糸を出して船長が水深15メートル!と叫ぶと同時に根ズレで切られてしまった。

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もう一匹、同じような重さ、手応えのカンパチをかけたがこちらは瀬はなかったのだが5号のPEからぶち切られた。
この一匹は悔しい。
キャスト組は目地のナブラが去った後はヒラマサが釣れていた。

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僕と同様にいいサイズを掛けながら根ズレで切られるのも連発していた。
そんな中でキャスティングをしていた怪魚ハンターにでかいヒラマサがかかった。
水深に問題ない場所だったが魚がでかいらしくファイトがしばらく続く。ところが途中で船長からヒラマサじゃない!と声が発せられる。
何だろうとようやく船べりによってきた大きな魚をあげてみたら見たことのない人相の悪い顔にギザギザの鋭い歯が並んでいる。
体調は長く測ったら1メートル50センチもあった。

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船長が、ウシサワラです。という言われてみれば確かにサワラなのだがデカすぎる。もちろん初めて見る魚だ。
重さを測ったら21キロもあった。ウシサワラのサンライズレコードです!と聞いて怪魚ハンターはまんざらでもなさそうに笑みを浮かべていた。
あれだけヒラマサが入れグッている時にこういうレアな魚をかけるところが如何にも怪魚ハンターらしい。流石である。
船の上はしばらくコーフンした空気が残ったほどだった。

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カンパチ、ヒラマサ以外にもこの日はスマガツオのナブラにあたり入れぐったり、僕には運良くクエが釣れたりして船上は常に賑わっていたのだがただ一人昨夜の深酒がたたって動けない方がいた。初日絶好調だったシオさんである。
この日のシオさんは、本人曰く二日酔い、船酔い、寝不足の三重苦だったようで、動けるようになったのは夕方近くになってからで、釣りの地合いは終わっていた。

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一方、今回目立たなかった根魚王はこの日は泳がせ釣りをしていた。
まずムロアジをサビキで釣り上げてそれをエサにそこまで落としてクエを狙うのだ。
男女群島のような複雑な海底地形の中で根がかりさせずにこの釣りをするのは至難の技なのでなかなかそう簡単には釣れないのだが、午後の遅い時間にいいアタリがあり電動リールのビーストマスターが唸りをあげた。
何とか魚を根から引き剥がして上げてくるのだが魚の引き方が半端ではない引き方だった。これはクエではないと根魚王的には不本意なファイトだったのかもしれないが上がってきた魚を見たらそういう気持ちも吹っ飛んだだろう。
何と上がってきたのは巨大なタモにも入りきれないほどの大きなカンパチだった。
数人がかりで船に引き上げて重さを測ったらなんと44キロもあった。

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僕はこのサイズのカンパチを初めて見て興奮せざるを得なかった。こんなのが海の底にはうろうろしているんだ。糸を切られたのもこいつの仲間かもしれないと思うだけでワクワクした。そして魚のあまりの大きさに神々しさすら感じた。
魚は無事にリリースされてこれまたしばらくの間船上にはコーフンした空気が残っていた。
この日一日の男女群島は本領発揮を言うくらい爆発力があった。
これがあるからこの島まで何時間もかけてくるのだ。

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このあと6時頃まで釣りをしてこの日の釣りは終わりとなり島影に移動して船中泊となる。
夕食はサムギョプサル。また今夜も肉だ!肉を食いながら買ってきた赤ワインを何人かで飲み干す。
早々に気分が良くなり船の奥に潜り込んで寝てしまった。
人生の思い出となるような素晴らしい一日だった。




写真協力:Ebb&Flow、サンライズ新海
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2022年6月21日 (火)

初夏の男女群島遠征その一@サンライズ新海

2022年、今年の遠征は悪天候による中止が多い。

1月2月のサンライズ遠征はなんとか出られたものの3月のトカラ遠征に4月の沖縄離島遠征が連チャンで中止となりその合間にあった徳之島の遠征も3日間のうちで出られたのは2日、真ん中の一番いい日が出られなかった。

そして5月、またまたサンライズの遠征があるのだがお天気予報を見ているとどうも怪しい。

遠征直前まで船が出られるかどうか判断がつかないような状態だったのだが、今回は今までよりも一日多い3泊4日のスケジュールだったので、その間でならなんとか男女群島に行けそうだということで行くことになった。

 

5月末日、飛行機で福岡に飛び唐津に前泊して釣り当日朝は4時にホテルを出発して呼子港に車で走る。

港に着くとすぐに荷物を積み込んでタックルの準備をして出航する。

 

この時点で初日はなんとか男女群島での釣りができそうだが2日目がシケでどうにもならないという予報だった。

とりあえずは男女群島に向かうということでテンションは上がる。

 

玄界灘から平戸大橋を抜けると海は凪で明日のしけがウソのようだった。船の揺れが少ないので早速エノカフェを開店する。

ちょうど6年前の男女群島釣行のまさにこの辺りを航行中にコーヒーを淹れたのがエノカフェの始まりなので6周年記念ということでコーヒーを淹れるのにも気合も入る。

起きているみんなでコーヒーを飲んだ後はキャビンの奥に入って少し寝た。

 

今回の遠征の参加者はお馴染みジギング王に根魚王、怪魚ハンターにシオさん酒飲みSさんアラーキーに僕とKY店長の8名、これに先月から船に乗り始めたソウゴくんという若者が中乗りで乗っていた。船長はもちろんカリスマ船長のセーイチ船長。全員で10名が船に乗っていた。

 

男女群島に着いたのは11時半頃か。

一気に島の南側まで走って北上しながら攻めていく計画のようだった。

 

早速キャスティングとジギングに分かれて釣りを始める。

キャスティングではヒラマサやキハダマグロなどがターゲットでジギングはカンパチそしてクエだ。

 

根魚王は基本的にはクエしか狙わない、そのついでにアカハタやその他のハタ類が釣れてくるという感じの狙い方なのはいつもと同じなのだが、その横でジグでクエを釣り上げて見せびらかすのが性格の悪い僕の大きなヨロコビなのであった。

ところがこの日はシオさんのインチクが絶好調だった。

釣り始めて間も無く赤いホースの様なアカヤガラを釣り上げてお茶目な写真を撮って遊んでいたと思ったら次に何やらでかいのが来た。

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隣でファイトを見ていたら上がって来たのはクエだったので根魚王は微妙な表情をしている。

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大喜びのシオさんは絶好調で再びホースを釣り上げる。

 

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シオさんの独壇場を許しておくわけにはいかないジギング組は怪魚ハンターが先陣を切ってカンパチを仕留めた。
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怪魚ハンターの使っていたジグを見落とさずにすかさず真似をして同じジグ、カンパチハオリに変えたら僕にもおチビカンパチが来た。
ボウズ脱出でホッとする。
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ポイントはジギングポイントの深場に入り全員がジグをしゃくり出す。

こうなるとジギング王は流石に強い。

あっという間にカンパチを釣り上げる。しかもサイズアップしている。

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次に釣り上げたのはアラーキー。これはこの日の標準サイズだった。

小型でもカンパチはよく引くのでやりとりが楽しい。

上がってくるまでは10キロくらいあるのではないかと思う様なファイトを意外とおチビちゃんが楽しまさせてくれるところが魅力でもある。

 

ジギング隊の中で相変わらずインチクをひらひらさせていたシオさんにフエダイがヒット。

背びれのオレンジが美しくて見惚れてしまう。

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さらに今度は根魚を釣り上げる。午後になってもシオさんは絶好調だった。

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潮止まりの時間帯にある場所で船の近くにカツオのナブラが湧いた。

何人かがキャストしてカツオを狙ったが、最初にかけたのは船の屋根上からキャストした船長だった。

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そのまま屋根の上でファイトして見事にスマガツオを釣り上げる。

この人が狙ったら魚は逃げられない、というくらい必ず釣り上げるから凄い。

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いつの間にかインチクをしゃくっていた怪魚ハンターはアカハタをキャッチ。
男女群島はこの魚も豊富だ。

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夕方にかけて潮が動き出したらカンパチも活性が上がり釣れ始めた。
僕に来たカンパチは朝一に比べてサイズアップするがまだまだ男女群島の馬鹿でかカンパチのサイズに比べたら御呼びでない。
狙うのは20キロ、30キロ以上の大物なのであります。
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次には隣で釣っていた怪魚ハンターと仲良くダブルヒット。
活性は上がって来たがなかなかサイズアップしてくれない。
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するとまたまた僕と怪魚ハンターのバブルヒットとなる。
他の人はキャスティングをしていたようだ。
今度のカンパチは二人とも前の魚よりもサイズが良さそうでドラグを鳴らして糸を出した。
お互いオマツリしないように僕は船首側へ、怪魚ハンターはとも側に移動しながらファイトする。
船首側に回り込んだ僕の魚はさらに反対側に引き込み僕はそれにつられて時計回りに足を運んだ。
再びドラグが鳴って糸が引き出されファイトに力が入った瞬間、僕の魚はバレてしまった。何か余計な動作をしたのかもしれない。
一方ファイトの末上げられた怪魚ハンターのカンパチは10キロを超える堂々としたものだった。
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自分のバラしたカンパチもこのサイズだったのかも、と思うと写真を撮るのを見ていて悔しい思いが湧いてくる。
しかしまだ初日だ。明日はシケでダメでも明後日がある。と気分を切り替える。
この一匹でタイムアップとなり船は福江島に向かって走り始めた。
いつものようにお疲れビールで乾杯していい気分になっていたのだが、根魚王が珍しく顔色がさえない。
確かに今日一日、写真にするような魚は釣れなかったようで、今回はダメかも、などと弱気なことまで言っているではないか。
こんなに弱気な根魚王を見るのは初めてなのではないだろうか。何かあるのかなあ、と心配する中船はズンズンと走って福江島に近づいていったのでありました。

写真協力:Ebb&Flow、サンライズ新海
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2022年6月16日 (木)

沖縄GTフィッシングツアー2022その三@寄宮丸

沖縄GTフィッシングツアー三日目、朝4時過ぎに目が覚めたらジギング王がすでにお目覚めだったので二人してエノカフェをやる事にした。

ところがコーヒー豆を挽こうとしたらコーヒーミルのハンドルが見当たらないではないか。

昨日使った後にちゃんとしまって置かなかったようなのであたりを探してみるが見つからず、仕方ないのでプライヤーで見るの軸を挟んでゴリ、ゴリ、と超スロースピードで引く事にした。

ゴリ、ゴリ、ゴリ、とやっているとそばで寝ていたタイソンが起きて、これの方がいいです、と挟んだら握りはフリーになってぐるぐる回る道具を貸してくれたのでいくらかスピードアップしたのでちょっと喜ぶ。

ゴリゴリゴリとやっていたら今度はジギング王が、これハンドルじゃないの?とだれかの道具箱に隠れて落ちていたハンドルを探してくれたのでようやくいつものペースでコーヒー豆を挽く事になったのでめでたい。

3人分だけなのでうんと濃いめの自分好みのコーヒーを淹れて飲む。

 

折しも東の空は明るくなり日が上がろうとしていた。

昨日までの風はウソのようにおさまり海上は凪いでいた。

まったりとコーヒーを時間をかけて飲む。最高の時間なのであります。寝ていて飲めなかった皆さんごめんなさい。年寄りは早起きなんだよん。

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という風にのんびりしている間にサクッとコーヒーを飲んだタイソンが朝食を用意してくれたので食べる。

この日の朝食は納豆卵ご飯と味噌汁、それにソーセージを炒めたものなどだった。

僕の普段の朝食そのままなので普段通り納豆を混ぜて卵を生のままぶっかけて食べた。

なんだか朝一はコーヒー飲んで納豆飯の朝食、と普段のルーティーンどう折なので気持ちが良い。今日は連れそうだぞ。

と食べ終わる頃には他のみんなものそのそゴソゴソと起きてきて朝食を取り始める。

船のエンジンがかかりゆっくりと動き出した。

 

走ること30分くらいか、最初のポイントに着いた時はまだ釣り師一同の立ち上がりが遅く、投げる準備ができていたのは僕とジギング王が船尾で、船首にはSさん一人だった。

投げていいよお〜、という船長の合図で投げ始める。

すると間も無く、出たー!ヒット!ヒット!と前から聞こえてくるではないか。

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どうやらSさんが最初の一投目でヒットしたらしい。

今がチャンス!と僕も必死に投げ続けるがGTは出ない。

 

やがてタモに入ったSさんのGTが船尾に回ってきて船に上げられて写真を撮る。

朝一から幸先いい。Sさんも今回二本目のGTに喜ぶ。

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他の一同はこの一匹で目が覚めたか一斉に投げ始めた。

 

海は凪ではあったがそこそこの波があり潮も流れていたのでGTの出る気配は十分にしていた。

昨日バラクーダを釣ったもののGTを唯一釣っていないTさんは気合が入ったに違いない。船首に立って黙々とキャストを繰り返していた。

 

一時間ほど、何度か流し返しながらポイントを攻めたが二匹目のGTは出なかったのでやむなく移動する。

 

少し走ると初日に爆発したポイントに着く。

波や潮の条件はこの場所も良かった。天気も薄日が時折差し込む程度の曇天でGT釣りに適した条件は揃っていた。

僕はキャストに疲れたので他の方に釣り座を譲り根魚釣りで遊んだ。

水深30〜50mくらいの場所ではハタ類を中心に色々な魚が釣れる。

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小さなアカハタやニジハタなどを釣ってはリリースしていたら一発いいアタリがあってタイラバ用の竿が大きく曲がり絞り込まれた。

ドラグをがっちり締めていたので糸が切れるのを恐れて少し緩める。

KY店長が飛んできて横で様子を見ていた。最初は強引に巻いたもののその後慎重にやりとりし始めたら一進一退でなかなか魚が上がらない。

その内に今度は急に魚が元気になってグイグイ引いて糸を引き出していき最後羽ずれで糸が切れてしまった。

完敗だった。魚の姿を見たかったが叶わなかった。カスミアジ?ツムブリ?などといくつ化の魚の名前が頭の中に浮かんだ。

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今回の根魚王となった O部長はこの日も絶好調で、初日から同じインチクでまたまたアカジン(スジアラ)を釣り上げたと思ったら次にはコクハンアラの方のアカジンまで釣り上げた。

これらの魚は写真に撮られKY店長の手によって横浜の本家根魚王にラインで送られたそうだが本家根魚王からの反応はなかったようだ。

 

こんなことをしている内に早くも昼近くになりタイソンの作ってくれたカレーライスを食べる。

凪の海の上で食べるカレーはうまい、さらに当然ながらキンキンに冷えたビールももれなく付いてくるのだ。

これを天国と言わず何と呼ぼう。

腹一杯になると再び一同キャストを始めるがGTは出なかった。

 

朝一のモーニングサービスだけか、、、とジギング王がぽそっと呟いた。

 

ヤケクソになったのか、若手Kさんは30センチはあろうバカでかルアーを投げ始めた。

もちろん本人はこれで釣る気充分なのだが、でかいルアーは投げるのも大変、動かすのも大変、お値段の方も大変なものらしい。

そういう危険なものには僕は手を出さないことにしているので関わらないようにね魚を釣りながら遠目で見ていた。

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朝一のモーニングサービスで今回の釣行二匹目のGTをキャッチしたSさんは酒が進んで口も滑らかになってみんなを笑わせていた。

 

そんな中でまだ一人だけGTを釣っていないTさんだけは黙々と船首で投げ続けていた。

昼のビールにほろ酔いになった僕は昼寝でもしようか、とベッドに潜り込んだものの、せっかく沖縄まで来てこの条件の中で寝て過ごしてしまうのはもったいないと思い直してキャストをした。

午後4時近かったろうか、船長が次がラストだよう!と船を流し変え最後の流しとなる。

 

釣るためにはとにかく投げ続ける以外の方法はない。諦めたら釣りは終わりだ。人生と同じなのである。とどこかの釣り番組で言っていたがその通りなのであります。

おそらくTさんにとって今回のツアーは釣り人生の中の大きな節目になったに違いないと僕は感じていた。

無言で投げ続けるTさんは最後まで本気で闘った。

 

次で最後の一投ね、と船長からの声が発せられた時も表情を変えずに投げていたのを僕は隣で見ていた。

残念ながらドラマも奇跡も起こらずこの一投で今回の釣りは終わった。

 

港に向かってスピードを上げ始めた船の上でビールを手に健闘をたたえあった。

最後まで闘いきったTさんはいい顔をしていた。また来たい、とKY店長に話していた。

その他のメンバーも全員キャッチできたのでいい顔をしていた。

とてもいい遠征になった。

 

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写真協力:Ebb&Flow、ヨセミヤ丸
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2022年6月15日 (水)

沖縄GTフィッシングツアー2022その二@寄宮丸

沖縄GTフィッシングツアー初日は数えてみればGTを8匹キャッチという素晴らしい釣果で終わったのであります。

そして開けて翌日の二日目。

この日は南風が強く時化模様なので風裏のポイントを拾うように移動しながらの釣りとなりました。

 

沖縄の朝は関東地方と比べると一時間ほど遅い。この時期4時頃には明るくなる関東地方だが沖縄では5時頃うっすらと明るくなるのだ。

前の晩 GTが釣れた喜びで酒を飲み過ぎてしまった僕は朝6時過ぎにようやく起き出して中乗りタイソン君が作った朝食のホットドックをいただく。

爽やかな朝、と言いたいところだが頭は鈍く痛み体はずっしりと重くだるかった。

そんな僕と同じように空も重い雲が立ち込めて光は少なく海もずっしりと黒く重かった。

そんな気分を吹き飛ばそうと焙煎してきたコーヒーをみんなに淹れてエノカフェ寄宮丸店を開く。

 

コーヒーを飲んだら血の巡りが良くなり、頭痛も収まり体も少し動くようになった。さあ今日の釣りが始まる。

船が動き出し最初のポイントに向かう。

島かげの風裏を探して船はしばらく走り最初のポイントに着いた。

空は相変わらずどんよりと暗いが雨は降っていなかったので釣り師一同は朝まずめの爆発に期待してキャストを始める。

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今回は8名でのツアーだったが寄宮丸5号艇でキャストできる人数は前で3人、後ろで3人が限界なのでキャストは代わる代わる行うかすでにたくさん釣った人は休憩したり根魚釣りをしたりして席をゆずるのが暗黙の了解になっている。

KY店長は引率なので基本的に席ゆずり組なのだがもう一人こちらが必要となる計算だ。

この時はO部長が自ら根魚クラブを買ってでてインチクでね魚を釣り、残り6人がキャストに回った。

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朝まずめなのにGTの反応は鈍くチェイスも無かったのだがキャスティング組一同、とりわけまだGTを釣り上げていないSさんと初めてGTのKさんは力が入ったであろう。

僕らも二人にはキャストするのにいいポジションを譲ったのだった。

 

30分ほど投げていると風上から雨雲が接近してくる。

海上で遮蔽物がないので雨雲の下が暗くなり雨が降っているのが良くわかる。

こっちへ来ないでねえ!などと言いながらキャストしていたが雨雲はどんどん近づいてくるので僕はキャストをやめて屋根の下に入った。

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するとまもなくいきなり土砂降りとなり全員キャビン後ろの屋根の下に避難してきた。

船長はすぐに船を走らせ雨雲から逃げてくれて次のポイントに入ったのだが僕は根魚組に入りタイラバを落としてアカハタなどと遊ぶことにした。

 

しばらく遊んでいたが再び雨になりまた移動する。こんなことを繰り返しながらこの日の釣りは進んでいったのだが、バイトも無くキャスト組の心は折れかけていた。

やがて今度は雷まで鳴り出して流石に危険なので釣りをやめて空を恨めしそうに眺めながらビールを飲んで気を紛らわす。

 

こんな状態が午前中いっぱい続きお昼になり雨を避けながら冷やし中華をいただく。

 

午後になり少し風が収まり始めたが相変わらず雨が降っていたので、僕はキャビンのベッドに潜り込んで昼寝をした。

昨夜の酒もまだ抜けきっていなく釣りをする気力も失せていた。

うとうとと夢を見ながら心地よい時間を過ごしていると外から、出たー!ヒット!ヒット!と声が聞こえる。

誰かがGTをかけたらしいのだが夢の中でぼんやりその声だけ聞いていた。

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ひとしきり寝て起きるとSさんが雨の中根性で投げ続けて一匹釣り上げたという。

これで船中まだGTが釣れていないのは初心者Tさん一人となり彼へのプレッシャーは一段と大きくなった。

 

一同さりげなくTさんに気を使いながら釣り座を譲ったりアドバイスしたり励ましたりする。

Tさんもそれに受け答えようと慣れない重いタックルを頑張って投げ続けていた。

 

そんな中僕は根魚を釣って遊んでいた。

アカハタにバラハタ、ニジハタ、アオノメハタ、種類不明のハタなどハタだけで五目、さらにベラの大きいのやオジサン、それにフエダイの入れ食いなど色々釣れたので10目達成を目標にタイラバやライトジギングをして遊んだ。

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午後も3時を越えた頃、風邪はだいぶ治まってきたので船は大きく移動し機能良かったポイント近くまで移動した。

ポイントに着くと雨は上がり潮はいい感じで動きいかにもつれそうな雰囲気がしたので、僕もキャスティングタックルを手にして投げることにした。

Tさんに、チャンスですよう!釣れます釣れます!と励ますとTさんは船首に行って投げ始めた。

 

そして僕が数頭した時に船首から、出たー!ヒット!ヒット!と声が上がる。

Tさんだった。

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船長もタイソンもKY店長もみんな船首に駆け寄りファイトのアドバイスをしたりビデオを回したりしてTさんを取り囲む。

僕は自分もチャンスと、投げ続けながら船首方向に耳をそばだてていた。

しばらくして。イェーイ!やったー!と声が上がりどうやら無事キャッチしたらしい。

 

大きなタモに入った魚とともに船首にいた一同が船尾に回ってきた。

魚はデカかったがGTではなくバラクーダだった。

ギロッとした大きな目にわにのような大きな裂けた口に鋭い無数の歯、悪人顔のバラクーダがデッキに引き上げられてくるとここでまた歓声が上がる。

 

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やったねー!と船長がTさんを讃える。

Tさんは疲れました、という顔をしながらも嬉しくて仕方ないという表情だった。

写真を撮りバラクーダをリリースするとガッツポーズ。全員でTさんの健闘をたたえ喜んだ。

TさんもGTではなかったものの初めての海の大物とのやりとりに顔を高揚させて喜んでいるようだった。

この後も期待させられたが残念ながら後が続かず釣りは終了となりこの日の宿営地に船は移動し投錨した。

 

投錨後も釣りを続けた部長課長がそれぞれハタやカマスを釣って釣りバカぶりを発揮している中、船長と中乗りタイソンの二人により夕食の準備が進められていった。

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テーブルと椅子が用意されてゆったりと腰をかけてビールを飲む。

昼間の荒天が嘘のように海は穏やかになりそよ風が見に心地よい。

テーブルにおつまみが用意されると一同釣りをやめて思い思いの酒を手に取り船長の音頭で乾杯をする。

 

とりあえず全員が何らかの魚をキャッチできたという安堵感と達成感が船上を覆った。

和やかなゆったりとしたいい時間が流れる中で夕食のうな丼を腹一杯食う。

僕はこのうな丼で満腹になった途端急に睡魔に襲われて、これから始まる夜釣りの饗宴も面倒臭くなりさっさとベッドに潜り込んでしまった。

酔いが回ったのかコーフンが冷めないのか、一同の大きな話し声を聞きながら意識は薄くなりいつの間にか寝てしまったのでありました。

写真協力:Ebb&Flow、ヨセミヤ丸
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2022年6月14日 (火)

沖縄GTフィッシングツアー2022その一@寄宮丸

毎年この時期になると行くことになっている沖縄のがヨセミヤ丸さんの船でのGT釣りツアーであります。

一昨年は新型コロナの影響で中止となってしまいましたが、昨年は秘境までの遠征釣行がなかなか楽しかった。

今年は事前の天気予報が悪く、直前まで中止もあり得るような状況だったのですが、釣行直前に天気予報が変わったことなどもありなんとか行けることになったのであります。

夕方に羽田を飛んで夜8時半頃那覇空港に到着、ヨセミヤ丸さんの車が空港までお迎えに来てくれるのでみんなで乗り込み、コロナ感染者の減らない市中を出歩くのは自粛してスーパーで寂しい夕食を購入後ホテルに入れば、各部屋に散ってモソモソと夕食を食べながらビールなどを飲みさっさと寝る、という段取りになったのでありました。

スーパーで小天丼+うどんというおよそ沖縄っぽくない夕食を買った僕は、ホテルの部屋に入りさあ食べよう、と思ってビールと共に取り出してみたらあれえ?箸がついていない。

他のメンバーの部屋番号もわからないしフロントまで箸を取りに行くのも面倒なので、持って来た歯ブラシとホテルの備え付け歯ブラシの柄を使って箸代わりにして食べる事にしたのだけれど、ただでさえ味気ない惣菜天丼+うどんはさらに味気ないものとなり、ビールでなんとか取り戻そうとするもののなぜかビールの味もろくに感じなくなるほど歯ブラシ箸は強力に僕の味覚を抹殺してくれたのでありました。

これというのもみんな新型コロナのせい!コロナさえなければ外に行って美味しい沖縄そばに生中などで美味しい思いができたのに。

 

翌朝6時半、ヨセミヤさんがお迎えに来てくれたので一同さっさと荷物を積み込み港へ。

港に着くと真っ黒に日焼けした顔にギョロ目のヨセミヤ5号艇のツグミ船長が笑顔で握手して歓迎してくれた。

この船長、楽しくて好きな船長の一人なのであります。

 

我ら8名は素早く釣道具に着替えなどの身の回り用品を船に積み込み釣りの支度です。

ここで船に乗ったら最後、このあと三日間は船中泊で船の上での生活になるのであります。

 

GT相手の釣りなので道具のセッティングができたらリールのドラグの設定を計りを使ってやって貰い、これが終わると出船となります。

曇り空の中船は那覇の港を出てぐんぐんと進み本当は瞬く間にぼんやりと霞んでいくのでありました。


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今回のツアーに参加したのは総勢8名。

毎度おなじみジギング王(最近はキャスティングばかりだけれど)にツアー主催のルアーショップエブ&フローのKY店長、昨年ご一緒した若手のKさんにO部長T課長のサラリーマンコンビ、先月サンライズで一緒だったSさん、そして初めてソルトの釣りをするというTさんに僕という構成です。

7時半出船。

港を出て最初のポイントまではしばらく走るので、朝ビール、朝チューハイ、朝ハイボールなど思い思いに朝酒をかっくらいながら海風に打たれていい気分になっておりました。

最初のポイントまでは二時間くらい走ったかな?途中寝ていたのでよくわからないけれど多分そのくらいでしょう。

エンジン音が下がってくれば早くもキャスティングロッドを手にルアーを投げる準備をして船長から合図が出るのを待つのでありました。

 

空は曇天で海は暗くおよそ沖縄の青い空白い雲というイメージとはかけ離れているものの、こういう天気の方がGT釣りにはむしろ好条件となるので歓迎なのですが、この日は時折雨もぱらついてこれが嫌でした。

 

最初のポイントに着いて早速釣り開始の一流し目。

なんといきなり部長OさんにGTがヒット。幸先いいじゃあありませんかあ。

 

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数分のファイトの末に上がってきたのは20キロ弱のGTでした。GT的には大物ではないかもしれないけれど朝一でヒットは気持ちもいいし、その後の釣りに余裕ができるというものです。

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初めてのGT釣り参加のTさんは初めて見るGTに驚きを隠せない様子、ファイトごへばり気味のO部長の姿を見て、オレ大丈夫かな、と不安そうなのでありました。

なんたってTさんはトラウト釣りでは世界中を駆け回っているらしいもののGTタックルのようなでかいリールに長くて太い竿は初めて。

最初はキャストの仕方もおぼつかないは道具が重くてすぐに息が切れるはと四苦八苦していたご様子なのでしたが、このGTを見て目の色が変わったのを僕は見逃しませんでした。

O部長が使っていたルアーは僕と同じハンマーヘッドのしゃくれというポッパー。

それなら僕にもチャンス有り、と投げ続けていたのですがGTちゃんはしばらく沈黙しポイントを大きく変えていきました。

早くも12時近くなり移動中に弁当を食べて食料補給をしたら次のポイントに到着。

ここでも僕はシャクレを投げていましたが次に来たのはT課長。

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トーマスのポッパーにGTが襲いかかった。船首でのさっきのよりでかそうなファイトの様子を聞きながら船尾側で投げ続けてヒットを狙うも連発はせずに終わりました。

 

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T課長の魚はやはO部長のより少し大きく20キロ以上のまあまあサイズでありました。

その間O部長の方はGTを早々にキャッチした余裕でインチクでね魚を釣りまくっていたのですが、ここでアカジンを釣り上げ船長から賞賛を受けてご機嫌なのでありました。

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アカジンという魚は沖縄地方のハタ類の中では最も美味しい魚で刺身から火を通した料理まで何をやっても美味しい。

本来なら常連釣り師の根魚王がこの魚を狙いに来ているところなのですが、今回はその抜けた穴をO部長が埋める格好になってくださった。

連れたお垢人は晩餐のツマミにマース煮という沖縄料理で出されることになる。

 

この後僕はちっとも釣れる気がしなくなって昼寝をしていた。

うとうとしながら夢の中で誰かに出た、という声が聞こえたような気がしたのでノソノソと船室のベッドから這い出して外に出たら、初心者Tさんに出たらしいのだがトラウト釣りのように合わせを入れてしまい魚がバレてしまったようで悔しがっていた。

これは他の釣りを深くやっていればいるほど起こりやすい現象というか、魚がヒットしたら合わせるというのが一般的な釣りの基本なので体に染み付いてしまっているんですね。僕もつい最近まではこの合わせてしまう病にずぶん苦しまされていくつものGTやヒラマサをバラしているのでよく分かる。

Tさんもせっかくのヒットを無にしてしまいちょっとがっかりしていた。

 

再び船尾でジギング王と並んでキャスティングを始めた僕だが魚が出る様子はこれっぽっちもなくちょっと投げやりになっていた。

そんな気分を吹き飛ばしてくれたのがジギング王。

来た!と声を上げたと思ったら竿が曲がっている。素早くファイトに入り魚をいなして取り込んで来たのはメバチマグロだった。

 

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なあんだメバチマグロかあ、と口では言いながらもジギング王は一本魚を釣ったことで気持ちにゆとりができたご様子。

そうなんです、この釣りは釣れないと気持ちがどんどん追い詰められて行く、一方で釣れたら気持ちに余裕ができるのでいろいろなことも試せるし楽しい釣りが展開できるのであります。

僕も当然そのことは分かっているので早く釣って楽になりたかった。

しかしそんなに簡単に釣れるものではないのがGT釣り。何と言ってもトップ・ウォーターゲームの最高峰なんですから。

 

さらに一時間が過ぎ3時のおやつの時間になった頃、選手で誰かにまたまたヒットした様子が聞こえて来たので、今がチャンスと僕も連発を狙う。

同時に中乗りのタイソン君が流していた餌の泳がせ釣りにも大物がヒットしたようでT課長が対応させられていた。

同時にGTダブルヒットであります。船上はにわかに興奮の坩堝となり賑やかになる。ファイトの様子は船長自らビデオカメラを手に撮ってくれている。

僕とジギング王は船尾で、こっちにも来いとばかりに投げ続ける。

 

二匹は無事に上がったルアーで釣ったのは若手のKさん、そしてT課長と二人並んでダブルヒット写真。

餌釣りの方は釣れた数にはカウントされないものの二匹GTが並ぶと迫力がある。

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初心者Tさんも4匹目のGTを見て興奮気味。新たな釣りの世界に飛び込んでしまった自身にもコーフンしている様子だった。

 

そろそろ僕も釣りたいなあ、と焦りも出て来た午後4時過ぎ。夕まずめのいい時間にそろそろ入ろうという時間で低気圧の接近に風もそこそこ強まり初めてGTが出るにはいい条件になっていた。

そろそろくるぞう!となんとなく予感をしながらカーペンターのシーフロッグというポッパーをぽこぽこ音を立てて引いていたらいきなり目の前にドバーン!と水柱があがったと当時に竿を持つ両腕にどかん!というショックが伝わる。

出た〜!ヒット!ヒット!と叫んでファイトに入る。

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すると船首の方でもヒットの声がしている。

誰かが掛けたようだった。

ダブルヒットだ。魚の活性は高い。人間の活性も頂点まで上がる。

 

ファイトを続ける僕の方も久しぶりのGTの縦横な感触が心地よい。

グイグイと竿を引き込みドラグを鳴らして太い糸をリールから出していく。アドレナリンが吹き出してコーフンは絶頂となる。

何度かドラグを出されたものの水深もそれなりにあったので無事にGTをキャッチできた。すぐに針を外して船長はもう1匹のGTを掬いに船首へと向かった。

船首でGTをかけたのは若手Kさん、今日二匹目だ。

巨大なタモに入ったGTは船尾まで水柱を運ばれて船尾で上げられた。

二人並んで写真を撮ろうということになり、ドカット(道具箱)に腰掛けてGTを膝の上まで運んでもらう。

GTが弱らないように海水をくみ上げるホースを口に突っ込み、時折体にも海水をかけてあげるので、それを抱っこする釣り師は自ずとびしょ濡れになる。

びしょ濡れになりながら魚を抱っこして薄ら笑いを浮かべているというのは一般の方から見たら薄気味悪いものなのかもしれないのだけれど、つった本人にとっては人生の中でもかなり大きな比重のかかった喜びの瞬間なのであります。

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無事にリリースしたらファイトに疲れた体を休める間も無くキャスティングを始めます。

なんたって今日一番の地合いが来ている、いやこんなに凄いのは数年に一度のチャンスかもしれないのでありました。

 

すると間も無くジギング王にGTがヒットし僕のすぐ横でファイトを始めました。魚はそこそこ大きいようで時折ドラグを出してタタカッテいたのですが、その邪魔にならないように僕はキャスティングを続けていた。

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ジギング王が無事にGTをあげて写真を撮り始めたところでなんと、再び僕にヒット!

さっきのGTよりは少し軽く感じたものの、GTの重厚なファイトは変わらずこちとらも気合が入る、さらに本日二匹目とあっては思わずうるら笑いまで出てしまうというもの。

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ジギング王のGTのリリースと僕のファイトを同時にビデオで撮りながら盛り上げる船長に向かって余裕のVサインを出しつつファイトを続けた。

間も無くGTが上がろうという時になって急に手応えが軽くなり糸がスイスイ巻けてしまうので???と思いながら巻くと下半身のないGTが浮かびあ上がってきた。

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サメにやられてしまったのだ。あと少しで上がるという時に一撃されたらしい。

上がってGTは無残にも腹から下がなくなっていた。

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一応写真だけ撮ったが、サメに食わせてしまったという罪悪感に襲われて一瞬嫌な気分になる。

それでもGTを二匹かけたことを喜ぶようにしようと自分に言い聞かせると気分が楽になった。

 

海上は風が強まり嵐が近づいていたが、KY店長のもう一流しお願いしますと船長に頼み込んで流し返してみたのだが先程までの狂騒が嘘のように海は沈黙してしまった。

船長が言うにはサメの群れがきてしまいGTも餌を捕食するどころではなくなってしまっているとのことだった。

目の前の海の下で行われている弱肉強亜食の世界を想像させられまたまたコーフンする。

 

嵐も迫るのでやむなくこの日は釣りをやめて今夜投錨する風裏の場所まで移動する。

お疲れビールを飲みながらこの日一日をそれぞれ心の中で振り返るのでありますが、釣れた組みと釣れなかった組みとでは心中がまるで違う。

喜びに満たされるビールと悔しさだけがしみてくる酒の違いだ。

とりわけ初めて参加のTさんは二度のヒットを合わせのミスでバラしてしまったのだからさぞや悔しかっただろう。

それでもこの釣りは楽しい、機会があったらまた釣れてきてほしいとKY店長に話していた。

 

彼の長い釣り人生の中でも今日一日の釣りは大きな人生の転換点になったのかもしれない。

人生には大きな人との出会いや人生の転換点になる出来事との出会いが何度かあるのだが、それは後になってみて感じることも多い。

僕にとってはKY店長との出会いが釣り人生の大きな転換点となり人生終盤を幸せにしてくれた大きな出来事だった。

Tさんにとってもそんな出来事の一つがこの日だったのかもしれない、いやまだGTが釣れていないのでそれは彼が1匹目のGTを釣った瞬間なのかもしれない。

いずれにせよ様々な思いが去来していたことには間違い無いだろう。

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船が停泊し夕食が用意されると、シャワーを浴びてさっぱりした一同は今日一日を振り返りながら明日への希望を酒の酔いとともに語り合いながら夜はふけて行ったのでありました。

 

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2022年6月 9日 (木)

甲州〜秩父日帰りツーリングに行った

バイクを代えてからというもの乗り回すのが楽しくて仕方ない。というのに今年の春のお天気ときたら雨ばかり。晴れの日の予報を狙ってはバイクで出かけている。

 

先週は三日間のロンツーだったが今週は日帰りソロツーであります。

 

行き先は横浜から中央道を下り勝沼で降りて葡萄畑を見ながら秩父に抜ける雁坂トンネルを通って奥秩父に抜け、三峯神社にお参りして横浜に戻ろうというルート。多分300キロくらいの行程になるだろう。

朝6時半頃横浜の家を出る。

横浜新道に下川井インターから乗ってそのまま東名の上を通り越して国道16号線を橋本まで走る。

やや渋滞もあったが概ねスムーズに走れた。

ここから八王子方面に行かず16号線を離れて相模湖方面に進み圏央道の相模原インターを目指した。

この道は新しい広い道なので快適、相模原インターで圏央道に乗るとあとはスイスイと走る。

クルコンが大活躍して楽をさせてくれる。

 

八王子ジャンクションを中央道甲府方面に曲がりカーブの連続する高速の登り道を快適に走った。

周囲の山の新緑が美しく気分良い。

 

長〜い笹子トンネルを抜けると甲府盆地が眼下に広がる。トンネルを出て最初のインター勝沼で降りた。

45年前、僕が学生時代は中央道はここまでしかできておらず、白馬や霧ヶ峰方面へスキーに行くときはいつもこの先は国道18号線を炎炎と走ったものだ。

今回は国道18号を進むのではなくすぐに勝沼のぶどう園が山の斜面に広がるぶどうの丘を目指した。

国道から曲がって少し丘陵地帯をいけば道路の左右にぶどう園が続く。

少し走ると展望がひらけた場所があったのでバイクを停めて写真を撮った。

緑が眩しく空気もうまい。

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さらにぶどう園の中を走ってぶどうの丘に行く。

ここはひときわ小高い丘の上にレストランやぶどう園、展望台などのある施設だ。

 

到着は9時前と早かったし季節的にぶどうが取れる時期でもないせいか誰もいない。

駐車場の一番奥まで進むと丘の上の端っこに鐘がありここからの展望が素晴らしいのでバイクを停めて休憩し風景を楽しむ。

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ここから見る丘は一面ぶどう畑でまるでヨーロッパの田園に来たみたい。

昔仕事で訪れたドイツの田舎を思い出し懐かしかった。うまいワインを飲みたくなるが平日の朝っぱらから飲酒運転するわけにも行かずコンビニで買って来たお茶で文字通りお茶を濁す。

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一休みしてからは丘を下り秩父へと抜ける雁坂トンネルに向かった。

このトンネルは30年くらい前に秩父で仕事をした頃に工事をしていたトンネルで雁坂峠という峠の下を貫く長いトンネルで何年か前にできたらしい。

この完成により秩父と甲府は一本の道で繋がりとても近くなっただろう。

今回のツーリングもそれを実感したいがためのツーリングのようなものだった。

 

トンネルを目指して走っていると突然目の前に大きな寺の山門が現れた。

武田信玄の菩提寺である恵林寺だった。

これはラッキーとバイクを山門前に停めさせていただき、ささっと写真を撮って失礼する。

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140号線に入り少し走ったところで道の駅があったのでトイレ休憩がてら甲州土産のほうとうを購入。これでお土産はバッチリだ。

 

さらに140号線を笛吹川沿いに登って行くと広瀬ダムがありダム湖がチラチラと新緑の隙間から見える。

ダム湖の人工的な湖は嫌いなので写真も撮らずにどんどん進んだ。

湖の先で大きくカーブがあり登ったところから雁坂トンネルとなる。

入り口に料金所があり、当然ETCなどは無いのでボックスにオヂサンが立っていてお金を払う。

300円くらいかな、と思っていたら590円も取られたのでちょっとびっくり、普通車はもっと高いだろうから1000円近くするのか?

ちょっと高すぎない?と思いながらトンネルに入る。

 

トンネルの中は走っていても景色は見えないし閉塞感はあるし暗いし怖いしで面白くない。

直線のトンネルはとても長く工事は大変だったろうなあ、とか日本の土木技術はすごいなあとか思いながら走った。

 

何キロ走ったろう?ようやくトンネルを抜けると路肩が広くなっていて山のかなり高いところからその先にある真っ赤な橋などが見えてなかなか良いので、安全を確保しながらバイクを停めて写真を撮った。

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お天気も良くここでも新緑が眩しい。生命感あふれる新緑に囲まれるのは気持ちがいい。

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ここから先は降って行く道で、いくつかのトンネルと橋を通り過ぎたら見覚えのある場所に出た。

かつて仕事をした時によく来た山の風景で、新緑も紅葉もとても美しい場所だった。

当時はトンネルが繋がっておらず行き止まりだったため交通量もほとんどなく路肩に車を止めて撮影をすることができたが、今はとても危険なので走りながら緑を楽しんだ。

 

さらに下ると栃本という標識が出て来たのでそこを曲がり細い道に入る。

ちょっと走れば栃本の集落に出た。

ここは秩父側から見てかつての甲州に抜ける峠道の手前の最も山奥の集落で急斜面にへばりつくように家々が立っている。

斜面の畑ではこんにゃく芋などが作られていたようだが今はどうなのだろう。

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集落に入ってすぐに見覚えのある家があったのでバイクを道端にとめて覗き込んだ。

かつてこの家は民宿をしており仕事で何日も世話になったことがあったのだ。

庭におばあちゃんがいたので挨拶し、かつての話をしたがおばあちゃんは僕のことまでは覚えていなかった。

斜面から張り出した庭から写真を撮らせていただきしばし世間話をする。

トンネルができて便利になりましたか?と聞いたらトンネル代が高いのであまり使わないようなことを言っていた。

ここからは秩父の街に出るのも甲府に行くのも同じくらい時間がかかるらしい、そうなると金のかからない秩父に出るらしいのだ。

交付側からの観光客はいくらか増えたというが集落をみると観光で潤っているという雰囲気はなく、むしろ昔よりもサビれている印象だった。

高齢化ということもあるのだろう、何人か見かけた人たちは皆老人ばかりでこの集落の将来を不安にさせた。

集落にはかつての関所や古い宿などが今でも残りなかなか見ごたえがあるのだが、新しくできたトンネルの本道はこの集落をバイパスして中津川の方に抜けてしまうので訪れる人も少ないのだろうなと思った。

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集落を抜けてからは三峯山神社を目指す。

ここの神社は大変立派なもので埼玉の中でも有名な神社だ。

同時に神社に向かうワインディングロードはバイク乗りにとっては楽しい道になる。

小河内ダムのダムサイトを右折して山道に入るとその先は神社までの一本道で狭いところも多い。

この道に入った途端交通量が増してワインディングロードを楽しむほどの走りはできなかったが、ぐんぐんと標高を上げながら走って行くのは楽しい。

山頂近くにある神社の広い駐車場は有料で200円払い広々とした駐車場の中でバイクがまとまっているところを選んで止める。

10台ほどのバイクが止まっていた。

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駐車場から神社までは20分くらいのプチハイキング。

天気が良いので歩くと汗が出る。鳥居を抜けて歩いて行くと大きな杉の木が沢山現れやがて木々に囲まれた山門が下に見えた。

一旦階段を下って立派な山門をみる。

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彫り物が立派で素晴らしい。

そこを抜けて再び登るとヤマトタケルノミコトの像があり一応これを見てから本堂に向かった。

本堂に上がる階段の上には左右に立派な建造物があり目を奪われた。

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お参りしてから写真を撮りまくる。本堂の他にも神楽堂やら何やら絵になる建造物が沢山ありひとしきりコーフンしながら写真を撮りまくった。

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参拝を終えたら昼を過ぎていたのでどこかで美味しい蕎麦でも食べよう、とググってみたら良さげな店が秩父市内にあったのでそこを目指す。

ところが僕はここで誤った判断をしたようだ。

三峯神社から秩父市内までは30分くらいで行ける距離だろうと思って走り始めたのだが甘かった。

行けども行けども山道は終わることなくその道沿いには時折お蕎麦やさんもあったのだが決めたところを意地で目指したのが大間違い。

行けども行けども秩父の街には到達せず一時間くらい走ってようやく街中に入り、目指すお蕎麦やさんはさらに先の町外れときたもんだ。

街中のプチ渋滞を腹ペコでイラつきながら走り抜け、街道からちょっとだけ住宅街に入り込んだところにあるお目当てのお蕎麦やさんにようやく到着するも、駐車場はガラガラで一台も車が無い。

ひょっとして休み?あるいは人気ない不味いお店?

不安になりながらお店に入るとやっていた。上がり込んで食べるお店なので上がってざるそば大盛りを注文しまっていると、なんと直後から次々に客が訪れてすぐに満員となり、最後にきた客はもうお蕎麦が売り切れてしまったからと断られていた。

タイミングが良かった、ちょうど空いている時間に入れただけなのだ。

出てきたお蕎麦は本物の手打ちそばでそばの香りがよく美味しかった。

堪能した上に休憩も取れて一息つけるいい時間だった。

 

蕎麦屋を出たらあとは横浜まで帰るだけなのだったが道程をグーグルマップくんに聞いたら関越道を目指すのではなく299号線を飯能方面に抜けてさらに青梅に抜けるという道を示すではないか。

 

飯能までは元地元埼玉なので土地勘はあるがそこから青梅まで抜ける道は全く見当がつかないままグーグルくんのいうがままに走ると意外と早く青梅インターまで抜けることができた。

圏央道に乗ればあとは道なりに走って東名に入り綾瀬スマートインターで降りればお家まであとわずか。

 

夕方4時頃には帰宅できてホッとする。

何キロ走ったかは忘れてしまったがたぶん300キロくらいかな。

新緑も美しく、素晴らしい風景に美味しいお蕎麦、懐かしい地をいくつも訪れてなかなかの充実したツーリングとなったのでありました。

 

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2022年6月 8日 (水)

長野新潟ツーリング③@新潟〜横浜

ツーリング最終日は新潟市内から横浜の自宅へ戻るだけの予定でありました。

9時過ぎにホテルを出て空になったタンクにガソリンを入れます。

ガソリンスタンドのお兄ちゃんが、ずいぶん入りますねえ、と15リットル入ったメーターを見て驚いていた。

僕も、こんなに入るんだあ、と驚いた。高速だけなら満タンで400キロ以上走れるので頼もしい。

スタンドを出たら昨日きた道、高速バイパスを走って新潟西インターへ向かえばあっという間に高速走行。

 

料金所では前を走るCOOPのトラックを見ながら入り、本線に乗ったところで抜き去る。

 

1キロほど走って行くとさっきと同じ柄のCOOPのトラックがいたので、あれ?さっき抜いたよな?とそれも抜き去る。

そしてまた、1キロほど行くとまたまたCOOPのトラックが!

んんん?デジャブ?

なんでこんなにコープのトラックばかり走ってるの?

とさらにその先で数台のコープトラックを抜き去った。

何かコープの大会でもあるのか?はたまたレースでもしてるのか?みんな同じ方向に走って行くのが不気味でありました。

 

そんなことしているうちに関越道と上信越道の分岐に達して関越方面に入ります。

 

30分くらい走ったところのPAでちょっと休憩。

 

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時計を見ればまだ10時、このまま関越道を走って帰ったら3時には帰宅してしまうし道路も単調で面白くない、さらに高速料金も高いし、ってなことでちょっと寄り道して行くことにした。

昔スキーで散々訪れた越後湯沢から三国峠を越えて月夜のインターまで下道を走ろうということにしたのであります。

 

再び高速を走り塩沢石打インターで降りて国道17号線に入ります。

昔スキーできた頃は国道17号線といえばスパイクタイヤでガタガタボロボロのイメージだったのですが、今ではスパイク禁止だしすっかり整備されて広くて路面も綺麗ないい道路になっていた。

やがて岩原スキー場やガーラ湯沢、湯沢温泉スキー場といったかつてよく遊びに来たスキー場の斜面が緑色になって現れる。

夏場のスキー場の斜面というのはなんとも虚しい感じがする上に斜面の急角度に驚かされる。

あんな急斜面を滑り降りてたんかいな?と自分でも信じられないくらい。

スキーというのがすごい道具だということを実感させられる。

 

湯沢、岩原スキー場周辺にはかつてたくさんのリゾートマンションが建てられたが、スキーバブル崩壊後は廃墟と化し、いまでも捨て値同然の値段で売られている。ところが湯沢スキー場の先に新築っぽい新しくかつひときわ大きなリゾートマンション風のビルがあり驚く。

どう見ても最近建てられたようにしか見えない。この時節にこのようなバブルマンションの需要があるのかしらとちょっと不思議になった。

 

湯沢を通り過ぎると坂道を登りトンネルをくぐって小さな峠を越えるとかぐらスキー場に出る。

 

ここは僕が最もよく通ったスキー場で、五月の連休まで滑りに来ては神楽山をリフトの終点から徒歩で登っては山頂付近でラーメンなど食べて滑り降りるバックカントリースキーを楽しんだ場所だ。

様々な思い出が去来する中緑に埋れてよく見えない神楽ゴンドラのロープウェイの横を通り過ぎる。

シーズンオフなのだろう、皆閉まってしまっている宿が物悲しい佇まいでいるのがなんとも寂しい。

 

そこからさらに先にはあの苗場スキー場があった。

ここもスキー場としては往年の盛況は見る影もないのであろうが最近は夏のフジロックで賑わうからまだいくらかマシなのかな、などと思いながら横目で見て通り過ぎた。

 

その先にはこのルート最大の難所、三国トンネルがあるので緊張していた。

狭い、暗い、悪路、の三点盛りのこのトンネルは対向車が来ると車でも嫌だったのにバイクでそうなったら!と危惧していたのだが、行って見たらトンネルは全く新しい、広い、明るい、路面は最高!の最新型トンネルに変貌していた。

どうやら新しくトンネルを掘ったらしい。道路税もこういう使われ方をされるのには納得できる。しかし重量税はもうやめてくれないか!

使い道が不透明でよくわからん!ガソリン税と消費税の二重課税も同様!などと降り道に入った三国峠が大型トラックを先頭にノロノロ運転だったこともあり、せっかくの新緑の山の風景に囲まれながらもイラダチ税制への不満で爆発しかけた。

頭は爆発しかけていたがお腹は空いてきた。

美味しそうなお蕎麦やさんでもあったら入ろうと猿ヶ京温泉を目指したが、走りながらいいお店を見つけるのは難しく、いくつかのお店を素通りしてしまいながらどんどん峠を下っていく。

峠から山郷の街に降りたあたりで駐車場の広いお蕎麦屋さんが見つかったのでとっさに入りお昼にした。

 

お蕎麦、と思っていたがここはうどんの本場群馬県であることに気づきうどんを注文するとこれが大当たり。

讃岐や九州とも違う硬くも柔らかすぎもしないがツルツルと美味しい関東のうどんらしいうどんだった。

うどん屋を出たら月夜のインターまではすぐだ。

ここで半分くらいに減ったガソリンを給油する。

ここで入れておけばあとは家まで帰るのに十分なのだ。

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スタンドを出て月夜のインターへ一直線、関越道に乗るとスイスイと快適なクルージング。

クルーズコントロールが本当に楽をさせてくれる。

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あっという間に埼玉県に入りさらに圏央道へ、と思ったが、時間はまだ早かったし圏央道は料金が割高なので練馬インターまで関越道を走って、環八通り、第三京浜と走って帰宅したのが午後4時。

3日間の走行距離は900キロ弱。

一日およそ300キロの行程で大した距離は走っていいなかったためもあり疲れはあまり感じなかった。

それでも春先まで乗っていたMT09に比べると疲れ方は全然違うように思える。

サスがいいので腰が疲れない。クラッチを切る回数が劇的に減るしクルコンのおかげで手が疲れない。などなどさすが BMWのバイクのいいところを満喫したツーリングになった。

次はもっと長い距離を走ってみたくなるいいバイクだと感じた。

 

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2022年6月 7日 (火)

長野新潟ツーリング②@長野〜新潟

ツーリング2日目は前夜の痛飲が効いて遅く起きた。

7時頃起きて持って来たコーヒーセットを取り出しエノカフェ長野店を開店する。

ゆっくり朝食をとって10時頃長野の友人宅を出た。

この日のルートは長野市内から戸隠を回って野尻湖まで走り、そこから先は高速で一気に新潟市内まで走るという行程。

戸隠へ行くのは初めてなのでGoogleナビに案内してもらいながら山道を登って行く。

 

この日も天気が良く新緑と晴天に囲まれてのライディングは最高に心地よい。

緑と青のコントラストの美しさ、この季節が僕は一番好きだ。それを満喫しているヨロコビ。

 

大きな道をしばらく行って戸隠方面へ右折すると時折ゆるいカーブのあるスピードの出る道が続く。

スピードの出し好きに気をつけながら気持ち良く走る。

 

その先は少し登りの道に入ったと思ったら突然山の中に街が現れて巨大な鳥居があった。

戸隠神社だった。

神社入り口のお蕎麦屋さんらしいお店に行列ができていた。

時間があればお蕎麦を食べて参拝もしたかったのだが写真だけ撮って先に進む。

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神社の先にもいくつかの集落があり山深い中の街の風景に感心しながら走った。

 

途中、大きな駐車場があり戸隠山が良く見える場所にバイクを停めて写真を撮る。

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道は下りに入るとちょっと悪路があり注意しながら走る。

 

いくつかのへピンカーブを下り森を抜けると里の風景が広がる。

間も無く妙高駅入り口の標識を見ながら直進すると今度は野尻湖方面の標識が出ていて道は分かり易かった。

 

野尻湖方面に大きな道を行くと間も無く突然、という感じで田舎道になりさらに狭い山道になる。

林の中の細い道を注意しながら下っていくとやがて視界がひらけて湖畔に出た。

湖畔を行くと湖面が大きく見えて妙高山の遠望が美しい場所に出たので写真を撮る。

青い空と湖面、それを囲む新緑が眩しく美しい。

バス釣りをしているボートが何艘か湖面に浮かんでいた。ここはスモールマウスバス釣りで有名な湖。折しも産卵期の一番よく魚が釣れる時期だったので平日でもこうした釣り客が来ているのだろう。

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湖畔を半周して賑やかな場所に出たところでお店に入ってお昼ご飯にお蕎麦を食べながら休憩する。

店の中には釣り竿や水上スキー、水上ボードなどが置いてあった。

野尻湖は思っていたよりも観光が盛んで山中湖を小さくしたような雰囲気の湖だった。

 

お昼を食べて休憩もとりここからは一気に新潟まで走る、と思ったのだが、国道を右折して間も無くのところに大きな駐車場があって、そこからの妙高山の眺めが見事だったので写真を撮る。

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ハーレーが一台停まっていて同じく写真を撮っていたようだ。軽く挨拶をしてハーレーは走り去っていった。

写真を撮って満足した僕も国道から妙高インターに曲がり高速に乗る。

日本海側に出るまでは快適な高速走行だったが上信越道を新潟方面に曲がってしばらくすると海からの横風が強くなり走り難かった。

 

横風をこらえながら新潟まで走ること約1時間半、新潟西インターを降りたら一般道のはずのバイパスは高速並みにみんな飛ばしている。

流れに乗って走るとあれよあれよと言う間に新潟市内に入りホテルについた。

 

この日はビジネスホテル泊。部屋に入ってシャワーを浴びて新潟で世話になる大学のジャズ研の先輩氏に連絡を取ったら車で迎えに来てくれた。

車で街を一周しながら色々と街のことを紹介してもらう。

新潟は以前も訪れたことはあるのだが、観光でゆっくりと言うのは初めてだ。

先輩氏は仕事柄街のあれこれに詳しくいろいろな視点で案内してくれたので面白かった。

 

そのあとはお寿司をご馳走になり飲み屋さんへ行く。

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数年ぶりに再会した先輩氏なので積もる話もたくさんあり、また市内でしか飲めないと言う地酒をご馳走になり楽しい時間を過ごしてホテルに戻りさっさと寝てしまった。

 

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2022年6月 6日 (月)

長野新潟ツーリング①@横浜〜長野

三日間お天気の良さそうな日を狙ってソロツーです。

今回はバイクをBMWに代えて初めての二泊三日のロンツーです。

 

行き先は長野で一泊、新潟で一泊の日程で、細かいコースは決めずに行き当たりばったりで出かけることにしました。

 

5月18日朝、横浜の家を出て綾瀬スマートインターから東名高速→圏央道へ進みます。

平日の下りなので車も少なくスイスイ気持ちいい。

圏央道から鶴ヶ島インターで関越に乗り換え群馬方面に。

R1200Rのオートクルーズが大活躍、100キロ走行が快適だし楽チン。

お天気も良く関東平野の広く平らな風景からぐんぐん山が近づいてきます。

 

藤岡ジャンクション手前で時間を見たら意外に早くここまできたのでこの先のコースはまっすぐ長野に向かわず草津志賀高原道路を走ることに決めました。

 

藤岡ジャンクションを直進して渋川伊香保インターで高速を降りて一般道に。

山道に入る前に給油をして長野までのガソリンを確保したらその先は美しい新緑と清流に沿って気持ち良く走ります。

ついつい鼻歌が出てくるくらいご機嫌になってしまう。

やがて八ッ場ダムが見えてきた。

ここは以前は吾妻渓谷という美しい渓谷に新緑や紅葉が楽しめた川が流れていて、川原湯温泉といういい温泉もあった。

このダムを作ることに関しては僕は反対派だったのでダム関係の施設や道の駅はなんとなく不愉快で無視して先に進みました。

ダム好きのライダーさんは多いけれど、造形美的だけに関心を持つのではなくダムの功罪も少し目を向けて欲しいな。

ダムって川をダメにしてしまうんですよ。

ダムまでの道はやたら良くなっていて、その先は急に金かけてないところなども、地元に金をばらまいてダム反対の口封じをしているのが見え見えで気分が悪くなる。

 

そんな感じでちょっと不機嫌になってきたところでコンビニに寄って一休み。

ここでジモティらしいライダーさん二人に会ってちょっとお話をする。

彼らは草津に温泉を浴びに行くらしくのんびり残りの道を走るとか。渋峠までの情報を聞きたかったけれどそこまでは最近行っていないのでわからないというのでちょっぴり残念。

 

挨拶して先にコンビニを出て走り始めるといよいよ長野原も近く山道のワインディングロードに入り始めた。

両側から新緑のトンネルの中を走るのは気持ちよく再び鼻歌が出る。

 

長野原から草津に曲がる道が新しくなっていて不安だったのですが、標識通りに走りながらいつ曲がるんだろか?と思いつつ山道を走っていたら、あれえ?どこかで見た街の風景に出た。

丁字路の信号に引っかかって周りを見たらそこはもう草津の温泉街じゃないですか!

あれえ?こんなに近かったっけ?とちょっと拍子抜けしつつも信号を左折して渋峠に向かいます。

ワインディングロードをぐんぐん上がっていくとはじめは美しい新緑だったのが標高が上がるに連れて緑は減り芽吹きの山に入って行く。

季節を逆戻りして行く感覚が楽しかった。

 

やがて木のない白根山中腹に出ると雪の亡くなったスキー場が見える。

見晴らしの良い駐車場でバイクを停めて写真撮影をする。

 

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さらに登ると、景色のいいところには駐車場があるのでその都度停まって写真を撮った。

駐車場の隅っこに四角い建物があったので良く見たら、火山が爆発した時の噴石除けのシェルターだった。

これを見て数年前の白根山の爆発のことを思い出し緊張感が湧いてきた。

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さらに先に進むと、駐停車禁止の看板がたくさん立っている。

渋滞ポイントなのかな?と思いながら走って行くとそうではなかった。

有毒な火山ガスがたくさん吹き出していて危険なのだ。ガスの匂いで頭がくらっと来そうなのをこらえてスピードを上げた。

その先は数カ所道路工事をしていて停まったり走ったりで大きくカーブを曲がったら白根山山頂の駐車場に着いた。

ここでトイレに行こうと思ったらトイレがない。確かうん10年前に仕事できた時にはトイレがあって、観光バスから降りて来た大量のおばちゃんたちが万人の女性トイレを待ちきれず男性トイレになだれ込んで来たのをはっきり覚えている。

仕方ないので渋峠までトイレは我慢しつつも山頂から先の山々を見下ろす風景があまりにも爽快なので所々でバイクを停めて写真を撮った。

 

渋峠についてトイレを済ませホッと一息ついたら隣のライダーが自撮りをしようとしていたので写真をとて上げて少しお話をする。

ライダー同士のこうしたコミュニケーションが僕は好きだ。

自撮り氏を見送って走り始めようとしたらメーター横のインジケータに!マークのランプが点灯している。

よく見るとどこかのランプのバルブが切れているという警告らしいのでヘッドライト、ウインカー、ブレーキランプの点灯をチェックしたら全部点くじゃないですか。

峠からバイク屋さんに電話して長野市内の店で見てもらうことになった。

一安心してコンビニで買ったお昼のおにぎりを食べた。

安上がりだなあ。

 

国道最高地点の碑がある駐車場では車で来ていたおばちゃんに写真を撮っていただきご満悦。

 

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そしてその先しばらくしたらランプは消えてその後つかなくなる。

ちょこっと走った渋峠スキー場の駐車場から再びバイク屋さんに電話したら先ほどの人が出て、BMWは時々そういうエラーがあるという。バルブの接触が悪かったりすると起こる現象らしい。

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全てのランプが点いているのなら問題ない、ということなので安心してその先のくだり道を楽しむ。

ヘアピンカーブの連続が楽しい。シフトチェンジの時にシフトアシストがついているこのバイクはいちいちクラッチを切らずにシフトチェンジできるのが快適で、シフトダウン、シフトアップも心地よくぐんぐん山を下っていく。

かつてスキーに訪れた志賀高原スキー場を見ながら懐かしんで走る。

 

スキー場を過ぎたところの大きな橋がありそこからの景色が素晴らしい。

バイクを停めるのは危険なので走りながら景色を楽しむ。

ここを過ぎると地獄谷温泉入り口を通り過ぎて間も無く里の風景が広がり山を降りたことを実感する。

 

ここから長野市内までは下道を走り友人の事務所に約束の3時前に到着。

一休みしてから善光寺のご開帳に参拝して、夜は飲み屋を二軒はしごして気づいたら深夜一時だった。

 

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明日のツーリングがあるので慌てて帰り友人宅で布団に潜り込むとすぐに記憶がなくなった。

 

 

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