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2017年5月 1日 (月)

ポール・マッカートニー ライブ2017@東京ドーム

ポール・マッカートニーのライブを見に東京ドームへ行ってきた。

ポールを生で見るのも東京ドームに入るのも生まれて初めて。

東京ドームはアンチ巨人なので自分から進んで野球を見に行くことは無く、以前の後楽園球場時代ですら日ハム戦を見に行ったことが一度あったくらいと僕にとってはとても縁遠い施設だ。

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一方のポール・マッカートニーは中学二年生の頃にヒットしていた「アナザー・デイ」という曲でその名前を知った。

きっかけはラジオの深夜放送を聴くようになったからだと思う。
当時の僕は魚釣りにしか興味のない野山を駆け回る田舎の少年で、音楽なんていうのは「女の聴くもの、やるもの」と決めつけていたのだけれど、この頃からラジオから流れてくる外国のポップスに興味を持ち始めたのである。

その中で好きになったのがポールだったのだが、その時はまだ彼がビートルズのメンバーだったということすら知らなかった。

少し遅れててジョン・レノンの「イマジン」がヒットしてこの人もビートルズのメンバーだとは始めは知らなかったがやがて知る。

しばらくして色々なポップスやロックを聴いていると気づいたらビートルズが好きになっていた。親にせがんで秋葉原まで行って当時流行り始めたラジカセを買ってもらい、ビートルズのかかる番組を片っ端から録音して聴くようになる。僕の青春時代の始まりといってもいいかもしれない。

それからは毎日暇さえあればビートルスの曲を聴き、音楽がどんどん自分の中に入り込み自分が実は音楽が好きなのだということを知った。 それまで学校の授業や大人から強制されてしか買うことのなかった本を買ってビートルズの歴史を一気に読みきった。
この時はまだ田舎の釣り少年は人生の方向がちょっと変わっていったことに気づいていなかったと思う。
ビートルズが解散して間もなかったこの時期、巷では折あるごとに「再結成」の噂が流れたものの、その都度それがただの噂で終わり落胆もした。

どこから手に入れたのかビートルズのディスコグラフィーのブックレットを毎日眺めてはレコードを買うお金のない自分にため息をついていた。


高校生になって生まれて初めてのレコードを買ったのが「サージェント・ペッパーズ・ロンリー・クラブ・バンド」だった。
少ないお小遣いから当時二千円のLPレコードを買うお金を捻出するのは大変で、この一枚を選ぶのにも数カ月に及ぶ塾考を重ねてのことだった。
レコードを手にした僕は毎日がサージェント・パッパーズになる。
家にいる時は何度も繰り返し聴いていた。
この頃から僕はジョン・レノンのファンになっていく。
自分でもその理由はよくわからないのだけれど政治的な発言や活動に興味を持ったのかもしれないしそのルックスも好きだった。

その後も小遣いを貯めて何枚かのびーとるずのLPを買い、高校の友人も話題の合うビートルズ好きの友達が増え、その中には自分の知らないジャンルの音楽を聴く者もおり、そんな友達の影響でやがてジャズを聴くようになり四十五年経ったらサックスを吹くのが趣味の釣りバカ爺さんになっていた。

長くなってしまったけれど、僕の音楽の原体験がポール・マッカートニーだったということを言いたかったのだ。

当時はポール自身、ビートルズとは違う音楽を独自に作っていた下のメンバーもそれぞれ異なる道に突き進んでいたので、ビートルズを生演奏で聴くということは考えられなかった。そしてジョン・レノンの死でそれは決定的となり、ジョージ・ハリソンも亡くなってしまうと、ビートルズは遠くに離れていくばかりのような印象を受けた。
ポールは何度かウイングスを引き連れて来日したようだったが、ウイングスのサウンドには興味はなく、例の「大麻所持事件」でポールが捕まり強制送還されてからは、僕にとってはビートルズはたまに車の中で聴く音楽の中の一つというポジションになってしまっていた。

それが変わったのは2013年だったか?ポールの来日公演で彼がビートルズの曲をたくさん歌っていたことを知ってからだ。

ビデオで見るその演奏はバックのメンバーこそ違えど、ヴォーカルのポールの声に完璧なビートルズサウンドのコピー(とあえて言ってしまう)によりビートルズが再現されているではないか。

多くの僕と同世代、もしくは近年例のビートルズファンもそう思ったに違いない。
何度か行われた東京ドームでのライブは大盛況だったし、ポールもためらうことなくビートルズ・ナンバーを歌いまくっていた。
おそらく彼も年齢を重ねたことで、若い頃持っていたビートルズという自分の過去を振り返ることを許容できるようになったのだろう。

毎回、「今回が最後」と言われるポールの来日公演の話を聞いているうちに、自分も生きているうちに一度見ておきたい、と思うようになったのがこの二、三年のこと。

そして、今年一月、ポールの来日公演がまたある、と知ったのがたまたま僕の還暦のお祝いの直前だったので、プレゼントがわりにチケットを買ってあげる、という妻の計らいによりとうとうポールのライブを見にいくことが実現したのだ。

四月三十日、午後四時半開場にもかかわらず午後二時半には地下鉄の後楽園の駅を降り東京ドームを半周して水道橋方面に買い物に行き徐々にテンションを上げた。

開場十分前にドームに着けばすでに長蛇の列。
人混みは嫌いなので少し離れたところで行列が動き始めるのを待つ。

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客は髪の白い人、薄い人、もしくはその両方という人が多く僕もその仲間だった。
やっぱりみんなビートルズが聞きたくて来てるんだなあと感じた。しかしその一方で三十代、四十代と思しき人たちも多く、彼らにとっては大いに過去のものであるはずんビートルズというものをどう捉えているのだろうか?という疑問も浮かんで来た。

予想通り開場は遅れて三十分後の五時を過ぎてやっと行列が動き出した。
さらに三十分様子を見てスムーズに人が流れるようになったのでドームに入る。

生まれて初めて入った東京ドーム、しかもアリーナ席だったので野球の時には選手や審判しかはいれないグラウンドに立つとその大きさに圧倒された。
同時に、この大きなスタンドとグラウンドいっぱいに並べられたパイプ椅子を全部埋めるだけの人が集まるということにも感動した。

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                  舞台は遥か彼方

一体何万人が入るのか知らないけれど、開演時間の六時半が近づいても入場する人の流れは止まらずどんどん入ってくる。
すでにトイレは何度にも折れ曲り総延長二百メートルくらいはあるのではないかという混雑になっていた。

B18ブロックの一番前という僕の座席はバックスクリーン側からホームベースに向かって組み上げられた巨大ステージのはるか離れたライト側、おそらく野球の時にはライトとショートの中間あたりかと思われる。
これだけの大人数が参加するイベントはおそらく生まれて初めてのこと。
よくよく考えて見たらロックのコンサートに来たのも初めてかもしれない。
(後でよく思い出したらクラプトンに行ってた)

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              スタンド席からはこんな感じ


開演時間を過ぎても入場する人の行列は続き、否、トイレに向かって出て行く人の行列もできている。
コンサートの開演が遅れるのには慣れっこなのでどうということはないのだか、人の多さにはただただ感心するばかり。

ステージ横の巨大スクリーンにはポールのコラージュのプロジェクションマッピングが流れ、ビートルズナンバーのDJミックスが大音量で響き渡る。

さあ、いよいよあとはポールが出てくるのを待つまかりだ。


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コメント

初めまして。突然のコメント失礼板します。
今回ポールのFRESHEN UP TOURを見に東京ドームに行きます。
座席がアリーナB18なのですが、ステージの見え方はどうだったか教えて頂けないでしょうか?

ポールやドラムを含め全体は、見えましたか?
ピアノを弾くポールは、見えましたか?
撮影用のクレーン付カメラは、邪魔になっていませんでしたか?

お手数ですが、ご連絡宜しくお願い致します。

名無しさん、コメントありがとうございます。
ポールのチケット買ったんですね。
B18ブロックといっても広いので、場所によって見え方が違うとは思いますが
僕のいた一番前からはステージの前面が見えるくらいで、全体を見渡すことはできませんでした。
ピアノは確かステージ奥にあったのでスクリーンでしか見えなかったと思います。
クレーンははるかかなたなので悲しいくらい邪魔になりませんでしたよ。
何れにしても目の前の大画面にポールのアップは映し出されているので
それなりの臨場感はありましたけど。
仮に見えたとしても米粒のように小さいのでオペラグラスでも持参したらいかがでしょう。
会場の雰囲気からは見るというより一緒に歌って楽しむという雰囲気でしたよ。

enos様

お忙しい中、ご丁寧に質問に答えて下さり、ありがとうございました。
やはりB18からはかなり見えづらいのですね…
クレーンが、邪魔にならないくらい遠いとは!(笑)
ご提案通りにオペラグラス持参することにします。
ありがとうございました。

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