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2014年2月24日 (月)

ジャム・セッション with 岩見淳三@ぴあにしも 川崎

ジャム・セッションというのをご存知でしょうか?

ジャズ関係の方なら皆さんおなじみでしょうがそうでない方に簡単に説明いたしますと、
楽器持った人間が集まって、スタンダードな曲もしくは譜面を持ち込んでその場でメンバーと曲を決めてえいやっ!って演奏しちゃうというのがジャム・セッションなんです。
ですから、今日はじめてお会いしました、っていうヒトと挨拶代わりに「じゃあ何か一曲やりますか」てな感じで演奏で来ちゃうんですね。ここがアドリブ中心のジャズの面白いところ。難しいアンサンブル重視のクラッシックではこうはいかないでしょう。


そんなジャム・セッションのお誘いを日本でも有数のジャズ・ギタリストである岩見淳三さん(大学のジャズ研先輩)からいただいちゃったので、緊張しながらのノコノコと重いテナーサックスを担いででかけてきました。
ジャム・セッションは日ごろ自分たちのバンドでも良くやっているのですが、プロのお方とやるとなると話はちと違った様相を呈してくるのであります。
今回のセッションはお誘いいただいた岩見淳三さんのファンクラブといったらよいのか支援団体といったらよいのか良く分からないんですが、そのような方々の集まる350クラブという集まりの親睦会をかねたジャムセッション。

そんな方々の集まりにワタクシのようなターヘ(へた)なサックスがなぜお声がかかったのか良く分からないのですが、そこは持ち前のずうずうしさと好奇心で参加を決定しちゃったんです。
でもねえ、人前で演奏するのって、特にフォー・ビートのスタンダードをやるのって三十年ぶりくらいなんじゃあないかしら。

出席の返事を出した後、おのれの軽はずみな決断にとっても後悔しつつなんか練習ちゃんとやるべえ、って自宅で近所迷惑も顧みずシコシコ秘密練習しました。

そして、当日。
京浜東北線が脱線横転事故で普通となる中京急でこれをかわし一路川崎へ。
道に迷ってお店に電話してやっとこさ会場のお店「ぴあにしも」にたどり着きました。

Pianisimo


店内には、比較的年配の方(自分もそうだけど)を中心に女性も数名いらっしゃって、入り口で感じのYAYOIちゃん(Vo)に席料払ってずうずうしくも奥の席に鎮座します。
この日頼みの綱だった、ジャズ研OBでバンド仲間のHさんは風邪でドタキャンということで急速に心細くなっていくのを顔に出さないよう、ほぼ始めてご対面するみなさんとご挨拶をかわし世間話で緊張をごまかそうとします。

丁度対面に座っていたアルトサックスのKさんというお方が、金ぴかに輝くアルトを大切そうにテーブルの自分の前に置いているのを見て早速楽器談義です。

最初に気になったのがマウスピース。メーカーを聞いたら聞いたことはあるような、でも知らないメーカーだったのでリードはどんなのをお使いですか?とお聞きしたら3.5という厚さ!

これはノートPCに例えるとSonyのVAIOとそれ以前の分厚いノートPCとの差ぐらい通常使われるリードの厚さに対して分厚いんですよ。

こういう分厚いリードは吹くのに力と技術がいるんですがとても厚みのあるまろやかな音が出る傾向にあるんです。これを聞いてピン!と来た。この方はもしやあのポール・デスモンドを狙っていらっしゃるのではないかと。

ピン!と来たところにどなたかが蕎麦を打つ話をし始めたものだから、首突っ込みたがり屋の悲しいサガでそちらにも即反応してしまい話題はどこのそば粉がいいだの包丁は2万円以上じゃないと使えないだのと蕎麦談義に。

このような感じでおしゃべりしているところでやっと開会の準備が整いまして乾杯!

ビールは美味しいんですが緊張しているのと酔っ払って吹けなるのを防ぐために少々遠慮しながらお隣さんとお話したらこの方はな~んと遠く仙台からこの会の為にやって来たというお医者さん(Vo)

そんなこんなでやっとセッションも始まり、普通だったら気楽に演奏を楽しんじゃうところなんですがいつくるか分からない自分の出番を控えて演奏も右耳から左耳に筒抜けで何の曲をやったのかまったく記憶にございません。
進行役のYAYOIちゃんからクラリネットでBye Bye Blackbirdをやるヒトがいるってきいて、あ!それならたまたま練習しておいたからできそう、一緒に演奏させてね、って席料払ったときに話していたので頭の中はBye Bye Blackbirdでいっぱい。
でも、前出のアルトのKさんが登場した時はじっくり聴いちゃいましたよ。

最初の一音を聴いて自分の予想がドンピシャだって分かりました。
音がポール・デスモンドそのものなんです。

生でこういうサックスの音を聴くのは初めて!感動ものです。

Desmond

      文京区のポール・デスモンドこと木下さん 1950年代製のアメセルが輝いています


だって、あのナベサダさんだってポールにどこの何番のリード使ってるの?って聞いたら死ぬまで教えてくれなかったってラジオか何かで話していたくらい、この音を出すには門外不出の秘密リードとマウス・ピースに守られて不可能だったんですよ。

それを今私の前で吹いているKさんは調べたというのです。何たる情熱!何たる技術!感動しました。

5曲目くらいが始まったときに次お願いね、って声をかけられたので一緒に演奏するクラリネットのIさんという女性と演奏のした打ち合わせ。

彼女は一年位前からクラを始めたそうでまだアドリブはできないからテーマだけ吹きますって言うので、一方のワタクシはテーマのメロディをちゃんと吹けないので丁度いいってなことで段取り決めていざ出陣!


楽器を組み立てていたら前のセットがAll Bluesやります、って言ったのに反応してそれ僕もって、発作的に入ってしまった。All Bluesも今回やろうと思って秘密練習しておいた曲だったんですよ。

All_blues

                 よ~く見てください 左利きのフルアコ!
ここで危ない気配気配を察知したのか、途中から岩見さんご本人が風のごとくすばやくバックに参加していただいて、プロとの共演!
演奏が始まったら危ない気配どおりにサックスの音はヨレヨレなのが吹いてる自分でも分かる。緊張して肩の筋肉がピクピクし始めるし。どうするどうする!でもいったん出てきて吹き始めたらもう後戻りはできない人生の縮図の様なジャズのソロ。

よれる所を何とか踏ん張って2コーラス吹きました。聞いている方はワタクシ以上につらかったでしょう。

でも一曲吹いたら緊張が吹っ切れて予定通りのBye Bye Blackbird。
バックはほぼのプロの方々の鉄壁の守備に固められて後は吹くだけ。

クラリネットのI さんも緊張しているようだったので、声をかけて緊張をほぐしたりしてさあ!演奏スタート!

ピアノのHさんにイントロお願いしますって頼んでピアノからスタート!
テーマの入るタイミングをIさんにキューだししてうまいこと軌道に乗りました。

Bye


いい加減なソロを2コーラスとってピアノにバトンタッチしピアノソロの後ラストテーマへ、入りも巧く決まって何とか演奏終了。

Iさんも達成感に笑顔をみせてくれました。


その後、次々とメンバーが入れ替わりながらおよそ20名の演奏が次々と繰り広げられます。出番が済んでホッとしたのでアルコールもバンバン進んでいい気分。
みなさん難しい曲を次々と演奏されていくのを感心させられたり日ごろの練習不足を反省させられたりしながら酔いが回っていきます。

ボーカル、ギター・デュオ、ギターとベースのデュオなどと演目は進み、ステージ目の前の席に移ったワタクシ、時々岩見さんのギターのネックが頭に当たるくらいの至近距離で生演奏を堪能しちゃいました。
この席のお隣のドラムのIさんも冗談好きで面白いヒトだった。

Photo


Duo


Duo2


岩見さんの話では、この会でいつも苦労をするのはベースがなかなか見つからない事だそうで、今回は駒澤大学ジャズ研の現役ベースMくんがベース持参で産してくれたのと、若手プロ・ベーシストの細野慎平さんが参加してくれたので助かったとか。

このベース二人、現役学生のM君は20歳らしい若さみなぎるといったベースを披露してくれました。

M


一方の細野慎平さんがこれまた良い!何よりも音が太くてしっかりしている、ソロのセンスもイイ!若いベーシストにこういうヒトがいてくれるのは日本のジャズ会もまだまだ行けるぞ!という感じ。
すっかりお気に入りになったのでご本人ともベース談義しちゃいました。
なんでもポール・チェンバースは別格として、パーシー・ヒースとかバックに徹してフロントを支えるタイプのベースが好きだとか。でもアローン・トゥゲザーのベース・ソロ良かったですよ、すんごく!

B02


このように、ジャム・セッションを通じてジャズ仲間、蕎麦うち仲間の輪は広がりほんとに来てみてよかったとしみじみ思ったのでありました。
来年も呼んでもらえるかな?もうちっと練習しないとね。

Minasan


演奏は9時で終了、お開きの後近くの土里囲夢というライブ・バー見たいなお店で二次会となり岩見・YAYOIご夫妻と会長の三浦さんとの四人でジャズ談義に花が咲き終電にて帰ってまいりました。

参加された皆さんとの再会を楽しみにしております。このブログここまで読んでいたらよろしくお願いしま~す。
  

  
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コメント

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!

コメントありがとうございます。
今後もごひいきに、よろしくお願いいたします。

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