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2016年2月25日 (木)

自家焙煎コーヒー豆シリーズ@コスタリカ セントタラスSHB 中煎り

このシリーズ、前回はコシタリカ・セントタラスという豆を中深煎りした記事を書きましたが、このコーヒーを味わっているうちに、中煎りで飲んだらどうなんだろう?
という興味がわいてきたので早速やってみることにしました。

Imgp6921

中深煎りのコーヒーというのはここ10年くらい主流になっている深めの焙煎で、いれたコーヒーの色も黒っぽくて味も苦目というおそらくみなさんが普段カフェなので飲まれているものです。

それに対して中煎りのコーヒーというのは、昔の関東地方の喫茶店で主流であった豆も浅い茶色でいれたコーヒーも黒よりは茶色に近いもので、いわば昭和のコーヒーと言えるのかもしれません。
スーパーなどで粉で売っているものにはまだこの焙煎のものがあるようですね。

この焙煎に深さによる味の変化はこれまでコロンビア・エスメラルダ及びコロンビア・スプレモというコロンビアの豆で試しているます。
味の傾向としては、中煎りの方が酸味が前に出てきて苦みが減るということがわかっていましたので、今回中米コスタリカの豆は中煎りにした時に果たしてどのような味の表情を見せてくれるのか楽しみだったわけです。

例によって、生豆およそ150gを網に入れてシャカシャカやること10分ちょっと。
突然パチッパチッ!と音がして一斉に豆が弾けだします。
この瞬間はなんとも気持ちのいいもので、豆に手をかけた充実感と育て上げた達成感が沸いてきて恍惚とした表情で網をシャカシャカしているのでありますから、側から他人が見たらその目にはさぞや気持ち悪いものに映るのでありましょう。

そんなことは一切気にせず、普段はさらにシャカシャカやって焙煎を深めるのですが、今回は中煎りなのでここで火を止め、豆を新聞紙の上に広げてウチワであおぎ冷やします。

煎られた豆は煙りを上げており、かなりの温度になっていて素手で触ると熱いくらいなので、放置すると豆自身の持つ熱で焙煎が進んでしまうのではないかと思うほどなのです。

 

Imgp7022

中深煎り豆との違いは、豆の表面に脂分が浮き出ていないことです。
見た目がさらりとした爽やかな若者のような印象で、脂ぎっていた中深煎りのおっさん風とは全く趣が異なり、おそらく二つを並べても同じ豆とは思えないことでしょう。

Imgp6917

                  

こちらは脂でテカテカの中深煎り豆(前回分)

数分間ウチワであおぎながらここまで手塩にかけた(たいしてかけていませんけど)豆たちが立派な一人前のコーヒー豆になっていく様子を見ながら、この豆を栽培したコーヒー農園の農夫たちに思いを馳せ、みなさんの育ててくださった豆を立派なコーヒー豆として完成させることができました、とはるか彼方の異国にむかって一人頷くのでありました。

さて、この後は一晩置かないとコーヒーの味が落ち着かないので、楽しみにしながら寝かしておきます。

翌朝起きて、初めて対面するコーヒーを早く飲みたい!というはやる心を抑えつつ顔を洗い、朝食も納豆卵ぶっかけご飯などでサラッといただき、さあ、いよいよコーヒーを入れる時がやてまいりました。

久しぶりにコーヒーミルで粉に挽く中煎りの豆は、中深煎りに比べてハンドルを回した時のミルの歯にあたる抵抗が大きく、ガリンガリンという手応えを感じながらお湯が沸くのを待ちます。

中深煎り豆二杯分の豆を挽くのには平均してハンドルを200回ほど回わすというのが、最近コーヒー豆挽きのマニュアル数値化に興味をもつワタクシはデータとして得られていたのですが、中煎りなら豆の膨張率が中深より少ない、つまり豆の粒が幾分小さいと思われるのでその分すくった時の豆の個数が多くなり、挽くのにハンドルを回す回数もその分増えるのではないか?と予測していたのですが、これが反対の結果となり、170回程度で挽き終えてしまいました。

この結果に関する考察は次回に回すとして、それよりも味の方を早く楽しみたい。

沸騰したお湯をドリッパーの中のコーヒーの粉に丁寧に行き渡らせるようにかけて蒸らすと芳醇な泡が沸き立ち、そのコーヒーが美味しいであろうことを予感させてくれます。

30秒ほど蒸らした後は豆全体に行き渡るように且つ少しずつお湯をさしてコーヒーを入れれば完成。さあ、いよいよ飲むその時がやってまいりました。

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まずは、カップを鼻に寄せて香りを嗅ぎます。
花粉症でかなりのダメージを受けている鼻にもその芳醇な香りはしっかりと感じることができ、コーヒーの香りを心行くまで堪能しもう我慢できない!というところまで引きつけておいていよいよ最初の一口。

ちょこっと一舐めしてみると、予想通り最初に感じたのは酸味でした。
中深煎りの時には全く感じなかった酸味が口の中に広がり、それを追いかけるようにあっさりとした控えめな苦みがやってくる。

中深煎りでは、どっしりとしたバランスの良いコクと苦みが口いっぱいに広がり、コーヒーの王様的な堂々とした真の太い味わいの胸板の熱いローマ戦士のような雰囲気だったのですが、こちら中煎りでは酸味が前に出てコクがあまり感じられない、色気はあるのだけれど芯のない今時のおフランスの優男的な味わいのコーヒーになりました。

もう少しコクが出ればこれはこれでいいコーヒーなのに、と小さな落胆を感じながらも新しい試みをしながら色々楽しめることに満足したのでありました。

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コーヒー焙煎」カテゴリの記事

コメント

おや、このカップは深川製磁のブルーチャイナかな?
(私、ブルーチャイナ好きなんです)

ところで、コーヒーを淹れるとき
沸騰したお湯をそのまま使ってはイケマセン!と
かなりキツく近所の焙煎屋さんのオヤジさんに言われました。
コーヒーを淹れる最適温度は85度だそうで。
『85度なんていちいち計ってられないよ〜』と心の中で反抗したら
「沸騰したらやかんの蓋をあけて1分半待つと85度になります。」という
事が書いてある紙渡されました(^.^;

以来まぢめに1分半計って淹れてます。
確かに沸騰直後より美味しいです(^-^/

兎夢さん
このカップ、どこで手に入れたのか知らないのだけれど気に入って使っています。
ブルー・チャイナをググったら、たしかに同じ柄ですね。
底の裏にChina seas by masbaraと書かれているので、たぶん偽物では?笑

コーヒーを入れる温度は86度なんですか?!
いままで熱ければ熱いほどいいと思っていましたが違うの?

日本茶も熱湯より少し冷まして、というからそれと同じなのかしら。

でも、エスプレッソは水蒸気の120度で入れるのにおいしいし。

でも、専門家がそういうのであれば一度試してみます。
それで美味しくなればいいことですからね。

貴重な情報ありがとうございます。

そうなんですよ。私も最初びっくりしたんだけど
(これでも以前キーコーヒーの研修を受けたことがある)
よく喫茶店のマスターの取材された画像とか見ると
注ぎ口が細くて長くにゅわ〜んとした銅製ポット(やかん)を
手にしてコーヒー淹れてるでしょ、あれって
沸騰したお湯をあのポットに移すと自然と85度ぐらいの
最適温度に下がるらしいんですよ。
私、あのにゅわ〜んとした銅製のポットを
そのまま火にかけられるのか調べてて知ったんですけどね。

焙煎屋さんのオヤジさんだけでなくそっちでもそう言ってるので
実際事実なんだと思いますよ。
まぁ実験する楽しみが増えた…..という事でお試しあれ。

ブルーチャイナ偽物らしいけど、薄いし偽物の割には良いね。

へえ〜!
目から鱗です〜。

後で早速やってみますね。

これで更においしいコーヒが飲めたら幸せです。

ちなみに、シャカシャカ初めておよそ4ヶ月ですが、ほぼ毎日飲んで
消費した豆はおよそ4kg、月に1kgの計算になりますね。

ということは大体1000円から、ちょっといい豆でも2000円なので
かなりコスパは高いです。

最近は同時に何種類か焙煎しておいて、その日の気分で楽しんでいますよ。

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