Eno Cafe 三陸店@はま丸 田代島
毎度、周りへの迷惑を顧みず、 釣り船の上で挽きたてコーヒーを淹れては無理やり飲ませて美味しいと言わせるEno Cafe、いつもは九州・沖縄地方と比較的南の海が多いのですが今回は北の海へ行ってきました。言って見ればEno Cafe の北限に挑戦というわけであります。
これまでの北限はどこだったか?とおさらいしてみたら、なんのことはない地元横浜より北の海でやったことがなかった。それだけ僕の釣りが南の海に傾いているということの証なのでありましょう。このことは随分前から僕自身気になっていて、いつかはもっと北の海に行ってコーヒーを淹れてやるぞ!と密かに企んでいたのであります。
そんなところに急遽転がり込んだのが牡鹿半島周辺、三陸の最南端での釣り遠征のお話。これに飛びつかないわけはない。この話を聞いた時には、やった!東北でコーヒーが入れられる!と思わずニヤリとしましたね。もちろん釣りなんかよりコーヒーを淹れたいから参加したのでありますよ。
ということでいつものようにコーヒー道具一式を持って釣りに出かけたのでありましたが、事前にコーヒーの話を船長に伝えていなかったので、いざ船に乗ってみたらお湯がない。「なあんだ、行ってくれたらいいのに」と船長が言ってくださったので、それでは二日目にお願いいたします。ということで、釣行二日目の朝、船長の奥様からお湯のたっぷり入った魔法瓶をお借りして船に乗り込みました。
最初のポイントまで小一時間走ると聞いたら、いつコーヒー入れるの?今でしょ!
ということで早速道具を取り出し疾走する船の上、心地よい風に吹かれながらコーヒー豆をゴリゴリしました。
今回持ってきたのはアフリカはルワンダのお豆ちゃんのハイローストです。
ルワンダの豆、というのは僕は今年になって初めて耳にしたので早速取り寄せて飲んでみたのですが、独特な切の鋭い酸味に爽やかな苦味が特徴の豆で一度飲んですっかり気に入ってしまったのであります。
揺れる船の上、しかも風がそれなりにある場所でコーヒーを入れるには、ペーパーや粉を飛ばされない工夫やら、お湯をこぼさずに注ぐコツなどそれなりにノウハウはあるのですが、これまでの遠征でだいぶ確立しつつあり無事にコーヒーを淹れることができました。
船長を始め釣り師一同にコーヒーを配り自分でも苦いのをチビリチビリと飲めば、折しも東の空には朝日が輝き一日の始まりを告げる中、走る船の上でのむ挽きたてコーヒーの美味しさといったら、眠気が覚めるだけでなく今日一日が何かとてもいい一日になりそうな気持ちになってくるじゃあありませんか。
みなさん比較的無口でコーヒーを飲んでいらしたのはそれなりに感じるところがあってのことと勝手に推測しながらEno Cafe 三陸店は無事終了したのでありました。

おかげさまで無事北限の更新ができました。ありがとうございました。
次にに目指すは北海道か?と言いたいところなんですが、九月には東京から南に1,000キロ離れた小笠原諸島への釣行が予定されていますので、一旦南下して世界自然遺産の中での初Eno Cafe開店を目論んでおります。
乞うご期待。
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