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2015年4月26日 (日)

べた凪の海へ 男女群島遠征その1@サンライズ 佐賀・呼子

携帯の鳴る音で目を覚まさす。
Y店長からの電話、私がいるのは唐津第一ホテルの一室。
すぐに寝坊したと気づいた。

「すぐ行きます」と一言返事をし、慌てて階下に降りホテルをチェックアウト、ホテルの前に泊まるハイエースには、すでに私以外のメンバーが座って待っていた。

腕時計に目をやると午前3時20分。
待ち合わせの時刻に10分遅れてしまった。
この早朝の10分は貴重だ、昨夜遅くチェックインした我々一同8名が部屋に入ったのは11時近く。皆、寝不足の中頑張って早起きしてきたのだ。そのような中で寝坊した自分が恥ずかしく、小さくなって車に乗り込む。

車は一直線に佐賀県呼子港のサンライズという、この世界ではカリスマ船長の船に向かった。予定では午前4時出船。外はまだ暗闇の中。

今回のこの早朝出船は、前日の船長の判断で決まった。
天気予報は凪(海が静かなこと)、行き先は男女群島。

この島は呼子港からの航行距離およそ200km以上。時速30ノット(およそ時速40km)で航行しておよそ5時間の場所にある陸の孤島である。
位置的には五島列島の南端福江島から南西に東シナ海を100kmほど行ったところにある。もちろん人は住んでいない。

もちろん電波も来ない。沿岸遊漁船ではいけない距離なので当然釣り人も少ない。結果として魚は豊富にいる。よって、特別にバカな釣り師が出かけて行く。という論法になるのだが、距離が距離だけに海の状態がよほど良くないとなかなか出かけることができない。外洋なので波が立ってしまったら帰ってこられなくなる可能性があるからだ。

今回、天気予報では我々の予定していた三日間の釣行、全て凪という奇跡的な予報が出ていた。しかし、予報はあくまでも予報ぎすぎない、当日になったら凪が突然の低気圧の発生で嵐に変わるということもままある。

事実、今回のツアーの主催者、横浜のルアー・ショップEbb&Flow(エブ・アンド・フロー)のY店長が先月主催した長崎方面のツアーでは、当日朝まで予報は三日間凪で、店長、船長ともに「今回はべた凪ですね。爆釣果も」と話しつつ沖に出たところ、天候は急変。
風が強く吹き波が立ち、時化(しけ)の釣行となってしまったという、歓迎できない実績がある。

Y店長はこの件ですっかりシケ男にされてしまったようだ。彼が「凪」と口にすると海は時化と。

今回は、その反省もあってか、Y店長は自ら天気について語ることを自粛していたようで、遠征三日ほど前に私がお店を訪れた際も、「みなさん、凪だと言ってくるんですが、僕はまだ確認していないんですよ」とおっしゃていた。

私の寝坊した分、10分ほど遅れて車は呼子港サンライズ新海号前に着く。
闇の中荷物一式を船に積み込む。

23007

積み込み終わりゆっくりと出港。操船する船長が「この船の重みはさすがYさん御一行という感じ、重量感が違いますねえ」とおっしゃる。
どうやら、他の釣り客に比べ我々一行は釣具の重さが違うらしい。

たしかに、鉛でできたメタルジグというルアーを各自大量に持ち込み、その中には根魚王のように泳がせ釣りという、1キロ近い重りに生きた魚をくっつけてクエ(アラ)を狙うようなタックル(道具)も持ち込んでいるので仕方ないのかもしれない。

そこに、さらに一人当たり平均7セットくらいの竿とリール、三日分の水分、大量の酒類、とりわけ三日でビール一箱を空にしてしまうヤッシーさんという方などもおり、これら全てを持ちこむのだから大変な荷物である。

昨夕の羽田空港で手荷物を預ける際にも、おおかたの道具は事前に宅急便などでホテルに送っていたにもかかわらず、7人で34kgオーバーと言われてしまったほどであった。

出船後、通常はこの後ゆっくり港を出てポイントに向かう船内で釣りの仕掛けの準備などするのだが、今回は一気に加速して5時間走るというので、仕掛けづくりもポイント到着後ということになり、一同船室奥に潜り込んだりキャビンの椅子で寝ることになった。

私も、昨夜は12時半までかかって釣りの仕掛けづくりをしていたので、2時間半ほどしか寝ていなかったので早速寝ることに。
船室奥で鉄板一枚向こうの船首部分にあたる波の音と船の揺れの中で再び眠りについた。

再び、穏やかな船の揺れに中で目が覚めたのは3時間後の7時過ぎ。
キャビンにいた数名と、これからの釣りの期待に胸を膨らませ釣り談義をする。
窓から外を見れば遥か水平線の彼方まで鏡のようなべた凪。
まるでどこかの湖にでもいるかのような錯覚を起こしてしまう。 

23003

「今回は凪でよかったですねえ、気分最高」というのが二言目に出てくる言葉。
それもそのはずこのメンバーのほとんどが、今年1月、このサンライズ号にて同船し大時化の五島列島から壱岐への大移動でひどい船酔いをした経験者だったのだ。

空は日が上がり明るく、海はべた凪、鏡のような海面を船はすでに五島列島の南端を通過していた。

23005

べた凪の予想に、早朝から船を出してくれた船長に感謝。その心意気に答えて、我々釣り師もがんばって釣らねばならない。そんなある種の使命感のようなものと期待を胸に、船の前方を見ると、やがて岩礁と言っていいほどの小さな島が見えてきた。

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写真提供:サンライズ新海号

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コメント

はじめまして。まだ釣りを始めたばかりの31の若造です。夢のような釣行プランですねー!船のチャーターとかでいくらぐらいかかったのでしょうか??

素人さん、コメントありがとうございます。
サンライズ新海号はこの世界では釣り人憧れの船なんです。
予約は2年先までいっぱいとか。
時々キャンセルが出た時に募集をしていますが。

私の場合は、プロショップの企画したツアーに、これもまた
キャンセルの穴埋めで運良く入れていただいて行ってきた次第です。

というくらい、この船に乗るのは困難なようです。
お値段の方は、私も良くわかっていません。(笑)

ご参考  http://www.geocities.jp/dbsyt296/

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