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2016年2月16日 (火)

感動のキジハタの中華蒸し@華珍楼

先日の玄界灘釣行の際に釣れたキジハタ(アコウ)とマハタをそれぞれ昆虫大好きさんと上州カラッ風親分さんから頂いたので、それに自分の釣ったキジハタ合計4匹を持って近所の中華料理屋さんに行き、「これ料理してくれる?」とお願いしたら「やりますやります」との快諾を得たので、ご近所さんも誘って中華ハタ料理で盛り上がりました。

実は前々からこの近所の中華料理屋さん、華珍楼さんに行くたびに、「今度ハタ釣って持ってきたら料理してくれる?」って聞いていたんです。
でも、お店のママさんは「こんな高級魚、本当に釣れるの?」という疑惑の目を隠しつつ「いいですよ」と言ってくれていたんですね。
さらに嬉しい事に、「ここのお店のシェフはハタの蒸し物の腕はかなりすごいです」とおっしゃってくださった。

そんなわけで、今回の玄界灘釣行ではタイとハタをメインターゲットにと意気込んでいたのですが、こういう取らぬ狸の皮算用のような事を釣行前に考えたり公言したりした時には往々にして現場では釣れないもので、昨年どこかの遠征に出かけたあるお方は事前に宴会のお店まで予約して出かけたものの全く魚が釣れなくて大ヒンシュクをかったという話も聞いていたので、ワタクシはあえてこの中華料理作戦については事を公言しなかった。

それにもかかわらず、結果はたったの一匹しか釣れないという惨敗に終わり、仕方ないからいつも通りまた家で自分でさばいてそれなりの料理にでもして食べるか、とまあ、それでもそれなりに美味しいのでいいや、と半分諦めかけていたところ、釣行からの帰り道、昆虫大好きさんが自分の釣ったハタをさばくのが面倒くさくなっちゃったのであげると言ってくださった。

思いもよらぬ幸運な展開に移動中の車中で小躍りしたいのをこらえつつお礼を言い、早速翌日に中華料理屋さんに電話したというのが事の流れなのです

前日ご近所の仲良しさんに電話して、ハタパーティやりましょうと声をかけたら、子供の保育園の園長が昨年暮れの「鯛パーティ」に呼んでくれなかった事を恨んでいた、とおっしゃる。

そういえば、園長からの年賀状に「鯛のお刺身食べた〜い」って書いてあったけ。
どうやらご近所さんが園長に「鯛パーティ」の話をしたらしいんですね。それで、なんで話年は呼んでくれなかったの?!という逆鱗に触れたらしい。

そんな事があり、さて、当日

朝のうちに、一応件の園長にアリバイ的に声をかけておこうと電話してみたら、今夜は空いているから来る!とおっしゃる。しかも、若い保育士さんたちも連れて行っていい?ときたもんだ。

ダメ、なんていうはずないじゃないですか。
二つ返事で了解し、人数だけ確認して電話を置いてニヤリとにやけたのでありました。

お店には事前に魚を仕込んでもらうためには早めに持ち込んだほうがいいだろうと電話をした際に、ブリもあるんだけれど料理してくれる?ってダメ元で聞いてみたらシェフが出てきて「やります」ときっぱり言ってくださった。

お昼の混雑が終わる頃を見計らって魚の入った発泡スチロールの箱を片手にルンルン気分でお店に行くと、ママさんが笑顔で出迎えてくださいました。

どうぞこちらへ、とうながされるままに厨房に魚を持ち込んでシェフと直接どの魚をどう料理するか打ち合わせる事に。

ハタを見たシェフはどうやら察するところこういう魚をさばくのはこの横浜の片隅の街に来てからはそう滅多に機会がないらしく、明らかに興奮した目つきと口ぶりで料理について語ってくださった。

料理法については基本的には相手はプロフェッショナルなので、そちらの提案に頷いていただけなのですが、ブリに関してはどうする?と聞かれた時、これは刺身がうまいんじゃない?と言ったら「じゃあ刺身を作りましょう。ただ、わさびと大根の千切りがないですよ」とおっしゃるので、わさびは持参し大根は別に重要ではないので要らないという事で話が付きました。

話が済んで帰ろうとしたら「お昼まだなら食べて行って」と言われチャーハンをご馳走になる事になり、いい子になってテーブルで待っているところに、唯一のお客さんであるお隣の中年カップルが「魚釣るんですか〜?」と話かかけてきた。

釣りの話を振られたらこちらはもう黙っちゃあいられない。
遠征の話、過去最大魚の写真見せ攻撃、釣りバカ笑い話などの連打で相手をこちらの土俵に引きづり込んですっかり話は盛り上がり、そのうちに海に落ちたら泳げるのか?と聞かれ、海なし県埼玉育ちだから泳げない、昭和30年代生まれの埼玉県人はみんな泳げないなんていう事を言ったら、偶然にも相手がその昭和30年代生まれの埼玉県人であり、しかも泳げるというので、今度は水泳の話で盛り上がり、先方は昼ビールなども飲んでいらしていたのでいい感じで打ち解けてしまいいつしかすっかりお友達モードになってしまいました。

チャーハン大盛りを食べながらそんな話で盛り上がり、なんだか楽しくなってきたぞ!今夜の宴会も楽しみ。
美味しい料理に楽しい仲間に綺麗どころの保育士さんと頭の中では若干電話のやりとりと既に違った都合の良い解釈をしつつ夜の7時半頃8人くらいきますからと予約して、一旦お店から家に帰ったのでした。

さあ、いよいよ夕刻、もう昼間から時間が経つのが遅くてやきもきして気もそぞろ。
7時を回って華珍楼へまっしぐら!

時間より早く一同そわそわと素早く集まってきたのですが、あれえ?
保育園関係者は年配者ばかりじゃあないの!
若い保育士さんと来るって言うから下心見え見えで呼んだのに、こちらの作戦はすっかり見透かされてしまったようで、あざ笑うかのように見事に年配者の勢ぞろい。
ここで文句を言うのも大人気ないのでとりあえずビールで乾杯などしていると、出てきましたよお料理が。

最初に出てきたのは、突き出し代わりに大皿いっぱいのブリのお刺身。
大根のツマの代わりに刺身の下にひいてくださったサラダ菜のような鮮やかな緑とお刺身の紅白が実に美しいコントラスト。

手持ちの刺身醤油チューブ入りの生わさびを配ったら 一同息つく間もなく刺身にかぶりつき、美味しい美味しいの連発。
あっという間におお皿いっぱいのお刺身がなくなってしい写真すら撮れなかった。

次に出てきたのが本日の名料理であるハタ料理。

Imgp6904

皆さんも中華料理屋さんのメニューに「時価」と書かれたハタのお料理の写真を見た事くらいあるでしょう。
そう、大方の人にとってこのお料理は注文して食べるものではなく、メニューに時価と書いてあるのを見て値段を想像してはため息をつく、という類のお料理なのであります。

これを中華料理屋さんで注文するのはワタクシだって初めてですよ。

まずは丸揚げされたキジハタ二匹がそれぞれ異なる味付けのあんかけをかけられて出てきた。

ママさんの説明では片方は甘辛、もう一つは聞きそびれたがとにかく混ぜると味が悪くなるので、混ぜないように上手に食べてとの事。

一同慎重に箸を伸ばしては食べたい方のハタをつまむ様に取っては口に運んで「美味しい!」の連発。
ワタクシも早速いただきました。
「!!!!!」カリッとした食感にタレのあんかけのうまさ、魚の旨み、むっちりとした食感がたまらない。
こんなに美味しいのならもう少し人数を減らしておけばよかったと後悔するも後の祭り。

9人余りの人間が四方八方から手を出してつまむものだから唐揚げのハタもあっという間になくなってしまった。

そして、次のお料理。
今度はハタの蒸し物です。
これこそ本日のメインイベントといっても良いお料理。
メニュー上の時価料理の中でも本物の時価料理。中国人だって食べたことのある人の方が少ないに決まってるという代物。

およそ40センチほどの良型のキジハタは蒸されて、ネギや生姜の千切りらしいものがかけられ、さらにそこにタレがかかっている。

Imgp6911

さすがに、これを見たら全員唸ってしまいすぐには手が出なかった。
恐らくは全員がこれまで人生の中で何度もメニュー上の時価というのを見ては想像たくましくしてきたに違いない、その一品が現実に目の前に現れたものだから驚き、ため息、うなり声などをあげることしかできなかったにちがいない。

写真を撮ったのち、ワタクシから 「一生に一度のお料理ですから人生の残りが少ない順番に」と冗談交じりでお断りを入れた上で年長者さんから順番に取り分ける。

配り終えてまるで何かの儀式の様に一同殊勝な面持ちで食べにかかったとたん、「美味しい」「すごい」などの驚嘆とも近い声が湧き上がる。

ワタクシも一口食べて驚いた。
こんなに美味しい中華料理を食べたことはない。

美しさ、食感、旨み、香り、全てが素晴らしい。
その身は甘く芳醇で濃厚、むちむちの身に絡む凝縮された魚の旨みをたっぷりと吸い込んだタレがまた素晴らしく美味しい。

余りのタレの美味しさに白ご飯を注文し、これにかけてみたところ、これがまた素晴らしい。タレの味がご飯にかけることで変わって違う味になっている。
旨みがさらに増した気がするのでありました。例えて言うと松茸ご飯にお湯をかけて茶漬けにすると、まるで別のお料理に変化するかの様に。

食べ物で大きな感動を味わうということが稀にあるけれど、ここ数年この様な感動は味わったことがなかった。
まるで今まで食べていた食べ物とは全く異次元の食べ物といっても大げさではなかった。

ワタクシ以外の全員大きくうなずき感動して、ハタの蒸し物はタレの最後の一滴までまるで舐めたかのように綺麗にお皿から消えたのでありました。もしかしたら本当に誰か舐めたのかもしれない、もし残っていたらワタクシが舐めていたかもしれない。

さらにこの後、マハタを薄切りにして揚げてタレをかけたモノが出てきたのですが、前の料理のあまりの衝撃に食べたことも余り記憶にないほど。写真も撮り忘れていた。

この後、お腹が膨らまないという保育園園長の一声で餃子や炒飯などの大衆食で腹を膨らまして、最後には杏仁豆腐までいただきおおいに満腹。

全員が感動の余韻を引きずる中、散会となり夜の街に消えていったのでした。

大いなる感動をもたらしてくれたキジハタをくださった昆虫大好きさん、料理してくださった華珍楼シェフのおじさん、この場をお借りしてお礼申し上げる次第でございます。
ご馳走さまでした。
ありがとうございました。
また是非機会がございましたらご馳走してくださいませ。

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コメント

とても美味しそうな料理ですねー!
作り方教えてください(笑)

未来さん
コメントありがとうございます。
とても美味しかったですよ。
普通は美味しい料理に出会うとそのレシピを考えたりもするんですが、
このお料理はそういう次元のものではありませんでした。
あまりの美味しさと感動に、自分で作ってみようなどという発想にすら及び
ませんでした。
ということで、作り方は私もわかりません。
悪しからず。
またコメくださいね。

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