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2015年3月20日 (金)

BOOKER LITTLE/BOOKER LITTLE

先日上越高田に行った時、大学ジャズ研の後輩が経営するお店でリクエストしたら、意外にみんな知らない、と言っていたのを思い出し久しぶりに聴いてみました。

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BOOKER LITTLE/BOOKER LITTLE

personnel
WINTON KELLY          piano
TOMMY FLANAGAN   piano
SCOTT LA FARO        bass
ROY HAYNES              drums

曲目
OPENING STATEMENT
MINOR SWEET
BEE TEE'S MINOR PLEA
LIFE'S A LITTLE BLUE
THE GRAND VALSE
WHO CAN I TURN TO

このアルバムはブッカー・リトルのワン・ホーン・アルバムとしては唯一なんじゃなかったかな。メンバーはブッカー・リトルのトランペットにピアノは名手トミ・フラとウィンとん・ケリー、ドラムも名人ロイ・ヘエインズ、そしてベースはと申しますとあのスコット・ラ・ファロなんですよ。

1960年4月の録音なので、スコットがまだビル・エバンスと共演する前の頃の演奏です。
初めてこのレコードをジャズ喫茶で聴いたときはなんか変なランニングをするベースだなあ、って思った。でもそれがブッカー・リトルのトランペット・ソロに妙にマッチしていていいなあって思って即買い。

ブッカー・リトルはこの時まだ22歳。
若いなあ、でもこの人翌年エリック・ドルフィーと例のファイブ・スポットの録音して間もなく23歳であの世に旅立たれている。

ブッカー・リトルのペットの音色は、先日本ブログに書いたアート・ファーマーのちょっとくぐもった感じとは正反対で、シャープで明るい音色ですね。
夜の音楽ジャズにしては明るすぎるのではと思うくらい。この音色と独特なソロの節回しが彼の良いところなんですけれどね。

この時代のトランペットと言ったら、リー・モーガン、フレディ・ハバードという無敵のテクニシャンがいたので、テクニックと違うところで勝負するとなると、こういうコード解釈の仕方でアドリブを取る方法を選ぶしかなかったのかなあ。でもようく聴いてみるとこの人もうまいぞ。三曲目のブルースなんか聴いているとフレディ・ハバードと十分わたり合っている感じがする。もう少し長生きしてモードの曲なんか演奏したら面白かったんだろうなあ。

このアルバムで演奏されている曲は、WHO CAN I TURN TO 以外はオリジナル曲ですね。彼のサウンドのオリジナリティを出すにはいわゆるスタンダード曲よりもオリジナルの方が良かったんでしょう。

実際かっこいい曲が多い。中でも一番有名なのはTHE GRAND VALSE じゃないだろか?
この曲、翌年ドルフィーとファイブ・スポットでやっている時にはBOOKERS WALTZという曲名でやってる。ご存知の方も多いでしょう。

このアルバム、実はワタクシの一番ツボに入るのはブッカー・リトルのトランペットでもスコット・ラ・ファロのベースでもなく、トミー・フラナガンのピアノ・ソロなんですよ。
それが素晴らしいのはTHE GRAND VALSEでの短いソロ。

ブッカー・リトルの長いソロの後に一コーラスしか弾いていないんですけれど、音の使い方、アイディア、メロディの美しさ、ペットのソロとのマッチング、つまり演奏全体をこのソロ一つで一段上のものへ押し上げている感じ。

トミー・フラナガンの演奏の中ではワタクシ的にはベストです。
ファンの方是非、御一聴を!と申し上げておいて心苦しいのではありますが、このアルバムCDは現在廃盤らしく、アマゾンあたりでとんでもない値段で売られているじゃあありませんか。

あ、でもYouーTubeという便利なものがあった。これで聴けるみたい。他の曲も。とりあえず聴いてみて気に入ったら高いお金出して買ってください。

THE GRAND VALSE  その他もたくさん出てきます。


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