2015年の釣りを振り返る その二@人生初釣魚②
2015年に人生初めて釣った魚をご紹介しているこの企画。
すでにヒラマサとGTだけでその一回を終えてしまい、いったいいつまで続くのかと不安になりつつあるので、手短に次に行くことにしましょう。
三種目はアカジンですね。本名スジアラというこのお魚、あまり馴染みがないと思いますがそれもそのはず、南の島、つまり日本でいうと沖縄方面でしか釣れない高級魚なんです。
沖縄方面の魚というだけで口にする機会がぐ〜んと減るでしょうから、さらにそこの高級、とついたら、口にする機会はさらにぐ〜〜〜んと減ること思われますので、これを読んでいらっしゃる方の多くが見たことも口にしたこともないと思われるお魚です。
でも、ちょっとネットで検索したら楽天あたりで売っていますよ、お値段をご覧になってみてください。
まあ、値段の話はさておいて、この魚を釣ったのは5月末から6月にかけて半月近く滞在した西表島でのことです。
正直言って、この島に行くまではアカジンについてほとんど知識も興味もなかったんですよ。なんだかそういう魚がいるらしい、という程度の認識で西表島まで出かけてしまった。
この時の本命はGTだったので、その他大勢にこの魚も入ってしまっていたんですね。
ところが釣行二日目に、御神島(オガンジマ)沖で偶然釣ってしまったおよそ1.5キロのアカジンをその晩にお料理していただいて人生が変わりました。
湯引きとしゃぶしゃぶで食べたその味に感動し、こんなに美味しい魚が南の島に入るんだ!
と、これまでの「南の島の魚は派手→不味い」という認識が大いに間違っていたことに反省し、むしろ、「こんなに美味しい白身魚は北にはいない!」と変わってしまったほど、魚を見る目が180度変わってしまったというお魚です。
さらに、後日、この高級魚を1日で3匹も釣ってしまったのもいい思い出。
ということで次!
次なる人生初は「テポウウオ」です。
これも高級魚には該当しませんが・・・
テッポウウオはご存知でしょうか?
我々の世代(昭和30年代生れ)には小学校の理科の時間に教科書に出ていたので馴染みがある名前の魚なのですが、一回り下の世代にはあまり知られていないようなので説明いたしますね。
テッポウウオというお魚はジャングルの川や沼に住み、水面ぎりぎりから岸辺の木の葉などにいる虫を狙い、口から鉄砲のようにピュッ!と水を吐いて水面に落としたところをパクリと食べちゃう、という珍しいお魚なんです。
テレビやYou-Tubeなどでも時々見られる。
この魚がまさか日本にいようとは知らなかった。
今年6月の西表島生活中にガイドの宮城さんから、マングローブの川で釣れるんですよと聞いた時も、まさか自分が釣ろうとは思わなかったのですが、実際にある川に釣りに行った時、それらし魚影を水中に見た時は興奮しました。
そして、その魚を狙い澄まして釣り上げたガイドの宮城さんを見たら自分でも釣りたくなった。
テッポウウオは群れで住むので一匹釣れたら何匹かその周りにいるというので狙いました。
ルアーは小さめのトップウォーター。
同じポイントを川の流れに乗りながら攻めること数回。
とうとうワタクシのルアーにテッポウウオがヒットしたんです。
その時のことは、あまりにも一瞬でよく覚えていないけれど、なかなかいいファイトをしてくれたのと、口が堅くてバレやすいので慌てて船に取り込んだような記憶だけ残っています。
魚に触れないように写真だけ撮ってすぐにリリース。
西表島でもこの魚のいる場所は限られているようなので、当然個体数もそう多くはないと思われ、なるべく魚へのダメージがないように慎重に取り扱いました。
図鑑や映像でしか見たことのない魚が自分の手元にあるというのは、何か不思議な感じがしましたが、半年経った今となっては半分夢のような出来事でした。
さて、次なる人生初の魚はこれはみなさんお馴染みのマダイです。
それもみなさんお馴染みの東京湾で。
これまでマダイ釣りは二度ほどエサでやったことがあったんですが、それは遥か二十数年前のこと。二回ともボーズでした。
それからはマダイには縁がなく、遠征先で周りの皆さんがやすやすと大きなマダイを仕留めているのを横目で見ながら、自分には縁おない魚だなあ、でもいつかは釣れだろ、くらいに思っていた。
ところが先日、義兄から「マダイをタイラバでやろう」というお誘いがあり、「行きます行きます」と断る理油もなく喜んで出かけたところ、ふた流し目で無駄話をしているところにアタリがありあっさりと釣れてしまったんです。
あんなに長い間縁のなかった魚がこんなにあっさりと釣れちゃうなんて、とちょっと信じられなかったんですが、これまた嬉しかったですねえ。
なんだか、やっと人前で「海で釣りするんだよ、俺」って自慢できるような気がした。
それだけ、マダイという魚は特別なお魚のような気がします。
おいらを男にしてくれたマダイに感謝。
さて、最後の高級魚は、これは正真正銘の高級魚「キジハタ」です。「アコウ」とも呼ばれるこのお魚、美味しい白身の根魚の中でも「クエ」(アラ)「アカジン」についで高級なお魚なのではないでしょうか。
中華料理屋さんで、この魚の1キロくらいのを蒸してもらたら一万円くらい取られるんじゃなかろうか?
とにかく上質の白身、淡白で甘みのある最高級のお魚ちゃんなんですね。
これを釣ったのは、話が前後して本ブログ前回の「ヒラマサ」を釣ったのと同じ日の事。
船上は青物狙いでジギング、キャスティングをするものが圧倒していた中、根魚王Kさんがデカいキジハタを狙って釣り上げたのを見たら、一同青物狙いから即座に根魚狙いに移行し、その中で二番手に釣り上げたのがワタクシのキジハタでした。
サイズは大した事なかったですが、釣りながらどうやて料理しようか頭の中は料理法で思い巡らすほど嬉しかったですねえ。
持ち帰ってからどうやっていただいたのかは忘れちゃいましたが、美味しかった記憶だけは残っています。
今年は、このキジハタにアカジンという二大高級根魚を釣ったので残るは「クエ」ですね。
来年はぜひこの人生初釣魚に「クエ」を入れてみたいものです。
このほかにもいろいろ初魚はあります、カスミアジ、シーバス、ヨコシマサワラ、その他西表島のサンゴ礁やマングローブで釣った魚のほとんどが人生初でしたが、数が多すぎるので詳細は割愛させていただきましょう。
それでは、次回の「2015年の釣りを振り返る」は大物編にまいりたいと思います。
お楽しみに!
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二
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