サンライズ・ツアー その4 ナブラ・ラッシュ @サンライズ 九州 離島
午後1時頃、沖に向かって猛ダッシュした船の速度が落ちるとその先の水面はざわつき、時折水柱が上がっていました。キハダマグロが何かを補食しているのです。キハダのナブラです。
「右前〜!」と船長が叫ぶと同時にデッキに立った男たちはフルキャストでルアーを投げます。
そんな様子をキャビンで昼食の牛丼を食べながら見ていた我々数名に向かって船長の「テンション低いね〜。どうしちゃったの?」の一声。
確かにその通りなんです。
これが相模湾辺りのルアー・マグロ乗り合い船だったら、少しでも前に出て投げたくてうずうずしているに違いないですから。
自分でも、なんでこんなに落ち着いていられるんだろう?って言われてから気がついた。
さっさと残りのご飯食べてこちらも参戦です。
先ほどのナブラはすでにどこかに移動してしまっており、一同周囲の海を見渡して水しぶきの上がっているところ、マグロが跳ねているところなどを目を凝らして探します。
次のナブラはすぐ見つかりました。
船は再びナブラに向かって猛ダッシュ!
「カツオだ、カツオ!」の声が上がり、キャストするとすぐに群馬Kさんにヒット!
上がって来たのは丸々と太ったホンガツオ。
どこからか「旨そう!」と声が上がります。
写真を撮っているところに、キャスティングの名手Oさんもキャッチ!
Oさんはこの写真以外にもう1匹釣ってるんです。
Oさんのキャストは実に正確で一番いいところにすぽっと入る、だから魚がいればすぐヒットしちゃうんですよ。朝から水代わりにアサヒ・スーパー・ドライを飲んで酔っぱらってるのが信じられない。
ナブラを追ってはキャスト、というのを繰り返していったおよそ30分後に出会ったナブラでOさんまたまたヒット。
しかも今度のは何やらデカイ!
ドラグが鳴って糸が引き出され行きます。
数分の格闘後に上がって来たのがこの↓写真のキハダマグロ26kg !
今回の釣行の最大魚になりました。
こんなのを見せつけられちゃあじっとしてはいられない。いや、決してじっとはしていないんですよ。さっきから一生懸命投げては引いてを繰り返しているんですけれど
ヘボ釣り師には魚もなめてかかって来くるのでちっともヒットしない。
そんなワタクシの様子を見ていたS船長。
見るに見かねて「竿貸して」というので渡すといきなりナイフでリーダーを1/3くらいプッツンと切り素早くルアーに結び直したかと思うとキャスト。
「見ててね」と言って竿をたてたまま「思いっきり早く巻いて、ほら!」っと言ったかと思ったら竿が曲がってる!「はい釣って!」っていきなり手渡されて、あまりの出来事の素早い展開に頭も体もついていかず、渡された竿についた魚は船べりまで持って来てバラしてしまいました。
「よーし、やり方は分かったぞ!」
と次のカツオナブラでは素早くキャストして竿をたてたまま早巻き。
ルアーを見ていたら後ろからカツオが猛スピードで追いかけて来てドッス〜ン!
「ヒット〜っ!」と雄叫びを上げて、今度は冷静にやり取りし今年の初鰹をめでたくキャッチ。喜んでいるところにOさん、またまた釣ってダブル・キャッチです。
さらにOさんの快進撃は止まらず、次のナブラで茨城Yさんとキメジ(キハダマグロの子供)をダブルヒット&キャッチ!
Oさんも凄いけれど、この海も凄い。
さらにマグロ、カツオのナブラを追っておよそ1時間、この海域を走り回りました。
ワタクシには一度だけデカマグロらしきバイトがあったものの針がかりせずマグロを手にすることは出来ませんでした。
午後4時を回ったところでナブラ追いは終了して、ジギングでのカンパチ、ヒラマサ、キャスティングでのヒラマサ狙いに変えるべく船は再び島の方向に走り出しました。
走り始めて初めてこんなに沖まで走っていたんだと水平線の向こうに見える島を見ながら思うのでした。
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