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2016年6月10日 (金)

GT再び! 沖縄離島遠征2016 その四@第5寄宮丸

6月4日土曜日。
午前四時半、粟国島の断崖絶壁近くに投錨した船の上で物音に目を覚ました私は外に出てみると、クルーのユーキ君が朝食の支度をしていました。


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もうすぐ朝食と知ったら、まだ眠かったものの起きてしまえ、と自分に言い聞かせるように起きる事に。
コーヒーをいれる事にして道具を取り出し、豆をゴリゴリ弾き始めました。

そのうちに一人、また一人と起きて出てくる人でモーニングコーヒーを楽しんでから朝食を食べます。
船の上で食べるご飯は美味しく、朝からお腹いっぱい食べてしまいます。
私は一度遠征に行くと二キロ太るのがいつものパターン。三日間で二キロ太るのですから如何に食べ物が美味しいか、普段より食欲が旺盛になっているのかがお分かりでしょう。

さて、食事が終われば今日の釣の始まり。
朝六時前に動き始めた船は朝まずめのポイントに向かいます。
30分ほど走った船はある島の近くに止まるとキャスティングの開始です。

朝まずめの朝一番、GTが出るベストタイムなので誰もがキャスティングを始めました。

空は薄曇りで潮は適度に流れており魚の出る気配は十分。
誰にいつ出てもおかしくない状況なので、一同真剣にキャストとリトリーブを繰り返します。

一流し目は何も起こらず、船はぐるりと大きく回り込んで先ほど流したコースから少しずらして二流し目に入りました。

船長の「オーケーィ」という声に一同フルキャスト。
次の瞬間、「出た!出た!出たーっ!!!」という船長の声にミヨシの方向見れば、またまたハット君にヒット。

Img_4547b


昨日に続いて二流し目の一投でヒットに持ち込む素晴らしい腕前。
竿の曲がりは十分、いいサイズである事を知らせてくれましたが、釣っているご本人は昨日比べると余裕の表情。

最初の走りをかわしたら難なく上がってきたものの、見てみると良いサイズではないですか。ポッパーを丸呑みにしている。
重量を計測してみれば30キロを超えていた。

Img_4553b


このサイズで余裕、ハット君本人の言葉によれば「昨日のに比べたら楽勝です!」との事。彼のパワーにも驚くが昨日のあのバレてしまった大物のサイズを想像すると、ゾクゾクするほど大きなGTが頭の中に思い浮かんだのでありました。

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それにしても、昨日、今日といずれも二流し目の一投目でGTをヒットさせたハットくん。キャスティング数にしたら二十回も投げていないのではないかしら。
昨日、一日を通して延々と投げまくっていながらヒットのなかった方からはズルイ!という声も聞こえそうなほどの効率の良い、確率の高いヒットなのでありました。

朝一にこんなのを見せられたら他の釣り師はテンションが上がらずにはいられない。
みんな、「次は俺」とばかりに気合を入れて投げ続けるものの、その後はバイトもなく単発で終わってしまいました。

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7時を回って船は少し走って別のポイントへ移動。
空は次第に雲が取れて南国の青空が広がてきました。

GTタイムは終わったと判断した私は、自ら「根魚コーナー」と名付けてしまった、キャスト方向と反対側の船べりでタイラバを落としたりライトジギングをしたりして「アカジン」を狙ったのですが、大した獲物はあがらず。

しばらくすると、昨夜の夜遊びが過ぎたのか朝起きるのが早すぎたのか、恐らくはその両方が原因なのですが、私は体が重くなり、珍しく船の上で釣に集中できなくなってしまい少し休む事にしました。

太陽が頭の上から照りつけていたので、午前中からオリオンビールを一杯ひっかけ、船のキャビン上の二階のデッキに水着になって甲羅干しをしながらウトウトと寝てしまいました。

南国の青い海と空に包まれて、ほろ酔いで眠る気持ちの良さ。
釣に来て釣をしないというのも贅沢な話なのですが、こんな時にしかできない経験なので贅沢昼寝を満喫しました。

小一時間眠ると体のだるさもだいぶ抜けたのですが、あまり釣れている様子もないので一段上から釣をしている皆さんの様子を見物し写真を撮ったりしていました。

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私の他にも釣をしないで寝てばかりだったのがポメリン氏。
水着一丁になり海風に当たりながら世間話に花を咲かせ、時には釣り師を爆笑させたりして楽しませてくれていました。

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十一時を回り、やっと竿を持ってタイラバを始めたポメリンがアカハタをキャッチ。
ポメリンは前回釣って帰ったアカハタを近所のお店に持ち込んで「松笠揚げ」にしてもらったのがたいそう美味しかったので、今回はGTよりもアカハタ狙いで行きます、と宣言していたのですが、どうも釣れてくるのはリリースサイズばかりで納得のいかないご様子。

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ここでもまた、「サービスがイチジルシク低下している」と、クルーのユーキくんに絡んで笑わせてくれます。

水深30メートルくらいのポイントを船は流すのですが、時折海底が見えるほどの透明度、青空が透明な海の青さをさらに演出します。
場所によっては落としたタイラバが海底まで見えて行き魚の影らしきものがそれに向かって動いていうのが見える事もあるほどの美しさ。

あまりの海の青さに感動したオサムシくんは「泳ぎたい!」の連発。
私もその言葉に大きく同意して「泳ぎたいねえ」と釣の事はすっかり忘れて心は釣りを離れてスイマーになってしまっていました。

お昼時になると、船長が気を利かせてくれて船を近くの島の浅瀬に投錨くださった。

「泳いでもいいよ、最初は救命胴衣を着けて流れの様子を見てね」といわれたので早速救命胴衣を着けて船べりからダイブです。

先頭バッターはオサムシくん。
それに続いてポメリンと私。


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飛び込んで水中に潜る時に見える海水の透明度に感動!
海水はちょうどいい温度で気持ちがいい。

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一度船に上がって、次は胴衣を外して二階からダイブ!
もう、プールで遊ぶ子供のように船に上がっては飛び込んで船の周りを泳ぎ回り遊びました。

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沖縄にはもう何度もきたけれど足の立たない所で泳いだのは初めて。
日頃水泳教室に通い泳げるようになっておいてよかった〜、と思うのでした。

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ひとしきり泳いで船に上がり昼食を食べた後も、しばらくは海の青さに見とれて写真を何枚も撮ってしまいました。

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釣りをするのはもちろん楽しいのですが、釣れない時はこういう楽しみ方もしなくちゃ損というものです。こんなこともあろうかと競泳用水着とゴーグルも用意してきました。遊ぶことには貪欲に。とにかく楽しいことはみんなやっちゃおうというのが私の主義ですので。

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ああ、この世の天国か。
夢なら覚めないでおくれ!

ほおをつねっても夢は覚めません、現実なのですから。
こういう時間を持てることに感謝しつつ、天国を満喫したのでした。


写真提供 : プロショップ Ebb&Flow

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