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2016年11月14日 (月)

岩見淳三14thリサイタル 第二部@かなっくホール 東神奈川

さて、前回(昨日)本ブログに書きました岩見淳三リサイタルの第二部の開幕でございます。


第二部の始まりは暗転したステージに岩見さん一人、ガットギターを手に椅子に座っての始まり。

ギターソロで「ミスティ」を弾きます。
ギターという楽器はコードを弾きながらメロディもリズムも奏でることのできる楽器ですが、これはそれなりの腕があるからこそできる技でありまして、私がジャズのソロギターでこういうスタイルを聞いたのは1970年代後半にジョー・パスというギタリストの「バーチョーゾ」というソロアルバムが初めてでした。

その時の驚きは、これは本当に一人で同時に弾いているものなのか?!というものでしたが、今まさにそういう演奏が眼の前で繰り広げられているではありませんか。
岩見さんのソロギターも一音一音細やかな表現に富んでおり、曲の進行とともにギターは様々な顔を見せてくれる。

ある有名な音楽家が「ギターという楽器は小さなオーケストラだ」というようなことをかつて言っていたのを思い出すほどそのギターの奏でるサウンドは彩り豊かで表現力に溢れるものだのでありました。

切ない恋心を歌った同曲の歌詞はないものの、メロディやハーモニーからはその切なさがひしひしと伝わり会場は静まり返ったのでありました。


二曲目は打って変わって全員集合してアップ・テンポの曲「スイングしなけりゃ意味ないね」です。
YAYOIさんのリード・ヴォーカルに娘、息子三人のコーラス隊が息もぴったりにスイングする。

バックのメンバーもノリノリでコーラスのリフとの掛け合いも実に小気味良く、ドラムス、ピアノ、ベースと交互に掛け合いながら文字通りスイングしまくりの一曲でありました。
サウンド的にはマンハッタン・トランスファーですね。歌手の構成こそ違いますがあのスイング感であります。

三曲目はHanahちゃんのみがステージに残り、いつの間にか手にはウクレレを持ち、弾きながらMCで家族の思い出などひとしきり語った後に自己のオリジナル曲「ありがとう」という曲を披露。
ウクレレに合わせて口笛のイントロから彼女の澄んだソプラノ声がスッと会場に響き渡る。この人はすでにメジャーデビューもしている歌手で、ミーシャさんのバックコーラスにも入っているらしく実力は本物、声も美しいながら細かな歌の表現が実に素晴らしく天性のものを感じさせてくれます。
シンプルなメロディーに家族や友達、みんなへの感謝の気持ちが優しく伝わって来るとても美しい曲でした。


次なる曲は、東日本大震災や熊本の震災被災地の方への募金を募るためにファミリーで作ったクリスマスソング集のCDの中から「オー・ホーリー・ナイト」 を兄弟三人と岩見さんのガットギターでご披露。

こう曲もできるんだ!とちょっとびっくりさせられた一曲。
クリスマスソングの中では最もダイナミックで好きな歌なのでどんな風になるのか興味津々でしたが、Hanahちゃんのリードに二人のコーラスが美しく一瞬だけ幸せなクリスマス気分に浸らせてくれました。

さらに次の曲もHanahちゃんをフューチャーして彼女のオリジナル曲「ソング・フォー・ダーリン」という曲。
今度はHanahちゃんギターを手にリズミカルなイントロから始まる、ちょっとソウルフルな曲。70年代っぽいサウンドだなあ、彼女の音楽のルーツが垣間見えるような感じだなあ、なんて思っていたら曲のリフがいつの間にかスティービー・ワンダーの「 Isn't she lovely」になている。客席の手拍子も呼び込んでノリノリの曲でありました。

それにしてもこの子(失礼)は才能あるなあ。お父さんのギターにお母さんの歌唱力をそのまま両方受け継いでしまっている。
今後の彼女の活動にはみなさんご注目あれ!あ、この曲 i-tunesでも聴けるとか。
ご興味ある方は是非。

さて、しばしのHanahちゃんコーナーが終わり再びYAYOIさんが登場し全員での演奏。
今度は最近の不安定な世界情勢に向けて平和な世界を、というメッセージを込めてジョン・レノンの「イマジン」を歌います。
ジョン・レノンファンの私としてはこんなに嬉しい選曲はないのですが、これをどうアレンジして聴かせてくれるのか興味津々。


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三人のコーラースと岩見さんのガットギターをバックちょっとゴスペル風に始まり、イン・ テンポになってからはさらにソウルフルに平和への願いを歌い上げてくれました。
曲が終わり「さて、残念なお知らせがあります。次の曲が今夜の最後の曲です」というMCでYAYOIさんが客席の笑いを取りながら始まったのはセルジオメンデスで昔大ヒットした「マシュケナダ」
最後の曲らしくノリノリの演奏でしたよ。客席にも「オバ・オバ・オバ」というリフのを一緒に歌わせて会場全体が盛り上がります。

歌のバックをサポートするバックもノリノリ。
歌の間に短く入るソロもキレ良く楽しく思わず体が動き出してしまいます。

続いてまたまたC・ジャム・ブルースの演奏にのってメンバー紹介。
客席へのご挨拶もノリノリのまま大拍手に包まれてステージは終了。となるところなのでありますが、会場からの手拍子がすぐさま始まり鳴り止まずアンコールへ。

岩見さんがステオージに現れると、この日、北は北海道西は関西方面から駆けつけてくれたお客様へのお礼の言葉があり、さらにYAYOIさんんが登場して曲のの始まり。

アンコール曲は岩見さんのガットギターとYAYOIさんのデュオで「テネシー・ワルツ」をしっとりと歌い始めました。

私、個人的にこの曲は幼かったころ我が家にあったエリ・ちえみのSPレコードを繰り返し聞いて体に染み込んでいた曲なので、そういった幼い日々の思い出などが一気に去来して思わずジンと来てしまった。

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ジンとしていると間奏のギターソロの間にYAYOIさんはステージを降りて客席でマイクなしで生声で二コーラース目を歌い上げた。これがなんとも感動的に気持ちが伝わってきて、終わるとともに大拍手。

さらに、メンバー全員をステージに呼び戻してもう一曲。
ドラムスの叩き出すイントロに始まり「スウィング・スウィング・スウィング」です。

最後の曲らしくノリノリの歌と演奏だったのですが、この曲の花は何と言ってもドラムス。
オリジナルでもドラムスとベニー・グッドマンのクラリネットの掛け合いが聴きどころですが、ここではコーラスとドラムスの掛け合いが小気味良い。
さらに岩見さんのギターとドラムのデュオがつづく。
ギターから次々と飛び出す聞き覚えのあるメロディーが楽しい。次は何が出るのかと聞き入ってしまう。

引き続いては菅野さんのドラムスのソロが炸裂!
この人のドラムスは本当にキレがいい。小技がうまい。大技もすごい。
大物ミュージシャンとの共演もたくさん経験なさってらっしゃるようなので、そういう方々との演奏にも興味が湧いて行ったのでありました。
最後は怒涛のドラムス叩きまくりで締めたところでもうワン・コーラス。

最後の最後までノリノリのステージでは幕を閉じたのでありました。


今回のリサイタルは「岩見ファミリー」と大きく銘打っただけあって、これまでのゲストミュージシャンと岩見クゥアルテット+YAYOIさんというスタイルから、ファミリーの作り出すサウンドに変わってきましたね。

曲もジャズのスタンダード中心から、ポッポスの曲をジャズ風に、あるいはオリジナルを取り混ぜてとても多彩で楽しい音楽を家族で作り出してしまうというのはすごいことなのではないか!と感心させられてしまったのでありました。

岩見さんのファミリーでのコンサートは年に1〜2度、不定期に行われるそうです。ギタリスト岩見淳三のジャズ・サウンドに加えたさらなる魅力がありますので、コンサート情報など目にした方は一度お聴きにお出かけすることを勧めいたします。
写真提供:350club


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