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2017年1月28日 (土)

why@EVARISTO PEREZ TRIO

新春バーゲンCD爆買いシリーズ第二弾でございます。
EVARISTO PEREZ TRIOというピアノ・トリオのアルバムなのだけれど、どこを見てもメンバー名と曲目、録音スタジオのクレジットしかないので何人なのかもわからず。

Dsc00203


Evaristo Perez (p,fender rhodes)
Cedric Gysler(b)
Tobie Langel(ds)
Guest
Ohad Talmor (ts on 6)

Dsc00201

1. Tous les chats sont gris(Evaristo Perez)
2. Les moutons volants(Evaristo Perez)
3. Autmun Leaves (piano solo)(Joseph COSMA)
4. Nicole(Evaristo Perez)
5. Moose The Mooche(fender rhodes)(Charlie Parker)
6. Why(Evaristo Perez)
7. El meu Avi(trad. catalan, J.Ortega Monasterio)
8. La dernière séance(Pierre Papadiamandis)
9. Ain’ t Misbehaving(Thomas Wright “Fats” Waller)


そこで今回もググってみました。

すると、どうやらこの方はスペイン人のようでこのアルバムが自主制作によるファーストアルバムらしい。どおりでモントルーのスタジオで録音としか書いていないはずだ。

この後にも何枚かアルバムを出していて、そちらではドラムスの代わりにカホンを使っているようなのですが、ここではドラムスによるオーソドックスな編成です。

サウンドはねちこくグルーヴするのとは正反対な端正で叙情的なポロポロ・ピアノ音を美しく聴かせてくる。

曲ごとの構成にとても気を使っているのがわかって、いいアレンジが効いているためかトリオとしてのサウンドのまとまりがとても素晴らしく、見事なインパープレーを聴かせてくれます。

三曲目の枯葉はソロピアノで六曲目のタイトル曲Whyではテナー・サックスのOhad Talmorという人が入っている

このバンド、Tobie Langelという人のドラムスがいいなあ。
これまたピアノのサウンドを壊さない抑えめな太鼓ながら実に細かな気遣いが効いているというかサポートの仕方がお洒落というか、この太鼓がカホンに変わったら随分とトリオの印象も変わってしまうのではないかと思います。

五曲目ではフェンダー・ローズでパーカーの曲を弾いていますね。
フォービートでベタにはやらず出だしはえ〜っとなんていうリズム形式だったろ、忘れてしまったがアフロのような変則エイト・ビートのようなドラムスのビートでソロに入ると一気にフォービートになって突っ走るところが気持ちよい。この曲のエレピを聴くとこの方結構ハンコック的な左手の和音も使うのがわかり、自ずとサウンドも現代風でなかなかカッコイイですよ。

一転して六曲目ではしっとりとしたピアノのイントロからテナーサックスが入ってくるバラード。
チャーリー・ヘイデンの「ノクターン」を彷彿させる夜のしっとりサウンド。
サックスはあくまで抑えめにメロディーを美しく奏で、ピアノおよびバックの面々はしっとりとサポートするサウンドが心地良い。ピアノソロもいいですねえ。お酒が欲しくなる。こういうときに飲むのは度数の高いスピリッツがいいなあ。
久しぶりにフランスのパスティスが飲みたくなってきた。

七曲目はラテンリズムの曲。
この曲のドラムスのスネアの音はひょっとしたらスネアではなくカホンなのかも。という感じの音色ですね。シンバルも叩いているしハイハットも踏んでいるし音の強弱のつけ方もスティックでやっているようにも聞こえるのでカホンではないのかもしれないけど、多分この後のカホンでのトリオのサウンドはこういう感じになるんだろうなあ。
この曲では地味ながらベースもなかなかいい味を出している。
随所にラテン的リリシズムを感じさせてくれるピアノのメロも素敵。
この曲を聞いたらスペイン人というのもうなずけてきた。

それにしても、この人を初めとするヨーロッパのピアニストにはピアノのタッチの繊細な人が多いですね。うまいピアノ、いや、ピアノに限らないけれども、楽器のうまい人は音色の使い分けがうまいですね。だからこそ表現力が豊かなんだと思うのですが、ヘボサックス吹きとしては僕もこういうところを勉強しなくちゃと思わされるのでありました。

最後のファッツ・ウォーラーの曲は我が家のソニー製CDプレーヤーではうまく再生できないのが残念なのだけど、なんとか聞いてみると作曲者のようなノリノリスウィング演奏とは打って変わって抑えめの、でもスウィングしたいい演奏ありました。


なんだか通して聴いてみたら、今回の爆買いCDの中で一番の好みかも。
でもまだ14枚もあるので何が出てくるかわからない。
この後もこういう上質なジャズが出てくるといいなあ。

ちなみにカホンでのトリオがYou-Tubeにあったのでご参考に。
https://www.youtube.com/watch?v=pnPoPyoGO88

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