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2014年12月 7日 (日)

バンドはいいよん!@スタジオNOA新宿

人生、長い事生きていると悲しい事も楽しい事も色々あるもんです。
でも生き続けて行くには、悲しみを乗り越えて楽しい事の方に気持ちを向けて行かないととてもじゃないけれどやっていけないですよ。

というわけもあって、本ブログは基本的に人生における楽しい事を拾ってに書いて行く方針であります。

今回はジャム・セッションのお話。
先日、本ブログにて公言してしまったセロニアス・モンクの名曲、ラウンド・ミッドナイトを演奏してみたのであります。

今回のセッションは、夏に福島は二本松で演奏したメンバーの中から都合のついた5名が集結。
楽器はサックスが二本にギターが二本、それにジャーマネ(マネージャー)というバンド的にはどうなのよ!という楽器編成です。
リューマチで多忙のベースWにこの日はライブに出演の売れっ子ドラムMの不参加によりリズム隊がいないという、ジャズをやるにはけっこう厳しいメンツ。

でもいいんです。
ジャズなんてそこに集まった楽器が音を出して、足らないところをそれぞれうまい事補いあえば音楽になるもんなんです。

そんな風に開き直ってスタジオに到着したら、これまで数年間本セッションあるいは福島ビータ・バンドのジャーマネに徹していたSが「今日はベース借りておいたから、僕ベースやるね」と言い出したので一同ビックリ!
彼は数十年前の学生時代はアルトサックスを吹いていたんですよ。
当時、まだ有名になる前のマイケル・フランクスの曲なんかをやっていて、やたら音楽に詳しい男なんです。

03


スタジオに入り、まずはベースがやりやすい曲で様子見をしますか?、ということになり比較的ベース・ランニングがなくても何とかなりそうな「ブルー・ボッサ」をやる事に。

やってみると、オーッ!やっぱりベースの音があると違うぞ!

サウンドにリズム感がでて厚みが増すんですね。

Photo何とか行けそう、というご本人の言葉を信じてお次ぎもセッションでは小手調べ的にやるブルースの曲を。
今回はワタクシのリクエストでコルトレーンのサム・アザー・ブルースです。
この曲はテーマのコード進行が普通のブルースとちょっと変わっていて、分かりやすくいえば、そのコード進行のままにアドリブを取るととってもコルトレーンぽいサウンドになるものなんです。

01


普通はアドリブに入ると普通の進行でアドリブを取るのですが、ワタクシはあえてそうせずテーマ進行に乗っ取り変態フレーズを吹き捲くりました。ギターのお二人がバックで閉口しているのも顧みず10コーラスぐらい吹き捲くって、日頃のたまっているものを全部吐き出しちゃいました。
飛び入りベースのSも最後まで食らいついて来てくださり無事終了。

その後は、グリーン・ドルフィン・ストリート、ソウル・アイズ、とやってワタクシ的には本日のハイライト「ラウンド・ミッドナイト」をやる事に。

出だしのイントロを何とか音を間違えずに突破できたと思ったら油断してテーマのメロでミスっちゃったりしたものの何とかテーマを吹き終えて、ギターのAにアドリブをバトンタッチ。

このAという男、実は大変な実力の持ち主で、ギターの腕はプロはだし!
今回のジャムでも一曲も楽譜を見る事無く全て頭に入ってるくらいレパートリーは多い上に、アドリブもいいソロを取るんです。
チャンスがあればきっとプロ・ミュージシャンとしてやっているんでしょうが、人生の巡り合わせが悪かったのか我がバンドでのギター弾きとして甘んじているもったいない存在なんです。

02

                中央がギターA
とはいえ、アンパンマンのやなせたかし先生のように晩年ブレイクというのも起こりうる可能性もあるのでどこかで花が咲くかもしれないのでその時は皆さん御贔屓に!
と言っている間にAのアドリブは終わりアルト・サックスのTにバトン・タッチ。

Photo_2


アルトTも今回のセッションには気合いが入っており、今まで使っていたリードより一段分厚い3番という厚さのものに変更して臨んだだけあって音が太くてパリっとした感じのいいサウンドになっていました。
ご本人もこの数ヶ月で自分のやりたい音楽の方向性が見えて来て吹っ切れたとかで、8月の時よりサウンドが一層ジャズらしくなっておりました。

続いてギターHさん(この方は先輩なので敬称付き)のソロへ。

01_3


Hさんはラウンド・ミッドナイトやるの知らなかったらしく、練習してないよこれ、変な曲だなあ、といいながらそつなくこなしていただきいよいよワタクシのソロに。

いよいよ自分の番に回ってくるという緊張で、出だしの音を何にするかちょっと見失いかけたものの「ええい、なるようになれ!」と開き直って吹き始めたものの、練習でイロイロやって来たフレーズはどこかに吹っ飛んでしまい、しかもテンポがちょっと早めに走ってきたので指はもつれて大苦戦!何とかエンディングのコーダまでたどり着いたもののイマサンくらいのできばえにちょっとガッカリ。

気を取り直して、Tの持ち曲、ステラ・バイ ・スターライトをやって、本日の事前に計画していた曲は一通り終了。
ベースSに「なんかやりたい曲ある?」ってきいたら、サムデイをやりたい!って楽譜まで用意して来ていたのでやる事に。
エンディングが決まらなかったけれどけっこう楽しめました。

この時点でまだ30分くらい時間があったので、ラウンド・ミッドナイトをもう一度、ショート・バージョンで吹かせていただきました。
今度はさっきより少しはやりたい事が出来たので、まあまあ満足。
残り10分でなんかやろう、とアローン・トゥゲザーをやる事に。これもベースSは楽譜を用意しておった。けっこうやる気十分だなと見て取れたのでスタート。
最後のギターHさんのところで時間切れになりそうだったので、目配せしてワタクシがテーマに突入しそのバックでHさんがギターを弾きまくるという展開になり盛り上がってめでたく時間いっぱいで終了。
やっぱり、セッションはいいもんです。
日頃はPCのバッキングに合わせて練習しているんですが、PC相手だとこっちがどんなフレーズ吹いても同じ音しか出してくれないんですが、人間同士だとワタクシに出した音に必ず何かしら反応した音を出してくれる。それを聞いてまたこちらも反応して音を出してってどんどんクリエイティブになって行くんでね。

音出しが終わった後はスタジオ近くの天狗酒場にて忘年会。
ベースのSの活躍を一同賞賛するも、本人は照れてか「今回一度きり」というので、無理矢理代引きでS宅にベースを送りつけちゃおうか、なんて話も飛び出して今後のSに期待大です。
今回はメンツ的には不揃いだったけれど全体にバランスのいい演奏が出来たというのが一同の印象。なんとなく、ただの寄せ集めセッションじゃなくてバンドとしての方向性が見えつつあるような感じもして来て来年に向けていい形で終わる事が出来たんじゃないかな?
今年一年、色々あったけれど来年に向けて「ああしよう、こうしたい」と珍しく前向きの反省会となって終わって行ったのでありました。
あ。そうそう。
実は今月23日にはHさんのバンドの皆さんとジャム・セッション&忘年会という話があり、今回のメンバーからギターAを除いた4名+ドラムMが参加して音を出すのでそちらも楽しみ。年末はバンド生活が充実しそうな展開になっています。練習しなくちゃ。


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