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2017年1月22日 (日)

2017年、初シーバス・ジギング@長崎屋 本牧港

今年初のシーバスジギングです、って言っても毎シーズン一〜二回しか行かないので初っていう程のものでもないんですけれど。

でも、今回のシーバス・ジギングはぼくにとってはちょっと特別な楽しみがあったのでした。

それは毎度おなじみのソルト・ルアー・ショップ・Ebb&Flowさんの店頭で知り合った山田氏とさらにそのまたお友達でぼくにとってはシーバス・ジギングの大先生に当たるルアー・デザイナーの若林氏と一緒に釣りができるというものなのであります。

本格ジギングを初めて再来月で丸三年という初心者シロートのわたしでありますが、こういうベテランの方たちと一緒に釣りができるのは物凄く勉強になるし、新しい釣りの仲間が増えていくのは楽しくて仕方ないので、この日は是非とも皆さんに船の上で美味しいコーヒーを飲んでいただこうと、気合を入れて準備し勇んで出かけたのでありました。

港に着いてタックルを船に運んだいったら若林氏がすでに来ていた。
荷物を運び込んで、ささ、コーヒーいれよ、っと車に戻りコーヒー・タックルを取り出そうとハッチ・バックのドアを開けたら「ありゃ?」コーヒー・タックルが無い!

どうやら出がけにバタバタして忘れてきてしまった様子なのでありました。
なんだか釣りを始める前にすっかり意気消沈してしまいましたよ。
なんたって最近では釣りも楽しみますが、全国各地の釣り船もしくは船宿などで自家焙煎のコーヒーをいれて無理やりみんなにもませる快楽を覚えてしまってからというもの、こちらの方の比重がどんどん高くなってきており、今回は地元横浜でのEno Cafe開店ということで、数日変えからテンションを上げてきたというのにこの失態。

仕方ないので船に乗り込み支度をして出発を待ちます。
釣りを始める前から「仕方ない」という気分になってしまうなんて、トホホ。

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この日は前日大釣りの情報が入ったためか平日だというのに熱きシーバス・ジギング・ファンで船はなかなかの混みよう。

右舷側はすでに満席、時間ギリギリ出来た方々は左舷に回っていました。
ストラクチャー周りのポイントを攻めることの多いこの釣りは、ポイントへのアプローチが片舷に限られてしまうことも多く、反対側に釣り座を取ると不利なのでありますが、ぼくはなんとかギリギリ右舷に入れた。

山田氏もぼくの右隣に席を取り一緒に釣りができることになったのでやっと少しテンションが上がってきました。


午前八時過ぎ出船。船は凪の東京湾に出て行きます。
大海原を北上するのかと思いきや船は左に旋回しどうやら横浜港へ入っていく様子。

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ベイブリッジの真下を通り抜け港の中に入っていきます。
「こんな奥にも魚がいるんですねえ」と山田氏に聞いたら「川まで入ることもあります」とのご返事。

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橋の真下に来て写真を撮ったらなんだか懐かしいものがある。
ベイブリッジの歩行者展望台です。
最近は全く話題になりませんが、ベイブリッジができた当初1989年には大黒ふ頭PAから歩いて橋の真ん中まで来られるこの展望台は大人気だったような気がするんですが、税金と高速料金で作った施設に入場料をとるという、実に日本的常識、世界的非常識な運営の仕方に当時のぼくはビックりしたり呆れたりして完全無視していたのですが、案の定誰も行かなくなって2010年に閉鎖したとか。

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そもそも橋の下の歩道を真ん中までしか作らないなんて、橋としての機能がないし、こういうことを考えるお役所やそれにへばりついている企画会社や代理店など、庶民をバカにしているとしか思えない。
バカなのは自分たちなのに気づかないのだろうか?
こういう無駄なものに大金をかけても誰も責任を取らない日本て、素晴らしい国だなあ。
東京オリンピックもこういう施設がたくさん作られるのかと思うとまたまた気が滅入るのでありますが。

まあ、愚痴はこのくらいにして釣りを楽しみましょう。
最初のポイントはベイブリッジをくぐってすぐの所、シーバスが固まるらしいのです。

横浜港でシーバスというと港内往来している水上バスのことを言うのでそちらと勘違いしないでくださいね。ここでいうシーバスはお魚のスズキのことです。

最初の一流し、シーズン初のルアー投入に期待を込めて探ったのですが、すぐに魚の群れが通り過ぎてしまったようで小移動、船が止まり船長の合図とともに投入!

するとすぐにヒットの声が上がり、魚は活性も高そう。
今日はたくさん釣れるかも!

山田氏が間も無く釣り上げたので早速その釣り方を真似してみたらぼくも釣れた。
早くもボウズ脱出。幸先いぞ。

ここで二匹ほど釣った所で群れが消えたので移動します。
振り返るとみなとみらい地区の建物が眼前に広がる。見慣れたこの風景を海側から見るのは初めてだったのでとても新鮮な感覚にとらわれます。

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同じ風景も見る角度によって様々に形や印象が変わることは、観光ガイドに載っている写真を見て観光地に行ってみたらドオっていうことがなかった!という経験をするのも同じようなことで、観光写真は一番いいアングルから一番いい季節やお天気の日に一番いい所だけを切り取りますので、いつもその風景がそこにあるわけではないんですね。最近ではチラシなどの写真にも「写真はイメージです」などと小さく書かれている。あれです。

なんだか都会の海での釣りは景色に翻弄されて釣りの楽しみに集中できない感じですが、これもまた釣りの一つの楽しみ、普段見られないアングルから社会を見ることができるというものです。それはそれでためになるし楽しい。

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さて船は運河に入り鶴見の方向に北上しながら工業地帯のプラント周りなどのポイントを攻めていきます。この辺が都会の釣りですね。
京浜工業地帯のど真ん中の工業プラントはなかなかユニークな風貌ものもおおく、普段遠くからしか見えないものを間近に見るのは視覚的になかなか楽しく、最近では観光ツアーの船も出ているとか。


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工場周り、橋脚周りなどを攻めてポツリポツリと釣れて行くものの前日の爆釣とまではいかない雰囲気で、船長さんも魚探とにらめっこしながら魚のいる場所を探すのに苦労している様子が伝わってきました。

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「少し走ります」という船長のアナウンスで船は速度を上げ、僕らはキャビンに入り風と波しぶきから避難します。
少しウトウトとして目が覚めたら視界が開けていた。

ああ、ここは以前にも来たことがある羽田空港の着陸誘導灯のある橋の下。
見上げれば飛び立った飛行機が大空にがぐんぐんと高度を上げていく。

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橋脚周りを攻めてみるもあまり反応が芳しくないと見た船長はすぐに移動を決意したらしく、さらに北に向かって船は走り、大井埠頭を間近に出るくらいのこれまでぼくが行ったことのないくらい東京湾の奥の方まで行く。

ここでは魚の反応が良く次々と釣れるのでありますがどうにも型が小さい。
アベレージが20cm程度の小バスちゃんばかり。
それでも時折まあまあのサイズが上がることもあるのでしばらくここでやることになった。

ここでこの日は自らは釣りをせず中乗りさん的アシストをしていた若林氏から「エノさん、ブルスリムで釣ってくださいよ」と声をかけられた。となりのやまだくん、もとい、山田氏も「釣ってくださいよ」とプレッシャーをかける。

17 ゴビアス・ブルスリム80g  (若林勉氏デザイン)

ゴビアス・ブルスリムは若林氏がデザインしたジグで、ぼくが初めて見たのはもう三年近く前になる能登輪島の弾丸ブリ・ツアーの時。

当時はまだプロトタイプをテストしている段階だったのですが、テスターの岐阜の帝王が、魚探の反応は真っ赤っかになる程魚がいるのに釣れない、という、いわゆる魚が口を使わない状況の中でいとも簡単にブリを釣り上げた姿が目に焼き付いているのであります。

本格ジギングが初めてだったぼくは帝王の竿の動かし方、リールを巻くスピードなど食い入るように見ていた。その時の印象は強烈で老いぼれかけた脳裏にもきっちりと焼き付いてくれた。さらにその後長崎の遠征や玄界灘の遠征で帝王の見せてくれたブルスリムの威力はぼくにとっては憧れであり、これを使わない手はないというほど強烈な印象とこれを使いこなせば潮が動かなく、魚が口を使わない時でも釣れる、という確信を得たのでありました。

その後、このゴビアス・ブルスリムというジグが正式に発売されてからはすぐに購入し、あらゆる釣行に持ち込み、渋い、潮が緩い、という時には必ずと言っていいほどこのジグを使い少しずつ使い方を覚えていったのであります。

今ではぼくが一番信頼出来るジグになっており、渋い!と感じたらこのジグを出してそれなりの結果を出していたことをデザイナーの若林氏も山田氏もよ〜くご存知だったらしく、このジグで釣るところを見たかったらしいのであります。

ルアーのデザイナー自ら「これで釣って下さい」と言われるのはものすごく光栄であるのでありますが、一方でこんなプレッシャーも仲々ない。

今年の初場所で一敗を一人守り千秋楽に臨んだ稀勢の里の気持ちが少しわかるような気がするくらいの大きなプレッシャー。しかしここは、稀勢の里よろしく「釣りは気持ちですから」と思いましたよ。

そして、おチビちゃんながら二匹釣り上げました。

周囲の釣り師の皆さんは、割と早めにテンポよく巻き巻きしながら魚をヒットさせる中、ぼくだけあまり竿を、いや、ほとんど竿は動かさず、巻き巻きしては止める、そして、巻き巻きしてまた止める、という方法での釣りをする。

二匹目を釣った時に若林さんが言った「エノさんの釣っている魚はみんなと違う(ルアーの動きに反応する)魚ですね」という言葉がなんとなく嬉しかった。

ぼくだけ違う釣りをしているんだ。
ということは、ぼくにしか釣れない局面も有るのだと思ったのですね。
もちろん逆もあるけど。

この日の船上にはシーバス・ジギングのベテランが多く、この時期のこのポイントはこういうパターン、というふうにかなりの知識と経験に裏付けられた釣りをなさっていた。

Dsc00118b ベテラン山田氏のタックルボックス(その一部)

経験も知識もないぼくは、ポイントもパターンもわからないので、巻で釣るか、フォールで釣るか、見せて釣るか、の三パターンしか引き出しがないので、その場その場で今はどういう状況なのかというのを自分なりに判断して釣りをしているに過ぎなかったのです。

それは、巻の時は「アンチョビット」、フォールの時は「アンセスター」、見せる時は「ブルスリム」というシンプルなものなので、場所や対象魚に関係なく仙台から沖縄、西表島までこのパターンで釣りをしてきたけれどそれなりの成果があったので自分の中では自信になっているのですね。

まあ、このように持論を展開しても「巻」でも釣れる時は巻き巻きして釣る方の方が効率よくバンバン釣るので、釣果的にはぼくなどベテラン諸氏には及びもしないのでありましが、自分なりの釣りスタイルをいつの間にか身につけているということをこの日実感させられ嬉しく感じていたのでありました。

さて、船上では小シーバスちゃんを一通り釣り上げポイントを移動することに、潮のタイミングを見て一番いい場所に行こうという船長の作戦らしいのです。

羽田の北側から東京湾を横断するように走る船はアクアラインの排気口らしき構造物に到着しここを攻めます。

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なんとなくフォールに当たりそうな気配がしていたぼくが使っていたゴビアス・アンセスター(通称つちのこ)に一投目からヒット!
いい感じで竿は曲がり、思わず「今日一番のサイズ!」と声を上げてしまったものの、なんだか引き方が違う。

若林氏はこの時点ですでに解っていたようでニコニコしながらたもを持ってぼくに近づいてきた。

海面から顔を出したのはなんとエイ!

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いろいろな外道を釣ってきたけれど、この愛嬌のあるエイを釣ったのは初めてなので思わす笑みがこぼれる、のでありますが、この魚は尻尾の付け根の棘に強力な毒を持っていることも知っているので取り扱いは慎重に。

でも珍しいので写真まで撮っていただいた。

この後、他の方にも立て続けにエイが掛かってしまったのでこのポイントは移動ということになり、船はさらに東京湾を横切って千葉県寄りに進みます。

どうやら沖に停泊している大型タンカーの周りをやるらしい。

昨年来た時はシーズン終盤だったのですが、終日このタンカー周りを攻めて、回遊しているシーバスを手にすることができたので、いいポイントだということは知っていたし、潮回りもそろそろ動き出していいタイミングのようなので期待は膨らみます。

船長の狙い通りポイントに着いたらすぐに釣れ始めた。型も良い。

魚の活性も上がっているのが目に見えてわかったのでジグを「アンチョビット」に戻して巻き巻き作戦。

すぐに結果が出てこの日一番の魚を釣ることができました。

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となりの山田くん、もとい、山田氏も同じジグでどんどん釣り上げる。
この方はシーズン中、というか、一年中仕事の休みの日は東京湾に出ているのではないかというくらい、この釣りを熟知していらっしゃるベテランなので、その時のパターンを素早く見つけ出したと思うと次々と釣り上げる。


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船がタンカーを一周して戻ってきた時、山田氏の探険丸を見た若林さんがぼくに声をかけてくれた。
「エノさん、サッパ・カラーのジグありますか?」と言われてないことを告げたら、「今サッパの群れに魚が付いているのでこれを貸してあげましょう。」とサッパ・カラーのジグを貸してくださった。


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プロにアドバイスされて、しかもルアーまで貸してくれると言って断る手はないので、遠慮なくお借りして攻め続けていくとついに来ました!
快心の一匹。

でも自分一人で釣りをしていたら釣れなかった一匹でもあります。
釣り方も道具も他人頼りで釣り上げたんですから。それでもそれを信じて釣り続けたのが良かったというものです。

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山田氏はすでにこのパターンをつかんだようで、探険丸に魚影が移ってきたタイミングを逃さず、次々と狙いすましたように釣りあげていくのは圧巻だった。

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この時船の上では釣れる人と釣れない人の差がはっきり出ていたようで、やはり経験と技術、読みに裏打ちされた釣りをする人は凄いのだなあということを実感させられたのであります。

時計はすでに3時近くなっており、回遊してくる魚の活性が落ちてきたところで終了。
船は本牧港に向かい一直線に走り始めたのでありました。
キャビンに入って若林氏、山田氏と今日一日を振り返り、潮の話、魚の話、ルアーの話と話題は尽きない。


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次の潮回りで爆釣があるかもしれないのでエノさんまた来ましょうよ、と誘われて気分はすっかりシーバス・ジギングに前のめりになっていったのでありました。
次回はコーヒーも忘れないぞ!

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