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2015年6月

2015年6月24日 (水)

アカジンを食す@沖縄船中泊離島遠征番外編

先日の沖縄船中泊離島遠征でDさんが釣り上げた10キロオーバーの高級魚アカジン。
どのくらい高級魚なのかネット・ショップの相場を見たら1.5~2キロで6500円(送料別)とか、シェー!!!10キロっていったい!

さて、話は遠征の船が港に着いたところに戻ります。

港に着く前から船の上では飛行機の出発時間まで残り2時間ほどしかないということがわかっており、すでに慌ただしく片付け体制の加速スイッチが入っていたのですが、船を上がってからはさらに、タックルのお片づけはちょっと急ぎましょうということになりました。

船から竿およそ60本、ドカット8個、その他衣類等たくさんの荷物を岸に荷揚げしたらその場でタックルのお片づけ。
通常だとこのくらいの片付けには小一時間かかるんですが、飛行機の出発30分前には空港に着きたいとなるとそんな悠長なことは言ってられません。

一同キツネ目になって目を吊り上げて、さっさと竿とリールを水洗いして、さっさと取り外して、さっさとルアー類をボックスに収納、さっさと竿へロッドケースにと、さっさのヒトとなって珍しく30分とちょっとで片付けが終わってしまった。

「な〜んだ、やればできるじゃないですか〜」という声も上がり雰囲気はキツネ目からコアラ目に和んだその時。
「これどうします〜?」と船から声がした。

振り向けば釣った魚をクルーのNくんが仕分けしている。
根魚王Kさんはすでに手際よく自分のお土産を発泡スチロールにしまっており、残るは今回珍しくタイラバで根魚をたくさん釣ったSさんのアカハタにカサゴ類、それともう一つ、クーラーボックスの真ん中にど〜んと鎮座しておったのがDさんの釣った大きなアカジンでした。

Dさんは謙虚なので、この魚は持ち帰らないというのでどうします?ということになっていたのだが、その後立派な姿をまじまじと伺ったワタクシ、気づいたら「もらっていいですか?」とずうずうしくも手を挙げていた。

急いで発泡スチロールを手配して頂いたら、大きなボックスしかないという、これはさすがに飛行機には持ち込めないだろう、預けるのも難しいかも、と経験者の皆さんがおっしゃるので諦めかけていたら、ゆうパックで「チルド便」というのがあるからそれで送りましょう、ということになった。

半月ぶりに横浜の自宅に帰り、長い釣り旅と日々のブログ更新に疲れていたワタクシにとって、心の安らぎどころはアカジンの到着を待つこと一点となり、「チルド便」の到着を首を長くして待っていたところ、意外と早く翌々日に着いたので大喜び。

早速食べようかと思ったが、少し寝かせた方がこの魚は美味しいというので翌日まで我慢して(実は旅疲れでやる気が出なかった)さばくことにしました。

ここからはお料理の話になっていきますが、基本的に料理はトウシロ(素人)なので話半分に読んでくださいね。

とりあえず、まな板に置いたらあまりに大きいので改めて感動し重さを測ってみた。

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風呂の脱衣所にある体重計に乗っけて測ったら6キロ半くらい。内臓を取って血も抜き三日も経つと4キロも減っちゃうんですね。
まあ、それでも分厚い身がたっぷりついた高級魚なので丁寧にさばきましたよ。

とりあえず鱗を剥いだら頭を落として、その後は三枚に下ろしました。
我が家だけではとうてい食べきれないのでご近所さんに半分おすそ分け。
さて、残りの半分、どうやって食べようか。

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とりあえずは刺身でしょ!
でも、西表島のROCOさんで夕食に出して頂いた時は、皮のついたまま湯引きしてあったのが美味かったので、まずは真似して湯引きにしました。

ところが、このアカジン、デカイので皮の厚さも半端じゃない!
ゴリゴリと口の中で噛みきれないくらい分厚い皮だったんですよ。

そこで、皮はすいて剥がし普通の刺身にしてみました。
柚子胡椒にポン酢でいただいたところ、身は柔らかく噛むと甘みがじんわりと出てきて、白身だけれど脂がのっていて、モチモチの歯ごたえ、生臭さもありません。
西表島で食べたものよりも身が分厚い分だけ脂ののりもいい感じ。
白身魚としては味、歯ごたえ共に高級魚と呼ばれることだけのことはあるなあ、と感動しつつお腹いっぱい食べちゃいました。ああ贅沢だなあ。

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剥がした皮は捨てるのはもったいないので、フライパンで焼いていただきました。
これがまた、カリカリした皮にプリプリの皮に着いた肉が美味しい、旨味も刺身よりこちらの方が濃い感じ。
ということで一日目の夕食は終了。

二日目は、お鍋をすることにしました。
これもまた、西表島のROCOさんでいただき、大変感動したのでお家でも試したかったのです。
アカジンは骨からのだしがとても上品で旨味が濃く美味しいと思います。
ワタクシ個人的には刺身よりも骨周りとか皮周りからの方がいい旨味が出て美味しいという気がします。

アカジンの頭をド〜ンと入れて冷蔵庫にあったあり合わせの野菜に豆腐を入れてお鍋の完成です。
って、煮るだけだから何も手はかからないのですが。

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お鍋はですねえ、なんといってもいいだしが出て、こんなに美味しいお鍋があるんだろうかという旨さですねえ。身の肉もホクホクして甘みがありたいそう美味しい。

さらに昨日食べきれなかった切り身から刺身と、しゃぶしゃぶ用の切り身も少し作って食べてみました。
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これも、熱々お鍋を食べながらサラッとお刺身をいただくというコンビネーションもなかなか良かったですよ。しゃぶしゃぶは少しじっくり火を通して食べたので、しゃぶしゃぶというよりはお鍋の具になっちゃった感じでしたけれど。

さて、お鍋は何と言っても具よりも残ったお汁が美味しい。
美味しいお汁を作るためにお鍋を食べるといっても過言ではないくらいですから、一番の楽しみはこの残ったおつゆを如何にして食べるかであります。

今回はお鍋でお腹いっぱいにになっちゃったので、おつゆだけ翌日まで保存して、朝の雑炊にしました。(これも西表島と同じパターン)
まあ、出来上がった雑炊の美味しいこと!
人生最高味雑炊といってもいいお味。
朝からこんな贅沢しちゃっていいんだろうかと思ってしまうほどでした。

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さて二日にかけて賞味したアカジンですが、まだまだ身全体の四分の一の切り身が残っています。しかも肉厚。

お刺身はちょっと飽きたので(贅沢だ)船中泊で船長が作ってくれたマース煮に挑戦しました。島の塩と泡盛、水だけで煮るシンプルな料理なんですが、アカジンの旨味が出て実に美味かったという強烈な印象があったのです。

ネットでレシピを見ながら作ってみたものの、塩加減がどうもよくわからない。
入れすぎてしょっぱくなっちゃうと食べられなくなるので、控えめに入れて、泡盛がなかったので屋久島の芋焼酎を代わりにしちゃいました。
芋焼酎は芋の香りが邪魔するかな、と思いましたが火を入れてアルコールを飛ばしてしまうとあまり関係なかったですね。

ちょっと薄味ながらも美味しいマース煮が出来上がりました。

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さて、巨大アカジンはこれだけ食べてもまだまだ身が余っています。
沖縄で食べたお料理の真似はだいたい仕切ってしまったので、何か自分で考えなくちゃ、とない知恵を絞ったら、たまたま冷蔵庫にジュノベーゼソースがあるのを発見。

これを使って、洋風にアレンジしてみようということで、四日目は塩胡椒したアカジンの身をフライパンにオリーブオイルで焼いてジュノベーゼソースで仕上げるというのを作ってみました。

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ニンニクのスライスが欲しかったのですが手元になかったのであっさりと断念し、白ワインとレモン汁を隠し味にしてみたら、なかなか上品なお味に仕上がりましたよ。

こうして四日間連続でアカジン料理を食すという贅沢な日々は終わっていきました。
先月末から通算すると7回くらいアカジン料理を食べている気がする。
なんて贅沢なんでしょう。もうこんな経験は一生できないなと思いつつ、つくづく釣りをしていて幸せだと思うのでありました。



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2015年6月22日 (月)

ラストチャンス!  沖縄離島遠征2015 その七@よせみや丸

2015年6月15日 月曜日 離島船中泊遠征最終日

日の出とともに船は今日最初のポイントに向かう。
少しの移動でポイント到着。昨日爆発した場所のようだ。
釣り師一同、大物に期待してキャスティングをメインに釣りを始めた。
朝まずめの一番の時間帯、昨日並みの魚の活性の良さであれば一発で大物が出るに違いない。いつ、どんな大物が出ても慌てないように心してかかる。

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朝一番のバイトはこの日もミヨシでキャスティングをしていた青山のSさんだった。
一瞬針にかかったようだったがバラしてしまう。
なんだか、今回の釣行でSさんは何かに取り憑かれているようだ。一番のバイト数を得ながらなかなか魚をキャッチできない。

昨晩もY店長に「どこか原因があるんでしょうね」と聞いていた。
Y店長の返事は「ルアーを止める間が短いのかも」ということだったのでSさんも今日はその辺の修正をしたのだろう。しかしヒットに持ち込みながらバレてしまった。店長の指摘は原因の一つだったのかもしれないが全てではなかったようだ。

朝一番、早速のヒットに船中は気合が入るが、その後が続かなかった。
昨日はあんなに動いていた潮がまったく動かないのである。

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キャストしながら海を覗き込むと底が見えるのだが、海底の様子がまったく動いていかないのだ。船は一箇所に止まったままになってしまっていた。

魚というのは潮が動かない時にはまったくやる気のが起こらないようで、エサ釣りでさえ目の前にエサがあっても食いつこうとしない。ましてや匂いも味もしないルアーに食いつく酔狂な魚はほとんどいないのである。

それでもこういったやる気のない魚を、怒らせたり、イライラさせたりという給餌行動とは別な手法でルアーに食いつかせるプロフェッショナルはいらっしゃるようなのだが、私に真似の出来る技ではなかった。

こんな時もマイペースで根魚を釣り上げていくのが根魚王Kさん。
渋い状況でも確実に魚を釣り上げていく。

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キャストを繰り返す私はこの二日間の疲れから、竿を握るのがやっとになるほど消耗していた。キャストの時に竿を離して海に投げ込んでしまいそうになるので、毎回投げる瞬間に意識して竿を握る左手に力を入れて投げた。
右手はすでに竿を握った形に固まってしまい、時々痙攣する。

少し休んで体力の回復を待ちたいところなのだが、今日は最終日、残り時間も刻々と減っていくとなるとついつい我慢をしてルアーを投げてしまうのである。

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時計はあっという間に9時を回り日はすっかり高くなっていた。
潮は相変わらず動かないようなので船を移動して潮通しの良さそうなところを探すのだがなかなか見つからないようだった。

私のタックルは糸の消耗が激しいようで、キャスト時に瞬間的にたるんだ糸が団子になることが多くなってしまった。
昨夜、傷んだ糸の部分を切って仕掛けを作り直す作業をサボったためであろう。
「糸と針は常に新しく」とY店長からも、西表島の宮城さんからも言われていたのにサボってしまった私が悪いのだ。

さらに、これを治そうとする手が攣ってしまい動かせ無くなってしまった。
あさっての方向に少し異常なくらいな角度で曲がったままつっぱてしまった指を、反対の手で無理やり戻して伸ばすのだが、すぐにまた元の角度に戻ったまま攣ってしまう。さすがにこれでは釣りどころではないので仕方なく休憩する。

Imgp5159
昨日はあんなに賑やかだった海は嘘のように沈黙し続ける。
相変わらず潮は動かず、船は沖に、岸近くにと移動を繰り返すが期待した結果はでてこない。「昨日が凄すぎだったんです。これが普通の海なんですよ」 というY店長の言葉に頷きながらも、お願いだからもう一匹釣らせてくれと念じる。

無情にも時間は早く過ぎ去り時計は終了時刻の12時に近づいていた。
攣った指が治った私はミヨシ付近でキャストを再開していた。
船はかなり岸寄りの浅瀬のポイントに入ろうとしていた。海の底がはっきり見えて泳いでいる魚も見えるほどだ。岸からも100メートルと離れていない近さだ。

そこで、誰かが魚の群れを発見。船の周りまで泳いできたのを見た船長はGTではないかという。
俄然一同のやる気は上がりY店長も竿を持ってミヨシにやってきた。
このヒトは船の上でも寝ていることが多々あるのだが、ここ一番というタイミングは逃さず、一発で魚を釣り上げるので、このような動きをした時には要注意なのである。

ミヨシで投げていたHさんのルアーを何かが追ってきた。
しかしGTではなく、もう少し小型の魚のようだった。Y店長が小型のルアーを同じ方向に投げて魚の反応も得ていたのでHさんも「俺も小型に」とルアーを交換しに船の後ろに回り込んで行った。

代わってミヨシに入った青山Sさんにいきなりヒット。バラシの呪縛から逃れ最後に有終の美を飾ることができるのか!
竿は大きく曲がり、先ほどルアーを追いかけてきた小型魚ではないことは一目瞭然だった。

Img_0298

そこは浅いので魚を遊ばせると糸が根に擦れて切れてしまう。
大胆に巻きかつ慎重に取り込む、姿を現したのは青の美しい良型のカスミアジだった。

Img_0304

これを見たHさんの反応は素早かった。
小さいルアーなんか投げている場合じゃあないと、元のルアーにすぐさま戻しフルキャスト。すると一投目で魚がかかった。
ミヨシで投げていた私は呆気にとられてしまいながらも、自分にもまだチャンスはある、とキャストを続けた。

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Hさんが上げたのはアオチビキという魚。
GTの外道としてはよく登場する魚だ。

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潮が動き始めている、魚の活性も上がっている、でもあと一時間これが早くやってきてくれていれば・・・
無情にも帰らなければならない時間となり、船長からの「ラスト一投ね」という言葉に気合を入れてキャストするも、何も起こらずに終わってしまった。

船は港に向かって加速し始めた。
離れて行く島を見ながらキャビン周辺に集まった釣り師一同はお疲れ様の乾杯をしたおそらくは各自この三日間の釣りを振り帰っていたであろう。

私の釣果はカスミアジとGTそれぞれ一匹づつのみ。
今回はあまり根魚やジギングをしなかったので釣れた数は少なかったのであるが、私自身は満足していた。とりあえず小型ながらも国内初のGTを釣ることができたことがこの満足の所以だ。

釣りというのは不思議なもので、数や大きさだけでは計れない何かがある。
自分にとっての忘れられない思い入れのある一匹というものがかならずある。
それは今回参加の釣り人達それぞれにも思いのこもった一匹があるに違いない。
そうした魚との出会いがあるから、釣りは止められないのだ。

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5月29日に西表島で始まった今回の長期遠征が今日で終わる。
半月以上の間釣り三昧の生活をしたおかげで、南の太陽にさらされた私の体は全身真っ黒に日焼けしていた。
この日焼けの最後の仕上げに、と、走る船の後部甲板に水着一枚になって寝転びビールを飲む。
熱く焼けた甲板が妙に心地よい。

目をつぶってこの半月を振り返っていると、突然体に冷たいものを感じて飛び起きた。Hさんがふざけてクーラーボックスのなかの氷水を体に振りかけたのだ。
「ヒェー!」と声を上げながらも、焼けた肌にそれは心地よかった。

この先、このような長い南の島の生活はもうないかもしれない。
今回も様々な魚に、そしていい人との出会いがあった。
人生は一期一会の連続、釣りもまた究極の一期一会、この出会いを大切にしよう。
いい旅、いい釣りができた。


写真提供:Ebb&Flow

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2015年6月21日 (日)

ギンガメ・フィーバー 沖縄離島遠征2015 その六@よせみや丸

2015年6月14日 日曜日

46バイト3キャッチ、カスミアジ多数、イソマグロ多数、アカハタ多数、バラフエダイ数匹、大型アカジンとすごい一日が終わった。
船は島近くの水深30メートルほどの場所にアンカーを打った。
シャワーを順番に浴びて、思い思いの飲み物を手にお疲れの乾杯をする。
心地よい疲れとまだ残っている興奮に酒が染み込むと一段と心地よくなる。

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酒といえばつまみ、今日は何と言ってもスマガツオがある。
船長とクルーのNくんがさばいてくれたスマガツオが出てきた。
薬味はわさび、ニンニク、しょうがの三種、お好みのものをつけて食べる。

早速ニンニクをつけていただく。
脂ののったモチモチの歯ごたえに、噛むと甘みのでる身がたまらない。
いくらでも酒が飲めてしまいそうで危険だ。

実は昨日の晩も大変なごちそうが振る舞われた。
Y店長の釣り上げた高級魚アカジンである。
あのアカジンを沖縄の郷土料理であるまーす煮で食べた。
まーす煮というのは水と島の塩、泡盛を使うだけのシンプルな料理なのだが、何と言っても肉がアカジンである、そんじょそこらのまーす煮とはわけが違うのだ。

テーブルに乗るや否や手を出すものが口々に「うまい」の連発。あっという間にアカジン一匹が姿を消して骨だけになってしまった。
船長がクルーのNくんに向かって「アカジンのまーす煮を食べたって、帰ったらみんなに言ってみな。みんな驚くから」と笑い飛ばしていた。
釣り上げた本人のY店長がシャワーから上がってきたときにはわずかな身が残るだけ、という悲しい出来事も起こった。

このように船中泊ではその日に釣れた新鮮な魚が食べられる。
こればかりはどんな高級料亭もかなわない美味しさだろう。

酒が周り、腹が膨れてくると次に何をするか?
釣りである。
船尾に点けたライトに集まるプランクトンを食べに小魚が集まりさらにそれを食べる大型魚が・・・というように船尾付近で食物連鎖の縮図が展開される、もちろんその頂点にいるのは我々釣り師だ。

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釣りを始める一つの目安は、集まったトビウオが何かに追われて水面から飛びだし始めた時、これが釣りを始めるタイミングだ。

この日は食後しばらくしてトビウオが跳ね始める。
Nくんは泳がせ釣りの餌にしようと大きなタモを持って船尾で構えていた。
いつものように店長がジギングを開始。昨夜は潮が早すぎて釣りにならなかったようだが今日は良さそうと言っていた。

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しばらくしてヒット!の声。
40センチ台のヤマトカマスが上がってきた。歯の鋭い魚なので注意が必要な魚だ。西表島ではナベテツさんがリーダーを三連発で切られた、あの魚である。

朝からほぼ一日、途中休みはしたもののジギングはほとんどすることなく、キャストを繰り返した私は疲れていた。昨夜、いい気分で飲みすぎたのだろうか、持病の偏頭痛が軽く出ていて頭が重く、体もだるかったので釣りはしないでしばらく見ていた。

午後10時を回り、あまりパッとしない釣果なので釣りは明日に勝負をかけることにして、ベッドに入った。

ところが、翌日聞いた話なのだが、みんなが寝静まった後も一人釣りをしていた釣りバカ店長(みんな釣りバカだけれど)は12時を回ったあたりからトップ・ウォーターでギンガメアジの入れ食いになったという。
サイズも60センチくらいが平均で、ドラグを出して気持ちの良いファイトを繰り替えしたとか。これが投げるごとにかかるのだというのだからさぞや楽しかったことだろう。ご本人曰く、一人で「ヒット!」とか「ウヒョー!」などと歓声をあげて釣りをしたので翌朝は喉が痛かったとか。

10匹以上釣ったところにトイレに起きてきたDさんも加わりすぐに一匹釣ったのだそうだが、入れ食いはここで終わってしまったとか。

ずるいではないか!と心の中で叫んだが、先に寝てしまった自分が悪いので仕方ない。
そういえば昨年の船中泊では、土砂降りの中、夢中でジギングをして夜中の12時過ぎに10キロ・オーバーのイソマグロを釣り上げたっけ。
あの情熱は無くなってしまったのか。今回はたまたま体調と勝負のかけどころを間違えてしまっただけ、と自分に言い訳して気を取り直し最終日の釣りに集中することにした。

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翌15日、午前5時、船長は起きるや否やエンジンの回し錨を上げ船を走らせ始めた。
太陽が上がってくるのを見て、あちらが東なのだと方位を知る。昨日の爆発が続くならば今日も楽しい釣りになるだろう。
残された時間は12時までの7時間。朝日を浴びながら気合いを入れた。


写真提供:Ebb&Flow

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2015年6月20日 (土)

巨大アカジン! 沖縄遠征2015 その五@よせみや丸

新しいポイントに船が入ったのは午前11時過ぎ、島近くの浅瀬の上だった。

昨年に続いて参加のSさんはGTをまだ釣ったことがないという。
彼の腕前、釣行回数からいったら当然すでに釣り上げた経験があると思っていたので意外だった。昨日はGTよりもタイラバでの根魚釣りに興じていた彼だが、今日はGT本気モードで望んでいた。

新しいポイントに入った直後の一投は魚の出る確率が高い。
ここでは彼に出た。私のすぐ横でのバイト、数匹のGTがルアーを奪い合うように飛びかかるのが見えた。大きな水柱をあげてそのうちの一匹がルアーにかかった。すぐさまファイトに入る。魚の引きは強くサイズは良さそうだ。初GTとは思えない余裕のファイトで魚を引き寄せそつなく上げてしまったGTは計測すると25キロあった。

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場所を変えるたびに次々と大型GTがバイトしてくるこの海は凄い。
潮の動きなどの自然条件も整っているのだろう、こういう日はありそうで滅多にない、チャンスなのだ。

昼食をとって一休みしたあとに入ったポイントではジギング部隊が炸裂した。
まずは根魚王のチャイロマルハタというハタ、でかい。こういうのを事もなげに釣ってしまうのが根魚王の凄いところ。

Img_0170

そして、そのあと、またまた大変な事が起こる。
ジギング王とその隣で釣っていた磯子Dさんのダブルヒット。
ジギング王の魚は走りまくり竿をぐいぐいと引き込む。一方のDさんの方は竿は引き込まれないが何か根掛かりのように思いという。

2メートルほどの間隔で釣りをしていた二人は、魚が走ったためかオマツリをしてしまった。船長が出てきて糸をほどき、まずはジギング王の魚を上げた。
魚はイソマグロだった。その走りからみな予想どうりという様子で魚を見ていた。

そして、もう一匹のDさんの魚が水面に姿を現した時、大きな歓声ともどよめきともつかない声が上がった。ミヨシでキャスティングしていた私も気になったので上からその魚を覗き込んだ。

水面に浮いてきたのは巨大な赤い塊だった、「うお〜!でかい!アカジンだ!」という声を聞いてにわかに信じられず竿を置いて見に行く。

西表島で数匹のアカジンを見てきた私はそれなりに「大きなアカジン」というものを見てきたつもりでいた。しかしそこに上がってきた魚は私の中の大きなアカジンをはるかに超えるバケモノだった。

魚が甲板に挙げられて横たわる姿を見て、驚きは増すばかりである。
ぱっと見でも7~8キロはあるのではないかと思われるその魚は赤いクエにも見えた。
「スゴイ!」「デカイ!」と声が飛ぶ中、釣った本人のDさんは妙に冷めた顔をしている。
ご本人曰く「その凄さがわからないので実感できない」とおっしゃるのだ。
「GTだったら50キロ級ですよ」とか「こんな大きなアカジンは一生に一度見られるかどうかですよ」などと声をかけられても、本人はどうもピンと来ていないようだ。

こういう感覚は私にも経験がある。80センチ・オーバーのシーバスを釣った時、20キロ弱のカンパチを釣った時がそうだった。デカイのは理解できるのだが、どのくらいそれがスゴイものなのかを測る尺度を自分の中に持っていないために、その凄さが実感できないのである。

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嬉しそうにしながら写真を撮られながらも、いまひとつピンとこないと首をかしげるDさんの気持ちがよくわかった。
しかし、何れにしてもこの魚は記録ものである事に違いはない。

「今日は凄い事が次々起こるなあ」「人生驚きの連続だなあ」などと口々につぶやきつつ各自の釣り座に戻っていくのであるが、おそらくこのアカジンを見た根魚王Kさんは少なからずショックを受けていたに違いないと推測する。彼がこの海で最も釣りたかった魚がこれだったからだ。それを目の前でやすやすと釣られてしまったのだから、おそらく胸中は落ち着かなかったのではないかと思う。

アカジン騒ぎがひと段落し、次のポイントに入ると今度はY店長がGTをキャッチ。
この頃になると、GTが釣れたくらいでは船上は沸き立たなくなっていた。一同麻痺しかけていたのだろう。

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この後、少し魚の活性が下がったのかアタリが減ったので船は大きく移動をすることになった。

島を回り込み別な浅瀬に入り何度か小移動を繰り返しいい場所を探した。
ここでも小移動中に根魚王に船長よりのトローリングの命が発せられ、一同が注目する中船尾から糸を出しミノーを流す。
船が移動し始めて間もなく竿が曲がりヒット!すぐに船を止める。

今度こそはスマガツオをお願いします。という観客一同からのプレッシャーを一人で受け止めながらファイトする根魚王、今回はどうやら本命らしい手応えがわかっていたようだった。

上がってきたのはお腹がパンパンに膨らんだ見事なスマガツオ、一同今夜の酒のおツマミが確保できたことに大喜び。根魚王も大役を果たし一安心した模様。船上は和やかな雰囲気に包まれながら次のポイントに入った。

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ここからのバイトが凄かった。
再開早々、本日初GTを釣り上げたSさんにまたまた大きいのが出た。今回も真横でそのバイト・シーンを見てしまっtのだが、デカイ魚が水柱をあげてルアーをひったくり、一気に走った。ドラグが鳴り糸が一気に引き出される。船はすかさずフォローを入れてバックした。しかし間に合わなかったようだ。引き出された糸が海底の根に擦れてしまったらしくわずかなファイトで糸は緊張を失い水面にたれてしまった。

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Sさん自身も落胆が大きく「さっきのよりはるかに重かった」「僕のルアーはどこに行ってしまったんでしょうね」などと諦めきれない様子。何が悪かったのか心の中で整理がつかないに違いない。

さらに移動し釣り続けたおよそ一時間後、ジギング王がキャスティングでカスミアジをヒット。今日何匹目のカスミアジだろうか。

続くようにGTをバラした心の傷から立ち直ったSさんが大きなバラフエダイをヒット。
このように、外道と言われる魚が多く釣れることは決して悪いことではない。魚全体の活性が上がっている証拠だからだ。

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事実本命GTのバイトも多数あった。なかでも圧倒的にバイトがあったのは青山Sさん。
ミヨシでキャストする彼の方から、「出た!」「来た!」という声を何度聞いたことか。
そのうち何度かは針にもかかったようなのだが、なぜか途中でばれてしまうのだった。これには本人も参っていたようで、釣れない暗示にかかっているようだった。

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午後6時を回り日もだいぶ傾いてきた頃に、ジギング王がまたまたカスミアジをヒットする。いったいこの方は今日何匹の魚を手にしたのだろうか。ご本人はいたって冷静な様子で魚を上げてしまう。

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その直後、苦しんでいた青山Sさんにまたまたヒット。
本人は「またまた悪夢か」と少々弱気になりつつファイトしていたようだが、この魚は取れた。残念ながら本命GTではなく良型のバラフエダイだった。

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ここから夕まずめの一時間はバイトが連続してあった。
しかしなかなか魚が針にかからない。その度に船長が声をあげて嘆くのであるが、釣りをしている本人が一番嘆きたいところなのだ。

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時計は7時を回り辺りは薄暗くなり始めていた。
船長から「あと一投でラストね。ドラマを起こしてちょうだい」と言われ、一同慎重にキャストし、ルアーを操る。一人が終了し、また一人と次々にルアーを回収し納めていくなか、船尾でルアーを操っていた最後の二人に注目が集まる。

「くるか!」「見せてちょうだい!」などと半ば冗談交じりの声がかけられるなかDさんのルアーが船まであと数メートルというところに達した時、突然大きな波紋が湧き上がり魚がルアーに飛びつく、ルアーを加えた魚が走ろうと水上で尾びれをパタパタ振る様子が見えたのがコミカルで、注目していた一同、大いに盛り上がる。

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釣れたのはいいサイズのイソマグロだった。夕闇迫るなかで写真を撮り即リリースする。こうして驚異の一日は終わった。
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夕方、船長がバイト数を集計したところ、なんと46バイト!釣れたGTこそ3匹だが、カスミアジ、バラフエダイ、イソマグロと多くの大物が上がった。さらに、ここにも書ききれなかったが多くの根魚も上がっており、この日一にちの釣果は私のなかでは記録的なものだった。

今日一にちは自分にとって人生の中で深く思い出に残る一にちとなることだろう。
私は私なりに、釣り師一同のみなさんもそれぞれ自分の中の個々の思い出ができたに違いない。

自分自身はいくらも魚を釣っていないのにこの充実感はなんなのだろうか。
お疲れ様のビールを飲みながら、今日の停泊地に向かう船の上で暮れ行く大空を見上げながら感慨に浸った。


写真提供:Ebb&Flow

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巨大GT!? 沖縄離島遠征2015 その四@よせみや丸

午前9時半を回ったころ、船後方部で私とHさんはGTを狙ってキャストを続けていた。

Hさんはこの日すでにGTを1匹キャッチしただけでなく、ビッグ・バイトも何度かあった。その中の一匹がHさんのルアーに残した歯型を見て、その意味のわかる人達は一様に驚いていた。歯と歯の間隔が異常に広いのである、それはそのGTが桁外れにでかいということを意味していた。

そんなHさんが竿をライトなものに持ち替えて「この竿は柔らかいから振りかぶらなくてもホラッ!」と軽く手首を返してキャストし始めたのを、隣で釣りながら何気なく見ながらも自分の釣りに集中していた。

突然「ヒット!ヒット!GTだ!デカイ!デカイ!」という叫び声を聞いてHさんの方を見ると、すでに竿は大きく曲がりドラグを鳴らしてラインが引き出されている。

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「フォローいれるよ」と船長の声が飛び、他の釣り人は一斉に釣りを止め船はバックし始めた。船が後ろにさがった分だけ糸を巻き取り魚を寄せていこうという作戦だ。
「巻いて巻いて、どんどん巻いて」と、Hさんの横にY店長が張り付き指示を出す。

しかしラインは巻けども巻けども、船がバックするスピードを落とした瞬間に一気に巻いた分が出されていく。
釣りを止めた全員が船尾に集まりファイトの行方を固唾を飲みながら見守る。
「バイトの瞬間見ましたよ、GTです、デカかった、ヤバイ」とクルーのNくんがビデオを回しながら興奮気味に声を出す。

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船は少しずつバックしながら間を詰めるのだが一向に糸は巻かれていかない、竿は大きくしなったまま動かない。5分が過ぎ疲れが見え始めたHさんが巻く手を休めると「魚も休んじゃうから休まないで」とY店長の鬼のうような激励が飛ぶ。デカイデカイ!がんばれがんばれ!絶対40キロオーバーだな、出た瞬間にデカイとわかりました、などと取り囲む一同も興奮気味に思い思いに声を出す。

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張り詰め切った糸がジリジリとドラグを鳴らしながら出て行くたびに歓声が上がる。

さらに5分ほど続いた時、ググン!という衝撃が竿を振動させた。「フックが一本外れたかも」とY店長、一同緊張の度合いがさらに高まる。

ところが、この後、魚は動くのをやめてしまったようで、ただ重いだけの塊のようになったとHさんは感じていたらしい。膝を曲げて全体重を後ろにかけて竿を起こし、戻す瞬間糸を一瞬で巻く。重く引かれる力に両手で竿のグリップの先を支えているだけで体力が奪われどんどん消耗していくのがわかる。

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「水をください」というHさんに誰かが水を飲ませた。もちろん手は使えないのでペットボトルを口に持って行き逆さにしての給水である。
まるでテレビの釣り番組を見ているかのような光景に、「本物の大物が見られる」とワクワクしている自分がいた。

ファイトが15分を超えたあたりで、体格のいいHさんではあったが「もうダメ、誰か変わって」と弱音を吐き始めた。最初は半分冗談なのだろうと見ていたが、次第に腰が落ちてきて立っていられなくなってきた。そんな姿を見て、これはダメだと思ったらしいY店長が二人がかりで竿を慎重に受け渡してファイトを代わった。

交代した店長も竿を握った瞬間魚の重さに驚いたようだ。思わず「これデカイ」と言った。
糸は巻いては出、巻いては出というのを繰り返し、一向にリールのスプールに巻いてある糸の量は増えていかない。

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こういうこともあるのだな、とよほどの大物なんだろう、いったいどんな化け物が上がってくるのか。船上は期待と興奮のボルテージが上がっていった。
交代して数分後、「重いだけ」と店長は何か異変を感じたらしい。
周囲もその雰囲気を察し、「確かにGTがバイトするのを見た」と再確認する、それならば魚が横になってしまい凧揚げの凧のような状態になり水の抵抗を受けて重いのか?と店長は言う。

このような場合の一番の危惧はサメである。
ルアーに食いつきファイトして弱った魚に食いつくサメがいるのだ。
私自身もかつて相模湾で推定30キロオーバーのキハダマグロにサメが食いつき胴体から頭しか上がらなかった経験がある。

ファイトは20分、30分と経過し、Y店長も疲れがではじめたので、この大物ファイトを経験したい人が順番に交代していくことになった。

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根魚王Kさんの後に次いで代わった私、重い!巻けない!両手で竿を支えるだけで手一杯!と言う印象だった。糸を巻こうとしてもハンドルが重くて巻けないのである。竿をあおろうとすると、それ以上立てると竿が折れると言う声が飛ぶ。まるで象か何か巨大な生き物都綱引きをしているようだった。どうにもすることができず数分が過ぎ次の方に交代する。

Img_0149

Hさんの名誉のためにここに書こう、この魚は一人で上げるのは無理であると。
たった数分で体に危険を感じてしまうほどの重さ、パワー、これを相手に十数分も奮闘したHさんの戦いぶりは見事であった。

船はこの間もバックしてフォローするが一進一退が続くだけ、何度かファイトを交代するもさすがに一時間を超えたあたりから、「これはGTではないな」とみんなが思うようになった。

とにかくドラグを締めていこうということで、少しづつドラグを締めていく。それでも糸は出て行くので切れるのを覚悟でドラグを締めきってしまった。糸はPE5号、これほどの緊張によくぞ耐えていると一同が感心するほど切れなかった。

やがて一人でファイトすることが困難になり三人がかりで糸を巻くことになる。
二人が竿を抑え、船がバックして魚を引っ張った瞬間、ハンドルは重くて巻けないので、スプールを回して巻く、という作戦に転じた。
少し体力を回復したHさんが、再びスタンバイする。最後の決着は自分でつけようというのだ。

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船で魚を引っ張り、スプールを回して糸を巻く、という以上な光景が繰り広げられる。
ファイト開始からおよそ一時間半、何かが水中に姿を現した。それは透明な海の奥の方からぼんやりと浮かび上がってきたのだが、GTのシルエットでもサメのシルエットでもなかった。誰かが「サメだサメだ、尾ひれが見えた」と叫ぶ。私にはマンタのように見えたが、それを言うと、マンタはこんなに引かない、とマンタ経験者が返してきた。

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再び海中に消えたシルエットは何度かうっすらとその正体を見せたものの、確信的に何、と断定するには至らない。

船は前進しては魚を引き止まって糸を巻く。
こんな釣りは前代未聞だ。誰もがそう思ったに違いない。同時に誰もが疲れを感じていたであろう。硬直状態に緊張はすでにピークを越えていた。

「あ!まずいまずい、切れる!」という叫びが聞こえた瞬間、バチン!という大きな音がした。誰もが竿が折れたかと思った。

一時間半以上の間曲がり続けていた竿がまっすぐに伸びているのが見えた。
糸が切れたのである。どうやら船底に糸が擦れてしまったらしい。

緊張が一気に解かれ、謎の大魚について一同ため息を混ぜながら推測する。
概ねの合意した意見は、もともとかなり大きなGTがかかっていたところに、これもまたかなり大きなサメが食いつき、食いついた状態で二匹が繋がったままになってしまっていたのではないか、ということにおさまった。
サメにしてもこの重さは尋常ではないという。200キロのサメとファイトの経験のあるY店長は、300キロはあったのではないかと推測していた。

魚の大きさ、重さ、ファイト時間、糸・竿の強度、全てがこれまで私が経験したことのないものだった。
一同の意見はおさまっても、魚を掛けた本人の心は恐らく治まらなかったに違いない。
消耗しきった体はこの日一日復活し切れないほどのものだったようだ。体と同様心もまた消耗したに違いない。しかし釣り師の魂は逃した魚が大きければ大きいほど再び燃え上がるのである。

この海はその魂に十分応えるだけのポテンシャルを持っていた。
緊張が解けきった船は次のポイントに向かいゆっくりと走り始めた。
そしてこの後、再び大変なことが起こってしまうのであるが、この時それを測るものは誰もいなかった。


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2015年6月19日 (金)

ヒット!ヒット!ヒット! 沖縄離島遠征2015 その三@よせみや丸

2015年6月14日 日曜日 エンジンの音と船の揺れで目が覚める。
時計を見ると早朝五時、船長は釣り師たちが寝ている間に船を走らせ次なる離島へと向かっていた。こうすることで釣りをする時間を少しでも多くとってもらえることが、釣り師には何よりも嬉しい。

船上で朝食をとっていると、船の速度が下がり始めた。ポイントに近づいたのである。
一同、食事を急いで済ませ釣りの準備体制に入る。こういう時の動きは実に無駄なく機敏である。

船はさらに速度を落とし、島にかなり接近したところでエンジンを止めた。
船長の合図とともに釣り開始、このポイントは比較的深さがあるので、キャスティングとジギングに分かれる。

開始早々、一投目のジグ投入でジギング王Tさんにヒット。
竿の曲がりが魚の方の良さを伝えてくれる。見えてきた魚を離れたところから見ていた私にはその魚のシルエットはGTに見えた。GTを朝一一投目から、しかもジグで釣ってしまうなんて、さすがジギング王だけのことはあると関心しながらも、自分はキャストを続ける。

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GTに見えた魚はウマズラアジという、表情が少しだけGTとは異なる魚だった。
初めて見る魚だ。

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今日は釣れる!、とこの一匹で確信的なものを感じてキャストする私の隣でキャストしていたいたHさんにヒット!やはり魚の活性は高い。竿もグイグイと引き込まれいいファイトを見せていたのだが、しかしこの魚は惜しくもバレてしまった。

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悔しがるHさんを見ていると、またまたジギング王にヒット!絶好調である。この方は魚の地合は絶対見逃さない。釣れる時にはとことん釣る方なのである。今度は離島周辺ではメインターゲトとなるイソマグロが上がった。

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それからおよそ20分後、入れ替わるようにHさんにヒット!
今度は十分に針がかりしているようだ。慣れたやり取りで魚を取り込むと本命のGTだった。二日目の開始早々に上がった本命GTを見て釣り師たちの活性もグンと上がる。

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それから10分も間をおかず次にヒットさせたのはまたまたジギング王。今度もイソマグロだった。一人で面白いように大型青物を釣り上げていくその姿に圧倒されそうになる。

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船は一度流し変えるために小移動する。
この時私は船の後ろに場所を変えてキャスティングをすることにした。
波がそこそこあったので、横幅が狭いミヨシ(船首)で船が横に揺れると踏ん張るのがきつく危険を感じたためだ。

何を投げていいのか少し迷った私はY店長に良さそうなルアーを相談し、ポッパーと大きめの少し潜るアクションをするものを選んでいただいた。
ポッパーは波のある時には有効という。また、大きめのルアーはその重さから投げるのには力が要るためなかなか自分からは選びたがらないルアーだったのだが、活性のいい時には大きめのルアーの方が良いよいうのでプロのアドバイスを素直に聞く。
移動後の第一投はバイトのチャンスが高いので、ここが勝負だと思った。

まずはポッパーを投げる。
ところが、二投目にキャストミスしてルアーを船にぶつけてしまい、大きな傷をつけてしまったので、これを諦め大きいものに交換した。
重いのでフルキャストはせずに竿のしなりを利用してあまり力まずに投げる。ルアーの飛距離は落ちるがなんとか釣りにはなるだけの距離を稼げた。

短めに竿を動かしルアーを動かし引いてくる。
ルアーが船まであと10メートルくらいまで来た時、突然水しぶきが上がり手元に重みが伝わる。GTだ!とその出方から確信した。魚の重みが竿を通じて体全体に伝わり心地よい。素早く糸を巻き取りつつも焦ることはなかった。手に伝わる重みからさほどの大物でないことが分かったからである。

バレることだけはやめてくれ、と祈りながら魚お引き上げてもらうと、小ぶりながらも本命のGTだった。国内で釣り上げる初GT。「小さいなあ」と思わず漏らしてしまう私に「GTはGTですから」と誰かが声をかけてくれた。

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予想していた通りカスミアジの次にはGTが来てくれた。三度も続くとこのパターンが自分のジンクスになってしまいそうで喜んでいいのか悪いのか複雑な気持ちではあった。

二時間で船中二本のGTキャッチ、しかもその間バイトは確実にその倍以上はあった。この日の活性はとても高いようだった。それを証明するように私のキャッチから10分もしないうちに今度はDさんにヒット。
美しいカスミアジが上がってきた。

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そしてさらに30分ほどした時、「少し軽めのルアーを投げて楽して休もう」というようなことを言いながら、マグロ用の竿で軽めのペンシルベイトを投げていたHさんに大変なことが起こった。
…つづく。


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2015年6月18日 (木)

ヒット! 沖縄離島遠征2015 その二@よせみや丸

いよいよ釣の開始。GT狙いのキャスティング組と根魚あるいは青物狙いのジギング組に分かれて釣を開始する。
水面に魚を誘い出すトップ・ウォーターのキャスティングに比べると、水中を泳ぐ魚の層をダイレクトに狙うジギングの方が多少は分が良い。普段ならとりあえずジギングで何か一匹釣ってからキャスティングへと考える私なのだが、今回は迷わずGTのキャスティング・タックルを手にした。

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最初に手にしたのは、西表島の宮城さんに頂いたマギー・ガーラというルアーを結んだタックル。これをフル・キャスとしては竿先をチョンとひいては巻き、チョンとひいては巻きを繰り返す。

島の周りの水深50メートル付近を船は流す。いわゆるリーフ(サンゴ礁)の外側からリーヒ・エッジにかけてのポイントを狙うのだ。

水深により海の色は変わり、浅くなると濃い青から薄い青に変わってゆく。逆に浅い場所に入るとサンゴの砂地の部分は白っぽく、サンゴの塊は濃い青に見える。
その周りや境目など変化のあるところがGTの泳ぎ回るポイントだ。

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開始後間もなくジギング組の方から歓声が上がる。誰かが魚をかけたようだ。
普段なら早速見に行く私も、今回はちょっと気合の入れ方が違うので見に行かずキャストを続ける。

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何度か流し変えたがあまりいい反応がなかったので船は移動した。
15分ほど走って次のポイントに入る。しかしこちらも芳しくなく、根魚王Kさんが赤旗をキャッチしたのみで再び移動。

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移動中の船上でお昼のお弁当を食べて、移動後すぐに午後の釣を開始する。
次に入ったポイントは魚の活性が少し上がったようだった、期待してキャストを繰り返した私だが、早くも少々体力切れし投げるのが辛くなてきたので、一度キャスティングの竿を置きジギングに切り替える。

すぐ隣で釣っていた根魚王がハタをキャッチ。

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負けじと底を取ってはすぐにしゃくりジグを落とし、またそこに着いたらすぐしゃくる、というのを繰り返した。ジグはプロセレのゴビアス・アンセスター、西表島で高級魚アカジン・キラーとなったルアーだ。
記憶が定かではないのだが、確かこの辺りのポイントでY店長がアカジン(スジアラ)を釣り上げた。
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一方私の方は数投目に根掛かりでこのルアーを失う。腕の差がはっきり出てしまった。リーダーごと切れてしまったのでジギングでの戦意を喪失する。
これをあざ笑うかのようにお隣の根魚王はアカハタをまたまたヒット。しかもだんだんサイズが良くなっていく。

Img_0049

比較的水深の浅いGT狙いのこのポイントでは、ジギングはライトジギング、インチク、タイラバによる根魚狙いが主体だ。
普段はあまりタイラバをやる印象ではないSさんが、タイラバを出してきて釣り始めたのを興味深く見ていると、間も無くヒット。カワハギの仲間の種を釣るがこの手の魚は種類が多く、正式名が覚えられない。

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小物はポツポツと釣れるものの本命のGTの反応が今ひとつなので、船長は大移動を決断し船を走らせた。
小一時間ほど走っただろうか、大きな橋の見える島が近づく。
確か昨年もこの島周りで釣りをしたと言う記憶が蘇ってきた。

ここでもキャスティングに集中するが魚からの反応はない。
磯子のDさんがバラハタを釣ったくらい。

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船は島の周りを小移動を繰り返した。
移動中、根魚王Kさんが珍しくトローリングをする。
船長からやってみて、と言われたらしい。狙いは本日の夕食のおかずになるような美味しい青物、一同の期待はスマガツオにあった。

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ゆっくりと進む船の最後尾で竿を立てて仁王立ちになる根魚王に一同が注目していると、突然竿がぐんとしなる。誰かがヒット!ヒット!と叫び船長に知らせる。
停止した船の上でファイトの開始、だが魚はさほど大きくないことが竿の曲がり方から想像できた。「スマガツオお願いします」と言う声が飛ぶ中、「なんか引きが違う」と根魚王Kさん。上がってきたのはバラクーダだったので、一同がっかり。

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釣ったご本人にとってみれば、頼まれて釣りして一生懸命釣り上げたのにガッカリされたんじゃ割に合わないのだろうが、ヒットの瞬間頭の中にはお皿に盛られたスマガツオのたたきを想像していた私もおもわず心の中で「バラクーダかよ!」と舌打ちしてしまった。Kさんごめんなさい。

移動中パラパラと雨が落ちてきたので空を見上げると、少し離れたところに入道雲が見え、そこからの雨が風で飛ばされてきているようだった。
これは角度が変わると虹が出るな、と思いながら釣りをしていると、何回か移動した時によそうが的中し虹が出た。しかも一度に二本の虹が現れる複虹というものが出たのだ。

この複虹というのは普通の虹の外側にもう一本虹がうっすら現れるものなのだが、私はかつて長野の安曇野で一度見ていたのですぐにわかった。複虹は赤が一番外側で紫色が内側に来る普通の虹と逆に赤が内側で紫が外側というふうに対称的な色の配列になることも知っていたので、隣にいたHさんに解説した。ついでにレンボーというと同性愛者がレインボー・フラッグをその象徴としていることから、レインボーに同性愛者の意味もあることなど話したらHさん妙に食いついてきた。

そんな話をしているうちに虹は消え、さらに小移動を繰り返しているうちに日は西の空に傾き始め、海が黄金色を帯びてくる。

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船は浅瀬に飛び出す岩礁周りを流した。
潮の動きが先ほどまでとは全く異なるようで、潮と潮がぶつかっているのがよくわかる。

船首に三人、船尾に二人キャストを続ける。船はエンジンを切りゆっくりと風上から岩礁に近づく。岩礁の左側を流し狙うも何もでない。しかし潮回り、海の雰囲気は非常によく、魚の気配も感じることができる。
私と共に船首で投げていたY店長とHさんが「これは出る、絶対出る」と言い切った。

岩礁を通り過ぎてしまった船は大きく、かつ静かに回り込み再び流すコースを少し変えて岩礁を責める。
三度目の流しの時だった。岩礁の右側にこれまでにないいい距離に近づく。前後の二人のキャストを見ながら自分の投げるタイミングを見計らっていたところに、ちょうど自分の目の前に岩礁が来たのでフルキャストする。

ルアーはマギー・ガーラ、岩礁の手前数メートルの海面がざわついたところにうまく着水する。Y店長が「いいところに入った、出ますよ」と声をかけてくれた。急いで糸ふけを取り数回しゃくったその時、ズン!という手応えが腕に伝わり竿が曲がる。来た!ヒットだ!と魚の重みを十分腕に感じてから竿を立てて糸を巻く、グングンと竿は引き込まれる。GTか?!
「巻いて巻いて」と船長が叫ぶ。グイグイと引き込む手応えに気がつくと何か叫んでいる自分がいた。

水深のあるところまで巻き上げると「ゆっくり、ゆっくり」という指示が飛ぶ。
落ち着いて巻き上げてくると思ったほど魚は大きくない。
船長がタモですくってくれた魚はGTではなくその仲間のカスミアジだった。

やったねー!と一同に声をかけられ嬉しさがこみ上げた私だったが、一方でGTじゃあなかったのか、という落胆もあった。そんな様子を悟った誰かに、「一匹は一匹いいじゃあないの」と声をかけられ、すこし傲慢な気持ちが起こった自分に反省しながら魚を手に取り写真を撮ってもらった。

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カスミアジは腹から尾にかけての体の縁が美しいブルーに輝く。いつ見ても美しい。
初めてこの魚を釣ったのは、二月のコモド島、二度目は五月の西表島、二度ともこの魚の次に出たのはGTだった。
今回も次はGTと気を取り直しながら魚をリリースする。

日はすでに落ち辺りは薄暗くなっていた。
船長の「今日はおしまい」の声と同時に船は速度を上げて今夜の停泊地に向かう。
この時はすでに歓喜が落胆を追いやって、私はとても幸せな気分でいた。
そして、明日こそは本命GTをと意気込むのであった。

写真提供:Ebb&Flow

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2015年6月17日 (水)

GTが釣りたい  沖縄離島遠征 2015その一 @よせみや丸

2015年6月13日 朝7時過ぎ、沖縄は那覇港の寄せ宮丸(ヨセミヤマル)に到着。

今日から三日間船に寝泊まりして離島まで行き釣り三昧の日々が始まる。

寄せ宮丸での船中泊遠征は、昨年5月にも来ているので今回が二度目だ。

メンバーは8名。キャンセルに滑り込んだ磯子のDさん以外は昨年と同じメンバー。
なかでも、ジギング王Tさん、根魚王Kさんあたりは、この一年何度遠征をご一緒させていただいただろうか。この3ヶ月くらいは毎月船の上であっている気がするほどだ。
Hさんは昨年の寄せ宮以来一年ぶり、青山Sさんは昨年夏のバラムツ釣り以来か。もう一人のSさんは一月に佐賀・呼子のサンライズでご一緒している。それに毎回遠征の世話をしていただいているルアー・ショップ、エブ・アンド・フローのY店長とすっかりこの一年でたくさんの遠征仲間ができてしまった。
昨年の寄せ宮遠征は生まれて初めての体験だったので、 右も左もわからず見るものすべて初めての体験、言われるままに釣りをして何匹の魚を釣り上げ、初めて見る離島の大自然に大きく感銘を受けた興奮と快楽の三日間だった。

しかし今回は、釣行の始まり方からして大きく異なる。
そもそもこの釣行の出発は先月末の西表島遠征釣行からスタートして、半月間、楽園で釣り三昧した後にさらに三日間、睡眠、食事、トイレ以外の時間は釣り三昧という生活をしようと云うのだから。

ここまで西表島で様々な魚を釣りまくった私は、今回の釣りの目標というか釣りへのモチベーションを失いかけて那覇にやってきた。つまり、もう十分釣りを堪能し切っちゃったのだ。
那覇滞在中の二日間でなんとかこの船中泊に向けて、気持ちを盛り上げようとした結果今回の釣りのテーマを決めることにした。
それは「唯一国内ではまだ釣り上げていないGT(ロウニンアジ)を釣る」というものだった。

GTは二月のコモド島遠征では4匹釣ったものの、西表島ではワン・バイトのみで釣り逃し悔しい思いをしている魚である。昨年の寄せ宮船中泊ではカスリさえしなかった代物だ。
今回こそ、せっかくGTの多く生息する沖縄方面の離島で釣をするのだから、こいつを手にしたいと強く思うようになったのだ。

船に乗り込み釣の支度をする。
今回GT用に持ち込んだ竿は三本、内メインは二本。細めの竿が一本。
最初にラインに結ぶルアーの二つは既に決めていた。
西表島でお世話になった宮城船長の開発したマギー・ガーラというペンシルベイトだ。
これにもう一つ、何かポッパーをつけようと考えていた。

一同、暑い暑いと二言目には暑いとうので、「暑い」と一度言うたびにお金を取ろうという冗談が出るほどだった。「先に50万円分払っておきます」などという景気のいい言葉がでて暑さを笑い飛ばそうとしていたのだが、そんな中で西表島に行った私とY店長だけは「暑い」と感じていなかった。西表島の暑さは、ここ、那覇の暑さの比ではなかったのだ。

もう一つ笑い話がある。
西表島生活ですっかり顔も体も黒く日焼けしてしまった私への皆さんの反応だ。
昨夜、私はホテルのロビーで一同が来るのを待っていた。
そろそろ到着、という時間にホテルに入ってきたSさんに近寄り、こんばんはと挨拶をしたら、一瞬、訝しげな表情をした後に真をおいて挨拶をしてきた。後で聞いたら何か怪しい男に声をかけられたのかと思ったらしい。

船のキャビンの入り口のベッドを陣取った私が支度をしていると、ドアを開けて入ってきた人に目があったとたん、「船長がもう一人いるかと思った」と言われる始末。船長並みに顔も手足も黒くなっているらしい。
さて、午前8時前、船はエンジン音を上げて港を出て行く。
やや波はあるものの航行、釣り共に問題になるほどではなく船はぐんぐんスピードを上げて北に向かった。

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一時間ほど走ったところで最初のポイントに到着。
どこかの遊園地にあるような先の尖った山が特徴の島が見える。この島は昨年も最初に入ったポイントで、この山の形が印象的だったのでよく覚えている。

沖めのやや水深のあるところから流し始め、少しずつポイントをずらして何度か流すと、小移動して島に近づいていった。

さあ、どんな釣りが始まるのか、GTは果たして釣れるのか。
ここまで来てやっと釣りへのモチベーションが上がってきた私だっった。


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2015年6月14日 (日)

沖縄船中泊遠征 2015@寄せ宮丸 那覇

先月29日に西表島に入ってから半月間釣り三昧の日々が続いてきたが、明日からはいよいよそのクライマックスである船中泊での二泊三日の釣りが始まる。

那覇港の寄せ宮丸での船中泊だ。
行き先はまだ知らない。天候により変わるからだが、今のところ三日間の海は凪の予報、昨年の初めての遠征釣行では同じ船で離島に出かけ10キロのイソマグロを釣ることができた。船中では30キロを超えるGT(ロウニンアジ)も上がっている。

今回、ワタクシが狙いたいのはそのGT。
先日の西表島ではバイトがあったものの、惜しくも針がかりせず逃してしまった。
その時の状況を、その後船長からいろいろ話しを聞いて、何が悪いのかも少し分かってきた。
使うべきルアーも運よく手に入れることができた。
後は魚と遭遇する運が回ってくるかどうかだ。

人生は一期一会の連続だが、魚釣りはさらに際立った一期一会の世界だ。
悠々と大海を泳ぎまわる魚に、こちらから出向いてゆき、彼らのいそうな場所に彼らの好きそうなルアーを、彼らの好きそうな動きを演出して、彼らがその気になった時、初めて出会いがある。

釣り上げた時の感動は、この偶然と必然が混然となるなかで起こるドラマの希有性から湧き上がってくる。
釣り人にしか味わうことのできない感動である。
それが、あまりにも大きく、あまりにも素晴らしく、人を魅了してしまうことから釣り人は今日も海に出て行く。

大魚の小説になると必ず取り上げられるものに、ヘミングウェイの「老人と海」があるが、大なり小なり、あの小説に描かれているようなドラマが釣りには常にある。
それをどこまで感じられるのかは、釣り人自身の感性にもよるのだろうが、必ずドラマはある。
そのドラマは、常に釣り人のあらゆる想像、予測、準備を裏切ってくれる。
今回の船中泊でどのようなドラマが待ち受けているのか、どのようなドラマが起こるのか、期待に胸を膨らませながらドラマを共にする釣友達のホテル到着を待つ。

2015年6月12日記


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2015年6月13日 (土)

戦後70年目の沖縄で釣り以外のことも考える

沖縄に来ています。
正確に言うと沖縄には半月前から西表島にいたので、那覇に来ているということです。遊びで沖縄にくるのは二度目で、昨年の船中泊遠征についでのこと。
今回も船中泊遠征なのですが、東京や大阪からくる本体よりも一日早く那覇入りしていわゆる観光をして見ることにしました。

一般的な観光にはあまり興味の無いワタクシですが、首里城は一度訪れてみたかったので、モノレールに乗って出かけることに。

切符を買って改札を抜けようとしたら、自動改札機に切符を入れる隙間が無いので、一瞬あれ?と思ったら、切符に二次元バーコードが印刷されていて、飛行機の島上みたいに切符を近づけて通過。なんだかカッコイイぞ。開通した時代がわかる。

旭橋駅で電車を待ってるとやって来ましたモノレール、二両連結で車両も小さめの感じ。走り出すと以外にカーブが多く駅間は短い。

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終点の首里駅が近づくと丘の上に首里城が見えてきた。
駅を出てモノレールから見えた方向に道を歩くのだけれど、観光地によくある「首里城はこちら」みたいな看板が少なく、次第にこの道でイイのか不安になってくる。歩道のところどころにある地図も地味で目印など大げさに書かれてい無いので、注意しながら行った。最後の一般道から白への曲がり角にもこれといった看板はなく、うっかりすると行き過ぎてしまいそう。

角を曲がって少しいったら「どこから来たんですか」と中年のおっさんに突然声をかけられた。一瞬「西表島から」といいそうになるのを飲み込み間があいて、「横浜からです」と返事をすると「めんそーれ」といわれた。返事に困った顔をしていたのだろう「めんそーれというのは沖縄の言葉でようこそと言う意味です」と続けたので、「ありがとうございます」と答えて城に向かって歩いた。

その先は道の両側が沖縄県立芸術大学の校舎と図書館があり、落ち着いた空気が流れていた。

この辺りからゆるく上り坂になり、城山に登り始める。

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この辺りから首里城観光の案内順路を示す矢印が時々立っているのだが、これがとても分かりにくい。首里城一帯の公園は広く、いろいろな建物があるのに、順路の文字と矢印だけしかかれてい無いので、地図なしで歩くとどこに行く順路なのか不安になってくるのだ。

それでも要所要所には案内係りのおじさんがいたので、直接聞くと丁寧に教えてくれたので辿り着いた。

Imgp5068

門をくぐり抜けて正殿を正面に見ながら入り口と書かれた方向に向かう。入り口でビニール袋を渡されたので???と思ったら、中は土足では無いので靴を脱いでこれに入れろと言うことらしい。

入ってみたら納得。
床はすべて木張りの塗られたものなので、靴で歩いたらすぐに傷んでしまう。
時間がたっぷりあったので、入ってすぐに並ぶ琉球王朝の歴代の王様の絵をじっくり見比べながら行った。絵柄が三代くらいは構図や側近の顔などまで同じもが続いた後、突然背景の雰囲気がガラリとかわったので、説明を見るとこの王様は革新家だったとか。

絵図はすべてモノクロで、現物は沖縄戦で消失してしまったという。このような宝物まで焼けてしまったのかと、沖縄戦の激しさを想像し心が痛む。

僕らの小・中学生の時代は沖縄はまだアメリカの統治下にあり、日本ではなかった。
歴史の教科書にも地理の教科書にもほとんど出てくることはなく、第二次大戦で地上戦となりアメリカに占領されたことくらいしか知らなかった。

僕が15歳の時沖縄は本土復帰を果たしたのだが、その頃デビューした歌手の南沙織くらいしか沖縄のことは知らなかった。彼女が日本語を話せないというようなはなしもあり沖縄に対するイメージはボヤけるばかりだった。
そんなことを思い出しながら、城の中を歩いて回る。ところどころにある窓から見える海が青く美しい。

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琉球王朝の交易図を見て交易範囲の広さに驚かされた。これだけの小国が大国に挟まれながら占領されることなく400年以上もの間繁栄できたことは驚異だ。どのような政治的手腕で大国とやりあってきたのか、今の軍備の「増強こそ平和を守る」とうそぶく日本の政治家の見本となるべきこともあるのではないかと感じつつ廊下を歩く。

絵巻を映像解説している大型モニターの前に椅子があったので、休みながら画面を眺めた。どうやら琉球王朝時代の楽器の演奏や踊りを踊っている絵巻らしく、珍しい楽器や中国のものにそっくりなものなど出てきて興味深いのでじっくり見ることにした。

楽器の解説映像なのにその楽器の音が最後まで再現されていなかったのが残念だったが、絵巻の後に続いて楽器自体を再現する映像が面白いので30分近い映像を最後まで見てしまった。1年以上かけて漆で仕上げていく工程を細かく記録していたので、漆塗りについてちょっと知識がついてしまった。

職人の方の技術の高さに驚かされつつ最後まで見たが、楽器の演奏シーンはここでも無く、それらしい音が少し聞かれただけだったのが残念。楽器なんだから演奏してナンボでしょう。
それと、もう一つ技術で驚いたのは建築技術の高さでした。柱の組み、や繋ぎなどの木工技術が高い。

なんだかんだ2時間近く城内を歩いて、土産も買わずに帰路につく。
ちょど一番陽の高い時間に駅まで歩いた。どこかでお昼を食べようと思ったのだが、観光地の割にはお店が少ない。京都や奈良のように観光客目当ての店が軒を連ねるというような風景は全く無く、普通の街並みなのだ。

結局適当なお店を見つけられぬままモノレールに乗り旭橋駅まで戻り、今度はホテルに向く途中でお店をと歩いていくのだが、ここもまた看板は出ているのに開いていなかったりして、最後の最後で沖縄そばのお店にたどり着き入って食べる。

昨夜の夕食もソーキソバ、今日の昼もだが、なぜか飽きない。
初めて沖縄に仕事できたおよそ30年前、初めて食べたソーキソバは味気なく美味しいとは少しも感じなかった。私の舌が育っていなかったのか、ソーキソバの味がソフトになって食べやすくなったのかどうかは不明だけれど、美味しけりゃあいいか。

ホテルに戻る曲がり角の手前で「沖縄戦・ホロコースト展示館」という看板とウインドーに展示された沖縄戦での悲惨な写真が目に飛び込んできた。

Imgp5090

写真を見て、太平洋戦争、唯一の本土地上戦となった沖縄戦の悲惨さを思い知らされる。戦争は殺し殺されという負の連続。正義も大義もあったものじゃない。悲しみと憎しみ以外の何も残らない。

Imgp5091

中に入って展示を見ようとしたら、管理人が不在という札が立っていたのでやめた。
少し重い気分でホテルの部屋に戻ってネットを見たら、ジャズ・サックス奏者のオーネット・コールマンが無くなったことを知った。
私のジャズ人生に大きな影響を与えてくれたミュージシャン。合掌。
ネット・ラジオでブルースを聴きながら明日からの釣りの準備をする。
リールに巻いてあるライン・システム(糸の仕掛け)を全部作り直す。
ある程度使うルアーも整理して収納し準備万端。
後は、今夜合流する本隊の皆さんが来るのを待つばかり。

その前に、ソーキソバを食べにちょっと出かけてこよう。


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2015年6月12日 (金)

西表島的釣魚生活 第十一 西表島を去る

2015年6月11日 木曜日 曇り 風が強い

今日、西表島を去る。
ちょうど2週間滞在した。

夢のような2週間、思い出は山ほどできたが、まだ心の中での整理がついていない。
それよりも、今日で今回の釣りが終わってしまったような満足感があり、明後日からの沖縄本島から出る船中泊遠征へのモチベーションが上がらない。

最初の計画では、西表島遠征と沖縄船中白遠征のつなぎの時間をのんびり過ごす、というのが、今回の西表島での中期滞在の目的だったのだが、ここでの釣り生活が充実しすぎてしまったようだ。

それは、すべてマリンボックスの宮城さん、ヨネちゃん、奥さん、お嬢さん、そして、たまたまお会いした紳士2名にお世話になったからに他ならない。

こうした出会いが旅のまた楽しみでもあり、いい出会いが旅を充実させてくれた。
皆さんどうもありがとうございました。
私は、おそらく再びこの地を訪れることになるでしょう。
その時は、また皆さんのお世話になりますので、よろしくお願いいたします。

お店の前でオーナーの宮城さんと握手を交わし別れ、ヨネちゃんに連絡船の桟橋まで車で送ってもらった。

驚くほど大勢の乗船客がいたので乗り切れるのか心配したが、この団体向けのチャーター船が入港し、乗って行ったので私の乗る定期船はガラガラだった。

島から離れていく風景を見ながらも寂しさはなぜか湧いてこなかった。
一つだけ心に引っかかっていたのは、もうこの青く澄んだ海を当分の間見られないこと。地元神奈川の濁った海を想像しながら、しばらくすればそれも慣れてしまうんだろうな、と思うと少し悲しい気持ちになった。

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一時間で石垣島に着く。
フェリーからタクシーに乗り換え石垣空港に向かう。
運転手の中年女性に、しまんちゅの漁師みたいに肌の色が黒い、と言われた。
私の肌の色が14日間、どれだけ遊んだのかをすべて物語っている。

タクシーから見えた最後の青い海を惜しむように見つめて、心の中でさようならをいう。
さて、明後日からは船中泊の大物釣りが始まる。
明日の晩には、東京、大阪方面から釣り仲間が集まり、また船の上での生活だ。
気持ちを切り替えて、次の釣りを楽しもう。


ご参考:マリン・ボックス

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2015年6月10日 (水)

西表島的釣魚生活 第十 マングローブフィッシングその四

2015年6月10日  水曜日  晴れ時々曇り

今日で西表島の釣りも最後となる。
最終日はオーナー氏とっておきのマングローブ釣りポイントに連れて行ってくれるというので胸を弾ませて出かける。

何しろそのポイントはデカいゴマフエダイがバンバン出るという場所らしい。
それもトップウォーターでバンバン。

朝、釣りの準備をする時に今日使うルアーをある程度絞り込んだ。まずはペンシル・ベイト数本、それにスウィッシャー二本。後は釣れない時の抑えのシンキング・ミノー数個。
マングローブの釣りも4回目になると大体どんなルアーがいいのかが分かってきたのだ。

特に今日は、トップウォーターの大きめのルアーで釣ってやろうと意気込んだ。

さて、現場に着いてみると風が強く入りたい場所に入れない。
仕方ないので別の釣り場に入り釣り始めたのだが、魚の活性は高くゴマフエダイがいきなりトップに飛び出た。

まずは、オーナー氏のスウィッシャーに飛び出す。しかも驚くほどあっけなく。
ゴマフエダイという魚のバイトほど、釣り師を魅了するバイトはないのではなかろうか。魚体の割に激しく水しぶきを立ててルアーに食らいつくのだ。

続いて私のペンシルにも出た。

Imgp5021_6

その後も良さそうな場所にルアーが入るとかなりの高確率で魚が出る。
二度目のバイトはルアーの横数メートルから突然黒い影が突進してきて炸裂。
このバイトは針がかりしなかったが十分興奮させてくれた。

その後も、マングローブの根っこの手前に落としたルアーに、根の後ろ側から水上に出ている根を飛び越えてアタックしたり、ルアーの下からスッと出てきたかと思うと一瞬止まってルアーをじっと見た上で飛びかかってきたりと見ていて飽きることのないバイトが続く。

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美味しそうなポイントは、木の影だったりマングローブの奥だったりとキャスティングの技術も要求される。
その辺の技術的な差がオーナー氏と私の釣果に大きな差となるのだが、二人の合計年齢120歳を越えようといういい歳のおっさん二人は、子供のように夢中になってキャスティングし続けた。

出ては針がかりしないと「あー!」、「おー!」、「くーっ!」だとと声をあげ歳も時間も忘れて釣りに興じた。

大物のとっておきポイントには行けなかったし、私の釣り上げたのはトップでは二本のみ、オーナー氏はスウィッシャーで五本、しかしバイト数は二十以上あり十分に満足できる釣りだった。トップ・ウォーターの釣りをこれほど楽しんだこともなかった。


先日も書いたけれど、日頃釣れない修行のような日々を過ごしている全国のトップ・ウォーター・ファンの皆さん!騙されたつもりで一度この西表島に来てマングローブの釣りをやってみてください。おそらく人生が変わるはず。
私自身、この釣りを4回も経験することでトップ・ウォーター・ゲームへの考え方が変わった。

この釣りの詳しいことはマリンボックスさんへ。この島のこの釣りのパイオニアがあなたをパラダイスにご案内してくれます。
ということでトップを楽しみ、途中魚が沈んでしまった瞬間を狙ってシンキング・ミノーでいい型のナンヨウチヌを、さらに浅場でコトヒキを釣って西表島で私の釣りは全日程が終了。

Imgp5031

5月29日から今日までの13日間のうち9日も釣りをして暮らすという夢のような日々はこれでおしまいです。

と、言いたいところなんですが、実はまだ釣りの日々は続くんですよ。
明日午前に沖縄本島に移動後、翌12日夜に東京及び大阪方面から来る強者たちと合流し、13日早朝から二泊三日の船中泊で釣り三昧という日々が待っているのです。

街で働いている皆さん、ごめんなさい。
バチが当たりそうな生活なので多分どこかでバチがあたるでしょう。
でもいいんです。多分私の生涯このような豪遊はできないと決めたかかっているのだから。


ご参考:マリン・ボックス

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西表島的釣魚生活 第九 シュノーケリング天国

2015年6月9日  火曜日  晴れ

関東地方は梅雨入りしたようだが、こちら西表島は今日も朝からいいお天気。
どうもカラ梅雨らしい。島の生活においては水不足は深刻な問題なので、明後日私が島を離れた後にたっぷり降って、水不足を解消してほしい。

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天気予報では向こう一週間晴れマークがついているが、北からの高気圧に押し下げられて前線が南下すれば、まだ西表島に雨の降る可能性は十分にある。

お天気は良いのだが、今日は一日のんびりと過ごす。
釣りに行かないのは午前中に女子サッカーW杯予選第1戦である日本対スイスの試合があることと、お昼ご飯にイノシシを食べに行きましょうと、マリンボックスのオーナー氏に誘われているからだ。

午前中は近くにある「秘密の海岸」とオーナー氏が紹介してくれた、一般の観光客はまず来ないというビーチに行ってのんびりひと泳ぎしようと思っていたのだが、朝一済ませておきたいネットがらみに仕事をしていたら、サッカーが始まる時間に迫ってしまった。

久しぶりに自分の手でテレビのスイッチを入れた。
普段テレビは見ないので、リモコンを触ることも画面に向かうこともあまりない。

サッカーは好きなので、国際試合中心にかつてはよく見ていたのだが、最近は新聞のラテ欄も見なくなってしまったので、見逃すことが多かった。

日本代表のメンバーを見て若手が少ないのが気になったが、前半に1点入れたので少しホッとする。
後半が始まり少ししたところでオーナー氏にお昼に誘われたので出かける。
車で数分走ったところにある小さな食堂の入り口には、大きな「大衆食堂」と書かれた看板があった。

中に入ると、狭いお店には人がいっぱい。運よく空いていた座敷に上がったら頭のすぐ上のテレビでサッカーをやっていた。
他のお客さんは皆サッカーに集中しており、スイスチームについて解説するお客さんなどいて、サッカー人気の高さを感じた。
後半の30分くらいで敵に押し込まれて危なそうだったが、お昼ご飯のイノシシの方が気になっていたのでそちらに集中する。

このお店の名物はイノシシそばとイノシシラーメンらしい。
迷わずそばを注文する。

「そば」といってもこちらで「そば」といえば「八重山そば」のことだ。これがうまい。うっすら黄色い麺はカンスイは使っておらず卵の色らしい、後は塩とうどん粉で打った麺のようだ。特にシコシコしているわけでもないのだが口当たりと麺の味が好きになってしまった。

スーパーに行くとたくさん売っているので買って帰りたいのだが、この後沖縄で二泊三日の船中泊もあるし、そのための釣り道具で荷物は手一杯なので西表島ではお土産は買えないのだ。

さて、注文したイノシシそばが出てくると、野菜炒めの中に骨つきのイノシシの肉を煮たものがのっていた。

Imgp4977

早速イノシシの肉を頬張ると臭みもなく肉の旨みがじんわり出てきて美味しい。
骨の隙間にこびりついているのをしゃぶりながら麺を食べる。

美味しいので一気に食べてしまった。
その間にサッカーの方はスイスの猛攻をしのいで日本が勝ったのでめでたい。

そういえば、今朝facebookをチェックしていたら、誰かに「顔が丸くなった」とコメントされていた。自分でも写真を見てそう思ったのでかなり太ったようだ。毎日美味しい料理を腹一杯食べて、釣りしているだけだからなあ。


マリンボックスさんに戻りすぐに浜辺に出かけることにした。
オーナー氏にゴーグルとシュノーケルをお借りする。

熱く焼きついたコンクリートの道をパイナップル畑や農業用水池など見ながらブラブラ歩くと浜の入り口になる藪の中に通じる小道がある。
ハブが出るから、と脅かされたので少々慎重に入っていくと数歩歩いただけでジャングルに囲まれてしまう。

Imgp4983

小学校の頃夏休みの早朝、毎日のように言ったクワガタ虫捕りの時に入っていった、里山の藪の中の匂いがして懐かしかった。

ところどころ身をかがめないと通れないところを通り、数分下っていくと次第に波音が近づいてくる。突然目の前が開けると白い砂浜に青い海と空が広がる。

Imgp4984

数百メートルほどの小さな浜は森に隔離されており、まさにプライベート・ビーチのような浜だ。
オーナー時の話では、この浜では時々あまりにも開放的な気分になってしまった若い女性が全裸で泳いでいることがあるとか。期待に胸を膨らませ浜に出てみたが、美女も天女もいなかった。

Imgp4986

浜辺に下りると、白い砂に見えたのはサンゴの粒で砂よりも粗い粒で、歩くと足が取られて歩きにくい。荷物の置ける岩場まで歩いて水着になり準備運動してから少し泳いだ。

Imgp4988

浜近くまで岩がゴロゴロあり、潮も引き始めているので浅く、泳ぐ場所を選ばないとお腹を岩でこすってしまいそうになる。あらかじめ泳ぐルートを決めてから水中眼鏡をつけて泳ぐと、水中は南の海の楽園が広がっていた。

コバルト色のスズメダイやベラの仲間、チョウチョウオなどが泳いでいる。
先日の星砂のビーチではシュノーケルがなかったので、長時間じっくり水中観察ができなかったが、今回はじっくり見ることができた。

しばしお魚ちゃんたちと一緒に泳いだあとは、浜に上がってビールを一杯。

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飲み干した後は酔いにまかせ、波打ち際に寝転び、釣りでまだらに日焼けしてしまった体の焼けていないところを中心に日に当てて調整する。
寝転んでいると、時々何かが体にもぞもぞ触ったり、チクリとしたりするので慌てて起き上がりそこを見るとヤドカリだった。

あたりをよく見ると、あちこちにヤドカリがいてカメラを向けるとサッと貝の中に体を隠してしまう。そのままカメラを向けて息を殺しじっとしていると、手足と目を貝から覗くように出してあたりの様子を伺い、安全だとみると歩き始めるので、そこを狙って写真に撮る。

Imgp5117

寝転んで目を閉じると、沖のリーフに当たる大きな波音と、波打ち際の打ち返す波音、風の音だけが聞こえる。
打ち寄せる波が時折体まで寄せてきて、熱くなりかけた体を冷やしてくれる。
いままで写真でしか見たことのなかった南の国の白い砂浜の海岸を全身で堪能した。

1時間半ほど浜辺でのんびりしたら、体も赤くなり始めたので帰る。
浜辺に流れ着いたペットボトルが落ちていたので拾うと、簡体文字で書かれた中国語のラベルだった。中国本土から流れ着いたのか。

帰ってからは洗濯。この先五日分の衣類を洗い確保する。
明後日那覇に移動後はおそらく洗濯する時間はないだろうと思われるからだ。

夕食の時間、今日も美味しいお料理をいただきながら明日の釣り談義に花を咲かせていたところに、お店に来ていた旅行者のお客さんとちょっとしたきっかけで会話が弾んだ。
しばし話したのち、「地元の方ですか」と聞かれて思わずのけぞってしまった。

確かに、カウンターで一人、マスターと親しげに話している日焼けしたおっさんは地元の人にしか見えないだろうなあ、いっそ地元の人になっちゃいたいなあ。なんて思いながらも西表島の生活は明日と明後日の朝を残すのみ。

時が過ぎるのは本当に早いものだ。それが楽しければ楽しいほど。
今の私は浦島太郎になっているのかもしれない。


ご参考:マリン・ボックス

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2015年6月 8日 (月)

西表島的釣魚生活 第八 ライトジギングでアカジン

2015年6月8日 月曜日  晴れ

気がついたら西表島での生活も11日目になっている。
残すところあと3日。時の過ぎるのは早い。人生もまた短し。
などと言っている場合ではない。天国での釣りもあとわずかしかできないのだ。

Imgp4914_15

本日はオーナー氏よりお店で出す魚を釣ってくるように!という命を受けヨネちゃんと二人で海に出る。

港でオーナー氏の乗る船がオーバーホールのため石垣島に向けて曳航されていくのを見送り、こちらも16フィートくらいの小型和船にて出港。沖に向かう。

Imgp4919_8

私は気楽だったがヨネちゃんにはかなりプレッシャーがかかっている雰囲気。
釣れるかどうかは時の運、などと言っている余裕はないようだ。

沖に出て最初の一流しめ、すぐに私にアタリがあり、いい型のカイワリというアジ科のお刺身が美味しいお魚が釣れた。

Imgp4935

妙に饒舌になったヨネちゃんから張り詰めていた空気が解き放たれていくのがわかった。
こんなにプレッシャーを感じてたんだ、と我ながら自分のお気楽さに呆れる。

この後がすごかった。浜値でうん万円もする高級魚アカジンのダブルヒット(二人が同時に釣ること)があり、さらに先ほどとほぼ同型のカイワリも釣れて、ミッションはほぼ達成。時計はまだ一時間しか過ぎていない。すごい海だ。

Imgp4936_17

美しく、魚の豊富な海の上で浦島太郎の時代の海は、きっとこんなだったのだろうなと想像する。この海ならば潜ったら竜宮城があると想像に難くない美しさだ。
竜宮城へのお迎えの亀が来たら乗っちゃってもいいなあ、なんて思いながら釣りをしていたら、本当に亀が現れてドキッとした。

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お昼を回り船の上で余裕のお弁当を食べる。うまい。
釣れていなかったらいったいどんな味の食事になっていただろう。喉も通らなかったのではないかと、笑い飛ばしながら美味しくいただく。

食べ物味は心の作り出すものだとしみじみ思う。
一番のご馳走は空腹、たのしい仲間、美味しい料理、心の余裕が揃った時に味わえるのだと実感する。

空が青い、海が青い。
青く澄んだ海を眺めながら、江ノ島の海を思い起こしたら、横浜に帰ってから果たして
相模湾の海に釣りに出るのだろうかと不安になった。

午後になり、潮は緩んできたもののポツリポツリと釣れ続く。
しかもアカジン主体に!

ヨネちゃんは良型アカジンを二匹追加した後にまたまたダブルヒット。
この時はヨネちゃんがヒットしたのでタモを出そうとルアーを底から数メートル巻いてヨネちゃんの様子を見ていたら、大きそうなので手伝おうと決断しルアーを回収しようとしたら、ずんっ!と来た。

Imgp4956

初めはヨネちゃんにオマツリしたかと思ったが、お互いちゃんと魚が引いている。
上がってみればどちらもいいサイズのアカジンである。

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この日のあたりルアーはプロセレのゴビアス・シリーズ。
ヨネちゃんはゴビアス・アンセスター(通称ツチノコ:写真下)の赤金で、私はゴビアスなんとか(勝手にムツゴロウと呼んでる:写真上)でアカジンほか多数の魚をキャッチ。

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                                             ゴビアス・アンセスター(通称ツチノコ)

これらのルアーは青物から底までなんでも効くのを、4月、5月の男女群島、今回の西表島でまざまざと見せつけられた。まだあまり知られていないかもしれないので手に入れられそうならチャンスですぞ。

あ、それからもう一つ、同じプロセレのアンチョビット・ナゲットが底ものにすごく効くのも本日実感しました。私がそのルアーに替えて投入し着底した瞬間ひったくるようなアタリに強力な引き、一瞬でラインを引きちぎられてしまった。
あの一匹は悔しい。これで手持ちのナゲットは全て西表島の大魚に奪われてしまった。
その後、リーダーを太くして釣りに挑んだのですが、夢は再びならず。

次第に潮が緩み始め、アタリの回数は減り、ヤガラが釣れそう、と噂していたところに私のルアーにヤガラがくるなどしたが、大漁なので何があっても怖くない。

さらに終了間際にヨネちゃんがもう一尾アカジンを上げて合計5匹も釣った。
彼は過去に1日7匹のアカジンを釣ったことがあるらしいがサイズは小さく、今回が総重量では一番ではないかと話していた。

Imgp4968

                                                  余裕で操船するヨネちゃん

船上からオーナー氏に電話で釣果の報告。
すごいね、という返事が返ってきたようだ。

港への帰りがけにちょっとだけリーフで釣りをさせていただき、小さなフエダイを一匹釣り港へ帰る。

マリンボックスさんに戻り荷物をあげる。
迎え出てきたオーナー氏がクーラーボックスにぎっしり詰まった魚を見て驚いてい
た。

オーナー氏に借りたジグを二つ、私は失ってしまったのだが、アカジン2匹を代償にして許していただく。

部屋に戻り、汗と潮をシャワーで洗い流しオリオンビールを飲む。
気がつけば、今日も天国の釣りをしてしまった。
天国の裏側は地獄。私に待っているのは地獄なのだろうか。
毎日がこんなに楽しいとそんな恐怖も湧いてくる。小心者なのだ。

夕食は今日釣ったお魚のお刺身、唐揚げ、あんかけ、カマの煮付けとフルコースでいただく。本ブログにアップした自分の顔が丸くなっているのに気付きドキッとした。

こんな天国にいられるのも残りわずか。
まだまだ出会いがあるに違いない。


ご参考:マリン・ボックス

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2015年6月 7日 (日)

西表島的釣魚生活 第七 グルメその二

2015年6月7日(日曜日)  曇り

朝ゆっくり起きる。首の右側がまた痛く横を向くと痛む。

朝食を食べて二度寝。
今日は何もやる予定なし。

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                                           写真はイメージです  本文とは関係ありません (笑)

9時過ぎに東京へ帰るY氏を港まで送りついでに買い物をする。
缶ビール6本、コカコーラ一本、かめせんという沖縄の亀の甲羅のような形の揚げ煎餅を購入。

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帰ってきて、またごろ寝。
11時頃起きて、西表島ではもう使わない道具を片付けることにした。
3隻あるエンジン船のうち二隻を修理とオーバーホールに出してしまったため海での釣りはできないのだ。

もともと一人で海の船をチャーターするのは現実的ではない話なので、予定通りといってもいい。

リールを竿から外し、ザックにパッキングしてみる。竿はロッド・ベルトで巻き、穂先の部分にオーナー氏からいただいた釣竿のいらないケースを被せて保護することにした。一人で移動する時の荷物の量が見えたので一安心というところだ。

Imgp4911

オーナー氏にフリーの写真の縮小変換ソフトのダウンロード方法を尋ねられ操作してみたが、何度やってもダウンロードはできるのに解凍ができない。
作業途中だったがお昼に出ることに。

オーナー氏、ヨネちゃんと3人で港の食堂に出かける。
お目当の一軒目は日曜日はお休みだったので二軒目に行くと開いていたが車がいっぱい。ちょうど空いたところに駐車して10坪もない店内に入ると大にぎわいだった。

これまたちょうど空いたテーブルに座って、この店の名物野菜ソーキソバを注文する。
普通盛りでも量が多いけれど大丈夫ですか、とオーナー氏に気遣いいただいたがここはその量の多さも見所なので普通盛りを頼んだ。オーナー氏は麺を少なめで注文。

運びの若いお姉さんが二人いた。若い女性を見るのは久しぶりだ。二人とも美人だ。

程なくして美人のお姉さんが運んできたソーキソバはどれも大盛りで、どれが麺少なめなのか判別がつかなかったが、お姉さんが一番最初に、はい、と分けて出してくれた。

八重山そばの麺にもやし、キャベツなどの野菜が山盛りで、その中に大きなソーキ(豚の骨つきバラ肉)が二つも入っていた。

熱々をハフハフ言いながら食べる。うまい。
しかし、食べても食べても減っていかない。むしろ麺が汁を吸って増えているような気がした。

同じような麺を佐賀の唐津に向かう国道沿いのうどん屋でも体験している。
呼子のサンライズに行く時に時々立ち寄って食べるのだが、ここのうどんも気を抜いて食べているとどんどん増えて食べる者に迫ってくる恐怖のうどんだ。

ソーキそばの方はソーキが実にじっくり煮込まれていて、骨を噛むとほろほろと崩れる。骨は大好きなのでかじれる分は全部食べてしまった。しかし骨に気を取られているうちに麺の逆襲が進んでおり確実に増えてきている。

最後は力技に持ち込んでなんとか増える麺を制した。
どんぶり麺を食べる時はうどんもラーメンも汁は全部飲む派なので、ここでも完全に飲み干す。

美味しいソーキソバに圧勝し、なんだか一日の男の仕事を終えたようで、充実感と達成感を味わう。

帰ってきて写真縮小ソフトに取り掛かったがうまくいかなかった。
自分も使いたいソフトだったのでMac版を自分のPCにダウンロードしてインストールしたらできた。
同じバージョンを使えばオーナー氏のPCにも行けるかと思い再挑戦するがダメだった。

Imgp4909

部屋でビールのひとり飲み。せっかくソーキソバで達成感を味わったのに、PCで負けてしまい、男の仕事を終えた後のビールが昼やけ酒になってしまった。
すぐに酔っ払って昼寝に突入する。
ここ数日、西表島で耳にした話によるとこちらの生活にとって一番の恐怖は台風のようである。
とにかく猛烈な風が吹くので電柱の感覚は狭いし、民家は多くがコンクリート造りの平屋建てだ。

マリンボックスさんは二階建だが、何年か前の台風で二階の住居がめちゃくちゃにされてしまい、今は二階を客室にしてオーナー一家は隣に住んでいらっしゃるとか。
台風にやられたのは二度目であるとか。

島の方の話では、台風の時の波も我々の想像を絶しており、船を港に係留しておくと波の振幅で上から下まで一気に落ちた瞬間どんなロープでも切れてしまうとか。船はマングローブの川の奥に避難させるため、それを仕切る業者までいて、台風雨が来るとなると時間を決めて順番に避難するのだとか。

一方で、ここ数年の台風は風台風が多く、雨台風雨が来ないために川が増水して底の泥を流すことがないため、川底に砂がたまり浅くなってしまっているとか。

とにかく、台風銀座と呼ばれるほどシーズンになると必ずと言っていいほど台風がやってくる。しかも発達しながら勢力を増してくるのだから、我々関東の人間の思う台風とは概念自体が全く別なものなのだろうと思う。

午後5時頃目が覚める。
メールが何件か入っていた。ちょっとした頼まれごとがあったので暇つぶしにやっつける。ついでに頼んできた方がPCのプロなので、昼のインストールの件を相談したら一発で正解を教えてくださり、問題解決。

今度こそ、男の仕事を終えた気分で酒が飲める。

追記
この後、一杯飲みに一階にあるレスランROCOに行き、いつもの泡盛ロックを注文する。
オーナー氏が出してくれた酒のつまみが素晴らしかったので、ご紹介することに。

まずは、スイカの漬物
これは、スイカの皮の白い所だけをつけたものに、鰹節を振ったもの。
あっさりしてシャキシャキした歯ごたえ、後からほんのり口に広がるスイカの香りが心地よい、一見みかけは質素だが性格はしっかりものでいて優しい女性のよう。

次は土佐直送の鰹のキモの塩辛の乗った冷奴
これは強力にしょっぱい塩辛の中から、キモの旨みが濃厚に滲み出てくるのだが、豆腐と一緒になるとまろやかさがでて、口の中で絶妙なコラボレーションをする。
ハスッパで気は強いけど実は優しい女性といった所か。

湯河原直送のイカの塩辛の乗った冷奴
この塩辛は全く塩辛くなくまろやかそのもの、米麹を使っているせいかイカの甘みとほのかに香る麹のハーモニーがファンタスティックな一品。初めて出会った味に感動した。清楚で優しくセクシーという三拍子揃った女性の様。

カニをからごと潰した塩辛にチーズときうりの付け合わせ
有明海で獲れたシオマネキをからごと潰して作る伝統的な蟹味噌塩辛。塩辛さの中から肉欲的な甘みとカニの風味が滲み出てくる、これにチーズときうりがまろやかさを演出しバランスを取ってくれる。お酒がいくらでも進んでしまう。
飲ませ上手なむっちりボディの女性か。

魚の切り身の野菜あんかけ
魚の切り身をおそらくグリルしたものに、ニンニクスライスの隠し味に野菜たっぷりのあんかけが美味しい。このお店で三度目のあんかけ料理になるが、魚によって微妙にあんかけの味が違う様に感じる。それぞれの素材に合わせて何か技を使っている様で
単調に飽きることがない。よくできた女房というところか。

いずれにしても、これらの魅力的な女性、いや、おつまみにメロメロになってしまった私は、一杯どころか泡盛ロックを三杯も飲んでしまい、少々飲み過ぎ気味に。
おつまみと同時にオーナー氏との楽しい会話に、たのしい酒となったのでありました。

ご参考:マリン・ボックス

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西表島的釣魚生活 第六 マングローブフィッシングその三

2015年6月6日(土曜日)   曇り時々雨または晴れ

六月六日はあめざあざあ・・・って子供の頃から思っていたけれど、今朝方の雨はすごかった。ざあざあと降る雨音に目を覚まし、今日は釣りに行けるのだろうか、と心配する。
他に心配することはないのか?と突っ込まれそうだが残念ながら無いのである。

朝食を食べて本日までお世話になった民宿ふる里荘さんからお隣のマリンボックスさんに引越しをする。荷物はリュックに、バッグ、釣竿一本。あとの釣り具はマリンボックスさんに置きっぱなし。

今日もマングローブの釣りに出かける。
川は毎回違う川、今日いくのは西表島でも大きい部類の川だ。
河口近くからカヌーにのりエレキで川をさかのぼりながら釣りをする。

同行は紳士2名のうち、お一人は今朝、後ろ髪を引かれるように東京に帰って行ったので、残された相方の方Y氏とオーナー氏、私の三名。

今日は前半はトップ中心に攻めていこうとルアーをチョイスする。
ベイトは先日よく釣れて傷だらけになったレッド・ペッパー。懐かしいルアーだがここ西表島では最強だった。

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スピニングの方は、管釣りルアーのクラピー。こういうルアーがマングローブでどの程度通用するのか確かめてみたかったのだ。

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河口付近の橋の下からスタート。まずは上流に向かってひた走る。潮が上がっているうちに上流まで行き釣り下ってこようという作戦のようである。

数分走ったところで、良さそうな場所を見つけてはキャストするが魚の反応は鈍かった。大潮の満潮とあってマングローブの林の奥まで水が入り、魚もこれにつられて林の奥まで入り込んでいるようだ。

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なんて考えていたら、早速いつものようにオーナー氏がトップで釣り上げる。
「魚がいるかどうか確かめたんです」と笑いながら確信犯的一尾をやすやすと釣り上げるところがすごい。

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釣れてきたのはメッキ、ギンガメアジの幼魚である。
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しばらくして、今度はY氏がヒット。ゴマフエダイだった。

お二人に先行されて少し気持ちが焦り、トップよりもとりあえず一匹釣ろうという作戦に切り替え、先日爆発した小型のシンキングミノーに替える。

ラパラのCD1ピンクという超せこいルアーを付けて投げたら一投でナンヨウチヌが釣れてしまった。

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ラパラのCDシリーズはよく釣れる。マングローブでの沈める釣りには必須アイテムかも。

しばらく釣りあがっていくが魚の反応は鈍い。
ここはいたら出る、という場所に投げても反応が無いのだ。

対岸の岩盤周りでY氏がヒット、オーナー氏もさすがの腕でいいところではポツリポツリとトップで釣り上げていく。ゴマフエダイが多かった。

下流の方で遠雷の音が鳴り続ける。
空はいつ降り出してもおかしくないほど雲が厚い。

かなり上がったところで、幅数メートルのちいさな支流に入り込む。
両岸から木の枝に覆われた天井になっておりジャングルの中にいることに気づかされる。

突然雨が降り出し、雨粒が大きくなってきたので雨具を着る。着終わって一息ついたらやんでいた。この時期の雨はいつもこんな風らしい、オーナー氏は雨具にても伸ばさなかった。

支流の奥では西表島のこの時期のジャングルの花、サガリバナが川面に流れてきた。
夜咲き、朝には落ちてしまう花らしく、水面に幾つか流れていたのを拾う。

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この支流では不発に終わり、どうも魚が口を使わ無いので、潮が動き出すまでお昼でも食べてと、支流の岸にカヌーをつけてお弁当を食べる。
マンブローブのジャングルでお昼ご飯というのは、冒険後心がくすぐられてなかなかいい気分。
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食後、再び本流にでて川を釣り上がる。
ルアーの色を変えてCD3のパールホワイトでメッキを釣る。

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この後ナンヨウチヌを2匹、ポツポツと釣り上げたがいずれも小型。
いずれも写真を撮ろうとしているうちに川に落ちてしまった。

この川は上流に大きな滝があるらしく、それを見に行くための観光客を乗せた船が頻繁に通る。
客は石垣島からの日帰りツアーの人が多いらしい。せっかくこんなに自然の濃い島まで来るのだっtらもっと時間をとってじっくり見て回ればいいのにの思う。

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大きなカーブを幾つか曲がって登った後、今度は釣り下ることにした。
潮は下げ切ってこれから満ち潮に変わってくる時間帯だ。
原因はわから無いのだが、ここまでどうも魚影が見え無い。
普段なら必ず魚が付いているような場所に魚の気配はなく、小魚を追う姿も見られなかった。全般に魚の数、活性共に低いようだ。

昨夜から今朝にかけて降った雨で水温が変わったからなのか、それとも他に要因があるのかは不明。岩盤のポイントを狙っていたら、少し沖の駆け上がりから飛び出してきたアジ(ギンガメアジの幼魚)が釣れる。

水が濁り気味なので視認性のいい色に変えたらのヒット。

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さらに釣り下ったところで本日初めてのゴマフエダイをヒット。
魚の活性が少し上がってきたようだ。

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そして、本日3匹目のアジ(ギンガメアジ)をヒット。
西表島ではアジといえばロウニンアジ、ギンガメアジ、カスミアジなどの大型のものをいうらしい。

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河口付近まで来たところの岩盤で本日初のオキフエダイをヒット。
この魚、黄色い胸ビレから尻びれにかけての色と背びれ尾びれの先の赤が美しく、すっかり好きになってしまった魚だ。

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船は河口の橋をくぐりさらに最下流へ下る。
広い河口は引き潮で川の中央に大きな砂洲が広がっているので、一度下流側に砂洲を迂回してから対岸を釣り上がる。

そこで、フエダイの仲間をヒット。長い名前なので忘れてしまったが体の真ん中にある黒い斑点が特徴的な魚だ。

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最下流まで下ったカヌーは、流れに逆らいボート置き場まで戻るのをやめて海に出て、湾を横切りマリンボクス近くの海岸のスロープに向かう。
その途中のリーフでも少し魚を狙おうということになった。

カナディアン・カヌーで海に出たら、昔読んだ「カヌーと少年」というドキュメンタリー小説を思い出した。カナダから川をさかのぼり、ミシシッピー側源流まで行き、そこからミシシッピー側を下ってメキシコ湾に出てさらに中米諸国沿岸を南下し最後はネグロ側を遡上してアマゾン川中流まで行くという壮大なカヌーの旅の話だ。

そんな話を船の上でしながら浜辺を見たら、その浜は昨日私がオカッパリで歩きながら釣りをした海岸だった。
昨日ほど風も波も弱く、カヌーで快適な釣りでは当たったが肝心の魚のアタリはなかった。

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入江の岩盤近くをせめてオーナー氏がフエフキダイをキャッチしたのを最後に浜に向かい上陸。

本日の釣行はこれにて終了。
少々渋めではあったが、ジャングルの釣りを堪能、さらに海までカヌーで出たのは初めての体験だったのでなかなかスリリングで楽しかった。

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マリンボックスさんに戻って早速本日の釣果を整理しようと始めたが、ちびちび飲んだ泡盛が効いていつの間にか寝ていた。

西表島生活も一週間を過ぎ、そのうち二日を除いて釣り三昧という日々。
少々体も疲れてきているようなので明日は浜にでも行ってのんびりしようと思う。

ご参考:マリン・ボックス

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2015年6月 6日 (土)

西表島的釣魚生活 第五 星砂ビーチで遊ぶ

2015年6月5日(金曜日) 曇り時々晴れ

朝6時起床。
釣りのしすぎでか右肩と首に右側が痛む。右が向けない。
ストレッチでほぐす。

朝食後、マリンボックスさんへ。
メールのチェックとブログの更新をさせていただく。

今日は釣りのツアーには行かないので、マングローブの釣りに出かける紳士2名をお見送りして隣の宿に戻る。
だるいので、とりあえず二度寝する。

一時間ほどウトウトし窓からの日差しで目覚める。晴れてきたようだ。

近くの星の砂浜に出かけることにする。

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水着に着替え、カメラとビール、おにぎりを持って出かけた。

歩いて15分ほどで着く。近い。

小さな砂浜にすぐ目の前の島との間に挟まれたタイド・プールのようなサンゴの海が広がっていた。
生まれて初めて泳ぐサンゴの海。波がないのでプールで泳ぐよう。

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競泳用のゴーグルをつけて水中を覗くとサンゴの周りに色とりどりの魚が泳いでいる。

近づくと逃げるものもいれば向こうから近づいてくるものもいる。
チョウチョウオが近づいてきて、手先に寄っては引きを繰り返したのち、ツンと指先をつついてきた。

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初めて見る大型イソギンチャクなど、見るもの全てが新鮮で小一時間水中観察をする。

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水中観察に飽きたらビールである。
ウマイ!当たり前か。こんな景色の中で真昼間からビールを飲んでまずいはずがない。

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酔いが回ってきたので砂浜で甲羅干し。

波音と風の音、時折聞こえる人の声。
雲が早く動き日が差すと体がチリチリとする。

そろそろ上がろうかと起き上がったところに外国人のお嬢さんが一人歩いてきたので挨拶する。
イギリスから一人で石垣島に来ていて、今日日帰りで西表島に来たという。
ちょっと訳ありっぽい影のあるお嬢さんだった。

一時過ぎに宿に戻り一休み。

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3時過ぎからは別の浜に魚釣りに出かけることにする。
潮が上がって来るタイミングをみて釣ろうという目論見だ。

浜に降りてみると先日の朝来た時の海は干上がっており、はるか沖まで砂浜と岩場がむき出しになっていた。今日は大潮、おそらく今が一番引いている状態ではないのか。

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海を覗き込むと浅すぎるので釣りにならない。
それでもじっとしていられないのが釣り師のサガ。
水面を泳ぐルアーを取り出して投げる。逆風に押し戻されてルアーが飛ばない。

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仕方ないので沈む重いものを投げたら一発で根がかりしてしまった。
仕方ないので水着になり外しに行く。腰まで水に入っていったらルアーの引っかかっているのは水深30センチほどまで張り出したサンゴのような岩だった。これでは沈めるものはダメと判断し少しだけ沈むものに交換し、岩のなさそうなところを狙って投げては引く。

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魚の反応は全くなし。
この場所は諦めて、浜辺沿いに歩きながら潮が満ちてく売るのを待ち、いいところを選んで狙うという作戦に変更した。

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膝くらいの深さのところを浜辺に沿って歩いてはキャストしていく。
2キロくらいある浜辺の反対まで歩いたら河口になっていて、船が通るためか深くなっていた。

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そこで泳いでいたと思われる中年カップルがいたので、挨拶したら深いけれど水が濁っていて何も見えないという。

深いと聞いてちょっと釣れるかもとキャストし始めると、男性の方が釣りの経験があるらしく色々話しかけてきて、釣り談義になってしまう。

男性はダイバーで、毎年半月ほど休暇を取りパラオやらの外国に出かけるのが常らしいのだが、国際情勢が良くないので今年は初めて国内にしようとうことになり石垣島に来たついでにここ西表島にも来たらしい。

しばらく立ち話をしながら投げ続けるもアタリは無く、男性も相方の女性が先に歩き出したのを追うように去って行ったので場所とルアーを変えてみる。

河口にある中洲との間のミオ筋を狙ってシンキング・ミノーを投げる。
対岸でボイルのような波紋が立ったのでそこに投げたが反応はなし。
潮は上げているのだが、上がるスピードが遅いので待ちきれなくなり帰ることにした。

浜辺を歩いていると、所々に直径5〜6センチほどの穴が掘られている。

カニか何かの穴なのだろうか。
怖いので手を入れるのはやめた。

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午後5時過ぎに宿に戻り、シャワーを浴びてビールを一杯。
食堂で体重計を見つけたので乗ってみたら5キロも増えていた。たったの一週間で!
このままだと、あと10日近くあるので6~7キロ増えそう、今晩から炭水化物は少し控えることにする。

朝痛かった肩も首も、もう痛みは消えた。と書きつつ八重泉という泡盛を飲む。

夜、隣のマリンボックスさんに明日の打ち合わせにいく。もちろん釣りの打ち合わせである。
明日はまたまたマングローブの釣り。すっかりハマってしまった。

ご参考:マリン・ボックス

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2015年6月 5日 (金)

西表島的釣魚生活 第四 マングローブフィッシング その二

2015年6月4日(木曜日) 曇りのち晴れ

今日はオーナー氏、スタッフのヨネちゃんと三人でマングローブの釣りに行く。
一昨日行ったのとはまた別な川で、ここにはゴマフエダイの大きいのがいるらしい。

14フィートほどの和船にエンジンをつけた船で港を出発、河口まで小一時間ほど走り川に入っていく。この辺りはオーナー氏がイリオモテヤマネコを見たこともあるという場所で、山深く人口構造物が皆無の場所。まさに大自然の真っ只中に身を置く感じだ。

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今日はヨネちゃんが一番後ろで操船し、オーナー氏が真ん中、私が舳先に座り込んでの釣り。

大名の釣りである。

広い河口部から船を進めると次第に川幅は狭くなる。ちょうど潮が下げている時間なので、川の水は河口に向かって流れどんどん減っていく状態だ。

午前11時頃、川幅が50メートルくらいになった辺りから釣り始める。
今日のタックルもオーナー氏にお借りしたベイト・タックルとスピニング・タックルの二本立て。
ベイトには大きめのトップ・ウォーター・プラグをスピニングにはミノーをつける。

ポイントは一昨日の釣りと同じで、岩盤や岩などのストラクチャー周り、マングローブの日陰などのカバー周りなど。

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準備にもたもたしている間にオーナー氏がさっさとゴマフエダイを一匹釣り上げた。さすがに早い、うまい。使っていたルアーはスイッシャー。

私はザラスプークでスタート。大物がで雨というアドバイスにこれを選ぶ。
投げて反応がなくルアーの動きも使い手がヘボなのでイマイチと感じ、なかなか魚が出ないので同じペンシルのレッドペッパーに替える。これが良かった。

最初にヒットしたのは岩周り、いい所にルアーが入ったなと思った瞬間水しぶきが上がり手元に魚お手応えが伝わる、その日一匹目の手応えというのは特別な感覚がある。まだその日の釣りの様子がわからないので、どんな魚が来たのかも分からない緊張、かかったという嬉しさとバレるなという不安が心をよぎったり。なんとか無事に上がってきたのはゴマフエダイでした。

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とりあえず一匹釣れたので気持ちが落ち着く。

次に釣れたのもマングローブ際の岩周り、またまたゴマフエダイ。

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この魚、大きさの割りに良く引くので楽しい。一昨日の釣りでは今日は来られなかった紳士氏が40センチ・アップを釣ったという。さぞやいい引きをしたのだろうと想像しつつ釣り進む。

次の魚はヒットした瞬間ものすごい勢で走る。
明らかにゴマフエダイとは違う走りに、アジ科の魚でしょうと後ろからヨネちゃんの声。
上がってきたのはギンガメアジの幼魚でメッキと釣り人が呼ぶもの。アジ科の魚、ギンガメアジ、ロウニンアジ、カスミアジなどの幼魚はみな体の表面がなめらかな銀色でまるで金属をメッキしたように見えるので総称としてそう呼ばれる。

これも写真を撮ろうとしたら、川にぽちゃん。
すぐに次のポイントめがけてキャストをする。
ベイト・キャスティングも少しづづいい場所に決まるようになってきて気持ちいい。

次に来たのも岩周り。これもまたヒットした瞬間走ったのでアジ科の魚とわかる。
何匹か釣っていると魚の種類やその引き具合など分かるのようになるので落ち着いて魚とのやり取りができるようになる。

上がってきたメッキ、今度はGTの幼魚。思わずGTゲット!と声に出してしまった。
西表島での初GTである。

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この後キャストした際、誤ってルアーの針を自分の腕にかけてしまうというミスをする。
魚のボイルに夢中になり、後ろをよく見ないでキャストしたのが原因。幸い掛かりが浅かったので大して痛い思いもせずに済んだが、これは大事故につながる恐れがあるので少々反省。

川幅もだいぶ狭まってきてマングローブの枝が川に覆いかぶさっているようなポイントが増えてきた所でスピニングに替える。

すると、なぜかかかる。のがナンヨウチヌというクロダイの仲間ばかりになる。

本流の水が引いてきて入り込む限界まで行き着いたので、一旦下流に下り途中から支流に入ることになった。
狭くなった川は両側からマングローブの林が覆いかぶさるようなジャングルのなか。
緑が濃い。すぐ近くでアカショウビンの鳴き声が聞こえるが姿は現さない。

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大きいゴマフエダイが出るというので再びベイトでカバーをタイトに攻める。

この釣りはトップ・ウォーター・ファンの人にはお勧めです。

いいところに入れば必ず何かの魚の反応があるからです。

そして、魚のヒット率も非常に高いし思いがけない大物がヒットしてくることもある。
日頃修行のようなトップをし続けているみなさん、ちょっとお金を貯めて西表島に来てみてください。そこにはパラダイスがあります。

小さな岩盤が現れキャストしたら後ろから投げた二人にゴマフエダイをダブルヒット。私も仲間に入ろうとすかさずキャストするもヒットせず。仕方ないのでカメラマンになり写真を撮る。

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河岸をよく見ると森の中なら流れ込みの筋が土をえぐって形作られているところがあり、そういうところに魚は付いていた。
また、川が狭くなり水が引き浅くなると、川の中心部からも魚が飛び出してくる。

再びミノーにしてコマフエダイをヒット。

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時計は12時半を回っていたのでマングローブの木陰を見つけてお弁当を食べる。
マングローブの根元に3センチほどのトビハゼがピョンピョンはねては根元に登ってくる。
カンムリワシの鳴き声が聞こえた。
突き刺すような日差しと深く濃いマングローブのジャングルに身を置くとここが日本だとはちょっと思えなくなってくる。

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食後、支流を下り始める。水はかなり引いて浅くなっており、岸沿いのカバーやストラクチャーよりも川底のかけ上がりから魚が出るというので作戦変更。掟破りのルアーをスピニングにつける。

するとワン・キャストメからナンヨウチヌがヒット。

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続けて三連続ヒット。その後もヒットしなくてもわらわらと魚がルアーを追ってくる。

「私たちはトップ・ウォーター・クラブなのでそのルアーは反則です」

と冗談交じりにオーナー氏から言われてしまったそのルアーはラパラのCD3。

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このルアーは、ここに来る前に何度も見てきた釣りビジョンの魚種格闘技戦・西表島の回で村田基先生が使ってチヌを釣りまくっていたルアー。先生が必須アイテムというので持ってきたもので昔管釣り用に買ったもの。
このルアーを買う時には、まさかこのようなマングローブで使うとは夢にも思っていなかった。

反則ルアーの学発は続き、さらに数投後、川底から大きいのが飛び出してきてルアーをひったくるようにヒット。
今日一番の大物に慎重にファイトしてあげる。ナンヨウチヌの大きいものかと思ったらにているけれど別の種類の魚だという。名前は忘れた。

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その後も掟破りの秘密兵器はヒットを連発。
支流と本流の合流手前の浅瀬でまたまた大物がヒット。
これがまた、これまでに無い引き方、暴れ方をする魚なのでいったいなんなのかと思いつつ強引に上げてきたら、なんと30センチ近いマゴチでした。

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本流に戻ると、潮が引ききって登ってきた時は広い川幅だったのが、両側がすっかり干上がって陸になっている。

川の真ん中だけ残った川筋を下りながらの釣りになる。
ポイントは川底の駆け上がり、小さな流れ込み、岩などのカバー。

ここでもラパラは大活躍し、チヌ、チヌに似た魚などよく追いかけて来てはヒットする。

すこし下ったところで川の流れ込みにキャストするとひったくるようなヒット!
魚は横に走り回り竿を水中に絞り込む、少しドラグが強すぎるようなのでファイトしながら少しずつ緩めて糸の切れるのを防ぎつつ上がってきたのはこの日二匹目のGTの赤ちゃん。
「やったー!一日でGT日本キャッチ!」とふざけて声を上げる。

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川を下り大きめの川との合流点などにもいいのがいた。
後ろではオーナー氏が入れ食いの様子。

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続いて操船しながらのヨネちゃんもヒットの連続。

何匹かナンヨウチヌを釣り、河口付近まで来たところでマングローブの釣りは終了。

時間があったので帰りがけにリーフ周りも少し狙ってみようということになり立ち寄ってみたが、

ダツが釣れただけで魚の活性が低かったので、この日は早めに上がることに。

遠征隊と三日間、中一日置いて再び三日続けての釣りで、腕はすっかり黒く日焼けし、膝小僧や首回りなどはかなり悲惨な状況。日焼け止めを塗っていてもこんな有様。

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明日は一日のんびり過ごすことに。
気が向いたら近くの浜辺に海水浴と釣りに行こうと思う。

ご参考:マリン・ボックス

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西表島パラダイス遠征 その5 グルメ@マリンボックス  西表島

沖縄方面に来た人、行った人からよく聞くのが、「沖縄の魚は色が派手でおいしくない」という一言。



今回の遠征ではこれが大間違いであることを確認しました。


ちゃんとお料理すればすごく美味しい魚がたくさんいるんです。ちゃんとお料理、というところがポイントで、それができるシェフがあまりいらっしゃらないのではなかろうか?



今回遠征でお世話になっているマリン・ボックスさんはROCOというレストランもやっていて、シェフは船長でオーナーでもある宮城さんというお方。

この方、世界を歩いて美味しいものを食べ尽くした方なので、世界中のお料理の文字通り「美味しいところ」うまく組み合わせて創作料理をなさっていらっしゃるんです。



今回の釣行では、魚が釣れるたびに船長から「その魚はこうして食べよう、ああすると美味しい」と魚を釣った瞬間からお料理プランが出来上がってしまうというこれまた夢のような釣行でした。


それでは、三日間我々の食したご馳走をご紹介しましょう。
あ、でも先に申し上げますが。あまりに美味しそうなので写真を撮るのも忘れ食べちゃったお料理もずいぶんありますので悪しからず。



まずは初日の夕食、リーフで釣ったお魚ちゃんたちのお料理です。

トップ・バッターはフエダイの塩焼き。

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これは、身が厚くブリブリで味はたんぱくながら旨味がありウマい。
魚を釣ったご本人たちに持っていただき写真をパチリ。

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続いてはカルパッチョ。魚はハタ科のものだったような。

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非常に上質のオリーブオイルをベースにしたソース、野菜の旨味と魚の旨味がとても素敵なコラボ。隠し味に美味しさの秘密があるようでした。

三番手は唐揚げのあんかけたれかけ


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これはウマい!丸揚げにしたハタと地元八重山そばをかた焼きそば風に揚げたものに、ニンニク、ガーリックも入っていたかな?のきいたあんかけソースがかかっているのですが、魚の旨味とあんかけのバランスが絶妙で思わず頭を手づかみでかぶりついちゃいました。
そして締めはイカスミご飯コロッケ

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これは手の込んだコロッケでした。イカスミを使ったチャーハンを作りこれをコロッケにするそうなんです。

イカスミの旨味とほのかな甘みが揚げたての熱々コロッケを噛んだ時に中からジワッと出てきて
なんだかとってもファンタスティック。

見た目よりボリュームもあるので、一同これにれ満腹となりました。

これらのお料理に泡盛のロックを飲んだのですが、料理の飾りについていた花を入れると、ほのかな甘く爽やかな香りがして美味しい。
この香り、Y店長に言わせると東南アジアのマッサージの匂いだそうです。
何を想ったのかY店長。
さて二日目の夕飯

これは豪勢でしたよ。なんたってこの日は浜値で一万円は軽く超えちゃう高級魚アカジンが釣れちゃったんですから。
釣れた時の船長(シェフ)の第一声は、「しゃぶしゃぶにしよう」でした。

アカジンのしゃぶしゃぶ。アカジンの美味しさをご存知の方はもうここで身悶えなさっているのでは。



まずは野菜とアカジンのアラを入れたお鍋をつくります。
アカジンの出汁がたっぷり出た美味しいお鍋、お豆腐も美味しうございました。



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ここにアカジンの薄切りを入れてしゃぶしゃぶにします。

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湯への通し具合、熱の加え加減で食感が変わるので、自分の好みに合わせて「シャブル」時間を調整しながら5秒がいいとか、いやもうちょっとなどと言いながら舌鼓を打ちました。
 
Y店長は、本ブログにもよく登場する根魚王Kさんに「お誕生日祝いに」と写真を送っていました。美味しんぼの根魚王さんからの反応が楽しみだったのですが、この晩には返事は来ず。
続いてはお刺身数種。

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刺身は滑りや臭みを取るために湯引きされていて、雑味が全くなく魚本来の旨味が堪能できるものでした。魚の種類により歯ごたえ、甘みなどが微妙に違い、食べ比べていくといくらでも食べられちゃう。


ハタ、フエダイなどいろいろある中、衝撃的だったのはヤガラの刺身。
アカヤガラは白身の上品な味で自分でも煮付けたり、唐揚げにしたりして食べたことがあったのですが、赤くないヤガラがこんなに上品な白身の刺身になるとは想像もつきませんでした。


ヤガラ自体が一般には流通しない魚なので、ここでご紹介してもどんな魚か???という方も多いでしょうがネットで検索してみてください。その容貌からこの美味しさは想像しがたいものがあります。




さらに駄目押しにハタの唐揚げあんかけが本日も登場。

しかし昨夜のものとはまた少し違った味付け、ハタの種類も異なったのでまた違う美味しさです。

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本日のは、身が分厚くブリブリの上品な白身、そこに中華風とも東南アジア風とも言えるあんかけの味付けが味を引き立て、これまた骨までしゃぶりついてしまいました。

お鍋、しゃぶしゃぶの残ったお汁を使って、明朝オジヤにしましょうという話になったのに、おつゆがウマいと飲んでしまう人が後を絶たず、大のオジヤファンのワタクシは、その様子を見てハラハラしおりました。


お鍋というのは、具は言ってみればダシの出てしまった残りカスを食べているようなもので、本当に美味しいのは残ったおつゆなんですよ。




三日目の朝ごはんは、なんとか無事にアカジン出しの美味しいオジヤをいただくことができました。


さて、最終日三日目のディナーと申しますと。
まずはツムブリのカルパッチョが登場。

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オリーブオイルをベースにしたソースにこれも軽く湯引きしたツムブリの身と野菜のコラボが素晴らしい逸品です。
とても美味しくてあっという間になくなってしまいました。

次に登場したのは、本日も高級魚アカジン。
本日は昨日私が釣ったものを一日寝かせてのお刺身。

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一日寝かせることで身は柔らかくなり、旨味も増します。

よく、釣りたて獲れたての魚を「コリコリして美味しい」という方がいますが、好きずきはあるとはいえ、あれは本来の美味しい食べ方じゃあないですね。
カンパチだってヒラマサだってブリだって、みんな二三日寝かせた方が美味しいです。

このお刺身も軽く表面を湯引きしてありました。

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湯引きすることによって皮も一緒に食べられますので、魚の一番美味しい皮のあたりを美味しく食べることができるというわけです。

さて、三品目はメバチマグロのカツです。

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カツといってもただのカツではありませんでした。
食べると中はレア、つまりお刺身なんです。
カツのころものサクサクとマグロ肉の柔らかさの食感が絶妙です。
さらにニンニクをきかせたソースがかかっており、これがまたカツと実に合う!ちょっと感動ものの逸品です。

さらに美味しかったのが、ハタの丸揚げをココナツミルクベースのソースで和えたもの。野菜を炒めた旨味にココナツミルクの微妙な甘み、チキンブイヨンなどのダシが絶妙のハーモニーでした。
あまりい美味しいので、写真を撮る間も無く、頭から尻尾までしゃぶり尽くしてしまいましたよ。

さらに八重山そばの焼きそばもでてきてお腹いっぱい。

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このほかにもゴーヤチャンプルとか美味しいものがたくさんあったけれど、あまりに贅沢をしてしまったので記憶が曖昧に。


ここでご紹介したおさかな料理を食べたい方は、西表島マリン・ボックスさんのガイドで釣りをして、自力で釣り上げた上で(船長も結構釣りますが)、お料理をお任せでお願いすると食べることができます。とうより、そのほかに食べる手立てはないと思われますので、是非西表島にいらしてください。

ご参考:マリン・ボックス

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2015年6月 4日 (木)

西表島的釣魚生活  第三 ジギング&リーフ釣り

2015年6月3日(水曜日) 曇りのち晴れ

今日はオーナー氏の友人である紳士2名にご一緒させていただき、リーフとジギングでの釣りに出かける。

午前9時出港

島に沿って沖を走る。
途中、小島と小島の間を抜けるときにサンゴ礁の浅瀬を通る、あまりの透明度、海の美しさに写真を撮りまくる。

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20分ほど走った先のサンゴ礁の浅瀬でリーフ・フィッシング。
まずはY店長の置き土産のシンキング・ミノーを投げるとワン・キャスト目にヒット!
いきなりデカイのが来た。グイグイ引くので何者かと思ったら1メートルはあるヤガラが釣れちゃいました。刺身の美味しいヤガラちゃんを素早くクーラーボックスにキープして、またルアーを投げる。

すると、ツー・キャストめにもヒット!
今度はハタ科のお魚ちゃん、こちらではミーバイと呼びます。

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赤金のフローティングミノーにルアーを変えて投げると、またまたヒット!
今度もミーバイ。

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次に釣れたのはニジハタというハタ科のお魚。尾びれの付け根に二本白い線が入っているのでこの名前になったとか。

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赤茶色っぽいニジハタの次に来たのは緑色がベースのナプレオンフィッシュの仲間だとか。

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とにかくこの海は魚種が豊富。海に限らず川も含めて本当にたくさんお種類の魚がいるのに驚かされます。釣れる魚の正式名称を知りたいならば分厚い魚類図鑑を持ち込まないと分からないでしょう。というような話を先日オーナー氏と話していたら、まだ未確認の固有種もいるそうで、そうなると図鑑にも載っていないということになる。それほどに主の豊富な海に川なのです。

魚類調査はさらに続き、ミノーに飽きた私はスプーンで釣ってみました。
水深が浅くて複雑なので、根掛かりにかなり神経を使うのですが三投目でヒット!

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関東ではコトヒキと呼ばれる魚によく似た全く違う種類のお魚ちゃん。名前は忘れちゃいました。ここで五目釣りを達成。

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このリーフは水の色が美しく吸い込まれてしまいそうになります。
釣りを止めて飛び込んでしまいたい衝動にもかられました。

さて、スプーンで次に来たのは黒っぽい体に白い尾びれと透明なヒレのコントラストが美しいカワハギのような形をしたお魚。

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あっという間に小一時間が過ぎ、潮が引来始めたので船が座礁する前にリーフの外側の水深50mほどのところに移動してジギングをすることに。

初めて間もなく根掛かりをヒットと間違えて大きく合わせ、オーナー氏にお借りしていた釣竿を追ってしまうという失態をやらかす。しょぼんとなっている私にオーナー氏は一言もそのことを責めず次の竿を用意してくださったのが嬉しかった。

気を取り直して釣り始めるとしばらくして今度は本当にヒット。重かったので根掛かりではないのかと慎重にアワセつつ様子を見ると確かに魚の反応がある。

ヒットした魚がなかなかの引き。ドラグを出しながら時折グイグイと走るなかなかのファイター。こういうファイトをする魚は初めてだったので何が上がってくるか楽しみにしながら、巻いては糸を出されまた巻く、というのを繰り返し、やっと上がってきたのはアオチビキという顔のいかつい、歯が鋭いお魚。やはり思っていた通り初めての魚だったので嬉しかった。

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この後、潮が完全に止まっていまい魚のアタリも減ったので、こちらもお昼ご飯を食べて気分転換。青い海、青い空、山の緑が美しいく南寄りの風が心地よい。釣れなくとも幸せな時間を過ごす。

とはいえ釣り師の本性丸出しで、ジグをあれこれ色を変えたり形を変えたりしてなんとか釣ろうと一層懸命にしゃくる。以前潮が動かず大苦戦を強いられるもののアカハタとフエダイをキャッチ。

アカハタは今まで釣ったものよりも色が薄く、最初は別の魚かと思った。

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午後4時を回り潮が上げ始めたのをきっかけにジギングを捨てて再びリーフ・フィッシングに。

再びそこの透けて見える浅瀬に船を流すと初めのひと流しがすごかった、投げると爆発の連続。
私は20年くらい間に自分で作ったミノーをつけて投げたのですが、これに大型の魚とみられる魚が大きな波紋をあげて何度も飛びついてきた。フックが小さいためか針にかからなかったのだが、あんなに大きいのがかかってしまったら細い仕掛けを全部持って行かれてしまうので、ちょっぴりホッとしたりして。

そういいながら小移動中に針を大きめのものに交換する釣り師的自己矛盾に苦笑しつつ次の流しに挑むと、出ました!水しぶきを上げて大きな長~いダツという魚がヒット。

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この魚も歯が非常に鋭いので糸を切られることが多いのであまり嬉しくない魚なのですが、ファイトを楽しみつつ素早く船べりに持ってきて、クルーのよねちゃんに針を外していただきます。

他のお二方の紳士もダツ、カスミアジなど大きい魚をヒットさせて船上は大興奮。

自作ミノーをこのまま使い続けると、ダツの猛攻で失いそうな気をした私はルアーを交換。
オーナー氏がこの日持ち込んでいた、某管釣り用のスプーンを作っているメーカーさんのテスト品をお借りしてスプーンで釣りをすることに。

まだ釣れていないカラーをお借りして投げたら一投で釣れちゃいました。
なんだか管釣りで入れぐっている気分。
さらに色を変えて、今度はに投目でヒット。
管釣りで覚えた釣りがこんなところで役に立つなんて思いもよらなかったのでニヤリとしてしまう。

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さらに別のカラーを借りて釣るも、このスプーンは少々重すぎるようでうまくコントロールできずにしているところで本日の釣りは終了。
数えてみるとミーバイ以外のお魚は全部違うお魚で12種類も釣っちゃいました。
こんな釣りはもちろん生まれて初めて。楽しいか?って楽しいに決まってるじゃあないですか!

帰りの船の上から原生林のジャングルを眺めつつ、日本で人工構造物が全くないところに来たのは生まれて初めてかもしれないと思う。

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帰港し宿に帰り一休み、夕食後今日もマリンボックスさんに一杯やりに出かけて、今日の反省会と明日の作戦会議になる。

明日は、またマンブローブの釣りをするとか。パラダイスはまだまだ続きそう。



ご参考:マリン・ボックス


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西表島パラダイス遠征 その4 GT釣り@マリンボックス  西表島

2015年5月31日 晴れ

三日目の釣りは昨日と同じくGTメインで狙っていく釣りに決定しました。

しかしその前に、前日早朝浜辺のオカッパリで釣果をあげていたMさんKさんの話を聞いていた残る3名もこの日は5時半に起きて浜辺にオカッパリに出かけたのでありました。

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結果は昨日ほどかんばしくなく、Y店長のオジサンとKさんのマングローブ・ジャックのみに終わり、ワタクシなど根がかりしたルアーを回収するため、早朝の海に全裸で入り海水浴をする始末。

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ちょっと、トホホな結果に終わってしまったのでありますが、朝食後は本命GT釣りに向かわんと気合いを入れ直して出発です。

ポイントは昨日渋かったオガンジマまで行くのはやめて、近くの島周りをやりましょうという船長の提案に首を横に振る一は誰もいませんでした。

朝9時過ぎ出航。海はこの日も凪、晴れ。

小一時間走ったところでまずはジギングからいきましょうという船長の一声でジグを投入。
水深およそ70メートル、選んだジグは実績の高いアンチョビット・シャープ140gのピンク・シルバー。シャクリ始めてすぐにワタクシにヒット。

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なんだか結構良く引く、根魚ではなさそうです。ドラグも出てりしちゃってなんだか朝一から気分良くスタートが切れました。

上がってきたのは小型のイソマグロ。
甲板にあげるとすぐに死んでしまうというので船べりでリリース。

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そして、しゃくり始めるとまたまたヒット!
なんだか今日は出来過ぎな感じ。しかし、魚は先程よりは少し小さい感じです。
それでも釣れないよりは釣れた方が嬉しいのは釣り人のサガ、上がってきたのはおよそ45cmほどのヤマトカマスというお魚。

普段小田原あたりで買ってくるカマスの二倍三倍はかる~くありそうないいサイズの魚ですが、その歯も普段のカマスより2~3倍鋭く、こんなのに釣り糸が触れたらひとたまりもないと思わせるに十分鋭いキバに指が触れないよう、気をつけて針を外します。

ワタクシに続いてナベテツさんもカマスをキャッチ。
カマス入れ食いの雰囲気が出てきました。

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次に来たのはY店長。
カマスかと思いきやなんだか竿の曲がり方が違う。ドラグのなり方も違う。釣った本人の表情もいつもと違う。

強く引き込む相手をいなしながらファイトする姿に一同何が上がってくるのか興味津々に見ていると姿を現したのは、なあんと!マグロじゃあないですか!マグロといっても芸能人さんの釣った360kgもある化け物とは違い、こちらはいたって小ぶりの子供マグロ。通称メジというやつです。キハダのメジ=キメジかと思いきやどうもメバチマグロであるとのこと。

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何れにしてもマグロが釣れるというのは、船の上の雰囲気を一気に盛り上げる何かがあり一同の気分は高揚してきます。

しかしこの後ヤマトカマスの群れに当たったようでトラブルの連続。
その鋭い歯の餌食になってしまったのがナベテツさん。

この後、しゃくっていたら急に軽くジグがなったらしく「あれ~軽くなった」と巻いてみたらリーダーから下が風に吹かれてゆ~らゆらと揺れておりジグは跡形もなく消えています。

一生懸命リーダー・システムを組み直してジギングを開始したら、またまた「なんか、軽い」という。上げてみたら今度も意図が途中ですっぱり切れているじゃあないですか。二連荘でカマスらしき魚に糸をきられ、「二度ある事は三度ある」「糸を切られる連荘の日本記録になるからもう一度」などと周りに囃し立てられジグを落とすのが怖くなったご様子。

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このあとKさんがフエダイの仲間を釣ったあたりで食いが落ちてきたので、いよいよ本日の本命であるGTポイントへ移動しました。

リーフの見える水深20mほどのところをリーフエッジに向かって船を流します。
GTのいそうな雰囲気は十分。キャストにも力が入ります。

ワタクシが最初にチョイスしたのは2月のコモド島GTツアーで爆発したハンマーヘッド社のDカップのピンク色。ポッパーです。こいつを使って音でGTを誘い出そうという魂胆。ところが、竿とのバランスが悪かったのか妙に疲れる。

10回くらいキャストして辛くなり、引いた時の抵抗の少ないペンシルベイトに替えました。
この間、Kさんのルアーにダツがバイトするなど魚の反応があり、いよいよGTが出そうな雰囲気は高まります。

そして数分後、トモで投げていたMさんが何やら雄叫びをあげている。
見てみると竿は大きくしなりご本人は力一杯魚の引きに抵抗しているのが分かりました。GTです。糸はみるみる出されて行き「200メートルくらいしか巻いていない、やばい」と叫ぶMさん。

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他の全員のルアーを回収するよう船長の指示があり、Mさんはミヨシに回り込み船をゆっくりとGTの進む方向に動かし、出された糸を巻き取っていきます。
どうやらサイズも良さそうです。水深のある程度あるところまで船が移動してからはGTとの力くらべ。

時折リールを巻く手を緩めようとするMさんに「休むと魚も休んでしまうから巻き続けて」と声が飛びます。最初は笑顔でファイトしていたMさんの表情が次第に厳しくなっていくところを見るといいサイズのGTであることは間違いありません。後は耐えて巻上げるだけ。およそ10分ほどのファイトの末、見えてきたGTはやはりデカかった。タモの入り引き上げると推定30キロはある見事なGTでした。

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写真を撮りながらもGTを弱らせないように、バケツで汲んだ海水をGTのエラにかけ続けるので、膝上にGTを置いたMさんはビショビショ。でもこのビショビショは嬉しいものなんですよ。釣ったものだけが味わえる特権です。写真を撮って無事リリース。一同は喜びを交わすとすぐ次の一匹は自分とばかりに釣り座に戻ります。

ワタクシはミヨシで自分の初GTをキャッチしたルアーを投げました。いい感じでキャストし、場所的にもまだまだ出る雰囲気のあるところ。船がリーフに近づいてきたあたりで手元にズシン!という感触が伝わりすぐにヒットと分かります。

自分でも不思議なくらい冷静に魚がしっかり針に乗るまで待ってから竿先をあげると、魚は一気に走り始めドラグが鳴ります。

魚が根に走らないように初めは多少強引に巻き取り、GTきちゃったかな?と思いながらニヤケ顏でファイトを開始し始めたら、あれ~?なんかあまり引かない。
これはかなりのおチビちゃんだな、と即座に察知しさっさとあげてくるとGTではなくカスミアジでした。

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ちょっとがっかりしつつもこの魚の背中、腹から尾にかけてのブルーがとても美しいのに感動し見とれながら写真を撮ってさっさとリリース。

まあ、トップで出たから良し、として次こそはGTと意気込みます。
2月のコモド島でもカスミアジを釣った後にGTを釣っているので、なんとなくいい流れに来ているように思えたのです。

船はポイントを変え10分ほど走ったところでキャスト開始。
この時、自分の中でここは出そうだ!という確信めいたものがあり集中してキャストしてリトリーブを開始。5~6回引いたところでルアーの周りに大きな波紋ができ一瞬魚お重さが伝わ流と同時に大きな銀色の魚体がヒラを打って姿を現しました。

来た!GTだ!と思った瞬間魚の次のバイトはなく腕に伝わった重みが消え大きな波紋だけが海面に残っていました。すかさずルアーを動かしますがバイトは続かず。

一瞬の内に起こった興奮と落胆。しばしあっけにとられて海を見つめます。

こうした一瞬のチャンスをものにできるかどうかが釣りの腕の差なんだなあ、とがっかりしつつもまだまだ出るかも、とキャストをしましたがその後魚の気配はなく移動することになりました。

そのご、GTとジギングが両方狙える場所に移動し、諦めきれないワタクシはポッパーをキャストし続けました。

ここのポイントではジギング隊のY店長が抜け目なく良型のアカジンをキャッチ。

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こちらキャスト部隊もデカイGTを意気込んだのですが、船のエンジントラブルが起こってしまい、船長の早めの判断で釣りを中止し港に戻ることになりました。

その間ナベテツさんがゴマフエダイのいいのを一本。

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Kさんが綺麗な魚を一本それぞれ上げ今回の釣りは終了となりました。

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夕まずめを狙えなかったのはちょっと残念だったけれど、トラブル時は命の方が優先なので船長の冷静な判断に従い帰港。

後半は崩れる予報のお天気も三日間持ってしまったし、Y店長のオガンジマにも行くことができし夢のような三日間の釣りが終わりました…といつもなら締めくくるところなのですが、今回は事情が違う。

明日の朝みんなが島を離れた後も、ワタクシ一人島に残りなんと6月12日からの那覇での船中泊遠征までの間、西表島の釣りを堪能してしまおうという壮大な計画があるのです。

すでに、本ブログ内では番外編として本編と同時に西表島での釣り生活を掲載していますので、みなさんこの後那覇に移動する11日まで、リアルタイムで西表島の釣り模様を書いていきますので、お楽しみに。

おっと、もう一つ。
今回は船長でありレストランROCOのシェフでもある宮城さんに釣った魚を美味しく料理していただいたので、そちらもご紹介いたしますので合わせてお楽しみに。

写真提供:Ebb&Flow

ご参考:マリン・ボックス


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2015年6月 3日 (水)

西表島的釣魚生活 第二 マングローブフィッシング その一

2015年6月2日 晴れ 西表島

4時半起床、まだ外は真っ暗。西表島の日の出は横浜にくべたら一時間以上遅いのではないだろうか。それだけ西に位置しているということだ。当然夕日が落ちるのも遅く、今日の日没が7時10分頃ではなかろうか。

何れにしても早く目が覚めすぎなのは歳をとっているせいに他ならないのではあるが、目が覚めてしまうのだから仕方がない。二度寝しようとしても目はギンギンにさえてしまっているのだ。

仕方がないのでブログの更新をする。
とはいえ、現在滞在している民宿には無線LAN及びwifiがないので、テキストデータだけ打ち込む作業をする。本日更新分のデータを打ち終えたらちょうど朝ご飯の時間になった。

朝食を腹一杯食べて、コーヒーをいただき一息ついたら、パソコンを持ってお隣のマリン・ボックスさんにいそいそと出かける。

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今日はマングローブの川での釣りをしようということで昨夜は終わっていたので、どこに行くのか楽しみだ。

昨日来た紳士2名とマリン・ボックス・スタッフのよねちゃんが一緒に、私はオーナーの宮城さんとそれぞれ別の川に行くことになった。

大いなる釣果を祈り車にそれぞれ乗り別れる。

車でしばらく走って買い物に売店に寄ったら面白い形のスイカを売っているので写真を撮っていたらオーナー氏が珍しいから買おうという。お店のお姉さんに夕方までには売り切れちゃうよね、と話したら、先払いで夕方まで冷やしてとっておいてくれるというではないか。なんという気の利いたサービス。オーナー氏と私はいたく感動し店を出て目的の川へ。

カナディアン・カヌーを車から降ろしアウト・リガーをつけてセッティング。
午前10時半過ぎ、川を上り始める。

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川は引き潮の時間帯で流れが速い。
上りながら岸に生えているマングローブの珍しさに見とれる。


とりあえず私はポッパーとシケーダーでスタート。トップが面白いうという話を昨夜たくさん聞かされていたためだ。

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ポイントはバスと似ていた。カバー周り、ストラクチャー周り、日陰、流れ、チャンネルなど変化のあるところへキャストしていくのだが、釣れる魚が全く異なる。
カバーへのタイトなキャスティングが求められるのだが、バス釣りをしなくなってもう10数年。シビアなキャスティングができるんだろうかと不安になる。

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開始早々にオーナー氏はヒット。さすがである。
しかし私の方は投げれど投げれどアタラず、ポッパー、シケーダーにはなかな出ないと判断しシンキング・ミノーに替えたらすぐにヒット。
最初のヒットは始めておよそ20分後。釣れたのはオニヒラアジの幼魚だった。

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2匹目はそれから40分後。今度はオキフエダイという魚。背びれ、尾びれのオレンジ、胸ビレ、腹ビレ、尻びれの黄色の鮮やかなコントラストが美しい。しばらくみとれてしまった。

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釣りをしている横をしばしば観光遊覧船が上流から下ってくる。下げ潮の時間帯なので潮が引ききる前に観光を済ませて降りてくるので時間帯が限られるらしいのだが、これが結構な引き波を立ててやってくる。

規則では引き波がマングローブの根元の土を洗い流してしまい、マングローブが倒れてしまうという現象が多発しているため、時速1ノット以下での航行が義務づけられているらしいのだが、どの船もそんなのはお構いなしというスピードで走ってきては、我々のカヌーのそばで急に減速する。

そんなあまり気持ちの良くない思いをしながらも釣りは続き、やがて川幅は急速に狭くなり、水深も潮が下げていることもあり浅くなった。潮は相変わらず速く渓流のようだ。

オーナー氏はさすがにプロ。
テストを頼まれているルアーだけを使いながら、ゴマフエダイ、オキフエダイ、ナンヨウチヌ、と次々に釣り上げていく。

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私の三匹目はゴマフエダイ。この魚は別名マングローブ・ジャック。大きいものは50センチを超えるらしいが私のはおチビちゃんでした。

さらにゴマフエダイを釣り上げた頃には、だいぶキャスティングの感も取り戻していい感じ。

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川幅は一層狭まり、エンジン船は潮が引いてしまったため現れなくなり、鳥の鳴き声と風の音だけの中にルアーのポチャリと落ちる音が響き、時折そこにパシャ!と魚が飛び出してくる。

見渡すとマングローブにジャングルに青い空、白い雲、自分が今どこにいるのかが分からなくなるような錯覚を覚える。

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この次に釣れたのはナンヨウチヌというクロダイの仲間。私にはクロダイとどこが違うのかが判別できない。この後しばらくナンヨウチヌがいいテンポで釣れた。

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根掛かりで一度、何か得体の知れない細長い魚にひったくられるようにして一度ラインを切られる。

時計が12時半を回った頃、近くの中州に上陸してお昼ご飯。といっても、座るところはどこにもないので立っておにぎりを食べるだけなのだが、これがうまい。

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中州の潮溜まりを見たら周囲にたくさんの小さな黒いカニの群れがいたので写真を撮ろうと近づいたら一瞬で砂の中に潜り消えてしまった。まるで手品を見ているようなスピードに驚くやら呆れるやら。

食後はもう少し川をさかのぼり、この先は釣り禁止というところまで釣りあがって戻ることにした。この先釣り禁止の理由がどのような科学的根拠なのか知りたかったがオーナー氏も分からないという。

なんだか、曖昧な自然保護規則にモヤモヤした気分にさせられながらも、自分のルアーを追ってきた魚が背中に縞模様があったと話すと、それはテッポウウオです、とのオーナー氏の言葉に一気に心は釣りに集中する。

しかもその数投後にオーナー氏がテッポウウオを釣り上げたのだから、興奮はさらに高まる。

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僕らの世代でテッポウウオと言ったら小学校三年生くらいの理科の時間にこんな魚が南の国のジャングルにいます、と習ったのが原体験。

さらには図鑑やテレビでその生態を見ては、水中から水を矢のごとく吹いて樹上の虫を落として食べる生態に心弾ませたものであるが、まさかその魚を自分が釣りで狙おうなどとは、当時考える由もなかった。
いや、おそらく一年前の自分でも想像しなかったに違いない。

チヌはもう釣り飽きたので、狙いをテッポウウオに定め、ルアーをトップ・ウォーターに代える。
コントロールの定まりやすいベイトリールでこれを投げるのだが、キャストが決まるまでこれまた少々時間がかかった。

その間にオーナー氏はなんと4匹のテッポウウオを狙いすましたように連続して釣り上げてしまった。

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テッポウウオに夢中になっていまった私にオーナー氏は残り時間をテッポウウオのポイント中心に攻めていくようガイドをしてくれた。

かなり釣り下った、マングローブの倒木のある日陰で私のルアーに水しぶきが上がりテッポウウオらしきヒット、慎重に勝つ素早く取り込むと紛れもないテッポウウオがそこにいた。

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写真を撮っていただき、魚をリリース。すぐに次を狙ったが、木の枝、岩などにルアーをミス・キャスとして貴重なポイントを潰してしまう。

それでも、最後のポイントでもう一尾ヒット。
二匹目のテッポウウオのヒットにぬか喜びしていたら船べりでポロリと落ちてしまった。
この魚は口が固いので、素早くあげないと落ちてしまうことがよおくあるらしい。

少々残念ではあったが、とりあえず一匹釣っていたので心はかなり満たされており上がることにした。

帰りがけ朝予約したスイカを受け取り一路マリン・ボックスへ。
到着するともう一チームはまだ帰っておらず、どうやら夢中になる程面白い釣りをしていると想像させられる。

夕食を食べに隣の宿に戻り、シャワーも浴びて一息つきたら再び地なりに向かって出動。意外とマメなのである。

夕食中の紳士2名のところにお邪魔して今日の釣果を写真で見せて自慢する。自慢される方はいい迷惑だろうが自慢したいのだから仕方がない。一通り見せて気が済んだところにオーナー氏が出てきて明日の予定を話された。

明日はリーフ周りの五目釣りと軽めのジギングで行くとのこと。
やったー!と思わず声をあげたくなるのをこらえる。

隣の民宿に戻り夜11時就寝


ご参考:マリン・ボックス

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西表島パラダイス遠征 その3 ジギング&GT@マリンボックス  西表島

西表島パラダイスツアー、二日目は早朝五時に起きて宿の近くの浜でオカッパリをしようかという話が前日の夕食時に持ち上がり、かなりやる気になっていたのですが、当日五時起きてみると、外はまだ暗いので、出かけるのに躊躇したのと、昨夜書く日記を書いていなかったので、忘れないうちにと書き始めたら夢中になり、さらに同室のY店長は起きないし、ナベテツさんも行くのが面倒くさそうだったので中止と成りました。

お隣のMさんとKさんの部屋も静かだったので行かなかったのかな、と思っていたのですが、8時前に食事で話を聞いたら、お隣さんは朝の釣りに行っていい思いをしたというのでビックリ。

それは私にとってはいい情報でした、オカッパリで釣れるということは延泊中の釣りに不自由しないということだからです。

さて、本日も後すぐに釣りに出かける準備をし9時出船です。

本日も海は凪、天気は晴れ。風はややあり午後から少し南寄りの風が吹くという予報。

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今日はいよいよY店長念願だった仲の御神島(オガンジマ)に向かうことになりました。

この島は西表島から船で一時間くらい走ったところにある島で、GTを始めジギングでも豊富な魚種を楽しめるという夢のような島だそうで、Y店長はこの島に行きたくて、およそ10年前に4どのトライをしたそうなんですが、二度は台風が来てしまい西表島に来ることすらできず、残る二度も西表島までは来たものの海が荒れていて島には行けなかったといういわくつきの島なんです。
地元の人でもなかなかいけるチャンスが少ないらしい。

そんな秘境とも言える島に、いきなりやってきてべた凪、晴天でひょいと行けてしまったのですから、なんという幸運。

その威容な姿の島に近づくと、島は鳥の声で賑やかでした。カツオドリやアジサシなどの鳥の繁殖地になっているらしいのです。先週の男女群島に続きまたまた人の住まない秘境にまた来てしまった、と少し興奮してきました。

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まずは島手前の駆け上がりを狙ってGTをキャスティングで狙いましす。
島近くにはダイビングの船と思われる船が一隻いるだけで、釣り船らしき船は見当たりません。

ワタクシが初めに選んだルアーは大きめのペンシルベイト。
GWに埼玉の荒川でキャスティングの練習をした時にいい動きをしていたものです。
フルキャストし丁寧にリトリーブ。

船は潮に乗ってじわじわとリーフエッジに近づいて行き、GTの出そうな気配は十分。
船全部のデッキでに三人が代わる代わるにタイミングを見計らってキャスティングを繰り返して行きます。
30分ほど、何度か流し変えたもののこのポイントでは反応はなし。

小移動して再びキャスト、今度は先日Nさんに頂いた赤金のポッパーを投げます。
キャストも竿とのバランスが良いのかよく飛び、アクションもいい感じで水にかみポップ音を出してくれるので、これまた出そうな感じ十分。

しかしながら、この日のオガンジマ周辺のGTは沈黙し、海面割れて出ることはありません。

潮の動きを見てまた後でGTはやりましょうと、一度ジギングのポイントに行ってみようということになり20分ほど走り島から離れます。

推進80メートルほどの場所に船は止まりジギングの開始です。
ワタクシは潮が緩めということなので、プロセレのアンチョビット・シャープ140gを選んでしゃくり始めました。

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船長がY店長が使っていたやはりプロセレのゴビアス・アンセスターというオタマジャクシのような一風変わった形状のジグに興味を持ち、私も釣りをしていいですか?と客一同に許可を取った上で、ちょっと貸してくれない?と借りて釣ってみることに。「すぐ釣っちゃうから」と冗談交じりにジグを落とすとふたしゃくり目くらいでヒット!

竿はグイグイと引き込まれ魚の大きさを教えてくれます。「これはアカジンじゃないかな」と言いながら余裕でファイトしながら上がってきた魚は予告通りのアカジン。
いきなり良型のアカジンを釣り上げてしまったのに一同ビックリ。

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船長、遠慮がちに「魚はいますよ」というのですが、なかなか我々にはヒットしてこない。さらに小一時間して、またまた船長にヒット。今度も竿が大きくしなって型は良さそう。
今度はなんと一つのジグに二匹のバラハタが掛かっているじゃあありませんか!
これには一同さらにビックリ。

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この後移動した先のポイントでやっとワタクシに待望の一匹目が掛かりました。
船長を見習ってタックルをライトなものに代えてゴビアス・アンセスターに代えてみたんです。

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上がったのは美味しそうなハタの仲間。夕食のおかずにとキープ。

20分後にさらにバラハタをキャッチ。

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他の皆さんもポツポツ釣れだして船内は活気を帯びてきました。
ここで船長がまたまたヒット。またまたいい型のアカジンを上げてしまいました。

時計は二時を回り日差しが強く照りつけ、体を焦がします。

5月とは思えない暑さ、油断していると体温が上がり熱中症になってしまうので、ポカリスエットをがぶ飲みするのですが、飲んでも飲んでも汗で出てしまいます。
ジグをしばししゃくっては小移動時に水分の補給をするというのを繰り返します。

次にいいのをヒットさせたのはこの日も一人キャスティングをしていたMさん、なにやらいい型の魚がかかったらしくよく走ります。
慎重なやり取りの末に上がってきたのはイソマグロでした。

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この魚はマグロという名前が付いていながらもあまり美味しくないので、写真を撮って即リリース。
魚の活性はいいようで、ナベテツさんはバラハタ、Kさんはトップでツムブリと次々に釣り上げていました。

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ワタクシはというと、ゴビアス・アンセスターでちょこちょこ釣っていたのですが、なにやら大きなのにジグをひったくられるアタリがあり、ライト・タックルの仕掛けは一瞬でぶち切られてしまいました。

そこで、この海ではライトではダメ!と判断しPE5号にリーダーをフロロ50ポンドの太仕掛けにしてみたんです。さらにジグも同じプロセレのアンチョビット・ナゲットというシーバス用に開発された、ちょっと平べったい可愛い感じのジグに変えてみました。
南の海にはこんな形状の魚がたくさん泳いでいるのではないかと考えたのです。
これが大当たり。数投目に高級魚アカジンを釣り上げてしまったのです。

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するとその様子を見ていた船長がそのジグに興味を持ったようで、ワタクシがジギングをやめてキャスティングに切り替えようとした時に、ちょっとその道具借りていい?というので貸してみると。なんと、一投目の一しゃくりでヒット!これには船長の隣で見ていたY店長も驚いていました。魚の引きは強く、またまたいいサイズの魚のようです。上がってきたのはアオチビキという歯の鋭いお魚ちゃん。

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たったの数しゃくりでアカジン二匹にアオチビキ、プロとはいえ船長の釣りは神がかっていました。

一通り全員が魚を釣り上げ満足したところでGTの再開です。
島周辺のGTポイントはどこも素晴らしいロケーションでいつ魚が出てもおかしくないような場所ばかり。船長からも「ここではウン10キロが出ています」と鼓舞され、我々もキャストに力が入るのですが、一向にGTは出てくれないのでした。

4時をまわり、島周辺のいいGTポイントはやり尽くしてみたのですが、この日のGTはご機嫌斜めだ多様で一向にでないので、船長の判断で島周辺を見切り西表島周辺のナブラ打ちにをすることにし西表島近くまで戻ります。

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しかし、昨日ほどのナブラは湧き上がらず、キャストとジギングの両方で攻め、ジギングの方はダツやバラハタなど何本か出ましたがGTは最後まで沈黙に終わりました。

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                                                                     船長釣りすぎ(笑)

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5時半沖上がり。港に向かいます。今夜はアカジン(スジアラ)のしゃぶしゃぶにしましょう。という船長の言葉に一同疲れの表情が一変してニコニコの笑顔になるのでした。

 

鍋、刺身五種ほど、やがらの湯引きが極ウマ。泡盛まで飲んでしまい酔っ払う。


写真提供:Ebb&Flow

ご参考:マリン・ボックス

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2015年6月 2日 (火)

番外編  西表島的釣魚生活 第一 

enos日記番外編 西表島生活 6/1

本日は6時半に起き、今日ツアーを終えて横浜方面に帰る仲間を連絡船の桟橋まで見送り。

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なんだか一人だけ取り残される不安みたいなものも沸きつつ、一方で思わずニヤニヤにやけてしまう自分がいるのを抑えつつ皆さんが船に乗るのを見送る。

8時前に出航する船を見送りマリン・ボックスさんに戻りゴロゴロする。
昨日までの三日間の釣りで体が疲れているのだ。

昨夜は激しく雨が降った、釣りが終わった途端の雨に今日帰るみなさんはラッキーと話していたが、ワタクシはこの先も長期滞在するし釣りもしたいので雨は困る。
なあんて思っていたら、9時過ぎには雨は上がった。晴れ男の運はまだまだついているみたい。

マリン・ボックスさんは今日から別のお客さんで埋まってしまうので、予約なしで延泊するワタクシはすぐお隣の民宿「ふる里荘」というところを紹介していただき移動する。

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ふる里荘さんは、オーナーがお花好きらしく家のまわりは綺麗なお花でいっぱい。

こちらは、シーズン・オフとあって客はワタクシ一人だけ。

気楽。とりあえず三日分の汚れものを選択して午前中から昼寝。

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洗濯機の上にとまっていた羽虫の羽が美しいのでおもわず撮影。

昼前に起きて今朝帰って行ったナベテツさんの置き土産のチョコパンとあんパンをお昼ご飯とする。数日間飽食していたので粗食が新鮮。

午後は3時過ぎまで、部屋でブログの文章を書く。西表島遠征 その1分。BGMはiPodでジャズを聴く。

エブ・アンド・フローのY店長からメールと電話があり、昨日までの写真を整理しているところに昨日Y店長の撮った写真のデータを頂いた時に元のデータを消してしまったらしい。

消さずにとってほしいと言われたが、今度お会いするのは12日に那覇での事。それまでに必要であろうということで、ネットで送ることにした。

ふる里荘さんにはネット環境がないので、お隣のマリン・ボックスさんまでPC片手に歩いて行く。空は雲が切れて日が差し始めて暑い。

マリン・ボックスさんに事情を話したら、ネット使用を快諾してくださったので写真を送るついでに自分のブログも更新。
買い物に行くけれど何か必要なものは?と聞かれたので悩んでいたら、では一緒に行きましょうと言われ買い物にいく。
なんだかとてもみなさん温かい感じで嬉しいなあ。
スーパーでオリオン・ビール半ダースに八重山焼酎を一本買って帰る。
「酒と釣りの日々」である。

帰り道の途中「星の砂の浜」という看板を見る。
宿からバスで一区間らしい。そのうち暇を見て水着を持って出かけよう。

帰ったところに、丁度いらしたばかりの紳士2名と会い挨拶を交わす。
お二人とも船長でオーナーの宮城さんとの古い釣り仲間で、明日からマングローブの釣りを堪能なさるとか。ここを訪れる方々はみなさん釣りについてはキ印がついていらっしゃるようで実に嬉しいことこの上なし。

夕方までかかってブログに本文を書き上げてマリン・ボックスさんを後にする。
宿に戻りシャワーを浴びてオリオン・ビール。BGMはちょっとありきたりだけれどボサ・ノバなどでかる~い感じで。

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夕食後、ビールが効いてあまりに眠いので仮眠、目が覚めてからお隣のマリン・ボックスさんへ再び行く。泡盛のロックを注文して一口飲んだところに船長でお店のオーナーの宮城さんが出てきて「明日釣りに行きます?」と聞いてきたので「行きます行きます」と二つ返事で答えたら、じゃあこちらのテーブルへ来てくださいと、昼間挨拶を交わした紳士2名のテーブルに招かれて早速釣り談義。

オーストラリアのバラムンディの話、マングローブのごまフエダイの話、荒川支流のシーバスの話な土で大いに盛り上がる。明日はとにかくどこかの川に行こうということでおやすみなさいの挨拶を交わした。


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西表島パラダイス遠征 その2 リーフ・フィシング@マリンボックス  西表島

2015年5月末の西表島は思いの外厳しい暑さでした。
天気予報では数日前に梅雨入りし、釣行予定日も晴れ、曇り、雨、といった感じで天気は推移していたのですが、いざ来てみたら快晴のドピーカン!5月末とは思えない暑さなんですが、南国なのだからこれが普通なんだろうと思っていました。

島の西側にある小さな港から出船した我らがマギー・ガーラ号は沖を目指します。
まずは、小手調べにジギング・ポイントでジグをしゃくろうという作戦、狙いはこの海域で最もおいしいと言われている高級魚アカジン(スジアラ)です。

このお魚、お店に出るとキロ1万円を下らないという高級魚。
そんな魚が釣れるとあっては、釣り師一同の目が輝かないはずがありません。売って小銭を稼ごうなんていうんじゃないんです。自分たちが食べたい、というだけなんですけどね。

30分ほど走ったところで船は減速しいよいよ釣り開始。
船長によれば、ここはアカジンの一級ポイントとか、「すぐに釣れますよ」ってプレッシャーをかけられちゃいました。

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魚探には反応もバッチリ、水深およそ50メートルの底からライト・タックルでジグをしゃくります。
誰に最初にヒットするのか、遠征しょっぱなはこの辺が非常に注目されるところなのでありますが、なんだかなかなかアタリが出ません。

10経ち20分が過ぎ、さすがに船長もしびれを切らして、ちょっと移動しますと10メートルほど浅めのところに移動。

再びジギングを開始するのですが、これまた一向にアタラない。
魚群探知機に反応はあるし潮もそこそこ動いているのに・・・

さらに30分ほどやってみるもののアタリがさっぱりない。
船長が不思議そうな目で我々釣り師一同を見ている視線を感じつつ、いろいろジグを変えたりしゃくりを変えたりするのですが全くダメ。

「リーフの釣りにしまよう」という船長の一言でジギングは断念し、サンゴ礁の上の浅瀬で釣りをすることにして移動。

船は20分ほど走って美しいサンゴ礁の上に来ました。
生まれて初めて見るナマのサンゴ礁。そこでいきなり魚を釣っちゃおうっていうんですから、なんだかバチ当たりな気もするのですがそこは釣り師のサガ。
早速、リーフ用のタックルを取り出してキャスト開始です。

「ここで釣れなかったら釣り師としてはダメです」と船長のきっぱりとした宣言があり、こりゃ釣らにゃあ、とキャストしてクリクリ巻き始めた瞬間、ブルブル!!!という感触が手に伝わり早速ヒット。
グズグズしていると魚がサンゴの隙間に潜り込んでしまうので、必死に糸を巻きます。
水深は2メートルくらい、底のサンゴがくっきりと見える美しい海の中から上がってきたのはハタの仲間、こちらではミーバイというそうです。

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水族館以外で初めて見る南国のお魚ちゃん。
体一面のコバルト色の斑点が美しく見とれてしまいます。

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写真を撮ったらすぐに逃がしてキャストすると、またまたヒット!
今度はなんだかおチビちゃん。

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これもハタの仲間のようですが名前は聞いたけれど忘れちゃいました。
このあと次々釣れるハタ科の魚がみんな違う名前なので覚えきれないんですよ。

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ワタクシ以外のみなさんも入れ食いのようで、次々とカラフルな魚を釣り上げていきます。多いのはハタ科の魚にフエフキダイという魚の仲間、これらは種類が多くてとても覚えきれないので初めから覚えるのを諦めちゃったんです。

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この場所で爆発していたのは川崎のKさん。
赤金のミノーに良型が爆発していました。

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船長によるとここは赤金がいいらしく、はまりカラーにスポッとハマっちゃたんですね。写真にはない魚も数匹キャッチし上バラシも多数。天国のような釣りをしていました。

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ワタクシの方も負けて入られません。
ウォーター・ソニックで連発です。
方こそ小さいけれど、次々と綺麗な魚が上がってくるので、そのたびにため息をついて見とれてしまいました。

早々に五目釣ったのでちょっと違うルアー二品を変えてと、昔30年くらい前に夢中になって作ったバス用のハンド・メイドミノーを取り出して投げてみます。

ルアーのエラの部分にはMIHOと書かれているのを見て、そういえば当時は中山ミポリンが好きだったなあ、若かったんだなあ、なんて思い出しながら細かくトゥウィッチするも、どうもルアーの水深と魚のいる場所は合わないようで玉砕。

今度は長女が生まれた時に作った長女の名前入りのミノーに変えて投げると、こちらは二投目で来ました。魚の名前は忘れちゃった。

ナベテツさんもいい感じでルアーがハマって入れ食いになってきました。

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                                         ナベテツさんの釣ったのはフエダイの仲間だったかな?

 

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Y店長は写真ん撮影に大忙しで、しかも自分が釣ってもみんな釣りに夢中で誰も写真を撮ってくれないので一枚も写真がありません。

一方、ミヨシでひたすらトップを投げ続けていたMさん。
何度か魚が出るもののフックにかからず、その度に雄叫びをあげていましたが、とうとうイイ型のミーバイがヒットし満面笑顔です。

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                                                         Mさんはトップで快心の一匹

狙い通りに魚を釣り上げた時の達成感は、何者にも代えがたい気持ちのイイものです。
このあともしばらく入れ食いが続き、夕食用に何匹かのお魚をキープ。
4時を回ったあたりで食いが落ちたところを見計らって、移動することになりました。

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今度は「この時間に湧き上がるナブラに着くGTを狙いましょう」という船長の一声に、一同初日からGT!と予想外の展開に興奮します。

リーフから少し走ったポイントにナブラを発見!それも一つではなく三つも!
静かに接近していくと、時折ナブラがザザザ!とざわめき立ち、その下にナブラの小魚を捕食する大型の魚がいることが見て取れました。

一同興奮を抑えつつナブラに向かってフルキャスト。
初めは届かない距離にあったナブラが船長の操船で向こうから近づいてくるポジションに入ると、目の前でナブラが飛沫をあげてざわつくきます。

「ナブラの向こう側に投げて中を引いて」というY店長のアドバイスに、いつ出るかと心臓の鼓動がばくばくと聞こえそうになりながらキャストを続けます。

「出ろ出ろ」とルアーを引くリズムに合わせて呟きつつリトリーブを繰り返すのですが、バイトはありません。

小一時間粘ったでしょうか、とうとうナブラから大物の水しぶきが爆発することはなく今日の釣りは時間切れとなってしまいました。

いつの間にかすっかり傾いた太陽を見ながら、港に戻る船の上で缶ビールを飲み心地よい疲れに身を任せます。

午後からの半日なのにものすごい充実感。こんなに感じたことはこれまでなかった気がします。何が違うのかはまだ自分にはわからないのですが、自然の美しさ、豊富な魚種に魚、釣り方のバリエーションなど様々な要因がワタクシにそう感じさせてくれたのでしょう。

海はベタ凪、青い海、青い空、美しい魚たち。
明日以降の釣りは一体どうなるんだろう、どんなに楽しいんだろうとワクワクしながら帰港する船の上で快感に浸るのでした。


写真提供:Ebb&Flow

ご参考:マリン・ボックス

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2015年6月 1日 (月)

西表島パラダイス遠征 その1@マリンボックス  西表島

2015年5月29日午前6時前、我々5名の釣り師は羽田空港出発ロビー、中国・沖縄方面行き出発カウンターにいました。

我々5名というのはソルト・ルアー・ショップ、Ebb&Flow(エブ・アンド・フロー)主催する釣り遠征に参加のEbb&FlowのY店長、横浜Mさん、同じく横浜のナベテツさん、川崎のKさん、そしてワタクシ。

今回は、早朝6時50分発のトランス・オーシャン航空、羽田→石垣島直行便に乗り西表島へGTを主にしたなんでも釣っちゃおうツアーです。

なんでもっていうのは何があるかというと、西表島ではGT意外にもジギングで様々な根魚からマグロ、イソマグロといった青物、リーフの上でのライト・タックルでの小物五目釣り、マングローブの川をさかのぼっての、マングローブ・ジャック、ナンヨウクロダイなどといった魚釣りがある、釣りのバリエーションが多種多彩な釣りのパラダイスなんだそうです。

この日の朝、ワタクシは少々の疲れと不安を感じておりました。
何しろ、九州呼子のサンライズ新海号で男女群島に遠征に行っていたのがほんの五日前のこと。

本来なら遠征の余韻を味わっている時期なのですが、Y店長の無謀とも言える遠征過密スケジュールによせばいいのにホイホイと「いきます、いきます」、とまるで腰巾着のように参加してしまった自分を少々後悔し、まだ男女遠征の疲れもとれきっていないのに本当にGT釣りなんてできるんだろうか?と思いながらも出発手続きを終え出発ゲートまでたどり着いた時には、開き直って「釣りしかない」「やるだけやってやろうじゃないか」と妙にポジティブになっていたのでありました。

これには理由があり、今回の遠征は3泊4日で釣りは3日という日程なのですが、ツアー終了後、次の遠征地である沖縄は那覇のよせみや丸での船中泊ツアーがある6月12日までの2週間弱のあいだに、一度横浜に帰ってきてまた沖縄方面に行くのは面倒臭い!というのと西表島およびその周辺の八重山諸島を満喫したい!という思いからそのまんま西表島に一人残って釣り三昧の生活をしてしまおうということにしてしまったからなのです。

釣りのパラダイスに2週間も暮らせるなんてことは、おそらく人生に一度あるかないかの大チャンス、今回を逃したらもう無いであろうということでの決断でありました。

さて、我々5名を乗せたトランス・オーシャン航空機は時間どうりに羽田を離陸、機内で小一時間ウトウトしたあとは、今回持参したノートPCにて2月にコモドGTツアーに同行したNさんが先月パプアで収録した自分のGT釣り映像の編集をやっていたらあっという間に石垣空港に到着してしまいました。

飛行機を出ると体が一気に南国の熱風に包まれました。
沖縄本島より南に来るのは人生初めてのワタクシ。日本で体験する一番の暑さをこれから味わうのかとしみじみ思いつつ空港を出てタクシーで石垣島を3分の1周くらい移動したところにある離島ターミナルへ移動。

11時前出発の鳩間島経由西表島行きの高速連絡船に乗ったのでした。
桟橋周辺の海はこれまで様々なところで見てきた、沖縄周辺の青い海そのものがあり感動したのでありました。

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走り始めた連絡船はその名の通りの高速で青い海を滑るように走って行き、40分ほどであっと今に鳩間島に到着、さらに15分ほどで西表島の上原港着。西表島は想像以上に近く感じたのでありました。

港に迎えに来たくださったのは今回お世話になる、マリン・ボックスの宮城さんというお方。
早速にを積み込み宿でもあるマリン・ボックスさんへ移動。

到着後、荷物を置いたらすぐに午後からの釣りの準備をするという釣りバカぶりです。

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本日の釣りはジギングとリーフでのライト・タックルゲームということで、早速竿数本にリールをセットし車で船のある港へ移動。

一同、早起きにもかかわらず妙にテキパキと準備を進め乗船しさあ、出発です。

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海は凪、空には雲が立ち上っていたものの日差しは明るく、海はどこまでも深く青く!
さあ、パラダイスの始まりです。

写真提供:Ebb&Flow


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