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2017年1月 2日 (月)

2017年元旦はスピリチュアルなのだ

今年のお正月は元旦早朝に目が覚めてしまい五時前にはどうしても眠れなくなってしまったので、エイ!っと起きてしまい、新年最初の一人Eno Cafeを行事的にかしこまって執り行いました。

どの辺が行事的かと申しますと、ぼくは十八歳の時に買ったジョン・コルトレーンというジャズ・ミュージシャンの「トランジション」というアルバムが大好きで、毎年年末最後にはこのレコードのA面を大音量でかけて一年を締めくくる、ということを二十年近く執り行って来たんですね。

このレコードのA面というのは、一曲目にアルバム・タイトルのトランジションという曲が二十分近くにわたり演奏されていて、これが火の吹くような激しさと調整の中でギリギリまで混沌としたサウンドを繰り広げており、聴いているとこちらも半ばトランス状態になり精神が浄化されていくような気がするんです。

そしてこの激しい演奏の次に流れるディア・ロードというバラードの曲が素晴らしく透明で美しく、優しく、トランス状態にあった心を優しく包み込んで、高ぶった気持ちを沈めつつも感動の中に誘ってくれるという構成になっており、個人的にはジョン・コルトレーンのアルバムで最高の、最強のA面と思っているのです。
現在売られているCDではこのディア・ロードが収録されていないということを小耳に挟み大きな落胆と怒りのようなものがこみ上げてきたことを覚えていますが。

話を戻すと、この十数年、いろいろあってこの年末儀式をすっかりやらなくなってしまったんですね。

昨日もおせちとコーヒー焙煎、そば打ちに疲労してそれどころじゃなかった。
ところが、元旦早朝に目が覚めてみたら、妙に澄んだ凜とした空気の中に身を置いた時に突然このA面が聴きたくなったんです。

しかしながら、現在埼玉の実家にいる私はレコードとオーディオ・システム一式を帰省時に持ってくるわけにもいかないので、音楽を聞く手段と言ったらYou-Tubeしかない。

PCから出て来るシャカシャカ音で、しかもMP3ごときの音でこんなありがたいアルバムを聴くのにはちょっとためらいもしたが背に腹は変えられないので聴きました。
早朝なので音量も極めて控えめに。

音を出してみれば元旦早朝の静寂の中に流れる小音量のコルトレーンというのもなかなか良いもので、暴力的大音量のグイグイ押し迫ってくるコルトレーンとは違い、激しい演奏ながらも一歩引いて語りかけてくるような聞こえ方をしたのであります。

昨日焙煎した自称「兎夢スペシャル」なる試験的焙煎のコーヒーを淹れてみたところ、これがまた予想以上に美味しく、素晴らしいバランスのコーヒーだったので、このコーヒーの香りと味に満たされながら聞くトランジションは心にどんどんしみこんできて、元旦早朝から一人妙に神聖な体験をしてしまったのであります。

Dsc00002b

You-Tubeですので一曲目が終わったら気持ちの冷めないうちに素早く二曲目のディア・ロードをさがして流せば至福の音と香り、味わいに包まれ、今年はきっといい年になるに違いない、と確信したのでありました。

あまりにも気分が良かったので、近くの日の出撮影ポイントに犬の散歩がてら出かけて初日の出の撮影もしようと思い立ち、六時半頃家を出てカメラ・ポジションの橋の上に着いたらすでに数人の人がパラパラと集まっており、手には一様にスマホを持って明るくなりつつある東の方向を見つめていらっしゃる。
ぼくはスマホを持っていないので、仕方なく一眼レフで本格撮影です。
とはいえ200ミリの望遠レンズは自宅に置いてきてしまったのでとりあえず付いているワイド系のレンズで勝負することに。

この日の東京地方の日の出時刻六時五十一分になると平地ばかりの埼玉特有の地平線的風景の中に立ち並ぶ高圧線の鉄塔と町のゴミ焼却場のシルエットの向こう側がにわかに明るくなりカメラを構えます。

徐々に明るくなってゆく地平線的風景と空の群青色のコントラストが素晴らしくシャッターと切ります。
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周囲の人たちも見ず知らずながら「あそこから上がる」とか「あと少し」とか声を上げ気分は高揚していきます。

六時五十三分、ゴミ焼却場の右隅が明るく輝いたと思ったらそこから先はグングンと陽が上がってきました。

Dsc00050b




画角を変えながらシャッターをバチバチ押し、初日の出を撮影するなんていつ以来のことだろうかと考えましたよ。

思えば今年初孫を生んだ長女が小学校に入ったばかりの頃、早朝の鵠沼海岸に車を走らせ家族全員で見た初日の出以来なのではないのかと思うと、これまた時の流れの速さとその間の様々な思い出が去来し、グングン上がってくる初日をみながら人生を振り返るというとても精神的に充実した瞬間を味わうことができました。

Dsc00099b

陽が川面に当たると水面から湯気が立ち上り始めて幻想的な雰囲気を醸し出して来れます。
電線とゴミ焼却場を心の中で富士山と大木に無理やり置き換えて見てみたらこれはこれで素晴らしい絵ではないですか!

ついでに近くの朝日のあたる協会の尖塔を撮影しました。

Dsc00106b
普段昼間見る時はどおってことない教会(失礼)なんですが、こういう光の中で見ると神聖な感じが際立ち心が洗われる気にすらなってくるから不思議です。

なんだかすごくスピリチュアルな元旦を、しかも早朝二時間あまりの間に濃密に体験してしまいこの一年はきっと良い年になる!そうなるように気持ちを入れていこう!と
珍しく己を奮い立たせる一年の始まりとなったのでありました。


あらためまして、新年明けましておめでとうございます。

本年もenos日記をよろしくお願い致します。

皆様にとっても素敵な一年になりますように!



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