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2015年2月

2015年2月28日 (土)

コモド島GTツアー その6@人生初GT

洋上でのランチタイムが終わり再び釣りの開始です。
次なるポイントに向かい船は走り始めました。

午後に入り陽もてっぺんに上がり、突き刺すような日差しは衣服を通して照りつけてくるような感覚です。

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Hさんの釣った大物GTを見せつけられてしまったワタクシ。
それに対して、バイトを逃してばかりの自分は果たしてGTが釣れるんだろうか?と少々心もとない気持ちになりつつありました。

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そんな私を察してかY店長の「まだまだチャンスはこれからです」という励ましに、そうそう、まだまだ、これからと自分に言い聞かせ、次は何を投げてみようかな?
などと移動する船の上で策を練ったのでありました。

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午後2時を回ったころ、船は小さな磯周りの流れの複雑に絡まる場所を流していました。小さな岩礁帯に波が打ち付けるキワを狙ってキャストをします。魚は沖から岩礁に向かって餌を追い詰めるためにこういうところをウロウロしているそうです。

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岩礁帯の左手から左に向かい船はゆっくりと動きながらポイントを進行方向に向けてキャストをしていきます。

流し始めて数投後、船尾でキャストしていたHさんにヒット!
またしても大物か?!

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手慣れたやり取りののち上がってきたのは先ほどではないものの、いいサイズ。
ワタクシも早くこんなのを釣り上げたい。

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船は同じポイントを方向を変えて回り込み攻めます。
ミヨシに立つ順番が回ってきたワタクシは船前方をめがけてポッパーをキャスト。
「今は魚の活性が上がっているのでポッパーの方が良い」というHさんのアドバイスに従い、カーペンターというメーカーのシー・フロッグというポッパーを投げました。

このシー・フロッグというルアーは大変な人気ルアーで、生産が追いつかず手に入れるのには何ヶ月も待たなければならないシロモノなんです。

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ワタクシがこれを手にしているのは、このツアーの準備段階でプロ・ショップEbb&Flowにルアーを買いに行った際、昨年の輪島と今年1月のサンライズでご一緒した岐阜のMさんが予約発注し入荷したものを、Mさんが今年はGT釣行の予定がないのでワタクシに譲ってあげてとおっしゃってくださった、とのことで店長から勧められ購入することができた大変ラッキーな経緯があってのことなんです。

Mさんの温かい気持ちも込めて、ここでこのポッパーを使ってGTを釣ることができたら最高じゃないですか。それにこのポッパー、名品ということもあり投げやすいしアクションがいいし、いい音が出て釣れそうな雰囲気満々。

船が岩礁を右に通り過ぎさらに右に回り込んだところで、別な方向から来た潮の流れがぶつかり複雑な流れを生み出しています。
こういうところは絶好のポイントであることは、これまで釣れた数匹を見ても明らかでした。
いつでてもおかしくない雰囲気の中、一投一投に集中し、GTにいつ襲いかかられてもいいように身も心も引き締めてかかります。

数投目!潮の流れと流れがぶつかってヨレて水面が盛り上がるように見えるところをルアーが通過した瞬間!
ルアーに水柱が立ったと同時に手元にググンッ!という強い引き。
先ほどのカスミアジとは明らかに違うその手応えにすぐにGTであると確信しました。
一瞬ググッと走ったものの魚はすぐに引き寄せ始められその大きさが大したことがないことが理解できましたがそれでも魚は水中からなかなか姿を現しません。

いつも、ここで慌ててしまい竿をギンバル(ファイティングベルト)にセットしようとした瞬間に糸が緩みバラす、ということが何度かあったので、ここは慎重にまずは竿を手持ちで十分にファイトして、魚の針がかりを十分に確かめた後でギンバルにセットすれば良いと思った瞬間!ズルッ、っといやな感触が手元に伝わってきました。

一瞬外れたか?!と思いましたが魚の重みはまだ伝わり竿はしなっている。三本針の一本がどうやら外れたようです。残りは何本刺さっているのか?
竿先から一直線に水中に突き刺さるように張り詰める糸を見ながら慎重に糸を巻きます。

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初GTヒットに喜びが込み上げて、ファイトしながら思わず「やったー!岐阜のMさん、ありがとう」と叫びます。

ほんの2分ほどのファイトで上がってきたのは、小型ながらもまぎれもないGTでした。後ろからY店長の「ゆっくりでいいですよ」というアドバイスに頷きながら糸を巻き上げ魚体が見えてくると「一本しかかかっていない!、気をつけて!」という店長の声が飛び、油断しかけた気持ちを引き締め直します。やはりさっきの「ズルッ!」で外れていたんだ。

乗船クルーの若者が網をを出してくれると「早く網に入ってくれ!」と、そこに魚が収まるまでの数秒がとても長く感じられます。ひやひやしながら糸を緩めないよう気を使いながら魚が網に入った瞬間、それまでの緊張から全身が解き放たれて一気に解放されます。
思わず「やったーっ!人生初GT !」とガッツポーズをとると皆さんから「イェーイ、おめでとうございます」と祝福の声が飛びます。

コモドの大海原に育ったこのGTとの偶然の出会い、魚にとってはありがたくない出会いでしょうが私にとっては生涯忘れることのできない出会いなのです。
銀色に輝く魚体、ピンと伸びたヒレは美しく見とれてしまったのでありました。

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船の後ろに回り込み写真をとっていただき即リリース。海に消えていくGTに向かって自然に「Thank you」という言葉が出ました。
リリース後、みなさん一人一人に拳と拳でタッチしながら祝福を受け、幸福感に浸ります。
遠く日本から二日もかけてここまでやってきた甲斐があった。
小さくてもワタクシにとっては人生初のGT、大きな一匹なのです。

嬉しさのあまり、船長や乗り合いのスタッフにも「人生初フィッシュだよ」と声をかけてしばし、船尾で釣りする手を休め余韻に浸ったのでありました。
目を閉じて魚のヒットした瞬間、手応え、やりとり、夢中で行ったその一部始終を反芻して心に焼き付けようとしました。

そして、良いポイントに船を流してくれた船長、仕掛けの作り方、ルアーの選び方、ポイントへのキャストの仕方、釣り座の譲り合い、網でキャッチしてくれたスタッフ、岐阜のMさんなどすべてをサポートしてくださった同行の皆さんに感謝したのでありました。

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さて、時間は午後2時半過ぎ、5時半の帰港までまだまだ釣りの時間はあります。
さらに次なる大物を狙おうと気持ちを切り替えて行ったのでありました。


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2015年2月27日 (金)

コモド島GTツアー その5@ヒット連発!

9時過ぎにワタクシがカスミアジを釣った後、船は移動を繰り返しながら小島の崖っぷちや島と島の間の海流の激しいところなどを狙ってはキャストを繰り返しましたが、時々バイトはあるもののヒットには至りませんでした。

コモド島周辺の地形は大小様々な島が無数に点在しており、その形もなだらかな優しいシルエットのものから、100m以上の崖から海に一気に落ちる断崖絶壁の猛々しいものまで様々です。島々の距離も様々で数10メートルしか隙間の無いところから広く開けたところまであらゆる種類の形状が存在しているように感じる複雑な地形です。

海から上に飛び出している地形がそうであれば、自ずと海中の地形も複雑になっており、浅いところではジン・クリアといえるほど透明な水を通して白いサンゴの海底が船の下を走っていくのが見えたかと思うと、突然漆黒の闇のように真っ黒になり、その深さを想像することすらできないというほど激しく変化していきます。

そして、その複雑な地形の隙間を流れる潮もまた複雑かつ強力。
川のように流れているところもあれば、鳴門の渦ののように渦を巻いてルアーを吸い込む、海面が盛り上がるように海水が下から上に向かって流れる場所、鏡のように静かなところ、さらに潮の満ち引きで起こる潮波という波が立ち起こっている場所もありこれらの流れが複雑にぶつかりあうところにGTが潜んでいるようです。

船長はこの複雑な流れを読みながら、岬や海中に張り出した根、一見何もないかのような広い海の下の複雑な地形などの周辺のGTの回遊してきそうなところを流します。

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幾つかのポイントを小移動したのち船はスピードを上げて大きく移動し始めました。
500馬力のエンジンが静かに唸り声を上げて船は早い潮の流れも物ともせずに走り抜きます。
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20分ほど走ったでしょうか時計が10時半を回った頃、エンジン音が急に下がりキャビンから出てみると目の前には大き目の島がありました。
その岸壁にはいい潮の流れが当たり絶好の釣りポイントを作っていました。

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船はゆっくりと静かにその岸壁に忍び寄るように近づくと船長の「右です」の声。
一同、一斉にルアーをキャストします。
船は流れに乗り、徐々に岸壁に近づいて行きルアーが岸壁と波の砕け散る境目あたりまで投げられる絶好の距離になったその時。

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船尾の方でヒット!の声。
またまたNさんにヒットしたようです。
しばしのファイトの後上がったGTのサイズは先程より一回り大きいものでした。

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ファイトの後、船は同じポイントを流しなおしました。
ワタクシは少々疲れていたので船尾で一休みしていると、それまで写真を撮っていたY店長が、それでは私も少し投げましょうか、と船首方面に行き、船が流し始めます。
すると船長の合図とともにY店長の投げた一投目にヒット!

ワタクシはY店長のカメラをキャビンから取り出しミヨシでファイトする店長の所に駆けつけると、竿は大きくしなり、これまでのNさんのファイトとは少々様子が違うようです。
時々ドラグが鳴り竿は絞り込まれ糸が出て行きます。全身を使って竿を起こし糸を巻いてゆくのですが、やっと巻いた分の糸がドラグの音とともにまた出てゆくというのを何度か繰り返します。

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釣り人一同どんな大物が上がってくるのか、ワクワクしながらその様子を眺めます。
5分ほどのファイトの後、上がってきたGTは20kgくらいは有りそうな良型でした。

さすがプロの釣り師、ここぞという場所は絶対に逃しません。

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「あそこは投げればどんなルアーでも出そうな場所でしたよ。居るところには必ずいますね。」と余裕の店長。
「GTはバスと同じですよ。ここ!という場所にキャストが決まれば釣れます。」と簡単におっしゃる。
確かにおっしゃる意味はバス歴も長かったワタクシにはよくわかるんですが、肝心のキャストがままならない。

このポイントはその先もまだまだ美味しそうな場所が次々と現れるポイントだったので一同店長に続けとキャスティングを再開。

すると数投目でミヨシのお二人NさんとHさんに立て続けにヒットしました。ダブルヒットです。

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はるばるコモド島まで来たんだからこうでなくっちゃ!
二人の竿は仲良く大きくしなり魚はいいファイトをしてくれます。

とりわけHさんの魚は引き込みが強く、船長はゆっくりと船を深いところに移動させて、魚がそこの根に逃げ込まないようにアシストします。
安全な水深のところまで行けば後はじっくり魚とのファイトです。ここまでくればもう焦ることは何もなく、お魚ちゃんとの力比べになります。
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先に上がってきたのはNさんの魚、ファイトは良かったのですが上がってきたのはGTではなく赤いバラフエダイというお魚。GT釣りにはよく登場する魚だそうです。
その歯は、というより牙は鋭くまるでワニか何かのよう。噛まれたら大怪我をするので用心しながら記念撮影。

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さらにファイトすること数分、Hさんの上げたGTはY店長のものよりさらに一回り、いやふた周りくらい大きく、黒く輝く太い魚体に圧倒させられてしまうのでした。

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こんなのを釣りたいなあ、いや、こんなのじゃなくてもいいからGT釣りたい。
他人の釣りを見にはるばる日本から二日もかけてやってきたんじゃないんですから、こういういい場所でなんとかしないと、後で泣きを見ることになりそう、とワタクシの少々気持ちは焦り始めます。

GTは群れで泳いでいる魚なのでまだこのポイント周辺には居そうです。
船長はファイト中に上手く静かにポイントから離れ、場所を荒らさずに再び船を大きく回してポイントの頭から入り直してくれました。

鳴門のうず潮のごとく大きな渦を作り流れる潮の中にルアーを投げては引きます。
岸壁の近くではできるだけ岸壁ぎりぎりに、水の透明度は素晴らしく高いので海中にある沈み根がはっきり見えるので、根と潮の絡むいい場所に狙いをつけながらルアーを投げてはその上を通します。

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この大場所でまだ型を見ていないワタクシとAさんに船首のいい釣り座を優先してくださったので、こちらだって釣らないわけにはいかないんです。

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足元に渦巻く潮に引き込まれそうな気分になりながらも、恐怖に勝る釣り師根性でひたすらルアーを投げ倒します。
一度目の前で釣る場所を見せられているので、狙う場所は分かっているんですが、思うように狙ったところにルアーがピシッと入ってくれない歯がゆさ。
「ああ、来る前に相模川でキャストの練習をしてくるんだった」なんて後悔してももう遅いんです。
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岬の先端に沈む根の先まで流しきったところでノーバイト。
どうやらお魚ちゃんたちは早々に移動してしまったようです。

船長の「ランチ・タイム」の声とともに午前の釣りは終了。
残念ながら午前中は何度かのバイトとカスミアジ一匹だけでGTの顔を見ることはできませんでした。
すこし気分転換をと、用意されたチャーハンと焼きそばの中から好きな方を選んで食べました。

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アウト・ドアで食べるご飯というのは総じて美味しいものです。
この日のお昼ご飯は、昨晩夕食に行ったレストランに作ってもらたものと聞いていたので、迷わず昨夜美味しかった焼きそばを選んで食べたものの、釣れなかった精神的ショックからか、焼きそばは味気なく感じられたのでした。
このままでは終われない、もう半日たってしまった、いやまだ始まったばかり 。
様々な思い、複雑な感情の中モソモソと焼きそばに食らいつき、午後の釣りへと期待を
膨らませるのでありました。



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2015年2月26日 (木)

コモド島GTツアー その4@秘境を釣る

2015年2月19日。いよいよコモド島GT・フィッシング初日です。

朝7時、ホテルに迎えに来た派手なシールが所狭しと貼られた車にタックルを積み込み出発。港に向かいます。

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港までおよそ10分、車を降りると目の前は桟橋。
船が着岸しようとしているとところでした。

この船の船長は敏腕船長。
コモド島と一つ手前のリンチャン島周辺のあらゆるポイントを知り尽くしている頼みになる男です。

船の大きさはおよそ35フィートくらいかな?決して新品の船ではありませんが、エンジンだけは昨年末新調したばかりのスズキの4ストロークの250馬力が2機、合計500馬力のパワーボートです。

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現地ガイドのMさんによると、今フローレス島では最も速いボートだとか。
この船ならば1日で釣りをしながらコモド島一周も可能だとのことです。

午前7時半前、船に乗って釣りの支度を始めるといつの間にか船は走り始めており、桟橋が遠のいていきます。普段乗っているジーゼルエンジンの船とは違いガソリン・エンジンは音が静かなので気付きませんでした。

天気は雲間の所々から日が差し込み、風は弱く海は凪、釣りをするには好条件です。
気温は真夏の日本の朝と同じ、蒸し蒸しする暑さですでに体は汗ばんでいました。

ワタクシが最初に行ったのは日焼け止めを塗ることでした。
普段、夏の釣りでもあまり日焼け止めを塗ることの少ないワタクシですが、赤道間近の直射日光の強さは想像を絶すると事前に聞かされていたので、肌の露出部分全てに念入りに日焼け止めを塗ったのでした。

次にしたのは、スポーツドリンクを飲むこと。
真冬の日本から気温差30度のこの地への移動は、体に大きな負担がかかり、ただの水分よりもアルカリイオン系の飲料をたくさん摂って体調を維持することが大切ということを、これも事前に聞かされていたので、粉末のものを日本から持ち込みミネラルウォーターで溶かし濃いめのものを用意して飲みました。

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動き出した船の上では釣り師一同思い思いのルアーをタックルにセットします、私が今回持って行ったのは竿三本のセット。どんなルアーをつかって良いのか分からないので昨晩のうちにY店長にアドバイスを受けながら選んだのが、ペンシルベイト(魚の形したもの)を一つにポッパー(口が開いていてぽこぽこ音のでるもの)を二つ。
まだ経験のない秘境の島に向かいながら心は高鳴ります。

港を出るとすぐにたくさんの小島が現れ、瀬戸内海の様に無数の島が点在するのですが、島の有り様が瀬戸内とはちと違う。
第一に人工構造物が全く見当たらないこと。港も家も電柱も何にもない手つかずの自然の島なのです。

島の形も切り立った崖から一気に山になっているものが多く、山の斜面も急峻で、映画のインディ・ジョーンズあたりに出てきそうな雰囲気の島です。

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この地帯は、熱帯性でも一年間は長い乾季に三ヶ月ほどの短い雨季という気候で、今は雨期の終わりに当たるので、一年で一番緑が濃い季節なのだとか。
島を覆うのは淡い緑の木々や草たちで、小島では熱帯ジャングルのような様相はあまり見られませんでした。乾季になるとこの緑もなくなり赤茶けた島に生まれ変わるようなので、おそらくは巨大なディズニー・ランドのビッグ・サンダー・マウンテンのように変貌するのではないかと思われます。

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このように無数に点在する小島の隙間を埋める海は、潮の満ち引きで激しく流れ、あたかも川のような急流が起こり、さらにそれが複数の方向からぶつかり合い複雑な流れを生み出します。そこには鳴門海峡の渦潮のように渦が巻くのですが、そういった潮のぶつかるところを我々の求めるGTは好むらしいのです。

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島の威容と潮の流れに圧倒されながら走る事30分ほど。
エンジン音が下がりいよいよポイントに到着したようです。

釣りは朝一番が最大のチャンスということが多いので、一同それまで少し眠そうにしていた顔もきりりと締まり気合十分で竿を握ります。

8時20分、はじめに入ったのは小島の周りを川のように流れる潮がぶつかるところでした。
この船では船首のデッキで3人、後部で2人が同時にキャストできる広さがあります。
ワタクシは船首の3人の真ん中に入れていただきキャストを開始。

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船長の「左で〜す」という日本語での指示に船の左に向けてルアーをキャストすると、水面に落ちたルアーはあっとう間に流されて船の後方に回り込み、後方でキャストする人の妨げになってしまいました。

ここでは常に潮の流れる速さを読んで、船の斜め前にキャストせなばならないようです。
ミヨシ(船首)の人がキャストしたのに続き、斜め前にキャストしてはルアーを動かし魚を誘い出します。
うねるようにヨレて流れる海面を踊るルアーにいつGTが飛び出すのか。一瞬たりとも気の抜けない緊張した空気が戦場に漂います。

何投かしていると突然誰かの「出たっ!」という声。
GTのバイト(ルアーに食いつくこと)です。
しかし魚は針がかりせず姿を消してしまいました。
こんなに簡単に出るものなのか?昨年沖縄のGT釣行では一匹が出るのに時間がかかったので、あまりにあっけなく魚が出るのに驚かされます。

「ポイント移動しま〜す」という船長の声に竿を上げ小移動。
次もまた小島に挟まれた海峡の流れの中を釣ります。
数投した所で後ろで投げていたNさんにヒット!
釣り開始後たったの10分程でもうヒットしてしまうなんて!釣れるときはこんなものなのか?と驚きを隠せないまま素早く自分のルアーを回収しファイトの邪魔にならないようにして見守ります。

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「小さい」と余裕で話しながらファイトするNさん。
経験者は余裕だなあと思いながらファイトを見守ります。

短い魚とのやりとりにをしたのち、現地スタッフの手で網に入れられたGTは船尾のデッキに上げられ一同「やったー!、おめでとうございます!」と今回の初GTキャッチを祝います。

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みんながペンシル・ベイトを投げていたので、そこに出たやつをポッパーでいただいちゃおうという作戦がハマりました、とNさん。
さすが、これまですでに100本以上のGTを手にしている GTマスターです、釣りの次元がワタクシなどとは全く違うところにある。

でも、関してばかりではいられない、他人が釣れたということは魚はいる。次は自分だ!という思いに期待はますます湧き上がり、心は釣り全開モードになっていきます。

何度目かの移動後、潮の流れにキャストしていたワタクシに初バイト!
手元に一瞬ズン!という重さが伝わり全身が硬直してしまいました。
魚は針がかりすることなく海中に消えてしまいましたが、人生GT初バイトに次こそは!とますます心は燃えていきます。

次の移動後、順番に釣り座を交代して釣っていく中で、ワタクシはミヨシに立つことができました。後ろにいたNさんから投げる方向を教えてもらいながら、船前方にフルキャストし流れのヨレの中をペンシルベイトを泳がせながら引いてきたその時、ズン!という手応えが伝わり次にグングンという魚の引き。

ヒットです!
しかし、さほどの引きではなく魚は小さいようです。
「なんか小さいですよ」と言いながらもコモド初ヒットに喜びを隠しきれずにニヤニヤしながら糸を巻いてくると、苦労することもなく上がってきたのはカスミアジという魚。これもGTの仲間の種なのですがGTほどは大きくならないもので、GT釣りの外道としてはよくかかる魚です。

コモド島初ヒットに喜び、写真を撮ります。
ヒレの付け根が美しくコバルト色に光る魚体に見入りながら手早く何枚か写真を撮りリリース(放流)します。

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ここ、コモド周辺は国立公園内なので全ての魚は保護対象になっており、遊漁で釣れた魚は全てリリースが基本です。自ずと使用する釣針も全てバーブレス・フック(かえしのない針)。これを監視するためのレンジャーも同船しており規則に違反すると罰金、最悪は釣りの中止、禁止ということになりかねないという厳しい自然保護観察下での釣りなのです。

とりあえずの一匹に一同からおめでとうの言葉をかけられ気持ちも軽やか、コモドに来て良かった、という気分がやっと実感できた気がしました。
しかし、本命GTはまだ釣ったわけではありません。時間はまだ午前9時半、始まったばかりです。

GTを求めて船は次のポイントへとスピードを上げていくのでありました。

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2015年2月25日 (水)

コモド島GTツアー その3@フローレス島の夜は更けて

2015年2月18日午後5半。
ワタクシ達一行を乗せたプロペラ機はフローレス島、ラブハンバジョ空港の短な滑走路に降り立ちました。

タラップを降り、大地を踏みしめるとようやく南半球の秘境に来たのだという実感が湧いてきます。ワタクシにとっては初めての南半球、釣りだけのためによくもまあこんなに遠くまで来たののだと言う気持ちになります。

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昨年2月にもGT釣りでこの地を訪れているY店長、神戸HさんとAさんによれば、空港の建物が新しくなり、以前あったフローレス島という大きな看板がなくなってしまい風情が薄れたとか。

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確かにその近代的なデザインは飛行のイメージからは程遠く、この島を訪れる人々の思いからは逆方向に行っているような気もします。

空港には現地でのガイド及び釣りガイドのセッティングをしてくださるMさんが待ちくたびれながらも笑顔で出迎えてくださいました。
我々同様飛行機が今日到着するのかどうかやきもきしていたというMサン。我々の顔を見てホッとしたご様子でした。我々もやっと現地に到着し、さらにそこで日本語の通じる方に出会えてホッとしました。

荷物を積んで即ホテルへ。
ワタクシ達の滞在することになるビンタン・フローレス・ホテルは島の東側にあるこの島で最も新しいホテルだとか。
客室前には庭は広がりその先にはプールとプライベート・ビーチがあるリゾート・ホテルでした。

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客室は清潔で、この島では当たり前らしいベッドのダニもいませんでしたし、落ち着いたインテリアのまあまあのホテル。この島では最高級らしいです。

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シャワーを浴びて一休みしたら夕食をとりながら明日以降の日程の打ち合わせをということになり暗くなった街に出かけます。

まずは商店の開いているうちに明日の船上での飲み物を買い込みましょうということになり近くのスーパーへ。
小さな島にしては色々取り揃っているお店で1L入りのミネラル・ウォーターを3本購入。しめて120000インドネシア・ルピア。

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紙幣の桁の多さに一体いくら払っているのかピンとこないままに店員に言われるままお金を払ったものの、概ね100ルピア=1円くらいのレートなので1200円払ったことになる。ずいぶん高いなあ、島だから水は貴重品で高いのかなあ?なんて思いつつまあいいか、って思っていたら。翌日同じ水を別の店で買ったら1本3500ルピアだったので、やられた!と気がついたがもう手遅れ。

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その時はそんなことも知らずに夕食を食べに島の目抜き通りにあるチャイニーズ・レストランへ。

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色々ありながらもなんとか無事にたどり着きホッとしたところでご挨拶がてらの乾杯をビンタン・ビールでし、明日からの釣りに向けて細かな打ち合わせをします。

初めの予定では、初日午後から半日、二日目と三日目はフルに8時間釣りをするという予定を組んでいたものの、飛行機の遅れで初日が潰れてしまったので、その分の時間を振り分け、二、三日目を10時間、最終日を4時間というて案をMさんから受けて了解。
10時間釣りができるということで、普段は中々行くことのできないコモド島の裏側にあたるポイントに行くことができるという話をMさんから聞き、一同期待に胸が踊るのでありました。
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Mさんの話では、時間的な問題と他に天候の問題も有って、コモド島の裏側にはここしばらく釣り船が入っていないとのこと。ただでさえ、釣りのポイント、魚の数が多いところにこういう嬉しい情報は、釣り師だったら小躍りせずにはいられないっちゅうもんです。

さあ!いよいよ明日はGT釣りの開始です。
どんな大魚と出会うことができるのか?できないのか?
ワタクシにとっては昨年の沖縄船中泊で1日ちょっとやっただけのGT釣り、本格的な釣行は今回が初めておいっても良いでしょう。

「とりあえず10キロくらいのを釣って、そのあとデカイのを狙っちゃいましょう」というY店長の言葉に、「それならとりあえずデカイのいっちゃいましょう」と返したら、「いきなり40キロを釣ったらあまりの凄さに釣りが怖くなりますよ」といわれました。
「魚が怖い」と思ったことはこれまでにはないので、それほどまでにGTはすごい魚のだと改めて認識し直しながらも、やっぱり心のどこかでは「デカイの」と思っていたのでした。

針にかかった時のGTの引きは獣のようだと言い、ドラグを締め過ぎれば海にひきづりこまれそうになり、緩めておけば、かかった瞬間の鋭い走りで立ち所に糸が出され切られてしまうとも言います。まだ経験の無いGTの引きを味わうことができるのか?大きな期待と小さな不安を持ちつつ、ビンタン・ビールが脳に染み込み心地よくなっていくのがわかりました。

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天井の明かりのそばで、外から飛んでくる羽虫をディナーとしていただくヤモリちゃんたちの下で我々コモド遠征隊員一同、顔には出さないものの胸の内は明日に向けてメラメラと燃え、夜は更けていくのでした。

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2015年2月24日 (火)

コモド島GTツアー その2@遠い道のり

バリ島二日目、 朝は早い。

7時過ぎにバリ島からフローレス島に向かう国内便に乗るためには、少なくとも一時間前には空港に着いていなければなりません。ホテルからの移動を余裕を持ってみて組まれたスケジュールは、午前5時にホテルロビーに集合、すぐに空港に向かいます。

ということは起きるのは遅くとも4時半。前日12時過ぎに寝たので4時間程度の睡眠での移動になりました。

朝5時、ホテルロビーに集まった面々は清々しい顔をしているわけもなく、早くも旅の疲れがにじみ出始めているご様子です。

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荷物を積んで空港着、順調に手荷物を預けて搭乗手続きをして出発ロビーへ。
出発ロビーでサンドイッチの朝食をとり出発を待ちます。

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我々の乗るフローレス島行きの飛行機は双発のプロペラ機でした。
空港では一度地面まで降りて飛行機まで歩きます。このローカルさ加減もかつて20年ほど前に中国湖南省の長沙という都市を訪れた時以来だったのでなんだか懐かしく、妙にウキウキしながら美しい翼断面のプロペラの写真を撮ったりしながら飛行機に乗り込みました。

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飛行機は滑走路に向かい、ジェットに引けを取らないような加速で滑走路を駆け抜けて空に舞い上がりました。この時、朝食時にコーヒーをガブ飲みしたワタクシはトイレに行きたくなり始めて、飛行機が水平飛行に入りシートベルト着用サインが消えるのを待っていました。

飛行機はぐんぐん高度を上げていく、かと思いきや意外に低いところを飛ぶのが眼下の景色から分かったので、国内線の航路はこんなものなのかと思ったその時、機長からのアナウンスが聞こえてきました。
なんとなく聞いていると「very big accident」「go back to Bali」という単語が聞こえたので、おや?と思ったのですがあまり深刻にとらえずに窓から見える山の写真などをとりつつ、早くトイレに行きたいなあ、とおもっていたのです。

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ところがその後飛行機は一向に高度を上げないばかりか旋回を繰り返し始めました。この辺りでなんか変だぞ、と思い始めつつもそろそろトイレの限界が見えてきたのでキャビン・アテンダントにトイレ行っっちゃダメ?って聞いたら「間も無く着陸するので我慢してくださいとのこと」着陸ってまだ30分も飛んでないじゃないですか、ここに来てさすがに異常に気付き、まさかと思っていたら飛行機は元のバリ島デンパサール空港に着陸し戻ってきてしまいました。

ああ、さっきの機長のアナウンスは聞き間違いじゃなかったんだ。とやっと事態を把握しこの先どうなるのやらと、飛行機から一度降りて再び出発ロビーに戻りました。

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航空会社の説明ではエンジントラブルなので二時間後に飛び直しとのこと。
この日の我々のスケジュールでは8時半過ぎにフローレス島につきホテルに入った後早速海に出て午後から7時間釣りをするというもの。
二時間釣りする時間が短くなったらフローレス島から一時間以上走るコモド島のいいポイントまで移動する時間がなくなっちゃう。なんてその時は考えていたのですが甘かった。

再出発の予定時間10時を過ぎても出発ゲートが開く気配は全くなく、そのうちにさらに2時間遅れますとのアナウンス。
この辺りで、本日の釣りは絶望となり、後はなんとか今日中に移動しなんとか明日の朝一からは釣りができるようにと祈るばかりです。

時計がさらに二時間周り12時を過ぎようという頃、出発案内のサインを見たY店長が「便がキャンセルになりました」とおっしゃる。フローレス島行きの飛行機がキャンセルになる事などは日常茶飯事で過去にも経験があるとY店長から聞かされて他ので、「あ~あ」今日の釣りはダメ、明日も半日つぶれるのかとガッカリしたのでした。

もうこの時点で朝起きてからすでに8時間が経過、一度飛行機を降ろされてからも4時間以上が経過、気持ちはぐったり、このまま荷物を持ってホテルに戻るのかと思っていたら、便がキャンセルされたものの違う便名で14時半過ぎに出発することになり、新しいチケットが発行されました。

おまけで、お詫びに300000ルピア(3000円くらい)銀行で返金しますという紙切れをもらって書類にサインさせられ、これでまあなんとか今日中には移動できそうな希望が湧いてきました。

21804 ボーディング・カードと上の紙を持って銀行に行けばお金がもらえるというのだが

秘境への旅ですから、羽田から大阪に飛ぶみたいに簡単にいかないことは重々覚悟はできていました。

同じロビーに5時間以上ももいると、小さな飛行機なので客の顔もなんとなく覚えてしまい、一同一様に疲労と苛立ちの色が表情に表れていくのが分かるもんです。もちろん我々とて同じこと。

幸い空港のWiFiが時々切れながらも使えたので、退屈しのぎをすることができましたが、Y店長が見ていたFace Bookで「クリスマス諸島まで24時間かけてようやく到着」という投稿があった話を聞いた時には、我々は昨日成田を発ってからもう28時間経っているのに着く見通しすらないのだぞ、と嘆いたのでありました。

21805

新しい便の出発時間2時半を回っても何もアナウンスがないと、もうすでに二度も時間を引き伸ばされているので何を言われても信用できなくなっている周囲の客たちに苛立ちが顕著になり、出発ゲートの係員に詰め寄る人がポツリポツリとでてきました。

21703 LABUAN BAJOがフローレス島の空港名

ゲートに10人ほどの客が固まり、いよいよ暴動か?と緊迫したところでようやくボーディングのサインが掲示され飛行に案内されることに、しかし、ここでもまだ信用ができず、とりあえず飛行機に乗せてそこで待たせようというのでは?などと勘ぐりながらゲートを通過したのでした。

ゲートを抜けたすぐ先の階段を降りるとそこにはバスが止まっており客が乗り込んでいました。どうやら朝の飛行機とは違う機に変更になったようです。
バスは空港内を小移動し、止まったところには朝乗ったのと同じATR72-600という機種のプロペラ機が止まっていました。

どうやら代替機が見つかったようです。
ようやく少し安心して飛行機に乗り込むとすぐに飛行機は動き出し滑走路へ。
離陸した飛行機は先ほどとは違い高度をぐんぐん上げていくので一安心、やっとフローレス島に向かって飛ぶことができました。

時間はすでに3時を回り、今日の釣りはもちろんキャンセルになってしまいましたが、今日中に着ければ明日から二日半の釣りができる、それに何よりも、エンジンの調子が悪いまま飛び続けて落ちたりでもしたら釣りどころの話ではなくなるので、ある意味ラッキーと気持ちを切り替えました。

1時間半ほどのフライトで高度を下げた飛行機の眼下には無数の小島の点在する素晴らしい釣りのフィールドが広がっておりました。


21801

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いよいよやってきたぞ、という人間と意気込みを胸に飛行機はさらに高度を下げて行ったのでした。

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2015年2月23日 (月)

コモド島GTツアー その1@まずはバリ島へ

コモド島GTツアー、いよいよ本番です。

世の中の情勢が色々と悪い方向に向かっている中、呑気に海外へ釣りなんか言ってる場合じゃないんですが、もう昨年から予約しちゃっているので断れないし、GTを釣りたいという気持ちも有るしで決行です。

コモド島といってもどこにあるのかわからない方がほとんどでしょうから、簡単にご説明申し上げますと。日本から行く場合はまずバリ島に行き、そこから東に600kmほどのところにあるフローレス島という島にプロペラ機で飛ぶことおよそ1時間半。

このフローレス島がコモド島観光の中心になる島で、多くの観光客はコモドオオトカゲが目当て、残りがダイバー、ロレッカー、釣り師となります。

ワタクシ達は初日成田からバリ島への移動です。
つい先月半ばまでは羽田発バリ島便が飛んでいたのですが、3月末まではこれが成田発に変更になってしまいやむなく横浜の自宅から120kmも離れた成田空港へ行かねばならなくなってしまいました。

午前6時に家を発ち一路成田へ、成田でNさんに合流。成田午前11時発バリ島デンパサール空港行きの便に乗ります。

フライトまでの時間は我々の乗るガルーダインドネシア航空のゴールドメンバーであるNさんに連れられて、上客用のラウンジへ行き朝ビール、朝ワインと早くもアルコール漬体制に突入。
早朝に起きて少々だるい体に酔いがまわる中、Nさんの釣り話に耳を傾けると、 Nさんはつい先日まで釣りでインドネシアにいたという話、四月にはアマゾンにピラルクーを釣りに行くなど話されるのでびっくり。

この釣りを始めてもう過ぎ一年になります。その間様々な釣りバカ、もとい、釣りに熱心な方々にお会いしましたが、釣りを商売にしている方以外ではNさんが最強かも。

およそ40年前に作家の故開高健先生の遺した遺伝子がここにも脈々と生きているのだということへの驚きと喜びが交差します。ここにもまた釣りの豪傑がいたことを知り、現代の釣りの豪傑たちが次々と身近に現れることに心はワクワクと踊って行くばかりなのでありました。

数年ぶりに乗った国際線フライトについては先日書いた通り、快適な旅でした。
現地時間(日本より一時間遅れ)6時デンパサール着。

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空港の出国手続き及び荷物待ち等で空港を出たのは午後8時近くなっていました。
空港の中は冷房が効いているものの出口に近づくていくにつれ気温と湿度はグングン上がっていき、冬支度で飛行機に乗った服装がどんどん辛くなっていきます。

21729

上着を脱ぎ、シャツを脱ぎ、とタケノコ生活(死語だ)のように薄着になり、空港を出るときにはTシャツになっていました。
思えば、南国のリゾート地に遊びに来るのは生まれて初めてです。
海外は仕事でずいぶん出かけた気もするけれど、ハワイ、グアム、サイパン、プーケットなど南国リゾート地への渡航経験は皆無。そもそもそういうところに興味が全くなかったんですね。

リゾートといえば、バブルの頃にスキー仲間といったカナダのウィッスラー・ブラックコムスキー場くらいなもんだったんだなあって、今更ながら再確認しちゃいました。

今回はリゾートに来た、といっても、ビーチ・リゾートでのんびり南国気分を味わうというゆったりとしたものとは違い、バリ島からさらに飛行機に乗ること1時間半のフローレス島という僻地の島に行き、さらにボートであのコモドオオトカゲがのしのし歩いているコモド島周辺で釣りをしようというのですから、ワタクシにはノーマルなビーチリゾートは一生縁がないのだろうなあなどと思うのでありました。

空港の到着ゲートをやっとこさ抜け出したところで大阪からやってきたHさんAさんのお二人と合流、これで今回のメンバーは勢揃い。一行はホテルに向かいます。

蒸し暑いバリの空気に身をさらし、空港からホテルに移動する車窓から眺める街の雑然とした、そして熱気のあるの様子はいかにも東南アジアの国の街といった風情で、自分が今南国に来たのだという気分を高揚させていくのでありました。

ホテルのチェックイン後は、バリ島在住のYさんという方のアテンドで食事に出かけました。
このYさんは、バリ島周辺の釣りガイドを始めレストラン浄業、観光スポットなどに精通していらっしゃるお方らしく、Y店長とも旧知の仲のようでした。このところは毎日釣りに出かけているとかで顔は現地の一般人よりも黒く、その風体からは怪しさと頼もしさがにじみ出来るような印象でありました。

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店の入り口周りが全て水槽で出来ており、その中にエビ、カニはもちろん、うなぎ、エイ、ハタなど食べて美味しい様々な魚泳ぎ回る中華料理店に案内された我々一行は旅の安全と大漁を祈願してビンタンビールで乾杯。
新鮮な魚介類の料理にかぶりつきます。

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話題といえばこのところのバリ島、コモド島周辺のGT釣り情報などなど。
バリ在住Yさんによると、バリ島周辺に関していうと今年は水が例年に比べて冷たいとか。気候的にも本来旧正月の新月のこの時期は雨季のど真ん中で大雨が降るらしいのですが、天気が良すぎるとおっしゃられておりました。

このような気候や海音の異常は昨年から出かけるようになった釣り遠征のどこにいっても船長たちが口を揃えて言う言葉です。
このバリに来てまで同じことを聞かされて明日からの釣行にいささか不安を抱いたのはワタクシだけなのでしょうか。

この1月に日本から訪れたGT釣り師の釣果などを聞くと、中には二日間で90バイト(魚がルアーに食いつくこと)、30キャッチ(釣り上げること)などという威勢のいい話も飛び出し、それじゃあ我々はせめて一人あたり1日1匹くらいは釣りたいものだなどと、取らぬ狸の皮算用をするのでありました。

このようにコモド島では比較的数が出ているとのことなので、少し安心するものの、釣りというものは現場主義、そこに行ってみないとわからないものなので、期待と同時に不安は常に付きまとうのでありました。

時計が12時を回る頃ホテルの部屋に戻った我々一行は明朝5時出発に向けて即座に床に着くものなど思い思いに行動する中、ラインのシステムを組んでいない(仕掛けを作っていない)ワタクシは眠気と戦いながら素早く二つのリールにシステム(仕掛け)を組み終え床に着きました。


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2015年2月22日 (日)

飛行機の怖い話 その2

ヒコーキの怖い話の続きです。

これは以前にも本ブログで書いたお話なんですが、乗客にお相撲さんが乗っている時、お相撲さんがトイレに立つと操縦士で飛行機のバランスが微妙に崩れるのがわかるらしいです。

飛行機は預かり荷物も貨物室に積み込む際はかなり左右前後のバランスに気を使うらしいので、200kg近いお相撲さんがのっしのっしと動くとバランスが崩れるのもわかるような気がしますね。

皆さん、もしお相撲さんと同じ飛行機に乗り合わせることがあっても決して怖がらないでくださいね、このくらいの事で飛行機の操縦に影響が出ることは無いそうですから。パイロットの腕を信じましょう。でもお相撲さんが席を立った時にサインや握手を求めて急激に近寄るのはやめたほうがいいかも。

次のお話は、凍った滑走路へ着陸する話です。真冬の北海道やヨーロッパなど寒いところでは滑走路は当然凍りつきます。もちろん凍結防止剤などが撒かれているでしょうからスケートリンクのようにつるつるに凍ることは無いと思いますが、訓練としては万が一凍り付いてしまった滑走路に降りなければならない事態を想定して凍った滑走路に着陸する訓練をするそうなんですね。

知人がその訓練の共感をやっていたある日のこと。マイナス15度以下の極寒の旭川空港で行われたその訓練では、まさしく凍った滑走路への着陸するという訓練そのものをやったそうなんですね。もちろん操縦するのは比較的新人さん達でしょうから腕の方もそれなりだったらしいんですね。

その時はツルツルの滑走路に無事着陸したもののその後でタイヤが若干スリップしたしたらしく、滑走路に無事止まった飛行機は滑走路に引かれている線に対して斜めに曲がって止まったとか。知人の教官曰く、その程度なら問題無いとか。まあ、確かに飛行機が真正面を向いていなくても無事に着陸してくれたら問題ないですよ。

そういえば以前真冬のカルガリー空港でトランジットをしている時に、駐機場の飛行機の翼にホースで何か液体をふりかけているのを見かけたので、あれは何か?と聞いたところ、翼のフラップが寒さで凍りつかないように氷点(氷になる温度)の低いガソリンをかけている、と聞いてびっくりしたことがあります。

ガソリンを翼にたっぷりかけた飛行機のエンジンに火が入るなんて考えただけでドキドキするじゃあないですか。

飛行機が斜めに泊まる話でお乱しました。

私の経験談になりますが、広島空港が以前の市内すぐそばの海辺から、市内からバスで一時間ほど離れた山の上に移転して国際空港になったばかりのことです。その日、仕事で朝一番の飛行機で羽田から広島に向かったワタクシ。フライトは何の問題もなく快適でさあまもなく広島空港に着陸しますという時になってやたらと飛行機が揺れ始めた。機長からのアナウンスで横風が少々強いが着陸に問題はないとのこと、飛行機は高度を下げ機内のモニターに飛行機の機首に取り付けられたカメラの映像が写だっされます。

見ていると、滑走路がどんどん近づくに従い何か違和感がある。どうやら画面が斜めに曲がっているんですよ。そのうちどこかで水平に機体を立て直して着陸するんだろうとドキドキしながら見ていたら、滑走路はグングン近づくのに映し出される映像は一向に斜めになったまま•••画面はとうとう最後まで水平になることなく一瞬片足が早く着いてすぐに両足着陸といった感じのスリル満点の着陸でした。

飛行機が飛行中怖いのは乱気流ですね、これはどんなフライトでも大なり小なり揺れるもんです。今現在ワタクシが乗っている飛行機も結構揺れていましたよ、機長からの「トイレに行くな」アナウンスが三回。

確か今年(2015年)の1月あたりに韓国ソウルから北米に向かった飛行機が日本海上空で大きなエアポケットに落ちて、客室乗務員が重傷を負い客室は荷物や食べ物が散乱し大混乱、成田空港に緊急着陸するという事故がありましたが、目に見えない空気の流れなのでそういうことはいつでも起こりうる話なんだろうなと思います。

空気や水のような流体は何か物に当たるとそこに抵抗が生まれ、渦巻きが発生します。これをカルマン渦と言って、自動車なんかの場合には前方から受けた空気が車体にあたりカルマン渦が発生するとそれが空気抵抗になります。この渦が最も受けにくい形が流線形という形。涙の粒の形です。スポーツカーのポルシェなどの車体を思い浮かべていただくと分かり易い。前は丸っこく後ろは細くなっていますね。

自動車が木の葉の舞い散る道を走り抜けると、道の木の葉がくるくると渦を巻いて舞うシーンを見たことがある方も多いのでは。
このように、ものに空気が当たると渦巻きができる。ここがポイントです。

地球には山という凸凹が存在し、そこに風が当たると同じような空気の渦ができるんですね。
日本で一番高い山はみなさんご存知の富士山、ここには冬になると北西の強い風が当たります。
ということは、やはりそこにも空気の渦巻きができるワケですが、問題はその渦のできる場所なんです。

知人の元パイロット氏によると、なんと房総半島の南端あたりに富士山の乱気流が発生するというんですね。
大阪をはじめとする関西方面から羽田に向かう飛行機の多くは、このあたりを通過して浦安方面位旋回していくのが飛行ルートらしいんですが、そろそろ下降を始めようかという房総南端あたりで乱気流に巻き込まれるのはパイロット仲間では要注意になっているとか。皆様も羽田へ向けて南から飛んで来た際には、そろそろこの辺で落ちるかもしれないなって注意してみてください。突然お尻の下がす~っと下がるような感覚が味わえるかも。
え?味わいたくないって。ごもっともですね。

最後は一つちょっと笑える話を。

無事着陸した飛行機は滑走路上に惹かれた線の真上を、ちょうど飛行機んのど真ん中に線が来るように大きな機体を器用に操って駐機場に向かいます。パイロットはいつも飛行機の真ん中に線が来るように走る事が体に染み付いているんですね。
そのパイロットさんが空いた高速道路を走る時、ふと気づいたら車線を真ん中にして走ってしまうことが多々あるとか。

皆さんが高速道路で車線をまたいで走る車を見つけた時、それはもしかしたらパイロットの運転する車かもしれません。温かい目で見て優しく注意してげましょう。だっていつも飛行機の上でワタクシ達の命をあずかってくれているのですから。

そろそろ、ワタクシの乗った飛行機も着陸態勢に入るようです。
PCが使えるのもここまで、無事着陸する事を願いつつ、このお話をおしまいにしましょう。



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2015年2月18日 (水)

飛行機の怖いお話

せっかく飛行機に乗ったのだから、もう少し飛行機の話を。
今度はちょっと怖い話を書いたちゃおうかな。怪談じゃあないですよ飛行機にまつわる怖い話です。
知人に元某大手航空会社チーフ・パーサーと別な某大手航空会社のパイロットがいて、酒を飲んではヒコーキの怖い話をしてワタクシ達シロートと怖がらせたので、その腹いせです。

なんて、書き始めたらにわかにヒコーキが揺れ始めて時々キーボードから手が離れたり押し付けられたりして、機内アナウンスではシートベルトを着けて立つなっていうし、トイレも使っちゃダメ、客室乗務員も席に着くとかって、もうすでに結構怖いじゃないですか。

これ以上書くのはもうやめておこうかしら。というより、書くのが(入力が)不可能なくらい揺れそう。成田を飛び立っておよそ3時間、もう日本の上空ではないなあ。南に向かっているのでフィリピンに差し掛かるあたりか?

え~と、そうそう、怖い話でしたね。

我々が飛行機に乗りさあ出発、飛行機はゆっくりと動き出し滑走路に向かいます、夜の出発便ですとここで機内灯が消されて暗くされます。これはどうしてだかご存じでしょうか?
着陸の時もそうですね「当機はおよそ15分ほどで着陸態勢に入ります。お客様は座席に座りシートベルトが締まっていることをご確認ください」なんていうアナウンスに続いて必ず機内は暗くなります。そう!もうお気づきでしょうか?飛行機は離発着時、夜は暗く、昼間は窓を全部開けて明るくするんですね。
さあ、ここで質問です。これは、一体なぜでしょーか?

飛行機というのは飛行中の事故というのは極めて少ないんですね。ウクライナ親ロシア派の地対空ミサイルに打ち落とされるとか、与圧隔壁が破壊するとかといった事件や事故以外そう滅多に落ちるもんじゃあないんです。しかし、離発着時には事故率が一気に上がります。水平飛行に入るまでの或いは着陸態勢に入った時の飛行機というのはとても不安定な状態なんです。ですからいつ事故が起こるとも限らない。そして、もし不運にも事故が起こってしまった時、ヒコーキは様々なトラブルに見舞われ照明も消えるでしょう、それが夜だった時、明るかった機内がっつ全暗くなったらどうなりますか?
そう、人の目は突然の明るさの変化についていけず何も見えなくなってしまいます。
機内を暗くしたり明るさを保ったりするのはもしもの時に乗客の目が見えなくなって混乱しないように明るさ或いは暗さに目を慣らしておくためなんだそうです。

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機内は暗くなり飛行機は滑走路へと向かい、いよいよ離陸です。でもみなさんご安心ください。
暗くなった機内で目が慣れていますから何が起こっても大丈夫。

ああ•••一つしか話していないのにもうこんなに怖くなってしまった。
飛行機の揺れは一向に収まらないし。

離発着時に飛行機が安定しない話に関連してもう一つ。
昔の話なので今はどうなのか知りませんが、かつて大阪の伊丹空港発淡路島あたり行きという超短距離便があったらしいんです。
ワタクシが何を言いたいのかもうおわかりですね。そう!この便は離陸して水平飛行に入る前の不安定な機体のまま着陸態勢に入るといういわばアクロバット飛行的なことをやっていたらしんですね。この路線に搭乗する機長はベテランばかりだったとか。

さて、飛行機は無事離陸し、暗い機内は水平飛行に入りちょっと一安心。
機内サービスで食事が出ちゃったりしてアルコールも出てきて(最近の国内線にはありませんが)機内はすっかりくつろいだ雰囲気が流れます。寝ちゃう人もたくさん出てきます。

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このサービスも、一見お腹が空いているんだか何か美味しいものでも出してもてなそう、というふうに捉えてしまいますが、ここで大切なのは「機内に流れたくつろいだ雰囲気」なんです。

飛行機が飛行中最も恐ろしいことは何でしょう?
いろいろある中の一つに他愛もない事をきっかけに機内がパニックになることです。
孤立した閉鎖された空間というのは心理学上も集団的パニックに陥りやすいんでしょう(たぶん)これをできるだけ回避するために、お客様にはお腹一杯になっていただいて精神的充足感を味わっていただき是非パニックになど陥らないようにしていただこうという趣旨も機内食にはあるそうです。

そう言われてみれば、ニューヨークやヨーロッパ直航便など12時間も飛行機の上、なんていう時は何回も食事が出てきて、もう食べきれないのに~、って思うのにそれでも食べさせられる。
大昔、まだ、ソビエト(懐かしい響きだ)上空を飛行機が飛べなかった時代の南回りのヨーローッパまで24時間なんていうのに乗った時には、もうこれ以上は無理ですっていうくらい次から次へと食事が出てきた気がする。

あ。そうだ!

離発着と長距離便で一つ怖い話が。
先ほども出た北米大陸やヨーロッパ直航便などというと長い時間のフライトになるので当然燃料もたくさん積みます。

北米東海岸方面なんか太平洋を突っ切るので、もしも何か起こったって途中で降り所もハワイくらいしかありゃしない。そこで、十分な距離を飛べるように燃料は満タンににして飛ぶわけです。
燃料は液体ですからそこそこの重さはあります。
成田空港、羽田の国際便滑走路あたりで離陸する飛行機をじっくりとご覧ください。
滑走路を走り始めて間もなく飛び上がってしまう便と重そうになかなか上がらず「どっこいしょ~!」ってやっとこさ飛び上がる便があるのがわかります。

そのくらい燃料の重さは飛行機の操縦に影響があるんですね。自動車を運転なさるみなさんでしたら満タン時とタンク空っぽ時の車の軽さが違うのはわかりますよね。地上を走っていてあれだけ違うものが空の上を飛ぶっていうんですからナニオカイワンヤですね。
そう、満タン長距離便は重いんです、どのくらい重いのかというと、離陸直後に飛行機にトラブルが発生しても着陸態勢が取れない程なんだそうです。

そう、飛行機は満タンでは着陸できない乗り物なんですね。では、万が一の時にはどうするか?ともうしますと、これは確かボーイング747での話だったと思いますが、燃料タンクが翼の中にあって、翼の先から燃料を噴射して捨てられるようになってるそうなんです。

この時翼先端部から霧状に吹き出された燃料に太陽が当たると綺麗な虹色に光それは美しい光景だとか。どうです、一度は見てみたくなりましたでしょ。

まだいくつも書いていないのにもうこんなに長くなってしまった。
おかげさまで今、ワタクシの乗る飛行機の揺れは幾分治まってきたようなので、この辺で少し仮眠をとらせていただくことにしましょう。

せっかくなので、翼の写真を載せておきますね。

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久しぶりの国際線フライトでビックリ!

数年前フランスに行って以来、久しぶりに長距離の国際便のフライトに乗りましたがその変貌ぶりにビックリ!田舎者です。

まずは目の前、前の席の背もたれにモニターが付いている、ってそのくらいは知っていますよ。ビックリしたのはモニターがタッチパネルになっていて画面にはメニュが映し出されているじゃあないですか!メニュには映画、ゲーム、オーディオ、トラベル・インフォ、キッズ・ワールド、米メディアなんていうのがあります。

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キッズ・ワールドではゲーム、ビデオ、子供向け音楽などお子様専用のコンテンツが用意されているんですね。あ、あなた!今思ったでしょ!アダルト・ワールドはないの?って。あるわけないじゃあないですか!マイ・メディアではUSBのコネクターがある機種ではこれに自分のUSBメモリを入れて写真を見たりでいるようですが、ワタクシの乗った便ではエコノミーだった為かUSBコネクタはついていませんでした。

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皆さんの気になるビデオを見てみると8本の映画がありましたよ。ニューリリースでは現在日本で公開したばかりの「ドラキュラ」なんかもありました。このほかにも何か課金コンテンツもあるらしくモニタの下にカードの読み取りスロットが付いていたりして、なかなか商売には抜け目が無いようで。

オーディオを見たらGREAT JAZZというのがあったので早速開くと出てきました。

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何故かトップの一枚がBOZ SCAGGS ! なんで?って思って選んでみたら、アルバムタイトルが「SPEAK LOW」、やっている曲はInvitation, She was Too Good For Me,I Wish I Knew,Speak Low,Do Nothing Hear From Me,って
ここまで書いてその後を見たら12曲もやってる.I’ll Remember April, Skylark,Dindiなんかもやっていて、飛行機のエンジン音と揺れの中で聞いているのでよく分からないのでありますが、なかなか良いですよ。
バックにはストリングス付きホーン・オーケストラが控え目のアレンジで流れてきてボズのボーカルを盛り上げている。
こんなアルバムあったんですね。
そのほかにも、マイルスのMILESTONES,モンクwithコルトレーンとか、後は知らない人でMark Isaacs Resururgence Band ,James Hunter,Madeleine Peyroux,Nathan Haines,Ledisi,Mindi Abai
r,Richard Elliot,Somi,Gerald Albrightなんていう方々にNina Simone,上原ひろみ,Kenny Garrett,Diana Krall,Dianne Reeves(グラミーおめでとうございます),LouisArmstrong,Al Jareau,Keith Jarrett&charie Haden Duoなどとなかなかの充実。
JAZZだけでこれだけのメニュからオン・ディマンドで聴けるんですから時代は変わったなあ。

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今、Mark Isaacs Resururgence Band、を聴いているのでありますが、いわゆるフュージョンのテクニカルでちょっとジャズ色の濃いやつでなかなか良い。あとでネットがつながったらちゃんと調べてみよう。

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と、そこでPC環境の話になるわけですが、こちらも揃っていてWiFiは1時間10ドル、24時間30ドルとか。使ってみようか悩んだんですが、行きは有りものジャズコンテンツが充実しているのでこちらで積ませることにしてとりあえずパスしました。

もう、ここまででコンテンツ的にはお腹がいっぱいなので行きはジャズ聴いてこのブログ書いておしまいにしよっと。


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2015年2月 9日 (月)

苦行も楽し @美喜丸 腰越港

久しぶりに地元相模湾でのライト・ ジギングです。
この日は、プロショップ・Ebb&Flowさんに出入りする釣り仲間PZ3さんが企画、そこに店長も加わって合計8名で仕立て船での釣行にたりました。
乗る船は江ノ島の腰越港にある第一美喜丸さん。

当日、天気予報は午後から前線の通過で雨、というあまり良い予報ではなかった、しかも極寒期の2月初旬ですから、十分な寒さ対策は必須です。

前回の1月のサンライズさんでも1日雨に降られて冷たい思いをしたので、その時同様ノース・フェイスのマウンテンジャケットをがっちり着込んで行く予定でした。

ところが、当日朝4時に起きて家の外に出てみると暖かい、天気予報では午前中は北風が吹くものの午後からは南風に変わると出ていたので、これはひょっとすると着込み過ぎかもしれないな、とマウンテンジャケットをやめて二軍の冬山用アウターに変えて出かけることになりました。

午前6時、腰越港着。
駐車場の一番奥付近に止まっている美喜丸さん前に車を運び、薄暗い中早速釣りの支度を始めます。
本日のメンバーは愛称PZ3さん、同KHKさん(どちらも日本人です)、Hさん、Nさん、Y店長に二人のWさんにワタクシの8名。
狙う魚は、やってみないと分からないという状況。

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                                               第一美喜丸に一同足取りも軽く乗船

実は、前日午前中、何が釣れるのか下見がてら船長がわざわざ 船を出してくれて、Y店長とPZ3さんで試し釣りをやったところ、短い時間ながらホウボウが上がったのとサワラらしき魚でラインブレイクという釣果だったとか。

ということで、狙いは時期的にホウボウあたりがメインで場所によってはサワラあたりとうことになりました。

使用するジグは80g前後のメタル・ジグです。
今回はY店長が開発に関わったツチノコことプロセレ・ゴビアス・アンセスター80gの初期ロットができたということで、あの、五島列島で爆釣したツチノコが使えると一同胸を躍らせとりあえず竿一本にはこれを結んでの挑戦となりました。

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                                   プロセレ・アンチョビット(上)ゴビアス・アンセスター(下)

午前7時過ぎ出港!

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先ほどまで暖かった空気が急に冷えこんでくるんのを感じつつ船は沖へ。
海は凪、日も差しておりまあまあの天候、あとはこのままのお天気が持ってくれればとう状況です。

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船はゆっくり港を出て少し走ったところでエンジンの音が下がりポイント到着。
目の前には江ノ島の東側の岩壁が見える推進20数メートルの浅場。

船長の合図で一同一斉と投入。
この朝一番の緊張感と期待感。何が来るかな?
ところがここでは当たりが出ず、すぐに移動。少し東寄りの沖に小移動した水深30メートルを攻めます。船長の水深を知らせる合図で一斉投入。

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プロセレ・ゴビアス・アンセスターには、実はこのジグをデザインなさったご本人であるWさんから直接のアドバイスでをいただき、リーダー側にアシスト・フック、お尻側にトレブルフックを使いました。こうすることでジグのフォール時の波動が良くなるとのことです。

20807

                                       ゴビアス・アンセスターのフックのセッティング

確かに水中に落としてみると大きく横にスライドしながら魅力的なフォールをしていくじゃあありませんか。しゃくりのポイントもフォールを意識してとのこと、ピッチのスピードは速く、遅く、ポーズを入れてなどとこの日のパターンを探っていきます。

移動後間もなくY店長にヒット。
上がってきたのは型の良いホウボウ。さすがにプロは仕事が早い。
ヒットで船内に活気がみなぎります。その直後、クン!とワタクシにも何やらアタリらしき反応がありやる気がフツフツと湧いてきます。

この場所ではヒットが続かず小移動を何度か繰り返し江の島からは少し離れた東側の水深30m。
ここでKHKさんにヒットです。
上がってきたのはこれまた型の良いホウボウ、40cmは軽くありそう。

いいなあ、ワシにも来ないかなあ、と横並びにいる二人のWさん、Y店長のしゃくり方など参考にしながらしゃくり続けます。
近寄ってきたY店長にベイト・リールの握り方を教えていただき、そういえばベイトタックルでのライト・ジギングは初めてかも、それにしてもバスをやっていたおよそ20年間、一体どうやってリールを持っていたんだ、と己のシロウト度に呆れたりもしながら
しゃくります。

何回目かの移動をした午前8時過ぎ。
落としたジグが海底に着いた瞬間、ぐんっ!というアタリとともにヒット!
きたー!やったー!と竿から伝わるお魚ちゃんの感触に喜び小躍りしながらリールを巻き巻きしていくと突然!ズルッという感触があったかと思うと竿はスーッと軽くなってしまいバラしてしまいました。一瞬ガックリくるも、前回サンライズで鍛えられたココロはそんなに簡単にはくじけません。

その様子を見ていたY店長に「もっとゆっくり巻いて」とアドバイスされたので自分では気付かなかってけれどよほどグリグリと慌てて巻いていたのだなあと反省。こうして、一つずつ覚えて行くしかないのです。

その後は、浅場30メートル前後を移動しながら流して行くものの、アタリらしきはあるもののなかなかお魚ちゃんは上がらず、どうやら食いが渋いようです。そんな中ワタクシのすぐ右隣で釣っていた二人のWさんの内もう一方の昨年夏1日にマグロ3匹という偉業をなしたマグロWさんのタイラバにヒット。上がったのはまたまたホウボウ、小型だったのでマグロWさんには納得が行かなかたようで即リリース。小型のものはこうやってリリースしたほうが資源確保につながるので良いことなんですけれどね。

20806

                                                      マグロWさんにヒット

そうこうしているうちに時計は早くも11時を回り、船長の深場をやってみましょうか、の一言で移動することに。船は沖に向かい走り始めます、ふと気づくと腕に水滴が・・・
どうやら天気予報通り雨が降ってきてしまったようです。
船が沖に向かい走り続ける中雨脚はどんどん強くなり、雨粒も大きく、本降りになってしまいました。これに追い打ちをかけるように北よりの冷たい風が吹き付け釣り人一同の体を冷やします。

20分ほど走り水深80メートルの深場に船が泊まった頃にはウエアはビショビショ。
グローブもぐしょ濡れで冷たさが手を凍らせます。
ここでは、水深があるので120gのジグに変更。
ワンピッチでしゃくります。釣れる雰囲気は十分、いつ魚が来てもいいように気持ちを入れて油断することなくしゃくる事およそ15分。船中アタリがないので小移動。
12時頃まで深場を攻めるも、アタリはなく、反比例するように雨は容赦なく降り続け我々釣り人を苦しめます。

この辺りで、ワタクシの二軍ウエアの限界が見え始め左腕のあたりに冷たいものを感じるようになってきました。どうやら水が侵入してしまった様子。こうなると自然に乾くことはなく、冷たさで体温が奪われていくので体が冷え始める。
ふとミヨシを見ると、一匹釣り上げて安心してしまったKHKさんなどは釣りをやめてビバークの体制に入っているじゃあありませんか。

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                                          ビバークするKHKさん、まだ息はあります

深場を見切った船長が再び浅場に戻る頃には、あたりは雨で霞みどちらが岸なのか、船がどこに向かって走っているのかも分からず、お願いだから港の方向に向かってちょうだい、と心の中で叫びながら冷たい雨に耐えるのでした。

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                                                 グローブを絞ると水が滴り

予報では午後からは南風に変わると出ていたので、これにかすかな望みをつないでいたのですが風は冷たく、強くなるばかり。
日頃の行いの悪さがとうとうでてしまったか、と反省したのはワタクシだけだったのでしょうか?しかし今更反省したってどうにもなりません。神様はちゃあんと見ているんです。一同等しく天罰が当たるなか浅場に到着。

まだ釣りするんだあ・・・と諦めつつも竿をしゃくり始めるとバイトが!
なんかアタッた!と叫んだ直後背向かいのもう一人のWさんにヒット!
どんな苦境にいてもこのヒット!で釣り人は不死鳥のように蘇るから不思議です。サッカーで後半40分を回り劣勢に立たされていたチームが1点取ったら突然別チームのように動きが良くなってしまう、あれと似ています。

船上に活気が鳥もどされた中、しかしWさん「なんか引かない、なんだろう???」と巻き上げてくるとルアーについていたのはなんと大きなマルイカ!
メタルジグでイカが釣れるのを初めて見ました。釣りはしているものです。何が起こるかわからないから面白い。直前にワタクシにアタッたのもマルイカだったのかも。

さらに船は小移動しポイントを探るも、濡れ鼠になった釣り師の中にはワタクシ同様冷い雨が染み込んで来てしまった方が続出、船が止まり船長の水深を告げる声に重い足取りで釣り座に向かいます。一同無口になり方を軽く丸めて竿をしゃくる姿は修行僧とも観音様とも見て取られ、さらに激しくなる雨に高野山や比叡山の荒行にも匹敵するのではないかというほどの厳しいものになってきました。

「一番年寄りが一番頑張ってる」と夜の帝王Hさん(エッチさんではなくエイチさん)が遠回しに「まだ釣りしているの、もうやめようよ」と声をかけてきた時にはワタクシもくじけそうになりました。
ところが、その後の流しでY店長と冷たすぎてビバークも耐えられなくなり釣りを再開したと思われるKHKさんにヒット!どちらも大型のホウボウ。魚の活性がにわかに上がった様子です。

私も最後の力を振り絞り竿をしゃくったのですが、残念ながらアタリはなく、ずぶ濡れになった一同の惨状に船長も危機感を感じたのかここで釣り終了。
安堵する空気が船上に溢れる中船は腰越漁港に向かって行ったのでありました。

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                                       帰港を告げられ安堵の空気が漂う釣り人一同

丘に上がってずぶ濡れのウエアを脱ぎ捨て、タオルで体を拭いて一息ついている一同の元に船長から暖かい缶コーヒーの差し入れがありやっと生きた心地がつき一安心。
この船長さんはポイントの探し方、流し方も丁寧でとても実直なお人柄を感じられて好感を持てました。またお世話になりたい船です。
美喜丸は仕立てでのルアー船を出しているそうで、今後は乗り合いも考えているとか。
詳しいことは美喜丸HPをご覧ください。

船長にお礼を言って一同幾つかの車に分乗し港を離れました。
帰りがけ国道沿いのラーメン店にて激辛ラーメンを食べて汗を流し、せっかく乾いた体を再びビショビショに濡らしつつ、本日の釣りを分析するY店長とルアー・デザイナーWさんのプロフェッショナルな会話に耳を傾け、アタリはあったものの乗り切らない状態だったことや共通したルアーの傷から何か歯の強い魚のバイトがあったらしいことなど、シロウトのワタクシには全く気づかなかったことをたくさん聞かせていただき、とても勉強になる釣りとなったのでありました。

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                                     激旨辛ラーメン4辛 完食 このあとスープも全部飲む

そういえば、GTの練習用にヘビー・タックルを一式船に持ち込んだのですが、リールのカバーを外すこともなく1日は終わってしまいました。

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                                   この時期の江ノ島には不釣り合いなヘビー・タックル

いざ、ジギングを始めたらそっちに夢中でGTなんてどうでもよくなってしまったようです。やはり目の前にあるものにバイトしてしまうのが釣り人の性のようで。

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2015年2月 7日 (土)

恍惚の糸巻き@コモド島GTツアー 準備編 その2

前回のお話でコモド島GTツアーへの道具の準備はあらかた出来たと書きましたが、一つだけ足らないものがございました。

それは、三つ持って行くリールの内一つの糸がまだ巻いていなかったのです。
もちろんルアーと一緒に糸も買って帰り家で巻くという手もあったのですが、その時点で糸の巻いていないソルティガ5500Hというダイワ工業さん(古い呼び方!今はダイワと呼ぶんですね)の大きめリールに何号の糸を巻くかをまだ決めていなかったんです。
それに、リールを持ってきたらサービスでY店長自ら糸を巻いてくださるとおっしゃるので、ここはプロに任せた方が間違いないとも思っていたのです。

さらにそれにY店長自らでなくとも、若いピチピチの女性スタッフに糸を巻き巻きしてもらうなんていうのもいいななどとも思ったりしたのですが、残念ながらこのお店にはそのようなスタッフはいらっしゃらないので、そこは品質本位で手堅く店長頼みで行こうとも思っていたのでありました。

さて、ルアーを買って帰った後、他のリールの糸を再確認してみたところPEライン8号・200mとPEライン6号300mが巻かれているのを確認しました。

コモド島というところは大物が出る可能性の高いそうで、かつて10年ほど前にここでのGT釣りが始まった頃には、50kgクラスの大物がバンバンとヒットしては糸を引きちぎって逃げ、結果魚が傷つくという理由から、釣り糸は12号以上を使わないとルアーを投げてはならないというレギュレーションが出来たとか。

現在ではそのレギュレーションは無くなったので細いラインも使えるのですが、そのような大場所に行くのならば、できるだけ太い糸を巻いてデカイのを上げたいというのが釣り人の心理というものです。

ルアー購入から1日置いた2月某日夜、スイミングクラブでひと泳ぎしサウナで体が暖まったワタクシは、左手にお財布類、右手にソルティガ5500Hを手に鼻歌まじりで機嫌よく釣具店 Ebb&Flowさんのドアを開いたのでした。

お店に入ると、昨年このお店での最初の遠征、能登輪島弾丸ツアーでご一緒させていただいた藤沢Nさんが来店中、昨年9月の仙台ワラサ・ツアー以来だったのでご挨拶を交わし、来年の遠征ツアーについて情報交換などしたのち、Y店長に糸の話を切り出しました。

こちらの、手持ちリール及び糸巻き状況を伝えた上で何号がいいでしょう?と聞くと8号200mでいいんじゃないでしょうか。というお返事でワタクシの出していた結論と同じだったので即決し、では、とリールを差し出し糸を巻いていただくことに。

実は、糸巻きに大事な仕事時間を取らせるのも申し訳ないので、初めはリールをお店に置いていって暇なときに巻いておいていただければ、と話したのですが、Y店長の「今やりますよ」というお言葉に甘えてその場で巻いていただくことに。

大魚との格闘に用いるファイティング・ベルト腰に巻き、リールを専用の竿のグリップ(握り、リール取り付け部)にセットしたY店長のその姿は、店内で一体何を釣り上げるつもりなのか?でも、なんか釣れちゃいそう!という妙な説得力のある姿いでたちとなったのであります。

005_2                                      何が釣れるかな?   そう!釣り人が釣れます。

釣りをなさらない方は、たかがリールに糸を巻くのに何をそんなに仰々しく?と思われるかと思いますが、リールに糸を巻くときは均一に尚且つある程度一定の負荷を糸にかけて、ピンと糸が張った状態で巻きつける必要があるんです。
そうしないと、実際に使う時に糸がまとまって糸巻きから出てしまったり、糸が絡んだり、最悪は切れたりというトラブルの原因になってしまうんです。

002                             時々、このライン強化スプレーをかけて巻いていきます

店長は糸に負荷をかける道具(これが高そう!)に糸を通し、糸をピンと張って巻き始めます。仕事の中では糸巻きが一番好き!とおっしゃる店長。糸を巻いているうちに気分は高揚し釣りをしている気分になってくるとか。少し巻き始めたところで気分を聞いてみると、「まだキャスティングしているくらいの感じですね、ファイトに入ったらフリースを脱ぎます」などと言いながら時々糸にスプレーをしながら巻き巻きしていきます。
その姿は次第に熱気を帯びてきて見ている方にも緊張感と熱気が伝わってきます。

004                                  おお!  ヒットか?   店長の瞼に映るものは?

なんでも先日、浜松のヤッシーさんに頼まれて1400m分の糸を巻いたときには、目の前に海が見えてきたとか。
今日は200mなのでどこまでいけるか?といいながらもその姿は次第に恍惚とした様相を呈してきており、明らかに今店長の目の前には我々と違うものが見えている!と確信させられたのでありました。

15分ほどで「今日はファイトまでいきませんでしなねえ」といつものニコニコ目で糸を巻き終えたリールを受け取り、美しく巻かれたその糸にしばし見とれます。

001                           糸の巻き上がったリール  店長、ありがとうございました。

気持ちを込めて巻かれた糸とリールからは、何かオーラのようなものを発っせられていて、ある種の感動を呼び起こさされます。

よおし!これで道具は揃った。後は投げる練習だ。そういえば明後日江ノ島から仕立て船でライトジギングをやる予定でした。その時このリールと竿、ルアーの一式を持って行って投げる練習をしてもいいかしら?と尋ねたところ。
釣れない時間帯に他の人の迷惑にならなければいいのでは、とおっしゃっていただいたのでとりあえず道具だけ一式持ち込むことにしたのでありました。なかなかキャスティングの練習場所の確保するのは難しい事なので可能であればこんなにありがたいことはない。海の上でとなれば、間違って季節外れのマグロちゃんが食らい付いてきたり・・・なあんて事も絶対ないとは言い切れないし。

さあ!次は本番さながら、海上でのキャスティングの練習です。

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2015年2月 5日 (木)

釣り師は釣られてナンボ @コモド島GTツアー 準備編

前回の本ブログでは後ろ向きな発言をしたために、多くの釣り仲間の皆様にご心配をおかけしたことをお詫び申し上げるとともに、皆様の暖かいお言葉にお礼申し上げます。

さて、単純明解な頭脳を持っているワタクシは、人様にご心配をおかけしている事に気遣いつつもブリ事件から早くも立ち直り、次なる釣り遠征へと心弾ませているのでありました。

次なる釣り遠征とは、先にもちょこっと触れたインドネイア・コモド島でのGTフィッシングです。

GTってなぁに?というお方にちょこっと説明いたしますと。モータースポーツの方のGTカーみたいな名前ですがこれでも立派なお魚ちゃんの名前ですよ。日本名ではロウニンアジと言う名前の魚です。「アジ」といっても干物にするアジを想像をしないでくださいね。なんといっても大きさが桁違い、大きいものは何と180cm、体重80kgにもなるというのですから大めの人間くらいにはなるっていうことですね。釣れるのは30kgくらいまでが多いようですが。
このロウニンアジ英語でGiant Trevally(ジャイアント トレバリー)と呼ばれこれを略してGTと呼ばれているわけです。

その形相も干物のアジとは程遠く、季節柄連想しやすいのは豆まきの「鬼」のような形相と言ったらよろしいでしょうか?魚ですから髪の毛はないものの大きく裂けた口に分厚い唇、目玉焼きのように大きい目、ギョロリと睨まれたらちと怖い感じ。昨年沖縄の離島に初めてこの魚を釣りに行った時、同行のヨッシーさんが釣り上げたのを見たのがワタクシにとっての初生GTでした。

Imgp0761

                                               初めて生で見た   GT 33kg
30kgもある巨体が水柱を立てて猛スピードでルアーに襲いかかり、一気に突っ走る。その衝撃は凄まじく、リールのドラグが一気に鳴り始め釣り師は全身を使って魚の走りに耐える、その後のファイトは、最近釣り道具が素晴らしく進歩したとはいえ釣り人との力勝負。まさしくスポーツ・フィッシングの頂点にある釣りであると言っても過言ではないのでしょうか。

この魚を釣りにわざわざインドネシアのコモド島、そう!あの、コモドオオトカゲのいるあの島です、まで釣りに行こうというのが今回の計画なわけです。

このような大きな魚を釣るからには当然それなりの頑丈なタックル(道具)と屈強な肉体が必要と思われますが、後者の方は近年飛躍的に進歩した前者が補ってくれるというので、楽していい思いをしたいワタクシはとりあえずその方向を全面支持しタックルの準備を昨年から徐々に進めていたのでありました。

この魚の釣り方は、ルアーをキャスティングして(投げて)引きながらルアーを動かし魚を誘い出すという方法をとります。
そこで、まず必要なのがキャスティング・ロッド(竿)。
昨年3月に出会い、この釣りにワタクシが引き込まれてしまうきっかけになった釣具店Ebb&Flowさんにあしげく通い、中古のGTロッドが出たところをすかさず狙って年明けまでに3本キャッチしなんとか間に合わせました。

ルアーの方も、昨年5月の沖縄離島に合わせて幾つか購入したのち、折をみては中古の良さそうなものを購入しポツポツと揃えてきました。とは言うものの、このルアーというのは厄介なもので、釣りをする地域、天候、魚のいる水深などにより様々な形状と動きのタイプがあるんですね。しかも一個一個がいい値段ときている。

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                                                地味でデカイ部類のルアー

2月に入って間もなく釣行まで残り2週間を切ったある日、ワタクシは自らのタックル・ボックス(釣り道具箱)を手にEbb&Flowを訪れました。
手持ちを見ていただき、コモドで必要なモノ=足らないモノの補充をしようと思ったのです。

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                                                   地味で中くらいのもの

このような買い物の仕方は大変危険な買い物の仕方で、お店に自分の手の内を全て見せてしまった上で足らないものを売ってくれと言うのですから、カモがネギを背負って来たようなもの。店長はタックル・ボックスを持って現れたワタクシを見て小躍りしたに違いありません。
とはいえ、GT経験のほとんどないワタクシですので、自分でこのルアーがあれば良いとかこのルアーが欲しいとかいう判断がつけられない、赤ん坊と同じです。
手持ちのルアーの入った箱二つをカウンターの上に置くと、Y店長は嬉しそうな目をしながらルアーを一つ一つ箱の中から 取り出してタイプ別に分類していきます。
地味なもの、派手なもの、潜るもの、潜らないもの、音が出るもの、出ないものなどと分類しどのタイプが足らないのかを見ていきます。

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                                               ポッパー(音の出るタイプ)
ワタクシにとっては、「これだけあれば大丈夫でしょう」という返事がベスト。「2〜3個追加したほうがいいですね」というのが、まあ、仕方ないなと言ったところ。ソフトランディングを期待しながら店長を見つめていると、「派手なのが少ないですね、それと潜るのも無いですね」などと言ったかと思うとお店の壁にぶら下がっているGTルアーを取りはずし始めました。

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                                                 細長いタイプのポッパー

一つ、二つ、三つ、四つくらいまで手に取ったところで、「お願い!もうそのくらいにして」と心の中で逃げ場を失った少女のようにか弱々しくつぶやきました。しかし店長はそのような乙女心など気づくはずもなく情け容赦なしに次から次へとルアーを取り外していくじゃあありませんか!

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                                                    潜るタイプのポッパー

「この中から選んでください」と店長がカウンターに並べたルアーは10個にも及び、来店前のワタクシの想定をはるかに超えていました。選んでくださいと言われてもどう選んでいいのかもわからないシロートのワタクシはそれぞれのルアーの特性などを説明を受けていくのですが、色、動き、地域性を考えるとどうしても7個以下にならないんですよ。
「なんとか5個以内に収めたいなあ」と言いつつ睨めっこしたのち、これとこれとはどっちが必要?と店長に必死の抵抗を試みました。
それに対しY店長は「この色はコモドのベイト(餌の魚)の色なので必須ですね。こっちはこの色でしか魚が喰わないことがあるんですよう」と反撃してきます。

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                                                     派手派手ポッパー

カウンターの上のルアとの睨めっこは続き、額からは脂汗がにじみ出てきて、まるでガマガエルと蛇の睨めっこみたいになってきました。
「最初に釣ったルアーは取っておきたいですよね、それにGTは強力なのでけっこうルアーが壊れるんですよ」と悩むワタクシをカウンター越しにY店長の悪魔のような囁きが聞こえてきます。

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                                         潜るの潜らないのコモドでは絶対必要の・・・

この時、ワタクシの脳裏にはあの村田基先生が釣りビジョンの番組「魚種格闘技戦」の中で言っていた言葉が浮かんでおりました。
「みなさん、滅多にこられないような遠征に来るときはルアーをケチっちゃダメですよ。せっかく来るんですからね。投げるもんがないと悲しいですよ。それに意外とルアーは無くなりますから。同じのを最低3つづつくらいは用意してください。」
これは確か北海道でのアメマス釣行か何かで時だったので、対象になるルアーは一個数百円のスプーンが中心だったので単純比較はできないよなあ、村田センセーだって釣具屋のオヤジだしなあ、と冷静さを取り戻そうと必死になっていたその時!
「せっかくコモドまで行って釣れている時に、その色がないっていうのが一番つらいんですよぅ」と悪魔の声とも天使の声とも判断のつかないY店長の決定的な一撃!

この一撃でワタクシの中の抵抗しようとする気持ちは粉砕され、そうだ!二個や三個ここでケチってコモドで釣れない何て、なんのために高い交通費出していくのか分からんじゃないか!と完全に敵?の術中にハマっていたのでした。

少女のように無抵抗になったワタクシのこころは、選ぶ苦しみからすでに買う喜びに切り替わっており、ほぼ言われるがままのルアーの購入を決意し、さらにそのルアーに着ける針及びそれらを結合する小物などを見つくろってもらっていたのでありました。

こうして、ワタクシは見事Y店長に釣り上げられて、コモドへの準備をほぼ完了したのであります。あとは、GTパラダイスであろうコモド島に向かうのみ。

いや、その前にキャストの練習をしておかないと!

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2015年2月 3日 (火)

最終章@サンライズ 冬の玄界灘 その10

呼子港に帰る途中、いい場所をみて数回キャスティングで流したものの魚の気配はなく、最後までミヨシでキャストを続けたものの残念ながら大型ヒラマサをキャッチすることなく船は港に戻り、我々は帰りの飛行機の時間を気にしながら、帰り支度を思い思いに始めたのでした。

今回の三日間に渡る釣り遠征を振り返りながら道具を片付けるワタクシの心中は何か重苦しいものに支配されておりました。
釣行前から「とにかくヒラマサが釣りたい」「ブリはもういいからヒラマサを!」と公言していたワタクシなので、型こそ小ぶりだったもののヒラマサを釣ることができ、目的を達成できたのでもっと達成感を味わっていいはずなのですが、なにか納得がいかない気分なのでありました。それは、今回の釣行全体がつまらなかった、もう遠征はいいかな、という気持ちにまでなる程に重苦しいものでした。

原因はわかっていたのです。
七里が瀬を離れる前に「ブリの記念写真を」とデカ鰤を仕留めた3人がトモ(船後部デッキ)で腰掛けて膝の上に獲物を乗せて、一人一人順番に写真を撮る姿を遠巻きに見ていた私は、「あの中に私もいたはずなのに」とビッグ・チャンスをフイにしてしまった自分を責めました。魚をかけておきながら逃してしまった自分の不甲斐なさに、悔しさと怒りにも似た感情が沸き起こっていたのです。

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全て自分自身の問題なので他人にどうすることもできません、自分で乗り越えるしかない事なのです。そうと分かっているつもりでいながらも自分の気持ちをコントロールすることができず、己の精神的未熟さに押し潰されていくのでした。

帰り支度は終わり、船長と固い握手を交わした後、「ひょっとするともうここに来ることもないのかもしれない」と漠然と思いながらハイエースに乗って港を去りました。


夕方のヒコーキで福岡空港から羽田に向かう中、おりしもアジアカップのサッカー日本代表の試合が行われていました。
機内WiFiで途中経過を聞き、1対1の引き分けでPK戦に突入したと聞くと、気分はより一層重くなりました。日本が負ける予感がしたのです。

ヒコーキを降りる頃にはPK戦で本田と香川が外して負けたことを知りました。
悪い予感が当たり気分はさらに落ち込んでいきます。
せっかくの楽しい釣行の後なのに、この気分は一体なんなんだ!と自分を責めるもののなかなか現実を受け止めきれない私がそこにいました。

羽田からY店長の車で自宅へ向かう中、TVのスポーツ番組で先ほどのサッカーの詳報を見ようとスイッチを入れるとニュース番組は間も無くスポーツ・コーナーが始まり試合の詳細を伝えました。最後に選手インタビューは流され、PKを外した本田選手が映し出されました。インタビュアーが試合結果についてどう思うか、という厳しい質問をしたのに答え、本田選手は「全て自分の責任ですから」と毅然と答えていました。

本田選手のその言葉に私の心は動きました。
「そうなんだよ、全て自分のせいじゃないか!」背負っているものの大きさは全く異なるものの、本田選手の一言で私は自分を受け止めることができたような気がしました。

自宅まで送ってくださったY店長にお礼を言いひとりになった時、気持ちはすこし切り替わり楽になっていました。
遠征での楽しかった思い出が次々と思い起こされ、再びサンライズ号にそしてみんなとの遠征に行きたいという気持ちが少し湧いてきました。

翌日は、私の通うスイミング・レッスンの新年会があり、私は幹事を任されていました。
平均年齢はおそらく70歳近いであろう人生の先輩たちと過ごす時間は、自分が最年長だった今回の釣り遠征と立場こそ違えど、同じ水泳仲間、趣味の仲間として楽しい時間を過ごすことができました。

お酒が入り、ちょっといい気分になってからの一人一人の挨拶はそれぞれに人生の苦難と希望を語ってくださるありがたいものが多く、「人生、楽あり苦あり、でも前向きに楽しく」と励まされました。

宴会の後、ワタクシは確信しました。これからも釣りを続けていこう。遠征をしよう。どんな失敗をしてもヘコタレるのはやめよう。前向きに楽しんでいこうと。
そう! 2月はインドネシアのコモド島へGTを釣りに行くのが決まっているじゃあないか!シノコノ言っている暇はないじゃあないか!

帰り道、バスから降りた私の目に飛び込んだのは青く澄み渡る冬晴れの青空でした。

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2015年2月 2日 (月)

根魚王とツチノコ@サンライズ 冬の玄界灘 その9

念願のヒラマサを手にすることができたワタクシですが、さらなるサイズアップを目指して釣りを続けます。
アタリが遠のいたので、サンライズ号は七里が瀬115mという深いポイントに移動。
しかしここでは魚からの反応が無くアタラないのですぐに移動。
今度は水深50mの瀬になってるところです。

波はすっかり穏やかになり、昨日の海が嘘のよう。
同じ海とは思えない静けさです。大自然の表情の豊かさに感動しながら疲れつつある腕に力を込めジグをしゃくります。

移動して間もなく根魚王Kさんの竿が大きくしなりました。
「おお!きまいたね!」と声をかけると、静かに頷く根魚王。
この方の魚とのやりとりはいつ見ても冷静で慎重で感心させられます。
竿の曲がり具合、引き方からかなりいいサイズの根魚である事はワタクシの目にもわかりました。あとは一体何が上がってくるかに興味が集中します。

水面下に現れた魚影は黄色っぽく見えました。それも予想通りいいサイズ。
タモですくわれるとそれは50cmを超えると思われる大きなアコウでした。
先ほど釣り上げたのもよりふた回りは大きいのではないかと思われる良型超高級魚です。

釣り師一同、高級魚の神々しい姿に一瞬見とれていまいます。

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さらにおよそ10分後、またまた根魚王にヒット!
上がってきたのはまたまた大きなアコウ!さらに一回りサイズが上がった気がします。

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これを見た釣り師一同、船首デッキで表層のキャスティングをしていた方を始め、ジギングをしていたワタクシも根魚狙いに変更!
船はすっかり根魚船と化したのでありました。

根魚王ばかり何故釣れるのかと説明いたしますと、王様の使用するルアーはインチクと呼ばれるもので、錘とジグを兼ねた部分の真ん中に穴が空いており、そこから糸を通した先にタコベイトと呼ばれるプラスティックのタコの形をしたルアーが付いていてその足に針が隠れているというものです。

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インチクは底物と呼ばれる根魚を狙うのに有利なルアーで、これを海底すれすれに根掛かりしないように泳がせたり、時には海底をトントン叩いたりして魚を誘い出します。海底付近をギリギリに攻めるテクニックと集中力を必要とされるルアーで、根魚王Kさんはこのルアーの名手と言っても良いでしょう。


ところがこの根肴王でさえ舌を巻いてしまう事件が実は初日に起こっていたのです。
この日は澄み潮といって海の水が澄みすぎてしまったために魚の警戒心が高くなり、ルアーを偽物と見切ってしまいなかなか食いつかないという状況でした。根魚王も苦戦を強いられていたところに隣で釣っているY店長の竿だけがなぜか次々と曲がります。

アラカブ、アコウ、ボッコ、オニカサゴなどを次々と釣り上げるじゃあありませんか!
「またまた、ヒット!」の声に「店長、何使ってるの?」と聞いてみると、プロセレのゴビアス アンセスター80gというジグだそうで、まだ発売前のものをフィールドテスト用にプロトタイプを持ち込んだとのこと。

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                                                   ツチノコ  プロトタイプ

このルアー、本来はシー・バス(海上バスではありませんよ!スズキのこと)釣り用に開発したこのルアー、その形状から「ツチノコ」と誰かが言ったのを境にすっかり船内では「ツチノコ」に定着していまったのですが、このルアーには根魚王も舌を巻いてしまい、滅多なことでは驚かない船長にさえ「すごいね、それ」と言わせおりました。
2月には発売されるというので楽しみです。

さて、話は根魚船と化した七里が瀬のサンライズ号。
このあと船上は根魚釣り大会の様相を呈して行きました。

今回、初日から根魚を上げていながら本ブログでの出番が少なかった東京Kさんが先陣を切ります。

0405

ライト・タックル(比較的細めの竿と仕掛け)でボトム(海底)を狙う東京Kさんに早速ヒット!上がってきたのはオニカサゴでした。

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                                       魚を手にした時の釣り人はみんなイイ顔してる!

この魚も食べて大変美味しい。
総じて、根魚はお刺身、煮付け、酒蒸しとどんな料理方法でも身がプリプリして味に深みもあり美味しいものが多いんですね。
根魚王Kさんも、もともとは青物を狙うお方で、このサンライズ号でキハダマグロ70kgという驚異的な大きさのものを釣っていらっしゃる凄いお方なのですが、あまりの根魚の美味しさの魅力にハマってしまい、今では青物釣りはとりあえず根魚を釣ってからという事になってしまったらしい。

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根魚ラッシュは続き10分と開けずに東京Kさんとヤッシーさんにダブルヒット!
今度はオニカサゴとカサゴ。東京Kさん絶好調!

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ワタクシだって指をくわえて見ていたわけではありません。
およそ15分後に待望のアコウをキャッチ!岐阜Mさんのオニカサゴとダブルヒットです。

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                                        高級魚 アコウを釣ってご満悦のワタクシ

ワタクシがこの時使っていたルアーはタイラバと言われるタイ釣りように近年開発されたルアーで、錘の部分とゴムのひらひらスカートに分かれているものです。

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                                                           タイラバ

このひらひらスカートが水中でヒラヒラするのにお魚ちゃんたちは弱いらしく、飛びついて来たところに中に隠されている二本の針のどちらかにかかってしまうという寸法です。本来マダイを狙う時はこのルアーを底まで落としたらすぐに一定のスピードで巻き上げてくるという釣り方をするのですが、ここでは海底にへばりついている根魚を狙ったので、錘部分で海底を叩くようにトン、トンとちょこっと引き上げてすぐ落とすというのを繰り返す釣りをしました。

岐阜Mさんはさらに工夫し、このタイラバを錘代わりにしてタイラバの上20cmくらいのところにブラックバス釣りで使う大きな針を糸に結び、ブラックバス用のプラスティック・ワーム(プラスティックでできたミミズのようなもの)を付けてこのオニカサゴを一発で仕留めていました。

ルアー釣りというのは手返しの良さに加え、狙う魚によってルアーを変えることで「狙いの絞った釣り」ができるところも魅力の一つなんです。

それからさらに30分ほど経ち、アタリが少し遠のいたかな?と思われた時、ヤッシーさんに何かがヒット!
でもなんだか嬉しそうな様子ではない、いったい何事かと思い見ていると船長がキャビンから飛び出してきて何やら二人でやりとりしていると思ったら、ヤッシーさん持っていた竿を船長に渡して釣りを放棄してしまったじゃありませんか?
「何で???」と思いつつその様子を見ていると「メダイだよ、メダイ」とおっしゃる。
その意味がまだ理解せぬワタクシに、「メダイはおいしいけれど体がヌルヌルなんですよ」と誰かが教えてくださった。

船長が釣り上げたメダイは実にいいサイズ、でもその分船もヌルヌルになっちゃう!
メダイを置いた後を歩くと簡単にズルッと滑ってしまうほどそのヌルヌルは強力らしく、船長もなるべく甲板に魚を触れさせないように船のトモ(後部デッキ)まで運ぼうとしたらしい。ところが魚の重さとヌルヌルで手が滑るのが重なってか、魚を運んだヤッシーさん、次々と魚を甲板に落としまくって結局船はヌルヌルに!

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                                  ヤッシーさんと美味しいメダイ おめでとうございます 笑

そんなひと騒動が終わって時計を見たらもう1時近くなっている。
釣りに夢中になっている時の時間の経過は実に早く感じるものです。他のどんな作業をしている時よりも釣りをしている1日は短く感じるものです。

船長の「そろそろ呼子に向かい、時間があったら途中どこかでヒラマサのキャスティングをしましょう」という提案で船は一路佐賀県呼子港に向かって走り始めました。

朝一は、見渡す限り海しか見えなかったこの海域でしたが、この時間は海も穏やかになり数隻の船が釣りや漁をしており、そのうちの1隻が知り合いの船だったらしく、船に向かって窓から大きく手を振りながら操縦する船長の姿が印象的でありました。

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2015年2月 1日 (日)

やっと釣れたヒラマサ@サンライズ 冬の玄界灘 その8

デカブリを逃した屈辱から立ち直りつつあるワタクシの乗るサンライズ号は、玄界灘の七里が瀬という海のど真ん中の浅瀬を魚の群れを求めて移動を繰り返しました。
海は時間が経つにつれ波は静かになり、気がつくと青空が広がっていました。

時計は9時を回っており、幾度かの移動を繰り返したポイントで根魚王Kさんにヒット!竿の引きから見ると狙い通りの根魚のようです。
船中久々のヒットに一同の注目が集まる中上がってきたのは高級魚のアコウ(キジハタ)。
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この魚は煮魚、酒蒸しなどにすると大変美味しい。特に中華料理では酒蒸しが高級料理で、このサイズの一匹を酒蒸しで注文したら一万円はくだらないでしょう。

数年前、上海万博を見に上海を訪問したワタクシは上海在住の中国人の友人に夕食に招待された際、生きた魚が店先に並んでいて、その中から食べたいものを選んで料理してもらうレストランに行きました。まだ生きている魚たちを見ながら「何が食べたい?」と聞かれたワタクシが、迷わず「キジハタの清蒸(酒蒸し)」と答えたところ、友人はちょっと困惑した表情をした後、「今は上海蟹が美味しいからカニにしよう」とこちらも決して安価ではない上海蟹をたらふく食べさせてくれたことがあります。そのくらい上海でもキジハタの酒蒸しは高級な料理なんだと実感した記憶があります。
話はそれますが、この清蒸という料理、白身の魚にはとてもよく合い、あのブラックバスも臭みのある表皮を鱗をすいて処理した後にこの料理で食べると、上品かつ食感、味ともに素晴らしいということを作家の故開高健先生が「オーパ」の中で書いていたように記憶しています。

さて七里が瀬の釣りに話を戻しましょう。
根魚王がアコウを釣ったポイントから小移動した水深60mの場所で、今度はジギングをしていた悪魔の予言者Y店長にヒット!

自分に掛かった魚をどう予言したのかを聞くまでもなくこれはヒラマサの引きです。
難なく上がってきたのは良型のヒラマサでした。

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店長のヒラマサを見て、ワタクシの脳裏には焦りとやる気が交差しました。
またまた、みんながヒラマサを釣り上げて自分だけブリなのか? いや、今回は己の得意技だったブリをバラしてしまいすでに持ち札がない。こうなったら意地でも初ヒラマサを釣るしかないじゃないか!と。

スキルガンマ280g(ジグの名前)をしゃくりあげる右腕は、釣り三日目ということもありすでにかなり疲弊しており、海底までジグを落として巻き上げる回数も初めは30~40しゃくり、およそ40~50mだったのが、30しゃくりあたりからリズムが乱れてしまいうまくしゃくれ無くなってしまうようになってしまいました。

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                                      スキルガンマ280g (針の付いていない状態)

そこで、省エネを兼ねて船長の指示する魚の居る層だけを無駄なくしゃくろうと、船長のアナウンスする指示棚に集中します。

「底から30mくらいに反応があるよ」という船長の声に落としきってから約25~30回程度しゃくって行きます。
私のリールだと一しゃくりが1mちょっと、10m巻くのに8しゃくりくらいなので、数を数えながらしゃくって行きました。
20しゃくりを超えもうそろそろ次のしゃくりに変えるためジグを落とそうかなと思った瞬間、ドン!というアタリとともに竿が絞り噛まれました。

今度は逃さないぞ!と慎重に糸を巻きます。食ってきたのが比較的上の方だったのと、魚もさほど大きくないので根ズレ(海底に障害物に糸が擦れて切れること)の心配もなさそうです。
船長がタモ(網)を持って駆け寄り、「ヒラマサだよ」と声をかけてくれました。
今度こそは!と思いつつも魚の姿を見るまでは信用できないワタクシはとにかく丁寧に、慎重に糸を巻き続けました。

上がってきたのは、船長の予告通りのヒラマサでした。
タモですくってもらうと思わず船長と握手。船長も私の初ヒラマサだということを知っていたのです。

船の前でみんなで写真を撮ろうよ、という船長の提案に一同竿を置き船首のデッキに集まってくださいました。
喜びの人生初ヒラマサ!1日遅れのバースデイ・フィッシュをみんなに祝っていただき感謝感激です!

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昨年4月に能登輪島への弾丸ブリツアーで始まったワタクシの本格ソルト人生ですが、その中でも特別な意味を持っていたヒラマサという魚をやっと手にすることができた、それだけでも大変嬉しいことなのに、このように釣り師一同に、しかも釣りバカ達が釣りを中断してまで一緒に写真に写ってくれて(一名様ほど竿を握っておりますが、笑)祝福されるとは夢にも思っておらず、これもまた人生の一ページに残る素敵な思い出となったのでした。

こうして、今回「とにかくヒラマサが釣りたい」と言っていたワタクシの夢は、最終日になりようやく実現したのでした。


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