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2016年10月

2016年10月27日 (木)

Eno Cafe西表島店@マリンボックス 西表島

毎度離島に自家焙煎コーヒー豆と道具一式を持ち込みコーヒーを淹れて、無理やり飲ませては「美味しい」という感想を強要する、離島無理やりカフェ「Eno Cafe」でございます。

今回はあと一息で日本の最西端と最南端に届く西表島。ちなみに最西端は与那国島、最南端は波照間島でどちらもお隣の島であります。

今回は一週間弱の長逗留だったので豆を二種、この内一種は焙煎を変えて二種類にし、コーヒーの味的には三種の豆を持ち込みました。

タッパーに入れた豆をバッグに入れて移動するものだから、空港の荷物カウンターでバッグを持ち上げるたびにジャラジャラ豆の転がる音がしたり、バッグに近づくとほのかにコーヒーの香りがしたりと、なんとなく怪しい荷物の運び屋的な気分で飛行機、タクシー、連絡船を乗り継ぎはるばるやってきました西表島。

10月なのにまだ真夏の暑さが出迎えてくれました。
さすがにこの暑さの中、船の上ではホット・コーヒーは飲めないだろうなと予想してきたので、厚かましくもお世話になるマリンボックスさんに併設のレストランRocoさんにコーヒーを持ち込んで、持ち込みコーヒーなる反則技を使ってしまいましたよ。
もちろん事前に了解をとってのことですけれどね。

今回のお豆はエチオピア・シダモG2の中煎りよりちょい深め、ホンジュラスHGの中ちょい深と中深煎りの三種類。

到着日は午後遅く到着してそのまま釣りに行ったので、翌朝の朝食後、釣りに出かける前に最初のEno Cafeをやっちゃいました。

釣り師は岐阜の帝王と二人きりだったので、ご挨拶代わりにお店のスタッフの分も淹れることに。朝の慌ただしい時間に無理やりお湯を沸かしていただいた上にカップまで用意していただいてごめんなさい。

せっかく西表島まで来たのだからということで、テラスでそよ風に吹かれながらコーヒー豆をゴリゴリ。この日はホンジュラスHGの中ちょい深煎りでまずは様子を見ることに。

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6杯分の豆を使い、私好みの少し濃いめに淹れてみました。

程よい湯温で淹れられたのかコーヒーの味はとてもまろやかに仕上がり、同行の釣り師、岐阜の帝王を始めお店のスタッフのみなさまにも飲んでいただきます。

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今回は岐阜の帝王が、このEno Cafeに岐阜では有名な「ういろ」を持参して下り色を添えていただきました。

この「ういろ」これまで私らが知っていた「ういろ」とは異次元の柔らかさ。
パッケージされたまま触ってもぷよぷよとしたいい感触。
食感ももちもちしながら滑らかで甘すぎず、ただ甘いネトネトういろとは一線画する「ウいろ」への固定観念を覆すおいしいものでした。

なんでも原料に米粉をふんだんに使ってるとか。
岐阜にお立ち寄りの際はぜひご賞味ください。

そんな「ういろ」をつまみながらのコヒー・タイム。
心地よい風が吹き風の音、鳥の声、遠くに波の音と自然の音しか聞こえてこない西表島のテラスで飲むコーヒーのなんと贅沢なことか。

街中でジャズを聴きながら飲むコーヒーもいいものですが、こういう自然の音しか聞こえないという環境は、もはや国内ではなかなかできない体験。男女群島や沖縄船中泊などの波と風の音だけという洋上でのコーヒーともまた違った趣でとても気持ちの良い朝を迎えられました。
スタッフの皆様からも、しさしぶりにコーヒーを飲みましたという声をかけていただき自己満足に浸ります。

日本の西と南の果てまですぐそこ、という島ですから、他にも幾つかレストランはあるようですが自家焙煎の挽きたてコーヒーを出すお店はそうないと思われるので、はるばる重い荷物と一緒にコーヒー・ミルをここまで運んできた甲斐があるというものです。


さて、翌日、三日目の朝は風が強かったのでレストランRocoの店内をお借りしてのEnoCafeを強行。

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この日の豆はエチオピアのシダモG2の中炒り豆です。
一般的には「モカ」で売られている豆ですね。
酸味が強いのが特徴なのですが、一般的な中入りよりもほんの少しだけ強く焙煎したこともあってか、酸味は程よく苦味とのバランスも良いコーヒーになりました。

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朝の慌ただしい時間にお湯を沸かしたりコーヒーカップを用意させたりと余分な仕事をお願いしたにもかかわらず、快くご協力したお店のスタッフの皆様にもお礼の意味も込めて淹れました。


四日目の朝からは本体合流で釣り師だけで5名となったので、豆の在庫量の都合から釣り師のみへの提供となりました。


毎度遠征ではおなじみのジギング王、根魚王にとっては遠征の朝はEno cafeで始まるというのが常態化しつつあるようで、淹れる方もその期待に応えなければと毎回手を尽くします。

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今回はホンジュラスHGの中深煎りを淹れました。
実はEno Cafeで中深煎り豆を持ってきたのは今回が初めてで、それは苦目のこのコーヒーが釣り師の皆さんにどの程度受け入れられるのか様子を見ていたのと、世の中どこに行っても中深煎り豆を飲ませるコーヒー店ばかりなのでそれとは違った味を、とわざと持ってこなかったのが理由だったのですが、今回は「本物の中深煎りをあなたに!」的に真正面から日頃みなさんがお飲みのコーヒーと比べてくださいとばかりに淹れてみました。

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苦目のコーヒーになるかと思いきや、もともとコクと苦味のバランスが良いホンジュラスHGの豆は思いの外まろやかに仕上がり、柔らかな南国の朝にぴったりのお味。

まろやかに仕上がった原因の一つには、ここ半年ほど、コーヒーを淹れる際に熱湯を使わず、少し冷ましたお湯で淹れるようになったことも挙げられると思います。

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これは、今年の春ころにコーヒー友の兎夢さんという方から、「コーヒーは熱湯で入れちゃダメ!」と教えられ、試してみたところ、数十年間「コーヒーを淹れるときはお湯は熱いほど旨味が出る」と信じていた私の考えを根底から覆すまろやかなコーヒーを体験してしまって以来、この湯温で淹れるようになり、その湯温お具合も繰り返し入れているうちに感覚でこのくらいが一番美味しいというのを見つけ出せたからに他なりません。

物事なんでも自分の思い込みや決め付けで「それが一番」と思い込んでしまうと進歩がないようで、その筋の詳しい方々の意見にはできるだけ耳を貸し、自分の間口を広げていくことが大切なのだなあ、ということを改めて実感しつつ西表島の空を流れる雲を見ながら味わったのでありました。

翌日の朝も滞りなくEno Cafeを開店し、最終日の朝は前夜に飲んだ強烈58度の白酒の影響で、朝コーヒーを淹れるのは無理かも!と宣言してしまったにもかかわらず、この日最終日、西表島の空は本来の青さを取り戻し眩しく照りつける朝日の中でコーヒーを飲まずにこの遠征を終えられようか!と気合を入れての開店。

この日も外のテラスで朝日を浴びながら自然の音に包まれてコーヒーを頂いたのでありました。

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毎朝コーヒーを飲んでいる私にはこうしてコーヒーを飲むことは当たり前のことになっているのでありますが、昨年この島を訪れたときには引き立てコーヒーがなかったので二週間の長逗留中に一時的に禁断症状が出そうになったことも今回わざわざ道具一式を持参したことの一因なのでありました。

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アウトドアのような非日常生活においては、その「非日常性を楽しむ」ということもある種の快楽なのでありますが、その「非日常」の中に無理やり「日常」を持ち込むという「非常識性」を楽しむところがEno Cafeの醍醐味でありまして、まあ砕いて言えばジョーク的なバカバカしさを楽しんでいるのであります。


さて、次回は一体どこでコーヒーを淹れられるのかな?


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2016年10月23日 (日)

西表島の料理は美味かった!@レストランRoco

西表島の旅の楽しみは釣りはもちろんであるが食べ物もたいへんおいしく大きな楽しみになっている。

西表島には美味しい料理がたくさんある。
地元の新鮮な魚介類や農産物、肉などを使った島料理などの郷土料理にも美味しいものがたくさんあるのだが、今回ご紹介するのは素材こそ島の新鮮なものを使いながら調理と味付けにひとひねりした料理をご紹介しよう。

といっても、島の中の何軒かあるレストランや飲食店を食べ歩いたというわけではなく、私の宿泊したマリンボックスさんが経営しているレストランRocoさんのお料理の中から、酔いながら食べてかなり薄れたしまった記憶をたどりながらのご紹介であります。


まずは、メニューに載っているもの中から三品。
初めはかなり有名かつ美味しいイカスミライスコロッケというお料理。
見た目は揚げパンみたいですが、中身はイカスミで味付けしたチャーハンなんですね。これをおにぎりのように丸めて薄くコロモをつけて揚げてある。

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割ってみれば中から黒いイカスミご飯がほろほろと出てくるのでおにぎりだということがわかりますね。
これに特製のタレをかけて食べるのですがそのお味はと言うと。

Kcolo02

サクッとしたコロモの歯ごたえの後に中のご飯のムチっとした歯ごたえ、これに引き続いてイカスミの旨味と甘味が口いっぱいに広がり、さらにこのチャーハンを味付けしている様々な隠し味が絶妙なバランスで口いっぱいに広がる。

この味と食感は未だかつて味わったことがない。
ビールののつまみに最高!もちろん食事としても最高に美味しい。

たまたま隣の席で食事をしていたジモティさんに「イカスミコロッケは食べましたか?」と勧められたので、地元の皆さんにもおそらく知れ渡っているのでありましょう。もはや西表島名物的な食べ物でもあるらしい。

同行の岐阜の帝王は飲食関係の方なので下に肥えていらっしゃるのですが、初日にこれを一口食べたとたん、「わし、これ毎日食べる!」と宣言なさっていた。


続いては地元八重山そばの焼きそば。
これはシンプルに塩味の焼きそばなんですが、ここでも隠し味が効いている。
これもビールのつまみに最高!ってビールばかりではなかった。焼酎ロックにもよく合う。まあ、私の場合お酒ならなんでもいいのだが。


Yakiso

次の一品はメニューにはあるが、いつでもある訳ではない一品
ノコギリガザミというマンングローブの川に生息するカニであります。

Gazami

正直申し上げて、私はカニ料理にあまり興味がない。
美味しいのだが食べるのが面倒くさいからというしようもない理由からなのだが、それはタラバガニなどの細い身のカニの足を一生懸命ほじくって、食べられるのはほんのわずか、というところが嫌いなのだ。

その点このカニのハサミを見てくれたまえ。
太くて立派なハサミにカニの肉がギュっと詰まっているではないか。
細い脚はどなたか本物のカニ好きに譲って早速ハサミの一番太いところをいただいた。
むっちりしたカニの身の濃い味。海のカニよりも何か野趣の漂う味が感じられる。
旨味は口の中に広がりしばらくの間残るのを楽しみながらこれを酒で喉に流し込んだ。こういうカニならば大歓迎!いくらでも食べられてしまう。


さてさて、ここから先はメニュにはおそらく「島の魚料理」くらいにしか書いてない料理たちで、その時お店にある魚たちから絶妙の調理で出されるであろう料理の一群なのであるが、我々は釣り師なので自ら釣った魚を調理していただくという贅沢をすることができる。

トップバッターはおそらく一番の高級魚であるアカジンのお刺身と皮の湯引き。

Sasimi

スライスしたシークヮーサーとレモンが添えられてあっさりとした風味が漂う。
これを確か特製のタレにつけて食べた。

アカジンというのはスジアラという魚とコクハンアラというハタ科の魚の総称なのであるが、ここではスジアラのアカジンである。

身はもちもちで甘味がある。ハタ科の刺身特有のコクと甘味が口いっぱいに広がる。
それと対称的な歯ごたえの皮の湯引き。これがまたコリコリした上に、皮の周りのゼラチン質を含む一番美味しい肉が口に広がるのでたまらない。

刺身、皮の湯引きを交互にいただくだけでお酒はどんどん進んでしまう危険な料理である。


続いてはアカジンとバラハタのマリネ。
このマリネはアカジンの肉の旨味と野菜や果物など絶妙に混ぜられた味付けで、口当たりはあっさりしていながら濃厚な味わいの一品。

Karupa

ソースは上質のオリーブオイルをベースに様々なハーブなどを使ってるようなのであるが私のようなシロートには解明できるものではなかった。
あまりの美味しさに後日家に持ち帰ったアカジンで類似品を作ってみたのだが、全く別な料理になってしまったにもかかわらずそこそこ美味しく、アカジンの実力を知らされたのであります。


次なる料理はまたまたアカジン料理。
今度は鍋であります。それもトマト・ベースの。
ホール・トマトとココナッツ・ミルクをベースにしてアカジンのアラで出汁を取っているスープは身がよじれるほど旨い。

Nabe2

ここにさらに野菜、豆腐、身などを入れて鍋にするのであります。
なんという贅沢な料理でありましょう。

Nabe1

トマトとココナツ・ミルクとのバランスは絶妙で洋風でありながら東南アジア的風味も感じられる異国情緒満載のお鍋。

さらには、これらの具からしみ出た一番美味しいところの抽出物であるスープを使った雑炊!これをとろけるチーズでしめればリゾット風おかゆとなる。これにタバスコのちょっぴり酸っぱい絡みがよく合う。


Zosui

この雑炊は店主のはからいで鍋を食べた翌朝に出されたのであるが、あまりの美味しさに朝から三杯飯をペロリと食べてしまった。

今回の西表島遠征はご覧のように連日アカジンを食べまくる「アカジン食べ放題ツアー」の様を呈しているのでありますが、もしみなさんが西表島のこのお店を訪れた時にアカジンの在庫があったならば、多少の金額は出し惜しみぜずにこれらの料理を注文することをお勧めする。

この店のシェフは魚の素材を知り尽くして調理し、素材そのもの味をストレートに味わうものから、全く別の食べ物に変身させる料理まであらゆる料理を作り出す腕前を持っていらっしゃる。

ある時は「和」の、ある時は「和+中華」、そしてそうしたカテゴリーを超えた創作料理に至るまで様々な味を楽しませてくださる。

おそらくはこれらの料理は世界中他のどこにいっても食べられないと思われる美食だと、一応世界20カ国以上を旅した経験のある筆者は感じているのであります。


さてさて、美味しいのはアカジンだけではありません。
ここのシェフの腕にかかればどんなお魚も美味しい料理に変身してしまうのであります。

次なるはカイワリというアジ科の魚の刺身とヤマトカマスというカマスの仲間のタタキ。

Kaiwari

 カイワリのお刺身は大型なれどアジの仲間らしく、アジ特有の甘味と滑らかさが満喫できる美味しいお刺身であることはこれまでも経験済みであったのだが、今回最も驚かされたのはヤマトカマスのタタキ。

ヤマトカマスという魚は釣った時に特有の匂いがするため、我々釣り師の間では「臭い魚」として認識され、釣れたらすぐにリリースというのがこれまでの常識であり、誰も食べてみようなどと言い出すことすらない、いわば見捨てられた魚であった。

それがどうだろう。一体どうの様に処理をしたのか、このタタキに臭みなどは一切なく、モチっとした歯ごたえに独特の旨味、あっさりした味はこれまた酒の魚に最高ではないか。

実はこの料理が出てきた時点で私はかなり酔いが回っており、この後アカジンの切り身を揚げた料理と、アカジンやヤマトカマスなどのだし汁で作った茶漬けが出てきて、一同どよめきながら食べるほど美味しかった様なのであるが、不徳にも酔いに負けて口にしたにもかかわらずその味が思い出せない。

一番美味しい!と一同が口にしていた料理の味を覚えていないというのは書き手としては失格なのであるが、みなさんにその味を楽しむまでのお楽しみを取っておいたということで許したまえ。

写真提供: Ebb&Flow

ご参考:レストラン Roco

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2016年10月22日 (土)

西表島の海は青かった@マリンボックス 西表島

最終日の朝、前日飲みすぎで心配された二日酔いも思っていたほどひどくはなく、昨日までの風もだいぶ収まり空も青く晴れ上がり雲が所々ににある程度の好天になった。

昨年6月にこの島に長居した時はほとんどこのような天候だったので、私にとってはやっと西表島らしい天気になったという気持ちになる。

この日は夕方の連絡船で帰らなければならないため釣ができるのは午後2時頃までということで、キャプテンのご厚意で出発をいつもより少し早めていただく。

船に乗ってふと気がついたのだが、ヨッシーさんと釣をするのは今日が初めてではないか。4日間も同じ島にいながら一緒の船で釣をするのが最後の半日になるとは、それぞれその日によって狙う魚が違うためにこのようなことになったのだが、それだけ西表島の魚釣りは魚種が豊富で釣方も豊富、つまり楽しみ方がたくさんあるのだと思った。

さて、出航した船は美しく青が眩しい海の上を走りお隣の鳩間島の珊瑚礁へ向かう。朝一番は今日もリーフでの釣になった。

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この釣りは本当に様々な魚が面白いように釣れるので楽しいのだが、この日はミヨシでトップを投げていたヨッシーさんが大当たり。

いきなり一投目にいいサイズがかかってファイトし始めた。

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リーフにしては中々のサイズのようで右に左に移動しながらファイトしている。
一体何を掛けたのだろうかと見ていたら上がってきたのは大きなダツだった。
ノコギリのような鋭いギザギザの歯を見てゾッとする。こんなのに糸を噛まれたら一発で切られてしまうからだ。

このダツのヒットが入れ食いの狼煙となったかのように釣り師一同に次々と魚がかかる。

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根魚王はこの浅場では信じられない良いサイズのアオノメハタをヒット。
魚体に散りばめられたコバルト色の斑点が美しい。

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ヨッシーさんも立て続けにヒット。今度はカワハギの仲間だが名前は聞いたけれど忘れてしまった。

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根魚王が釣った魚を写真を撮っている隙を狙ってミヨシに立った私にもスプーンで良いサイズのバラハタがヒット。体色が紫色だったのでふざけてムラサキバラハタなどと勝手に命名して遊んだ。

管釣り以外でスプーンを投げたのなどいつ以来だろう。
かつて芦ノ湖の特別解禁日にニジマスを狙って行った時以来か?
芦ノ湖の魚もほとんどが放流魚であるから、自然の魚をスプーンで釣り上げたのは西表島が最初かもしれない。


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船から見下ろすと水中のサンゴの様子が手に取るようにわかり、ここに魚が潜んでいるだろうというようなところにルアーを通してやると、たちどころに竿が絞り込まれる。
こんな夢のような釣りが他で出来ようか?!

トップで、ミノーで、バイブで、スプーンでと魚たちはルアーの種類を選ばない。
目の前をルアーが通ればバイトしてくるという無垢なお魚ちゃんたちにひとしきり遊んでいただく。

潮が引いてきたところで今度はジギングのポイントに移動する。

海は青く凪で釣れる気にしかならないのだが、この日も渋かった。
アタリが少ないのである。

魚探にはいい反応が写っているのに魚は食ってこない。
それでも私にいいアタリがありヒットしたのだが、少しファイトしたところでライン・ブレイクしてしまった。
切れた糸を見たら根に擦れてザラザラするというのではなく、鋭利な刃物でスパッと切れたようになっている。キャプテンから「歯モノですね」と声をかけられた。

朝一のヨッシーさんの釣ったダツを始め、南の海にはヤマトカマス、イソマグロなど歯の鋭い魚が多く生息しているので気が緩められない。

この後ポイントを変えたところでヨッシーさんもいいサイズと思われる魚を掛けたがラインブレイクしてしまった。この魚はどうも引き方からしてアカジンではないかというY店長の話もあり悔しい一匹となった。

早くもお昼を周り船上でお弁当を食べながら移動。
残り時間は少なくなり、なんとかもう一匹釣り上げたいという思いが膨らむのだが中々アタラないのに苦しむ。

新しく入ったポイントでこれまで数日間、地味に釣りをしていたクルーのコーヘーくんにヒット。なんとあろうことか客を差し置いて良いサイズのアカジンを釣ってしまった。

コーヘー君はまだうら若い明るい青年なのであるが、どうも船上の空気を読むことについてはまだ未熟だったようだ。「コーヘー君、そんなモノ釣っちゃったら誰も口をきてくれなくなっちゃうよ」と私が冗談を言うと本人も少々困惑した様子。

冗談で言ったので他の釣り師が突然彼に冷たい視線を浴びせかけるようなことはなかったのは言うまでもないのだが、おそらく一同の心中はそれなりに悔しかったに違いない。

キャプテンの宮城さんが「魚がいるかどうか知らせるのが私たちの仕事なので」と冗談を言う。

負けてたまるかと釣り続けた私にヒットがあり、まあまあの引きをしたのでひょっとして?と期待したのだがバラハタだった。

その直後根魚王がヒット。
こちらはさすが本職上がってきたのはアカジンだった。狙った獲物をきっちり釣り上げる。

この後最後の一流しとなり気合いは入り魚探にも魚のの群れが真っ赤に写っているので終了時刻を迎えてもキャプテンは「お終いにしましょう」と言いずらそうに少々粘って下さったのだが釣れる様子がないので終了することになった。

こうして西表島での私の6日間の釣りは終わった。

海釣りは今回は天候に左右され魚も中々渋かったけれど、一週間弱の間釣り三昧の日々は楽しかった。
ここでの釣りは何と言ってもターゲットが豊富でそれぞれの釣りが実に面白いことが特徴だろう。こういう楽しみ方ができる場所は日本中どこを探しても中々ないのではないだろうか?その証拠に多くのリピーターがこの島を毎年訪れ思い思いの釣りを楽しんでいるようだ。

私自身もすでにそのメンバーに入ってしまっているようにも思えるのだが。

とにかくも、今年もたくさんの種類の魚と遊んでもらい、たくさんの美味しい料理をいただき島の暮らしを満喫することができた。
ガイドに美味しいお料理、すばらしいホスピタリティを提供してくださったマリンボックスのスタッフの皆さんに感謝。どうもありがとうございました。



写真提供 Ebb&Flow

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2016年10月21日 (金)

アカジン祭りなるか?!@マリンボックス 西表島

10月11日火曜日に西表島を訪れて以来天候はどうも今ひとつで風が強い。
この日も夜中に風と雨の音で目が覚めてしまった。
それは、まどろみながらも明日は釣りができるのだろうかと心配になるほどの激しい雨音だった。

朝起きてみると風はだいぶ弱くなったもののまだ風音を立てて吹いている。
今日も行けるポイントは限られるのだろうな、と半ば諦めてはいたものの、この島の実力ならば釣れるっところならば釣れるだろうと楽観視もしていた。

朝食をとりながらこの日のプランをY店長が話す。
残ったメンバーの釣りの趣向を考えてこの日は根魚ジギング船とキャスティング・青物ジギング船の二船に分かれて釣りをすることになった。

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根魚船は当然この人、根魚王とアカジン狙いで来た私、そしてY店長の三名。
キャスティング船はキャスティング大好きのヨッシーさんと青物大好きのジギング王の二名となる。

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昨年は根魚ポイントとキャスティング・ポイントがある程度両立したのだが、風と波により限られた場所にしか行けないとなったためキャプテンの宮城さんの提案でこのようになったのは嬉しかった。

港に着くと天気は雲の間からときおり日が差す。波は昨日ほどは高くなさそうだが、決して凪ではなかった。

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午前9時、二船同時に出向し我がジギング船はとりあえず通り道にあるリーフで小物釣りを楽しむ。

小物ちゃんたちと遊んだ後はアカジンのポイントへまっしぐらとなった。
水新50メートルあたりがアカジンのいる場所なので、そのような条件のいい場所を探っていくのだがなかなかルアーへの反応がない。

私はこの日、ゴビアス・アンセスターという根魚に強力に効くルアーを選んでしゃくっていたのだが、どうも今ひとつ魚の反応は悪く、ときおりバラハタが釣れる程度だった。

キャプテンの宮城さんがタイラバをジギングのようにしゃくって使い、いい反応を得ていた様子なので私もこの方法に方向転換しタイラバ100gをそこから20mくらいの範囲で誘う釣りに変えた。

何度かポイントを変えたちょうど12時を回るころ、いいアタリがありすぐにね魚だとわかったのだが、先ほどまでのバラハタとは引きかたが違うのが手に伝わる。

「来た〜!アカジ〜ン!」と昨日からヒットのたびに叫んではバラハタを釣っていた私の声に、他の釣りの皆さんの耳には狼少年の叫びにしか聞こえなかった様子であったがちらっと私のファイトを見たY店長が、「お!アカジンかもしれませんね」と例によって予言をしてくれた。

この予言はなかなか的中率が高く、しかし、往々にして釣れても嬉しくない魚への予言が圧倒的に多いので悪魔の預言者などと本ブログにも書いてしまっているのだけれど、こういういい方向への予言はどんどんしていただきたい。

「予言よ当たれ!」と糸を巻いていくと見えてきたのは小型ながらも立派なアカジンではないか!またまた予言が当たってしまった。次回もヒット時には是非「アカジン」と予言をしていただきたいな、などと思いつつ、嬉しくて顔はにやける。

これでまた今夜も美味しいアカジン料理が食べられるからだ。

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「私が家に持ち帰って料理するより宮城さんに料理していただいてみんなで食べる方がハッピーなので宜しくお願いします」などと、余裕をかまして宮城キャプテンにお願いする。

やっとアカジンが釣れたので連発かと思いきやこのポイントも単発で終わってしまい移動することに。
このころから雲行きが怪しくなってきて、島の風上側から吹く風が深い山に当たり作りだす雨雲が風裏の風下にいる我々に向かって吹き込んでくる。

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雨が降る前にお昼を食べましょう、と促されて食べたのが正解だった。
食べ終わるか否かくらいの絶妙なタイミングで雨が降り出し、日焼けしようと競泳水着にギンバルという破廉恥な姿で釣りをしていた私も寒くなってTシャツと雨具を着込まなければならないほどに体感温度が下がる。

次に入ったポイントは西表島の実力を垣間見させてくれた場所だった。
キャプテンから魚探にいい反応がある、と言われた直後、回収中の私のタイラバを何かがひったくられた。

ひったくった瞬間魚は走りドラグを出す。
底から20mは巻き上げていたので、アオチビキあたりの青物が食いついたと思ったので、心の中では「ああ外道か・・・」と落胆しながらもなかなかのファイトを見せる魚とやりとりする。

すると今度は隣で釣っていた根魚王にもヒット!
これもいいサイドの魚らしく竿を大きく絞り込んでいる。

根魚王は自分のヒットを素早くアカジンと見抜き慎重にファイトを始める。一方の私も魚が走ったのは最初だけでそのあとのファイトが根魚らしい、ときおりグングンと引き込むようなものに変わったのでひょっとして・・・と慎重にファイトすることにした。

その様子を見ていたY店長、根魚王の魚にはいち早くアカジン宣言をしたものの私の方にはなかなか予言をしてくれない。

残り10mくらいまで上げてきたところで「アカジンかもしれませんねえ」とやっと予言をしてくれた。
このあたりになって、私もひょっとするとアカジンかも、という気がしていたので俄然やる気になって慎重にファイトする。

魚は重く、明らかに今回の遠征で掛けた魚の中では一番重い。

クルーのコーヘイくんに、ネット!ネット!と声をかけ巻き続ける。
やがて暗い海から魚の姿が見えてきた瞬間、思わず大声を上げてしまった。

やったーっ!アカジンだ!デカイ!デカイ!

これまでに自分の見たスジアラ系アカジンでは最大の魚体が水面に現れると、興奮は極限に達し「コーヘーくん、すくってね!」と声を掛ける。
ネットに魚が入った瞬間は思わず何か大声を上げていたに違いない、興奮して覚えていないのだ。

一方、隣の根魚王も私の魚を見て自分のも同サイズを確信したようで、ニヤリと笑ったように見えた。依然として竿は大きくしなる。根魚王のこの竿がこのしなり方をしたのは9月の五島列島遠征でクエを釣り上げた時以来、間違いなく大物だと確信させられた。

ところが、糸は巻き上げられまもなくリーダーにはいると思った瞬間、フッ!と糸のテンションがなくなり竿は直立してしまった。
一瞬何が起こったのかわからなかったが、根魚王の落胆する顔を見て理解できた。
バレてしまったのだ。正確には糸が切れてしまったのだ。

根魚王曰く、おそらくこの魚を掛ける前の段階で根がかりを何度か外したりした時にラインに傷が付いていたのではないかと。

「釣りに一番大切な道具は針と糸です」という師匠の言葉が思い浮かんだ。

「ダブルヒットの写真を撮りたかったですねえ」と残念がるY店長に私一人喜ぶ写真を撮影していただき、根魚王には申し訳ないが私の心はかなり満たされてしまった。

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現金なもので先ほどは「私の魚はみんなで食べてください」と言ったにもかかわらず、大きな魚を見たとたんに「この魚持って帰ります」とキャプテンに調理しないようにお願いしてしまう自分をつくづくせこい人間だなと卑下しながらも、顔は笑っていたに違いない。

そんな様子を見透かしたのか、この直後根魚王は二匹連続でアカジンをヒットさせ釣り上げてしまった。
私の偶然の回収中ヒットなどとは腕の差、いやステージが違うというか魚がいればきっちり結果を出してしまうところが根魚王の王様たる所以。
バラしたのを含めれば一流しでアカジンを三本かけたことになる。
なんという的中率!ただただ驚かされるばかりなのであった。

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このあと、雨がひどくなりポイントを移動。
やや浅めのポイントに入り潮の動きも止まったと言うので、私はタイラバをやめて潮止まり時に強いゴビアス・ブルスリムにルアーを変え釣りをし小さなバラハタを何匹かかけたのみに終わる。

さらに雨足が激しくなり、雨雲から逃げるようにポイントを変えたものの逃げ切ることはできず、魚の反応もあまり良くないので上がることになった。

港に向けて船を走らせ始めると行く手に虹がでて海面から海面へと美しいアーチを描いていた。まるで絵に描いたようなアーチは虹の袂までしっかりと見ることができた。

都会で見る虹はビルや建物の上のあたりからぼんやりと立ち上がり、アーチも全て見ることは中々ないのであるが、原生林の山を背景に小ぶりながら美しい形を見せてくれた虹に感動する。

港に着くと既に帰港していたキャスティング船の二人が荷物を片付けていたので釣果を聞くと、キャスティングは完敗だったようで、こちらも思うようにいいポイントに行けなかったらしい。帰りがけにリーフで憂さ晴らしをしたらしいのだが二人の顔には落胆の色がにじみ出ているように感じた。

宿に帰りシャワーで潮を落としビールを飲む。
この日の夕食は団体さんの予約が入ってしまっていたため、団体さんが帰るまで別室でビールや泡盛のロックを飲んでいたのだが、宮城さんが気をつかてくださり栓を抜いていない中国の白酒を提供してくださった。

一見してかなり高級な白酒であることが見て取れる。
一口なめてみると、これまで飲んだ白酒の中では最も風味、舌触り、口の中に残る味わいが深い素晴らしいものだった。

アルコール58度コップもある強力なスピリッツなので、白酒未経験の方々にはグラスに舐める程度に次いでに注いで配ったのだが、匂いをかいただけでギブ・アップの方と一舐めで放棄した方の分を私のグラスに集めてちびちびとやっていたらいつの間にかすっかり酔っ払ってしまい、肝心の夕食の時間になる頃にはすっかり出来上がってしまった。

「みなさんで・・・」といった本日一匹目のアカジンが調理されて出てきた頃には意識も朦朧とし漠然とした記憶しか残っていない。

真っ先にベッドに潜り込むやいなや記憶は薄れてしまったのでありました。

写真提供 Ebb&Flow

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2016年10月20日 (木)

西表島遠征 本隊到着@マリンボックス 西表島

マングローブ・フィッシングを私と岐阜の帝王が満喫していた三日目の午後、実は遠征本隊である4名が西表島入りしていた。

最初の予定では私と帝王はこの本隊到着を待って合流し、オフショアの釣りに出かける予定であったのだが、石垣島からの連絡船が海が荒れて波が高かったために宿とは島の反対側にある大原港へ着くことになってしまった。このため、港から宿までの移動に一時間ほどかかり、そうなると我々待機組2名は半日天国のようなフィールドを目の前に何もしないでボーッとしていることになる。

これはあまりにももったいないであろうということで、マリンボックスのオーナー、宮城さんの計らいもあり、我々2名はこの日もマングローブで釣りを、後から来る本隊の皆さんは到着後海へ、ということになったのである。

そもそも、西表島にはマングローブ・フィッシングしか頭になかった帝王はこの決定に大喜びし、前回の本ブログの内容のとおり私と共にマングローブの釣りを満喫したのであった。

一方、午後に到着した本隊オフショア組の方は港の関係で多少時間はかかったものの無事に到着し午後からの釣りに出かけた。

夕刻一足先にマリンボックスに戻った私と帝王はシャワーでさっぱりした顔でビールなど飲みながらオフショア組がどんな顔で帰ってくるのかをああだ、こうだと予想しつつ時間を過ごす。

しばらくしてオフショア組の車が到着し一同が降りてくるがどうも活気がない。

これはあまり良くなかったのかな?とすぐに感じたのだがツアー引率のY店長に声をかけてみた。
想像通り返事はあまり芳しくなく、何より波が高くていいポイントに入れなかったと言うこともあり攻めきれなかた様子。
アカジン一匹と大きいのにラインを切られた以外に目立った釣果はないという。

私も参加する明日からのオフショア釣りに少々不安を抱きながらも、とりあえずアカジンが一匹釣れたなら今夜は美味しいものが食べられると一安心。

アカジンというのはスジアラなどの高級ハタの総称で沖縄では大変珍重される美味しいお魚。私自身昨年5月に初めて西表島で食べて以来すっかり虜になってしまった魚で、今回の西表遠征もアカジンを釣りたくて来たようなものである。

夕食には名シェフであるレストランRocoのオーナー宮城さんの調理したアカジン料理が出されて一同舌鼓を打ちつつ明日からの釣りに話題は及ぶ。

Img_5434b 高級魚アカジンの刺身&皮の湯引き

今回のメンバーは本ブログでの遠征ものには常連の方ばかり。
ジギング王、根魚王、ヨッシーさん、Y店長の4名が後乗りオフショア隊。
そこに岐阜の帝王と私の合計6名である。

Img_5433b 手前二名と奥の四名のテンションの差はいったい・・・

明日も天候はあまり芳しくなく、波が高いため連絡船は島の反対側の大原にしか来ないという。そうなると今回、翌日の夕方の便で一足先に岐阜に帰る帝王の釣りをする時間を考えると、帝王が海に出ると色々不効率なことが多いことがわかった。

普通ならばここで帝王はガッカリするところなのであるが、もともとマングローブだけやりたかった帝王は嬉しそうにしている。

それならもう一日マングローブをやって帰るのでもいいよ。その方が他の皆さんもゆっくり夕方まで海で釣りができるし。という話になり、マリンボックスさんの取り計らいもあり翌日は別行動ということになった。

そこに突然食いついたのがヨッシーさん。
僕もマングローブに行こうかなあ、と言い出した。

道具なら貸しますよという話が出たので、じゃあヒットルアーは私が貸しましょうということになりヨッシーさんのマングローブ行きが決定した。

さて、翌日朝
天気予報通り夜中には強い風と雨も降り、朝は雨は上がっていたものの日中どこかで降るという予報。併せて波もそこそこ高いので釣りをする場所も限られるとのこと。

オフショア組に入った私は、島に到着して四日目でやっと海に出られるということもあり、楽しかったマングローブのことはすでに忘却の彼方と失せて港に向かった。

午前9時半頃出船。
西表島の釣りはいつもこんな感じで日頃の釣りに比べてのんびりと始まる。

はじめは移動途中にあるリーフ(サンゴ礁)が潮の加減で程よい深さになっているということで、リーフ・フィッシングをすることとなった。

美しいサンゴ礁の上を船で流れながらこれまた美しい熱帯魚を釣りまくるという、ダイバーの皆さん達には少々申し訳ないような釣りなのだがこれが楽しい。

使うルアーは様々でシーバス用のトップウォータープラグから管釣り用ミノー、スピンテイルジグ、スプーンなどあらゆるルアーで釣りを楽しむことができる。

開始早々ジギング王のラパラCD5が入れ食い。
投げるたびに魚がかかってくる。

負けじと投げた私のスプーンにも好反応でこれまた投げればアタるという管釣りどころではない凄まじい入れ食い。

Img_5448b 競泳水着にギンバルが映える(笑)

しかも釣れてくる魚は毎回のように違っていてしかも美しい。
上がってくる魚の名前をキャプテンが教えてくれるのだか最初の二〜三匹であとは覚えきれない。

Img_5450b


根魚王も船の後方で入れぐっているご様子。

Img_5468b

Y店長はトップで大物を狙っているようだった。

ふた流ししたところで潮が引いてきたので移動。
しばらく島沿いに走ってポイントを探す。

狙うはジギングの青物、根魚に場所によってはGTも。
最初に入ったジギング・ポイントは不発でアタリがない。
潮のせいかと思ったが次に移動したポイントもあまりパッとしなかった。

昨年はこの辺りでメバチマグロを始め様々な魚が釣れたので、これは少し変だと感じた。

さらに移動してGTポイントへ。
ここも潮の流れや周りの状況からいかにもGTが出そうな雰囲気たっぷりだったのだがなかなか出ない。

少し移動して流したところでキャストしていたジギング王にバイトがあった。
一瞬魚がルアーに食らいついたのだが針にかからなかったようだ。回収したルアーを見たら歯型が一列ルアーの腹のアタリにくっきりと刻まれていた。

このあと一時間近く投げるもY店長に一度小さなバイトがあっただけで魚はヒットせず、雨雲が接近して土砂降になりそうになったため移動を余儀なくされた。

このあと移動したアカジンのポイントで根魚王が狙い通りアカジンを一匹キャッチするがあとが続かない。

昨年のイメージではこの辺でアカジンが二〜三匹、カイワリあたりも混じって船上は賑わうというものなのだが、どうも今回はパッとしない。

「魚釣りというのは現場主義、現実主義である」という開高健氏の言葉のとおり、魚釣りはその場に行ってみなければわからない。昨日はこんなに釣れた。昨年はあんなに良かった、とどんなに聞かされていても本当のところは行ってみなければわからない。それは実に複雑で絶妙にバランスを取っている大自然がうまく釣りの方向に向いてくれた時には素晴らしくいい思いをするのだが、そうでない時はどんな有名な釣り場に行こうとも何も保証されるものではないのだ。

男女群島然り、七里が曽根しかり、五島列島然り、わずかであるがこの三年に間経験した私の釣り経験の中でもこの様なことは常にあった。
大自然の前にはどんな釣りの名手も沈黙するしかないのである。


一方、我々が沈黙している間、マンブローブ組の帝王とヨッシーさんは天国にいた様だ。狙い通りに様々な魚を釣り上げてお二人ともご満悦の様だった。


夕方が近づく頃雨雲から逃れられなくなった我々は南国のスコールの洗礼を受けた。
雨雲から逃げる様にポイントを移動するのだが、雲はどんどん覆い被さる様に我々を多い釣りをする気力を削いでかかった。

ここ四時過ぎ、釣況も芳しくないので上がることにした。

宿に帰り、一足先に戻っていたヨッシーさんの嬉しそうな顔を見ながら一同うな垂れたのであった。


この日も根魚王の釣り上げたアカジンを昨日とは別な調理法で出来上がったご馳走を食べながら、翌日の作戦会議をしたのであった。



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2016年10月18日 (火)

続マングローブ・フィッシングは楽し!@マリンボックス 西表島

三日目のマングローブ・フィッシングはマングローブ・ジャック(ゴマフエダイ)に狙えを変えカヌーは上流へ遡る。

今回はマングローブでの釣りの道具について少々書こう。

まず初めは竿について。
マングローブでの釣りは近距離のキャスティングでの釣りとなるので、キャスティングロッドは飛距離よりも正確なキャストを重要視して短めのバスロッドやミノーイングロッドがいいだろう。

ただしマングローブ・ジャックやメッキなど60cmを超えるものがいつ襲いかかるかわからないのでバットのしっかりしたものをお勧めする。

とはいえ次のルアーの話でも触れるが、小型の管釣りルアーなども数釣りには有効なので、私の場合大物狙いはミディアム・クラスのバスロッド、数釣りにはバットのしっかりしたミノーイング・ロッドか先調子の6ft前後のスピニングがあれば良いと思う。

今回はベイト竿二本にスピニング一本で臨んだが、結局ベイトは一本しか使わなかった。


リールはベイトならアブの4500クラスが使い易い。
汽水域なのでソルト用のベイトリールでもよい。私はジギング用に持って行ったオシア・カルカッタの200番を使った。
スピニングは1500〜2000番くらいか。

ラインはPE1〜2号をベイトなら80mもあれば十分。スピニングは余り糸が少ないと飛びにくくなると思うのでスプールに8割くらい巻いてあればいいと思う。
これらにナイロンリーダー20lbを50~70cmくらいFGノットあるいは電車結びで使う。結び目が小さい分だけFGノットの方が飛距離に有利だし結束強度も強い。

電車結びの場合PE側は10回程度巻いておかないとすっぽ抜けるのでご注意を。


さてさて、最後は皆さんが一番知りたいと思われるルアーだが、正直ダメなものはないと思う。

大きな魚お狙うなら大きなルアー、数を釣りたいのなら小さなルアーというところは管釣りなどと同じ法則。

トップでの大物狙いならペンシル、ポッパー、ミノー、クランク、なんでも大きいのがいい。ここでの大きいのというのは12cmくらいのこと。

今回は下の写真にある、米国マンズ社製のハード・ワームというオールド・ルアーが爆発したのだが、持ってきた帝王本人が半ばジョークのつもりで知人から託されたものを使っての結果だった。

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そんな中でぜひ抑えていただきたいのがスウィッシャー。
これだけは必ず一つはボックスに入れておきたい。
下の写真は干潟のブレイクをショート・ジャークで攻めたときに筋書き通りの場所で派手に飛び出したマングローブ・ジャック。

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この一匹のおかげで、それまで頭の中はテッポウウオを釣ることしか頭になかったのだが、一気に心はマングローブ・ジャックに移ってしまったほどに気持ちの良い出方をしてくれた。

小物の数釣りならば、シンキングミノーの3〜4cmと昆虫系の管釣り用プラグがお勧めだ。

昨年はラパラのCD3がとても良く釣れたのだが、今年はそれよりも少しレンジが上の水面直下を泳ぐティムコのシケーダーが大活躍してくれた。


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                                         ティムコのシケーダーで釣れたナンヨウチヌ

テッポウウオこそバラしてしまったが反応はよくナンヨウチヌ、ジャック、メッキ、オキフエダイ、バラクーダとあらゆる魚に効いた。
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上の写真はマンズのハード・ワームとティムコのシケーダーによるマングローブ・ジャックのダブルヒットの写真である。
活性がいいとき、魚はルアーを選ばないのではないかと思えるほどだ。

さてさて、これらの道具を携え、マングローブ・ジャックを狙いに川を遡る。

最初のヒットは帝王に。
しかしながらこれはナンヨウチヌであった。帝王にとっては初ナンヨウチヌ、しかもサイズもまあまあなので嬉しい一匹となる。

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続いては私のマングローブ・ジャック。これはシケーダーで。

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帝王は私が昨日良く釣れた同じティムコ社のレッド・ペッパーでいいサイズを釣り上げる。このルアーは昨年私が良く釣れたことを教えたので、釣行前に約半年がかりで中古ルアー・ショップを探し回ったらしい。

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私は昨年瀑釣だったこのルアーを岩に当てて壊してしまい、中古ショップを幾つか回ったのだが探せなかった。

再び別のテッポウウオのポイントを攻めるが、なぜか食ってくるのはジャックばかり。
テッポウウオの姿も見え食うところも見えるのだが、その下から矢のように飛び出るジャックがルアーを横取りしてしまうのだ。


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だからこそ、マングローブ・ジャックのヒットの瞬間が派手で気持ちのよいものなのであるが、この日テッポウウオ狙いだったの私にとっては少々やっかいものに感じてしまうのだから贅沢なフィールドである。


さて、この後、事件は起こる。
件のマンズ社ハード・ワームで立木まわりを攻めていた帝王のルアーに大きな水しぶきが上がり竿が強力にのされる。波紋の大きさ、竿の引き込まれ方から明らかにこれまで連れていたクラスとは異なる大きさだということが容易に想像できた。

魚は立木奥に素早く走りこもうとするので一気に巻き上げなければならない。
最初の走りになんとか堪えたのでこれはいけるかと思った瞬間激しい二度目の突っ込み。次の瞬間ルアーが宙に舞う。

バレてしまったルアーを手にした帝王、フックが完全に伸ばされている、というので見てみたら、トレブルフックの一本が完全に外に向いて伸ばされていまっていた。

「フックは日本製じゃないといかんね」といいつつも、オールド・ルアーの価値が失われてしまうと言う理由で、フックを付け替えることはせずに、フックを曲げ

直してそのまま使うことにしたようだ。

フックが二本掛かれば魚を取れるという自信もあったらしい。

しかしながら、昼食を挟んで午後の釣りでまたもや大物を掛けながらフックを伸ばされてしまった帝王、今度はためらわずにフックを全て付け替えていた。


二度起こったことは三度あるというの言葉を信じてこのルアーを投げた帝王だが、場所によっては臨機応変にルアーを使い分け次々とジャックを釣り上げていく。


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一方、私の方はせこいルアーで数を釣りながらここぞというポイントではテッポウウオを狙うのだが、せこいルアーはナンヨウチヌの猛攻に会いおチビちゃん達が次々と釣れた。

そうはいってもこれらのおチビナンヨウチヌはとても美しく、傷ひとつない美しい魚体にピンと伸びたヒレ、日頃養殖のマスを管釣でいじめている身としては、このような美しい魚体こそ真の釣りなのだなとしみじみ感じてしまうのであった。

午後になり、潮が満ち始めてからは昨日と同様魚の反応が鈍くなりなかなか出てこなくなった。


Imgp7801

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バラクーダやメッキなどがポツリポツリと釣れる中、狙いを大物マングローブ・ジャックに絞って攻めていた帝王であるが、最後にフックを交換した件のマンズ・ルアーで良型バラクーダを釣り上げたところでこの日の釣りは終了となる。

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とうとう最後までテッポウウオを釣ることができなかった。
二人ともバラしてその姿まで見ているのがから悔しくて仕方ないのだが、この悔しさは次にぶつけるしかない。

それでも、今回も様々なルアーで様々な魚を釣り上げ、ある時は思い通りの展開で獲物を仕留め、ある時は身をよじるような悔しい思いをし、たくさんの楽しい思い出を残してくれた楽しい釣行となった。

釣りのターゲットと言うのは釣り人それぞれによって異なり釣れた魚に対する価値観も十人十色ではあるけれど、狙って釣る釣りの好きな釣り師の皆さんにはオススメの釣りであると確信する。

機会があれば、いや無理矢理作ってでも是非一度トライしてみてはいかがだろう。



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2016年10月17日 (月)

マングローブ・フィッシングは楽し!@マリンボックス 西表島

西表島に入って三日目、又してもマングローブに出かけての釣りとなる。

南の秘境の島に行きながら、しかもGTだのキハダマグロだのアカジンだの、大物や高級魚がいる海に出ずになぜマングローブの川でカヌーの釣りに没頭するのか?と疑問に思う釣り師の方も多くいらっしゃると思うので、その魅力を少し語ることにしよう。

Imgp7729b

ルアー釣りをなさる多くの方が入門はブラックバス釣りだったのではないかと思われるのであるが、あなたがルアーでのバス釣りにハマった面白さは何だったであろうか?

私の場合、まずはルアーという餌でなく、中には魚の餌とは程遠い形のものに魚が食いついてくると言うことがたまらなく面白かった。

そしてバス釣りを経験していくうちに、魚のいる場所、魚の活性のいい条件、その条件にあったルアーの選択、正確なキャスト、魚を惑わすアクションなどといった条件が揃うと魚が釣れる、というゲーム性がそれまで経験していたエサの釣りとの決定的な違いでありこれに魅了されたのだ。さらにバスの生息する自然のロケーションの美しさもこれに加わる。

私がバス釣りを始めた30年前にはこのような本に書かれたような釣りが成立するフィールドや環境がたくさんあった。

ところが、バス釣りブームによる釣り人口の爆発的増加、フィールドの荒廃、バス・フィッシンフに対する社会的無理解による釣り師や魚への理不尽な攻撃などにより、本来のバス釣りの楽しみ方ができなくなったしまった。

ルアー釣り師達が管釣りのマス類や海の魚にターゲットを変えていったのもこうした背景があったからに違いない。

そんな現在の日本のルアー釣り環境において、先に書いた本来のルアー釣りを教科書通りに満喫でき、しかも魚の濃さや種類も豊富、ロケーションは日本とは思えないマングローブの川。

そのマングローブの川にはリザーバーのような立木もあれば自然湖のような天然のカバーや地形などが作り出す、魚のいそうなポイントが次から次へと現れ、ここ!という場所には必ずと言っていいほど魚からの反応があるという、自分のテクニックをお思う存分発揮できる理想のルアー釣りフィールドなのだ。

Imgp4603cb

釣れる魚もその種類の多さから、想像だにしなかった美しい魚や珍しい魚が釣れてくる。大きいのも小さいのも狙い方次第で様々狙うことができる。
このようなルアー・フィッシングの快楽的要素が凝縮されている理想に近い釣りができる規模のマングローブの川が数多く存在するのはおそらく西表島のマングローブくらいなのではないかと思うのだ。

この釣りを一度体験してしまった釣り師の多くがリピーターとなるという話を聞くのもうなずけるのである。

かつてバス釣りに情熱を燃やした釣り師の皆さん、押し入れや倉庫に眠るバスルアーや管釣り用に買い込んだルアーを一度すべて棚卸しして西表島を訪れることを勧める。

前置きが長くなってしまったがマングローブ・フィッシング三日目をスタートさせよう。

この日もテッポウウオの唯一いるとされる川に再度挑戦し何が何でもテッポウウオを釣る、そして大物マングローブ・ジャックを仕留めることにした。

昨日の釣行での経験を通し、かなり色々な情報が手に入ったので今日こそはぬかりなく目的を達成しようというわけだ。

午前10時過ぎ潮の引いた河口付近からカヌーを出して最初のポイントであるテッポウウオを目指す。

Imgp4639cb             
                                                    昨年釣ったテッポウウオ


朝一のポイントは岩盤や岩周り、そこに日陰が絡むポイント。
ブラックバスのそれと同じように、そのポイントのどこにどう魚がついているのかを想像しルアーをキャスティングして通す。

ポイントから少し離れて静かにカヌーを流すとたくさんのテッポウウオがカヌーの下から逃げるように岸側に逃げていくのが見えた。魚はいる。

岸ギリギリを狙いうまくルアーがポイントに入るとバイトがある。
昨年テッポウウオを狙った時は小型のペンシルベイトが良かったが、今回も小型のトップに反応がいい。なんといっても木や葉にとまる虫に水を吹きかけて落とし捕食する魚なのだから、ベイトは上から落ちてくるのがいいのだろう。

小型のミノーで攻めるといいところに落ちた瞬間バイトがあった。
小さく力強く絞り込まれる竿の感触にヒットを確信、しかし次の瞬間魚がジャンプし針ははずれてしまった。
ジャンプの瞬間、薄黄色の魚体に太い濃い緑の縞毛様がはっきり見えた。テッポウウオに間違いない。テッポウウオは口が固いのでフッキングがなかなか難しいのだ。

さらに数十メートル続く一級のポイントを流したがバイトが数回あっただけで針にかからないので、大きく回り込んでもうひと流しすることにした。

静かに、ミスキャストでポイントを潰さないように慎重かつ正確にキャストを続けていくと、やはり魚のいかにもいそうな場所にルアーが落ちれば反応がある。

これは釣れる!と確信した私たち一同、一番のポイントの大きな木陰にカヌーは近づく。
少し遠目から慎重にキャストし木陰の中を斜めに引いた瞬間、ココッ!という短い感触があった瞬間竿が引き込まれる。

今度こそは慎重にと魚のジャンプに備え竿を構える。
ジャンンプをうまくかわし魚はカヌーによってくる。
舟ぎわまで来たところで一気に抜き上げると美しいテッポウウオの縞模様が上がってきた。
ついにやった!テッポウウオを釣ったぞ!と思った瞬間!
抜きあげた勢いで宙に弾んだテッポウウオの口から針がはずれて、そのまま勢いでカヌーの反対側まで弾み飛び再び川の中に落ちてしまった!
テッポウウオが宙を舞い水に落ちるまでの瞬間がスロー・モーシュンでまぶたに焼きつくと同時に、呻きとも嘆きともつかない声を発してしまった。

「エノさん、残念やったね。悔しいだろうけれど愚れないでね」
と、帝王が冗談交じりに慰めてくれたのだが、私の気持ちはヤサグレていた。
なんという失望感。悔しさ。自分への怒り。様々な思いが一瞬で沸き上がりながらも、まだまだある、と自分に言い聞かせる。

次のヒットはネズミ型の小型トップウォーター・プラグを投げた帝王に。
一瞬ヒラを打った魚は間違いなくテッポウウオ、しかも私のより大きい!
いいファイトをしながら船べりに近づきあとは抜き上げるだけ、と思った瞬間、プッ!と針がはずれてしまった。

今度は帝王が悶えるように悔しがる。

お互い仲良く悔しい思いを存分にしてしまったままポイントを通過してしまったので、さらにもう一度ここのポイントを攻めることにした。

とにかく魚の活性がいい時間帯に釣り上げようという作戦だった。

しかし次の流しでも、魚の反応はあるもののなかなか針がかりしない。
溜め息混じりでこのポイントを諦め次のポイントへ向かった。

次のポイントも魚はいるのだがなかなか針がかりしない。
ルアーが合わないのか、魚の活性が今ひとつ低いのか?
ガイドのヨネちゃんも「こんなにテッポウウオで苦労するとは思わなかったですね」と首をかしげる。

ここもふた流しして攻めたが攻めきれなかったので、気分転換にマングローブ・ジャックのポイントへ移動しようということになりカヌーを進めることにした。



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2016年10月14日 (金)

マングローブ・パラダイス西表島 二@マリンボックス 西表島

マングローブ・フィッシング二日目の午後、後半も大物マングローブ・ジャックとテッポウウオを求めて上流の支流奥深くから河口に向かって釣り下ってくるという展開となる。

昼食後、釣り始めて早々に小型のマングローブ・ジャックが釣れた。
ルアーは相変わらず管釣り用のシケーダーというルアー。セミちゃんである。

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周囲のマングローブからは絶えずセミの声が聞こえていたのでこのルアーが当たるのもうなずける。
もうこの頃になると何匹釣れたのかも覚えていなかった。

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潮はゆっくりと上がり始めていた。
水面に浮かぶ木の葉がゆっくりと上流に向かって流れている。

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両側をマングローブに囲まれた支流をふと見上げればそこは原生の世界が広がり、人の手の全く入っていない手つかずの自然を満喫出る。
なんども書いてしまうが、このようなところが今日本国内にどれだけ残されているのだろうか?


上がり始めた潮の流れに逆らうようにカヌーは下流に向かいゆっくりと流しながら釣りを続けていくのだが、どうも魚の反応が先ほどよりも鈍くなってしまった様子である。

テッポウウオのいるポイントを攻めるが魚の反応は全く無くなってしまった。

やる気のある魚さえいてくれれば、いい場所にルアーを落としたらすぐに答えが出るのがここでの釣りの素晴らしいところなのだが、魚がいないとはっきりと反応もなくなる。


カヌーは狭い水路から本流に出た。
来るときは川の両岸に広大な干潟が広がっていたのだが、全て水の中に沈んでおり川幅は倍くらいに広くなっているように感じられた。

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ここからしばらくは倒木や立木周リに着くマングローブ・ジャックを狙うのだが、こうなると大物狙いの得意な帝王の独壇場だった。

彼は、ブラックバスのトップ・ウォーター・プラグのカタログのようなタックル・ボックスからその場その場の状況に応じたルアーを選んで、テンポよくかつ正確にポイントを攻めていった。

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                                       まるでルアーのカタログのような帝王のボックス


立木と流れの当たる、いかにも魚の好みそうなポイントに来たとき、ここぞという場所に投げた帝王のレッド・ペッパーを動かした瞬間、大きな波紋とともにバシャン!という水音が立ち水面が炸裂する。

次の瞬間、帝王の雄叫びがジャングルに響きわたる。
水面はふたたび静かに戻っており、魚は針にかかりきらなかったのだ。

さらに、同じ筋を下りながら似たような場所で二発出るのだが針に乗らない。
どうも魚の活性が下がり気味の様子でルアーを食い切らないのだ。

やる気のある魚というのは動くもの、自分の琴線に触れるものには迷わず食らいついたり、飛びついたりするものだが少しでも活性が落ちると食い方が甘くなる。

この日は潮が上がり始めてからは魚達のその傾向が顕著になり始め、いいポイントを狙い魚が反応してもルアーを舐めるように触るだけだったりするので、その度に釣り師は身をよじらせて悶え苦しむのであった。

前半にテッポウウオの反応の良かったポイントも、下りながら上げ潮の状態になったら同じポイントなのかと思うほど沈黙してしまい魚の姿すら見えなくなってしまった。

ガイドのヨネちゃんは悩みながら川を右に左に、過去のそして今日午前中良かったポイントを次々と攻めていくのだが、波紋が広がる程度の魚の反応はあるもののなかなか針にかかるまでには至らなかった。


朝一番でテッポウウオの反応が一番良かったポイントまで釣り下り、本日最後のテッポウウオ狙をすることになった。

同じ場所なのだが午前中に比べて水位が1メートル近く上昇しているので同じ場所に見えない。

川面のかぶさるマングローブの枝と水面のわずかな隙間にルアーを投げ込むのは、なかなかの集中力と腕前がいるのだが帝王はいとも簡単にこなしていく。

何投目かに久しぶりのヒット!
魚はあまり大きくないようだがテッポウウオ的サイズだったのでとうとう来たか!と
一瞬カヌーの上は盛り上がったのだが、上がってきたのはオキフエダイだった。

小さいながらもオレンジの背びれに黄色の鮮やかなお腹からヒレにかけてのコントラストの美しい魚体は変わらない。

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さらにそこから数メートル下ったところで今度は私にヒット!
しかしこれも同じくオキフエダイだった。

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午前中にはたくさん見えたテッポウウオの姿も全く見られない。
オキフエダイの群れが入れ替わってしまったようにも感じられるほど状況は変わったしまっていた。


時間も残り少なくなったのでボートをあげる側の岸に移動し最後のポイントを流したところで帝王のレッドペッパーにバラクーダがヒット。

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この魚がこの日の最後の魚となりカヌーを岸にあげた。

昨日は午後遅くからのお試し程度の釣りだったが、今日は朝から夕方までマングローブを堪能した。

潮の動きによる魚の活性の変化、どんな場所でどんなルアーが効くのかなどいろいろ知ることもできたし、なによりも教科書通りにいい場所にはいい魚がいて私達と遊んでくれる。

こんな夢のようなパラダイスが他にあるだろうか?

私の子供の頃は身近に川や沼があり、簡単な仕掛けの道具と餌で小ブナやクチボソが簡単に釣れた。
小学校に入る直前に初めて釣ったクチボソが私の釣りの原体験である。
それ以来遊びといえば魚釣り。クチボソからフナへ、フナからヘラブナへ、大人になってからはルアーのブラックバスや管釣りのニジマスと移行していくのであるが、お金もかからずに手軽に釣りのできる環境が身近にあったからこそ今の私の釣りがある。


今、若者達の釣り離れが顕著のように思えるが、彼らの周りには魚の釣れる場所がない。子供達は釣り場もなければ釣りに接する機会も私の子供の頃に比べたらなきに等しいと思われる。

ここの島のマングローブのようにまでとは行かずとも、魚を手軽に釣ることのできるフィールドが日本の各地にあって、子供達が気軽に釣りを楽しむことができたなら日本の釣り界の未来も明るくなるのだろうな、などと自分の釣果よりも釣り界の将来を思ってしまうのであった。

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2016年10月13日 (木)

マングローブ・パラダイス西表島 その一@マリンボックス 西表島

2016年秋の西表釣行、二日目も初日と同じく岐阜の帝王と一緒にマングローブ・フィッシングを楽しむ。

今日向かう川はテッポウウオがいる川だというので、自ずとメイン・ターゲットはテッポウウオ、そしてもちろんでかいマングロブ・ジャックとなる。

テッポウウオと言ってもご存知ない方もいらっしゃるかもしれないが、この魚は主に東南アジアのジャングルに生息する魚で、水中から川などに覆いかぶさるように生茂る草木の葉にとまる昆虫類に向かい、水中から虫をめがけて口から勢いよく水鉄砲を発射して虫に当て、その勢いに押されて水面に落ちたところを一瞬でパクリと食べてしまうという大変珍しい魚であり、私が小学生の頃は珍しい生き物として小学生向けの学習雑誌や理科の教科書にも写真付やイラスト付きで書かれていた。

その珍しい魚がまさか日本にいて、それを自分が釣ろうとは小学生当時のenos少年は夢にも思わなかったのだが、昨年初めて訪れたこの西表島で思いがけなく釣ってしまってからというもの、憧れの釣りのターゲットの一つになってしまった。

そうのような珍しい魚なので西表島にいると言ってもどこにでもいる訳ではないらしく、限られた川の限られた場所にしかいないらしい。
従って、西表島を訪れたからといって必ずこの魚にである訳ではなく、生態を熟知したガイドがいて初めて出会える魚なのだ。

これは魚に限らず大自然に住む鳥や珍獣などにおいても同じことが言え、自然の中の動物というのは檻の中にいる動物園の動物とは違い行けば見られるなどという簡単なものではないのである。

さて、話を先に進めよう。
この日朝9時過ぎにカヌーを積んだ車でマリンボックスを出発し川に向かう。
途中で水分などを補給し川へ着きすぐにカヌーを下ろして釣り始める。

この日、釣りのガイドを務めてくれるのは若き名ガイドのヨネちゃん。
昨年は二人で港の目の前の海でアカジンを釣りまくるという嬉しい体験をさせてくださった。

天気は快晴、風は微風ながら涼しい風だ。

時間はちょうど下潮の潮止まりらしく、水の引き切った河口付近は広い洲とむき出しの岩盤に囲まれてその上にマングローブが生茂るという風景になっていた。

出発に際し、帝王がタックル・ボックスから取り出したルアーがおかしかった。
アメリカのマンズ社製のハード・ルアーなのだが、その形はミミズを模したワームと言われるソフト・ルアーそのもの。

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ソフトルアーというのは総じてハード・ルアーよりも良く釣れることが多いので、何故わざわざ手間暇かけてこのようなものを作り上げたのか?おそらくアメリカ人的ジョークも交えて作ったのであろうけれども、このルアーの開発に携わったフィールド・テスターは初めてこのルアーを手渡された時に、一体どのような反応をしめしたのかなど謎と興味が次々と湧いてくる珍ルアーなのであった。

帝王曰く、知り合いのルアーショッップから是非これでマングローブ・ジャックを釣ってくれ!というリクエストとともに手渡されたらしい。

そんなルアーを見ながら出船。
最初に入ったポイントがいきなりテッポウウオのいる場所。
私は昨年ここでテッポウウオを釣り上げ、強烈な印象を受けたのでこの場所がそういうところであるということがすぐに分かった。

そして、ポイントに近づいてみるとテッポウウオの群れがわらわらと湧き出すように逃げていくではないか。
この光景を見て興奮しない釣り師はいないと思うであろう。

すぐさま用意していたルアーをキャストする。
木から落ちてきた虫を食べる習性の魚のので、私が用意したルアーはグラス・ポッパーというバッタを模したルアー。

これは本来釣堀のマス釣りで夏場から秋のバッタのいる時期に多く使用されるものなのであるが、今回西表島に来るに際しテッポウウオ対策として、このバッタちゃんとその他にもセミを模したものなど虫の形のルアーをいくつか持ってきたのだ。

キャストを繰り返すが、どうも魚からの反応はよろしくなくルアーを追ってくる姿が見えない。

何度か繰り返すがどうも反応は今ひとつ、しかし10センチほどのテッポウウオがワラワラと湧き出すように逃げていく様子は時折見るのでいることは間違いない。

同じポイントを何度か回り込んでは攻め直したが魚は出ることがなかったため次のポイントに移動する。

この時私はルアーをバッタからセミに代えることにした。
何故ならマングローブの林からセミの鳴き声がうるさいほどに聞こえていたから。

これが良かったのか次に移動したポイントで本日初フィッシュとなるナンヨウチヌを釣り上げた。おチビちゃんながら魚が釣れるのは嬉しいし、自分の狙いが当たったような気もしたのでご機嫌である。


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さらにおよそ5分後、今度はマングローブ・ジャックことゴマフエダイのこれもまたおチビちゃんを釣り上げる。どうもルアーが釣堀のニジマス用の小さいルアーなので釣れる魚も自ずと小さくなってくる様子。こういうセコイ釣りは得意なのだ。

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カヌーを上流に向かって流しながらんポイントはテッポウウオからマングローブ・ジャックポイントへと変わったのでルアーも代えてミノーにしてみた。

しばらく流していったところでマングローブの根っこギリギリのところに落としたルアーをチョンと引いたところで竿がしなる。
なんだか今日は調子いいぞ!とこれまたおチビちゃんながらも引きを楽しんで巻いてくるとナンヨウチヌだった。

しばらく川を上り支流に再びテッポウウオのポイントだというのでセミちゃんにルアーを戻して投げたらすぐにヒット!やった!テッポウウオだ!ルアーに飛びかかる姿が見えた!

しかし、手応えはどうもテッポウウオのそれとは違う。
茶色い背中を見せて上がってきたのはマングローブ・ジャックだった。

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ヒットの瞬間を見ていたヨネちゃんによれば、テッポウウオが食いつこうとした瞬間下から飛び出したマングローブ・ジャックが我先にと食いついたのだという。

余計なことをしやがって!狙いのテッポウウオが釣れたと思いぬか喜びしたというのに。

その時、ほぼ同時に帝王にもヒット。
そちらはジャックならぬナンヨウチヌ。同じ場所にいろいろな魚がいるのには本当に驚かされるし楽しい。

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帝王もジャックやナンヨウチヌを次々とキャッチするのだが、肝心なテッポウウオがなかなかかかってくれない。

一度は私にヒットしたのにバレてしまった。
この時は木から落ちる虫になりきって水面に落とし、一瞬間をおいてちょこっともだえるようにルアーを動かした瞬間に来た。狙い通りの展開に喜んだのもつかの間1メートルほど引いてきたところで外れてしまったのだ。

次に来たのも虫になりきって岸際ギリギリにルアーを落とした瞬間。
一瞬テッポウウオの大きな縞模様が見えたので、こいつはいただきと思った瞬間下からロケットのように飛び出したマングローブ・ジャックの口に針がかかってしまった。

贅沢な話なのだがマングローブ・ジャックが憎くてたまらない。
今、僕が欲しいのは君じゃないんだよ。ごめんね。
と声をかけてリリースする。

この後はナンヨウチヌ、マングローブ・ジャック、メッキなどが何匹かかかったがそんなことはもうどうでもよくなっていた。

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                                               マングローブ・ジャックの牙
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とにかくテッポウウオが釣りたかったのである。
支流の奥まで釣りあがったところでマングローブの木陰にカヌーをとめてお弁当を食べる。

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潮は上がり始めており、つい先ほどまで見えていたマングローブの根っこが少しずつ水に浸かり始めるのを見ながらこの日後半の釣りの展開を想いつつ美味しいお弁当を口に運んだ。


ご参考
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2016年10月12日 (水)

フィッシング・パラダイス西表島@マリンボックス 西表島

10月の連休明けの火曜日。早朝、羽田発の那覇行きの機内は幼い子供連れの家族が多く普段のフライトよりも機内は賑やかだった。

朝一番のこの機に乗り那覇まで飛び、那覇空港で岐阜の帝王と落ち合い石垣行きに乗り継ぐ。
石垣空港から離島桟橋にタクシーで移動し連絡船に乗れば一時間ほどで西表島に着く。

西表島は昨年5月末からおよそ半月滞在し釣り三昧の暮らしをしたパラダイス。今回はおよそ1週間これまた釣り三昧のパラダイスとなるだろう。

今回はメンバー全員で6名の釣行だが、私と岐阜の帝王の二人が先乗りして二日間マングローブでの川釣りを楽しんだところに、木曜に後発の残り4名が合流し、ここからは海の釣りとなる。

川でのターゲットはマングローブ・ジャッックと呼ばれるゴマフエダイをはじめ、美しい魚体のオキフエダイ、ナンヨウチヌ、メッキ、コチなど様々な魚種でテッポウウオまで釣れるポイントもある。

昨年私が最も感動したのはこのテッポウウオを釣ったことだったが、一般的には釣り人はマングローブ・ジャックの大物を狙うのが常らしい。
昨年なんの予備知識もなく西表島のマングローブ釣りをしてしまった私はこのことを知らず、帰ってから多くの釣り人の憧れはこのマングローブ・ジャックであることを知った。

午前10時、那覇空港で岐阜の帝王と落ち合い石垣島へ飛び、石垣島から連絡船で西表島に着いたのは午後2時半近かった。

港に迎えに来てくださったフィッシング・ガイドのマリン・ボックス、オーナーの宮城さんと再会の挨拶をしつつ素早く荷物を車に積み込み宿となるマリン・ボックスさんへ着けば直ぐに釣りの支度をして出発。

この日はさほど時間がないので近場の川に行くこととなった。

岐阜の帝王は昨年私がマングローブの釣りを本ブログで紹介したのを見て以来、この釣りに深く興味を持ったらしく、昨年末の頃だったか、今年の遠征に西表島に行くと決まった時に、海釣り師に先行してマングローブ・フィッシングをやりたいと言い出したのも彼なのであった。

この方は実はブラック・バスでもかなりの実績のある方で60アップを既に二本も釣り上げているらしく、トップ・ウォーター・ゲームが大好きという。

トップ・ゲームのマングローブ・ジャックへの憧れは西表遠征が近づいたここ数ヶ月は日に日にテンションが上がり毎日仕事関係者、釣り関係者、さらには仕事のお客さんにまでマングローブ・ジャックの魅力について熱く語っていたらしい。

川に着くと既にカヌーが用意されており、我々二人もルアーをセットする。

河原に一面に生い茂るマングローブを見た帝王はこれを見ただけで既に興奮気味で、これをバックに写真を撮った。

帝王がタックルのセット中、先にタックルを1セット用意できた私が目の前のマングローブとの隙間のような川岸の浅瀬にキャストの感覚を試そうと小型ミノーをキャストして引いてきたら足元でルアーをあげる直前に何か魚がバイトしてきたのを見てテンションはさらに上がる。

魚はヒットしなかったものの、ちょいと試しに投げたルアーにいきなりバイトするなんてなんとエキサイティングなことか!

準備が整いカヌーは川に出る。

この日ガイドしてくださったのはオーナーの宮城さん。カヌーは潮の動きに合わせてまず下流のポイントに向かった。

川の中央に出れば周囲はマングローブに囲まれ、さらにそれを囲む山々は全て自然の原生林。杉の木も植わっていなければ山の上に送電線の鉄塔もない。大空を遮るものは何もなく聞こえてくるのはセミらしき声と鳥の鳴き声くらい。
人口のものは我々自身のカヌー一式と遠くに見える橋くらいであり、それも狭いマングローブの支流に入り込めば見えなくなってしまう。

街で暮らす日常の垢のようなものからどんどん解き放たれて身も心も軽くなっていくのがわかる。
このような人の手つかずの自然が残っているのはおそらく日本では北海道の知床半島とここ西表島くらいなのではないだろうか?
規模で見たら圧倒的にこの島の自然の方が濃いと思った。

カヌーは下流に進み最初に入ったポイントは昨年美しいオキフエダイを私が釣った場所だった。

マングローブ・ジャックの実績も高い場所らしい。

カヌーの前に座る帝王が最初のキャストをする。

ルアーが水面に落ち何度か引いたところでいきなりのヒット。
なんという!釣り師にとっては夢のような釣りではないか。

いきなりマングローブ・ジャックか?と期待したがあがてきたのは30センチほどのバラクーダだった。これも南国の魚だ。

この時点で帝王も私もテンションはマックスに上がり顔はにやけっぱなしになる。

ここからポイントを下流に流しながら攻めていくのだが、川でのベイト・ロッドでのキャスティングは昨年の6月にここでやって以来全くしてない私はうまく投げられないばかりかルアーを操作するのもままならず、最初の一流しは全く釣りにならなかった。

ポイントの最下流まで行き、引き返して今度は登りながら同じポイントを攻め直す。

普段ならこの辺で魚が飛び出すところらしいのだが、上げ潮の時間なのでこのような時は魚がマングローブの奥の方に入り込んでしまうため、密林のようなその奥にルアーを投げ入れることができず苦労した。

さらに上流にカヌーを進め少し狭い流れに入ったあたりで、ルアーをトップからシンキング・ミノーに代えていた私にヒット。小さいのでろくに竿も曲がらない。上がってきたのはGTの赤ちゃんであるメッキだった。

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それでも初ヒットは嬉しいもので、ギュ、ギュ、と鳴くメッキの写真を撮ってリリースする。

ここからは潮がすっかり止まってしまったようで、見るからに美味しそうなマングローブのトンネルの木陰や岬状のポイントが次々と現れるのだが魚の反応は薄かった。

地合いではないのだ。


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マングローブに囲まれご満悦の帝王

しばらく川を上がると狭くなり、再び下りながら攻めることに。

このころから少し潮が流れ始めてくる。
下げの潮なので魚もマングローブの奥から出てくる絶好のタイミンが訪れようとしていた。

「さっきまでとは川の雰囲気が変わりましたね」などと話しているところにヒットしてきたのは美しいオキフエダイという魚。

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オレンジ色の背びれに黄色の腹ビレの魚体が美しい私の大好きな魚。
あまり大きくならないので釣りのターゲットとしての地位はあまり高くないのだが個人的には大好きな魚だ。

少し流したところでマングローブのきわギリギリにルアーを落とした帝王のルアーに魚が飛び出した。
この出方と引きはひょっとして、とファイトしながら上がってきたのは帝王憧れのマングローブ・ジャックだった。


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サイズこそ小さめではあったが精悍な魚体が美しい。
人生初ヒット、初キャッチ。憧れのマングローブ・ジャックを手にした帝王は満面の笑顔を浮かべたのでありました。

潮が動き始めると魚の反応も良くなり、ポツリポツリと魚が釣れるようになります。
上がってくる魚は次から次へと違う魚が上がってくる。

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一つ一つ名前を宮城さんから聞くのだが覚えきれない。
同じ魚かと思ったら横縞が入っていてこれはまた別な種であるなどという。この時点ですでに五目は釣れていたのではないか。

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上の二つは似て否なるお魚ちゃん   縞模様が縦と横

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               帝王は次々キャッチ


潮が下がり流れ始めたのでカヌーは大きく上流に移動することにした。


時折通り雨がぱらつくが蒸し暑さに冷たい雨は心地よく、さらに一瞬強く降りもしたが全く気にならなかった。

時は夕まづめの時間を迎えており、ジャングルからは鳥たちの様々な鳴き声が絶えず聞こえてくる。おそらく鳥好きの人たちにとってもたまらない楽園なのではないかというと、日本に生息する鳥類の3分の2がこの西表島に生息し、さらにこれに一時的に滞在する渡り鳥を加えることになるのらしい。

大筒のような望遠レンズを付けたバード・ウォッチャーもこの島には多く訪れるという。

移動したカヌーは川の広い本流を遡りながらポイントを攻めていった。

魚の反応はそれほど良くはないようだったが見るからに魚の出そうなポイントが次々と現れるので、いつ魚が出てくるか、キャッストを繰り返しながらもドキドキしっぱなしなのである。

この先のカーブの奥にある支流の流れ込みではパシフィック・ターポンという魚が良く釣れます、というので期待はさらに高まった。

ところがそのポイントに着いて見たら支流から川面一面に浮遊物があり覆われてしまっていた。
これはダメかな?と言いながらもシンキング・ミノーを投げていたらヒット!

ターポンか?!と思ったが上がってきたのはメッキだった。

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さらにすぐにヒット。今度はバラクーダだった。
その直後にキャストした帝王がルアーを引き始めた瞬間プッと糸が切られてしまう。バラクーダの鋭い歯が糸に触れてしまったらしい。

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ここは相当のバラクーダの群れがいますね、と言いながらキャストを続けると今度はおチビちゃんのバラクーダ。

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この歯にはどんな釣り糸もかなわない

そうこうしているうちに時計は午後6時近くなり、南の島の遅い日没を迎える時間となったためこの日の釣りは終了となり、夕闇迫る中を一層と激しくなるジャングルからの鳥の鳴き声に包まれながらカヌーは戻ったのでありました。

3時間程度の釣りということもあったけれど本当に一瞬で過ぎ去ってしまったような楽園の一時、至福の時間とは正にこういうことをいうのではないかと思わされた数時間なのでありました。

本日よりまだまだ真夏の西表島から毎日更新を目標にいたしますのでお楽しみに。


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2016年10月 7日 (金)

横浜国際プールにて水泳大会本番!

先月のお彼岸の日、私の通うスポーツクラブの水泳大会が横浜国際プールで行われたので初めて参加してまいりました。

本ブログで既に何度か書いておりますように、およそ10年前、カナヅチからスタートした水泳なんですが昨年秋頃から急に距離を泳げるようになり、それじゃあどのくらいのタイムで泳いでいるのだろうか、知りたくなったので初参加という運びとなりました。

会場の横浜国際プールには事前に何度か通って50メートル・プールの距離感というものを自分なりに掴み、満身創痍での出場!と行きたかったのですが、大会前日に横浜国際プールの近くに用事があったので、それじゃあ最後の調整がてらちょっくら泳いでおくか、と泳いだのが大間違い。

軽く一往復流した後に競技モードでバタフライを泳いだその時、30メートルを過ぎたあたりから頭が痛くなり始めどんどん締め付けられるように痛くなってくるじゃあありませんか。

残り10メートルあたりではズキズキと痛むのでもう泳ぐのをやめようか、とも思ったのですがゴールが見えているので我慢して泳いでしまった。これがまずかったようで、ゴール後動けないほどのひどい頭痛でコースロープにしがみつくのがやっと。

しばらくジッとしていたら痛みが治まってきたので一時的な酸素不足か何かで痛くなのであろうと判断し、だいぶ楽になったのでもう50メートル軽く流して上がったのでありました。

その日はなんとなく首のあたりから頭部にかけて鈍く痛みが続いたのですが、一晩寝たら治るっぺ、というくらいに思っていた。

ところが、当日の朝頭痛で目が覚めるという最悪の体調。
それでもなんとかなるだろと頭痛薬を飲んで土砂降りの中、国際プールに出かけて行ったのでありました。

この日の競技はスポーツクラブの南関東全施設が集まっての年に一度のお祭り的イベントで子供から年寄りまで誰でも参加でき、年代別に泳いで行くわけなのですが、競技人口の関係で25歳以上は一派一絡げで泳ぐというスタイル。

私は午前中に背泳ぎ50メートル、午後一にバタフライ50メートル、最後に自由形50メートルの三種目にエントリーしておりました。

本番前のウォーミング・アップに軽く泳いでみたら、泳いでいくとだんだん頭が痛くなってきたので一本で終了。
なるべくジッとしていることにしましたよ。

朝一の背泳ぎ50メートルでは、進行の段取りがよく分からずにのんびりと人の泳ぐのを観客席から見ていたら自分の出番に危うく遅刻し失格になるところでありました。

なんとかギリギリで間に合って泳いだ結果は予想どおり8人中ビリッケツ。
80歳近いおっさんも一緒に泳いだけれど軽〜く置いていかれてしまった。

まあそれでも完泳できたのでよしとしましょう。

続いて午後一のバタフライ。頭痛の起因となったトラウマ的種目。
それでも飛び込んだ勢いで10メートルくらいは稼げるだろうと甘い考えでいざスタート!

飛び込みはバッチリだったのですが、ドルフィン・キックの真似事をしているうちにたの選手がみんな見えてきた。ということは自分が一番ビリにいるということですね。

マイ・ペースでと自分に言い聞かせながらかなりゆっくり泳いだにもかかわらず最後の15メートルくらいは腕が上がらなくなりかくことができないので進まなくなってしまった。これって初めてここのプールで50メートル泳いだ時と全く同じじゃん。一体何のための練習だったのか?!

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                                           スタートわずか5mで独走態勢(笑)

それでも諦めないで泳ぎ切りましたよ。
自分の実力を知りたいだけなので順位はどうでもいんですから。

それにしても、もうこの時点でかなり疲労し、たったの100メートルしか泳いでいないのにこんなに疲れるものなのかと、普段プールでダラダラ泳いでいるのと競技形式で泳ぐのとでは全く質が異なるのだということを実感したのであります。

もう帰って昼寝でもしたかったのですが、自由形が残っているので仕方なく午後の3時過ぎまで他の方々の泳ぎを朦朧とした意識の中で傍観し、最後の自由形に臨みました。

クロールは泳ぎ的には問題ないので体力的にどの辺のスピードまで上げられるかだけが勝負どころ。
最後の種目なので死んだ気になって頑張ろう、などという勢いはすでになく、完泳を目指すことに集中してスタート。
これまたみるみるうちに周りの皆さんが見えてきてどんどん置いていかれる。
マイ・ペースで!と言い聞かせながら泳いだのですがどこかで焦っていたりしちゃうんでしょうね。最後の10メートルはきつかった。 

それにしても、他の参加の皆さん早い!

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                                     なんとか食らいつこうとするのではありますが・・・


それでも全種目完泳したので記録は出ました。
これが知りたかったのですが、当日は終了後すぐに帰って夜のクエ鍋パーティのためにクエを一匹さばいて用意しなければならないという大切なミッションがあったので、素早く着替えて会場を後にしたのでありました。

くたくたに疲れた体でクエをさばくというのもなかなかの苦行で、はたから見たら「遊んでばっかりいて!」何て思えるんでしょうが、やってる方は結構必死なんです。

クエ鍋パーティの件はすでに本ブログに書いた通り楽しく終わり、この日はくたくたになって終了。

さらに翌日、ちょっとしたイベントをやったらなんだか身体中が疲れてしまい、腕も上がらなくなるほどのかつて経験のない疲労感。

これはいくらなんでも遊び過ぎだな、と数日間おとなしくプールにもいかず、整体院で強力な鍼治療などしていただきやっと泳ぐ気になったのでプールに出かけたら、enosさん先日の大会で賞を取ったのですが張り出してもいいですか?とプールの受付の方に聞かされ、えええ???だって全部ビリだったんですよ!!!と返したのですが、これが記録証とメダルです。と渡された。

中を見てみたらタイムの入った記録書と賞品のメダルが入っているじゃあありませんか。

なんでも55〜59歳の部で、背泳ぎは銀メダル、バタフライも銀、自由形が銅って、これは背泳ぎとバタフライはそれぞれ2人、自由形は3人しか参加者がいなかったっていうことじゃないですか。

それよりも気になったのはタイムの方でしたよ。
これが知りたくて出た大会なのですから。

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結果は写真の通り。100メートルのタイムじゃないか?と思うくらいに笑っちゃう遅さなんですが、いいんです!!!

これで自分の泳ぎの基準タイムができたのですから。

さて、来年のこの大会、今の所出て見る予定なのですが果たして記録は伸びるのか落ちるのか?
今回の記録がスタートとなるのか、それとも人生ベスト・タイムで終わってしまうのか?
来年をお楽しみに。



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2016年10月 3日 (月)

仙台ワラサ釣行2016@ばんばん丸 塩釜新港

船でのジギングを本格的に初めて三年目、すっかり年中行事になってしまったのが秋の到来とともに訪れる仙台でのワラサ釣行です。

この時期水温の低下とともにワラサのベイトとなるコウナゴ(東北ではメロウド)が湧いてきてそこに回遊中のぶりの群れがつく瞬間が入れ食いの時期にとなるのですが、事前情報では今年はどうも水温が高いらしいのでありました。

釣行前にも、「水温が高いのでシイラの入れ食いかもしれません」と本ツアーを主催するプロショップEbb&FlowのY店長が冗談を飛ばしていたほどでした。

今回は前夜に横浜を出発し、距離およそ450キロ、約5時間強のドライブをし、出船時間前に塩釜新港のばんばん丸に到着、釣りをしたらお風呂を浴び、仙台名物牛タンを食べてそのまま横浜に深夜戻るという、ゼロ泊二日のプチ弾丸ツアーであります。

参加者は週末ということもあり9名の参加、ジギング王、鬼才KHKさん、Y店長、6月のよせみや一緒だったオサ虫くん、久しぶりのスペアリブさん、毎年このツアーはご一緒の栃木のマッシーさん、初めてご一緒させていただくMさんにFさん、そして私。

しばらくお会いしていないマッキーさんという方も参加予定だったのですが急遽何だかトラブったらしくて残念な不参加でありました。
マッキーさんお会いしたかったです。

一行は金曜午後9時過ぎに横浜のお店を出発、首都高、東北道と入り、休み休み行きながらも翌朝午前4時前にはばんばん丸さんに到着。

真っ暗な中で支度を始めたのですが昨年10月半ば頃に来た時に比べてずいぶんと暖かい印象でありました。

しばらくしてビンビン丸、もといばんばん丸の船長が登場し荷物を船に積み込めば出船です。わたくし個人的にはばんばん丸よりビンビン丸の方が好きなんだけどなあ。

午前5時過ぎ出船、1時間半ほど沖に向かってまっしぐら。
途中他船からの無線で、漁船の網が入ったかもしれない、という釣り師的には嫌な情報が入ってきたのでありました。

6時半ちょい前のポイントに到着。早速釣りの開始。

昨年はY店長とスペアリブさん、私のたった3人でのしかも平日釣行ということもあり競合船がいなかったこともあってか、最初の一流しおよそ1時間で私一人だけでも24匹もワラサを釣ってしまうという大変な入れ食いを味わってしまったのでmどうも頭の中は入れ食いイメージしかなかったんです。

ルアーも昨年の入れ食いルアー、アンチョビット・シャープ140gのブルー・ピンクで始めました。

最初にヒットしたのは初めて間も無く鬼才KHKさん。
あっという間にワラサを手にしてしまった。

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いつもはその隣で釣っていたジギング王が最初の一匹を釣り上げるところなのですが、珍しくジギング王はこの時ライントラブルの真っ最中だったらしい。

しかし、魚がいると分かればそこはジギング王の名の通りすぐさま立て続けにワラサを三本釣り上げてしまうのだから凄い。

この様子を船の反対側の舷で見ていた私は、今年も入れ食いかな?などと甘いことを考えていた。

一方ミヨシ付近でもFさんが開始早々良型のワラサを釣っておりました。
ルアーは私と同じアンチョビット・シャープのブルーピンク。

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これもトモにいた私は遠くから眺めていたので、よ〜しわしも釣るぞ!と意気込んでいたのでありました。

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するとすかさず隣のY店長にもヒット!
さすが早いなあ、と感心していたら上がってきたのはぺんぺんのシイラじゃないですか。なんのことはない、昨日高水温なのでシイラが入れ食いという予言を自分で証明してしまった。

私も何か釣らなくちゃ、としゃくり続けるもなかなかアタリがない。
しゃくれどしゃくれどアタリがないので、ジグの色をピンクシルバーに変えてルアーのサイズも落として110gにしてみました。

すると間も無くゴゴン!というアタリが手元に伝わった!
来た!と竿を持つ左手をあおろうとしたら、あら〜?腕に力が入らず合わせられない。

実は先週行われた横浜国際プールでの水泳大会に向けて気合を入れ過ぎてしまったのか、バタフライの練習中に腕の疲労が原因と思われる謎の頭痛、肩痛を起こしてしまい、この10日ほどはあまり運動もせずに休養しつつ新宿にある整体院まで通って治療を続けており、この前日夕方も強力に痛い鍼治療をした上で先生から釣行の許可をいただいて釣りに来ていたのでありました。

したがって、右手竿持ちのジギングでこうなることはなんとなく予想していたのではありますが、船に乗って竿をしゃくってみたらなんとかしゃくれたので、どうにかなるだろと思っていたのでしたが甘かった。

魚はバレてしまいトホホ。
すぐに竿を見で手持ちのベイト竿に変えました。

そんなことをしていたら左隣のスペリブさんにヒット。
でも、あまりぐいぐい引かない。ヒラメじゃないですか?と悪魔の預言者Y店長の言葉通り上がってきたのはヒラメ。

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わたし的にはワラサよりも高級魚ヒラメの方が嬉しいところなんですが、スペアリブさんはワラサ狙いで来たのでどうも納得がいかなかった様子で。

ヒラメといえば数年前のこの釣行でヒラメを10枚以上あげたのが鬼才KHKさん。
今回も僕のお土産に5枚くらいお願いしますよ。ワラサなんていう外道なんか釣っていないで早くヒラメをお願いします、と頼み込んだのですが、今年はワラサ狙いです、とキッパリ。

その宣言通り2匹目のワラサを釣り上げてしまうところが凄い。

間も無く私にも待望のヒット。
ワラサの引きではないのでこれはひょっとして、うふふ・・・と喜んでいたのですが
上がってきたのはホウボウでした。

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大きなな胸ビレが美しい、型も小さいのでリリース。

少し間があって、またまたお隣のスペアリブさんにヒット!
今度はグイグイ引きがいいので本命のワラサでしょう、とニコニコしながらファイトするスペアさんでありましたが見えてきたらあれえ?何だか平べったいじゃあないですか!

上げてみれば良型のヒラメ!
いいなあ!それが釣りたい〜!
と羨ましがりながら写真撮影。

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続いて反対の左舷オオトモのジギング王にも何か来た!
そつなく上げてきたのは、これもびっくりサイズのホウボウ。

どうも本命ワラサが来ないなあ、と思っていたらMさんにワラサがヒット。

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Fさんも着々と上げている様子でした。

このように一流し目は少なめではありましたがポツリポツリと釣れたので、二流し目以降にも期待をしたのですが、これがさっぱりアタラなくなってしまった。

こんな渋い時はゴビアス・ブルスリムか根魚狙いでアンセスターか、と交互に使ってワラサよりはヒラメ狙いで底の方を軽くしゃくっては落としてみたものの、アタリはさっぱり。

普段は寝ているのに珍しく朝一から釣りをしているY店長にもシイラを釣った後はなかなかヒットがないようですので、プロが釣れないんじゃしょうがないか、と思わされるほどに渋い。

一方で昨夜移動中にハイテンションで眠れなかったらしいオサ虫くんは睡魔に耐えられずキャビンの奥で寝てしまいました。

私の方はこの釣りを続けても釣れないな、と感じたので普段は使わないN-CAST130gという小ぶりのシルエットで重さは130gしっかりあるのに変えた一投目、ゴゴン!ときましたワラサのアタリ。

ファイトもワラサらしくぐいぐいと気持ちよく引いてくれて気持ちよい。
同時に、なんとか一匹釣れた〜!という安堵感も。

流し変えの移動中に船長に聞いてみたら、反応らしい反応があまりなく、通りがかりの魚がポツリポツリと釣れていると言う感じらしい。

9時を回ると誰にもアタリがなくなり、ポイントを小さく移動しながら攻め方を変えるものの全くダメ。

10時半を回った頃船長の決断で大移動となりました。
30分ほど走って着いたところは漁礁周りらしいポイントで他の船も数隻おりました。

根掛かりに気をつけてね、と言い船長の一言にビビりながら底をとってヒラメを狙うのですがなかなか簡単にアタッてくれない。

お隣とさらにお隣さんが同時に根掛かりをしているのを見たらこっちも底を取るのが怖くなってきた。

慎重に落としてそこに着いたら素早く底を切るようにしていたものの、数しゃくりしたところで!!!なにかかかった!
来たかな?と思いキキアワセしてみたらあらあ、根掛かり。
どうもロープのような動くものに掛かるらしくて強く引いてもなかなか外れもしなければ糸もきれないというもどかしいものでありました。

すると後ろの方で「きましたよう!本命が」というので振り返れば、KHKさんがヒラメを手にしている。
通常ならまあまあサイズのヒラメなのですが、先ほどスペアリブさんの大型を見てしまった二人の目には小さく見えてしまい、かわいそうだからリリースしましょうか?

と言ってるところに開発中のプロとジグをしゃくっていたY店長にワラサがヒット。
久しぶりのダブルヒットだ、と思っていながらもヒラメはリリースしてしまったので写真はワラサだけ。

Img_5377b

このヒラメのリリースには船長も衝撃だったらしくマイクで「なんと!ヒラメをリリースです」とアナウンスしていた。さすが鬼才!ウツワが違うんです。

どうもこのポイントはヒラメのポイントらしく、この後マッシーさんも大きなヒラメを釣り上げましたし、Y店長は小さなアタリがたくさんあるけれど乗らないのでヒラメではないか?というのです。

Img_5382b

私にはアタリどころかかすりもしないんですけれど。

あまりにも渋いからかこの日は12時で沖上がりということになり、結局マッシーさんの大ヒラメが最後の一匹となってしまいました。

船中ワラサ10匹くらいにヒラメ4枚、ホウボウ4匹という釣果。

昨年、一昨年に比べたら貧果ではありましたが、海にとってはこのくらいの釣果のほうがダメージも少なくちょうどいいのかな、なんて思ったりして。

でもちょうどよくない人が一人だけいた。
その方、キャビンの爆睡がたたってか一人だけ何も釣らずに仙台観光旅行になってしまった。

船を上がり近くのスーパー銭湯で汗を流し、近所の牛タン屋で美味しい牛タンをいただき観光旅行を満喫して帰路に着いたのでありました。


写真提供   Ebb&Flow
                

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