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2014年12月24日 (水)

今時のジャムセッション事情@ペンタスタジオ 池袋

今年最後のジャムセッションはギターのHさんのご縁で若手のアマチュア・ミュージシャンの方々のジャムセッションに参加させていただく事になりました。

場所は池袋のペンタスタジオというところ。
池袋は東武東上線沿線育ちのワタクシにはとても親しみのある街なんですが、久しぶりに歩いてみると東口界隈はずいぶん変わっていますね。
この日も公園でコスプレの若者が撮影会なんかやっているし、楽器屋さんはたくさんあってお茶の水みたい。
かつての東口といえば小さい飲み屋でごちゃごちゃしていて、哀愁漂うおやじの飲屋街という感じだったのがすっかり若者の街に変身していたのでビックリしました。

そんな、街の一角にあるスタジオに午後二時前に集合。
初めてお会いする方々もいたので、ご挨拶などしながら開始時間を待ちます。

スタジオに入ると、いつも数人でやっているスタジオとは大違い!
この日の総勢14人という大人数が楽に入れる広さ。

この日集まったのは、Hさんのバンド・メンバー5名にワタクシも含むその知り合い関係者9人。内訳はドラムス2名、ベース2名、キーボード3名のリズム隊にテナー2名、アルトのTにワタクシのソプラノというフロント陣。
本来バンド・レギュラーのフルート女史は用があって二次会からの参加となりました。

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ジャムセッションというと、ワタクシらの年代の感覚では集まったヒトで「あの曲やろう!」って曲を決めたらそれが出来るヒトもしくはやりたいヒトが手をあげて好き勝手に演奏するという形態なんですが、近頃はどうやら違うようで、セッション・マスター的な仕切る方がメンバーを指定してくれてその中でやりたい曲もしくは出来る曲を決めていうという、非常に整然とした進行の仕方をするのでちょっと驚きました。
人数が多いのと年齢も20代から我々おっさんまで幅広かったのでこういう形にしないと、偏ったメンバーばかりの演奏になってしまうと思われるので納得しましたけれど。
実際にやってみるとメンバーの組み合わせをちゃんと考えてくれていたので、初めての皆さんと一通り音を出し合う事が出来て良かったですけれど。

最初のセットはバンドメンバーでセント・トーマスでスタート。
ロリンズ風にドラムから入ってサックスがテーマとって。

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              バンマス氏  お疲れ様でした

続いてはもう一人のテナー氏スメシさん(MIXIネーム)をフューチャーして、またまたロリンズつながりでマック・ザ・ナイフ。
この方のテナー、コーン製のビンテージで作りも色もかっちょいい。
音もいい音してるんですよ。

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               スメシさんのシブいテナー

いよいよワタクシが指名されたのですがフロント一人ではプレッシャーがかかるのでアルトTを無理矢理加えてYou'd be so nice to come home toをやりました。
けっこうリラックスした雰囲気で、アート・ペッパーのフレーズ入れちゃったりしていきなり遊んじゃいました。
メンバーはギター、ベース、キーボードはこの日初めて会った若手のみなさん。
初顔合わせでいきなり音楽が出来ちゃうのもジャズのいいところですね。
ワタクシは遊び過ぎでエンディングを決めておかなかったので尻すぼみで何とも情けなく終了。

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次に順番が回ってきてやったのはGreater loveだったけな?
今度はドラムも初めてお会いした女性ドラマーEさん。
あとで話を聞いたらドラムを始めたのは中学の吹奏楽部でパーカッションをやったのがきっかけとか。

13 ドラムEさん


最近は吹奏楽部で楽器を始めて基礎をしっかりやった上でジャズに移行してくるヒトたちが多くて、僕らのの時代のように何にも楽器何かやっていなかったのがジャズ聴いていきなりサックス吹きたい!って始めたのとは状況が全く違いますね。

人数が多いので順番にやったらこれで前半1時間半は終了。

後半は、テナーすめしさんと初めての共演、Like some one in loveやったんだけれど、良くわから無いままに破綻し切って終了。次までに練習しておこう。
あとはBlue BossaとSoftly as in a morning sunriseやりましたよ。
こちらは始める前に暴れるからって宣言して突入。暴れまくって自己満足で終了。
メンバーはとっかえひっかえでやったので誰とどの曲をやったのか良く覚えていない。

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3時間はあっという間にすぎて近くのMontgomery landというジャズのお店を借り来て忘年会。
14人入ったらテーブルはいっぱいになるくらいの地下の小さなお店。
JBLの4344をマッキントッシュでならしていました。いい音していたので、今度機会があったらアナログの音も聞いてみたいなあ。

ここではビールで乾杯して、小一時間程自己紹介やらジャズ談義やらしていい感じでアルコールが回ったところで楽器引っ張りだしてまたまたセッション。
このお店にはキーボードが無いので、しゅうさんの持ち込んだピアニカにピアノSさんがくわえてひきまくり。

02

            二次会から参加のフルート女史も入って


今度は出てきたいヒトだけでて来てやりたい曲決めての昔風ジャムセッション。
酔っぱらっているのをいい事に吹きまくっちゃいましたよ。
何吹いたか?良く覚えていません。
Bye bye black birdとかやったな。Body and soul にもトライした。


この後、この日お誕生日だったギターHさんのお誕生日ケーキ・サプライズなどあり多いに盛り上がっていったのでありました。

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ギターのKさんと一曲やった後に最近のジャムセッション事情を聞いたのが興味深かった。

池袋にあるお店で、お金を払うとジャムセッションに参加できる店があって、演奏レベルによってバラツキが無いように時間ごとに超初級とか初級とかに分けて、演奏できる曲数なども決めているらしいんですね。こういうお店で出会ったもの同士が意気投合してバンドを始める事などもあるようで、週末の夜には超上級者が来てプロはだしの演奏をするとか。
レッスンもやっていてなかなかしっかりしたカリキュラムが組まれているようなんですね。
Kさんもそこの店を通じて本日のメンバーと知り合ったとか。
そのお店は何と!NYにも支店を出すと聞いてビックリ。はやっているんですよ。

ピアノのTさんにあとから来た話では、来年ニューオリンズのジャズ祭りではピアノのバリー・ハリスの誰でも参加OKのクリニックがあったり、NYでも先ほどのようなジャムのお店があるので行ってくるんだとか。

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                 ピアノTさん

ワシらの時代のジャズ研やジャズ・スクールで楽器を始めてバンドを組むというのとは少々事情が変わってきているようで非常に興味深く聞いたのでありました。

ともあれ、今年最後のセッションは初めての人にたくさん会えたし、なかなか新しい発見も多く有意義に終わっていったのでありました。

お店を出てから有志で二次会、いや三次会か。
安い酒場で終電まで飲んで、いや、こちらも終電を逸してタクシー帰りとなってしまい年末のいた出費に・・・。とほほ。


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