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2016年10月17日 (月)

マングローブ・フィッシングは楽し!@マリンボックス 西表島

西表島に入って三日目、又してもマングローブに出かけての釣りとなる。

南の秘境の島に行きながら、しかもGTだのキハダマグロだのアカジンだの、大物や高級魚がいる海に出ずになぜマングローブの川でカヌーの釣りに没頭するのか?と疑問に思う釣り師の方も多くいらっしゃると思うので、その魅力を少し語ることにしよう。

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ルアー釣りをなさる多くの方が入門はブラックバス釣りだったのではないかと思われるのであるが、あなたがルアーでのバス釣りにハマった面白さは何だったであろうか?

私の場合、まずはルアーという餌でなく、中には魚の餌とは程遠い形のものに魚が食いついてくると言うことがたまらなく面白かった。

そしてバス釣りを経験していくうちに、魚のいる場所、魚の活性のいい条件、その条件にあったルアーの選択、正確なキャスト、魚を惑わすアクションなどといった条件が揃うと魚が釣れる、というゲーム性がそれまで経験していたエサの釣りとの決定的な違いでありこれに魅了されたのだ。さらにバスの生息する自然のロケーションの美しさもこれに加わる。

私がバス釣りを始めた30年前にはこのような本に書かれたような釣りが成立するフィールドや環境がたくさんあった。

ところが、バス釣りブームによる釣り人口の爆発的増加、フィールドの荒廃、バス・フィッシンフに対する社会的無理解による釣り師や魚への理不尽な攻撃などにより、本来のバス釣りの楽しみ方ができなくなったしまった。

ルアー釣り師達が管釣りのマス類や海の魚にターゲットを変えていったのもこうした背景があったからに違いない。

そんな現在の日本のルアー釣り環境において、先に書いた本来のルアー釣りを教科書通りに満喫でき、しかも魚の濃さや種類も豊富、ロケーションは日本とは思えないマングローブの川。

そのマングローブの川にはリザーバーのような立木もあれば自然湖のような天然のカバーや地形などが作り出す、魚のいそうなポイントが次から次へと現れ、ここ!という場所には必ずと言っていいほど魚からの反応があるという、自分のテクニックをお思う存分発揮できる理想のルアー釣りフィールドなのだ。

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釣れる魚もその種類の多さから、想像だにしなかった美しい魚や珍しい魚が釣れてくる。大きいのも小さいのも狙い方次第で様々狙うことができる。
このようなルアー・フィッシングの快楽的要素が凝縮されている理想に近い釣りができる規模のマングローブの川が数多く存在するのはおそらく西表島のマングローブくらいなのではないかと思うのだ。

この釣りを一度体験してしまった釣り師の多くがリピーターとなるという話を聞くのもうなずけるのである。

かつてバス釣りに情熱を燃やした釣り師の皆さん、押し入れや倉庫に眠るバスルアーや管釣り用に買い込んだルアーを一度すべて棚卸しして西表島を訪れることを勧める。

前置きが長くなってしまったがマングローブ・フィッシング三日目をスタートさせよう。

この日もテッポウウオの唯一いるとされる川に再度挑戦し何が何でもテッポウウオを釣る、そして大物マングローブ・ジャックを仕留めることにした。

昨日の釣行での経験を通し、かなり色々な情報が手に入ったので今日こそはぬかりなく目的を達成しようというわけだ。

午前10時過ぎ潮の引いた河口付近からカヌーを出して最初のポイントであるテッポウウオを目指す。

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                                                    昨年釣ったテッポウウオ


朝一のポイントは岩盤や岩周り、そこに日陰が絡むポイント。
ブラックバスのそれと同じように、そのポイントのどこにどう魚がついているのかを想像しルアーをキャスティングして通す。

ポイントから少し離れて静かにカヌーを流すとたくさんのテッポウウオがカヌーの下から逃げるように岸側に逃げていくのが見えた。魚はいる。

岸ギリギリを狙いうまくルアーがポイントに入るとバイトがある。
昨年テッポウウオを狙った時は小型のペンシルベイトが良かったが、今回も小型のトップに反応がいい。なんといっても木や葉にとまる虫に水を吹きかけて落とし捕食する魚なのだから、ベイトは上から落ちてくるのがいいのだろう。

小型のミノーで攻めるといいところに落ちた瞬間バイトがあった。
小さく力強く絞り込まれる竿の感触にヒットを確信、しかし次の瞬間魚がジャンプし針ははずれてしまった。
ジャンプの瞬間、薄黄色の魚体に太い濃い緑の縞毛様がはっきり見えた。テッポウウオに間違いない。テッポウウオは口が固いのでフッキングがなかなか難しいのだ。

さらに数十メートル続く一級のポイントを流したがバイトが数回あっただけで針にかからないので、大きく回り込んでもうひと流しすることにした。

静かに、ミスキャストでポイントを潰さないように慎重かつ正確にキャストを続けていくと、やはり魚のいかにもいそうな場所にルアーが落ちれば反応がある。

これは釣れる!と確信した私たち一同、一番のポイントの大きな木陰にカヌーは近づく。
少し遠目から慎重にキャストし木陰の中を斜めに引いた瞬間、ココッ!という短い感触があった瞬間竿が引き込まれる。

今度こそは慎重にと魚のジャンプに備え竿を構える。
ジャンンプをうまくかわし魚はカヌーによってくる。
舟ぎわまで来たところで一気に抜き上げると美しいテッポウウオの縞模様が上がってきた。
ついにやった!テッポウウオを釣ったぞ!と思った瞬間!
抜きあげた勢いで宙に弾んだテッポウウオの口から針がはずれて、そのまま勢いでカヌーの反対側まで弾み飛び再び川の中に落ちてしまった!
テッポウウオが宙を舞い水に落ちるまでの瞬間がスロー・モーシュンでまぶたに焼きつくと同時に、呻きとも嘆きともつかない声を発してしまった。

「エノさん、残念やったね。悔しいだろうけれど愚れないでね」
と、帝王が冗談交じりに慰めてくれたのだが、私の気持ちはヤサグレていた。
なんという失望感。悔しさ。自分への怒り。様々な思いが一瞬で沸き上がりながらも、まだまだある、と自分に言い聞かせる。

次のヒットはネズミ型の小型トップウォーター・プラグを投げた帝王に。
一瞬ヒラを打った魚は間違いなくテッポウウオ、しかも私のより大きい!
いいファイトをしながら船べりに近づきあとは抜き上げるだけ、と思った瞬間、プッ!と針がはずれてしまった。

今度は帝王が悶えるように悔しがる。

お互い仲良く悔しい思いを存分にしてしまったままポイントを通過してしまったので、さらにもう一度ここのポイントを攻めることにした。

とにかく魚の活性がいい時間帯に釣り上げようという作戦だった。

しかし次の流しでも、魚の反応はあるもののなかなか針がかりしない。
溜め息混じりでこのポイントを諦め次のポイントへ向かった。

次のポイントも魚はいるのだがなかなか針がかりしない。
ルアーが合わないのか、魚の活性が今ひとつ低いのか?
ガイドのヨネちゃんも「こんなにテッポウウオで苦労するとは思わなかったですね」と首をかしげる。

ここもふた流しして攻めたが攻めきれなかったので、気分転換にマングローブ・ジャックのポイントへ移動しようということになりカヌーを進めることにした。



ご参考
ルアー・フィッシング・ガイド・サービス

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