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2014年10月 7日 (火)

仙台沖 ワラサ入れ食い?後篇@ばんばん丸 塩釜

プロ・ショップEbb&Flowさん主催の遠征ツアー、仙台沖 ワラサ入れ食いツアーは朝一の入れ食いタイムがなおも続きます。
しかし、時間が経つに釣れ、二投に一回が三投に一回とアタリの頻度は減り始め1時間弱程で入れ食いは終わってしまいました。

02

とは言え、流し変えるとポツリポツリと魚は上がります。
こういう状況になると腕の差が顕在化してくるもので、腕のへなちょこなワタクシなどアタル数がめっきり減ってしまいました。

03

午前7時半を回って二流し目、
今度は先ほどと風向きが逆に当たる側に来たので、ルアーは足下に落としてもどんどん船からはなれていく状況です。
こちらのパターンの方が、一度の投入で何度かしゃくり直せるので釣りやすいことは釣り安いのですが、あまり糸が長く出てしまうと海底と水面に対するルアーの角度が浅くなりルアーが動きにくくなってしまうので、やはりこまめに回収してはキャストという基本は変わりません。


この流しになってからは時折アタルものの、アタリの出方が底近くに集中するようになった感じです。
着底から3~5しゃくリ以内でのヒットが多くなりました。
流し変えてからの初ヒットはまさにこのパターン。
竿はぐいんと曲がり、やっとこさヒット〜ッ!
ところが、引きがなんか違う。最初は暴れたんですが途中から妙に淡白なファイトになっちゃいました。
上がって来たのは40cmほどのヒラメちゃん。
高級魚です。相模湾辺りではメタルジグでヒラメが釣れるなんて時々聞くくらい。
ところが、ここの海ではヒラメは外道的にみんな釣っている。
福島第一事故による放射能汚染による禁漁期間というのが有ったのかもしれませんが、それにしても良く釣れる。

更に数投後、またまたヒラメがヒット!
そして更に更にヒラメがヒット!底から2回しゃくったあたりでガツンと来るんです。
なんだか、ヒラメしか釣れなくなって来ちゃいました。
その他にはかかったのに途中バラしが二度も。
魚の食いが浅くなったのかもしれません。

そんな中、ミヨシではキャスティングに挑んでいた赤いリュックのNさんに何かヒットした様子で歓声が上がりました。
Nさん、この日のためにキャスティング・ロッドを新調しての気合いの入れ方だったので喜びもひとしおでしょう。
後で聞いたらヒットしたのはシイラだとか。
比較的高温水を好むシイラがいたのというのも少し驚きでした。


更に流しを変えて、8時半を回ったあたりからは船内は沈黙度が上がり、ヒットの声が聞こえなくなってしまいました。潮が止まってしまったのでしょうか?どうも魚の反応が薄くなって来ました。
コンスタントに釣っていたのはジギング王のTさんくらい。

05
ワタクシもジグを変えたり、アクションを変えたり色々試しますがあたりは有りません。

そんな時ミヨシ付近で釣っていたマッキーさんがやって来て手のひらを差し出し何やら見せてくれました。
「これがメロウド、ワラサのベイト(エサ)ですよ」
と差し出されたての上に乗っていたのは7cmほどの細長い小魚。
釣った魚が吐き出したものでまだ消化もされていないので食べたばかりであることが見て取れます。
こんな小さいのを食べているんじゃルアーもサイズを落とした方がいいのかな?
と考えてみたりして早速ジグのダウンサイジングを実行。

Photo_3

三たび流しを変えたところで、セカンド・ステージさんの、L-1Sand Bait 120gにダウンサイジングしてキャストしたら一投目にヒット!しかしすぐにバラし!
これをきっかけにその後はアタリが全く無くなってしまいました。


左隣で釣っていたWさんも色々ジグを試した様で、ワタクシと同じセカンド・ステージさんの更にシルエットの小さいN-CASTなどを使っていた様ですが、時々ホウボウの良型が上がるくらいで本命はなかなか上がらず。

船は何度か移動し流し帰るのですが、どうもいまいちぱっとしません。
9時を回ると朝一の入れ食いが嘘のように静まり返り、キャビンで寝てしまう方も出てくるしまつ。

やはりワタクシの不安は当たってしまったのか?
渋い釣り三連チャン、三連敗となってしまうのか?
これもNさんの赤いリュックのせいなんだろうか?

などと、心はマイナス思考に陥るばかり。
朝3時に起きた体もそろそろ疲れが出て来て時々釣りをする手を休めて、腰掛けることが多くなってしまいました。

そんな時、Y店長が顔色変えて何か探しているので訪ねると「Nさんが居ない!」と一言。
落水したか?!!!と緊張が走りましたがその後すぐキャビンの奥で寝ているのが発見され事なきを得ました。
Nさん、前の晩イロイロ頑張ったみたいなので疲れていたのかなあ?赤リュック事件の心労も有ったろうし。もう一人の夜の釣り人Iさんもお昼寝していたご様子。

船内全体がすっかり中だるみしてしまい、もこれで今日はおしまいかと思われた11時過ぎの流し変え直後、Wさんに船中久々のヒット!

続いてミヨシ付近でもヒットの声。
魚の活性が上がり始めた様です。

船長から「大きなサワラがヒットしました」のアナウンス。

Photo_7

船中は再び活気がよみがえり、ワタクシも疲れていた体に活力がよみがえり気合いを入れてしゃくり始めます。


小移動して流しを変えた11時半、「あと30分、12時で今日は上がりますので皆さん頑張ってください」という船長のアナウンスがあり、 竿を握る手にも力が入り何とかもう一匹釣りたいとジグを投入。その二投目に久々のガツン!!!というアタリ。

来ました、ワラサ!引きが違います。
気合いを入れて巻いてくると姿を現したのは久々のワラサちゃん。
しかし、ここでうかつにも「最後に1本とったぞ」と声に出してしまい、自ら最後の一匹宣言をしてしまったのです。まだ時間はあるのに・・・

Photo_5

写真を撮って再投入、更なる一匹を求めたのですがアタリは来ません。


そんな時、ミヨシ付近で釣っていたマッキーさんのライトタックルの竿が大きくしなり何やら大物の気配。このときのタックルはインチク用の固めの竿にシマノのバス用ベイト・リール「スコーピオン」。なぜスコーピオンかというと、マッキーさん、このリール、パーミングしやすい大きさなのでお気に入りとか、でもドラグがちゃんと効かなくてONかOFFのどちらかで、糸がどんとでるか全く出ないかの状態、魚の引きに合わせてジリジリ出てくれるということが無かったらしくファイトに苦労なさっていました。

Photo_4

船中の一同がファイトの成り行きを見守る中数分後にミヨシ方向から「あ〜〜〜!」というため息にも似た歓声が上がりました。どうやらバラしてしまったご様子。
後でご本人に聞いたら、「もう少しだったのに、油断していたなあ、やっぱりスコーピオンじゃあ無理なのかなあ、でもスコーピオンに変えるとデカイのくるんだよなあ」と実に悔しそうでした。

そんなこんなで、時計は12時を回り、最後の一投に気合いを入れたワタクシの竿も曲がること無く釣り終了。


朝一は良かったけれど、後半は今ひとつもの足らなかったなあ。
渋い伝説は確立しつつ有るのかなあ?などと思うなか船は港に向かって速度を上げていったのでありました。
Y店長によると、渋いといいながらも船中ワラサ70匹以上だったそうで、朝の爆釣が一日続いていたら一体何百匹上がっていた事か?!

自然とのバランスを考えたらこのくらいの数で我慢しておくのがいいところなのかも、などと考えたりも。

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30分程キャビンでウトウトしてから外に出てみると、船はだいぶ陸に近づき松島湾に入っていました。
大小さまざまな島を見ながら旅の風情を味わうと同時にこの海を襲った大津波の事を想像すると心は痛むのでありました。

Photo_6

上陸後、荷物を片付け、Aさんをはじめとする地元アングラー、宇都宮氏と再会を近い別れを告げた我々横浜方面隊一同は、一日の釣りを振り返りながら多賀城市のスーパー銭湯で体の塩を洗い流し、さらに牛タン定食、牛タンカレーなどの遅い昼食を食べて腹ごしらえをし、台風18号が接近しつつ有る横浜に向かい高速道路を走ったのでありました。


途中横浜でVIP待遇の竿頭14匹釣ったジギング王Tさんを自宅に送り、Ebb&Flow前に着いたのは午後11時過ぎ。奇跡的にもそれまで土砂降りだった雨は荷物の入れ替え中だけ小降りになり我々の運の良さを象徴していました。


一同「お疲れさま」を合図に分かれたのですが、数分後、ワタクシは貴重品一式の入ったバッグをマッキーさんの車の中に置き忘れて来た事に気づき、再びお店まで戻っていただくという無駄なお手間をかけてしまいました。マッキーさんお世話になりました。
嵐の中、家まで送ってくださったWさん、ありがとうございました。
そして、仙台の皆さんを始め楽しい釣行を演出していただいた皆さん、本当にありがとうございました。楽しい遠征の思い出がまた一つ増えました。

ご参考:この日のワタクシのメイン・タックルです。

ロッド   プロセレN-Multi 64
リール  ステラ8000
メインライン  バリバス PE5号
リーダー   GALIS FC(フロロ)50Lb  14号
ルアー     プロセレ アンチョビット・シャープ140g ピンクシルバー

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