自家焙煎コーヒー シリーズ @コスタリカ レベンス農園
前回なんとかうまくいったコーヒーの自家焙煎ですが、これにすっかり味をしめてしまい早くも次の豆を買い込んでしまいましたよ。
しばらく、このシリーズが続きそうなので「自家焙煎コーヒーシリーズ」として続けることにしました。
それは、中米コスタリカのコーヒー豆。
コスタリカのコーヒー?という方も多くいらっしゃるかと思いますが、昨年あたり、世界のコーヒー品評会のようなものでコスタリカのコーヒー豆が優勝し、この世界ではちょっと話題になっていたんです。
このコスタリカのコーヒー豆、件の近所の自家焙煎のお店で買うと200グラムで2000円近くしていたものですから指をくわえて見ているしかなかった。
ところが、これまた件のネット・コーヒー通販サイトで見たら、コスタリカの何種類かある豆の中でも高級で美味しいらしい「レベンス農園」というところのブランドものが1キロ2000円弱で売っているじゃあありませんか、しかも「売り切れ間近!」と書かれている。
これはもう買うしかないっていうんで、即買い、ついでにどうせ飲むんだからとこの2年間愛飲してきたコロンビアのエスメラルダも1キロ同時購入。送料が割安になるのでいいことずくめ。
ポチった翌々日には豆が到着。
もう待っていられないのですぐに焙煎し始めましたよ。
とにかくコスタリカの味というのを飲んでみたかった。
これまで飲んだことのないようなふくよかで香り高く美味しいコーヒー、というのを勝手に頭の中に作りらげてしまいながら焙煎開始です。
今回は自宅キッチンにての焙煎。
豆の皮が飛び散ってもいいようにあらかじめアルミホイルでコンロの周りを囲んで壁を作り準備万端。
とりあえず、失敗したらもったいないからと100グラムちょっとを煎ることにしました。
前回同様、中火にしてひから15センチくらい離してシャカシャカ網を振ります。
5分くらいしたところで予期せぬ出来事が!
我が家のコンロには安全装置が付いていて、コンロの周りの温度が上がると自動的に火が小さくなってしまうんですよ。
火が小さい分にはその分コーヒーを火に近づければいいや、って対応していたのですが、さらに数分したら「ピピー!ピピー!」と音を立ててエラーの表示が出たと思ったら火が消えてしまった。
すぐさま火をつけ直したら一度は元どおりに中火になるのですが、10秒もしないうちにまた消えてしまうんです。
なんという役立たず。これしきのことでコンロとしての意地はないのか?!
だいたい、このコンロじゃ銀杏も煎れないってこと〜?なんて悪態つくもグズグズしていたらコーヒーがダメになってしまうので、慌てて隣のコンロを点火してこちらで焙煎再開。
ところが、こちらにも同じ装置が付いていて、しばらくしたら消えちゃった。
仕方ないので、二刀流で勝負ということにし、左が消えたら右に、右が消えたら左にとタダでも手忙しい焙煎がさらに忙しくなっちゃったんです。
それでも、美味しいコーヒーのためならと頑張ること20数分、パチパチと豆の爆ぜる音がしてきて部屋の中はコーヒー豆のいい香り。
と言いたいところなんですが、徐々にコーヒーの香りに慣れてしまったのか、自分ではあまりその香りを感じられないんですね。
そこからさらに10分ほど、二度目のパチパチという音がして、コーヒーが中深煎りになったことを教えてくれたところで焙煎は終了。
手早く新聞紙にまだ熱いコーヒー豆を広げてさらに手早くうちわで扇いで冷まします。
外から入ってきたカミさんがいい香り、というも私の鼻はバカになってしまっているようであまりその芳しい香りが感じられない、私の作業を傍で傍観していた我が家の駄犬ラッキーの鼻にはどう感じているのだろうか。
犬の鼻は人間の1000倍もの嗅覚力があるというけれど、彼女(メス犬です)は一体どのような匂いを感じているのだろうか?などと表情を変えない駄犬に愛想を尽かしつつうちわを仰ぐことおよそ5分。
できました!いい色合いのコーヒー豆が。
お店で買ってくるのと遜色ない中深煎りのコーヒー豆です。
前回の例もあるので、すぐにコーヒーを入れるよりも1日置いた方が良いのはわかってるんですが、未だ口にしたことのないコスタリカの豆の味を1秒でも早く味わいたくて仕方ない。
早速先ほど役立たずだったコンロでお湯を沸かし、コーヒー豆をゴリゴリと挽きます。
おおお!なんだか感動的な滑らかさ。豆のキメがこの前のコロンビア・スプレモと格段に違うぞ!さすが世界一!
挽いた豆をドリップに移しお湯を注げば、豊かな泡立ちに芳醇な香り。
やはり世界一は違うぞ、とますます期待は勝手に膨れ上がります。
入れ終えたコーヒーのカップを手にまずは香りを楽しみ、そしてチビっとひと舐めして味をききます。
そしてそのお味は!
あれえ?今回もなんか地味。
特徴がない。苦くも甘くも酸っぱくもない。コーヒーの味はするんだけれど、まずくはないんだけれど地味な味わい。
こんなはずじゃあ、と納得がいかないながらも、前回同様明日になったら味が変わってくれるに違いないと期待しながら飲み終えました。
日は変わって翌日の朝。
朝食を終えたワタクシははやる心を抑えつつ、また同時に今日入れて味が同じだったらがっかり、という不安を抱きつつもコーヒーをゴリゴリやって入れました。
飲んでみると、先ほどまでの不安は吹き飛び、やはり期待を裏切らなかった、甘味、苦味、酸味とバランスが取れてとても美味しい。
と喜んだのもつかの間、あれ?でもこの味、コロンビアのエスメラルダに似ているなあ。
エスメラルダは二年近くこればかり飲み続けてきたので舌が味を覚えている。
なんだ、コスタリカとか言っちゃってエスメラルダと変わんないじゃん。
と、ちょっと不満な気持ちになりながらチビチビ味わいました。
ところがまたしても大変なことが後になて発覚。
ブログ用に写真でも撮っておくか、とコスタリカの豆とコロンビア・エスメラルダの豆を冷蔵庫から引っ張り出してテーブルに並べてみたら、あれえ?口が開いてゴム止めしてあるのはコスタリカじゃなくてエスメラルダの方だ。
自分の目を疑いましたよ。
しかし現実はそこに確固として示されてありました。
コスタリカの豆は封印したまま、開けた跡があるのはエスメラルダ、豆の量も減っている。
なんと、喜び勇んで焙煎したワタクシは中南米の国々の国旗に疎く、そのラベルに貼ってる国旗を取り違えて、コスタリカだと思い込んで同時購入したコロンビア・エスメラルダの方を焙煎してしまたのでした。
なんと言うおっちょこちょい!ブログに書くのも恥ずかしい。
タイトルも看板に偽りありですし、期待して読んでくださった皆さんごめんなさい。
タイトルはコロンビア・エスメラルダに代えなければなりませんね、でもそうすると話がネタバレしちゃうのでこのままで行かせてください。
でも、まあいいか。私の舌はまちがっていなかったし、楽しみは次の機会に持ち越しということで。
ということで、次回こそコスタリカを焙煎しますのでファンの皆さま乞うご期待!
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