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大学時代のジャズ研OB合宿

諏訪の旧友の元から安曇野へ向かう。

毎年夏に大学時代のジャズ研究会のOB合宿と称して、先輩の経営するスペイン料理店「パンプローナ」というお店にOBたちが集まりセッションをしながら酒を飲んでどんちゃん騒ぎをするというのが恒例となっているのだ。

一昨年までの三年ほど続けて参加したのだが、昨年は家庭の事情等で不参加となり今年は二年ぶりの参加となる。

日曜の午後3時ころから集まりきたものから飲み始めるといういい加減な始まり方をするのだが、僕が着いた3時飯過ぎにはドラマーのMとピアニストのSの二人しか来ていなかった。楽器をセッティングする二人を横目に見ながらオーナーのO先輩に挨拶すると、すでに数に来ていて買い物に出ているらしい。
僕らのジャズ研は当時体育会系ジャズ研と他の文化系サークルから呼ばれるほど体育会的で飲酒の強要と先輩後輩関係には特にうるさく、年齢に関係なく先にジャズ研に入ったものが先輩となるので、浪人の僕には年下の先輩もたくさんいたが、先輩のいうことは絶対だった。そんな関係は卒業後四十年近く経っても変わらず後輩は呼び捨て、先輩には「さん」付けの関係が残っているのが可笑しい。

みんなが集まったところでお料理が出され、再会を祝って乾杯する。
ジャズ研OB合宿とは言ってもメンバーは必ずしもジャズ研に属していたものだけでなく、その後のジャズという音楽絡みで仲の良くなった知り合いなども参加するので、今年の初顔の方にご挨拶などいただく。地元のミュージシャンも楽器持参で駆けつけてくださりサポートして下さる。

宴会が始まりしばらくは飲んで食べてがひと段落したら演奏が始まる。
僕がアルトサックスのT先輩を誘って演奏開始。

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先陣を切って出て行くのは多少の度胸もいるが音を一発出してしまえばもう引っ込みが付かないので後は勢いで突っ走る。先輩氏のいきなりの難曲指名にはビビったがヘロヘロになってなんとか着地、次の演奏者にバトンタッチする。

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次々とメンバーが入れ替わっての楽しい演奏が続きあっという間に時間はすぎて音の出せない時間が来てしまった。このレストランは住宅街にあるので大きな楽器の音だしには時間制限があるのだ。

演奏が終わればそれをネタに飲み会は進む。
時計の針はどんどん進んであっという間に11時を回りお開きとなった。
近くにとってあったログハウスに移動しさらに残った酒を飲みながらバカ話で盛り上がる。この辺になるともう酔っ払っていて何を話題にしたのかもロクに覚えていない。
午前1時頃まで騒いだろうか、誰が言い出すともなく寝ることになりベッドに倒れこんだ。
朝は食事を作る音で目が覚め、サラダにパン、ジュースなどいただいた後はEnoCafe安曇野店を勝手に開く。
みんなに無理やり自家焙煎コーヒーを飲ませて自己満足。

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一休みしたら宿を出て再びレストラン・パンプローナへ移動し後片づけをする。

片付けが終わったら恒例の記念撮影。
一名の大先輩が本日午後から急用とのことですでに始発電車で横浜へ帰ってしまっていた。残るメンバーで写真をとる。この会も今年で15回目だそうで過去の写真をオーナーのO先輩が取り出してきて懐かしい写真をみんなに見せた。

そこには今はなき先輩の元気な姿など写っており郷愁を誘うのだが、刻まれ重ねられたた時が確実に記録されていた。

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こうして一泊二日のOB合宿は無事に終わり解散となる。
来年もまた会いましょうと挨拶をするとそれぞれの次の行き先や家路につくのであった。僕は他のメンバーの車にくっついて穂高神社にお参りし交通安全のお守りを購入、さらに穂高インター近くの蕎麦屋で山盛りのもりそばを腹一杯食べ、そこでみんなとお別れし、一人横浜の自宅へと車を走らせた。


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2018年8月 8日 (水)

旧友に会いに諏訪へ

二人の旧友に会いに長野の諏訪へ出かけた。

二人はそれぞれ高校時代、浪人時代からの友人でお互いのほぼ面識はない別々なお友達。
まずは浪人時代からの友人Tの家を訪ねる。
Tとの出会いは高校時代のこれまた別な友人Kという男が、僕が浪人中に家を訪ねた際、「この近所に大学の同級生がいるぜ」というので一緒に遊びに行ったところ我が家から200メートルも離れていないところに住んでいたのがTだった。
Tとは初対面の時から妙に気が合い、家が近いこともあってそれからというもの始終遊びに行ったり遊びに来たりという関係になり、彼が大学を卒業して就職するまでの間深い付き合いをした。埴谷雄高、開高健を彼から学んだ。ジャズもよく聴いた仲だ。

お互いの結婚式に呼んだり呼ばれたりしつつ、子育て期間中は付き合いが遠ざかったものの、数年前に長野にスキーに出かけたついでに再会したのがきっかけでここ数年何度か会っている。

今回彼と会うのは一昨年以来の二年ぶり。土曜日の朝早く渋滞を避けて家を出たので午前9時に着いてしまった。挨拶を交わして家に招き入れられていきなり自分で持ち込んだコーヒーを淹れてEnoCafeを始める。

近況など語り合いながらコーヒーを飲みくつろぐ。そのまま昼間でダラダラしたあとお蕎麦やさんにてお蕎麦と天丼のセットをご馳走になり、彼の家に戻ってからは一人でビールを飲んで酔っ払って昼寝した。迷惑な来客だ。

夕方奥様も合流して買い物に出て、酒や馬刺しをはじめとしたツマミ類を買い込む。
再び家に戻ったらもう酒を飲むしかすることはない。Tのかけるレコードを聴きながら昔話や近況に花が咲き始める。
普段電話やSNSでやりとりすることもないので二年分の積もった話があることはあるのだ。
家族の皆さんが合流して夕食を経ながらもビール、ウィスキー、バーボンと飲み進み気がつけば日付が変わっている。最後に奥様の歌うジャズのライブ映像を見せていただいた。この奥様は十年ほど前から地元のジャズ仲間とヴォーカルの練習をしており先日このグループの10周年記念のライブをやったその映像を見たのであります。歌の方はなかなかのものでスウィングしていてよかった。そのままいい気分で眠りに入り爆睡する。

翌朝、朝食をとりまったりしていたところにもう一人の友人Kから電話が入る。
10時を過ぎたら暇になるから来い、というので10時過ぎにT夫妻と三人で出かけた。
Kはこの春先に諏訪に越してきた男でその前は飯綱高原という所にいた。

彼とは高校時代の同級生で、僕にジャズを教え込んだのがKなのだ。
当時のKはロック大全盛時代に「ジャズはいいんだぜ」という一人だけちょっと変わったやつで、コルトレーンのレコードを学校に持ってきてロック仲間が集まった音楽室でレコードをかけた時はみんなキョトンとしてコルトレーンを聴いていた。なんだかさっぱり理解できなかったのだろう。僕もその一人だったのだがそれをきっかけにジャズに興味を持つようになりそのままのめり込んだ。
やがてKが気まぐれで買ったと思われるヤマハのテナーサックスを買い取りサックスを始めた。その流れで浪人後に入った大学ではジャズ研に入り大学時代を棒に降る。さらに人生も棒に振りかけるという、僕の人生に大きな影響を与えたのがKという男なのだ。

そんなKは上諏訪駅から坂道を数分登ったところで素泊まりの宿を始めていた。そのことは彼のところを訪ねて初めて知った。「シャンブル・ドット・たたみ」という名のその宿は洒落たデザインと作りで狭いながらも素敵な宿だった。

KとKの奥さんにT夫妻を紹介したところ、なんとKの奥さんとT夫妻の出身地がごく近所で、小学校も中学校も学年こそ違えど同じ学校に通ったということが判明し話が盛り上がる。出会いというのは偶然と驚きをもって時に人をハッピーにさせてくれるものだ。

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昔話にそれぞれ花が咲きあっという間に時間が流れひりになったのでK家を失礼してT夫妻と昼食を食べた。食後Tの家に帰り一服して休んだのち僕は安曇野に向かう用事があったのでTの家に一宿一飯、いや四飯の礼を言い別れた。

行き先の安曇野には大学のジャズ研の先輩が営むスペイン料理屋があり、この日は夕方からジャズ研のOBが集まり、セッションをしながら宴会をするのだった。

TとK二人のジャズ仲間の先にあったのが大学のジャズ研だった。今また同じ道を辿り僕は諏訪から安曇野に向かい車を走らせたのだった。



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2018年8月 2日 (木)

プレジャーボートでマグロ釣り@相模湾

今日は知人のさらに知り合いの保有するプレジャーボートで相模湾に出てきました。
狙いは一応マグロとカツオ、一応と書くのはマグロやカツオの群れに遭遇するのはそう簡単なことではないので、出会った時には勝負します、くらいの体制で出かけました。

午前5時過ぎに平塚のマリーナから出船。

とりあえず昨日マグロが湧いたという当たりを目指して船を走らせること小一時間、沖の魚礁を軽ーく攻めるも反応がないのでしばらく様子を見ることに。

6時を過ぎたら遊漁船がわらわらと現れて、あっという間に数隻で魚礁を囲んでしまった。この日はコマセを使ったマグロのエサ釣りの解禁日とあって船も釣り客も多そう。遊漁船には釣りの開始時間の規定があるようで開始時刻の7時までは場所取りをして様子を見ているようでしたが、時間になったら一斉に釣り開始。

こちらとしては遊漁船の撒いたコマセが漂ってきて、それについた魚を頂いちゃおうという作戦でしたがどうも魚はいないようで遊漁船もイマイチの盛り上がり。
しばらく見ていましたがダメ、と判断し移動することにしました。

潮目に沿ってマグロちゃんの群れを探しながら移動するもそれらしい気配はなく、シイラすらいない。気がつけば船は初島の近くまで来ていて、ここで中深海の魚を狙おうという話になりました。
ところが、事前の話でこの日はマグロキャスティングかカツオのジギング、と聞いていたので重いジグを持って来ていなかった。仕方ないので手持ちの一番重い200グラムのジグをつけて水深230メートルまで落とししゃくります。

ジグが軽いのでそこが取れるか心配でしたがかろうじて取ることができました。
竿もカツオのジグようにと比較的ライトな竿しかなかったのでジグの重さと魚がかかった重さの判別が最初はつきづらく、何かアッタったかな?と思いあげて見たらジグだけ、なんていうのをやっているうちに分かるようになって来た。

そんな時そこから二、三しゃくりしたところで明快なコツンというアタリがあり、合わせてみたら魚の反応。あまりひかないので小さな根魚かな?と思って巻いていると時々頭を振るように竿先をコココン!と叩く。これはメダイかな?と手練れの船長氏がおっしゃる。なんたって200メートル以上糸を巻かなければならないので、魚のファイトもそれなりに楽しめる。先週のアブラソコムツ釣りも200メートルだけれどさらに深いわけなので魚はなかなか上がってこないし、時々どき!っとするような引きをしてくれるので飽きない。

ようやく上がって来たら船長氏の予言通り小型のメダイでありました。
僕にとっては相模湾では初メダイであります。

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もっと深いところを攻めよう、という船長氏の提案があったのですが、ジグの重さからしても糸の巻量からしても300メートルは無理なので200メートル付近を流し変えて探ります。
しばらくして動向のO氏がユメカサゴをキャッチ。
僕の方はあれからはアタリがなく、ジグを換えたくも帰るジグは無しで手詰まり状態。回収中に言い方のサバが一本釣れただけでありました。

乗り合いの遊漁船に比べるとのんびりマイペースで釣りができるところがプレジャーボートはいいですね。頻繁に仕掛けの上げ下げも強要されないし、同じポイントをじっくり狙えるのもプレジャーならではの楽しみです。

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お昼頃までここをやってから移動、再び別の魚礁をやってみたらペンペンシイラのチェイスが、しかもすごくやる気のないチェイスがあっただけだったのでマグロ、カツオ路線は捨てて平塚沖の150メートルからのカケ上がりをジギングで狙いました。

このくらいの水深になるとホッとしてしまうなんて、この二週間ですっかり深場の釣りに体が慣れてしまった。

魚探の反応は凄かったりしたのだけれどアタリはなく午後2時の納竿までノーヒット。

炎天下の中の釣りで疲れたけれど、200メートルくらいなら辺りもちゃんと取れることがわかったし、そのつもりで道具を用意して来たらそれなりに面白い釣りができそうと開眼した一日でありました。

同行のOさん、誘ってくださってありがとうございました。船長氏もお疲れ様でした。ありがとうございました。


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2018年7月27日 (金)

THE LOST ALBUM@JOHN COLTRANE

コルトレーンの未発表レコーディングが先日発売されたので早速買って聴いてみた。
おそらくこのアルバムについての考証は多くの方がブログ等で描かれていると思うのでありますが、私のは一ファンの感想でしかないのでご了承を。

このレコーディング・テープが発掘されるまでの経緯は色々あったらしいが詳しくないのでここには書かない。

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一曲目はソプラノサックスでのマイナーブルースで始まる。演奏スタイルはフリー・スタイルになる前のコルトレーンの演奏スタイルといったらわかりやすいかな?その演奏は力強く、前年62年発売のアルバム「ライブ・アット・ヴィレッジヴァンガード」や「コルトレーン」の演奏と比較しても音も安定し堂々としたものに感じる。

テーマを2コーラス吹いてそのままコルトレーンのアドリブに。6コーラスのアドリブは当時のコルトレーンの和音の分解の仕方のお手本的な音の使い方で後年発売されたクレッセントなどにも通じる音の使い方。マッコイのソロに続いて珍しくジミー・ギャリソンがアルコとピッチカートの両方でソロを取りコルトレーンのアドリブ1コーラスを挟んであとテーマに。とてもまとまった演奏で聴いていて気持ち良い。

二曲目は「ネイチャー・ボーイ」
これは完成された演奏というよりもネイチャーボーイのコード進行上をどこまでコルトレーン的に崩して演奏できるのかを試しているような演奏で、テーマからコルトレーンのアドリブにそのまま入り2分半ほど吹きまくってベースのペダルに戻ってフェードアウト、というかなりお試し的な演奏。翌年発売のバードランドでのライブの I Talk About Youのカデンツァに通づる感じ。

三曲目はこれもタイトルのないオリジナルでソプラノサックスを吹く。テーマはモードっぽいけれどアドリブはコード一発もの。これは一曲目と似た演奏なのでコルトレーンのソプラノ・サックスのスタイルが確立していることがよくわかりますね。スケールのアウトの仕方なども素晴らしい、短い演奏ながらエッセンスが凝縮されている。マッコイのソロが安定していていいなあ。
この曲もベースソロがフューチャーされていて当時発表されたアルバムでのジミー・ギャリソンの影の薄さが嘘のよう。

四曲目はVILIAという曲
ここではテナーを吹いていますね。演奏的には一番オーソドックスに聞こえる演奏かな。歌ものだからそう聞こえるんでしょうね。

五曲目はあのインプレッションのスタジオ録音。
やっぱりあったんだ!と思いましたよ。それも演奏の中では翌年発表のライブのインプレッションでやっていることを4分半の演奏でほぼ凝縮してやっている。コピーしたりするにはこっちの演奏の方が内容が詰まっている文いいのかも、なんても思う。
短くても、あっさり、ということはなくなかなか熱い演奏です。

六曲目はスロー・ブルースというタイトルそのままのスローなブルース。
この演奏はすごい。当時のコルトレーンのブルースの解釈を思う存分発揮して吹きまくっている。テーマからいきなりアドリブみたいなメロディで始まりどんどん崩して行くのだけれど、このころの演奏で見られる様々なアドリブ展開の手法が存分に発揮されていて素晴らしい。
最後はアルバム「セルフレスネス」でも演奏されていた「ワン・アップ・ワン・ダウン」
これもインプレッションと同様、コルトレーンのアドリブのエッセンスがぎっしり詰まった演奏で素晴らしい。エルビンのドラムとのやり取りもこ気味よくスピード感ある演奏です。

このような内容のアルバムですが、どうして当時発売されなかったのか、いやインパルスの倉庫にも保管されなかったのかは謎。

インパルス時代前期のコルトレーンはプロデューサーのボブ・シールの作戦だと思うのだけれど、ライブ録音中心のクァルテット演奏、スタジオ録音はバラード系、という風にわざとしていたのでしょうね。

確かに本アルバムのインプレッションやワン・アップ・ワン・ダウンなどはどちらもライブの方が迫力を感じますもん。コルトレーン自身も自分の音楽はライブの演奏がメイン、と考えていたのかもしれませんね。65年に「至上の愛」で全編スタジオ録音のアルバムを出すまでは当時は発売していませんから。
興味を引くのはこのレコーディングが1963年3月6日の録音であることと録音がモノラルであること。

録音日についていえばこのアルバムの翌日にコルトレーンはあのジョニー・ハートマンとのレコーディングをしている。練習ではなくちゃんと録音したというからにはどこかで発表の機会も考えていたのでしょうけれど、結局日の目を見なかったのは先ほども述べたように当時はクァルテットはライブで、というのがあったんでしょうか?
先にも述べたように、本アルバムの録音前後にコルトレーンがスタジオレコーディングアルバムとして当時発売されたのは「バラード」「デューク・エリントンとコルトレーン」などのいわゆる売れ線アルバムで、コルトレーン・クァルテットでのアルバムは64年発売の「ライブ・アット・バードランド」、エリック・ドルフィーを加えてのライブで「インプレッション」となりスタジオ録音のみのアルバムはないというわけであります。

録音がモノラルなのは何故なのだろう?おそらくステレオ録音したものをなんらかの理由でモノラルミックスしたものがこういう形で残ったんだろうなあ。当時はマスターにステレオとモノラルを両方作っていたようでもあるので、そのモノラルだけが残っていたということか?


何れにしてもコルトレーンの没後51年目に発見されて発売されたこのアルバム、ファンは必聴でしょう。


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2018年7月25日 (水)

熱帯夜のバラムツ釣り@神栄丸 由比港

バラムツと言う魚をご存知だろうか?
何年か前に新聞紙上を賑わせた魚だ。そう!食べると下痢をする魚、正確には下痢ではなくて身の成分が蝋でできているために人の体では消化できずに溶けた蝋を肛門から垂れ流してしまうという魚なのです。少量食べる分には問題ないのですが、味がまたマグロの大トロよりさらにトロトロなのでついつい食べ過ぎてしまうというのが実情。法律で商取引は禁止されているものの自己責任でオムツをつけて食べる分には問題ない。

このバラムツというお魚、深海魚でありまして昼間は数百メートルの深海に潜んでいるのでありますが夜になると浅場に餌を捕食に上がってくる、そいつを釣り上げようというのが今回のお話であります。

誤解のないように申し上げておきますと、バラムツ釣りはトロトロのバラムツが食べたいから釣るわけではないんですよ。バラムツという魚、平均10キロくらいのものが釣れるんですが、釣れた時のファイトが半端じゃない。潜る、走る、首を振るとあらゆる手段でもがき暴れ、しかも最後の最後までそのファイトの手を緩めないところが釣り師としては格好のターゲットとなるわけです。

というわけで、今シーズン始めてのバラムツ釣りに静岡は由比港に出かけてきました。夜釣りなので夕方出船ということでお昼すぎに横浜の釣具店エブアンドフローに集合したのはベルファイヤーさんあらためハイラックスサーフに乗り換えたFさん、ロックンKさんに私とY店長の四名、一路清水港を目指し清水インターで岐阜の帝王と待ち合わせ全員集合。清水港でお腹を満たして由比港に到着。

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明るいうちに出船してもお魚ちゃんはまだ数百メートルの深海で まったりしているはずなので薄暗くなり始めた午後6時半出船。

船は沖に向かってまっしぐら、20分ほど走ったところで船は止まりいよいよ釣り開始。船長のアナウンスで150メートルから200メートルくらいをやって見て、とタナを指示される。

沖に出たら少しは涼しいかと思われたのでありますが、ここ連日の猛暑は沖の船の上も夜だというのに暑かった。
熱中症にならないように水分補給を怠らずに釣り開始です。

浅場、と言っても深海魚にとっての浅場なので200メートルくらいは覚悟せねばならない。千歳飴ともロケット花火とも見える形のバラジグというバラムツ専用のジグに今回はFさんが調達してくださったイカのエサをつけてジグを落とします。

ジグの重さは結構あるというものの200メートル沈めるには時間がかかる、10メートルごとに色の変わる糸とにらめっこしながら出した糸の長さを正確に把握する努力が要求される。

糸の色がが200メートルまで出たところで竿をしゃくりながら魚を誘って行きます。
「潮が全然動かないねえ」という船長のアナウンス。これは魚の活性が低いという意味でありまして、決して喜ばしいことではない。

しかし、そのアナウンスがあって間も無く私の隣で釣っていたロックンKさんにヒット。「150メートル!!!」と叫んで魚のいるタナをみんなに教えてくれる。

竿先が海面に刺さるほどに引き込まれるいいファイト、来たぞバラムツ!こっちにも来い!と150メートル付近を誘っていた私の竿先にトン!というアタリがありすかさず合わせると竿がずっしり重くなった。「150メートル!」と私も叫ぶ。ところが叫んですぐに竿が軽くなってしまった。バレた(魚が外れた)のでありました。

ロックンKさんのファイトを見ていたら、魚は突っ込む、走る、暴れる、と竿先がぐいぐいと絞り込まれて気持ち良さそう。とはいえ150メートルの糸を魚と引っ張りっこしながら巻いてくるのは大変な労力で、楽しい辛い釣りでもあるのであります。

5分ほどだろうか、ファイトの末に上がって来たのはバラムツではなく、同じ仲間のアブラソコムツ(通称サットウ)という魚でありました。この魚むしろバラムツよりもいいファイトをしてくれるので釣りのターゲット的には最高に面白いので大歓迎。ただし食べても大して美味しくない。

150メートル付近を中心に100メートルくらいの間を糸を巻いては誘い、また少し巻く、というのを繰り返す。相手はいつくるかわからないので気は抜けない、緊張感のある時間が続きます。

あたりはすでに闇に包まれ、船が照らすライトで船の周りだけが煌々と照らされている。
次に来たのはまたまたロックンkさん。今度は「200メートル」と叫んだ。先ほどよりさらに魚は沈んでいるようで釣り師的には労力のいる釣りになるのですが、その分ファイトもたっぷり楽しめる。ロックンkさん、早くも二匹目のサットウを釣り上げ、と言っても船べりで針を外しリリースするのですが、早くも少々お疲れの様子、余裕もあってか一休みしている。

次に来たのはミヨシで釣っていたハイラックスFさん。ガタイのいいFさん、見ていると余裕でファイトしている感じ。これも上がって来たのはサットウでありました。

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私に最初の一匹が来たのは一時間ほど経過した7時半頃。
やはり200メートル付近でクンクンクン!とアタッタところを一気に合わせたらドシン!!!と思い感触が伝わり今度こそはバラすまいと慎重にファイトします。
とにかくこの魚グイグイと竿先を曲げたかと思うと今度はドラグを鳴らして走り糸を引き出す。200メートルの糸を手で巻くだけでも大変なのにこんなヤツを相手にしながら巻き取るのだから、折しも猛暑の中の夜、一気に汗が全身から吹き出してくる。

残り50メートルくらいまで巻いたところで再び魚は大いに暴れ出し、走るは突っ込むはで、せっかく苦労して巻いた糸をいとも簡単に10メートル、20メートルと引き出してくださる。

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おそらく想像するに、深海の暗闇の中でもわずかな光をキャッチして生活している魚の目にとって水深が浅くなり船の強烈なライトを感じると眩しく感じて暴れる、もしくは身の危険を感じて暴れるのではなかろうかと。

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ライトが反射して光るサットウの目はまるで反射板のよう

残り20メートルまで巻いたところで再び10メートル真横には知られ、一瞬糸が船べりに擦れて切れるかと思わされたりヒヤヒヤしながらもなんとか最後まで上げることができたのは10キロほどのサットウでした。一匹釣ってほっと一息です。

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この心地よい疲労感、充実感に満たされながらも水を飲んで体力を充填し再び釣り始めます。

このあと、落としている途中130メートルくらいでヒットするもバラし、さらに200メートル付近でかけたのもすぐにバレてしまった。
潮は相変わらず動かず、どうもその辺が魚の食いを悪くしているようで、針の掛かりが浅いためバレてしまうのでありました。

全員が釣りあげていい雰囲気になっている中、絶好調なのはロックンkさん。既に3匹か4匹釣り上げて、休み休みしながら余裕で釣りをしている。体はバテバテなんだろうけれど。

岐阜の帝王にとってはバラムツは「幻の魚」でありました。
過去二度挑戦するも共にボウズで終わり、まだその魚を自ら手にしたことがない。
この日は満身創痍で来たのか早々と一匹かけて幻が現実になった、とはいえ釣れたのはサットウだったので依然としてバラムツは幻の魚として彼の中にあった。

そんな帝王がジグを回収中に大きなサメに襲われる。襲われたのは帝王ではなくジグですね。サメの力というのは半端じゃない、私も先月男女群島で1メートルほどのおチビちゃんとやりあいましたが、ずっしり重く動じない引きをするのがサメ。帝王にかかったのは二、三メートルもあるサメだったのでファイトは強力だったようだ。危険なのでサメを上げることはできないので姿を見たところで糸を切らねばならないため自ずとジグも失う。体力も大切なジグも失った帝王は焦燥し切っていた。

9時半近くなったところで当たりが遠のいてしまったため船は大きく移動し、浅場の方向に向かって走ること10分ほど。ここ駿河湾は日本でも最も急深かになっている海なので浅場といっても水深は数百メートルあるのでありましょう。我々のリールに巻いてある糸の量では海底までジグを落とすことなど到底できない。


移動後間も無くでありました。Kさんが「180メートル」と苦しそうに叫ぶ。見たら竿先は海面に刺さる勢いで引き込まれ、リールのドラグが音を立てて糸を出されている。竿を抑えるだけで必死の形相、糸を巻くにも締め切ったドラグが音を立てているのだから手の出しようがない。
船長がフォロー(船を魚の引く方向に動かす)するからみんな上げて!というので自分の仕掛けをあげた私はKさんの横に行った。

Kさんはすでに竿を握る力も限界に達しているかの様子で苦痛に顔が歪んでいる。船長から「誰か助けてあげて」と声がかかったので横から竿を支えて海に引きずり込まれないようにするも、竿先ははまっすぐ海に向かってに吸い込まれる勢いは変わらず、糸も出されつづけていった。

リールに残る糸がどんどん少なくなっていき、このままでは出切ってしまい糸が切れてしまう!と思われたその時、フッ!と竿先が上がり糸が切れてしまった。Kさん曰く、5号のPEラインが1号に見えるくらい糸を伸ばされていたと。
残念!どうすることもできなかったKさんは疲れ切った顔をしながらも悔しそう。我々もあの魚がどんなシロモノなのか姿を見たかった。こんな化け物みたいに引き込む魚がうろうろしているとお思うと期待を通り越して恐怖すら感じる。

残り一時間を切ってからの私は絶好調!
ロックンKさんからエサはイカのゲソがいいと教えてもらい付け替えたところ180メートルですぐに来た。しかし苦しみと喜びのファイトで残り20メートルまで巻き上げて来たところでなぜかバレてしまう。

少々辛くなって来た体にムチ打ってゲソを落とすとまたまた間も無くヒット!
今度は合わせもガッツリ決めて再び180メートルのファイト。上がって来たのはやはり10キロクラスのサットウ。このサイズでこんなに引く魚は他にいないだろうと思われる、全身汗でグショグショ、腕もパンパンになり少し体を休める。

腕をマッサージしたりストレッチして伸ばしたりして疲れをごまかし再びKさんが選りすぐってくれた目のついてるゲソを付けて200メートル落とす。
180メートルくらいまで巻いて来たところで用心していると竿先がクン!と曲がった。

慌てて合わせず次のアタリを待つとククン!ククン!と続けざまに竿先が引き込まれたところで思い切り合わせるとズッシリとした重さが全身に伝わる。
スカさづ巻き上げる。グイグイと竿先を引き込むいい感触も流石に疲れているので、引き込まれるたびに肩の筋肉が悲鳴をあげそうになる。
150メートル、100メートルと自分を奮い立たせながら糸を巻く。この魚も残り30メートルくらいになったところで大暴れ。せっかく巻いた糸を20メートル出されたときには心が折れそうになる。
私の横には中乗りの青年がきて上がった魚の針を外す準備をしているのだが、なかなか魚が見えてこない。巻いては出されと一進一退を繰り返した後ようやく魚の姿が見えてきた。これもまた10キロクラスのサットウか。青年がジグを掴んだところで私のファイトは終了。全身の筋肉の緊張が一気に弛緩する。

針を外したところで船長からこの辺で上がります。とのアナウンスがありこの魚が最後の一匹となりました。

おそらくまだ時間があっても、もう釣りする元気はなかったろうな、と思うほどの疲労感。やるだけやった!という達成感。熱帯夜の釣りは全力投球で幕を閉じたのでありました。

同行の皆さん、船長、中乗りのスタッフ、皆さんお世話になりました。



写真:ロックンKさん

釣りに関するお問い合わせはEbb&Flowまで

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2018年7月24日 (火)

猛暑の中でのクエ鍋パーティ

先週遠征釣り釣行に出かけたウッチーこと内田氏が18キロもある巨大クエを釣り上げたというので、それをお店に持ち込み普段なかなか集まることのない釣り仲間を集めてクエ鍋パーティをすることになり招待されたのでのこのこ出かけてきましたよ。

のこのこ出かけたというけれどクエ鍋までの道のりは遠かった。

当日は昼間に新宿へ用事があったので午後2時台の一番暑い時間に新宿に到着、地下鉄から地下道となるべく冷房の効いているところを歩いて最後の最後で地上に出たら、そこは熱帯の南国のような熱風がボワーンと体を包み込んだ。素早く目的のビルに入り込みなんとかセーフ。

この日は観測史上最悪の激暑で埼玉の熊谷では観測史上最高の41.1度を観測した日で、観測所の百葉箱の中で41.1度ということは都心のアスファルトの上ではもっと気温は高かったに違いない。

用事を済ませて出て来たのが4時過ぎだったけれど、まだ西日は当たっていて空気はボワーンとしている。それでも風がいくらかあったので日陰を歩いたらなんとかなった。その足で百人町の石森楽器まで歩いてお買い物をしながらしばし涼んで横浜へ移動。総武線、山手線、京浜東北線と乗り継いて桜木町へ。

宴会が始まるまでまだ二時間近くあったのでジャズ喫茶ちぐさでビールでも飲みながらジャズを聴いて涼んでいようと思ったのでした。
ところが、店の前に行ったら「準備中」の看板が下がっている。
6時からのバータイムは本日貸切!と書かれていてショック。一瞬うろたえたけれど野毛には「ダウンビート」というジャズ喫茶があるのでそちらに移動。ところがこちらは月曜日定休ということでまたしてもお店に入れない。

時刻は6時ちょい前、宴会は7時半から、ということだったのだけれども、もうこうなったらそこいらのしらん店に入って時間を潰すより目的のお店に行って早めに飲んでたほうがいいや、ということで一向に涼しくなりそうにない黄昏の大岡川沿いを歩いて野毛から黄金町まで移動し目的のお店に行ったら運よく開店していたのです早く入り、事情を話して先に一人で一杯飲んでいることにした。と言っても集合時間までまだ一時間くらいある。

ビールが二杯目に行ったところで見覚えのあるシルエットがお店に入ってきた。ヨッシーさんが登場。ヨッシーさんも仕事が早く終わっていくあてもないので早めにきて店の周りをウロウロしていたら僕らしき人影が店内に見えたので入ってきたとのこと。

そんな話をしているところにKHKさんも登場し、お店のご主人から二階に席が用意してありますから、というので二階に移動し世間話しているところで集合時間も近づきポツポツとメンバーが集まってきた。

この日のメンバーは13人。クエを釣った遠征に参加したメンバーに普段釣り以外でもおばかな遊びをして交流のあるメンバーが加わった格好になる。

遅れてくる、と宣言していたマッキーさんを除いてメンバーが揃ったところで宴会の開始。

このお店をコーディネートしてくれたPZ4さんがそのまま無理矢理幹事にされてみんなの注文を取りまとめる羽目になってしまった。とりあえずは全員生ビールで乾杯。
これだけの人数が集まることは滅多にないのでいきなり盛り上がる。

まずはクエのお刺身が登場。ウッチーさんに「いただきます!」と挨拶して刺身を口に運ぶ。
脂が乗っていて甘みがあり弾力性のある歯ごたえがたまらない。一同口々にうまい、うまいの連発。

次に登場したのが巨大なクエの頭を丸ごとオーブンで焼いたカマ焼きとアラの部分を同じく焼いたもの、そしてヒレ周りの甘辛煮つけ。


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                                          ウッチーさんとカマ

何と言っても釜の迫力に圧倒され一同テンションが一気に上がる。
大きく開けた口にある牙のような歯が迫力もので、一部ではナショジオ的自然科学的考察、一部ではその大きな口とクエの舌をネタにした下品な下ネタと同じ素材でもこうも品位に差がつくのかというほど見事に話題が二分され、上品組とゲス組に分かれての宴会になっていった。

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              これが釣りたかった!と根魚王

アラやカマ周りの肉は分厚くむっちりとしていて大いに美味しいのでありました。とりわけホオ肉の大きさと言ったら大人の拳大はあろうかという大きさで、数人で分けても十分に行き渡る大きさ。こんな大きなホオ肉は食べたことがないし見たこともない。


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一同大いに興奮し写真など撮りまくり、その牙の鋭さに感嘆し、持ち帰りたいなどというものも出てきて大騒ぎ。

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酒はビールから日本酒やハイボールへと進み、酔い加減もいい感じになって来たところでいよいよお鍋の登場。白身のみを薄めに切って湯引きしてあり手が込んでいる。しゃぶしゃぶ風にお鍋に入れて火が通ったところでいただく。

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最初はポン酢で食べた。もちもちとした食感に独特の甘みと旨みが口いっぱいに広がる。うーむ、これは美味い。と次は塩ダレで食べて見たらこれがまた上品なお味になりクエの旨味がいっそう引き立つ。向かいにいたPZ4さんは「うめーうめー」と山羊化してしまいお隣のKHKさんもいつになく饒舌になっている。

メインイベントのお鍋が進みつつあったところに最後のメンバーであるマッキーさんが登場し一同から声が上がる。マッキーさんはこのところ仕事が忙しくてろくに釣りに行くこともできないばかりか釣具屋さんに顔を出すこともままならなかったので久しぶりに顔を見た人が多く、懐かしさに声が上がったのでありました。

店主が気を利かせて追加のクエのお肉を大量に持って来てくれたので、さらにここからクエ鍋は盛り上がったのでありますが、テーブルに置かれた三つのコンロから発せられる熱は大層なもので、さらにその熱い鍋を食うものだから全員汗だく。

お店に肩に無理を言って冷房をギンギンに強くしていただくにも関わらず一同の汗は一行に引っ込まない。記録的猛暑の日にわざわざ鍋を食うというところからして基本的に何か間違っていたのかもしれないが、不可抗力なのでこればかりはどうしようもない。

こうして汗だくになりながらも酔っぱらい化した一同の声はデカくなり、上品組もゲス組もごちゃ混ぜになって下ネタやらお下品な話で盛り上がるのでありますが、全員釣り師であるのにも関わらず釣りの話題が全く出てこない。せめて、ウッチーさんにこのクエを釣った時の状況やら感触を聞くくらいのことがあっても良さそうなのに、全くそういった話題は出てこないのでありました。

さて、お鍋が綺麗になったところでシメの雑炊であります。
僕は最初からこれが目当てでありました。魚の出しが全てで切ったお汁を一気に吸い込んだご飯の美味しさといったら、鍋本体よりも断然美味しいのであります。

ゲス組の雑炊を仕切らせていただいて、ご飯を投入しお醤油でちょいと味付けして少し煮込んだら溶き卵でゆるくとじます。

まずは味見を!と僕が最初に人すくいして食べたら、!!!!!美味い!!!!!
これだよクエ鍋の醍醐味は!その顔を見てPZ4さん、KHKさんY店長もすかさず雑炊をすくって口に運んでは口々にうめー!!!を連発。全員でウメーウメー!と山羊化してクエ鍋は無事終了したのでありました。

この間およそ二時間、あっという間の出来事でありました。
巨大クエを提供してくださったウッチーさんに感謝。こうしてみんなで集まって和気あいあいと飲める仲間にも感謝、幹事をしてくれたPZ4さんお疲れ様、そして無理を聞いてクエを調理してくださった店主にも感謝の一夜でありました。

店の外に出たら9時半を過ぎようというのにまだ熱風が渦巻いており、一同汗をかきながらそれぞれ家路に着いたのでありました。


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2018年7月21日 (土)

人間ドックにいく

毎年この時期に人間ドックを受けています。

行く前は憂鬱だったんですよ。胃の内視鏡が。
なぜか鼻をカメラが通るときに痛かった印象が強烈に残っていて、それが嫌だった。
当日、気が進まない中、横浜みなとみらい地区にある某クリニックに出かけてきました。

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朝9時に受付で最初は簡単な問診でこれまでの病歴などの確認や本日の検査内容の確認などをしてから身長体重などの身体検査へと進んでいきます。

ここの病院は若い女性ばかりの病院、しかも綺麗な人が多い、ので検査に対するストレスが無いですねえ。僕なんかすけべオヤジだから、どんどん診てください、ってなもんで、心電図だの超音波だのの検査着をまくりあげる系検査でテンションが上がってしまう。何か勘違いしてるんだな。
この日は50名程度の方がドックを受けていたようで前半の検査は混雑気味で少々待たされましたがオプションの胃の内視鏡は毎年待たされるのにこの日はいくらも待たずに順番が来ました。

僕の場合、学生時代の暴飲がたたって十二指腸がヘルニアを起こしてしまっているので、バリウム検査をすると必ず内視鏡検査に回されてしまうことがずいぶん前に分かってからは、胃のレントゲンをスルーしていきなり内視鏡を受けてしまうことにしたんです。

最近の内視鏡検査は検査前の麻酔の準備が入念で、胃内を綺麗にする薬を飲んだ後鼻の穴に麻酔を吹きかけられ、少し時間を置いたら、さらに麻酔のついたカメラと同じ径の長い棒を入れられるんですね。この時、鼻の一部を通過するときに一瞬痛烈な痛みがあったものの通り過ぎてしまったらどおってことなく、鼻の穴から数センチ棒が出たままで10分ほどの放置プレイ。これのおかげで本番の内視鏡を入れられる時がすごく楽になったことが後で分かりました。

さて、いよいよその内視鏡本番。鼻から棒が出たまま間抜けな姿で部屋を出て歩き、廊下の向かいにある検査室に通された。

検査の椅子に座らされてリクライニングが倒れると鼻の穴に入っていた棒を引き抜かれる。この時は既に麻酔がしっかり効いていたようで何の痛みも感じることなくするりと出てきた。
すぐさま内視鏡を入れられたのですが、来る前に憂鬱になっていた鼻の痛みなどは全く無く杞憂であった。

するりと何のストレスもなく、いつの間にかカメラは食道まで入っちゃっていました、という感じ。モニターを見てくださいと言われ先生と一緒にモニターを見ながら検査が進んでいく。

この日の担当医は実に上手で痛みもなく悪いところを丁寧に説明してくださり実に良かった。昔はカメラを口から入れられて、喉を通過する際にウゲゲ‼︎!‼︎ってなったのに、今は鼻からスルッと入っちゃうんだから、胃の内視鏡は怖いと思っていらっしゃるみなさん、そんなに心配はないですよ。ただし受信する医者の機材や腕にもよりますけどね。

検査を受けていて内視鏡検査の進化に驚くばかり。とにかくカメラの小型化と高精細化で検査自体も楽になったし、検査結果の画像も実に鮮明で素人目にもよく分かりやすい。

僕は逆流性食道炎というのにずいぶん前からなっていて、この日もそれを指摘され、放置しておくと悪い病気になるからと治療することを勧められました。そのほかは胃の内部は綺麗ですねえ、などと言われたけれど、モニターに映る胃の内壁はホルモンみたいで、綺麗とか汚いとかよくわからない。見ていたらホルモンを食べたくなってしまった僕は異常なんだろうか?

そのほかには食道内に白っぽくなっているところがあり、これは体の免疫が落ちているとできるものらしく、風邪をひいていますか?と聞かれたけれど何も悪くはない。でもいま、免疫落ちているんだってわかったのでそれでいいか。

という感じで大きな問題もなく検査は全て終わり最後にその日に分かった内容の診断を医者から受けた。
この時のお医者さんだけはおじいさんのお医者さんで、少々がっかりしつつ聴診器を当てられて診ていただきました。

総合的には逆流性食道炎と胆石がある以外は特に異常なし、とのこと。
胆石はいつ暴れるか分からない爆弾のようなものなので少々気になるけど逆流性食道炎はちゃんと内科医にかかれば治るというのでホッと一安心の人間ドックでありました。


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2018年7月20日 (金)

やっとスマホ!

先日やっとスマホに変えました。

僕のライフスタイルに高い料金のスマホは要らないというのがこれまでガラケーで頑張っていた理由だったのですが、バイクを買うに当たって、最近はカーナビがわりにスマホを使う、ということを知って心が動いたんです。バイク用のカーナビを買った方がトータルでは安いのかもしれませんが、道路情報の更新や使用頻度などを考えた時にスマホに心が行ったのと、最近日常的な人との連絡に「ライン」が使われるようになり、今まではPCでラインをしていたのが面倒になってきたのも気が変わった原因の大きな一つ。

ということでスマホにしよう、と決めてその方面に詳しい友人に相談したら、スマホにするなら断然 iPhoneにした方が良い、と言われ何も知らずに近所のauショップへ行って、iPhoneください、みたいに言ったら、担当のお兄さんが嬉しそうに「はいはい、どれにいたしましょうか?」とくいついてきた。

では料金プランを!と月々の支払額を見てビックリ!高いと覚悟はしていたがこんなに高いとは!これを月々4年間払ったらトータルで30万円を超えちゃう〜!
一瞬買うのをやめようかと思ったけれどもう引っ込みのつかないところまで話が進んでしまっていたのでまあいいか、と諦める。

携帯会社は儲かるわけだよなあ。iPhone使っている人ってたくさんいるし。

それでもスマホを受け取って家に帰ったらなんだか嬉しい。
基本的な設定をあれこれやってから件の知り合いに相談して、PCとの情報共有やらなんやら便利な使い方を色々聞いたら確かに便利。

スマホといってもほとんどPCと昨日は変わらないので、携帯PCを手にしたようなものだ。

これまで毎日PCとニラメッコしていたのがスマホのおかげであまりPCを立ち上げる必要もなくなってきてほとんどのことがスマホでできるようになってしまった。世の中がスマホになっている理由を身にしみて感じたわけだけれど、この便利さに高い料金が見合っているのかどうかはまだ判断をつけかねています。

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2018年7月19日 (木)

猛暑の中のバイクライフ

先週やっとこさ手に入れた憧れの大型バイク、ですが。
猛暑続きで暑くて乗り回す気になれない!

乗るとしたら早朝か夜くらい。でも、朝っぱら早くからバイクを乗り回す元気もないし、夜の真っ暗な中を走っても楽しくないしで、やっぱり乗る気になれない。
とりあえずはバイクライフを楽しめるように諸々のオプションをつける計画を実行することにしました。

まず、一番欲しかったのはリアのトップケース。
バイクの後ろに黒い塊のようにくっついているあのケースね。
あれは付けた途端にバイクはおっさんバイクっぽくなってしまうのでちょっと考えたのだけれど、荷物を全く積めないバイクというのは道具として役に立たないので取り付けを決心しました。

知人のバイク乗りですでにケースをつけている方からアドバイスを受けてサイズを決め、暑い中ナップス横浜店(バイク用品の大型専門店)に出かけましたよ。

開店10分前に着いたら、すでに数人のお客さんがタバコ吸ったりしながら待っている。暑いので建物の日陰を探して移動しそこで開店を待ちました。

10時ちょい前に気を利かせてくれて開店。
すぐさま入り口でいらっしゃいませしていたお兄さんをつかまえて、このバイクのキャリアに着くケースでこのくらいの大きさのヤツをください。と伝えたらバイクのキャリアの形状を見てすぐに案内してくれた。

チョイスはさほどないのですぐに、んじゃあこれください、という感じで決定。ついでに取り付けも、ということで速やかに手続きして取り付けをお願いしました。

取り付けの間にスマホをカーナビ代わりにするためのケースとアタッチメント、それに電源など見て、さらに真夏用に涼しいジャケットはないものか?と夏用のメッシュジャケットなど見て回りました。

メッシュジャケットは一着薄手でプロテクターの入ったのがあったけれど、色が気に入らないのでためらってしまった。あと一ヶ月半くらい我慢して暑いジャケットで乗ろうか、のツノを我慢しようか、と悩んだけれどなるようになれ!と買うのをやめスマホケースだけ買いましたよ。

そんなことしている間に取り付けは終わり指出しのアナウンス。
行ってみると我がバイクにケースがついて見事におっさん臭くなっている。
使い方の説明を受けた上に、よくやるケースでの失敗も教えていただいた。

失敗その一は、乗り降りの際に足をシートの後ろ側から上げて回しこもうとして、足先がケースに突っかかってバランスを崩しコケる、というパターン。
これは意外とよくある話らしいので笑えない。聞いておいてよかった。

失敗その二は二人乗りをした時に後ろの人がケースに寄りかかって力が加わると、ケースを取り付けているバースがプラスチックなので破損してケースが脱落するという話。これもタンデムはまずないと思うけれど、もしもの時のために聞いておいてよかった。

最後は一番ありがちな失敗で、車の横をすり抜ける時にふらついてケースが車に当たってしまうというもの。47リットルもある横に大きなケースをつけたのでこの可能性が一番高いので要注意です。

以上をお伺いしてナップス横浜店から家まで、すり抜けだけは緊張してあまりやらないようにしながら帰宅。

一服した後スマホホルダーを取り付けたらなんだかツーリングに行きたくなってくるじゃあありませんか。ケースには一泊分くらいの荷物は入るし、スマホはカーナビになるしで。

そんなわけで装備は充実しつつあるのであとは涼しくなるのを待つばかり。
こんなに秋が待ち遠しいのも初めてだなあ。
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2018年7月15日 (日)

バイク購入!しかし!

もうひと月ほど前にバイクの購入を決めた!という記事を書きましたが、最大の難所と思われていたカミさんの説得が思いの外うまく行きとうとう憧れのデカバイクを手に入れることができました!

購入先は埼玉のバイク販売チェーン店。
納車は本来ならメンドイので送っていただくところなのですが、たまたま埼玉方面に用事が発生したので電車に乗って取りにいくことにしました。

一週間ほど前の日曜日、天気予報とにらめっこしてお天気のいい日を選んでバイクの引き取りを決行しました。

休日を選んだのは電車が空いているから、平日のラッシュ時にライディングジャケットの入ったリュックにヘルメットを持って満員電車に乗るのだけは避けたかった。

当日は開店直後のお店に間に合うように朝8時過ぎに横浜の自宅を出発、電車の乗り継ぎもスムーズに予定通りにお店に着きました。

まずは書類関係のやり取りと説明を聞いてからバイクの取り扱い説明を聞きます。
説明を聞いているうちになんとも言えない高揚感と共に緊張感が増してきた。なんたって初めて自分の大型バイクで公道を走るわけなので緊張するんですよ。しかも埼玉から横浜まで用事をすませて回り道をすると130キロ以上ある道程。「本当に無事に帰れるのであろうか?」という不安が急速に胸の中に去来したのであります。

一通りの説明を受けていよいよ乗り出す時がきた。
エンジンをかけるては心なしか震えている。バイクにまたがった時の緊張感は半端ない。まるで教習所の卒検の時の様!果たして本当に無事に帰れるのか?と不安になったのでありますが、お店の方に見送られて店から出た瞬間、フッと不安が消えて楽になった。

あ、買ったバイクが何かを話していませんでしたね。
YAMAHAのMT09という850ccのバイクの中古車四年落ちで、色はオレンジです。
オレンジ色を選んだのは黒っぽいバイクはあまり好きじゃないのと、自分の性格が派手好きというか、目立つ色が好きなんですよう。

我がMT09となったオレンジちゃん(仮名)はアクセルを吹かすとこ気味よく加速してくれて、先日まで乗っていたバリオス250の様なストレスが全くない。
フカした分だけするする〜っと加速してくれる気持ちの良さ。
これだよ〜!この快感を求めてこの二、三ヶ月色々頑張ってきたんだ。
緊張は喜びに変わりバイクは県道から国道の三車線道路を堂々と走り進む。

30分ほど走った先で用事を済ませた後、昔(高校時代からの)友達にこのバイクを見せびらかしたくて事前に連絡しておいたのでそちらに向かう。

高速を使えば30分で着いてしまうところをわざわざ下道を走って小一時間、折しもこの日のお天気予報では埼玉県および関東地方は真夏日!それでも長袖のライディングジャケットは必須なので頑張って暑さと戦いながら走りました。

待ち合わせのコメダ珈琲に着いた時には汗でTシャツはびっしょり。
たまらなく脱ぎ捨てたところに友達が来て写真をとってくれた。

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そのあとは冷房の効いたコメダ珈琲の店内で一時間ほどバイクの話で盛り上がったり、買ったばかりのiPhoneの使い方を教わったりで楽しく過ごしたあとはいよいよ本日のメインイベント、家までのおよそ100キロのライディングであります。

バイクで100キロの距離はドオってことないんですが、そのほとんどが高速道路という道のりがいささか憂鬱だった。
なんたっておっさん、いや、じいさんライダーなのでスピードを出したくない。
時速80キロくらいでまったり行きたい。
さらに一時間以上連続で乗り続ける体力がない。という困ったライダーなのでありまして、そこのあたりが不安につながっていたのでありますね。

いざ高速にのって走り始めたらやっぱり周りのスピードについていけない。
頑張っても時速90キロがいいところ、一番左の車線を遅い車を探して後ろについて走れば次々とバイク軍団が僕を追い越して走り去って行く。もちろん車も。

高速にのって数分のところにあったサービスエリアで早くも休憩し一服。
次のサービスエリアまでは50キロ少しあるらしいのでちょっと憂鬱。

再び走り始めて行くと意外にもエンジンが暑く感じることが分かった。
エンジン自体の熱で膝から下あたりが暑く感じるのと同時に、ラジエターを通り抜けた熱気たっぷりの空気が腹の下から吹き上げてくるように入ってくる。

風に吹かれて快適なライディングなどというのとはおよそかけ離れた熱地獄。
う〜む、話には聞いていたけれど真夏のオートバイは熱との厳しいたたかいなのだということを思い知らされた。
時刻は夕方、日は暮れつつあり日射による熱はなくなったものの、股座に火鉢を抱えて走るような感覚でのライディングは快適ではなかったなあ。しばらく夏の間には箱のバイクでツーリングということなどなさそうだなあ、などとせっかく手にしたバイクにまたがりながら試練の時を経験したのでありました。

それでもなんとか夕闇迫る頃には無事に帰宅。
嬉しいんだか辛いんだかよくわからない一日でありました。

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2018年7月 1日 (日)

男女群島遠征2018 その五@サンライズ 呼子港

男女群島遠征も早くも最終日。
この日は福岡発の最終便で東京へ帰らなければならないのでそこから逆算すると釣りができるのは午前10時過ぎあたりまでということになる。

雨の影響でまったりした昨日の朝と違いこの日の朝は早かった。
午前四時過ぎにはすでに目が覚めてしまった僕はそっとベッドを抜け出して甲板に出ると空は快晴、みんなの寝ているうちに釣っちゃおう、とタイラバを出してアカハタを狙った。

少し投げて、海底をトントン叩くようにタイラバを上げたり落としたり、昨夜はこれで面白いように魚がかかったのに、この朝は全く魚の反応がなかった。まるで下心を見透かされているような思い。
船の上を移動しながら場所を変えてやってみたが結果は変わらず15分ほどやってやめてしまった。

大物釣りの方の準備をしておこうと、糸のチェックなど始めたところに何人か起きてきた。船長もすでに起きている気配がしたと思うと間も無くエンジンが始動し、アンカーを外し始めた。

アンカーをしまうと早くも最初のポイントへ向かう。
折しも東の海から太陽が上がってきて美しい。

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最初のポイントは水深100メートル前後。
潮も動いているし魚の反応もびっしりあるようだ。「気をつけてください」と船長のアナウンスで釣り開始。

すると幸先よく一投目で、底から数回しゃくったところで重いアタリがあり竿が曲がる。今日は行けそうだぞ!と思いながら糸を巻く。竿はグイグイと引き込まれドラグも出された、すぐにミヨシで釣っていたドベ氏とジギング王にもヒット!ファイトの様子をチラ見するとどうやら同じ魚のようである。

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カンパチか?と思ったがどうも少し違うようだ、残り数メートルまで巻いてきたら何か海の中に赤っぽいシルエットが現れてきた。何だろう?

上がってきたのは金魚のように赤い6キロほどの魚。僕以外の二人も同じ魚だった。お腹はパンパンに膨れいかにも脂が乗って美味しそうなのであるが、これに似た魚を以前にも釣っている人が言うには水っぽくてあまり美味しくなかったと言う。何れにせよ外道なのでリリース、と思ったが一匹だけかかりふどころが悪かったのか弱ってしまっていたのでキープして食べてみることにした。

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話は少し先に飛んでしまうのだが、この魚を僕の娘のところに送ったところ、脂が乗っていて一緒に送ったカンパチやカツオなどより美味しかったと言う返事が返ってきた。娘の住む山口の地元の漁師さんの話では「ハマダイ」と言う魚だそうで、白身の高級魚だそうだ。

この魚、深海魚なので本来なら我々が釣った水深よりももっと深いところにいるはずなのだが、夜のうちに浅場に出てきて餌を捕食していたものが早朝戻り損なって残っていたところを釣られてしまった様でもある。

飲み屋で遅くまでグズグズ飲んでいたために終電を逃した上にタチの悪いキャッチバーに引っかかってオケラになって帰る羽目になったおっさんの様でもある。いや帰れないでもっとひどい目に遭わされたのが一匹いたというわけだ。

話を釣りに戻そう。

太陽は高く上がり、このあとは魚の魚探への反応はあるにも関わらずジグへの反応は今ひとつで、散発的に釣れるものの小型のカンパチまでで、昨日に続いてサバが良く釣れた。

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どうも潮が今ひとつですね、と渋い顔をする船長。しかし真っ赤に染まる魚探の反応を見てしまったら釣りをせずにはいられない。
時間はどんどん過ぎてゆく。僕は数回しゃくったところでアタリと思い合せたら根掛かりでまたまたジグを失う。

男女群島の海底の起伏の激しさ半端ない、のである。

そんな時、根がかりかな??と言いながら糸を巻いていたジギング王の竿が絞り込まれた。魚だ!重い!しかし最初にひと暴れした後はあまり暴れることなくただ重いだけという手応え。これこそ、クエの引き方ではないか?!と周囲がざわついてくる。
竿の曲がり方を見るとなかなかの大物の様子、一同期待して見ていると上がってきたのはこれまで釣れた二本とは明らかにサイズの違う大物が姿を現した。

普段はクールなジギング王が、「船長タモお願いします」と叫ぶ。魚がタモの入った時には思わずガッツポーズ。

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日頃ジギング王は20キロくらいの魚を上げてもガッツポーズをする事などないのでいかにクエを釣ったことが嬉しいのかよくわかる。周囲も羨望の目で大型のクエに見入る。

さすがジギング王、最後に見せてくださった、なんというドラマチックな展開。いや、まだ終わったわけではない、と、そんな中、一人せこく「俺もクエ釣るぞ!」とジグを落としていた僕の竿にも何かがきた。やたらと走りドラグを出していく。明らかにクエではない。ヒラマサか?と思ったがなんだかちょっと様子が違う。

ジギング王のクエを甲板に収めた船長がニヤニヤしながら近づいてきたのを見て、もしやこれは‥‥、と嫌な予感がしたら的中してしまった。

サメだったのだ。
1メートルくらいのサメが僕のジグをくわえて上がって来た。普通は危険なので釣り糸を切ってしまうのだが、サメとしては小柄で暴れ方もさほど激しくなかったので船長がタモ採りして甲板にあげてくれた、針を外すのは流石に危険なので針を結んでいるアシストラインを切って記念写真。サメをあげたのは初めてだ。

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隣のジギング王のクエとの対比がなんとも言えないのだがこれも釣り、楽しいのである。サメをリリースしたあたりでいい時間となってしまい残り一流しで終わりにしましょう、と船長のアナウンス。

最後の人しゃくりまで諦めずにしゃくったけれどドラマは起こらなかった。

見上げれば空は夏の空になっており男女群島の姿も美しい。

午前10時半、釣り終了、船はスピードをあげて呼子港を目指す。所要時間は空いて5時間と少し。

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11時前に早めのお昼ご飯にお疲れビールをいただくと、三日間の釣りに疲れたのか全身を倦怠感に襲われた僕はすぐにベッドに潜り込んで寝てしまった。

しばらく眠って目が覚めると12時を回っており体の疲れもだいぶ取れたのでコーヒーを淹れた。

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EnoCaffeサンライズ店も今回はこれで最後のコーヒーだ。豆を贅沢すぎるくらいたっぷり使って濃いめのグアテマラをいれて起きていた数人でいただいた。

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三日間お世話になった田代船長にも無理矢理飲んでいただき、美味しいと言わせたところで目標達成。

自分もこの日のために自主制作した爆釣Tシャツの背中の柄を見せるようにして写真を撮っていただく。

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狙いのクエは一匹ものにしたけれど「爆釣」とまではいかなかった僕にとっての今回の男女群島遠征。
それでもマダイにハガツオ、アカハタのお土産もできたし、十分楽しく充実した三日間だった。

何よりもサンライズの田代船長の操船、サービスが、いかに僕らを楽しませるのかという一点に凝縮されているのが嬉しい。

さらに数時間走り五島列島を北上した船は平戸大橋を抜けてに玄界灘に入ると呼子港まではあとわずか。寝ていた一同も起きてきて帰り支度の段取りなど話し始める。

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二日目の天候こそ悪かったものの、行きと帰りは凪の海。カンパチ28.5キロを筆頭に10〜19キロのカンパチが4本、ヒラマサ19キロ、クエ三本、カツオにアカハタと振り返ってみれば大いなる釣果。

決して楽に釣れる状況ではなかったのにこれだけ釣れるのだから男女群島はすごい。
魚の宝庫、大自然の宝庫、こうした宝物はただただ自然を享受するだけではなく自ら守っていかなければならないという思いも胸に今回の釣行は終わったのでした。

写真提供:サンライズ、エブ・アンド・フロー

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