コーヒー豆を自家焙煎してみた その2@コロンビア・スプレモ
さあて、お待たせいたしました。いよいよコーヒー豆を焙煎する話です。
最初に購入したコーヒー豆は私の大好きなコロンビアと言う種類。
香り、コク、甘み、苦味、酸味などのバランスが取れている割には安価というのがそのポイント。今回はそのコロンビアの中からスプレモと言う種類を1キロ購入しました。
1キロも生豆を買っちゃって飲むまでにシケちゃったりしないの?と言う疑問もあるかと思いますが、大丈夫。コーヒーは焙煎後はシケていきますが生のままだと低温・乾燥さえしておけば比較的管理がしやすいんですね。
初めて家のキッチンで見る浅い緑色をしたコーヒーの生豆を見たときはワクワクしましたよ。
なんだか未知の新たな世界に一歩踏み込んでしまった感じが小さな興奮を呼び起こします。ビニール袋に手を突っ込んで中の生豆ちゃんの手触りを味わいたい衝動にかられるのでありますが、親父のうす汚い手でいじり回されたらせっかくの生豆ちゃん達が穢れて味も落ちそうなのでここはぐっと我慢。
さあ、いよいよ生豆を煎ってみようではありませんか。
1キロも生豆を買っちゃって飲むまでにシケちゃったりしないの?と言う疑問もあるかと思いますが、大丈夫。コーヒーは焙煎後はシケていきますが生のままだと低温・乾燥さえしておけば比較的管理がしやすいんですね。
初めて家のキッチンで見る浅い緑色をしたコーヒーの生豆を見たときはワクワクしましたよ。
なんだか未知の新たな世界に一歩踏み込んでしまった感じが小さな興奮を呼び起こします。ビニール袋に手を突っ込んで中の生豆ちゃんの手触りを味わいたい衝動にかられるのでありますが、親父のうす汚い手でいじり回されたらせっかくの生豆ちゃん達が穢れて味も落ちそうなのでここはぐっと我慢。
さあ、いよいよ生豆を煎ってみようではありませんか。
と、その前に煎る段取りをネットのその手のページにて確認してみます。
とりあえず、一度にあまり大量にやろうとして失敗すると残念なことになるので、少なめに100グラム程度の豆を言ってみることにしました。
ビニール袋に手を入れて生豆を手に取れば、少ししっとりした感触に柔らかい感じの手触り、煎った後の硬い豆とは全く違うんですね。
これを大事に網に移します。
後はコンロの火で煎るだけ。
と言っても火加減やら、時間やら色々あるんですね。
まずは火加減、これは中火で、火から15センチほど離して煎ると良い、とネットに書かれていたのでその通りにやってみました。
豆が焦げ付かないように網の取っ手を持った手を常に細かく左右に動かし続けなければなりません。このときに発するチャッ。チャッ。チャッ。という音がなんとも言えませんねぇ。この音を聞いただけでなんだか美味しいコーヒーになってくれそうな気がしてきます。
腕時計で開始の時間を確認してから入ることおよそ10分、なんとなくいい香りがしてきたような気もするんですが、見た目の豆の方は大して色も変わらず、いや、すこ〜しだけ薄茶色に色づいているかな、という感じ。
20分くらいでパチパチという音がして、中煎りの状態になる、とネットに書かれていますが20分たっても何の音もしない。ただ細かな豆の皮らしきものがたくさんコンロの周りに落ちて大変なことになっている。
「かなり散らかります」とはネットにも書かれていたのですがこんなにも散らかるとは、しかもまだまだ皮らしき粉のようなものはハラハラと落ち続けている。
25分を過ぎたあたりです。
来ました!パチッ!と爆ぜるような音がしたかと思うと、一斉にパチッ!パチッ!パチッ!という音を立て始めました。この音がしたあたりがちょうど焙煎の度合いでいうと中入りと呼ばれる煎り具合です。
かつて30年くらい前まで、関東地方ではコーヒーというとこの中煎りが常識で、アイス・コーヒー以外にはあまり深煎りのコーヒーは存在しませんでした。
私もこの味のコーヒーで育った身なのでとりあえず初回はこれで行ってみようということで煎るのを終了。
コンロの周りはコーヒー豆から落ちる薄皮のカスだらけになりました。
ネットでの書き込みを参考に、コンロの周りを新聞紙でブロックしておいてよかった。
さてさて、ドキドキ、ワクワクしながら網の蓋を開けてみると、
あら!コーヒー豆の色が予想以上に黒い!
これは普段飲んでいる中深煎りの色、いつの間にか煎りすぎちゃったみたいです。
でも、まあ狙いは外れても飲むのには全く問題ないので作業を続行。
素早く新聞紙の上に広げて熱くなった豆をウチワで扇ぎ熱をとります。
なんだかいい感じの色になっているじゃあありませんか。
早く飲みたい。
でも、何やら調べたら煎ってすぐよりも1日置いてからの方が味が落ち着いて良くなるらしいんですね。
でもね、そんなこと言ってられませんよ。
生まれて初めて自分の手で生豆から立派なコーヒー豆に煎られたのを目の前にして飲まずにいられるか、ていうもんです。
早速二杯分の豆をコーヒー・ミルでゴリゴリやると、あれえ、挽いた時の感触が違う。
抵抗が少ないというか、なめらかにハンドルが回るというか、キメが細かい感じがするというか。
ひょっとして、失敗しちゃったかな?なんて、ちょっと不安にもなりながらゴリゴリやって粉になったコーヒーを見たら、いい感じの色艶じゃあないですか。
ドリップの紙に一度お湯を通してから粉を投入。
お湯を注げば、粉はみるみるとお湯を吸収して膨れ上がりきめ細かな泡がモリモリと盛り上がってくる。これは焙煎したてのコーヒー特有の泡の出方なのでなんとかうまくいったみたい。
じっくり30秒蒸らしてから、今度は切れ目なく且つ少しずつお湯を注いでコーヒーを抽出します。
大きめのカップに、普通のコーヒーカップ一杯半くらい入れたところでやめて、コーヒーカップを口に運び、さあ、いよいよその味を確かめます。
熱々のところをチビっと舐めるように飲んで舌の上を回し味を確かめてみると。
あれ?なんだか妙におとなしい味。コクが深いというわけでもなく、苦味酸味が効いているわけでもなく、なんだかおとなしい味。
もっと濃厚に香る、深い味わいのコーヒーを期待していたのでちょっとがっかり。
豆が安物なんだろうか?煎り方がまずかったんだろうか?
様々な???マークが頭の中に浮かび上がってきて、これは失敗なのかどうなのか?自分でも判断がつかない。決して不味いコーヒーではないのですが、感動的に美味しいコーヒーを期待していたものですから。
ということで、手間をかけた割にはイマイチなコーヒーになってしまいちょっと残念な結果に終わってしまったのですが、これがそうではなかった。
翌日になって同じ豆を挽いてコーヒーを入れてみたら、なんと、甘み、苦味、酸味、コクなどのキレが良くなっていて全体の味わいが深くなっているじゃありませんか。
やっぱりモノに書かれていたように、煎ってすぐよりも翌日くらいからの方が味が良くなるようです。
なかなか深いなあ、コーヒー焙煎の道。
次は違う種類の豆に挑戦してみようと思います。
思った以上に楽しいのでシリーズ化しよう!
とりあえず、一度にあまり大量にやろうとして失敗すると残念なことになるので、少なめに100グラム程度の豆を言ってみることにしました。
ビニール袋に手を入れて生豆を手に取れば、少ししっとりした感触に柔らかい感じの手触り、煎った後の硬い豆とは全く違うんですね。
これを大事に網に移します。
後はコンロの火で煎るだけ。
と言っても火加減やら、時間やら色々あるんですね。
まずは火加減、これは中火で、火から15センチほど離して煎ると良い、とネットに書かれていたのでその通りにやってみました。
豆が焦げ付かないように網の取っ手を持った手を常に細かく左右に動かし続けなければなりません。このときに発するチャッ。チャッ。チャッ。という音がなんとも言えませんねぇ。この音を聞いただけでなんだか美味しいコーヒーになってくれそうな気がしてきます。
腕時計で開始の時間を確認してから入ることおよそ10分、なんとなくいい香りがしてきたような気もするんですが、見た目の豆の方は大して色も変わらず、いや、すこ〜しだけ薄茶色に色づいているかな、という感じ。
20分くらいでパチパチという音がして、中煎りの状態になる、とネットに書かれていますが20分たっても何の音もしない。ただ細かな豆の皮らしきものがたくさんコンロの周りに落ちて大変なことになっている。
「かなり散らかります」とはネットにも書かれていたのですがこんなにも散らかるとは、しかもまだまだ皮らしき粉のようなものはハラハラと落ち続けている。
25分を過ぎたあたりです。
来ました!パチッ!と爆ぜるような音がしたかと思うと、一斉にパチッ!パチッ!パチッ!という音を立て始めました。この音がしたあたりがちょうど焙煎の度合いでいうと中入りと呼ばれる煎り具合です。
かつて30年くらい前まで、関東地方ではコーヒーというとこの中煎りが常識で、アイス・コーヒー以外にはあまり深煎りのコーヒーは存在しませんでした。
私もこの味のコーヒーで育った身なのでとりあえず初回はこれで行ってみようということで煎るのを終了。
コンロの周りはコーヒー豆から落ちる薄皮のカスだらけになりました。
ネットでの書き込みを参考に、コンロの周りを新聞紙でブロックしておいてよかった。
さてさて、ドキドキ、ワクワクしながら網の蓋を開けてみると、
あら!コーヒー豆の色が予想以上に黒い!
これは普段飲んでいる中深煎りの色、いつの間にか煎りすぎちゃったみたいです。
でも、まあ狙いは外れても飲むのには全く問題ないので作業を続行。
素早く新聞紙の上に広げて熱くなった豆をウチワで扇ぎ熱をとります。
なんだかいい感じの色になっているじゃあありませんか。
早く飲みたい。
でも、何やら調べたら煎ってすぐよりも1日置いてからの方が味が落ち着いて良くなるらしいんですね。
でもね、そんなこと言ってられませんよ。
生まれて初めて自分の手で生豆から立派なコーヒー豆に煎られたのを目の前にして飲まずにいられるか、ていうもんです。
早速二杯分の豆をコーヒー・ミルでゴリゴリやると、あれえ、挽いた時の感触が違う。
抵抗が少ないというか、なめらかにハンドルが回るというか、キメが細かい感じがするというか。
ひょっとして、失敗しちゃったかな?なんて、ちょっと不安にもなりながらゴリゴリやって粉になったコーヒーを見たら、いい感じの色艶じゃあないですか。
ドリップの紙に一度お湯を通してから粉を投入。
お湯を注げば、粉はみるみるとお湯を吸収して膨れ上がりきめ細かな泡がモリモリと盛り上がってくる。これは焙煎したてのコーヒー特有の泡の出方なのでなんとかうまくいったみたい。
じっくり30秒蒸らしてから、今度は切れ目なく且つ少しずつお湯を注いでコーヒーを抽出します。
大きめのカップに、普通のコーヒーカップ一杯半くらい入れたところでやめて、コーヒーカップを口に運び、さあ、いよいよその味を確かめます。
熱々のところをチビっと舐めるように飲んで舌の上を回し味を確かめてみると。
あれ?なんだか妙におとなしい味。コクが深いというわけでもなく、苦味酸味が効いているわけでもなく、なんだかおとなしい味。
もっと濃厚に香る、深い味わいのコーヒーを期待していたのでちょっとがっかり。
豆が安物なんだろうか?煎り方がまずかったんだろうか?
様々な???マークが頭の中に浮かび上がってきて、これは失敗なのかどうなのか?自分でも判断がつかない。決して不味いコーヒーではないのですが、感動的に美味しいコーヒーを期待していたものですから。
ということで、手間をかけた割にはイマイチなコーヒーになってしまいちょっと残念な結果に終わってしまったのですが、これがそうではなかった。
翌日になって同じ豆を挽いてコーヒーを入れてみたら、なんと、甘み、苦味、酸味、コクなどのキレが良くなっていて全体の味わいが深くなっているじゃありませんか。
やっぱりモノに書かれていたように、煎ってすぐよりも翌日くらいからの方が味が良くなるようです。
なかなか深いなあ、コーヒー焙煎の道。
次は違う種類の豆に挑戦してみようと思います。
思った以上に楽しいのでシリーズ化しよう!
全国の2億8千万人のコーヒー・ファンの皆様、次回をお楽しみに。
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@ころん
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