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2017年1月20日 (金)

隠岐の島釣行 その五@浜吉丸 豊田港 海士町

隠岐の島釣行三日目

この日海士町の豊田港は浜吉丸の梅林船長は頭を痛そうにしていた。
と言っても頭痛がしていたわけではなく、この日、ぼくら釣り師一行は午後三時出発の渡船で七類港に帰らねばならないので、帰り支度の時間を考慮すると釣りができるのはせいぜい頑張っても午後一時くらいまでと限られているなかで一体どのポイントを攻めればいいのか。

仮に昨日よかったブリのポイントまで走ったとすると釣りをする時間が短い上に万が一そのポイントがダメだった時に逃げ場がなく全てが終わってしまう。
さらに頭の痛いことにぼくら一行には青物の大物しか興味のない人もいれば根魚しか興味のない人もいるので、そのどとらも満足させられるポイントを与えられた自然条件の中で探さなければならないという、何かややこしいパズルのような難解な要求に頭を痛めていたのであります。

前の晩から「明日はどうしようか?」と悩む船長に「両立させるポイントはなかなか無いでしょうから時間で区切って、青物、根魚と狙うのもアリですよ」という話も出ていた。

朝6時半過ぎ出船。
今日は雲が多いながらも雨はなくウネリもさほどない様子。

船はまずは昨日、一昨日とよかったポイントに向かっていく。

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真っ黒い冬の日本海をオレンジ色に染めて朝日の上がるのを見ながらキャスティング派としゃくり派に分かれて釣りを開始。

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朝日に照らされて赤く染まる島の姿は幻想的で、そういう大自然の真っ只中に身を置いて釣りができるというだけでも大きな満足感を得ながらキャストを繰り返した。


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海に出た時から梅林船長の表情がどうも暗い。
操舵しながら海面を見つめつつ「潮が良くない」と独り言のように何度もつぶやく。

確かこの日は大潮、潮が動きすぎると良くないのか?
その辺のところに疎いぼくは、潮が動いた方が動かないより良さそうなものなのに、などと思ってしまうのでありますが、船長の表情が予言していた通りに釣り始めてみると魚の反応が薄かった。


最小のキャスティイングポインントは早々に諦め移動。
次はヒラマサの回遊魚も狙いつつ根魚中心に狙ってみましょうということになり、ぼくも竿をキャスティングからベイトの根魚竿に持ち替えて、海底をネチネチと探ることにした。

今回はインチクの使い方を根魚王に教えていただこうと持ち込んだのでそれを糸に結んで投入、底の取り方やインチクの動かし方、頭のなかでどんなイメージで動かすのかなど色々ご教授いただきながら釣りをするのだが、根魚王の言葉がなかなか自分の感覚になって伝わってこないのでありました。

Img_6340b

まあ、簡単に言うと「下手くそだから」ということなのでありますが、しばらくやっていると、海底にインチクが当たった時の感触で地形を読んでいくというのがなんとなくわかり始めた気がしてきた。


ヨッシーさんは初日、昨日と良型のブリを連発していたためか、この日もひたすら青物狙い。大型のヒラマサを狙って一人ミヨシでキャスティングを繰り返している。
この二日間のヨッシーさんの釣果を見たらおそらく「釣れない気がしない」気分だったのではないかと察せられる。

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ポイントを移動しながら攻めていくもののなかなか反応は渋く、やはり船長の言うように「潮が良くない」様子なのでありました。

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梅林船長は悩みながらも、ここがダメならあそこ、この手がダメならあの手で、とサボることなく次々と手を尽くして我々に釣らせようとするのでありますが、一向に竿が曲がることはなく、時折曲がったと思ったらぼくの根掛かりくらいでなんとも厳しい釣りになったのであります。

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根掛かりで一つしか持ってこなかった大事なインチクを失ったぼくは、潮の悪い時はこれ!と自分の中で決めている、ゴビアス・ブルスリム80gというジグに切り替えて底付近をしゃくります。

このジグ、本来は東京湾のシーバス(スズキ)ジギング用に開発されたジグらしいのですが、初めてぼくがこのジグを見たのは、まだプロト・タイプのテストをしていた岐阜の帝王が能登輪島の舳倉島沖で激渋の中でブリを釣り上げた時のことでありまして、そのイメージが鮮明に脳裏に焼き付いている。

さらに、同じく帝王が長崎の軍艦島周りで魚探の反応に移ったタイを狙って釣り上げた時、そして種子島沖で昆虫大好き氏が次々と良型の魚を釣り上げた時などの経験から、このジグは潮が動かない時ならどんな魚にも効く、と自分の中で確信していたのであります。


実際に自分でも仙台沖でのヒラメや鹿島でのワラサなど実績も持っているのでそれなりの自信もあるのでありました。


時計は早くもお昼を回ってしまい、船長はノーフィッシュに焦り始めている様子でありましたが、釣り師一同は「こんな日もある」くらいに比較的冷静な釣りをしている。
船長はアコウ(キジハタ)のポイントを狙いましょうと、青物はある程度見切りをつけて根魚狙いにしてくれた様子。

そんな中で、底付近をしゃくっていたぼくにやっとこさアタリらしきものがあったのを感じでアワセると、何やらかかった様なのですがちっとも引かない。
何だろう?と巻き巻きしてきたらああ、小さなカサゴちゃん。

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アコウではなかったけれど、それでもなんとか魚が釣れたのでそれなりに嬉しいものです。
すかさず根魚王も、「ここは俺のポイントだ!」と言わんばかりにカサゴを上げる。

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さらに次の流しでヒット!
今日一番の竿の曲がりに一同から歓声が上がる。
一同に見つめられる中ファイトして上がってきたのは見事なアコウ。


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さすが根魚王、いるところの魚はキッチリ釣り上げてしまうからすごい。
この一匹は梅林船長にとっても嬉しい一匹だったようで、安堵の声を上げていた。

なんとか、いい魚が釣れたのでもう時間もギリギリということでこの魚を最後にストップ・フィッシング。
船は港に向かいます。

港に着いてから私の船が出るまでの時間は二時間弱。
この間にタックルの片付け、送る魚や荷物の発送準備をし、宿に帰り風呂に入って昼食を食べてと色々やることがあり慌ただしい。

片付ける人、先にお風呂に入りご飯を食べる人、とチームワークよく作業を手分けし、さらに梅林船長や平田船長、勝田荘のご主人などの絶大なる協力を得たおかげもあり、予定より少し早まった渡船の出船にも間に合いました。


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ぼくは磯への渡船というのに初めて乗るので興味津々。
船首は磯に付けられるように古タイヤで保護されていて、船内は想像していたのと全く異なり広く清潔でゆったりした座り心地のいいシートが備え付けてある。
これならフェリーより快適かもしれないと、缶ビールを開けて一杯やりながら、三日間の釣行をふりかえり頭のなかで整理したりしていたのでありました。

港を出た船は途中二箇所の磯で磯釣りのお客さんを拾い七類港に向かいます。

いつも間にか寝てしまっていたぼくが目を覚ました時には、船は七類港のすぐ近くまで来ており、二時間があっという間に過ぎてしまっていた。


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七類港で船を降りた時、磯釣りの方がいたので今日はどうだったのか?と声をかけてみた。
「完敗です」の一言を悔しさを悟られまいとするような軽い笑みを浮かべながら返してきた方に「こちらも今日はダメでした」と返しすと話が弾みはじめ、荷物を片付けながら釣り談義になる。

話を聞いたら、彼らは深夜大阪から車を飛ばして七類港まできて、渡船に乗り込み沖の磯までの移動中に寝て一日磯の上で格闘し、夕方の渡船に乗り込むや爆睡し、七類港に着くや車に乗り込み大阪へ帰る、というゼロ泊二日の弾丸磯ルアー師たちであることがわかった。

彼らの狙いは磯からの大ヒラマサで、けっこうな回数通っているという。
大阪から車で来られるのだと思うと、関西方面に住む釣り師の何人かの顔を思い浮かべ、ちょっとうらやましくなった。

なんとなく悔しいので、ぼくらの「ゼロ泊三日能登輪島弾丸ブリ釣りツアー」の話を自慢げにして、大阪からの二人にいつかまたどこかで、ブログに書くので読んでください、などと挨拶をして別れる。

冬のこの時期に三日間釣りができたのは奇跡的についているし、いいブリも一本ながら釣りあげることができ、満足のいく釣行となったのでありました。


実は後日談があり、民宿勝田荘さんで二日目の晩ご飯に初日ヨッシーさんの釣ったブリを出して頂いたらたいそう美味しく、これまで食べたどのブリよりも美味しく目をみはるほどの旨味、甘味、クセのなさに驚かされていたので、自分の釣った魚も宅急便で送ってもらい近所の仲良しとブリ・パーティをやったのでありますが、プロのさばいた魚ほどではないにせよ、このブリの味は格別なものでした。

同席した金沢の良家出身の方からも「富山の寒ブリよりも美味しい」とお褒めを頂くほどの美味しさで、手巻き寿司にしたらするするとお腹に入ってしまう。
ブリの半身近くを一時間余りで四人で平らげ満腹になったのでありました。

ということで、今回の隠岐の島釣行のお話はこれで終わりです。


ちなみに、今回の釣行はソルト・ワールド2号(Vol.122)にも四ページにわたりカラー写真付きでY店長の記事として掲載されていますので、心大きい本ブログの読者さまにおかれましては、店頭でソワソワと立ち読みなどなさらず、ご自宅にて美酒でも飲みながらゆっくりと拝読していただくことを望むものであります。



写真提供:Ebb&Flow   
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