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2016年2月 4日 (木)

ステイタス2016@ステイタス 長崎

遠征三日目は朝6時ロビー集合で、いよいよというかやっとというか、とにかく釣りをすることができるようになりました。

前夜寝る前に、早朝起きるのが苦手なY店長に「enosさん、もし僕が朝起きてこなかったら電話で起こしてください」と言われていたのですが、予定の15分前にロビーに降りるともうY店長がスタンバイしていた。

朝の挨拶をして「早いじゃないですか」と話しかけたら、「実は昨夜大変なことがありまして・・・」と話し始めた。

なんでも、昨夜遅くに昼間車を止めた駐車場から便の良い別の駐車場に車を移動しようとした際に、後部横のガラスが何かに当たり割れてしまったというのです。

生真面目なY店長は割れた窓をガムテープで一面張り巡らせて封じ、その強度を確かめるために高速道路に乗って試しに走ってみたら、次の出口までが恐ろしく長く遠く、大服で一時間も深夜のドライブを強いられることになってしまったとか。

さらには、早朝起きて車内に散乱した割れたガラスを掃除したため、昨夜はほとんど寝ていないとか。
話を聞いていて気の毒になってしまったワタクシは、なんだか曖昧な慰めの言葉しか出ない一方で、今回の遠征はまだまだ何かが起こりそうだなぁ、と漠然とした不安を感じたのでありました。

時間になり全員集合し、一路船のある港に向かい予定時刻通り到着。
さあ、今日は釣るぞ!雨も上がっているし風も吹いていない静かな海、これを待っていた、と一同やる気満々になっていたのですが、船長が来ない!

実は船長は暴れん坊将軍さんと別なホテルに宿泊して別行動で港で落ち合う約束だったのですが、出航予定の7時を回っても船長の車は来る気配なく、まだ暗い九州の朝7時、ヘッドライトが港沿いに走る道を港にに向かって走ってくるのを見ては、来たか!?と声を上げ続けるものの10分経っても来る気配はなく空は白々と明けてきた。

近くのお寺からゴ〜ン!という鐘をつく音が聞こえ静まり返った港に響き渡る、というなんとなく厳かな感じの風景の中で、桟橋に係留してある船の前でなすすべもなく立ち尽くしながらも、胸中では先ほどの漠然とした不安が現実になったかと思うのでありました。

どのくらい待ったのか、船長の車が現れ飛び出してきた船長が慌てて一同に詫びながら船に乗り込みキャビンにしまってあった竿や釣り具を出し始めました。

暴れん坊将軍さんがいないので、どうしたのか聞いたら、近くのコンビニに置いてきたとのこと。
とりあえず買い物をさせている間に出船の支度をしてしまおうという作戦のようです。

道具が出て来れば、その日使うルアーを結んだりと色々やることができるので、一同黙々と作業に集中しているところに暴れん坊将軍さんの登場。
普通なら文句の一つも出る所なんでしょうが、今回のメンバーはみな人格者でいらっしゃったのでそういった雰囲気すらなく、ひたすら釣りの支度に没頭していたのでありました。

程なくして船は桟橋を離れ港を出てやがてスピードを増します。
加速していくとエンジン音がゴゴゴという音からヒューンという音になり、船は波に揺れるのではなく叩きつけながら波頭を切り裂き飛んでいく感覚です。
とにかくこの船は速い。本気を出すと40ノットでる。

1ノットはおよそ時速1.8キロなので時速72キロ以上出る計算になります。
自動車でならまだしも船でこのスピードというのは、平らな道路と違い波でデコボコの海面をかっ飛ぶわけですから大変なことで、船の性能の凄さがお分かりいただけるでしょう。

1

そんなかっ飛ぶ船のキャビンの中で、この二日間釣りこそしないものの移動や睡眠時間も普段に比べて短めだし、お酒も昼から飲んで少々疲れ気味のワタクシはのんきにウトウトと居眠りをしていました。

すると、いくらもしないうちにエンジン音が急に落ちてたのに気づいて目をさますと、「鳥山です」という船長の言葉。
鳥山というのは海上に鳥の群れが集まり海面の魚を狙って興奮状態にあることで、すなわちその下には小魚及びそれを捕食する大型魚もいるというわけです。

2

先ほどのヒューンという高速から今度は静かに忍び足で近づくように鳥山に接近していきます。
釣り師一同は、先ほどまでの眠そうな顔が嘘のようにキリッとした顔つきで素早い身のこなしを見せて臨戦態勢に突入します。

投げるルアーを付けた長めの竿を手にミヨシ(船首)に仁王立ちするもの、ジギングという沈めて引き上げながら動かし魚おさそうルアーを付けた竿を手にいつでもジグ(鉛で出来たルアー)を沈める態勢に入るものの二手に分かれ船長の合図を待ちます。

この瞬間の船上の張り詰めた緊張感と自分の中の高揚感がたまらない。
これから起こるドラマへの期待がマックスに膨らんだ瞬間、船長からの合図があり、投げるもの、沈めるものと一斉に動きます。

この辺りの身のこなし、昨晩酔っ払ってヘロヘロしていた同一人物たちとはとても思えない。

人には多面的な要素があり、その一面を見てその人を判断してしまうのは大きな間違いであります。
若いお姉ちゃんの前では鼻の下を伸ばしてデレデレとだらしのない顔をする同じ人間が、獲物を狙う鷹のような鋭い目つきでキリリとした表情をみせる。これはどちらは本当のその人なのかといえば、どちらもその人そのものなのであり、そういう多面的な表情があるから人間は面白いのでありましょう。

釣りを開始して間もなくヒットしたのはいつものジギング王。いい感じで竿が絞り込まれていく。

04

この方はとにかく誰よりも早くさせる名人であります。
選択するルアー、竿のしゃくり方など全てが的確なのでしょう、魚探に魚が写っているようなところでは必ずと言っていいくらい魚をかける腕を持っている、まさしくワタクシが勝手に名付けたもののジギング王なのであります。

上がってきたのはヒラマサでした。
どうやら鳥山の下の小魚を追っているのはヒラマサの群れのようです。

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一同俄然やる気になり、目はつりあがって殺気立ってきたのでありますが、一名だけ違う釣りをなさっていた方がいた。

昆虫大好きのHさんです。この方は大きな青物の魚よりも美味しい根魚を狙うお方。
今回急遽参加できなくなった根魚王の穴を埋めるように参加することになったのですが、釣りの方向性としては根魚王と同じ「美味しい魚を釣る派」なのでうってつけの代行者と言えるでしょう。

この方にヒットの声。
竿は大きく曲がり、と言いたいところなのですがあまり曲がらず、釣った本人もニヤニヤ照れ笑いしている。魚の正体は小ぶりのカサゴちゃんでした。

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間も無く「ヒット!」の勢いのいい声をミヨシ(船首デッキ)の方から上げたのはキャスティング(大きな魚型のルアーを投げて釣る)で狙っていた 茨城Yさん。

この方連日の深酒で今日は釣りなんかしないんじゃないかと思っていたのですが、キャスティングで一番に魚を掛けたのには驚いた。

「ブレないよ俺は!」と何やら意味不明のことを自分に言い聞かせるように叫びながら100キロ近い大きな体でファイトする姿は仲々の迫力なので、いきなり10キロオーバーのヒラマサが来たか!と思ったのでありますが、上がってきた魚は期待していたほど大きくはなく、その半分くらいのヒラマサ。釣り上げたご本人は納得できなかったのか写真をとったら即リリース(再放流)してしまったのでした。

3

次にヒットさせたのは、前夜のトラブルで寝ていなかったY店長。
こちらはジギングでのヒットです。寝ているかと思っていたのにいつの間にやら釣っちゃうところがプロですねえ。
上がってきたのは通称ハトポッポと呼ばれるイラというお魚ちゃん。
見た目は綺麗なのですが、釣り味、食味共にイマイチらしくあまり歓迎される魚ではないので船中笑いが起こります。

9

このように、同じ船の上でルアーで釣りをすると言っても、キャスティング、ジギング青物、ジギング根魚、他にもタイラバで鯛や根魚を狙うなどという数種類の釣りが行われるのであります。

もちろんそれは釣り場にいる魚の種類によっても多少変わってくるのではありますが、各自、自分の中での好みの釣りというのがあり、思い思いにそれぞれの釣り方をするわけなのです。

ワタクシはこの時どんな釣りをしていたのかが、実は記憶が曖昧になっているんです。
おそらくはジグを使ってヒラマサを狙っていたと思われるのですが、根魚狙いで底の方をしゃくっていたような気もする、おそらくは自分の中で狙いがきちっと定まっていなかったのがこのような記憶の曖昧さにつながっているのではないかと思われるのであります。

何れにしても開始10分程でヒラマサ二匹が上がったので今日の釣りは楽勝!チャンスは自分にも回ってくる。とこの時はほくそ笑んだワタクシなのでありました。

つづく・・・

写真提供:STATUS

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