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2017年1月23日 (月)

Pastime   Paradise@Christoph Adams Trio

このところ、本が読めるようになったと先日書きましたが、同様に音楽も耳にしっかりと入るようになってきて、ジャズを聴くのが楽しくて仕方ないのであります。

さらに最近あまり興味の湧かなかった新しいアーティストのアルバムにも興味が湧いてきたところにたまたま某通販CDサイトからメールが入り、輸入盤の捨値セールをやっているという話も先のハン・ベニンクのアルバムの時に話しましたが、あの時購入した三枚が皆良かったので、まだまだ掘り出し物がありそだぞ、と念入りに見たらあるわあるわ!面白そうなのがザクザク、しかも値段は550円とか、730円とかの激安価格。

これは買わない手はないわいと幾分逆上しつつポチって、というよりぽち、ポチ、ポチ、ポチ・・…と14連打もしてしまった。

昨日一通り聴き終えたところで面白かったのをみつくろって何回かに分けてご紹介しようというわけです。

それではトップ・バッター(古い表現だ)は・・・と。
う〜ん、どれから紹介しようか?なかなか甲乙つけがたいレベルの高さで難しいぞ!

では、まずはこれ!

002

Christoph Adams Trio クリストフ・アダムストリオ、でいいのかな?

ベースはEd Schuller エド・シュラー?
ドラムスはErnst Bier エルンスト・なんだろ?バイエルさんかな?
というメンバーのピアノ・トリオであります。

1997年8月9、10の録音。場所はOn Air Recording Studioという、ベルリンのスタジオでの録音。

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勉強不足のぼくはこれまで全くノーマークだったピアニストです。
一応記事を書くにあたってググってみたらどこにも1997年デビューのベルリン出身の新人でビル・エバンス風ピアノ、という言葉しか出てこない。このアルバム以外のこのトリオの作品紹介もあまり見られなく、短期間活動したピアノ・トリオのようですね。

確かこのころはヨーロッパのピアノ・トリオが流行った時期だったような。
ライナー・ノーツを見ても妙に詩的な曲と演奏紹介しか書かれていないので私の感じたままに書くことにしましょう。

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七曲の演奏中六曲がメンバーによるオリジナルで一曲だけスティービー・ワンダーのPastime Paradiseという1976年のキー・オブ・ライフというアルバムに入っていた比較的地味な曲をアルバムタイトル曲としてやっている。

ネット情報でによると、演奏のスタイルはビル・エヴァンス風と書かれているけれど、バンドとしてのサウンドはもっと多様で新しいですね。フリージャズ的な要素もあればモンク的な音を使った曲などもある(三曲目)し。

まあ、モダンジャズ以降の新しい音使いをするピアニストでモンクの話声に影響を受けていないピアニストはほとんどいないと思うので、ここでもモンク的と言いつつもそれを自分なりに消化してよりモダンな音使いにしているところは初期のチック・コリアあたりに近い気もしますね。リッチー・バイラーク的な音使いもしています。

バンドのサウンドとしては叙情的な音数の少なめなピアノの隙間をドラムスとベースが埋めていくような80年代以降によく見られたヨーロッパ風ピアノ・トリオ・サウンドと言えるのでしょうが、ではこのトリオの魅力などこにあるのだろうか?と聴き込んで見ると、ピアノの紡ぎ出す叙情的メロディが美しいというのが一つ。その隙間を埋めるベースがヨーロッパのクラッシック叩き込み的音程の良い綺麗な音のベースで、フレージングも端正でこぎみ良い。そこにタイトで抑えめなドラムスのバランスが良く、耳あたりがすごくいいのだけれど、聴きこむと実に味わいのあるフレージングや音使い、インタープレー(古いな)が素晴らしいのでありましょう。

これって確かにビル・エヴァンス・トリオにも言えることなのでエヴァンス的という評価になるのかな?確かに五曲目などはかなりエヴァンスっぽいピアノのフレーズも飛び出すし、ソロの受け渡し方もエヴァンス・トリオのやり方を意識しているのが良くわかる。

かと思うと六曲目などはキース・ジャレット風のテーマから、まさにそれ風のソロに突入し展開していくところがあったりして、ある意味まだこのピアニストの確固たるスタイルが出来上がる前の若い時代の録音と言っていいのかもしれません。

曲によって演奏スタイルが変化するところがまだ若いバンドとも言えますし、またそこがこのアルバムの魅力にもなっているとも言えます。
この時代を代表する様々なピアニストから影響を受けつつもまだ消化しきれないでいると言った印象なのですが、サウンドとしてはとても美しくまとまっているしスイングしているし、いいアルバムに仕上がっています。

おまけ的になってしまったけれど録音もいいですね。
エコーの処理などによる音空間の作り方がいかにもヨーロッパ的な透明感があって素晴らしい。

非常に才能を感じるピアニストなので他のアルバムも聴いてみたくなりネット上をウロウロしてみたのですが、このアルバム以外は見当たらず、現在どのような活動をしているのかもわかりません。

興味があるので、引き続き探していきたいと思う次第であります。
なんだか、とても中途半端なアルバム評になってしまい申し訳御座いません。



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