東京湾シーバス・ジギングに燃える!@長崎丸 本牧 横浜
今シーズンは東京湾のシーバスジギングに燃えています。
何故かといえばこの二年間頻繁に出かけていた遠征釣行が今年はあまり予定が無いためなのであります。
シーバスジギングも今シーズンも数えて見たら六度目となり、かなりハマっているのがお分かりでしょう。
一月末からシーズンを通してシーバスジギングをするのが今シーズンが初めてなので季節の移り変わりとともに魚がどのように動くのかなどの行動パターンを知るようになり自分の中でもシーバスジギングが少しずつではありますが身についてきている実感があります。
今回は、前回・先週に釣行したとき悔しい思いをしたセンターバランスのジグをやっと手に入れたので、このジグを試しに行った釣行でした。
この日は大潮最終日で出船時から昼くらいまでが下げ潮で午後は上げ潮。
天候は曇り時々小雨。北風という三月中旬にしてはやや寒い、季節が逆戻りしたような天候の日でした。
手に入れたセンターバランスのジグというのは、プロセレ社製のゴビアス・ダイルというワニのような形をした小ぶりながらも80グラムあるジグで、同行のルアー・デザイナー若林さんデザインのもの。
このジグ、プロトの段階に遠征などのテストで青物を随分釣っているのを行こめで見て気にしていたので、色々とアクションの特徴など聞き気にしていたのですが、前回のシーバス釣行時に右隣の方がおそらくこのジグと同じようなセンターバランスのジグで入れ食いしていたのを指をくわえて見ていたという悔しい思いをし、「早く発売してくれ〜!」と頼んでおったのですが、実はこの釣行時には既に発売されており、僕がお店に並んでいるのを見落として買い忘れただけだった!という失態であったことを後から知り、悔しさはさらに倍増、その悔しさをバネに「今回こいつで一丁いい思いをしてやろうじゃなあないの。」と勇んで出かけて行ったのであります。
朝一本牧漁港に着いたら、すっかり定着してしまったEnoCafeでまずは本日の予想を色々話したりしていたのですが、お天気が曇りで寒こともあってか釣り人は少なく、毎日来ている半従業員のIさんと若林さんを除くと僕を入れて二名という、船の貸切状態という贅沢な釣りになったのでありました。
午前八時ぎ出船。
今週もまずは横浜港内へ向かいます。
ベイブリッジをくぐったすぐ先あたりで船はUターンして橋を見ながら釣り開始。
大潮とあって潮の流れはきつく投げたルアーがすぐに横にカッ飛んでいく。
はじめに選んだのは先週よかったアンチョビットというジグ。
この日もアタリが出て次々と竿が絞り込まれて入れ食い状態。
二流しして小移動し、ここでもプチ入れ食い。
どうやらフォールによく反応するらしいので、フォールアクションがいいゴビアス・アンセスターに交換するとさらにヒットが増えます。
しかしながら、相変わらずバラシも多くそう簡単に数は増えていかないところがこの釣りの難しいところ。
横浜構内で小一時間やった後は大きく移動してツバサ橋をくぐって湾内に出て、どこかのバースを目指す様子。
しばらく走った船が詰まるとそこは先週やったバースでした。
作業中でオイルフェンスが張り巡らされていたので、その外側を作業の邪魔をしないように探ります。
ここでは魚は海底近くに固まっていることが多く、若林さんの探検丸に反応がたくさん出ているにもかかわらず、魚の食いは悪く先ほどまでの校長はどこかに吹き飛び一気に難しい釣りになって来てしまった。
時をり針にひっかかってくるゴカイなどのバチなどから若林さんが推測するにはシーバスがバチを食べるいわゆるバチ・パターンであるという。
このパターンは魚が小魚を模したルアーに反応しづらいことから攻略が難しいのだけれど。そこをプロである若林さんはどう攻略していくのか色々と試しながらポツリポツリと釣り上げていく。
ルアーの選び方とアクションをすぐ横で実践してくださるので、僕としては毎回釣りセミナーにタダで参加しているようなもので大変ありがたいのだけれど、当たりルアーが手元にない時には、手持ちのものの中から理にかなったものを探して、別の方法を試してみるしかありません。
午前十時すぎから昼にかけては、このパターンのバース周辺を探ったのですが、魚はルアーのアクション、色ともにセレクティブで当たりルアーを持っていないと手が出せないという状況もあったりしてなかなか難しい。
それでも、カラーを真似して一匹、バチを意識してゴビアス・ブルスリムというやはり若林さんがデザインしたルアーで一匹なんとか釣り上げました。
そんな閉塞的状況を打破するきっかけになったのが、今回持ってきたゴビアス・ダイルという新製品。
最初は「どうせ釣れないし、せっかく持ってきたんだから使ってみよ」程度に投げてしゃくってみたのですが、偶然にもこのルアーへの魚の反応がいい。
全く無かったアタリが出るようになり、ポツリポツリと釣れるようになってきた。
ゴビアス・ダイルで釣れた最初の一匹
ルアーの釣りというのは、このルアーさえあれば絶対釣れる!というのが無い所が持っていない時は辛く、持っていてハマった時には楽しくもある所が面白さの一つなのですが、たくさん持っていても使い方がわからないと宝の持ち腐れになってしまうという厳しい釣りでもあります。
そういう性格上、当然お金のかかる釣りなのである程度金銭的に余裕のない方にはできない釣りでしょうし、ましてや子供の小遣いでできる釣りではないので、その辺りを「釣り具メーカーの陰謀」と批判される方もいらっしゃるし、僕の大好きな冒険家でカヌーイストの野田知佑さんも、かつて著書の中で折りあることにそのことを指摘していました。
それらの文章を読むたびにルアー釣りの好きな僕の心は痛んだのだけれど、確かに釣りの入り口として子供達にルアー釣りを教えるのは経済上子供だけでルアー釣りを維持継続するのには無理があると思われ、急速に減少しつつはあるけれども手軽な近くのフィールドで餌で小魚を釣る釣りから教えていくのが子供達にはいいのかなとも思うのでありました。
そういう子供達が釣り好きになって育ち大人になってお金を稼ぐようになってからルアー釣りに天候すればいいのではないかと。
移動中の揺れる船の上でそんなことを考えながらウトウトしていたら時計は十二時を回りもう後半戦も終盤に差し掛かります。
これからの時間が上げ潮になるので、潮が動いてくれたら魚もやる気が出て一気に爆発する可能性があるのであります。
小移動しながらバース周辺を責め続けたのですが、ダイルへの反応がどんどん良くなっていくので釣りが楽しくなってきた。
このルアーはフォール時にスライドしていくのが特徴なので、その動きをいかにうまく出すのかが肝なのでありますが、お隣に先生がいるのだから困りません。
しゃくり方を教えてもらうは、やっているところを真似するはでポツポツと釣り上げることができます。
さらに、フォールだけでなく、ルアーを巻いている時に食ってくることも意外と多くあり、一粒で二度美味しいじゃないけれど、使い方が多様で使用範囲が広いルアーだということがわかりました。
上げ潮に入りポイントを移動して運河の奥に一度は行ったところで若林さんは一人ダイルで連発。
僕はここではあまり良くなかったのですが、最後に入った沖のバースが良かった。
時間的にも魚の動き出す時間にハマってきたようで、到着後からアタリがあったものの、時間を追うごとに魚の反応が良くなっていく。
この色、赤金が良かったですね
はじめは巻いている時の当たりが多かったのが次第にフォール時に食ってくるようになり、取り込んだ魚をバケツに入れようとしながら放り込んでおいたルアーにヒットするなんていう事もあったくらい。
さらに魚の活性が上がったのか最後の方では投げたルアーが着底した時にはもう釣れている、なんていうのも何度かあったり。
しかもこのポイントは型も良かったので釣りとしては最高のパターンです。
10匹近く釣り上げたところで時間いっぱい隣釣り終了。
この日は前回の二倍以上二十六匹釣ることができたので満足。
まだまだ勉強しなくちゃならん事もたくさんあるのですが、それが具体的に見えてきたのも大きな収穫でした。
ともかくも、今回は買って行ったルアーがよく釣れて元が取れたのと、このルアーとアンチョビットがあればかなりのオアターンを攻略できるのではないかという確信めいたものを得たのも収穫でしたね。
本日活躍したルアーくんたち
あ、そうそう!以前にも書きましたが。
今週末、3月19日の日曜日にはルアーショップEbb&Flowで僕のEnoCafeイベントを無理やりやらされていただくことになっていますので、皆さんコーヒーを飲みにきてください。
当日ご用意させていただく豆もだいぶ絞り込んできましたのでお楽しみに。
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