キャスティングでデカマサ@ステイタス 長崎
長崎のステイタス号による五島列島北部への遠征、三日目最終日は雨雲との勝負となりました。
雨雲レーダーによれば午後1時ころから2時頃の間に一瞬雨が上がる他は長崎港周辺は土砂降りという予報。特に午後の2時過ぎからは激しく降るという。
そこで本日の作戦としては、まずは宿泊地宇久島周辺のいいポイントを攻めてから長崎に戻る途中、いいところに立ち寄り、最後は一気に長崎に戻る、というものでした。
午前7時、宇久島付近も間も無く大雨の雨雲がやってくるというので、そそくさと船に乗り込み出船。
まずは少し走ったところのポイントをキャスティングでヒラマサを攻めます。
この日の私は、もう釣りたいのはでかいヒラマサだけ!というモードにスイッチが入っていたので朝一番からキャスティングロッドを手にミヨシに立ちました。
最初のポイントは島近くの海底にカケアガリのある場所でした。
そこで本日の作戦としては、まずは宿泊地宇久島周辺のいいポイントを攻めてから長崎に戻る途中、いいところに立ち寄り、最後は一気に長崎に戻る、というものでした。
午前7時、宇久島付近も間も無く大雨の雨雲がやってくるというので、そそくさと船に乗り込み出船。
まずは少し走ったところのポイントをキャスティングでヒラマサを攻めます。
この日の私は、もう釣りたいのはでかいヒラマサだけ!というモードにスイッチが入っていたので朝一番からキャスティングロッドを手にミヨシに立ちました。
最初のポイントは島近くの海底にカケアガリのある場所でした。
潮もいい具合に流れており魚の出そうな気配がムンムンしています。
一投一投に力を込めて投げては引き、また投げては引き。
ステイタス号は昨年9月に新艇を導入しその進水式を兼ねた釣行にも参加したのでありますが、今年の7月にまたまた新しい船に変わったのでありました。
昨年の船はスピードはおそらく遊漁船では九州一と言っても過言ではないほど速い船だったのですが、船体の大きさや幅に若干の不満が船長にはあったようで、速い船よりも釣りがしやすい船を、ということで今年7月の新艇導入に至ったようです。
実際に今度の船は広いので、船首のデッキで四人が同時にキャスティングすることもできましたし、ジギングでは七人が片舷に寄って釣りをしても全く問題ない上、船の幅があるので前後の行き来もしやすいし、左右への揺れも少ないという、おそらく船長のイマージ通りなのではないかと思われる釣りのしやすい船であります。
さて、話をキャスティングに戻しましょう。
釣りの方は何度目かの流し先頭で投げていたハット君のルアーに魚が出るものの、波紋はルアーの後ろで虚しくも消えてしまいヒットせず。
小一時間やったものの魚の反応が今ひとつである上に雨雲が接近してきたので大移動することに。
およそ一時間の移動です。
キャビンの中でウトウトしていると船のエンジン音が下がり眼を覚ますと、島の横を走っていました。
大きな連絡船かフェリーのような船を右手に見ながらさらに島に近づいていきます。
しばらくしたら見覚えのある風力発電の大きなプロペラが見えてきた。
ああ、そうだ、ここは初日に最初に入ってキャストした場所だ。
海面はないでいるもののある場所から潮の流れで立っており、その潮波と凪いでいる海面の境目あたりがヒラマサのポイントらしい。
船は速度を落とし慎重に大きく回り込みエンジンを切ります。
風に乗って流されながら静かにポイントに入っていくのでした。
水深はエンジンを切ったところから次第に浅くなって行き、波の境目あたりで馬の背のように最も浅くなっているとのこと。
その前後が正しくヒラマサたちが回遊しながら捕食行動をとる場所なのでした。
静かに流れながら船の上からはキャストする時に起こるビュン!という竿が空を切る音が鳴りシュルシュルという糸の出る音、そして大きなルアーが水面に落ちるバチャン!という音が折り重なるように次々と聞こえてきます。
一流し目は何も起こらずに馬の背を超えてしまったので次の流しに入るため、大きく船が回り込んで行く途中、「追ってる!追ってる!ダツだ!ダツだ!」という船長の叫び声がしたので、その見る方向を見たら細長く黒く見えるダツが海面をピョンピョン跳ねながら逃げていった次の瞬間、そのダツに襲いかかるヒラマサの大きな波紋が広がった。
なんというエキサイティングな光景。早く投げたいのをこらえながら船がいい位置に停まるまで待ちます。
「はいどうぞ!」という船長の声を聞くか聞かぬかというタイミングで投げ始めましたが、魚はそう簡単には出てきません。
数投した時、「ダツ!ダツ!!!後ろ後ろ!!!投げて投げて!!!」という船長の叫び反応しすぐさま左キャストで器用に投げたジギング王に絵に描いたようなヒット!!!!!
「乗った!乗った!乗った!」とうしろの方では大騒ぎですが、こっちとてチャンスなので見ているわけにはいかない。
次は俺だ!とばかりに投げまくります。
何投かした時、右隣で投げていたアームスのルアーのすぐ後ろに大きな波紋が出たのを私は見てしまった。「でた〜っ!乗らない!」というアームスの声。
その間にジギング王のヒラマサは無事にランディングされたようで、先ほどまでにぎやかだった船尾方向が静かになっていました。
魚はいる!と確信して投げるのですがなかなか自分のルアーに魚が反応してくれません。いつ出るかわからないので全神経を集中させてルアーを操ると聞こえてくるのは波と風の音だけになっていきます。
この流しでは追加の一匹は出ず、さらに流し直してまもなく、「でた!」と押し殺したようなアームスの声がしたかと思うと大きな波紋、そして竿は大きくしなる。ヒラマサです。最初の走りをうまくいなしてファイトするアームスを右に見ながらこちらもキャストを続けますが続けて出ることはありませんでした。
取り込んだアームスのヒラマサは10キロオーバーとはいかなかったがなかなかのいいサイズでありました。
本人も昨日のジギング、今日のキャスティングと思い通りに釣りができた様子で満足顔でありました。
その後ろを見たらジグで何かをかけたY店長がファイトしている。
なんと上がってきたのはきれいなマダイ。
この海域は本当にジグでマダイがよく釣れるのに驚かされる。
この後数流しするものの、ベイトへのチェイスは何度か見られたもののヒットはならず。
最後まで投げ続けたハット君と私は完敗でした。
でもいいんです。次があるから。
一度に何でもかんでもうまくいってしまったら次に来る楽しみがなくなる。
負け惜しみだけれどそう思って気持ちを切り替えれば次の釣行が楽しみになるというものです。
午前11時、船長の「時間切れです。お疲れ様でした!」というアナウンスを合図に船は長崎に向かって走り始めました。
途中何も見えないほどの豪雨をくぐり抜けながらも長崎の港に着いた時は、我々のいるところだけ雨が止んでいるのではないかというくらい、局地的な雲間にあり、濡れることなく道具を片付けて帰路につくことができました。
数日前の予報では、台風の襲来で釣りは中止かできても一日くらいか?と言われていたのに終わってみればほぼ二日分の釣りを楽しむことができた今回の釣行、少々神がかっていたところもありましたが、またまた思い出深い釣行となったのでした。
引率のY店長、朝長船長、同行の皆さん、どうもありがとうございました。
一投一投に力を込めて投げては引き、また投げては引き。
ステイタス号は昨年9月に新艇を導入しその進水式を兼ねた釣行にも参加したのでありますが、今年の7月にまたまた新しい船に変わったのでありました。
昨年の船はスピードはおそらく遊漁船では九州一と言っても過言ではないほど速い船だったのですが、船体の大きさや幅に若干の不満が船長にはあったようで、速い船よりも釣りがしやすい船を、ということで今年7月の新艇導入に至ったようです。
実際に今度の船は広いので、船首のデッキで四人が同時にキャスティングすることもできましたし、ジギングでは七人が片舷に寄って釣りをしても全く問題ない上、船の幅があるので前後の行き来もしやすいし、左右への揺れも少ないという、おそらく船長のイマージ通りなのではないかと思われる釣りのしやすい船であります。
さて、話をキャスティングに戻しましょう。
釣りの方は何度目かの流し先頭で投げていたハット君のルアーに魚が出るものの、波紋はルアーの後ろで虚しくも消えてしまいヒットせず。
小一時間やったものの魚の反応が今ひとつである上に雨雲が接近してきたので大移動することに。
およそ一時間の移動です。
キャビンの中でウトウトしていると船のエンジン音が下がり眼を覚ますと、島の横を走っていました。
大きな連絡船かフェリーのような船を右手に見ながらさらに島に近づいていきます。
しばらくしたら見覚えのある風力発電の大きなプロペラが見えてきた。
ああ、そうだ、ここは初日に最初に入ってキャストした場所だ。
海面はないでいるもののある場所から潮の流れで立っており、その潮波と凪いでいる海面の境目あたりがヒラマサのポイントらしい。
船は速度を落とし慎重に大きく回り込みエンジンを切ります。
風に乗って流されながら静かにポイントに入っていくのでした。
水深はエンジンを切ったところから次第に浅くなって行き、波の境目あたりで馬の背のように最も浅くなっているとのこと。
その前後が正しくヒラマサたちが回遊しながら捕食行動をとる場所なのでした。
静かに流れながら船の上からはキャストする時に起こるビュン!という竿が空を切る音が鳴りシュルシュルという糸の出る音、そして大きなルアーが水面に落ちるバチャン!という音が折り重なるように次々と聞こえてきます。
一流し目は何も起こらずに馬の背を超えてしまったので次の流しに入るため、大きく船が回り込んで行く途中、「追ってる!追ってる!ダツだ!ダツだ!」という船長の叫び声がしたので、その見る方向を見たら細長く黒く見えるダツが海面をピョンピョン跳ねながら逃げていった次の瞬間、そのダツに襲いかかるヒラマサの大きな波紋が広がった。
なんというエキサイティングな光景。早く投げたいのをこらえながら船がいい位置に停まるまで待ちます。
「はいどうぞ!」という船長の声を聞くか聞かぬかというタイミングで投げ始めましたが、魚はそう簡単には出てきません。
数投した時、「ダツ!ダツ!!!後ろ後ろ!!!投げて投げて!!!」という船長の叫び反応しすぐさま左キャストで器用に投げたジギング王に絵に描いたようなヒット!!!!!
「乗った!乗った!乗った!」とうしろの方では大騒ぎですが、こっちとてチャンスなので見ているわけにはいかない。
次は俺だ!とばかりに投げまくります。
何投かした時、右隣で投げていたアームスのルアーのすぐ後ろに大きな波紋が出たのを私は見てしまった。「でた〜っ!乗らない!」というアームスの声。
その間にジギング王のヒラマサは無事にランディングされたようで、先ほどまでにぎやかだった船尾方向が静かになっていました。
魚はいる!と確信して投げるのですがなかなか自分のルアーに魚が反応してくれません。いつ出るかわからないので全神経を集中させてルアーを操ると聞こえてくるのは波と風の音だけになっていきます。
この流しでは追加の一匹は出ず、さらに流し直してまもなく、「でた!」と押し殺したようなアームスの声がしたかと思うと大きな波紋、そして竿は大きくしなる。ヒラマサです。最初の走りをうまくいなしてファイトするアームスを右に見ながらこちらもキャストを続けますが続けて出ることはありませんでした。
取り込んだアームスのヒラマサは10キロオーバーとはいかなかったがなかなかのいいサイズでありました。
本人も昨日のジギング、今日のキャスティングと思い通りに釣りができた様子で満足顔でありました。
その後ろを見たらジグで何かをかけたY店長がファイトしている。
なんと上がってきたのはきれいなマダイ。
この海域は本当にジグでマダイがよく釣れるのに驚かされる。
この後数流しするものの、ベイトへのチェイスは何度か見られたもののヒットはならず。
最後まで投げ続けたハット君と私は完敗でした。
でもいいんです。次があるから。
一度に何でもかんでもうまくいってしまったら次に来る楽しみがなくなる。
負け惜しみだけれどそう思って気持ちを切り替えれば次の釣行が楽しみになるというものです。
午前11時、船長の「時間切れです。お疲れ様でした!」というアナウンスを合図に船は長崎に向かって走り始めました。
途中何も見えないほどの豪雨をくぐり抜けながらも長崎の港に着いた時は、我々のいるところだけ雨が止んでいるのではないかというくらい、局地的な雲間にあり、濡れることなく道具を片付けて帰路につくことができました。
数日前の予報では、台風の襲来で釣りは中止かできても一日くらいか?と言われていたのに終わってみればほぼ二日分の釣りを楽しむことができた今回の釣行、少々神がかっていたところもありましたが、またまた思い出深い釣行となったのでした。
引率のY店長、朝長船長、同行の皆さん、どうもありがとうございました。
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