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2016年3月16日 (水)

自家焙煎コーヒーシリーズ@エチオピア・イルガチャフェG2

コーヒー自家焙煎シリーズも今回は中南米を離れてアフリカラウンドに突入でございます。

これまでご紹介してきたのは、コロンビア二種、コスタリカ二種の中南米の豆を、それぞれ焙煎方法やいれるときの湯温の違いによる味の変化などを楽しんでまいりましたが、今回はあ新たな豆の登場でございます。
その名もエチオピア・イルガチャフェG2という、一度聞いたくらいでは覚えられないような、また声を上げて読むと舌をかんでしまいそうな名前ですが、エチオピア産のアラビカ種の豆ということなので広く「モカ」の名前で親しまれている豆の仲間と察するところであります。

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「モカ」という豆の味の特徴はなんといっても酸味、軽やかな酸味の中に深いコクと香りが楽しめるもので、一般に焙煎して販売されているものは、ワタクシの経験では中煎りの比較的浅い煎り方のものしか見たことがないので、今回、とりあえずこの豆の初回としましては中入りを試してみることにしました。
新しい豆の袋を開封する時というのはなかなかワクワクドキドキといい歳だというのに密かな高揚感があるもんでございます。
薄緑色の豆を手にしてみた時の肌触りもうれしく焙煎用のザルにあけながらうっとりとしてしまうのはいけないことでしょうか?

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焙煎といえば、この自家焙煎を初めて早4ヶ月が過ぎ自分なりに焙煎技術が上がってきましたよ。
なんといっても圧倒的に向上したのは焙煎にかかる時間の短縮ですね。
最初の頃は豆を焦がすまいと火から遠目にして恐る恐るシャカシャカとザルを振っていたものが、今では大胆に火にぐんと近づけて、ざるを降った時に飛び散る豆の薄皮に火がついて火の粉になって飛ぶくらい大胆にいっちゃっています。
このため、かつてショキノ頃は100グラムちょっとの豆を中煎りにするのに20分近くかかっていたのが、今ではなんと5分足らずで煎りあげられるようになりました。
これは体力的にも経済的にも大変な省力化になっており、なによりも疲れないのでもともと楽しくはあったもののさらに焙煎するのが楽しくて仕方ないというほどになったのであります。
ということで、エチオピア・イルガチャフェG2をシャカシャカ煎り始めること4分を過ぎたあたりで早くも一爆ぜ目のパチッ!という勢いのあるこ気味良い音がしたかと思うと、待ってましたとばかりに豆全体が一斉にパチッ、パチパチパチ!と爆ぜ始めます。
この瞬間が自家焙煎での最初の恍惚感を味わう瞬間でありますね。
しかし、ここで恍惚に身を任せているわけにはいきません、ぐずぐずいつまでも煎っていると焙煎が進みすぎて中深煎りになってしまうんです。
ここの中煎りはここまで!というタイミングの見極めがなかなか難しく、まだかなまだかなと、時々出遅れて爆ぜる豆の音を聞いているうちにタイミングを逸して焙煎が進み過ぎてしまったことを何度か経験いたしました。
パチパチの勢いが弱まったきた頃合を見て豆の色をチェックして、均等に中煎りの色になったのを見極め火から離し広げた新聞紙の上に豆をあけて素早くウチワで扇ぎ熱を撮ります。
うちわで仰ぎながら、煎りたての豆の色艶を眺めるのが自家焙煎における二度目の恍惚感を味わうところであります。

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今度は、グズグズ恍惚としていても豆が変質することもないので、存分に恍惚感を味わうことができるのであります。
とはいえ、右手にウチワを持って台所でコーヒー豆を見ながら恍惚としているというのも、いい大人として如何なものかとも思えますので、ほどほどのところでやめておいて、豆の熱が十分取れたところで密閉容器にしまい、とりあえず焙煎作業は終わります。
と言いたいところなんですが、実はもうひとつだけやらなければならない作業がこの自家焙煎作業にあるんです。それは焙煎時に飛び散った豆の薄皮のお掃除。
自家焙煎における唯一の苦痛な作業といっても良い工程なのですが、この薄皮と来たら下の写真を見た皆さんは、え~、こんなに飛び散るの~!とビックリなされるのではと思われるほどの量が飛び散るんですね。

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そのため、お掃除がしやすいように作業前にはコンロのゴトクを外し、魚を焼くグリルの排気口をアルミホイルで覆っておいたり、周囲のお鍋や容器には蓋や覆いをかけておかないとあとが大変なことになりますので、もし、これからコーヒーの自家焙煎をはじめるという方がいらしたらご注意ください。
さてさて焙煎したコーヒー豆を一晩おいて味が落ち着いたところでいよいよ試飲のときがやってまいりました。
今回は、ほんブログ前二回にわたって書きましたコーヒーをいれるときの湯温に気を使って、二種類の入れ方をして味を比べてみましたよ。
最初は兎夢さんから教えていただいた86度のお湯でいれてみました。
事前の予測として、86度のお湯は熱湯よりも酸味が引き立つということが分かっていたので、酸味が売りのエチオピアにはこの温度が最適なのではないか?といういわば仮説を立てて臨んだわけであります。
いれたコーヒーを眺めては、手塩にかけて育て上げた我が子を見つめるような感動を覚えつつ香りを嗅いでから最初の一口をちびり、と口にし味を確かめます。
予想通りこの豆の特徴である爽やかな酸味が口の中に広がり、その後を追うように甘味も感じるコクと深い味わいが口の中に広がります。
非常にマイルドで上品な味わい、中南米の豆の苦味から力勝負で出てくる男性的な味に比べると、なんともしなやかで繊細な上品な女性的な色気のある味わい。
それはおもわず、「おいしいではないか!」と声に発してしまうほどでありました。
二口目からはその深く上品でしなやかな、繊細な味をじっくりと時間をかけて堪能したのでありました。
さて、これで終わりではありません。
次は熱湯でいれた時にこのコーヒーはどう変わってくれるのか?
熱湯で入れると苦味が強調されるとのことがわかっていたので、この上品さは失われてしまい、じゃじゃ馬娘のようなコーヒーに変貌してしまうのか?
いささか不安も感じつつ熱湯でいれてみました。
早速味見してみると
最初に口の中に広がったのは苦味でした。
意外!エチオピア産の豆で初めに苦味を感じたのは初めてかも。
しかし、その苦味の後を苦味を打ち消すかのごとく素早い速さで酸味が口に広がり、ああ、やはりこの豆はエチオピアの味を守ってくれたのね、という安堵感が心にも広がります。
さらにそれを追うように深みのあるコクが口いっぱいに広がり不安を一掃してくれました。
やはりこれまでいろいろ試したり、コーヒーをいれるときの定石通り、湯温は低めの方が酸味が立ち熱湯は苦味ということがここでも実証されたわけでありますが、じゃあどっちが美味しいのよ?というご意見もございましょう。
ワタクシの私的な感想では、この豆の中煎りに関しては全体のまろやかさやバランスの良さで熱湯よりも86度でいれた方に軍配をあげます。
正直申して、エチオピアの豆がこんなに繊細で上品な味わいの豆と感じたのは初めてのことである種の衝撃を感じたほどであります。
これは、このイルガチャフェG2という豆の特徴なのかもしれませんが、中煎り・エチオピアは86度で!ということにしました。
さてさて、次はこのエチオピア・イルガチャフェG2の中深煎りに挑戦ですよ。
一体どんな味になるのやら、深めの焙煎で苦味が前面に出てきてせっかくの持ち味である酸味が生きなくなるのではないかという不安は抱えつつも、やってみないことには始まらない。
コーヒー自家焙煎の旅は続くのであります。
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コメント

コーヒー豆のことはまったくわかりませんが、凄いコダワリですね!
自分もそうなんですが釣りをやり出していい道具を揃えると釣った魚をうまく食べたいということで出刃や柳刃買ってどんどんなんか趣味の幅が広がっていきます。
こだわりのあるものって何でもいいですね!

未来さん
コーヒーに興味がないのにこんな役に立たない長い文章を読んでいただき
さらに、コメントまでいただけるとは・・・感動しています!

釣った魚を食べる例え、まさにそのものですね。
こだわって何かをやるというのは独特な満足感が得られて気分がいいものなんですね。

ちなみに、私も出刃に柳刃買っちゃいました。
そば打ちでは面打ち包丁も。

包丁だけでいくら使ったことやら。とほほ

でも楽しいです。( ^ω^ )

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