コーヒー自家焙煎シリーズ@中煎りvs中深煎り コロンビア・ポルベニール
コーヒー自家焙煎シリーズ、今回は先月初めて購入し本ブログでもご紹介したコロンビアのポルベニールという豆を煎り方でどのくらい違う味になるものか試して見ました。
タイトル通り、中煎りと中深煎りでの比較です。
以前、コロンビアは「エスメラルダ」(エメラルド)という品種の豆を近所の自家焙煎コーヒーのお店で中深煎りしたものを購入し長いこと愛飲していたので、同じコロンビアの豆を中深煎りしたらどんな味になるのだろうかと興味が湧いてきたからであります。
前回はコロンビア・ポルベニールを「中煎り」といっても、いわゆる街場のコーヒー屋さんで中入りとして売っているものよりも、ほんの少しだけ焙煎を強くしてコクを立たせる、という煎り方をしたら、コロンビアらしいコクと酸味の中にほのかな甘みも感じられ大変おいしいコーヒーに仕上がったので、今回もメインはそこに置いておいて、お試しでさらに焙煎を加えて味見して見ました。
焙煎度合いの違いは写真の色でお分かりかと思いますが、中深煎りの豆はコンビニのコーヒーと同じくらいの色になるまで煎ってあります。
ここで飲む前に自分なりの中深煎りの味の予想をして見ます。
深く煎る分だけ苦味が出てくるのは間違いないけれど、酸味がどの程度残ってくれるのか?というところに注目しましたよ。全く酸味がないとコロンビア的にはつまらない豆になってしまうので、苦味の後に爽やかな酸味が口の中に残るような味に期待したのであります。
まずは、中煎り+的な焙煎の豆を飲んで、前回同様こお豆のポテンシャルを再確認します。早速淹れて飲んで見ますと、同じコロンビアのエスメラルダよりもまろやかさが際立って、とても優しい感じのバランスの良いコーヒーなんですね。人によっては物足らなさを感じるかもしれませんが、湯量の加減を少なめにすればもう少し芯の強い味になると思われます。
さて、次はいよいよ中深煎りの方を淹れて飲んで見ましょう。
ミルに入れてゴリゴリするときの手触りで中深煎りのきめ細かい粉に変わってくのが伝わっていきます。ミルの粉の細かさを同じ状態に設定してコーヒー豆を挽いても焙煎の具合で同量の豆を挽くのにミルのハンドルの回転数が大きく違うことはずいぶん前に書きましたが、改めて復習しますと、豆二杯分を挽くときに中煎り豆は大体160~180回転くらいなのに対し中深煎りは200~230回転くらい回さないと粉にならないんですね。
これは何を意味するのかというと、焙煎が強い豆ほど豆に含まれる空気の量が多いのと炭化が進んだ分だけ豆自体の質が軽くもろくなって煎ると思われるので、同じミルの歯ので挽いても、豆が歯に少し触れただけで粉になってしまう分少しずつ且つ細かく粉砕されていくためにこのような回転数の差が出るのではないかと思われますし、実際粉になったものを見れば粉のキメが細かい感じがいたします。
粉の粒子が細かいということは、粉全体の表面積が大きくなるということなので、同じお湯を足したときにも表面製の大きい方がお湯に触れる面積が大きくなり、抽出のされ具合も変わってくるであろうと予測されるのでありますね。
さあて、それでは淹れてみることにしましょう。
いつものように最初にお湯を投入し蒸らすときにスプーンで混ぜ混ぜします。
泡立ちはきめ細かくてクリーミーな感じ。
一分程蒸らしてから二度くらいのお湯の投入で比較的早く淹れてしまうのが僕なやり方。漏らし時間を長くとった分、コーヒーの味がしっかり染み出して煎るのでこれを一気に抽出してしまおうという考えです。
お湯を入れすぎるとお湯の味のするどこかのチェーン店のたっぷりなんとかコーヒーみたいになってしまうので、豆二杯分で入れるコーヒーは一杯半分くらいの濃いめに淹れます。
さあ、出来上がりました!褐色の、いや黒に近いほどのみるからにこさそうなコーヒーが!
まずはひとくち口に含んでゆっくりとコーヒーを口の中に回して、下、歯茎、上顎と味を確かめていきます。
最初の印象は舌の上に乗ったときにまろやかな苦味とコクが広がるのですが、次の瞬間、一瞬だけ鋭い苦味が刺すように口全体に広がります。それはほんの一瞬ですぐに引いてしまい、後に残るのは深くたおやかなコクと苦味。
同じ豆でも中煎りの時にはこの刺すような苦味は全くなかったので驚きです。また中入りの時に感じた酸味は最後の最後にほんの少しだけ顔を出す程度のわずかなもので、知らずに飲み比べたら違う豆と思ってしまうかもしれない。しかしながら終始したの上に残る味の芯のようなものは共通しており、しっかりとしたコクと苦味のバランスはこお豆の実力を物語るものだと感じます。
中煎りとの比較での軍配はと申しますと、僕の好みでは全体のバランスからいって中煎りに軍配をあげますね。
コロンビアはバランスと程よい酸味が好きなんですね。中深煎りにすると苦味が出る分、酸味が失われてしまう。以前は苦味が好き!なんて書いていたのに最近はすっかり苦味より甘み、コク重視になってしまった。ここのあたりはあくまでも好みの問題だと思いますので、どちらはいいとか悪いとかではないことをご理解ください。
さて、それでは先ほどから登場しているコロンビア・エスメラルダとの違いは、というと、う〜ん、どこだろう?かなり近いのですが、味の深み、厚さのようなものがこちらの方が少しあるかもしれませんね。これもまた二杯同時に
ともかくも、今年に入ってであった豆の中ではお気に入りのコロンビア・ポルベニールなのでありますが、生豆の販売店ではすでに品薄とか。みなさん美味しいものには手が早いようで、僕もこの在庫がなくなるとしばらくは飲めなくなりそうなので大切に一杯一杯淹れていこうと思います。
あ、そうそう。3月19日のEnoCafeエブフロ店ではこの豆を少しだけお持ちしますので、興味ある方はご指名ください。もちろん早い者勝ちです、予約は受け付けませんよ〜。
それではEnoCafeエブフロ店をお楽しみに。
詳細はこちらを!
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