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2014年5月20日 (火)

GTへの道 実釣篇 釣り師の夜遊び @沖縄 離島周辺 ヨセミヤ丸

GTフィッシング昼の部を終え、ビールで一杯やりながら先程まで海を泳いでいたスマガツオをつまみながら釣り談義。

これだけで釣りバカ的には十分楽しいのでありますが、沖縄の海はそんな安穏とした気分を吹き飛ばさせてくれるのです。

夕食も済み、空はとっぷりと暗くなり船尾には照明灯が付けられます。
この明かりにプランクトンが集まり、それを食べる小魚が集まり、さらに小魚を食べる魚が集まりと食物連鎖の縮図がそこに展開されていくのです。我々の狙うのは当然のことながらその頂点にいる大型魚。

Photo                    光の周りに集まるプランクトン

具体的にはギンガメアジ、ヤマトカマス(バラクーダですね)、イソマグロなど。
いずれも鋭い歯を持ちエサとなる魚を一瞬で食いちぎってしまう獰猛な性格なので、こういう性格の朝かなチャンほど動きで刺激して釣り上げるルアーフィッシングには最高のターゲットとなるわけです。

体長も赤ちゃんサイズで50cmくらいイソマグロにいたっては大人と呼べるのは30キロくらいからだそうで、こんなのが掛かっちゃったらいったいどうする?と思いながらも釣りたい気持ちには勝てません。

前回このツアーを行った時は、深夜にギンガメ・フィーバーが起こり、ギンガメアジの入れ食いが続き深夜2時まで釣りまくっていたとか。

ということで、みなさんの釣り談義も釣りを終えてホッと一息しているわけではなく、次の釣りへの小休止タイムなのだということが分かってきました。


やがて夕食準備にアシスト・クルーのアズちゃんがBBQ用の炭火を一生懸命起こしている時、船の中から船長が出てきて「アオリイカが来ているからやってごらん」と餌木(イカ釣り用の和製ルアー)を1セット持ち出してきました。エギを使うのでこの釣りをエギングといいます。

これに素早く反応したのが、どうやらアオリイカ師でもあるYさんと昼間悔しい思いをした東京Sさん。

さっそく右舷後方とミヨシでライトの明かりと闇の境目あたりを狙ってキャストしチョンチョンと竿先をしゃくり始めました。

ビールでほろ酔いのその他釣り師が興味津々で見つめていると程なくしてミヨシのSさんにアタリ!
きたっ!と言う穂先はググッと曲がって大きなアタリが!一同注目するも次に瞬間穂先はぴょんと伸びてしまいSさんまたしてもあれ~っ!っと崩れ落ちてしまいました。

私もアタル瞬間を見ていましたが、かなり重い感じでググ~~ンと引き込まれていました。
大きかったに違い有りません。

またしてもため息のSさんの横で次に来たのがYさん!
こちらはしっかりフッキングしたようで竿が大きくしなります。
あまりの竿のしなり方に本当にアオリイカ?なんか別な大物なんじゃない?って思ったのは私だけではなかったはず。

ファイトの末見えてきたのは白い大きなカタマリ!アオリイカのようですが余りにデカイ!
通常関東の防波堤で釣るアオリイカといえば30cmを超えたら大物に入るんですが、そんなハンパな大きさではない。タモですくい上げたらなんと50cm近く有るじゃあないですか!

Yさん、自分のアオリイカ記録をあっさり更新してしまったと大喜び。

0001


こんなもの見せ付けられて他の釣り師の皆さんがじっとしている訳が無い。
私とTさんを除くほぼ全員がエギング大会です。普段エギングなんてやらないY店長まで竿出してる。

船長が出てきて、「みなさん夕食の時間ですから釣りはやめましょう」と笑いながら冗談を言っている時次のドラマが起こりました。

がYさんの「きた」という押し殺したような声とともに竿が大きくしなり。今度のは先程のバカデカよりさらにデカそう!

私もタモを持ってすくい上げに回りましたが、あげる間際にイカスミを吹かれて顔にスミをくらいながらも上がってきたのは先程のよりさらに一回り大きいモンスター!2キロは軽く超えていました。

001                          Yさん爆釣

その風貌はイカというよりギョロ目の怪物といった感じ。
怒るとスミを吐くのであまり刺激しないようにそっと持ち上げ写真をパチリ。

そこに続けさまにHさんにもヒット!
ダブルヒットで興奮のスイッチは魚ではなく人間の方に入ってしまい、食事だというのに箸を持たずにみんな竿を持ってるじゃあありませんか!

Photo_2


その後もヒットは続き、取り込み中に船べりにイカが吸盤で張り付いてしまって取れなくなってしまったり、あげた時にスミを吹かれ船上のタックル・ボックスがスミだらけになり、船長出てきて「夕飯はいいからスミ掃除が先だよ!」てなことになったり、Y店長も一匹かけたりとフィーバーはしばらく続いたのでした。

1時間ほどでイカちゃんたちはどこかに移動してしまったらしくアタリはパタリと無くなり夕食タイム。

焼肉にハンバーグ野菜炒めにご飯とボリュームたっぷりの夕食をいただき、身も心も充足しきった一同は皆さんニコニコ顔でありました。

食事中も闇夜の中一人竿をしゃくり続けていたY店長の姿が印象的でありました。

この後、さらに深夜にかけてのギンガメアジ、イソマグロの回遊を待ちながら一杯やりつつ
タナゴ釣りの話などして時間をつぶしたのですがこの日は潮の動きが悪いようでギンガメ・フィーバーは望めなさそうということになり夜10時過ぎ消灯となりました。


二日目以降にまだまだ続く・・・

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