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2015年1月 2日 (金)

PAUL DESMOND QUALTET / EDMONTON JAZZ FESTIVAL '76

大晦日に安酒を飲みながら夜中までウダウダしていたのが悪かったようで、年明け早々喉が痛くて頭痛もする。
どうやら風邪をひいてしまったようです。
おかげで親戚に出かけて一杯やろうという目論みももろくも崩れ去り、仕方ないので実家でジャズでも聴いておとなしくしているくらいしかやる事がない。なあんて思っていたところに暮れの30日にAmazonでポチってしまったCDがゆうパックで届い当たので、これ幸いにと早速聴いたのでありました。

そのCDとはポール・デスモンドのラスト・アルバムになった1976年4月、カナダのエドモントン・ジャズ・フェスティバルでのライブ録音PAUL DESMOND QUALTET / EDMONTON JAZZ FESTIVAL '76というもの。

年末にジャズ喫茶バンカに行った話を本ブログに書く際にアルバムデータを調べていたら出てきたので、晩年のデスモンドのライブと聞いて買わずにはいられないと即買いしてしまいました。

002

PAUL DESMOND QUALTET
EDMONTON JAZZ FESTIVAL '76

Paul Desmond (as)
Ed Bickert (gt)
Don Thompson(bs)
Jerry Fuller(ds)

・Just Squeeze Me
・Darn That Dream
・Wave
・Someday My Prince Will Come
・Wendy
・Take Five


早速聴いてみると、いつものデスモンド節ではあるのだけれど、なんだかちょっといつもと雰囲気が違うのに気付きました。
アドリブのメロディが単調というか指使いが重いというか音を探しすぎているというか。
他のアルバムのデスモンドならここで2-5のメロを軽くカマしてと言った軽快さが今ひとつ無いし、フレーズに一瞬のきらめきといったものが感じられないんですよ。
何となく重苦しいソロになってる。

それに曲のオリジナル・キーじゃないキーに転調して演奏している曲が数曲。
これは、アルトサックスで一番奇麗な音の出る音域を選んで演奏しているかと思われるので、音にこだわるプロフェッショナルなやり方だなあと感心させられるところではありますが。
他のアルバムではどうなんだろう?と思って、手元にあった同メンバーでのライブアルバム、AUDREY Live In Tronto 1975を見てみたら、一曲だけジェリー・マリガンのライン・フォー・ライオンズをオリジナルと違うキーでやっていた。
ジェリー・マリガンの曲だからアルトとバリトン・サックスは同じE♭の楽器なのにわざわざ違うキーでやるところなんかは、かなり音色にこだわっているんだなあ。と感心させられちゃいました。

それにしても、このアルバムでのソロの重さは何?と引っかかるので、この辺の疑問を晴らしたく、普段は絶対に読まない(というか英語なので読むのがめんどくさい)付属のリーフレットにコンサート後のインタビューが書かれていたので斜め読みしてみたところ。
今のメンバーとの音楽性についてや自分の音楽への姿勢、デイブ・ブルーベックとの事など歴史的な話、カナダで演奏している事についての生活環境など、本アルバムのサウンドについての内容は見当たらないものの、このメンバーでの前向きな演奏には満足しているような事が書かれておりました。

どうもすっきりしない。そのときふと気がついたんですよ。

ポール・デスモンドがこのアルバムを録音して一年と半月後に、53歳という若さにして肺ガンで亡くなっている事に。

若いヒトのガンの進行は速いとき来ますが、なんぼなんでも死の一年前と言ったらポール自身、何らかの体の変調とか有ったんじゃないのかなあって思うんですね。
そんな気がするだけなんですけれど、このアルバム録音後はチェット・ベイカーと仕事しただけで後は録音も無いらしいので、何となくそんな気がするんだなあ。

と思いながらあらためてこのアルバムを聞き返すと、ジャズマンの生き様というようなものを強く感じて心打たれるのでありました。

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