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2015年7月 9日 (木)

種子島初釣行 その三@南海 種子島

突然ミヨシで叫んだマッキーさん、大きくしなる竿、そちらに目を向ける一同、何が起こったのかへん内に緊張が走ります。

この日のマッキーさんはおよそ10ヶ月ぶりの釣り、GTのキャスティングとなるとさらに数年ぶりとか。ところがこのお方、ポイントについてキャスティングを始めるや、いきなり250グラムもある大きなペンシル・ベイトを投げ始めたのです。釣り師の方はよくご存知のカーペンター社のガンマというルアーです。

通常GT釣りで投げるルアーは160グラムくらいなので、いきなり100グラム・オーバーのバカでかいルアーを投げるとは、なんとも荒療治という感じなのですが、以前このルアーを一日投げ倒した実績のあるマッキーさんにとってはほんの肩慣らし、だったようで、「重い!、きつい!」などと声を上げながらも、早くからだよ目覚めろとばかりに投げ続けていたのでした。

その姿は、糸の先に大きなニジマスをくくりつけて投げているようにも見えました。
船が小さな移動を繰り返すたびに、後部デッキに座っては「汗が噴き出してる」といいつつも一時間以上は、この重いルアーを投げ続けていたそうです。

Imgp5228
しかし、さすがのマッキーさんも疲れが出たようで何度目かの移動の時「160グラムに代えよう」とつぶやきながら、通常サイズのルアーに代えてキャストを再開、見ていた一同も意味のわからぬ安心感を覚えたのでありました。
そして、ポイントを大きく変えて少し深い50メートルほどの場所を船が流す時、ここは表層を引くルアーより沈むルアーの方が良いと判断したらしく、パンドラという沈むルアーに交換し投げ始めました。
事件が起こったのはその、三投目。
沈めたルアーを引き始めた手元になにかフワッと軽くなるような違和感を感じた次の瞬間、ズン!という重さの塊のような手応え。思わずミヨシで叫んでしまったというのがここまでの経緯というわけです。

ワタクシがマッキーさんの方を見た時は、竿はすでに大きく曲がり、それも大物が走る時特有の竿先がまっすぐ海の方向に伸び手元が大きく曲がっている状態でした。
脚の踏ん張り具合からみてこれは大物だということがすぐにわかります。
「ヒット!ヒット!」とワタクシも叫び、マッキーさんはファイトの体制に入ろうと竿をファイティング・ベルトに収めようとした瞬間・・・「ぁ」という声とともに竿は緊張を失い天に向かって伸びていました。

「サメだあ、サメにルアーを丸ごと飲まれちゃったよ〜」と嘆くマッキーさん。
ヒット後の引きが明らかにGTではなくサメだというのです。
前回の本ブログで書いたようにマッキーさんはここ種子島ではこれまで掛かるとサメ、というのばかりだそうで、その話を聞かされていたワタクシは半信半疑で「今日もサメを釣ってくださいよ、サメ王と命名しますから」などと冗談を交わしていたのですが、本当に今回もサメが来てしまったのです。

釣れた魚にサメが食いつくことは何度か経験していたワタクシですが、ルアーそのものにサメが食いつくというのは初めて見る光景なので、こんなこともあるんだなあと思いながらも、これも偶然なんだろうなあ、と思っていたのでした。

ところが、サメ王の実力はそんな偶然的なものではないことが翌日思い知らされました。

翌日も同じルアーを投げていたマッキーさんにサメが追いかけてきて、船べりまで来て引き返していったのを隣で投げていた桐生Kさんも見たというのです。

このようにサメ王の実力を余すところなく発揮したマッキーさんですが、他のキャスティングの方々にはサメが来ないのですから、何かサメを引き寄せるものを持っていらっしゃるようです。
さて、話は前後しますが、3日の初日、一番悔しい思いをしたのは桐生のKさんではないでしょうか。
釣り開始後、そう時間の経っていない時にKさんのルアーに大きなバイトがありました。
「出た!」という声と、バシャッという大きな音にふっと水面に目をやると、起こったばかりの大きな波紋が海面に沸きたっているではありませんか。
その大きさからはかなりの大物であることが推定されるものでした。

そして次のポイントでも、今度は波紋は小さいもののまたしてもバイトがあったのですが、またまた魚は針にかかりません。
さらに次のポイントでもまた出て、というようにKさん一人だけやたらとGTが出るのですが、しかし乗らない。

雨は次第に強くなり、夕方四時を回ることから豪雨の様を呈してきて、一同ゴアテックスの高級雨具で臨んでいたものの、すっかり染み込んで袖のあたりが冷たくなる頃に一段と激しく降る瞬間がありました。

この時一同キャビンに避難するも、ミヨシで投げていたKさんだけはキャストの手を緩めず、叩きつけるような雨の中黙々と投げては引き投げては引きと続ける姿を、ワイパーがキャビンのフロントグラスを拭った瞬間の隙間から一同見つめていたのでありました。

この時は、これ以上は釣り続けうのは無理、と一同雨に心がくじけそうになっていたのですが、次のポイントに移動し、雨もやや小降りになると、再びデッキに出て行ったのでありました。

ワタクシの方はいいますと、この後午後5時過ぎまでやってバラハタを5匹くらい、大きなカイワリをさらに1尾追加し最後のひと流しを迎えていました。

新しい道具の使い心地と、まあまあの釣果に満足しつつ、最後に一発大物を!と意気込んで臨みます。
この日のパターンは、底をとったら素早く底を切り、数しゃくりして落とし、再び底をとって落とす、という繰り返し。時々少し上の方まで多めにしゃくるというのを繰り返していました。潮の流れも程よく、80グラムのアンセスターを使うには丁度いい効き具合、釣れそうな予感を十分に感じながらしゃくっていたその時、底から三しゃくり目くらいでズドン!というアタリ。

素早く糸を巻き魚が根に潜られないよう引きずりだそうとしたところ、魚が重い!
デカいぞ!と思った次の瞬間、グッ!と引き込まれたきり糸が巻けなくなってしまいました。魚が根に入ってしまったのです。じわじわと力を入れていくと、魚の振動が伝わってくるのでまだ魚が付いているのがわかるのですが、力を強めていっても魚は出てきません。
こうなると、どうにもならない、ワタクシの負けです。しばらくの間、糸を張ったり緩めたり、いろいろ試してみるものの船が潮に流され、より強く糸に負荷がかかっていくとやがてリーダーから切れてしまいました。
やはり、来る前に聞いていたようにこの海にはデカいのがいるんだなあ。
と悔しいものの、負けを認めてこの日の釣りを終えたのでした。

土砂降りに、サメのヒットに、GTのバイトと午後から半日の釣りですが中身の濃い半日でありました。

まだまだ、釣行は始まったばかり、翌日の釣りに期待しつつ、暮ゆく雨の種子島の海を見つめながら、南海号は港に向かって走っていくのでありました。


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