夏の終わり
暑い夏が終わって秋の風が吹き始めるとジャズの季節です。
じゃあ夏はジャズ聴かなないのか?・・というと
そのようなことはなく、しっかり聞いています。特に訳あって釣りに行けない時などに。
ただ夏場のジャズは暑苦しい気候の中でさらに暑苦しいジャズを聴かねばならず
自虐的な感じで聴くことになります。
なぜかと言えば、我が家のオーディオルームにはエアコンが無いんですよ。
いまどき。
大きな音を出すので窓も開けられず、30度を超す部屋の中で
聴くコルトレーンなんて言うもんは自殺行為です。
そんなの聞かなきゃいいじゃんと思う方もおられるかと思いますが
「悪魔の音楽」ジャズに一度足を突っ込んでしまうと
抜け出すことができなくなるんです。
そこで、なるべく涼しい感じのものを中心と、ピアノソロ、ピアノトリオなどは
ミュージシャンにもよりますが比較的涼しいので何枚か買ってみました。
Paul Bley Trio /NOT TWO . NOT ONE (ECM)
同じく Paul Bley Trio / Modern Chant (Venus)
菊地雅章+Gary Peacock+Paul Motian / TETHARD MOON (ede)
上記の3枚はピアノトリオと言っても形だけで、出ている音は暑苦しいんです。
素直に4ビートでスタンダードをやるようなものではなく、どこまでがテーマなのか
よくわからない、聞いていてビートに体をゆだねてのりまくる、という代物じゃないんです。
どうして私の選ぶCDはこういう難解なものばかりになってしまうのだろうか?
というとNOT TWO~とTHETERD MOONはピアニストが違うだけで、リズム隊は同じで
キモはゲイリー・ピーコック!私はこの人が大好きで、
この人が入っているアルバムを見つけると買わずに入られないんです。
この人とやると、ピアニストも本気印になるので駄作が少ないですね。
さて、もっと手軽で聞きやすいのを、と買ったのが下記5枚。
ケニー・バロン トリオ / ザ・モーメント
シダー・ウォルトン トリオ / ザ・トリオ
ジョー・シネット / シアター
カーステン・ダール / メッセージ フロム バド
バド・パウウェル / イン パリス
新旧入り乱れておりますが、こちらはカタカナで書きたくなるわかりやすさ。
ケニー・バロンは好きなミュージシャン。このところ出すアルバムは
好演ばかりでハズレ無し。
シダー・ウォルトンはこちらも個人的に好きなだけ。
何やっても好きなのでこれも私的にはハズレ無し。
ジョー・シネットはドラマーでピアノはジャスティン・コーフリンという人。
これはいわゆる最近のピアノトリオで、美しく聴きやすい。
カーステン・ダールも同様。
最後は御大バド・パウエルの1964年パリ録音です。
このレコードは高校生時代にもっていたのですがなぜかは忘れましたが
小銭欲しさにディスクユニオンに売ってしまったもので、
25年ぶりに手に入れ喜んでいます。聞くと懐かしい演奏ばかり。
若干ヨレル所もありますがなんとかピアノを弾いています
・・ということで夏はピアノトリオをいっぱい買ったのですが
実はその他ブローものも一緒に買っちゃったので、
もう少し涼しくなったら聞いてみようと思います。
今日はもう九月。台風12号が通過したら少しは涼しくなればいいんですけれど。
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