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2015年3月17日 (火)

350クラブ・JAM SESSION@Play With   八丁堀

350クラブというのはジャズ・ギタリスト 岩見淳三さんのファン・クラブの事です。
この350クラブが年に一度、岩見さんのファンおよびその取り巻き、関係者などを集めてジャム・セッションをするというイベントがあるのですが、これにお呼ばれして吹いてきました。

昨年初めて声をかけていただき、その時はテナー・サックスで玉砕したので、今回は手の内を変えてソプラノ・サックスでの参加です。
この半年くらいテナーは触っていないんですよ、ほとんどソプラノ・サックスばかり吹いているんです。釣竿ばっかり握っていると思ったら大間違い、家にいるときはサックス吹いているんです。

時は2015年3月15日の日曜日、場所は東京は八丁堀にあるPlay Withという最近できたらしいジャズクラブ。ビルの地下一階にある細長いお店で、40人くらい入るジャズのライブ・スポットとしては理想的なサイズのお店で、開店間も無いといいうことでお店も綺麗。

この日集まったのは総勢30名ほどでギターの方が8名、ヴォーカルはなんと12名も。
ギターの岩見さん、ヴォーカルのYAYOIちゃんのファンや繋がりの集まりということを考えれば納得のいく比率であります。

出だしはこの350クラブ会長でボーカルのMさんの挨拶、乾杯に続いて一曲歌っていただきセッションのスタート。

何人かヴォーカルが続いた後、文京区のポール・デスモンドKさんの登場。
昨年のこのセッションでお会いして以来、この方のサウンドに影響されてワタクシもデスモンドを随分聞くようになりました。今年もすっかりデスモンド節で押しまくりよかったなあ。

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さらに何人かおいて、いよいよワタクシの出番。今回は先々週上越高田に同行した後輩のアルトTも参加していたので、一緒に何か、ということになり、アルトTの選曲でSoul Eyesをやりました。
Tの吹くテーマ、ソロ、ワンコーラスに続いてワタクシのソプラノ・ソロ。去年は緊張しまくってボロボロだったけれど今年は気持ちに余裕があったので、少しはましだったかな?

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終わってほっと一息ついで飲酒を加速させているところに岩見さんがいらっしゃって、「前より良くなった」って言ってくれたのでちょっと嬉しかったですね。

この後はギターの弾き語り、プロのヴォーカル女史などヴォーカルの方の歌が続きました。飲みながら聴いていると、ヴォーカルの方々の選ぶ曲は我々楽器演奏者の選ぶ曲と随分毛色が違うことが分かってきました。

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やはり歌だと歌詞やメロディから曲を選ぶのでしょうか、僕ら楽器のヒトは選曲時に歌詞を意識することはあまりないですね。コード進行とかメロディのカッコよさみたいなことで曲を決める。だから歌伴(歌の伴奏)をやると楽器が上手くなるというのには納得できました。レパートリーが増えるし、演奏するキーも歌手のキーに合わせて転調するので、普段はやらない難しいキーでやらなくてはならないからです。

What a wonderful world,Too Young,Girl from Ipanema,All of me,Day by day,Softly as in a morning sunrise,などのスタンダードのオンパレードにFeel like makin' loveなんかも飛び出したりして楽しかったですよ。岩見家の長男大地くんのDesperadoもよかったなあ。

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来年もし呼ばれたらヴォーカルの間でかっこいいサックスのソロを取れるようになりたいなあなんて思いながら、ヴォーカルのバックを固めるピアノ、ベース、ドラムス、ギター、の方々の演奏にも聴き入っていたのでありました。

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3時から始まった演奏もあっという間に6時半を周り、最後はジャムセッション大会。
ブルー・ボッサをやるというので、デスモンド氏、アルトT、ワタクシのソプラノ三菅で演奏開始。

デスモンド氏のテーマ、ソロで始まり、ワタクシのところに回ってきたので酔いも回っていたので、写真を頼んであったYAYOIちゃんに向かってポーズをとりながらソロ開始。途中危ない場面もあったもののなんとか乗り越しソロ終了、と思ったらそこに岩見さんがギター持って乱入してきて、リフを弾くから菅が合わせてと言われ、急遽、決めのリフを吹くことになり、それに続いてドラム・ソロ、そしてまたリフ、ピアノ・ソロ→リフ→ソロで最後は決めてエンディングのテーマに突入!デスモンド氏にテーマを決めていただきノリノリでセッション終了。

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その次はメンバー総入れ替えでブルースやることになり、始まったのですが見ていてうずうずしてきて出ていっちゃおうかな、なんて思いながら見ていたんですが、ちょっと遠慮しちゃって出て行き損ねました。こういう時は出て行かなきゃいかんなあ、と後で反省。

さらに、イマイチ盛り上がらん!というYAYOIちゃんの一言でセルジオ・メンデスのマシュケナダをヴォーカル陣の参加で軽快にスタート。
見ている人も手元に飾ってあったパーカッション類やソロバン持ち出してリズムをとったりして大盛り上がり。「オバ!・オバ!・オバ!」のところをみんなで大合唱して終了。

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時計は予定の7時をとっくに回っておりました。楽しい時間はあっという間に過ぎるもんです。4時間なんて嘘みたい。
おひらきになった後も、ダラダラと居残り、二日酔いから立ち直ったアルトTと日本酒を飲酒。するとアルトTが店の片隅に置いてあった白いアルト・サックスが気になると指を指すので見てみると、いつかネットで見たプラスティック製のアルト・サックスが横たわっている。早速手に取り、Tにマウスピース出せ、と急に先輩ずらして命令し、吹かせてみるとあら、なんといい音が出るじゃあないですか!

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想像以上に艶っぽくていい音。お店の方もやってきて、これいいでしょう!と御自慢の様子。ワタクシも手にとってみたら軽さにビックリ!片手でかるーく持ててしまうので首から下げるストラップがいらない。吹いてみると、キーはやや重いもののいい感じで音が出る。これで4万円しないんなら一本買っちゃおうかな?なんてその気になってきちゃいました。

そんなことしているうちに、そろそろお店が締まるというので残っていた10名ほどは店を出てそのまま同じビルの一階にある中華料理店に突入!そのまま二次会?いや三次会となり終電ギリギリまでたのしいお話セッションが続いたのでありました。

ただ、ジャズを聴いているだけでは決してこういう交友関係は築けないので、楽器やっていたよかったなあ。曲さえ決まればその場で自由にセッションできてしまうジャズという音楽もまた素晴らしいなあ。こうしてジャズを通じて友達の輪が広がることは素晴らしいとしみじみ感じるワタクシなのでありました。

350クラブ会長のMさん、どうもお世話様でした。また来年も呼んでください。
バックを固めてくださったリズム隊の皆さん、ありがとうございました。
この場をかりてお礼を申し上げます。

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