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2016年4月16日 (土)

ジギング王吠える!@与那国島遠征 その六

熊本県、大分県およびその周辺の被災者の皆様、地震で大変なことのなっていることと思います。お見舞い申し上げます。

日頃から九州方面には遠征でお世話になっていますので、とても他人事とは思えません。被災者の皆さん頑張って下さい。できる限りの支援をしたいと思います。


さて、与那国島遠征三日目の最終日。
この日も朝六時半出船。

しかし夕方6時半過ぎの飛行機で石垣島、那覇、と経由して羽田に帰らねばならないので、帰り支度の時間を考えると午後三時は港に戻らねばならないという時間の限られた釣りです。

走り始めた船の上で行き先を尋ねると、昨日ジギングに行ったポイント近くのさらに深場240メートルのところに行くらしい。
港からおよそ3時間近く走らねばならない場所なのですが、最近大型のカンパチが上がっているので、最後に是非その大物を釣って帰ってほしいということらしいのでした。

Imgp7249

始めは朝日が上がってくる美しい光景など見ながら写真を撮ったりしていたものの、島が水平線に沈むと、さすがにすることがなくなると眠くなり、甲板に座り込んでウトウトしていました。

Dsc01733

ふと目をさますと時計は9時を回っていました。
ポイントまではあとまだ30分ある、と再び寝ようとしましたがなんとなく気分が高揚してきているようで眠りにつけませんでした。

Img_1852

辺りを見回すと水平線と海、雲以外何も見えません。
ああ、今日もここまで来たんだ、今日はどうかサメに食われませんようにと思いながらクルーのT氏に話しかけると、今日のポイントはサメのいないところに行くよ、と言ってくれました。

30分ほど走ると船はスピードを落とし魚の群れを探し始めます。

釣り師一同はすでに右手に竿を持ちいつでも来い!という面持ちで甲板に立っていました。
帰る時間を考えると今日の釣りは三時間以内ということが分かっていたので誰もが一分たりとも無駄にしたくないという思いでいたに違いありません。

最初のポイントに船が止まり、船長から240メートルという声が飛びます。
昨日の170メートルでも巻くのが大変だったのにさらに50メートル以上深いところを狙うんだぁ、と少々気持ちで負けながらも、昨日より重い400グラム近いジグを落としました。

糸はどんどん出て行き、パンパンに糸が巻かれていたスプールはどんどんやせ細って行きます。

それでもまだジグが着底しない、という時。
すでに底をとっていたジギング王が数しゃくりしたところで早くもヒット!
あとで聞いたら500グラムのジグを使っていたとか、落ちきるのが早いはずです。

Dsc01740

いきなりのヒッからファイトに移りますが、なにせ240メートルも糸を巻かなければならないので大変な作業。
それでも魚が付いていれば苦にならないから不思議です。
船長からは、「今日はサメはいないから」と太鼓判をいただいているので、そこのところだけは安心して楽しめているようです。

上がってきたのは良型のヒレナガカンパチ。

Dsc01747


いいなあ、と写真を撮っていたらミヨシ方面で今度はY店長にヒット!
あれえ?写真撮るのって引率の方の仕事じゃありませんでしたっけ?
と思いつつも写真を撮っている自分が歯がゆい。

Dsc01750

仕方ないので魚を取り込むまで見ていて、揚がった魚もちゃんと撮りましたよ。
いい型のカンパチじゃあないですか。まったく〜!

Dsc01763

流しを変えたところで、ジギング王がまたまたヒット!
でも今度は自分も釣りたいので写真なんか撮らないでしゃくり続けました。
横目でチラチラ見ながらしゃくるものの、こちらには全くアタリはなく、いや、何か追っているような違和感は感じるのですが魚がドン!と乗ってこないので余計に悔しい。

と、そこに上手で釣っていた怪魚ハンター氏にヒット!
おお!来たぞ来たぞ!次はおいらだ!
とテンションを上げてしゃくるものの船長から「上げて〜」という合図にやむなく240メートルを虚しく巻き巻きしてきます。これが重いのなんのって。

怪魚氏がカンパチを取り込んだところで船は体制を立て直し流し直します。

するとまたまたジギング王にヒット!
この人凄すぎる!ずるい!魚の独り占め!

しかも今度のは今までのとは全く違う糸の出方をしている。
ギュルギュルとドラグと糸鳴りをしながら糸が出ていく様を見たとき、これは半端じゃなくでかいぞ、と感じました。
思えば昨年四月の男女群島遠征で19.5キロを釣った時の糸の出方がこんなだった。
いや、こっちの方がすごい出方をしている。

Img_1856

巻いても巻いても糸を出されていくので、もともと240メートルも出ているものだからなかなか糸が巻けてこないんですね。
船長から「みんな上げて〜」という声がかかり自分の糸を必死に巻ききった後はジギング王のファイト見物です。

Img_1857

後何メートル?と船長から聞かれて後150メートル!と答えるジギング王。
ひゃあ!もうファイトを初めて5分は経つのにまだ150メートルもある!
しかも、魚はまだまだ時々走ってはドラグを鳴らし糸を引き出していく。

ヒットから10分ほどしてようやく残り20メートルを切ると、一同どんな大物が上がってくるのか船べりに近づき海を覗き込みます。

はじめにキラ!と光る魚体が見えた時、私は一体何がかかっているのだろうか?と感じました。見えた魚体が妙に幅が広く菱形のように見えたのです。

しばらくしてとぼんやり浮かんだ菱形の輪郭が次第にはっきりと見えてくると、一同同時に同じ言葉を叫んだ!デカイ!!!!!

水面に浮かんだのは巨大カンパチ。
それはまるでマグロのように太い魚体で丸々と太っている。
一見30キロぐらいあるのではないか?と思ってしまうほど迫力のある魚体でした。

ジギング王が珍しく「この魚は絶対取り込んでください」とクルーに声をかけたのもうなずける、この魚を一人で持ち上げられるのだろうかと誰もが思ったからです。

船長も出てきて魚は無事船内に取り込まれました。
間近に見るその魚体の迫力に一同一瞬言葉を失います。

Img_1860

次の瞬間、おめでとうございます!とジギング王に向かって次々と握手が交わされました。王様も実は20キロ以上のカンパチはまだ釣ったことがなかったというので、この魚が明らかに記録更新であるということを皆知っての握手なのでした。

船首まで魚を運び椅子に座って魚の写真を撮ります。
なんという迫力。撮影の様子を見るものも興奮させられているのがわかる程船上は熱気に包まれていました。

Img_1874

三流しで三本のパーフェクト試合、しかも一本は軽く20キロを超える大物をキャッチ。
ジギング王の横綱相撲でありました。
私はただ見ていただけ。何もできませんでした。

写真を撮り終え一同一息つくと船は走り始め、どうやらポイントを変えるようでした。
時計を見ると11時近くになっており、我々に残された時間が後僅かなことを知り、気持ちがジリジリと焦って行きます。

船は30分ほど走り次のポイントへ到着。
ここは少し浅くなって170メートルということなので、昨日良かったスキルガンマ280グラムにジグを代えて釣りを始めました。

どうも私の使っていた竿では400グラム近いジグはバランスが悪いようで、使っていて疲れるだけなのです。

さあ、夢よ再び!オレにもデカイのが来てくれ!というポジティブな気持ちと、大きいのもう釣られちゃったぁ、というネガティブな気持ちが交錯しつつ竿をしゃくるもののアタリはなく。

二度流したところで終了の時間となってしまいました。
う〜む残念。こんなにすごいところに来ていながら10キロオーバーをとうとう釣ることができなかった。

サメにやられたので仕方ないところもあるけれど、それでもみんな釣ってるんだからやっぱり何か悪いところがあるんだろうなあ。
と漠然と反省しつつ、オリオンビールを開けてグギグギと喉を鳴らしたのでした。

Imgp7265

ビールを二本飲み終えたら眠りに誘われしばらくはまた甲板の上でウトウトしていました。

次に目覚めた時には水平線の向こうに与那国島が見えていました。
空は晴れ上がり透明な水を 船がかきあげる白い水しぶきが美しく、じーっと見つめながら今回の遠征を振り返っていました。

Imgp7277

思い返せば、飛行機のトラブル、荷物の未着というトラブル、天気予報は三日目は時化という予報など、様々な障害があったものの結果的には三日間釣りをすることができ、大自然を満喫することができただけでも十分幸せだったではないか。
と思うと、なかなか遠征らしいいい遠征になったな、めでたしめでたし。と思うのでありました。


島が近づいてきた時突然船が泊まったので何事か?!と一瞬緊張したところ、船長の知り合いの船がカジキ釣りのお客さんを乗せてカジキを釣っているところに出会ったようでした。


Imgp7268

与那国周辺の海はカジキ釣りでは有名らしく、多くのカジキファンが訪れるようです。
漁師さんもカジキ漁師が多いらしく、そういえば昨晩のレストランにもあらゆるカジキの料理があったけ。

ここはカジキの島といってもいいのかもしれません。
そんなところにカンパチを狙ってわざわざ来る私たちの方がひょっとしたら変わり者なのかも、などと思いながら海を見つめているうちに船は港に到着。

素早く荷物を船から運び上げて帰り支度です。

午後5時半過ぎ、我々一同は空港の手荷物検査場にいました。
例によってロッドケース4本に各自の手荷物、大量の荷物がカートに積まれていました。

Dsc01779

この後与那国島→石垣島→那覇→羽田、という手順で帰ることになるのですが、店長にとって石垣島は鬼門の島なようで、ここに行くと必ずトラブると口にしており、気が抜けませんでした。

しかし、一旦石垣島で降ろされたRACの飛行機に再び乗り込むと順調に空港を飛び立ちホッと一息。これで無事帰れると安堵したのでありますが、そうは問屋がおろさなかった。
那覇に着いたら羽田行きの便が到着遅れで一時間半も遅れると言う説明をされて一同ビックリ。

まあ、今夜中につけるんだったらいいけれど、と言いながらも、本当に帰れるのだろうか?という不安を持ちつつ、人気のない日曜の夜の出発ロビーで時を過ごしたのでありました。

Dsc01797

午前0時半過ぎ、なんとか飛行機は羽田に着陸。
まったく、最後まで気を抜けない遠征ではありましたが、全員車で来ていたので交通の心配をすることもなく、いささかぐったりとした眠そうな目で再会の言葉を交わし空港を後にしたのでした。

ご参考までにタックルを記します

ジギング用
ロッド    プロセレ N−マルチ64

リール   ダイワ    ソルティガ5500
ライン   ヴァリバスPE5号
リーダー フロロ70lb
ジグ     スキルガンマ280g 

その他キャスティングロッドも二本持ち込みましたが使用しませんでしたので省略させていただきます。

写真提供:Ebb&Flow


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コメント

とても臨場感のある文章でワクワクしながら読まさせていただきました!
サメは脅威ですね。。釣り上げたからサメを殺した方が一匹でも減るんでしょうが危険なんでしょうね。10キロオーバー釣れずに残念でしたがまた次回頑張ってください!!
ジギング王が釣られた巨大カンパチはどうなったんですか??持って帰って食べられたんでしょうか?あまりそういうデカイ魚を料理するという記事を見ないのでみなリリースされとるんでしょうか?
ようやく僕も週明け天気よければ釣りに行ってきます!狙いはヒラマサ!

未来さん

いつもコメントありがとうございます。

今回のサメは最悪でしたよ。
撃ち殺したいくらいだけれど、彼らにも生活があるだろうし、100メートル以上の深い所では手もだせないし、まさしくお手上げ状態でした。

相模湾あたりにもたくさんいますが、南の海にはさらにたくさんのサメがいる感じがしますね。
昨年は同行者の話ですが、沖縄の離島でGTが、種子島ではルアーにサメが食いついて、ガンマが持っていかれました。

カンパチは美味しいのは5キロくらいまでなので、通常はリリースします。
でも、与那国島の船長さんの辞書にはリリースと言う言葉が無いようで全部キープでした。(^-^;
持ち帰りませんでしたので、魚は全部漁協に運ばれていきましたよ。
スジアラあたりが釣れたら持ち帰ろうと思っていたのですが、今回は出ませんでした。残念!

ヒラマサ狙いの釣行は羨ましいです。
私の住んでる横浜周辺ではヒラマサは釣れないので外房まで行かねばなりません。
一人だとちょっと運転が大変な距離なのでまだ行ったことがありません。

明日は天気も潮も良さそうなので東京湾のシーバス・ジギングに行こうと思っています。
行けたらまたブログでご報告いたします。

これからも臨場感のあるブログを目指して頑張りますので、よろしくお願い致します。

それではまた! \(^o^)/

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