イオウジマヘ@ステイタス号 長崎
強風と荒波により中止となった第1日目の釣行、昼に上がってステイタス号の朝長船長オススメのうどん屋へと我々一同は向かったのでありました。
島に渡る大きな橋を越え幾つか小さな港を見ながら行くと街道沿いに現れたのが長屋風のお店のカタマリ、この長屋の一番奥に我らが目指すうどん屋はありました。
入り口の看板に書かれたメニューと写真をみたら、なんとかけうどん350円、トッピングの天ぷら類各100〜150円とまるで立ち食いうどん屋並みの価格設定にビックリ!
中に入るとまずは注文してそのままトッピングの天ぷらを皿に選んで進むとお会計が待っているという寸法になってるんですが、何種類か並ぶ天ぷら群の中に見慣れぬ魚があるので誰かが「これなに?」と聞いたら「アマダイ」というお答え。
20cmくらいの小ぶりながらもアマダイの天ぷらがなんと100円という不当な安さ!
迷うことなく選んで、さらにかき揚げも追加してなんだか豪華なうどんだぞ。
さらに出来上がって出されたうどんを置く台には揚げ玉が無料で入れ放題という、関東では見られないけれど関西以西ではほぼどこにいっても当たり前のサービスがあり、豪華うどんはさらに豪華になり、油ギトギト度もまして我がテーブルに枯れたのでありました。
さてこ問題のうどんの方ですが、細めのツルツル麺でコシも程よくあり実に美味しい。船長の話ではここの店主はこのうどんを打つために本場讃岐に修行に行ったとか。本物です。この味とボリューム、アマダイ天、かき揚げうどん550円というのはなんとも幸せじゃあないですか。
さらにこの店主レゲエが好きでDJもやるとかで、壁にはうどん屋さんのイメージには程遠いレゲエ・フェスティバルのデカいポスターが何枚も貼られている。
新船の進水式はなんとかできたもののに時間足らずのクルーズで港に戻ってしまったので、今夜の宿泊先は長崎界隈ということになるわけですが、長崎市内は軍艦島の世界遺産登録の影響か何か知らんけれど、どこを探しても宿が空いていないとこぼすY店長。
それじゃあ、うどん屋さんのある同じイオウジマに宿でも探しましょうと、うどんを食べながら船長がなにやら電話してくださっている。どうやらこの島に知り合いのいる宿があるようでなんとか話がまとまった様子。
うどんで満足した我々一行は宿へと向かったのですが、宿とはうどんやさんの駐車場のすぐお隣、なんだ歩いて行ける場所じゃあないですか。
ホテルの看板を見てイオウジマが「硫黄島」ではなく「伊王島」と書くことを初めて知りました。
一同、宿泊用の荷物を持ってロビーに侵入し、チェックインの2時までの少しの時間ロビーに隣接するお土産やさんなどのぞいて暇をつぶします。
観光なんていうものはワタクシの頭の中には全くないんですよ。特に釣りの遠征時には。
何しろ、2月にコモド島まで行ったときも「コモドオオトカゲは見に行きませんか?」と聞かれても「そんな時間があったら釣りしていたい」ときっぱり答えてしまったほど。
そもそもいわゆる観光地を回る観光旅行というものにあまり興味がなくて、旅に出たときは一つの街に長く滞在してそこの街の空気や文化を楽しむ方が好きなんですね。
そんなわけで残り半日の消化プランとしては、とりあえず温泉に入ってビール飲んで、昼寝でもしているうちに夕ご飯になるでしょ。夕ご飯食べたらまたお風呂に入って後は寝るだけ。という素晴らしくグウタラな贅沢な時間の使い方のものに仕上がりました。
とりあえず温泉につかり、海を一望できる露天風呂に出たら強風で湯船の温度が下がってしまいヌルくなっているというちょっぴり悲しい思いをしながらも、体は温まり、体の潮も洗い流し幸せの昼ビールをグビグビやりながらベッドでまったりとしたのでありました。
船長も気を使って部屋に来てくださり、明日以降の計画を天気予報とにらめっこしながら立ててくれていました。
そんな船長と、釣り業界の将来についてなど少々硬い話題を熱く語り合っていると、時間の経つのは以外と早くあっという間に夕食のお時間となり、再びお酒の時間に突入して行ったのでありました。
予報では明日は後半から風も収まり、明後日は凪とのこと。
写真提供 : プロショップ Ebb&Flow
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