凪の朝を迎える 沖縄船中泊遠征 その四@よせみや丸 那覇
目がさめるとあたりはまだ真っ暗でした。
一瞬、今、自分がどこにいるのかわからなくなったのですがクーラーの冷たい空気が船のキャビンの中にいることを教えてくれました。
時計を見るとまだ午前三時過ぎ。
釣り師一同は寝静まっている深夜なのでしょうが、昨晩九時過ぎに寝てしまった僕にとってはちょいと早い朝くらいの感覚で、普段からこの時間に目が覚めてしまいしょうもないブログを書くという作業をすることもしばしばあるので、普段通りの感覚で身を起こしキャビンから外に出ようとドアを開けました。その瞬間、ムン!と熱い南国の空気に包まれ、ああ、やっぱり沖縄の夏は暑いなあ、と改めて実感しつつ、熱気に目も覚まされたのでとりあえず釣竿を手に取ります。
船中泊のいいところは、何と言ってもこの感覚。
食う、寝る、飲む、釣る、と好きなことを好きな時間にできるし誰にも叱られない。
ここは船の上の天国なんです。
船尾につけられた集魚灯の明かりの下を覗くと、虫のような生き物がたくさん潮の流れに逆らい泳いでいる。
船尾につけられた集魚灯の明かりの下を覗くと、虫のような生き物がたくさん潮の流れに逆らい泳いでいる。
この虫のようなプランクトンからの始まる食物連鎖のもう少し上のあたりにいるお魚ちゃんを狙って明かりと闇の境目あたりにジグを落としては底まで沈めてしゃくって見る。
天を仰げば満点の星、時々光る近くの島の灯台、船の発電機の音、そして魚の気配
今の僕を取り巻くのはこれらのものだけ。
さあ、お魚ちゃんよ、ジグに食いついておくれ。と何度か落としてしゃくると突然、グン!という手応えがあり竿を絞り込みます。
それほど大きい魚ではないけれどグイグイといいファイトをしてくれる。
闇の中で一人ニヤニヤしながらリールを巻き巻きしてくると上がってきたのはカマスでした。
この魚はものすごくはが鋭いので、うっかり口に手を触れたら大変。こうして釣れてくることがラッキーなくらいで、うまく針に食いつかずに糸に触れたら一瞬でスパッ!と切られてしまう曲者なんです。
プラーヤーを使ってうまくリリースしたところに後ろで物音がしたと思ったら船長と中乗りくんが出てきた。
さすがサービスのいい船長、この時間から起きて早起き釣り師のために朝食を作ってくれるというわけ。
僕も釣りをやめてコーヒーを入れる準備に入りました。
時計が四時を回る頃にはポツリポツリと釣り師の皆さんも起きてきて、そのタイミングに合わせたかのように出来上がっている朝食のホットドックを手に取り食らいつきます。
南の国はまた西の国でもあり夜明け前の薄明るくなり始めた東の海を遠くに見ながらホットドックを頬張る。
朝のしじまの中、あまりに気持ち良いので勢いでビールも飲んじゃおうかしら、と思ったものの、ここはせっかく持参したコーヒーがあるのでコーヒーを淹れることにしました。
天を仰げば満点の星、時々光る近くの島の灯台、船の発電機の音、そして魚の気配
今の僕を取り巻くのはこれらのものだけ。
さあ、お魚ちゃんよ、ジグに食いついておくれ。と何度か落としてしゃくると突然、グン!という手応えがあり竿を絞り込みます。
それほど大きい魚ではないけれどグイグイといいファイトをしてくれる。
闇の中で一人ニヤニヤしながらリールを巻き巻きしてくると上がってきたのはカマスでした。
この魚はものすごくはが鋭いので、うっかり口に手を触れたら大変。こうして釣れてくることがラッキーなくらいで、うまく針に食いつかずに糸に触れたら一瞬でスパッ!と切られてしまう曲者なんです。
プラーヤーを使ってうまくリリースしたところに後ろで物音がしたと思ったら船長と中乗りくんが出てきた。
さすがサービスのいい船長、この時間から起きて早起き釣り師のために朝食を作ってくれるというわけ。
僕も釣りをやめてコーヒーを入れる準備に入りました。
時計が四時を回る頃にはポツリポツリと釣り師の皆さんも起きてきて、そのタイミングに合わせたかのように出来上がっている朝食のホットドックを手に取り食らいつきます。
南の国はまた西の国でもあり夜明け前の薄明るくなり始めた東の海を遠くに見ながらホットドックを頬張る。
朝のしじまの中、あまりに気持ち良いので勢いでビールも飲んじゃおうかしら、と思ったものの、ここはせっかく持参したコーヒーがあるのでコーヒーを淹れることにしました。
やがて船が動き始めるとぞろぞろと後発の皆さんも起きてきて走る海の上で朝食をとります。
贅沢な一日の始まりを堪能しきると再び襲ってきた睡魔にとらわれベッドに横たわりウトウト。
しばらくして目を覚ませばあたちはすっかり明るくなり、やがてエンジン音が下がったと思うと今日最初のポイントに到着。
さあ、釣り開始です。
二日目への期待は大きい。釣れるなら今日だ!という確信的な思いが僕の中にあり、昨日の疲れも癒え、GTを狙ってキャスティングを開始します。
遠くに小さな岩礁のような島と、さらに離れて大きな島が見え、島の方向に向かってルアーをキャスト。今日も最初のルアーはベベルスイマー。船長が朝からべべって、べべって!と盛り上げてくれる。
潮の動きも良く朝まずめのいい時間、いかにもでかいのがど〜んと出そうな気配がします。
釣り師一同もやや無口になるくらい集中してキャストを繰り返します。
最後に起きてきたY店長が、「コーヒーは入れないんですか?」というようなことを言っているので、「もうEnoCafeは閉店したので自分で淹れてよ」と返事をして釣りに集中します。
時間帯、潮の動き、魚探の反応、すべていいのですがなかなか出ない。
そんな時に船長が流していた昨日釣り上げたムロアジをつけた泳がせ釣りの竿に取り付けてある鈴がチリチリチリチリ!!!!と けたたましく鳴る。
「来た来たー!!!」「誰かやって!やって!」という船長の声に近くにいた上州親分が竿をしゃくれば、がつん!と大きくしなりファイト開始です。
なかなかのサイズらしく竿はグイグイと絞り込まれ電動リールのドラグがギュルギュルと音を立てて糸を出していく。
しばらくして目を覚ませばあたちはすっかり明るくなり、やがてエンジン音が下がったと思うと今日最初のポイントに到着。
さあ、釣り開始です。
二日目への期待は大きい。釣れるなら今日だ!という確信的な思いが僕の中にあり、昨日の疲れも癒え、GTを狙ってキャスティングを開始します。
遠くに小さな岩礁のような島と、さらに離れて大きな島が見え、島の方向に向かってルアーをキャスト。今日も最初のルアーはベベルスイマー。船長が朝からべべって、べべって!と盛り上げてくれる。
潮の動きも良く朝まずめのいい時間、いかにもでかいのがど〜んと出そうな気配がします。
釣り師一同もやや無口になるくらい集中してキャストを繰り返します。
最後に起きてきたY店長が、「コーヒーは入れないんですか?」というようなことを言っているので、「もうEnoCafeは閉店したので自分で淹れてよ」と返事をして釣りに集中します。
時間帯、潮の動き、魚探の反応、すべていいのですがなかなか出ない。
そんな時に船長が流していた昨日釣り上げたムロアジをつけた泳がせ釣りの竿に取り付けてある鈴がチリチリチリチリ!!!!と けたたましく鳴る。
「来た来たー!!!」「誰かやって!やって!」という船長の声に近くにいた上州親分が竿をしゃくれば、がつん!と大きくしなりファイト開始です。
なかなかのサイズらしく竿はグイグイと絞り込まれ電動リールのドラグがギュルギュルと音を立てて糸を出していく。
僕のやりたい釣りではないけれど目の前で大きな魚とのファイトが繰り広げられたら見て知られずにはいられないのも釣り師のサガというもの。
電動から手巻きに変えてファイトする上州親分はそれなりに楽しそう。
しばらくファイトして上がって来たのは大きなアオチビキでした。
おそらく一般の方には聞き慣れないこのアオチビキというお魚ちゃんはGT釣りの外道としてはよく登場する魚で、鋭いワニのような歯のぎっしり並んだでかい口に、薄青い鱗を全身に纏うなんだか南国の怪獣のようなお魚。
写真を撮ったら手際よくリリースすると、一同何もなかったかのように自分の定位置に戻り釣りの再開です。
しばらくしたら、今度はジギングをしていたナベテツさんにヒット!竿がいい感じで曲がっている。
電動から手巻きに変えてファイトする上州親分はそれなりに楽しそう。
しばらくファイトして上がって来たのは大きなアオチビキでした。
おそらく一般の方には聞き慣れないこのアオチビキというお魚ちゃんはGT釣りの外道としてはよく登場する魚で、鋭いワニのような歯のぎっしり並んだでかい口に、薄青い鱗を全身に纏うなんだか南国の怪獣のようなお魚。
写真を撮ったら手際よくリリースすると、一同何もなかったかのように自分の定位置に戻り釣りの再開です。
しばらくしたら、今度はジギングをしていたナベテツさんにヒット!竿がいい感じで曲がっている。
ナベテツさん昨日のGT一号といい、昨夜の巨大アオリイカといい、このジギング大物っぽい獲物一号といい、乗ってる男に怖いものはないか?とちょっぴり羨ましげにそのファイトを観戦。
上がって来たのはお腹でっぷりのまあまあサイズのヒレナガカンパチ。
カンパチはよく引く魚なのでこのくらいのサイズともなればファイトはさぞや楽しかったはず。
写真を撮影し、これまた手際よくリリースし、さて釣り再開、と時計を見ればもう八時を回っている。
朝のいい時間は終わっちゃったかなあ。とちょっぴり落胆しつつルアーをキャストし続けたのでした。
参考:よせみや丸
釣りに関するお問い合わせはルアー・ショップEbb&Flow へ
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