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2014年1月16日 (木)

チャーリー・ヘイデンが好き@Old And New Dreams

今回はジャズのお話なので、ジャズファンの方以外にはちょっと不親切な内容ですがよろしければどうぞ。

という前置きでの始まりですが、ずいぶん前からチャーリー・へイデン(b)が好きなんです。いや、誤解されると困るチャーリー・へイデンの音楽が好きなんです。


それで、昨年、いやもう一昨年の末になるのか?イタリアのブラック・セイント・レーベルから復刻したチャーリー・ヘイデン5枚入りボックスという濃さそうな内容のものを購入したのですが、同様の復刻ボックスセットでリー・コニッツジョージ・ラッセル、ジョージ・アダムスなどをまとめ買いしたものですからろくに聞きもせずに放置してあったんです。
先日、CDの棚卸(整理ともいう)をしていたら目に付いたので一気に5枚中4枚を聞いたんですがその中で新鮮に心に響いたのが今回ご紹介する Old And New Dreams というタイトルのアルバムです。

これはチャーリー・ヘイデンのアルバムというよりはOld And New Dreamsというユニットのアルバムで1977年発売されています。

Old_and_new_dreams01_2

メンバーは以下のとおり。
Don Cherry (tp)
Dewey Redman (sax)
Cherlie Haden  (b)
Eddie  Blackwell  (ds)

チャーリー・へイデンとドン・チェリーはあの!オーネット・コールマンがデビューしたときのクァルテットのメンバーですね。

デューイ・レッドマンはチャーリーとはキース・ジャレットのバンドで一緒していますね。Death and the flower とかあの辺の一連のインパルスものです。

エディー・ブラックウェルはワタクシ的にはエド・ブラックウェルの名前でこれまたあの!
エリック・ドルフィーのファイブ・スポットでのライブで太鼓を叩いていたお方で、非常に歌心あふれるドラマーと認識しております。
彼だけがチャーリーとどこで繋がっているのか知りません。どなたかご存知の方いらっしゃったら興味があるので教えてください。


全部で6曲やっていますが曲名は各メンバーのオリジナル曲ばかりなので書いても意味がないので割愛させていただきます。

やっている音楽スタイルは初期のフリージャズ、つまりオーネット・コールマン・クァルテットがやっていたタイプの、テーマはしっかりとカッコいいのが有りリズムは一定にキープされ、アドリブだけキーをどんどん転調して行ってしまいフリーに展開するという今になって聞けばハード・バップとそんなに変わらないくらいの程度のフリージャズです。

耳当たりのよいフリー・ジャズ、いわばイージー・リスニング・フリー・ジャズとでもいうジャンルわけしてもよいくらいもの。

まあ、ユニットの名前からしても古いスタイルのフリージャズの中から新しい夢を見いだすといった感じですからそのまんまの演奏スタイルなんです。

オーネット・コールマン・クァルテットと比較すればサックスがデューイのテナーサックスになった分だけ重厚になりソロのスタイルも新しい感じなのと、太鼓のエド・ブラックウェルが持ち味のカラフルでメロディアスな太鼓を叩くので、オーネットのビリー・ヒギンズに比べ音が立体的になっている感じくらいの違いですね。

とにかく聞いて心に響いたのは音に古さがないこと。
ニュー・リリースですって言われたらああそう、今でもこういうサウンドちゃんと受け継がれているんだあっておもうくらい普遍化しているというかスタンダード化された音というか
フリー・ジャズも発明されて55年の月日を経たらこれだけ様式的に熟成するのね、という感じなんですね。そうだ!今年はフリー・ジャズ生誕55年記念の年だ!今月22日はジャズの日だし!関係ないか?!

話を戻してところがこのアルバムが発売されたのが1977年というのでちょっとびっくり!
このころジャズ界はクロス・オーバー(まだフュージョンという言葉はなかった)の大波を食らった時代です。
リー・リトナーのキャプテン・フィンガーズがたしか1977年リリース。

一方でフリー・ジャズの方はといいますと、
1976年が山下洋輔先生がモントルー・ジャズフェスに出演していた絶頂期とも言える時代。
ヨーロッパではドイツのFMPでペター・ブロッツマン、ハン・ベニンクなどが活躍していたフリージャズの多様化が進み成熟しきった時期にあたります。

ミュージシャンは自分の音楽の立ち位置探しに翻弄されていたようなジャズ界が大きく変化した時代でした。

当時このアルバムを発売したブラック・セイント・レーベル自体、そういった行き詰まり感のあるフリー・ジャズの状況の中から新たなサウンドを捜し求めていたレーベルでもありました。
ワタクシ自身は当時大学のジャズ研に身をおきながら少数派であるフリー・ジャズをこよなく愛し、同レーベルのレコードを少ない小遣いの中から念出してフランク・ロゥ(ts)だのドン・ピューレン(p)だの購入してよく聞いておりました。
このレーベルで世間的に一番ウケタのはビリー・ハーパーでしょうね。
でも私はビリー・ハーパーにはあまり興味がなかった。

とにかく、2014年の今になって、1977年当時はもっと新しいサウンドを!とばかり追いかけていた私には本アルバムのようなオーソドックスなフリー・ジャズが演奏されていたことに今更ながら驚き感動ました。

チャーリー・へイデンのベースはいつもどおりドーン、ドーンと響き渡り気持ちがよく、ドン・チェリーの転調の仕方は楽しく美しく、デューイ・レッドマンのドロドロしたサウンドがまた心地よい。私だけだろうか?こんな風に思うのは?


You-Tube
でほとんどの曲が聞けます。

Old And New Dreams」で検索してみてください。



あわせて、同ユニットのライブ・アルバム A Tribute To Blackwell もお勧めです。
こちらも、ブラック・セイントのチャーリー・へイデン復刻BOXに入っています。

Old_and_new_dreams02

オーネット・コールマンの曲ばかりを演奏した1987年、10年後のアルバムです。
You-Tubeでは見当たらないので購入してください。
ライブ演奏特有のグルーブ感があっていいですよ~!
こんなの売っているのかな?聞きたい人いるのかな?(笑)


チャーリー・へイデンについては書きたいことがたくさんあるので、またの機会に書きましょう。

ここまで読んでいただいたあなた!に感謝です。



 
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