長崎は今日もシケだった@ステイタス号 長崎
午前2時、遠足の前の晩眠れない小学生のように目が覚めてしまいました。
薄暗い部屋を見回すと、Y店長のベッドに液晶画面の淡い光が光っている。あれ?まだ起きてるんだろうか。と思いつつ声は出さずに向こうが気付くのを待っていると、しばらくして、もそもそ、と動いた。
次の瞬間起こした影がこちらを見て、一瞬驚いた様子。
そりゃあ午前2時に起きてたら驚くようなあ、いくら年寄りだって言っても早すぎますよ。だって目が覚めちゃったんだもん仕方がない。
温泉に入ろうと出て行ったら12時で終わっていた。
次に目が覚めたのは5時頃か?
もう眠れないぞ、と覚悟を決めて起きているともそもそと起き始める方がちらほら。
6時にジギング王の目覚ましミュージックであるポール・マッカートニーのロング・アンド・ワインディング・ロードが鳴って、ほぼみなさんお目覚め。
さらに7時にもジギング王の目覚ましミュージックが鳴ると、もう早くご飯が食べたいだけ。でもこの時間は修学旅行生が食事中とのことで8時まで待っての朝食。
レストランに行くと大きな窓からは大海原に白波が立っているのが見えるじゃないですか。こりゃあ今日もゆっくり出て行くんだろうな、と一同頷きなが朝食をとり、お風呂に入ってビールでもいっぱいやりますか。とバイキングのおかずにあったシシャモを数本失敬して部屋に戻ると素早く風呂に行き温泉に浸かります。
ひとしきり温泉に浸かりすっかり釣りモードから温泉旅行モードになってのんびり気分になって、さあ風呂を出てビール、ビール。と言っているところに磯子のDさんがやってきて、「10時に出るそうですよ」と一言。
え〜、もうすぐじゃないの。と思いつつも部屋に戻ってシシャモで一杯やっちゃいましたよ。ああ美味い!
というところにさあ、出発ですよ〜!とけし立てられるように部屋を出てホテルに隣接する港まで出て行くと、すぐに沖からステイタスの白い船体が現れた。
港に入ったところで一旦停まりフェンダーをおろして入港。
さっきまで温泉に浸かってビールで一杯やっていたとは思えぬ身のこなし。
午前10時半、港を出たステイタス号はスピードを上げ大きな橋をくぐるとその先に見える島の方に走り進んでいきました。
島の風裏を探して釣りの開始です。
開始早々ヒットさせたのは、いつものこの方、ジギング王。
竿は大きくしなり、グイグイと絞り込んで・・・と行きたいところなんですが、それほど大きいサイズではなさそうです。
上がってきたのは小さめながらも美しいヒレナガカンパチ。
もう一人の王様、根魚王も負けて入られません。
すぐにヒットさせたのがカサゴちゃん。アヤメカサゴかな?
これもちょいと小ぶりなので、この辺りのお魚ちゃんは全てリリース。
珍しく、釣り開始から竿を握っていたY店長もすかさずカサゴを釣り上げました。
と書くとすごい感じなんですが、どれも小型で、ブリとは書いていますが一般的にはイナダ・クラスのサイズでした。
これはなかなかのサイズでありました。
この長崎周辺にはこのオオモンハタがたくさんいるようですね。
続く岐阜の帝王もおチビながらオオモンハタをキャッチ。
その後も、ブリ、カサゴなどいいペースで釣れて行くのですがサイズはイマイチでした。
次に盛り上がったのは岐阜の帝王がスマガツオを釣り上げた時。
何と言っても子のお魚半端でなく美味しい。
今日の酒の肴はこのスマガツオでということになり、気分はだんだん遠征ぽく盛り上がってきました。
出足不振だった私にもブリ(あえてそう呼びましょう)がヒットしやっと釣りになってホッとします。

少し場所を移動してからは、ポツリポツリといいのが上がり始めました。
まずはY店長のオオモンハタ。
これをきっかけにジグからタイラバに釣り方を変えて始めると、高級魚キジハタがいきなりヒット。
それを見ていた根魚王がそんなおチビ釣ってどうするのん?という感じでいいサイズのキジハタを上げます。王様は格が違う。
負けじとばかりに私もオオモンハタをキャッチ。
流し帰るたびに魚は連れ続け、ここの海の魚の濃さに驚かされるのでありますが、魚種も様々でこのような三目同時ヒットなどもありました。
そして中盤見せてくださったのが岐阜の帝王。
なんか「岐阜の帝王」って、釣りがうまいので思いつきで呼んでいますが、決して風俗関係の帝王ではございませんので誤解なく。
その帝王が見せてくれます、まずはジグでマダイをキャッチ。
Dさんが箸休め的にオオモンハタを釣ったのを挟んでからが帝王の連チャン!
このマダイはデカかった!しかも魚探の反応に出たのを船長から聞いて、すかさずジグを落とし直して一発で仕留めてしまったのだからすごい!
続いてオオモンハタ、さらにはヒラマサをキャッチ!
負けじとY店長も高級魚を連続キャッチ。
タイやヒラメ、ってまるで竜宮城じゃあないですか。
日も傾いてきて場所を移動したところで、今度はDさんがヒラマサをキャッチ。
そしてこの日の締めはやはりこの人。
ジギング王がヒラマサをキャッチして二日目の釣りは終了となったのでした。
出船が昼近くだったのにもかかわらず、こんなにたくさんの魚が釣れるんですから、この海の素晴らしさ、船長のそして釣り師の皆さんの腕前の良さがよく分かるっちゅうものです。
この日も伊王島の同じホテルに宿泊し、スマガツオをたらふくいただき釣りにも食にも満足して床につくことができたのでありました。
写真提供 : プロショップ Ebb&Flow
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