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2015年12月

2015年12月31日 (木)

大晦日、そば打ち本番@八ヶ岳の子(粉)

いよいよ今年も今日でおしまい。大晦日です。大晦日といえば年越し蕎麦。
そう!今日のために三度も練習してきた蕎麦打ちの本番当日です。

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実は昨日の晩、今日釣りに行かない?っていう誘いがあったんですよ。
このそば打ちさえなければ釣りに行っていたのに。

しかし、ぐっとこらえてお誘いをお断りしましたよ。
何と言っても、この日ために三度も蕎麦打ちの練習をしてきたし、昨日親戚にはお蕎麦楽しみにしてて、って言っちゃったんですから。

そして、大晦日当日。
打つお蕎麦は11人前、およそ3キロ。

計算では粉1キロに水を足しておよそ1.5キロなので、それを二回打てばいいということになるんですね。
一度に打てる限界は、我が家の場合物理的な問題で1.5キロまでなので、ぎりぎりセーフというところ。なぜなら一日三回打つというのはもう20年近く経験がないからです。

午前10時過ぎ、そば打ち開始。
今回打つのは信州八ヶ岳山麓で取れたそば粉です。

このそば粉、お店の説明では粘り気の強い粉で、つなぎを使わない十割蕎麦も打てるという性格の粉です。

最初に水を入れてしまったらもう後戻りはきかないそば打ちですので、水を注ぐ瞬間は毎度のことながら緊張します。

最初の水回しは緊張をするまでもなく順調にゆき、粉が素直な粉であることを知らせてくれます。

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しっかり全体のキメが揃ったところで二度目の水を投入。
順調に水回しは進み蕎麦への道はどんどん近づいていきます。

3度目の水を投入し、少し水を回したた段階で、粉は「くくって!」と言ってきたのでくくりに入ると、あとは順調に練りこんでヘソ出しを終え、のされて平たくされるのを待つばかり。

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と、今回は、蕎麦粉屋さんのそば打ちマニュアルに、この段階でビニール袋に入れて20分ほど置くとさらに粘りが増すとあったので試してみることに。

その間に昼食をとり、いよいよのしにかかリます。

ボール状のそばを手のひらで押してみると、ん?!!硬い!
いつもの粉よりも硬く感じるではありませんか。

水の量は間違えていないはず、ということは粉の持つ粘り気の強いせいでこんなに硬く感じるのか。

早めにのし棒を登場させてのし始めるとやはり硬く感じる。
しかし、硬く感じながらも、力を入れた分だけきちっと伸びていくとても素直なそば生地ちゃん。

こんなに綺麗にのせたのは初めてかも。

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八ヶ岳ちゃんは、素直で粘りがあり生真面目な実にいい粉でした。
打ち上がったおそばは手早く切られていい感じの麺になりました。

生の状態で一口食べてみたら、そばのいい香りが鼻に通りとても香ばしいおそばの完成。

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夕方になり、一杯ひっかけた締め代わりにお蕎麦を油でてみたところ、いい感じに仕上がりました。

麺はコシのあるしこしこ麺。
こんなにシコシコなのならもっと細く切ればよかった。
次回からはそうしよう。

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と言うように、お蕎麦も粉の性格によってきり方も変わってくるんですよ。
案外奥深いでしょう?

ということで、とりあえず美味しいお蕎麦をいただいて本年の行事はすべて終了。

今年も一年間お世話になりました。
来年もよろしくお願い致します。


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年末はいろいろと忙しいのだ

年末というのはなんだか訳もなく忙しい気分にさせられて、忙しくなければいけない、というような勘違いもしがちでありますが、本日、2015年12月30日は本当に忙しかった。

実家に帰省しているワタクシ、本来ならコタツに入ってのんびりとテレビでも見ながらゆく年を振り返ると言うところなのでありますが、そうは問屋がおろされなかった。

一昨日鹿島沖にて釣り上げたワラサちゃんをなんとかしなければならないタイムリミットが丁度本日にあたり、何が何でもさばいておかなければという状況に追い込まれたのであります。

まあ、一般的には明日あたりまで生食で十分いけるのですが、明日は大晦日、蕎麦を打たなければならないので魚を下ろしている時間がなく、仕方なく本日決行することに。

朝は比較的ゆっくり6時過ぎに起きて、ゆっくりと朝食をとり、昨日焙煎したコロンビア・エスメラルダ中深煎りを飲んで心も体も目が覚めたところからがスタートです。

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午前9時、包丁4本を研ぐところからスタート。
普段使っているキッチン包丁、出刃包丁、柳刃包丁、蕎麦を切る免切り包丁の4本。
砥石が良かったこともあり、この作業は20分ほどで終了し一休み。

まだ始まってばかりで一休みしている場合じゃあないのは分かっているものの、一昨日の不眠状態での釣行がボディブローの様に効いていたのでした。

休憩後の午前10時過ぎ、ワラサを下ろし始めます。

クーラーボックスにはいい型のワラサが5匹。
釣れたのは7匹でしたがクーラーには何故か6匹しかおらず、うち1匹はご近所さんにプレゼントしたんですね。

これら5匹を全ておろしてお刺身と切り身、およびその他料理にするのがワタクシのミッションです。

一度に全部取り掛かると、途中でギブ・アップできないので取りあえず2匹を下ろします。

この2匹は三枚におろしてお刺身にし、血合い部分は後でまとめて煮付けに、アラはブリ大根にという作戦。

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研ぎたての包丁は小気味よく魚の身を切りさき、どんどんお刺身化していきます。
不運にも釣り上げられ、殺されてしまったお魚ちゃんを供養するには、自らの手で残酷さを克服して美味しいお料理にしてあげることが自分のすべきことと普段から考えておりますので、この辺は手を抜かないで行います。

途中、1匹のお腹から未消化のイカが出てきたので、これも綺麗に皮をむいて煮付けて昼食のおかずにしました。

11時半すぎには4匹分ワタを取って釜を切り取り、あとは三枚におろすだけの状態に、

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お昼までにはこれらを三枚におろし終え一安心。

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12時過ぎからお昼ご飯なので、その準備も同時進行。
今日のメニューは手を抜いて、昨夜のおでんの汁を利用した煮込みうどん。
まあ、薄めて汁を作ってうどんを煮込めばいいだけの話なんですが、それだけではあまりにもそれだけではあまりにもやっつけ仕事なので自分が許さない。

ごぼうをささがきにしてアクを取り、大根もいちょう切りにして煮込みます。
これにうどんと昨夜の残ったおでんネタであるタコ天を入れて、おでんうどん風に仕上げます。

大根を切るついでにブリ大根のぶんも切って煮込み始めようとしたら、臭みを抜くための根生姜がないのに気付き、慌てて近所のスーパーに買い出し。
帰ってすぐに調理再開。

うどんが煮えたところで昼食をとります。
イカの煮付けは思いの外柔らかくおいしゅうございました。

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さて、ワタクシはといえばイカを味わっている場合じゃあありません。
家族よりさきに食べ終えたらおろしたワラサの柵取りをします。

昼食をとり終える頃には、食事中火を通していたブリ大根が出来上がっており、火を止めて味を染み込ませます。

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4匹分の刺身の柵が出来たら、残りの1匹をおろして切り身に切り分けて冷凍保存。
柵取りで取り除いた血合い部分を集めて煮付けを作り終えたらお料理の部はひとまず終了。

時計を見たら午後二時を回っている。

ここで、コーヒー・ブレイク。
朝とは違う、いや、豆は同じコロンビア・エスメラルダなのですが煎り方が浅い中入りのものを入れてひとときの安らぎの時間。

3時を回ったところで、出来上がったお刺身とブリ大根を親戚三軒に配達に出ます。
お袋方の親戚なので母親も連れて年末の挨拶代わりに三軒廻り、お礼に自然薯とヤツガシラをいただき、帰りがけに薬局によって白髪染めを購入。

帰宅後すぐに母親の髪を染めて、終えてみれば時計の針はすでに5時過ぎ。

まあ、なんと時間の経つのの早いこと!

髪染めが終わったら親父の晩酌用に刺身を切り分けます。
もうこの辺になると写真など撮っている暇もなし。

刺身を作ったら自分も一日やりたくなっちゃって、お燗をつけて飲酒に突入し、気づいてみればすっかり酒飲み体制。

そのまま夕食に突入し、日本酒からビールにお酒は移りつつもうすっかり酔っ払って、風呂を沸かしながらも酒を飲み、ふと気づいたら午後六時半過ぎ。

ああ、もう1日が終わってしまった。
このまま1日を終えてしまうのはあまりにも惜しいので、このブログを書いて多忙の記録を世に残し気休めにしようというわけでございます。

なんだか酔っ払ってた上に腰がうすら重く感じる。
明日は、親戚に配るお蕎麦打ちを朝のうちからやらねばならないというのに、大丈夫か?

一年間、遊んで暮らしたバチが当たったのか年末押しせまってのこの忙しさ。
まあ、年に一度くらい時間を忘れて働くくらいのことをしなくては。

明日は待ちに待った大晦日。
この日を待っていたんですよ。
この日のために蕎麦打ちの練習を三度も重ねて、蕎麦粉も7キロも購入して準備してきたのですから。

明日は頑張るぞ!!!


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2015年12月30日 (水)

2015の納竿はワラサ、プチ入れ食い 後編@鹿島港 

2015年の最後の釣りは正月用のワラサの入れ食いで締めくくろうという甘い計画で、はるばる鹿島港から船に乗って鹿島灘での釣行。

朝一は食い渋って一体どうなる事かと思わされたものの9時半頃から食いが立ち、10時ころにはオサムシくんの大型ヒラマサが上がって盛り上がり始めたというのが前回までのお話。

時計は12時近く、もうそろそろ「上がりま〜す、お疲れ様でした〜」という船長の掛け声がかかるかと思っていたワタクシでしたが、船は群れを追い走り続け新たなる群れを発見。

「(魚探の)反応いいよ〜」という船長の声に励まされてジグを投入すると、数シャクリ目でガツン!とヒット。
竿は大きくしなりこれまでの魚とは全く違う感じ。
一瞬、俺にも来たか!と思ったものの、ヒラマサのような突っ込みや走りは全くなく、ただグイグイ引くだけ。

大きく曲がる竿に、これまでこの竿がこんなに曲がったことはないので期待をしつつも何かおかしいと思いながら巻き巻きしていると、中乗りのおっさんが「ヒラメかもしれないな」なんて嬉しいことを言ってくださる。

ヒラメだったら正月のいいご馳走になる〜!とぬか喜びしつつ巻いてきたら、あらまあ、なんてことはない、ワラサのお腹にスレ掛かりしていた。
一瞬でヒラメは夢と散ったものの3匹目のワラサは嬉しかった。

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これで正月に一族が集まった席でもみんなにお刺身が回りそうな数が確保できた、という安堵感があったのです。

ここからは移動するといい群れにあたり、船中ダブルヒット、トリプルヒットの連続で大にぎわい。

ある流しでは、ワタクシのいる右舷オサムシくんにヒットしたと思ったら、左隣のヨッシーさんに続いてヒット、次はわしじゃ!と思ってたら私の仕掛けがヨッシーさんとオマツリしている間に、私だけ通り越して左隣のミヨシ方向の二人にもヒットして、四人連続ヒットなんていうのがあり。

さらに1時半ころ「地合かもしれない、これはすごい群れだ!」と興奮気味の船長アナウンスが流れた直後は、ワタクシも含めて右舷側5人同時ヒットなんていうのもあり、かなり入れ食い状態になった。

ワタクシも数を6匹に伸ばしいい気分。
自分の中では本日の目標は5匹と決めていたので、これを越えられたのは嬉しかった。
後は数はいいから大きいのを、というのが釣り師の欲の張りどころ。

もう食べ切れないと分かっていても、魚がかわいそうと思っていても、入れ食っている時には釣りをせずにはいられない。
こんな事は次にいつ体験できるかわからないという想いもあり、ついつい逆上的に釣りに没入してしまうのが釣り師のサガというものなのです。

ワタクシの持って行ったマグロ用クーラーボックスは、すでにみんなの釣った魚で満杯状態になり、これ以上釣ってどうする?と我々一同に語りかけているのですが、釣りの手を休めるものはいないではありませんか。

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釣りなんていうのは残酷な遊びですよ。
釣った魚を自慢げに掲げて笑顔で写った写真も、釣りをしない人からみたら、魚の屍体を手にして薄ら笑いしている変態にしか見えないでしょうから。
そういう魚に対する懺悔の気持ちがあるにもかかわらず釣れる時には釣ってしまうのですから。

ところが、この入れ食いのさなか、釣りをせずに船上の入れ食い風景を傍観する釣り人が一人いた。

鬼才KHKさんです。
この方はすでに4匹釣られた段階で釣りをやめてしまっていた。
周囲の入れ食いの狂騒をあざ笑うかのようにクールにその様子を見守り、その姿は釣り師としての最も欲深いところを超越してしまった仙人のような高貴なお姿に見えたのでありました。

ワタクシには一体いつになったらこのような達観したような釣りができるのだろうか、などと自問しつつ、すでに疲れで筋肉が攣ってしまいリールのハンドルを巻く事もできなくなってしまった左腕をかばうために右手でリールを巻くタックルに変えながらも、今度は竿を持つ方になった左腕の痛みをこらえて釣り続ける己のあさましさ。

このような己の姿とKHKさんを対比させると、なんとも惨めな気持ちになりつつ釣り続けたのでありました。

Y店長は、スキルガンマが爆発して猛チャージをかけ、8匹釣り上げてKHKさんの呪い見事にを振り払ったとか。
この方もKHKさんの領域に達するまではまだまだ時間がかかりそうなご様子でした。

午後2時過ぎ、大きな反応が消えたところで「では、上がりましょう」という船長の声とともに港に向けて舵を取り一気にスピードを上げて船は走り始めました。

一同、楽しい釣りになったと雑談などしていたら突然船が急停止。
「すごい反応があるのできる人だけでも落としてみて」という船長の声。
こういう熱い気持ちの船長はいいなあ、と思いながらジグを落とせばすぐにヒットし、しかもこれまでで一番の引き!最後に本日最大魚を釣り上げて本年の釣りを締めくくる事ができました。

この日ワタクシは7匹全部プロセレのゴビアス・ブルスリムというジグで釣りましたが、Y店長は全く違うタイプのMGクラフトのスキルガンマで8匹、右隣で釣っていたヨッシーさんは色々なジグで釣っていたようなので、このジグが正解!という釣りではありませんでしたが、だからと言ってなんでも釣れる、というものでもなかったような。

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                                              ゴビアス・ブルスリム 80g

その時々のタイミングで合ったジグにかかるという感じだったようです。

とにもかくにも、全員ワラサを、約1名、オサムシくんは人生でもそう何度も釣れないであろうほどの大型ヒラマサをキャッチするという仲々のいい釣りになりました。一同いい顔で一年の釣りの締めくくりをすることができて本当に良かった。

帰りの車の中で釣ったヒラマサの写真を見てはニヤニヤしているオサムシくん、とても幸せそうでした。気持ちわかるなあ。しばらくの間はこの写真で幸せな時間が過ごせるのではないかしら。

来年はワタクシもこういう魚を釣りたいものです。
でっかいヒラマサはやっぱりいいなあ。

若くて熱血漢の船長もありがとうございました。
こういう若くてやる気のある船は全国どこにいってもいい遊漁船が多い気がします。
年配のおっさん船長、もっと頑張れ!

あ、それから、偉そうに態度のでかい中乗りさんも釣りをつまらなくするのでよろしくお願いしますよ。みなさんサービス業なんですから、お客さんに失礼ですよ。

特にタバコを吸う人。風上や客の目の前で平気でタバコを吸い、人の頭越しに吸い殻を海に放り投げるのなんていうのはもういい加減やめてくださいね。

最後の最後でちょっと愚痴を言っちゃいましたが、本ブログを読んでいただいたみなさん、今年一年本当にありがとうございました。来年はもっと楽しい釣りに!

良いお年を!良い釣りを!

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2015年12月29日 (火)

2015の納竿はワラサ、プチ入れ食い@鹿島港 

2015年の釣りの最後は入れ食いで終わりたい。いやそこまで贅沢は言わずともせめて、そこそこのいい釣りをして終わりたい。

と思っていたところに降って湧いてきたのが、毎度本ブログでおなじみのプロショップ、 Ebb&Flowからの鹿島でワラサを釣りに行きませんかというお誘い。

正確に言うと誘われていない、行くという情報を密かに耳にしたワタクシが、無理矢理お願いしてメンバーにねじ込んでいただいたような格好なんですが、とにかく、いい釣りしたいという思いを一身に出かけてきました。

早朝5時半出船という、東京湾や相模湾では考えられない早い時間の出船に合わせて、横浜方面を夜中の12時過ぎに出発、各メンバーを転々と拾いながらY店長の運転する車は深夜の高速をぶっ飛ばして3時半には鹿島港についてしまった。

こんなに早い時間だというのに、港の駐車場はすでに多くの釣り人の車で賑わっていました。どうやら今シーズンのヒラメ釣りの船がたくさん出るらしく、ヒラメ釣りファンの方々がたくさん集まっているようでした。

我々の乗るルアー船は一隻だけ。
しかも、ヒラメ船に比べると二まわりも小さい。
とはいえ、ここの港の船は相模湾あたりのものと比べると異様に大きいので、小さいルアー船でも日頃乗っている船の大きさと変わらなかったんですが。

車の中で小一時間ウトウトしてから受付を済ませて釣りの支度。
5時前に船に乗り込むと我々の釣り仲間5名の他に5名ほど、けい10名ほどの釣り客でしたので、この船なら混み合わないまあまあ程よい人数。

午前5時半、予定通り、船は真っ暗な鹿島港を出て鹿島灘に出て行きます。

真っ暗なのでよくわからないのですが、港の中にはたくさんの船の明かりが灯っており、大きな港なのだよいうことがなんとなくわかります。

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我々5名のメンバーというのは、今回初めてご一緒した昆虫大好き人間のオサムシくん、おなじみの爆発すると恐ろしいヨッシーさん、鬼才KHKさん、Y店長、そしてワタクシの5名。

本当はマッキーさんも参加の予定だたのですが、前日になって仕事の都合がつかなくなり、車だけ貸していただいて参加はできず、という寂しい結果になりました。

沖に向かう船の上は深々と冷え込み、この日はこの冬一番という寒波の影響もあり一同小さく丸まって寒さに耐えます。真冬の装備をしてきたにもかかわらず体は芯から冷え、手はかじかみ、足は震えて、こんなんで釣りになるのかというほど。

船のスピードが落ちたて最初のポイントに着いたのは40分ほど走ったところ。
「とりあえず、ちょっとやてみましょう」という船長の合図でジグを一斉に落とす。
すいしんは80メートルとやや深め。潮はいい感じで流れています。

この日は釣り初めの時間が満潮でそこから干潮に向かって潮の動く時間を釣っていくというので、ワタクシ的には朝一が勝負になるのではないかと思っており、気合が入ります。

ジグの着底を待ってそこから10メートルくらいがヒット・ゾーン。
集中して竿をあおりながらリールを巻くのですが、なかなか魚の反応はなく、三回目を落としたところで「上げてください」という船長の指示。魚の反応がなくなってしまったので移動です。

しばらく走って、次のポイントを責めるも同様にすぐに回収して移動。

10月の仙台ワラサで一流し目で15匹の入れ食いというのが頭の隅に残っていたワタクシはこんな調子で果たして釣れるのだろうか?と不安になてきました。

港を向かう車中では、お正月のブリしゃぶを確保しよう、などと景気のいい話で盛り上がっていたのですが、一同、早くも移動の船の上では押し黙ってしまい、言葉も交わさなくなり重苦しい雰囲気に包まれていきました。

そんな、雰囲気を変えてくれたのが鬼才KHKさん。
数回目の流しでヒット!誰も釣れていない中で限りなくイナダに近い小型のワラサをキャッチしたのですが、一同素直に喜べないご様子。

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KHKさんだけ釣れるというのは何か嫌な、悪い予感がする、という雰囲気が流れます。
と申しますのは、今年の春先KHKさんが最初にでかいホウボウを釣り上げた釣行ではボウズが続出、とある遠征ではKHKさんだけが一人シマアジを釣り上げ他の人には釣れない、という話を聞いていたりしたのがそういう気分にさせる原因。

決してKHKさんに非はないのですが、KHKさんの独特のリズムのジグの動かし方にしか魚が反応しない時には、誰にもそのリズムが真似できないので、自分は釣れないのではないか、という気分になってしまうわけであります。
そういうことから本ブログでも「鬼才」の名を欲しいままにしているのでありました。

船はその後も走ってはちょこっと釣りをしてまた走るというのを繰り返します。
今年最後の釣行は撃沈か?と一同の気持ちが落ちきってしまいそうになっていた午前9時半過ぎ、状況は一変しました。

「いい反応が入ってきた」という船長の興奮する声にジグを落とすと、船上は次々にヒットの連続。
これまでの沈黙が嘘のように活気立ちます。

この日、潮が効いていたので140グラムのジグでスタートしていたワタクシは、沈黙する海に次々とジグを交換し、この時はライトタックルで80グラムの軽めのジグをつけていたのですが、幸いにもヒットし、ライトタックルなのでいい引きを楽しめました。

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少し、取り込みに時間をかけてしまったために左隣のお隣さんとオマツリしてしまい、それを外す際にヒットしたジグを失うというちょっと悲しい出来事はあったものの、お腹プリプリのワラサに満足。

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この流しはしばらく続き、群れの大きさ、活性の良さがこれまでと違うことを示してくれました。

この後も、移動後ににはそこそこいい群れが当たり、船中で数匹のワラサが上がるというペースで釣れて行きました。

ワタクシの右隣のヨッシーさんも好調で、次々といい型のワラサを釣り上げていました。

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大事件が起きたのはそれから3回目くらいの流しの時のこと。

右舷トモから二番目で釣っていたオサムシくんにヒット!
ところが竿の曲がり方が半端ではない!
大きく弓なりにしなるだけで無く、引き込み方がまったく違う。瞬間的に強く大きく、グングングン!と竿を絞り込んではドラグを鳴らし糸が出て行くではありませんか。

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中乗りさんも、つり丸取材さんもその横にへばりついて、ファイトの様子を眺めます。
かなりの長い時間のファイトの末上がってきたのは1メートル近い魚体。一瞬その大きさに「ブリだあ!」と声を上げてしまったワタクシですが、見る目のある方にはそうではない事が分かっていた。

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体側をまっすぐ走る黄色い太い線、大きな腹ビレ、そう、それは近海のスプリンターで釣り師は誰もが憧れる「ヒラマサ」だったのです。

ぱっと見8キロは軽くありそうな大きな魚体に、船長も興奮気味で、「誰か秤を持っていませんかー」と魚の重さを計ろうとしていた。

そんな化け物を目の当たりにさせられてしまったこちらとしては、自分だって釣りたい!という一心でつりに夢中。人の事なんかかまってられません。

ワタクシにも二匹目のヒットがあり、嬉しいのですが、横目で見えるバカデカヒラマサが気になっちゃって、どうも素直に喜びきれない。

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こういうところが心が小さいというか人間が出来ていないというか、さもしいというか、まだまだ修行が足らないなあ。いっその事これこそ釣り師のサガと開きなおてしまいたい。

早くも時計が11時を回ったあたりで少し長めの移動があり、船中ボウズはほぼ避けられて安堵の様子。

しかし、鬼才KHKさんの隣で釣っていたY店長も、KHKさんから「早く釣ってくださいよう」とプレッシャーをかけられ、その呪縛にかかったのかバラシの連発で、この時点でようやくボウズを免れたらしい。

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Y店長に後から聞いた話では、オサムシくんのヒラマサを見て、自分もヒラマサ狙いに釣りを切り替え、ジグをスキルガンマに変て釣りをしたのがワラサにも効果的だったようでした。

前夜不眠で車を飛ばしてきた一同には安堵から来る睡魔に襲われるものも出ていたのですが、一人化け物を釣り上げたオサムシくんだけは一人興奮収まらぬ様子でありました。

5時半という早い出船だったので、釣りは12時くらいまでかな、と勝手に思っていたワタクシは残り一時間に勝負をかけようとアリナミンVを一気飲みし気合を入れたのでした。

後半に続く。

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2015年12月28日 (月)

2015年の釣りを振り返る 番外編@西表島の思い出

四回をもって終了するはずだった2015年の釣りを振り返るシリーズなんですが、今年はちょっと仲々できない体験を他にもしたので書き加えたいと思います。

何と言っても、一番深く思い出に残ったのは、西表島に半月近く滞在して釣り三昧の生活を送ったことですね。

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こういうことは暇もお金も運の三拍子が揃わないと仲々できないことだと思うので、おそらくは今後ももうないだろうなあと思うのであります。

なんで半月もいて楽しかったかというと、そこで出会った人たちの素晴らしさと自然の濃さでしょう。

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宿とガイドを提供してくださった宮城さんにヨネちゃんはもとより、色々と影でバックアップしていただいた奥さん、お隣の民宿のおかみさんなど本当の世話になりました。
おかげさまで、気持ちの良く快適な日々を過ごすことができました。

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旅の醍醐味は何と言ってもその土地の人や文化と出会うことであって、観光名所を見物するのは旅のほんの一部に過ぎないと思う。
僕は観光名所というのにはあまり興味がないので、西表島に半月も滞在しながらなんとかの滝やら牛の引く車で干潟を見て回ることもしなかった。

その代わり、普通の観光では決してできない素晴らしい体験を釣り以外にもたくさんできたのが何よりの喜び。

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今回は釣りの話なのでそちらに話は行きますが、西表島の釣りの面白さは多様性にあると思います。

オフショアの大物であるGTなどのキャスティング・ゲーム、ジギングでの大型青物やアカジンなどの根魚、リーフでの小物の数釣り、そしてマングローブでのトップ・ウォーターをはじめとした様々な美しい、力強い魚たちの数々。

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こんなに色々楽しめるところは日本中を探しても、いや、世界の中にもそうないのではないかしら。

それは、海が綺麗というだけでなく、何本もの川が流れる深い山があるからでしょう。
綺麗な海の場所は世界中にたくさんありますが、そこからすぐに山深いジャングルに続く川が何本も流れ込んでいるところというのはそんなにないのではないかしら?

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山が豊かだと川も豊かだし海も豊かになる。
深い山からダムで寸断されることのない自然の川があるところには素晴らしい海があがるということを証明してくれているような島です。

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当初の僕の計画では、西表島だけでなく、八重山諸島のいろいろな島をめぐって釣り歩きを使用という計画を立てていたのですが、西表島に着いてこの深い山を見たら気持ちが変わったんです。

おそらく、これほどの深いやあのある島は他にはないはずだから自然もここほど深くはないはず、ということは釣りもこの島で色々やった方がきっと楽しいはず、と言う風に思考が変わり西表島に滞在することに決めたんです。

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結果は、もちろん大正解だと思っていますよ。
リアルタイムで書いた本ブログではパラダイスという言葉を使っていましたが本当に毎日夢を見ているような日々でした。

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あまりにたくさんの種類の魚が狙えるので、西表島に行くときは竿の数もルアーの種類も太いのから細いの、大きいのから小さいの、と我が家の釣り具を棚卸しして総動員をかけなければならないほど。総力戦です。

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もう少しお金に余裕があったら一ヶ月くらい滞在して、豪快なGTや美味しいアカジン狙いのジギングをお腹いっぱいになるくらい堪能してみたいなあ。
とても贅沢な話なので夢に終わると思いますが。

お腹がいっぱいといえば、食べ物も美味しかったですね。
レストランROCOのお料理が特別美味しかったこともあるのですが、連れて行っていただいた八重山そばも美味しかったし、イノシシそばもおいしかったなあ。
それから八重泉という泡盛も美味しい。

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これを読んでいる釣り師の皆さんも、ぜひ生きているうちに一度は西表島を訪れてみることをお勧めします。海外の釣りも良いけれど、同じお金をかけるのであればこの島でじっくり時間をかけて楽しんだ方が楽しいのではないかと思いますよ。

東南アジア辺りにはそんな未開のパラダイスもたくさんあるのかもしれないけれど、わざわざパスポートを持たなくても、石垣空港経由で船に乗って一時間で着いてしまう西表島の手軽さにはかなわないでしょう。

釣りのガイドシステムもとてもしっかりしているので安心ですし。
詳しいことは以前本ブログにシリーズで書いた西表島シリーズをご参照ください。

そういえば、浜辺でオカッパリしていたときに出会った中年夫婦が言ってたっけ。
毎年二人で海外のリゾートに行くのが習慣だったのだけれど、今年偶然この島を訪れたらここの方が素晴らしいので来年からは西表島に決めましたって。



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2015年12月27日 (日)

2015年の釣りを振り返る その四@三大入れ食い

2015年を振り返って一番大きく印象に残るのは、何と言っても人生でそう何度も味わえないような入れ食いを体験してしまったことです。

2335                                                         
                                                    入れ食いイメージ(笑)


その第一弾がすごかった!
季節は桜の花もそろそろ咲き始めるだろうかという三月末に今シーズン初めてトライした東京湾のシーバス・ジギングでのこと。

今シーズンのシーバス・ジギングは今ひとつだという話を聞いていたので、本来なら一月あたりから面白い釣りができるらしのですが、釣れ始めるのを待っていたんです。

ここ数日良くなってきたからいいんじゃないの?とY店長とその知人Wさんに勧められて出かけたその日の釣りは異常でした。

出船前の船の中ですでに入れ食いを予感して興奮しているWさんから、「今日はいいですよ。絶対いいです」と確信的な言葉をいただき、初めての私もそれなりに入れ食いのイメージをして船は港を出て行った。

最初のポイントに着いてWさんがジグを落とすと、もう釣れている。
まだ私はもたもたしてジグも落としていないのにデッキで魚がバタバタ暴れている。

私が投げたら、こっちにもヒットした。でももたもたしているうちにバラしてしまい再び投入、なんてしている頃にはWさんの足元にはシーバスがバタバタ何匹も跳ねている。

ようやく一匹釣り上げて喜んでいたら、Wさんは「もうツ抜け(10匹釣ること)しました、これまでで最速です」とおっしゃる。時計を見たらまだ釣り開始から10分も経っていない。

こんなに簡単に釣れちゃうの?と思うくらい、投げればとりあえずヒットする感じ。
ここからが腕の差で、いかにバラさずに取り込めるか、そして手返し良く魚を外して次に行けるかが勝負なのですが、Wさんはプロだった。

釣った魚は手早く針を外してとりあえず足元に転がしておく。魚が弱るかと思ったらシーバスは意外に強い魚で、一つのポイントを攻めている時間くらいの間はこうしておいても全く問題ないんでしすよ。むしろ、ここで一匹一匹リリースしてしまうと群れが散ってしまったりして良くないらしい。
ポイントを移動中に数を数えてリリースしていくという方法をとるわけです。

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私も何匹かかけている間に、少しずつコツがわかってきたので何匹か釣れ始めました。
次第にその手返しも少しはマシになり、相変わらずバラシは多いものの数は伸びてきた。

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この日は、とにかく移動いて新しいポイントに入ると必ず入れ食い、という信じがたい状況で、管釣りならともかく自然のフィールドでこんなことがあるなんて信じられなかった。

サイズも朝一は小型だったのが次第に大型のものが釣れだして、昼頃には私にも80センチオーバーがヒット、それも2本も!

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2時頃に沖上がりした時、私の釣った数は45匹。バラシ多数。多分40匹くらい。(下手だなあ)
Wさんは数え切れただけでも、なんと170匹!という驚異的な数字。
さらにこの日船内全員では合計700匹!と言う数字。

2番手の方が108匹、3番手の方が確か105匹だった。

夢のような初シーバス・ジギングでの超入れ食い。今シーズンこの日が最も釣れた日だったことを後から知り自分の幸運に喜んだのでした。

そして入れ食い第二弾!
これは四月の後半に二泊三日で遠征に行った時のこと。
船はあのスーパー船長の操船する九州佐賀県は呼子港のサンライズ号。

この時は海も凪でよく、男女群島方面に向かって船は走って行ったんです。
何時間か走ったのち目の前に現れた岩礁帯の周りで「ちょっとやってみましょう」
という船長の言葉にジギングを始めたら、これがちょっとでは済まなかった。

シャクリ初めて間もなく誰かにヒットの声、すぐにまた他の人にもヒット!
そして私にもヒット!

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船中ダブルヒット、トリプルヒットは当たり前。
次々に上がってくるのは良型のカンパチにヒラマサ。

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カメラを持って釣れた魚の写真を撮りながらタモですくっていた船長は大忙し。
人生一匹目はあんなに苦労して釣ったヒラマサもあっけなく釣れちゃいましたよ。

23025


私はこの時一時間でカンパチ9匹に最後はデッカいメジナを釣り上げてツ抜けとなりました。

この場所には帰りがけにも寄ったところ、ヨッシーさんにカンパチが入れ食い。
夕方の一時間余りで相当な数を釣っていました。
そしてその翌朝は、前回本ブログに書いた私の人生最大魚19.5キロのカンパチが釣れるという大変な釣行になったのです。

こんなことも、そう人生に何度もあるものじゃあない。


さて、本年の入れ食い第三弾!
これは比較的記憶に新しいのでありますが、10月に行った仙台・塩釜港からのワラサ釣りでした。

この時の一流し目はすごかった!
ジグを落としてしゃくるとグン!というあたりでワラサが釣れてくる。

二投目もグン!三投目もグン、四投目もグン!ってきりがない。
なんと、一流しで15匹も釣ってしまいました。

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最初は慎重にファイトしていたのも後半は一流し目だというのにもう疲れが出てY店長から「ファイトが雑」という指摘を受けてしまうほど。

正直、あの時はもうワラサはいいや、ヒラメを狙おう、って思い釣り座も交代して二流し目からはヒラメ狙いにいてしまいましたよ。

ヒラメちゃんも合計6枚上げることができてまあまあ満足。本当は三年前にKHKさんという方が残した10数匹という記録を抜きたかったんですけれど、鬼才KHKさんの釣りにはかないませんでした。

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ワラサの方は、次第に活性が落ちていったものの型はよくなり、最後の方はブリ級のものも釣れて飽きることなく一日楽しめました。

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最後の方は潮が動き始めていたので、後一時間釣りをしていたらもっといいブリが釣れたかも。

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Y店長が釣ったサワラもデカかったなあ。

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以上が本年の三大入れ食いのお話ですが、こうして振り返るといい一年だったなあ、運にも釣り仲間にも恵まれて幸せな一年でした。
来年もこういう釣りができたら幸せだなあ。
釣りを続けていればこういうチャンスに必ず会えると信じて来年も釣り続けます。

と、締めくくってしまっていますが、明日、今年最後の釣行で鹿島方面にワラサを釣りに行くのでまだまだ入れ食いのチャンスはあるかも。
海も凪で良さそうなので期待しています。

明後日あたりの本ブログ更新をお楽しみに。


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2015年12月26日 (土)

2015年の釣りを振り返る その三@人生最大魚

2015年の釣りを振り返る、その三は人生最大魚の話でございます。

と、書くからには「人生最大魚を釣ったんですよね?」って聞かれたら「はい、釣りました」
と、きっぱり答えましょう。

これまでのワタクシの最大魚は数年前に相模湾で釣り上げたキハダマグロ推定30数キロの頭だけ!15キロというのが最大でした。

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頭だけで胴体から先が付いていない魚が人生最大魚というのもなんだか情けない話なんですが、あと少しでランディングというところでサメちゃんに食いつかれちゃったんですね。

あれ以来サメが憎くて仕方がないのですが、この一年と9ヶ月、あちこちの海に行って釣りをしてみてわかったのは、どこの海にもサメがいて、おりあるごとに釣り師の釣った魚に食いつくのだということがよくわかりました。

今年の沖縄離島遠征の時には、ヒットした大型のGTにさらに大型のサメが食いついてしまい一時間近く船と引っ張りっこしたということもありましたし、種子島では一本一万円もするような高いルアーをサメがくわえて持って行ってしまったというのも間近で見ました。

いづれも自分のことではなかったにしろ、海での釣りはサメとの戦いでもあるのだということがよくわかりました。

なんの話でしたっけ、そうそう、大きいお魚のお話です。

今年なんとしても悔しかったのは、一月に玄界灘で以下のナブラを取り囲む大型ブリの群れを狙った時のこと。
キャストミスして群れの手前にルアーが落ちてしまったので回収しているところにデカイのがど〜ん、とヒットしたものだから、すっかり慌ててしまいバラしてしまった。

あの一匹のミスで、帰りの飛行機の中ではもう遠征に行くのはやめようかと思うほど落ち込んだものですが、そんなネガティブな気分を一掃してくれたのが二月に行ったコモド島のGTでした。

二日半の釣りで、釣れたのは二日目だけ。でも3匹釣れたのでなかなか楽しかった。
型もGTとしてはさほど大きくなかったけれど二匹目に釣ったのは10キロ近くあったようなので、なかなかの手応えでGT釣りを堪能させてくれましたよ。

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GT以外にもカスミアジやヨコシマサワラのデカイのなんかを釣ったので楽しい釣行になりました。

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おかげでネガティブだった気分もすっかりどこかにすっ飛んで、帰国後も前向きに釣りができました。

三月には、今シーズン一番の入れ食い!という日に横浜、本牧港から出た東京湾のシーバス・ジギングで、初めてのシーバス・ジギングながら80センチ・オーバー二匹を含む45本の釣果!という入れ食いを経験してしまった。

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この時の最大魚が83センチだったんですが、釣ってしばらくはその大きさの凄さを実感していなかったものの、その後シーバス専門の方々などに、80センチを釣るのに何年もかかった、というような話を折りあるごとに聞かされていくうちにすごいのを釣っちゃったんだなという実感がひしひしと湧いてきたのと同時に、もうあんなに大きいのは二度と釣れないかもしれないという思いも湧いてきたのであります。

そして、四月。
人生最大魚の登場です。

九州呼子のサンライズ号に乗っての男女群島方面への遠征。
この時はすごかった!
行きに立ち寄った岩礁帯でカンパチの入れ食い。
一時間で10本も釣っちゃった、まるで感釣り並み、しかもいいサイズばかり。

でも、一番すごいのは帰りがけにここに寄って、一晩船の中で過ごした翌朝の釣りでした。
ドスン!というアタリと共に竿は弓なりにしなってドラグを鳴らして糸がギリギリと音を立てて出て行く。船長も飛んできてビデオを回して興奮している。

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こんなに竿が曲がったのは初めて。巻いても巻いてもまた糸を出されてしまい、魚はなかなか上がってこない。重さもこれまでの手応えとはまったく違うし魚の走りも強力でした。
しばらくの格闘後に上がってきたのは大きなカンパチ。
弱らないように口から海水の噴き出すホースを入れて重さを測ったら19.5キロ!

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わずかに20キロに届かなかったけれど、紛れもなくこれまでの人生で一番大きなお魚ちゃんでした。

ここまで大きくなると食べても美味しくないということだったので、リリースしたので、今もまだ東シナ海のどこかを悠々と泳いでいるかもしれない。

今度会うことがあったとしたら、もっと大きくなっているかもしれない。
おそらく二度と出会うことはないと思うけれど、でも自分が一度手にした魚が悠々と大海原を走り抜けている姿を想像するだけでも、なんだか嬉しくなってくるんです。

食べるために釣るのではない釣りにはそういう精神的な楽しみがあるものなんですね。

さて、五月以降はいろいろ釣ってはみたものの、大型と言えるようなものは特になく終わってしまいました。

その分数釣りは何度かしたので、次回は入れ食いの話をして、2015年度の釣りを振り返る最終版といたしましょう。


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2015年12月25日 (金)

2015年の釣りを振り返る その二@人生初釣魚②

2015年に人生初めて釣った魚をご紹介しているこの企画。
すでにヒラマサとGTだけでその一回を終えてしまい、いったいいつまで続くのかと不安になりつつあるので、手短に次に行くことにしましょう。

三種目はアカジンですね。本名スジアラというこのお魚、あまり馴染みがないと思いますがそれもそのはず、南の島、つまり日本でいうと沖縄方面でしか釣れない高級魚なんです。

沖縄方面の魚というだけで口にする機会がぐ〜んと減るでしょうから、さらにそこの高級、とついたら、口にする機会はさらにぐ〜〜〜んと減ること思われますので、これを読んでいらっしゃる方の多くが見たことも口にしたこともないと思われるお魚です。

でも、ちょっとネットで検索したら楽天あたりで売っていますよ、お値段をご覧になってみてください。

まあ、値段の話はさておいて、この魚を釣ったのは5月末から6月にかけて半月近く滞在した西表島でのことです。

正直言って、この島に行くまではアカジンについてほとんど知識も興味もなかったんですよ。なんだかそういう魚がいるらしい、という程度の認識で西表島まで出かけてしまった。

この時の本命はGTだったので、その他大勢にこの魚も入ってしまっていたんですね。

ところが釣行二日目に、御神島(オガンジマ)沖で偶然釣ってしまったおよそ1.5キロのアカジンをその晩にお料理していただいて人生が変わりました。

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湯引きとしゃぶしゃぶで食べたその味に感動し、こんなに美味しい魚が南の島に入るんだ!
と、これまでの「南の島の魚は派手→不味い」という認識が大いに間違っていたことに反省し、むしろ、「こんなに美味しい白身魚は北にはいない!」と変わってしまったほど、魚を見る目が180度変わってしまったというお魚です。

さらに、後日、この高級魚を1日で3匹も釣ってしまったのもいい思い出。

ということで次!

次なる人生初は「テポウウオ」です。
これも高級魚には該当しませんが・・・

テッポウウオはご存知でしょうか?
我々の世代(昭和30年代生れ)には小学校の理科の時間に教科書に出ていたので馴染みがある名前の魚なのですが、一回り下の世代にはあまり知られていないようなので説明いたしますね。

テッポウウオというお魚はジャングルの川や沼に住み、水面ぎりぎりから岸辺の木の葉などにいる虫を狙い、口から鉄砲のようにピュッ!と水を吐いて水面に落としたところをパクリと食べちゃう、という珍しいお魚なんです。
テレビやYou-Tubeなどでも時々見られる。

この魚がまさか日本にいようとは知らなかった。
今年6月の西表島生活中にガイドの宮城さんから、マングローブの川で釣れるんですよと聞いた時も、まさか自分が釣ろうとは思わなかったのですが、実際にある川に釣りに行った時、それらし魚影を水中に見た時は興奮しました。

そして、その魚を狙い澄まして釣り上げたガイドの宮城さんを見たら自分でも釣りたくなった。

テッポウウオは群れで住むので一匹釣れたら何匹かその周りにいるというので狙いました。
ルアーは小さめのトップウォーター。
同じポイントを川の流れに乗りながら攻めること数回。
とうとうワタクシのルアーにテッポウウオがヒットしたんです。

その時のことは、あまりにも一瞬でよく覚えていないけれど、なかなかいいファイトをしてくれたのと、口が堅くてバレやすいので慌てて船に取り込んだような記憶だけ残っています。

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魚に触れないように写真だけ撮ってすぐにリリース。
西表島でもこの魚のいる場所は限られているようなので、当然個体数もそう多くはないと思われ、なるべく魚へのダメージがないように慎重に取り扱いました。

図鑑や映像でしか見たことのない魚が自分の手元にあるというのは、何か不思議な感じがしましたが、半年経った今となっては半分夢のような出来事でした。

さて、次なる人生初の魚はこれはみなさんお馴染みのマダイです。

それもみなさんお馴染みの東京湾で。

これまでマダイ釣りは二度ほどエサでやったことがあったんですが、それは遥か二十数年前のこと。二回ともボーズでした。

それからはマダイには縁がなく、遠征先で周りの皆さんがやすやすと大きなマダイを仕留めているのを横目で見ながら、自分には縁おない魚だなあ、でもいつかは釣れだろ、くらいに思っていた。

ところが先日、義兄から「マダイをタイラバでやろう」というお誘いがあり、「行きます行きます」と断る理油もなく喜んで出かけたところ、ふた流し目で無駄話をしているところにアタリがありあっさりと釣れてしまったんです。

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あんなに長い間縁のなかった魚がこんなにあっさりと釣れちゃうなんて、とちょっと信じられなかったんですが、これまた嬉しかったですねえ。

なんだか、やっと人前で「海で釣りするんだよ、俺」って自慢できるような気がした。

それだけ、マダイという魚は特別なお魚のような気がします。
おいらを男にしてくれたマダイに感謝。


さて、最後の高級魚は、これは正真正銘の高級魚「キジハタ」です。「アコウ」とも呼ばれるこのお魚、美味しい白身の根魚の中でも「クエ」(アラ)「アカジン」についで高級なお魚なのではないでしょうか。

中華料理屋さんで、この魚の1キロくらいのを蒸してもらたら一万円くらい取られるんじゃなかろうか?
とにかく上質の白身、淡白で甘みのある最高級のお魚ちゃんなんですね。

これを釣ったのは、話が前後して本ブログ前回の「ヒラマサ」を釣ったのと同じ日の事。
船上は青物狙いでジギング、キャスティングをするものが圧倒していた中、根魚王Kさんがデカいキジハタを狙って釣り上げたのを見たら、一同青物狙いから即座に根魚狙いに移行し、その中で二番手に釣り上げたのがワタクシのキジハタでした。

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サイズは大した事なかったですが、釣りながらどうやて料理しようか頭の中は料理法で思い巡らすほど嬉しかったですねえ。

持ち帰ってからどうやっていただいたのかは忘れちゃいましたが、美味しかった記憶だけは残っています。

今年は、このキジハタにアカジンという二大高級根魚を釣ったので残るは「クエ」ですね。

来年はぜひこの人生初釣魚に「クエ」を入れてみたいものです。

このほかにもいろいろ初魚はあります、カスミアジ、シーバス、ヨコシマサワラ、その他西表島のサンゴ礁やマングローブで釣った魚のほとんどが人生初でしたが、数が多すぎるので詳細は割愛させていただきましょう。

それでは、次回の「2015年の釣りを振り返る」は大物編にまいりたいと思います。
お楽しみに!

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2015年12月24日 (木)

2015年の釣りを振り返る その一@人生初釣魚①

2015年も残すところあと一週間あまり。
今年もずいぶんあちこちに釣りに行きました。

北は仙台から南は西表島まで、いや、インドネシアのコモド島まで行ったんだ。

釣行回数も結構なものになりますねえ。
釣行記録はほぼブログに書いているので数えてみました。

自分でもびっくり!なんと釣行日数延べ50日!
一年365日日を7で割るとおよそ52週。
来週月曜に釣行予定があるので、おそらく今年の釣行日数は51日となる。

これって、毎週一回は釣りに行ってるっていうことじゃないですか。

なんとなく今年はよく釣りに出かけたなあ、というのは漠然と感じていたものの数字にしてみると改ておのれの釣りバカぶりを知ったのでありました。

周囲の皆様へのご迷惑を顧みずに釣りばかりしているワタクシをお許しくださいませ。特に我が家の同居人とか。

まあ、それはそれとして数行きゃ良いっていうもんじゃあないので大事なのはその中身、内実ですよ。
一体何を一年間釣ってきたのかちょっと振り返ってみました。

年の初めのブログにはアラスカでキングサーモンを釣りたい!などとほざいておりますが、アラスカどころかアラカワでGTのキャスティングの練習をしたくらい。

なんていう話になっちゃうと、まとまりがつかなくなってしまうので、今回は今年人生で初めて釣った魚、とりわけ高級魚に話を絞りましょう。

人生で初めてといたって、ルアー船釣りを本格的に始めてからまだたったの1年9ヶ月余りの初心者なものですから、釣る魚は全部人生初めてになってしまうのですが、思い出深かったものを選りすぐってご紹介いたしましょう。

まずは何と言ってもヒラマサですね。
この魚はどうしても釣りたかった。「ヒラマサが釣りたい」とブログに書いたほど。
ヒラマサという魚は釣り師にとっては何か特別なものがありますね。

デカイだけでもなし、高級魚ということでもない、恐らくはなかなか食ってくれない難しさと、その大きさ、獰猛なファイトが魅力なのではないかと思います。

こうして書いてみると「難しい」「デカイ」「ファイトが凄い」というのは釣り師の求める三要件をすべて満たしているではありませんか。さらに付け加えれば「食べて美味しい」高級魚というのもあるかも。

なかなかこういう魚はいそうでいませんよ。
夏の相模湾のキハダマグロなんかもこの三要件を満たしていることはいますが、希少性というところで今ひとつなのではという気がします。

ワタクシが釣ったのは1月の九州は呼子のサンライズ新海号での遠征。
釣ったのは自慢するほどでもないおチビちゃんでしたが、玄界灘の七里が瀬で釣ったこの一匹は本当に嬉しかった。

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釣れ方としてはジギングでたまたま釣れちゃったという感じのもので、決してヒラマサ狙いで釣ったわけではないのですが、ワタクシにとっては憧れの魚でしたので本当に嬉しかった。

さらに嬉しかったのは、この魚を釣ったのを同船していた皆さんがお祝いしてくれたことでした。
船長の一声でみんな自分の釣りを中断してデッキに集合してくれたんですから!
船長もすばらしいけれど、嫌がらずに一緒に喜んでくれた仲間には心から感謝しています。

この1年9ヶ月の間、釣りをしていて僕が一番得たものは、大きな魚よりもこういう仲間なんじゃないかと思います。

なあんて締めくくってしまったら終わっちゃうじゃないですか。
まだまだありますよ、次に行きましょう。

次に嬉しかった人生初釣魚はGT。
ジャイアント・トレバリー(和名ロウニンアジ)ですね。

この魚を初めて写真で見たのは今からおよそ30年前のこと。
バス釣りを始めたばかりの青年だったワタクシが、当時は渋谷にしかなかった「サンスイ」という釣具屋さんにルアーを買いに行き、その時いただいてきた何かのカタログに出ていたのが、人の背丈もあろうかという魚体にやたらバカデカイ口をしたギョロ目の魚。

こんなのがルアーで釣れるんだ〜。ってその時はまさかその魚が自分で釣ろうとは夢にも思っていなかった。
世の中にはデカイ魚がいるものだなあ、とヒトゴトにしか感じませんでした。

その魚が急に身近になたのは、本ブログで何度も書いている、プロ・ショップEbb&Flowとの運命的な出会いです。

このお店で、「ツアーがあるから道具さえあれば釣れます」という悪魔の囁きを聞かされてしまい、即座にこれまで決して手を出さなかったシマノのステラという高級リールなどの道具を揃えた時はまだ実感がなかった。

しかし、昨年5月、沖縄での船中泊離島遠征で目の前でヨッシーさんの釣った30キロオーバーのGTを見てしまってからは、この魚は単なる夢ではなく、現実的なターゲットとなりました。

昨年はこれ以降GT狙いのツアーはなかったので、今年2月、なかば「もうGTはいいや」と思い始めた頃に出かけた今年2月のインドネシアはコモド島での初GTキャッチは目から鱗が落ちたというか、夢が現実になったというか、Ebb&FlowのY店長の術中に見事にハメられたというか(笑)、とにかく衝撃的でした。

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この時は釣行初日はボウズで、同行者のGTを見せつけられただけに終わり、ホントに自分に釣れるんだろか?と思い始めていたところでの一匹だったので嬉しさもひとしお。

さらに、その魚を釣ったルアーが、昨年釣りを通じて知り合い、今年1月にはサンライズで同行した岐阜支部Mさんの予約品だったカーペンター社製のシーフロッグという人気ルアーをゆずっていただいたものだったのも嬉しかった。

日本から遥か数千キロ離れたコモド島で「Mさんありがとう!」と叫んでしまったほど。
こういう仲間ができたことが、この釣りを始めての一番のヨロコビなのであります。

まだ、2種しかご紹介していないのにもうこんなに長くなってしまいました。
それに、GTは高級魚か?という疑問もございましょうが、何はともあれ皆さんにお時間を取らせるのは申し訳ないので、続きは次回更新に回します。

引き続き、よろしくお願いいたします。

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2015年12月18日 (金)

人生初マダイ@東京湾

意外にも本ブログ初登場のマダイ釣りです。

マダイ釣りは25年くらい前に二度だけやったことがあるのですが、いずれもボーズに終わりました。当時のことですから当然コマセを撒いてのエサ釣りです。

コマセを撒く釣りが嫌いになってしまったのはあのマダイ釣りからかもしれません。

では、今回はというと、今流行りのタイラバでのマダイ釣りです。
それも前日の晩、10時過ぎの電話一本で突然決まったので、いつも遠征に持っていく根魚用の安いタイラバしか持っていませんでした。

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実は、この記事は「人生初マダイ」では無く「伊勢湾でブリ爆釣」と言う話になる予定だったんですよ。

いつものプロショップEbb&Flowさんの企画で、知多半島から船に乗って伊勢湾でブリ、あるいはワラサの入れ食いを楽しむ計画だったんです。

例によって前夜に横浜を出発して、出船前に現地到着、一日入れ食いを味わったのち、岐阜支部Mさんのお店で美味しいラーメンをいただいて、その日のうちに横浜に戻る。
と言う、いつもの0泊ツアーだったんですね。

出発当日のお昼頃、現地の船宿と確認を取ったY店長から決行のメールが来たので、お店に飛んで行って、今、伊勢湾で良い、とされているジグを三本ほど購入し、家に帰って三本分のシステムを作り、運転があるのでお酒を我慢した夕食を挟んでから、今度はジグ用のフックにハリスをつける作業をしていた。

二本針の大きさを変えてみたり、ハリスの長さを微調整しながら頭の中では「入れ食い」を想像してニヤニヤしながら二セットほど針に糸を巻き終え、「さて、あともう一つくらい作っておこうかな、入れ喰いだと針の劣化も激しいだろうし、サワラもいるというから、ワイヤーの編み込まれたデビルラインのも作らなくちゃあな、」などと、完璧に心は伊勢湾の海の上に浮かぶ船に立っている状態になていたその時、携帯メールの着信音が力なくポロポロリン、と鳴ったので見てみると!
「明日は中止になりました、時化で全船出船中止です」という内容のメール。

伊勢湾の船上にあった私の心は一気に薄暗い横浜の自宅釣り具部屋(ジャズ部屋とも言う)に引きづり戻されてしまい、しばし動くこともできなかった。

「あああ、ちょうど全部用意できたところなのに。後は集合時間まで仮眠をとって出かけるだけだったのに」とあまりにも悲しい現実をなかなか受け止めきれず、かといって時化では誰も恨むこともできず、仕方なく、こういう時の一番の友である酒に手を出し、さらにサッカーのクラブチームWCのサンフレッチェ広島対南米王者のリバープレート戦を見ることで気を紛らわそうとした。

しかし、サッカーの方は善戦しながらも一瞬の隙を見せてしまった広島が0対1で負けてしまうと、いよいよテンションは下がって、その分芋焼酎三岳をロックであおる方のペースは上がりすっかり酔っ払いと化して、もう後は布団に入って丸まっていじけて寝るだけ!という状況にありました。

そこに突然携帯のプルプルプル!
という軽やかな着信音が鳴り響いたので、この時間に何事かと出てみると、電話の向こうは義兄の声。

「暇だったら明日、東京湾でタイラバやらない?」
と言うその一言に下がりきっていたテンションは一気に上がり「ヒマです、ヒマです、行きます、行きます」と反射的に応えておりました。

この義兄は自分の船を持っていてよく釣りに行くらしいのですが、どちらかというとエサ釣り専門なのでワタクシと釣行を共にすることはあまり無かったのですが、先日別の用事で電話を頂いた時に、最近タイラバにハマっているのでよかったら今度行かない?と誘われていたんです。

集合時間を決めたら再び釣り具と向き合います。
タイラバはリーダーが20ポンドというので、夕方組んみ使われることの無かったシステムを切り、細い糸に作り直しです。
でも、テンションが上がっているのでちっとも苦ではない。
むしろ、一度落ちていた分だけ余計に上がってしまった感じで嬉しくて嬉しくて仕方がない。

「捨てる神あれば拾う神あり」「人生何事も諦めてはいかん」などと思いながら、
再びニヤニヤしながらシステムを組むも、より細くなった糸に酔っ払っておぼつかない手先での作業なものだから、一度組み終わって、余分な糸の処理をライターで炙る時にうっかり道糸まで炙ってしまい、もう一回振り出しからやり直し、なんていうことをしながら準備が終わったのは11時近く。

明日のマダイ爆釣を祈り床に着いたのでありました。

さて、例によって前置きが長くなりすぎたのでさっさと釣りの話に行きましょう。

翌朝、横浜市内のある桟橋から義兄の船に乗って出船。
横須賀方面のポイントに到着すると早速釣り開始。
伊勢湾ブリの装備でそのまま着てしまたので、腰に巻くライフジャケットにはギンバル(大物用ファイティングベルト)がオレンジ色に輝いているという、東京湾のマダイ釣りではあり得ないなんとも間抜けな出で立ちになってしまいましたが、そんな細かいことはどうだっていいんです。マダイさえ釣れたら。

実はタイラバでマダイを狙うのは初めてのワタクシ。
これまではタイラバで海底をトントンと叩いて根魚を釣る使い方をしたことが無かったので、ひたすら巻き続けるタイ狙いのタイラバ釣りにどこまで我慢して釣りができるものか、と少々不安があったものの、初めてしまえばなんのことはない、すぐに馴染んで巻き巻きしながらアタリに集中できるようになりました。

ポイントは大型船が行き来する世界で最も混雑の激しい航路のすぐ横。
何十万トンもある大型LNGタンカーが接近してきたりするとシビレちゃうくらい恐ろしいのですが、義兄は船のハンドル片手に操船しながら釣りをしてくれていたので安心して釣りができました。

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水深はおよそ40メートル。
手巻きで巻くのには丁度良い水深。
ワタクシのし掛けは道糸PE1号にリーダーはナイロン20ポンド4メートル。
タイラバのヘッドは80グラム。スカートは赤、オレンジ、ピンクの混じったもの。

この日の潮回りは小潮、潮時的には下げ切った時間からの釣りだったので、あまり焦らずボチボチ様子を見ていこうという感じで始めたんですが、釣り始めると以外と潮が効いていていい感じ。

「これは釣れるかもよ。」という義兄の一言にやる気全開。
ふた流し目、10月の仙台釣行でのワラサ入れ食いの自慢話などしていると突然!ココココッ!というアタリがあったと思ったらぐぐ〜んと竿が一気に絞り込まれて、魚が乗った感じ。

「タイだよ」という義兄の声に思わず「やったー!人生初マダイ!」と叫んでしまった。
今まで散々、すぐ横で釣るのを見たり、TVの釣り番組見たりしてマダイがどういう引をするのかはよく知っているので、時折竿を叩くようにクククッと絞り込むその引にマダイであることを確信。

ライトな竿を使っているので、いい感じで竿が絞り込まれる。
もしかして、大きいかも。なんて、どんどん都合のいい方に思考が回転しながらも、慌てずにやり取りして巻いてくるとピンクの魚体が見えてきた。

タモですくってもらったのは600グラムの小ぶりのマダイでしたが、ピンクの魚体にコバルト色の斑点が光るのを見たらもうたまりません。やっとこの魚を自分で手に取ることができた、という満足感、充実感が溢れ出てきて嬉しくて仕方がない。

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初めての魚を釣るというのは本当に嬉しいもので、釣りというのは常に同じ魚と二度出会うことはない「一期一会」のものなのだけれど、さらに初めての魚種というとその出会いに、「やっと出会えた」という想いも重なり感動するものであります。
その中でも魚釣りの王様的存在であるマダイへの想いはこれまでもずっと「憧れ」として持ち続けてきたので感慨もひとしおです。

という感じで、意外にも簡単に人生初マダイを手にしてしまいココロに余裕のできた私は、その後魚探にベイトの反応が出ると用意していたメタルジグをしゃくってみたりし、その間義兄も一尾上げた後はアタリが遠のいたのでポイントを移動。

すると、今度のポイントは魚探への反応がよく出た。
タイらしき反応が出たというので、チャンス到来、とばかりにタイラバを投入し巻き巻きしていたワタクシにまたまたアタリがあり、今度は先程よりも竿が絞り込まれる。

ライトな竿はグリップ付近まで曲がり魚が先程よりは良い型であるのを示してくれている。これもまた、慎重にやり取りしてあげてくると、先程より二回りほど大きいまあまあのマダイちゃん。

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いやあ、正直言って二匹も釣れるとは思っていなかったので嬉しくてたまらない。

この後は、反応が出るとアタリがある、という状況が続き、義兄は次々とヒットさせて腕の違いを見せつけられます。

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アタリのないワタクシは塗装の剥げ落ちた自分のボロタイラバを見て、これではいかん、と義兄から綺麗なぴかぴかに光るヘッドだけ借りて投入したら一発でヒット!

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これは、最初の一尾目と同じくらいの小ぶりちゃんでしたが、三匹釣れたら上出来じゃあないですか。

午後三時を回り潮も止まって、アタリのなくなったところで納竿。
港に着く頃には小雨もぱらついてきたので良いタイミングで上がってきました。

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一匹はお正月用に冷凍しておいて、もう二匹はどうやって食べようか?
などと想いはもう食べる方に行っちゃったりして、美味しい魚は釣りを終えた後も楽しいものです。

年内最後の釣りは入れ食いで、と伊勢湾釣行を試みたものの時化に打ち負け最悪の終わり方をしそうになったところが、マダイ三匹という天国のような釣果。
これも良き義兄を持った運の良さか。本当にお世話になりました。
一年の締めくくりは良い形で終わることができました。

と言いたいところなんですが、今月今年はまだ後二週間もありますので、きっともう一度や二度は釣りに出かけるでしょう。


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2015年12月14日 (月)

暇な夜は泳ぎまくるのだ

蕎麦打ちだのコーヒーの自家焙煎だのサックスを吹くだのって、遊んでばかりいるように見られているかもしれませんが、御察しの通り、遊んでばかりですよ。

でも、昼間だけじゃあありません。夜だってしっかり遊んでいるんですから。

と言っても、夜な夜な繁華街に出かけて綺麗なお姉さんのいるお店に行ったりしたいというような隠微な香りのするお遊びをする財力はないので、夜の遊びはもっぱら健康的に遊泳です。

早い話が近所のスポーツクラブのプールで泳いでからサウナに入ってさっぱりしたらお家に帰っておやすみなさい・・・っていう具合に寝てしまうわけです。

このプールには通い始めて6年くらい経つのですが、海の無い埼玉県生まれの私は、全く泳げなかった。

私らの小学生の頃のプールの授業と言ったら、ただプールで好き勝手に遊ばされているだけで、水泳を教わるということは全くなかったんです。
そもそも指導できる教師がいなかったのだと思う。

私が小学校に入学した頃というのは、丁度、高度経済成長期に突入し、みるみると川が汚れて、それまでは橋の上から覗き込むと砂利の川底に金魚藻がゆらゆら揺れているのが見られた清流も、どんどん汚れて、上流の工場から流れ出る廃液で日替わりで水の色が七色に変わるというくらいひどい汚れ方をしてしまいました。

当然のように川は「遊び場」から「危険な場所」に変わってしまい、「川に行ってはいけません」というようなことを学校が言うようになってしまうわけです。

それなら、泳ぎ方くらいちゃんと教えてよ!
と言いたいところなんですが、当時はプールで意味もなく水遊びをしている方が楽しくて幸せでした。
結果として必然的に立派な泳げない大人に成長し50歳を過ぎるまで、まあせいぜい泳いでも顔を上げたままの平泳ぎか「のし」で50メートルくらいのものです。


話は脱線しますが、そんな泳げない私が海で溺れているうら若き女性を助けたことがある。

それは、今から40年近く前のこと。
車の免許を取った高校時代の悪ガキ仲間と3人で熱海方面の海岸に海水浴に行った時のこと。
もちろん健全な悪ガキであったわたしらの目的はナンパです。
泳げないんだからわざわざ海に泳ぎに行く理由なんか無い。

それで悪ガキ3人組は当時まだ御殿場あたりまでしか通っていなかった東名高速をぶっ飛ばして大井松田でおりたら、いや、小田原厚木道路で小田原まで行ったのかな?いや、まだ小田原厚木道路はなかった気がする。ええい!そんなことはどうでも良い。

とにかくぶっ飛ばして海に近づき、海沿いの曲がりくねる道路を走って行って、程よく道っぱたに車を停められる場所を見つけたある海水浴場に車を止めて浜辺に出たんですよ。

水着なんか持っていないのでシャツを脱いでGパンいっちょうになり 、真っ白いチャラい体を焼いたりしていたわけですが、そんなダサいヤツらのところに色目を使ってくるお嬢さんたちなどいるわけもなく、おそらくその海岸ではかなり浮いた存在になっていたはず。
そんなわたしらが、せっかくだから海に入るべ、と埼玉県人丸出しにGパンで海に入って遊んでいるうちに、もともとガキだったものだからすっかり童心に戻って水遊びに夢中になっていった。
突然悪ガキの一人Hが叫んだ「あ!あっちに女がいる!」と
指差す方向には5人ほどのうら若き女性が固まって泳いでいるではないか。
それ!と一同ためらうことなくそちらに向かって各々下手くそな泳ぎで近づいていった。水中メガネもなし、ましてや競泳用のゴーグルなど存在しなかったので当然なしの状態で水中に潜って、女子に接近した私が浮上して女子たちにさらに接近を試みようとしたその時。

「助けて!」という声にもならないようなもがくような女子の声!
一瞬何が起こったのか分からなかったがすぐに理解できた。泳ぐのをやめて立とうとしたら足が底にとどかなかったのだ。

「あ、溺れている」と誰かが言ったら、泳げないくせに私ときたら反射的に「助けなくちゃ」と何人かいた女子の一人に近づき、「捕まって。後ろから!」と叫び、背中から首に手を回しつかまらせると後は必死で平泳ぎで浜辺の方向に向かって泳いだ。

偶然近くにいたゴムボートに残りの何人かが掴まっているのがチラリと見えた。
必死で手足をかいて泳ぐのだが全く進んでいる気がしない。しばらくして、そろそろ足がつくだろうか、と様子を見たら足はまだつかない。進んでいないのだ。このままでは自分も溺れる!という恐怖感が奇跡的にパワーを発揮させたのか、そこからさらに必死に泳いだ結果、なんとか足のとどくところまで泳ぎ切って無事女子と私は生還した。

他の二人がどうなったのかは全くわからなかったが、浜辺の基地にしていた場所に戻ると二人も憔悴した表情で浜辺にへたり込んでいた。
女子とは何をどうして別れたのかも覚えていない。
とりあえず人命救助をしたことだけは間違いないので披露しながらもいい気分でいたに違いない。

しばらくして、我々三人を取り囲むように影が陽光を遮った。
ぐったりしていた三人が起き上がると、女の子が5人くらい立っていて口々に「先ほどはありがとうございました」「命拾いしました」などとお礼を言う。

やった!こちらから声をかけなくても女の子の方から声をかけてきたぞ。
この日の本願であるナンパは大成功ではないか!

と、今この歳になった私であるなら小躍りして喜んだに違いないのだが、その時僕らは若かった。
女の子たちの容姿をちらっとうかがった三人悪ガキは一瞬目を合わせたかと思うと、あろうことか妙に冷たい態度に打って出たのである。

「お礼がしたいので住所を教えてください」と言われたにもかかわらず、「お前の教えろよ!」と三人とも自分の住所を教えたがらない。
三人で「お前の、お前の」とやっているバカガキ三人の姿にさすがに女子たちは敏感にそれを感じたらしく、曖昧な言葉を残して去っていった。

なんたる失礼、なんたる贅沢、いまだったら即メアド交換、ラインのIDを!なんていうことになるんだろうがそんなものは無い。通信手段は手紙・ハガキ・電話しか無い時代の話である。

かくして、悪ガキ三人組はせっかくの大チャンスを自らの手で棒に振り、帰りの東名高速を制限速度を遥かに超えるスピード違反をしながら、やり場の無い虚しさとも、怒りとも言え無い気持ちの憂さを晴らしたのであります。



ああ、話が大きく脱線してしまいました。
「のし」で50メートルくらいしか泳げなかったという話でした。

それで、スポーツクラブの水泳教室に入っておよそ6年。
週末の二日間、それなりに頑張って通い、バタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ、クロールの四泳法を習い続けた結果、この春くらいまでにはクロールで100メートルくらいは泳げるようになったんですが、なかなか長距離となると息が苦しくなってしまって持続しなかったんですね。

変化があったのは3月に自分の泳ぐ姿をビデオに撮ってもらって見せてもらったのがきっかけでした。自分でイメージしていた自分の泳ぐ姿とモニターに映し出されたその姿のあまりにも大きなギャップに驚いた。

自分では一生懸命かいていると思っていた手はうまく水を捉えておらず、足腰上半身は固く、しなやかに曲げられていない。バタフライなどはまるで凧揚げの凧のように、水に対して平たく斜めにバッ、バッ!と当たり、水の抵抗を受けて全く進んでいないじゃあありませんか。

ここから先、もっとオーバーに体を動かしてちょうど良いくらい、ということが分かったので意識してそうすることにした。
これは、かつてスキーを習った時も全く同じだったので、どうすれば良いのかが具た的に理解できたのでやるべきことが明白になりその後の水泳が楽しくなてきたんです。

5月に入る頃から、何かタイミングとコツをつかめたのかバタフライが楽に泳げるようになってきた。それまで往復40メートルのプールを一往復するのが精一杯だったのが余裕が出てきた。

夏になる頃にはクロールに変化が出てきた。
手のカキが水を捉えられるようになり、推進力が増してきて体全体も無駄な力が抜けて楽に泳げるようになってきた。こちらは100メートルがいっぱいいっぱいだったのが余裕が出てきたんです。

そして、つい最近。
11月に入って、たまたまフリーで泳いでいた時に、いつもは二往復くらい泳ぐと休憩してしまうのに、なんとなくもっと泳げそうだぞと感じて泳ぎ続けてみたら、これまで呼吸が苦しくなったのが全く感じられなくなているじゃあありませんか。

どこまで泳げるんだろうか、と泳ぎ続けてみたら200メートル泳いだところで、呼吸ではなく手足が重くなてきたのでやめました。

たぶん、一気に200メートル泳いだのは人生初めて。
還暦近い埼玉県出身のおっさんでもここまで来られるものなんだ、という感慨と喜びが隠しきれずに、つい先日のレッスンの時にうら若き女性のコーチに、そのことをちらっと話したら、では、今日は人数が少ないので10分間泳ぎ続けるというのをやりましょう。という話になった。

10分間続けて泳いだことなのないのでいったいどうなるか、と思いつつも、いいチャンスかも、とやれるだけやってみることになりスタート。

5周までは楽に泳げていましたがだんだん疲れて手足が重くなってくる。
7周目くらいで「後何分?」とターンの時に聞いたら「もう少し」、と言われ励まされたので頑張って泳ぎ切りました。

結果はちょうど10周400メートル。
自己最高記録更新です。

でも競技の選手は400メートルって個人メドレーなんかで5分くらいで泳いじゃうんじゃなかったっけ?

私らの泳ぐスピードというのは、みなさんがテレビで見る競技のアスリートなどとは程遠く、頑張って泳いで一メートル泳ぐのに一秒以上かかるんですね。往復40メートルのプールを泳ぐのに大体50秒くらいかかる。
ということは単純計算して10分だと10周ちょっと、でもこの基準スピードもせいぜい40〜50メートルを泳ぐ時のスピードなので、長距離になればさらにスピードは落ちるので、まあ、10周も泳げればいいか。シロウトはこんなもんですよ。

でも、これだけ泳げるようになったのは本当に嬉しい。
ヨロコビを隠しきれず夜な夜なスポーツクラブに現れては、一人かなり真面目に泳ぎまくっているのであります。

ナンパが転じて人命救助に成ってしまったあの日からもうすでに40年。
世の中は高度成長時代から高齢化社会に移り変わり、私も含めて泳ぐのは高齢者ばかり、ナンパもへったくれもないのでありますが、あの日悪ガキのおかげで命拾いした乙女たちはどうしているのだろうか?

この時代の標準的人生を過ごしたならば結婚して、子供を生んで幸せな家庭を作って、中には別れてバツイチで子育てなんていう子もいるのかもしれない。
さらに思いを巡らすと、ひょっとしたら子育てを終えて悠々自適になってスポーツクラブのプールの隣のコースで泳いでいたりして。
事実は小説より奇なりなどとも申しますので。



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2015年12月 8日 (火)

そば打ち2015その3@またまた群馬の子(粉)を打つ

前回の蕎麦打ちでは初回の成功に慢心しイマイチのお蕎麦を打てしまいましたが、今回はその時の反省点を洗い出し、再度、上州は赤城おろしの空っ風に鍛えられた群馬の子(粉)に挑戦しました。

蕎麦のなる季節を考えると赤城おろしは関係無いんでしょうけれど、前回いろいろ打ちながら感じたこの子の特徴はともうしますと、妙に水気を含んでベタベタする、蕎麦の香りが少ない、コシもあまりない、といったところでしたので、今回は、「水の量」とこれを粉に馴染ませる過程である「水回し」に細心の注意を図るということをテーマにとりおこなうことにしました。

よおく混ぜてふるいにかけた蕎麦粉とつなぎ粉の混ざったものは手感触が最高。
いやらしくなるので物にはたとえませんが、とにかくキメが細かくしっとりと手のひらに馴染んできていくら触っていても飽きない。やっぱりなんだかいやらしい。

ところが、普通はこの状態で蕎麦の香りが鼻にす〜っと入って来るものなのですが、どうもこの粉にはそれが感じられないんですね。

まあ、いつまでも触っていたのでは蕎麦にならないので水を入れて「水回し」第一弾の開始です。

両手の平に粉を取り、手のひらをすり合わせて粉に水分を回して行くのですが、強く粉を手のひらに押し付けると、後でお蕎麦になって茹でた時に切れてしまう「そば切れ」ということが起こるので、そうならないように、両手に平に膨らみをつけてやさ〜しく擦り合わせていきます。なんだか、またまたいやらしい感じ。筆者の品格の問題か?

Imgp6544

粉のキメが揃ってきたら水の投入第二弾。
今度は手早く、粉の細かいところを狙って触ってやりながら水分が全体に行き渡るようにします。決して力ずくでやったりこねたりしてはならないんですね。

ここでまた全体の粒が揃ったところで最後の水の投入なのですが、前回はここで水を多く入れすぎてしまたので、少なめに入れてみます。
しばらく粉を触ってやっているうちに水加減が少ないと感じたので、ほんの少し加えてさらに粉を触っていくと全体が同じくらいの大きさの団子状になってくるんですね。

Imgp6546

ここがまさに「今くくって!今よ!」
というところなので、慌てず、焦らず、急がず、かつ手早く、団子状の粉をまとめて一つのカタマリにしていきます。

この辺が前半のハイライトなんですが、実は水回しをした時点でそばの品質はほぼ決まってしまているというところが蕎麦打ちの難しさ。 

Imgp6547

ボソボソの団子状の蕎麦粉をこねていくと、次第にキメが細かくなって乙女の柔肌のようになっていきます。
キメがきれいに揃ったところで、シワを内側に包み込むようにしていき、一箇所にシワがまとまったところで反対側の方から鉢のカーブを利用して転がし、シワを内側に閉じ込めていく作業をします。ここがやっていて一番難しいかも。

Imgp6548

きれいにシワを隠し込んだら(へそだし、といいます)後は伸ばしていくのですが、今回、少しそば打ちの勉強をしたところ、この段階で水分が飛ばないようにポリの袋に封じて20〜30分置いておくと水分が全体に馴染んで蕎麦切れが起こりにくくなる、ということを知ったのでやってみることにしました。

時計とにらめっこしながら待つことおよそ20分後、いよいよのし始めます。

最初は手のひらで押して丸く伸ばし、ある程度入ったところで棒を使って伸ばします。

Imgp6551

Imgp6552

さらに棒に巻きつけて二方向から二〜三回ずつ、パタパタと音を立てて蕎麦を打つと四角い生地ができるので、これを半分づつ伸ばしていくのですが、今回はこのあたりの工程で生地が打ち台の木に張り付いてシワになったりしないように、前回より細かく板の湿気の状態をチェックして、打ち粉をたくさん振りました。

Imgp6554

この、群馬の子の特徴として、粉を振っても振ってもどんどん水分がにじみ出て吸収してしまいベタつくということを感じていたので、その辺の対応に気を遣いました。

何度かシワができそうになったのもうまくかわしてのし上がった生地はなかなかいい感じ。

後は切るのに失敗しなければいいお蕎麦になりそうな気配。
前回購入した蕎麦包丁も二度目で感触が分かっているので、麺の太さにも注意しながら切っていくと、いい感じのお蕎麦になっていきます。

Imgp6556

ところが、集中力の持続ができないのがワタクシの大きな欠点。
本気で集中できるのはせいぜい20〜30分くらいかな、音楽だってレコードだと片面を聴くのに集中できるけれど、60分も音楽の入っているCDだと途中で集中が切れちゃって、後半は何も頭に残らない、というくらい集中力のないのが自慢なんですね。

今回は粉500グラムに水250グラム、合わせて750グラムと、初回の半分というこれまでで最も少ない量だったのですが、打ち始めてからはそろそろ一時間近く経ち、途中20分の休憩があったのでのし始めからだとそろそろ20分経つか経たないかというあたり、蕎麦をちょうど半分切ったくらいの時間で持ち前の集中力のなさを発揮してしまい、ここまで細麺のいい感じの上品なお蕎麦ができていたのが突然太麺が混ざるようになってきた。

一息ついて休みたいところなのですが、ぐずぐずしていると蕎麦が乾燥して切れやすくなってしまうので手早くやらねばならない、ヤラネバの娘状態になり(わかる人だけ分かって下されば結構)多少のばらつきは気にせず最後まで切り切りました。

見た感じは美味しそうなお蕎麦の出来上がり。
後は上手に茹でるだけ。

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今回もお鍋二つ体制で分けて茹でましたよ。しかも、時間は短めに。

出来上がりははい!これ!↓いい感じのお蕎麦でしょう。

Imgp6563

早速食べてみたら、ツルツルと美味しいじゃあありませんか。
前回の失敗作とは別物、なあんだ、やりゃあできるじゃあないか。

でも、でもでも、でもでもでも、やっぱり
そ蕎麦の香りとシコシコのコシは出なかったなあ。

今回は全力を出し切った感があるので、これは粉のせいということにしておきます。

さて、いよいよ次の蕎麦打ちは大晦日の年越し蕎麦打ちの本番です。
これまで、3回の練習でだいぶ慣れてきたし、本番用には信州信濃は八ヶ岳の粉をすでに購入。この粉、コシが強く香りもいいというので楽しみです。

次回のそば打ち報告は、大晦日深夜、もしくは年明け早々ということになりそう。
そば打ちファンの皆様(いるのか?そんなヒト)、おたのしみに。


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2015年12月 7日 (月)

ジャイアント・ステップスに挑戦してみる@スタジオ音楽館 上野

このところ事情があって遠くまで釣りに出かけられないので、コーヒー豆を煎ってみたりお蕎麦を打ってみたりと何かとイン・ドアな日々を送っているのでありますが、私にとってイン・ドアな趣味と言ったらメインやっぱりこれ、ジャズなのであります。

コーヒー豆にしたってお蕎麦にしたって、一日中シャカシャカ煎ったり、パタパタ打ったりしているわけではないので当然のように残り半日くらいは時間があるわけで、その時間はお昼寝とジャズに費やすというのが日課となっていたのでありました。

ジャズに費やすというのも手元にオーディオ・セットがない環境にいたので、最初はPCでYouーTubeなんかを見ていたものの、 ただでさえペラペラで薄っぺらなPCの音には嫌気がさしてしまい、仕方ないのでサックスの練習をしていたという次第でございます。

サックスといえば、一昨年にソプラノサックスを購入して以来、嬉しくてこればっかり吹いていたんですが、久しぶりにテナー・サックスを引っ張り出して吹いてみたら、これがなんだかいい感じ。

どのようにいい感じかと申しますと、ソプラノに比べたら重くて疲れるものの、音程は取りやすいし、昨年高いお金かけて大久保の石森楽器でオーバーホールをした甲斐があってか、音はスムーズに出るし、キーも滑らかに動く、さらに音が抜けて楽器が良く鳴る感じがするんです。

一方のソプラノの方は、なんとなく低い方の音が出ずらいという症状があり、これは昨年も同じ症状がでて修理で二三万円かかったりした。ので、ちょっとしばらくは本来の持ち楽器であるテナーを吹いてみることにした。

折しも、今月の第一土曜にジャム・セッション、「今年最後の忘年会セッション」というのが企画されていたのでそれに合わせて、課題曲数曲を練習してみたんですよ。

その中にはボサ・ノバの曲が二曲ほどあったんですが、ボサ・ノバという音楽は聴くのは大好きなんですが、やるとなるとこれができない。

曲のコード進行に合わせてジャズのフレーズを吹けばそれで良いっていうもんじゃあなくって、当然のようにボサ・ノバにはボサ・ノバのリズムとかメロディとか節回しとかいうものがあるのですが、その、「ボサ・ノバの血」ともいうようなエッセンスが僕の体の中には無いんですね。

かつてから、ワタクシはこの問題には色々なやんでおりまして、スタン・ゲッツやポール・デスモンドあたりの、ジャズ屋の中では比較的ボサ・ノバっぽい人のフレーズをコピーしたりしてみたこともあるんですが、これが体に染み込まないんです。

というような経緯があったり、最近、これまた別な話になるんですが、自分のサックスで何が吹きたいのか?かっこよく言うと「どのようなサウンドを自分は求めているのか?」という人生的命題にちょっとしたヒントが有ったんです。

そもそもサックスを吹き始めたのは、今から40年も前にコルトレーンが好きで、あんなのがいなあ、っていう単純な、怖いもの知らずな発想から始めたのを思い出した。

そう思ったら、どうせ短い人生、下手くそでもいいからできるところまでやりたい事をやったらいいじゃん、という開き直りにも似た気持ちが湧いてきたら急に気持ちが楽になって、今までモヤモヤしていたサックスに対する気持ちがスッキリしたんです。

そうだ!コルトレーン・スタイルでいくぞお!って。

そうしたら、「別に悩んでまでボサ・ノバをやる必要は無いな。」
という気持ちが沸き起こってきて、セッションでもボサ・ノバは無理して吹くのやめよう、できる事だけやって済まそうって思うようになったんですよ。
別に、「自分にとってはそれでいいや」って。

じゃあ、その分コルトレーンやんなくちゃ、って急に思っても、あんなにテクニカルなサックスは一朝一夕では吹けるはずも無いので、少しずつコピーするなりしてじっくりやっていこうという気持ちと、これまでいわゆるバップ手癖フレーズで吹いていたのはやめて、なるべくコルトレーンぽい事をしていかなくちゃ(でき無いから気持ちだけでも)という事にした。

それで、いろいろと、少しずつ練習していたら、ふと「あの曲」にぶち当たってしまった。

サックス吹きが一度はなんらかの形で気にかけるあの曲に。

そう!その曲は「Giant Steps」

難曲です。

その理由はコードチェンジがいやらしい上に頻繁で、平たく言うとテクニックが必要でメロディアスに吹くのが難しい。ということになる。

僕も大学時代先輩に言われてできるところまでコピーしてみたんですが2コーラスでギブアップ、それもコード進行など理解せずに音だけ採ったので何の練習にもならなかった思い出がある。

でも、この曲、曲としていいか悪いかは別にして一度なんらかの形で決着をつけておかなくちゃあイカン、という気持ちがサックス吹きにはあるんですよ。

それで、下手でもゆっくりでもいいから、今の自分にそれなりにできるGiant Stepsとうのをやってみる事にして、自分の腕前のバロメータにしてみようという事にしてみる事にした。

まずは、何にもできないところからのスタートなので、いろいろなミュージシャンがやっているのを聴いてみたり、コード譜とにらめっこしてみたりしながら、少しずつ吹いていったんですが、やっぱり手強い。

コード・チェンジが早いのでアルペジオを追うのが精一杯、これではアドリブとは言えない、でもとりあえずはまずそこをクリアしようという事で進めながら、そのコードのスケールも練習しつつ毎日やっていると、今まで動かなかった指が動くようになってきたりして、少しずつ変化してきたじゃあありませんか。

コード進行も珍しく頭の中に叩き込んで、飯を食っている時も風呂に入っている時も、プールのシャワー室でシャワーを浴びている時も、年がら年中この曲のコード進行でできるメロディを口ずさみながら四苦八苦すること数週間。

毎日のように練習をしてたら、なんとなくゆっくりではあるけれど音が埋まるようになってきた。

家の中に響き渡る下手くそステップスを聴かされているカミさんからはダメ出しされ続けるのにもめげずに、いろいろと試していくうちに、できることが限られてきながらも、自分なりの色が出てきた気がする。

ここまでやったら一人で吹いているだけじゃつまんないので、他の楽器と合わせてみたくなったのだけれども、なかなか「Giant Stepsやりましょう」なんて言い出す勇気はないので、今度のジャム・セッションで時間が余ったらちょっと音を合わせていただく、という作戦に出ることにしたんです。

ジャムにはプロの方もいらっしゃるので、できる方々だけにちょこっと合わせていただけばいいや、というくらいの気持ちで。

そして、ジャム・セッション当日。
なんだか、朝から気分が落ち込んでとてもじゃないがGiant Stepsな気持ちどころか、cat walkさえままなら無い気分だったのですが、気持ちを奮い立たせて、重いテナーを担いでいきました。

苦手なボサ・ノバは適当にやり過ごし、若手ベースに早いテンポの曲でいじめられたりしながら二時間半を耐えて残り15分くらい余ったところを見逃さず、「ちょこっとお願いしますよ」と切り出してやってみた。

「えええ!!!聞いて無いよ!!!」というブーイングも聞こえるなか、「えいや!」と、無理やりテンポを出して始めちゃいましたよ。

ドラムにベース、ピアノにギターとついてきてくれたので、これはもう行くしかない。後戻りもでき無い。

練習の半分くらい吹ければいいや、って思いながら始めたら自分で思っていたよりは吹けた感じ。初めてやるにしてはいいんじゃない。っていうところかしら。

「だまし討ちにあったみたいだ」という他フロント陣からの声には「すまぬ、すまぬ」とおもいつつも自分だけちょっといい気分になってしまいました。

セッション後の飲み会では、「あんな曲つまんないじゃん」派から、「毎回やろう」派まで意見が分かれたものの、ちょっといい刺激になったのかなとう感じもしたので良しとしちゃいましょう。

今回だまし討ちにあったメンバーの方も、多分次は敵討ちで「Countdown」あたりを持ってくる可能性もあるので、こちらは今後もぬかりなく練習していきましょう。

結果としてメンバーの腕が上がっていくことになれば、それはそれでいいことじゃあないですか。
還暦前後のおっさんたちが集まってやってるバンドにしては前向きなんじゃあないの?

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2015年12月 2日 (水)

蕎麦打ち 2015 その2@群馬産 の子(粉)

前回のそば打ち記事で「モンゴルの子(粉)」と記しましたが、正確には内モンゴル産でした。内モンゴルはモンゴルではなく中国なので、朝青龍云々という表現は正確ではありませんでした。

今後はもう少しちゃんとやりますので宜しくお願いします。

ということで、今回は群馬産のそば粉です。

Img_1065

たまたま購入先の製粉メイカーが群馬の会社で、群馬産のものを扱っていたことが理由なので、あえてこれを選んだわけではありません。

今までほとんど北海道産の粉しか打ったことがなかったので、違う土地の子(粉)も知っておきたいというだけの興味本位の出来ごごろなんです。

果たして、この興味本位が吉と出るか京都出るか?

前回出来上がりの量を間違えて打ってしまったので、今回は出来上がり量を綿密に計算し、一人当たり300グラムが食べられるであろうという推測の元に、つなぎとそば粉を2対8で混ぜて600グラムと決めて粉を用意しました。

前回の約半分、打つ量としては楽勝な量です。

早速、水を投入して水回しの開始。
と、ここではじめてカメラを用意していないのに気がついた。

ここまで来てしまったらしばらくは手を離せないので写真はなしです。

水回しは最初の水半分の段階では非常にうまくいき、きめの揃った粉になっていきました。頃合いのいいところで二度目の水を投入。

これまた、いい感じで水回しが進み粉全体が自然に馴染んでまとまっていき、「くくって、今よ!」と言ってきたので、粉をくくって練り込みます。

順調に進む今回のそば打ちに、前回の成功による慢心が加わったのか、こねる団子状の蕎麦がやや柔らかい感じがしてきた。

あら?水が多すぎたかしら?
なんだか柔らかい感じがする。
でも経験上このくらいなら許容範囲。問題なし。と感じ、ヘソ出しを済ませて写真をやっと取ることができて、さあ、いよいよ伸ばし始めます。

Img_1045


伸ばし始めてみると、やはり柔らかい感じ。
板に打ち粉を打っても打っても吸収してしまいくっつきそうになるんですね。

薄く伸ばしていくとこれがシワになったり、最悪はそこで生地がよれてしまたりするので、慎重に打ち粉を打ち足しながら作業を進めます。

伸びはいいのですが、なんか柔らかすぎる感じが否めない。
素直でいい子だったのですが私の取り扱いがまずかったのかもしれない、軟弱であまのじゃくなダメなお蕎麦にしてしまったかも。

Img_1052


それでもなんとか折り合いをつけながら伸ばしきって、さあ、あとは切るだけ。


ここで、今回初登場の新兵器。
そば打ち包丁です。

Img_1061


大晦日の大量そば打ちに備えて、先日ついポチっちゃいました。半値だったので我慢できなかった。

この包丁、刃渡りが30センチもあるので蕎麦を折りたたむ時も長めに折れるし、出来上がりのお蕎麦はその長さになるので、長い麺になっていかにもお蕎麦という感じ。

Img_1053


大きく重いそば打ち包丁は、蕎麦に乗せただけでストン、と切れるので楽なんですよ。
サクサク切ってあっという間に蕎麦の完成。

Img_1057


どうです、いい感じじゃあないですか。
さあ、茹でてお昼ご飯です。

食卓のお皿に盛られたお蕎麦、打ち立て、茹でたてですから言うことなし。

Img_1058



の筈だったんですが、見た目は問題ないのに、なんだかコシのない蕎麦なんですよ。そば粉の香りもしない。

あれえ?茹で過ぎちゃったかな?

半分茹でたのを食べてみたら、なんとも味気ないお蕎麦なんですよ。
コシも風味もないお蕎麦なんてお蕎麦じゃあない。
茹で過ぎちゃったのかしら、と残り半分は早めに茹で上げて皿に盛って食べたのですが、やぱり独特のコシがない。

水回しがまずかったのか、こういう粉なのかは不明です。
湿度が高かかたのも影響あるのかも。
次回、来週あたりに、もう一度同じ粉を打ってっましょう。水は少なめにしてですよ。

果たしてどうなることやら、お楽しみに。


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