無料ブログはココログ
フォト

« 2017年7月 | トップページ | 2017年9月 »

2017年8月

2017年8月29日 (火)

Eno Cafe 三陸店@はま丸 田代島

毎度、周りへの迷惑を顧みず、 釣り船の上で挽きたてコーヒーを淹れては無理やり飲ませて美味しいと言わせるEno Cafe、いつもは九州・沖縄地方と比較的南の海が多いのですが今回は北の海へ行ってきました。言って見ればEno Cafe の北限に挑戦というわけであります。

これまでの北限はどこだったか?とおさらいしてみたら、なんのことはない地元横浜より北の海でやったことがなかった。それだけ僕の釣りが南の海に傾いているということの証なのでありましょう。このことは随分前から僕自身気になっていて、いつかはもっと北の海に行ってコーヒーを淹れてやるぞ!と密かに企んでいたのであります。

そんなところに急遽転がり込んだのが牡鹿半島周辺、三陸の最南端での釣り遠征のお話。これに飛びつかないわけはない。この話を聞いた時には、やった!東北でコーヒーが入れられる!と思わずニヤリとしましたね。もちろん釣りなんかよりコーヒーを淹れたいから参加したのでありますよ。

ということでいつものようにコーヒー道具一式を持って釣りに出かけたのでありましたが、事前にコーヒーの話を船長に伝えていなかったので、いざ船に乗ってみたらお湯がない。「なあんだ、行ってくれたらいいのに」と船長が言ってくださったので、それでは二日目にお願いいたします。ということで、釣行二日目の朝、船長の奥様からお湯のたっぷり入った魔法瓶をお借りして船に乗り込みました。

最初のポイントまで小一時間走ると聞いたら、いつコーヒー入れるの?今でしょ!
ということで早速道具を取り出し疾走する船の上、心地よい風に吹かれながらコーヒー豆をゴリゴリしました。

Imgp8220

今回持ってきたのはアフリカはルワンダのお豆ちゃんのハイローストです。
ルワンダの豆、というのは僕は今年になって初めて耳にしたので早速取り寄せて飲んでみたのですが、独特な切の鋭い酸味に爽やかな苦味が特徴の豆で一度飲んですっかり気に入ってしまったのであります。

ところがつい最近まで、いや現在もか?正常不安定なルワンダのこと、まだまだ生産量が少ないらしくすぐに売り切れてしまったのを大事にとっておいたものを、今日この日、Eno Cafe の東北進出を祝して持参という話なのであります。

Imgp8223



揺れる船の上、しかも風がそれなりにある場所でコーヒーを入れるには、ペーパーや粉を飛ばされない工夫やら、お湯をこぼさずに注ぐコツなどそれなりにノウハウはあるのですが、これまでの遠征でだいぶ確立しつつあり無事にコーヒーを淹れることができました。

Imgp8228


船長を始め釣り師一同にコーヒーを配り自分でも苦いのをチビリチビリと飲めば、折しも東の空には朝日が輝き一日の始まりを告げる中、走る船の上でのむ挽きたてコーヒーの美味しさといったら、眠気が覚めるだけでなく今日一日が何かとてもいい一日になりそうな気持ちになってくるじゃあありませんか。
それだけでもここまで道具を持ってきて、忙しい宿の奥様に無理を言ってまでしてコーヒーを入れた甲斐があるというもんです。

Imgp8230

Imgp8226


みなさん比較的無口でコーヒーを飲んでいらしたのはそれなりに感じるところがあってのことと勝手に推測しながらEno Cafe 三陸店は無事終了したのでありました。
Imgp8225
忙しい中お湯を用意してくださった船長ご夫妻にこの場を借りてお礼を申し上げます。
おかげさまで無事北限の更新ができました。ありがとうございました。

次にに目指すは北海道か?と言いたいところなんですが、九月には東京から南に1,000キロ離れた小笠原諸島への釣行が予定されていますので、一旦南下して世界自然遺産の中での初Eno Cafe開店を目論んでおります。

乞うご期待。


ブログ掲載の文章、画像の無断転載は禁止です (C)enos1091 All rights reserve

2017年8月28日 (月)

盛夏の仙台プチ遠征 その二@はま丸 田代島

盛夏とはいえ以上に薄ら寒い今年の東北地方。僕らが来る直前までは冷たい北東風が吹き雨が降るといういわゆる冷夏のパターンの天候だったのですが、奇跡的にも我らの釣行初日は晴れ時々曇りの凪。

そして迎えた二日目。
朝五時に田代島の小さな港に我ら釣り師四名に船長が船に乗った時は雲はあるものの空は明るく、海は凪というこれまた最高の釣り日和となりました。

Img_8222

出船後最初のポイントまで一時間ほど走るというので、船上から朝日が登るのを見ながら爽やかにEno Cafeを無理矢理開店し同店の北限を更新しました。

Img_8234

「今日はヒラマサメインに狙ってみましょう」ということで磯周りや沖の根周りをキャスティングとジギングで攻めることに。

水深30mから10mくらいを中心に攻めていくのですがトップへの反応はなかなかなく、最初に釣れたのはジギングをしていた僕のジグにかかったクロソイちゃんでした。

Img_8239

この船では四人同時にキャスティングも可能な広さがあるのですが、最近僕は自分が「キャスティングよりもジギングの方が好き」ということが分かってきたのと、ジギングの方が釣れそう、という気がしたのとがジギングをしていた理由だったのであります。美味しいクロソイちゃんが釣れたのでちょっと朝からいい気分になりそのままジギングに勤しみました。

Img_8240

一方、キャスティング組はジギング王がキャスティングの先頭に立ち、ミヨシからキャストを繰り返していました。
ある磯の周辺で「出た〜!」という声がしたのですかさず見ると大きな波紋が消えかけていました。出たものの針には掛からなかったようですが魚がいるのは確認できたのでテンションは自ずと上がるというものです。

そういう状況にもかかわらず、船尾で一人ジグをしゃくり続ける僕でありましたが、大した理由はなかったんです。「キャスティングは疲れる」とヘタれていただけのことでして、しかしそうしながらもチャンスが来たらその時だけは投げようと姑息な戦法を取っていたのでありました。

Img_8242

そんな姑息さを絵に描いたようにおチビなアイナメをキャッチしてニヤニヤ笑っている。昨日の丸太かラグビーボールかという太さのアイナメに比べてなんとかわいいこと、「大きくなって来てね」とリリースしてあげましたよ。

Img_8244

この日の船長はいわゆる「ラン&ガン」方式で、いいポイントを数発攻めたらすぐにまた次に移動するという作戦をとっておりました。
船長曰く「ジギングでのヒラマサはそこにいれば一投目で食ってくる」ということで、ネチネチ粘らずどんどんいいポイントへ移動していったわけです。それはポイントが豊富な海域であることも証明していたのであります。

細かく移動を繰り返しながらキャスティングとジギングで攻めていく中、水深30mほどのポイントでジグをシャクっていた僕に何やらヒット。

今度はグイグイとよく引くので根魚ではなさそう。初めはヒラメかな?なんて思うくらいもったりしていたのですが途中から急に走るようになりドラグを出して抵抗します。
残り10mくらいまで来たら魚はさらに横の走り始め、タモを持って近づいて来た船長はそれを見て「ヒラマサかな?」 と嬉しい一言。

「おお、ジギングでヒラマサ!姑息な作戦成功!」と心の中でほくそ笑みながらファイトすれば、魚は船が見えたところでさらにもうひと暴れしよく引いて釣り師を楽しませてくださる。

「これは本当にヒラマサかもしれない」と思いつつタモに収めて見たら、あらあ残念ワラサちゃんでした。それでもいいファイトしてくれたので十分楽しめましたよ。ワラサちゃんありがとう。

Img_8252

この後、少しお木の根周りをキャスティングで攻めていたジギング王にヒット!
ついに来たか!本命!とファイトを見ていたら、船べりまで来たところで痛恨のラインブレイク!

ジギング王の魚には5〜六匹の魚がついて来たらしい。魚は居る!とすかさず投げたベルファイヤーさんにもヒットしたものの、こちらも痛恨のラインブレイク。二匹連続でラインブレイクなんて。。。。

まだまだ魚は居る。俺の出番だ!とばかりにラインブレイクで投げられなくなった二人に変わって僕もキャスティングを始めたものの時すでに遅し。魚の群れは早くも移動してしまったようで、同じ場所を流し変えたものの魚の反応は全くなく、にわかキャスターに幸運の女神が微笑むわけもないのでありました。

どうも、この日はヒラマサの反応は良くなかったようで、先週水温が一時的に下がったことなども影響しているのかもしれないとのことで、じゃあ、ヒラメとワラサのポイントへ行きましょう。とポソッと僕が言ったら船長も同意してくださりそちらへ移動。

昨日とは違うポイントながらパターンとしてはメロウド(コウナゴ)ベイトのパターンということで、今日もまたまたブルスリム・コウナゴカラーに変えてヒラメ狙いです。

ワラサは昨日四本釣ったのでもう十分、宴会用にヒラメを釣りたい。と目論んだ僕は探るレンジもそこから二、三しゃくりしたらすぐにジグを落とすというヒラメ・モードで探っていけば、しばらくして狙い通りにゴゴゴ!とヒットし重いだけであまり引かないこのファイト。やったー!ヒラメだ!とニヤニヤしながら糸を巻けばご覧の通りのヒラメちゃんが釣れました。

Img_8256

一方で、志高くワラサを狙っていた諸氏は、皆さん狙い通りにしっかりとワラサをキャッチ。まずはベルファイヤーさん。

Imgp8212

ジギンング王もジギングでワラサをキャッチ。
「本気になったらこんなもんさ」という感じでサクッと取り上げてしまうところはさすが。

Imgp8214

昨日はヒラメとワラサを交互に釣っていたY店長も今日はワラサ一本狙いにしたようで、ワラサをキャッチ。
この辺の皆さんがすごいのはちゃんと狙った魚を釣り上げちゃうところですね。

Imgp8241

船長も船を流しながら竿を手に取ったと思ったら瞬く間に三枚のヒラメをキャッチ。この方の釣りも尋常じゃない。さすがプロという感じの釣り方でした。

僕が合計三枚のヒラメを釣ったところで、「もっと大きいのがいるところに行ってみましょう」という船長の提案で少し移動して流してみましたが、魚の反応はなくここで時間切れ。

車での釣行なので飛行機の時間に間に合わない、というような時間的制約はなかったのですが、この日の天気予報では午後から風が吹いて荒れる、ということなので大事を取って早めに上がりました。

この判断は実に正しく、船が港について帰り支度を始めたら小雨が降り始め、船長にお別れの挨拶とお礼を言って別れ、車を出す頃には本降りとなり、牡鹿半島の中程まで走った時には大雨警報が出る、というほどの天気の急変だったのでした。

この二日間、僕らが釣りをしていた時以外はこの辺りの天気は悪かったという結果に一同運の良さに胸をなでおろしつつ、石巻漁港で氷を買い、日帰り温泉で潮を流し、美味しい牛タンに舌鼓を打って帰路につき、横浜にはギリギリその日のうちに到着。
一泊三日でかろうじて納めるという、なんだか終始ラッキーな釣行となったのでありました。

お世話になった「はま丸」の船長及び奥様、ありがとうございました。
おかげで楽しい釣行になりました。

因みに、この「はま丸」さん。土日はかなり埋まっているものの平日なら比較的空きがあるというお話でしたので、本ブログをご覧になって興味の湧いた方、トライしてみてはいかがでしょうか。


さて、僕らのこの強運は一体いつまで続くのか?9月の小笠原遠征までは何が何でも続いていただきたいと願うのでありました。

釣りに関するお問い合わせはルアー・ショップEbb&Flow
写真提供 Ebb&Flow

ご参考:はま丸釣果情報

ブログ掲載の文章、画像の無断転載は禁止です (C)enos1091 All rights reserve

にほんブログ村 釣りブログ 日本全国釣行記へ

2017年8月27日 (日)

盛夏の仙台プチ遠征 その一@はま丸 田代島

この夏は相模湾はキハダマグロとカツオが例年以上に盛り上がり、東京湾ではタチウオにマゴチが好調と、近場のルアー・フィッシングが盛況だというのにわざわざ一泊四日という強行スケジュールで宮城県は牡鹿半島、金華山周辺でのヒラマサ、ブリ、ワラサ、ヒラメ釣りというプチ遠征に行ってまいりました。

ここに至る経緯はまあ、いろいろあったんですが、僕としてはとにかくのんびりとでかい魚を釣る釣りがしたかった。相模湾も東京湾も人が、もとい、船が多くてなんとなく釣りをしていて気ぜわしい、日頃の気ぜわしい生活から逃れてのんびり釣りがしたかったんです。その割には強行スケジュールじゃないかって?

例によって超スリムな日程での釣行、初日は夜中の11時に横浜のルアーショップ・エブ・アンド・フローを出発。今回の参加者はジギング王、ベルファイヤーさん、僕、Y店長の四名。ベルファイヤーさんのニックネームの由来となった高級ワゴン車ベルファイヤーに乗り込み一路東北道を北に走れば、空が薄明るくなる頃には仙台を通過し、午前7時前に船が迎えに来てくれる牡鹿半島の先端にある鮎川港に到着。船が迎えに来てくれる時間が9時半頃だったので一同者ににて仮眠をとりつつも8時を過ぎる頃にはもうじっとしていられずタックルのセットを始めました。

Img_8132

今回お世話になる船は、この鮎川港から三十分ほど船で走ったところにある田代島のはま丸さん。

9時半を回った頃、それらしき船が港に入って来て着岸すれば、ご挨拶も早々にタックルと一泊分の荷物の積み込みを素早く行い10時出船。

Img_8135

港を出れば少々ウネリはあるものの海は凪、空は青空、風は涼しく絶好の釣り日和。
まずは20分ほど走った浅場のポイントをやってみましょうということに。

Img_8140

移動中船長の横でこの界隈の釣り物や時期などを色々聞いてみると、大型のスズキ、丸太のようなアイナメ、ヒラメにワラサ、ブリ、ヒラマサなどがメインというお話。

景気のいいお話の一方で、今年の夏は異常で一時は海水温が14度まで下がってしまったというお話などもあり、今は元に戻ったというもののどの程度それが影響するのかは釣りをしてみなければわからないとのこと。

この夏の海水温の異常についてはここ牡鹿半島周辺のみならず、相模湾、東京湾、五島列島周辺などなど、どこもそれぞれに高すぎたり低すぎたりという異常が見られ、異常気象の影響もここまで来てしまったかと暗鬱な気分にさせられるのでありました。

そんな気分を吹き飛ばすような青空とそよ風の吹く海上を走ればポイント到着。
最初は20m程度の水深の浅場です。
小さめのジグがいいというのでプロセレのゴビアス・ブルスリムをつけて早速釣り開始。

開始後、しばらくして最初に竿を曲げたのはベルファイヤーさん。
最初だけ引いた後はあまり引き込まないファイトの様子からどうやらヒラメちゃんのよう。誰かの「ヒラメ、ヒラメ」という予言通りおがってきたのはいいサイズのヒラメちゃんでした。

Img_8145

こんなサイズのヒラメが簡単に釣れちゃうところが、仙台周辺の凄いところで、毎年十月に訪れる塩釜港から出船する「ばんばん丸」での釣りでも同様にヒラメを毎回釣っていることからもこの海域の実力に納得させられるのでありました。

まだまだ納得するのは早いぞ!とばかりにまたまたベルファイヤーさんにヒット!
今度はさっきと違ってグイグイと竿を絞り込みドラグを鳴らしている。

Img_8148

「この辺りは90センチクラスのシーバスがいるよ」という船長の声に、大型シーバスか?とファイトを見守っていたところ、突然魚が引かなくなってしまった。
どうやら何入られたか何かに巻かれてしまったようで、びくりとも動かなくなってしまった。しばらく船を回し込んだりして色々やってみたもののどうにもならずラインブレイク。惜しい。正体が見たかった。

その後は、ジギング王にヒラメ。続いてY店長にもヒラメと釣れるものの僕にはアタリすらない。頭の中ではヒラメがジグに食らいつく瞬間までイメージできているのに一向にバイトはなし。まあ、僕に比べてその他の釣り師の皆さんはプロ同然の強者ですから、そう簡単にご一緒させてもらえるなんて虫のいいことは考えていませんけれど。

Img_8154

1時間ほどやってイマイチパッとしないのでポイントを移動。
今度は少し沖に移動しコウナゴを餌にしているワラサやヒラメを狙いましょう、ということになりました。

移動後パラシュートアンカーを降ろして船をゆっくり流します。

真っ先に竿を曲げたのはベルファイヤーさん。
東北仙台らしくいいサイズのアイナメが釣れてきました。
東京湾ではすっかり釣れなくなってしまったこの魚ですが、この辺りにはまだまだいるようです。

Img_8159

一方、いつも真っ先に釣り上げるジギング王がここでも早速ヒット。大きく竿は曲がるものの引き込み方が青物のそれではない。
船長がすかさず「アイナメだよ!ぶっといやつだ!」という。

Img_8163

竿を大きくしならせながら上がってきた魚を見て一同が「おー!」と、声をあげた。
50センチは優にあるアイナメ、しかもその太さが半端でない。ちょと大げさかもしれないがラグビーボールのようなシルエットの太さなのです。

Img_8168

「この太さのアイナメはこの辺でしか釣れないんだよ」と船長。なんでもメロうどをたっぷり捕食しているアイナメしかこの体型にはならないらしい。脂もたっぷり乗って美味しいという話を聞き、普段は魚を持ち帰らないジギング王が珍しく魚をキープします。

さて、先ほどのポイントではボウズだった僕でしたがここのポイントではベイトのコウナゴ(この辺りではメロウドと呼ぶ)そっくりのブルスリム・コウナゴカラーに変えてみたものの、アイナメも釣れず少々弱気になりかけていたところにいきなりフォールするジグにゴゴゴッ!というあたりがありヒット!

グイグイとスロージギング用のロッドを引き込みしならせてくれます。これはワラサでしょう、と引きを楽しんでいたら思いの外ドラグを出すのでちょっぴり焦ったりして、それでも根掛かりの心配のないポイントだったので余裕でファイトしましたよ。

Img_8174

上がってきたのはお腹パンパンのメタボなワラサちゃん。
「メロウドをたっぷり食べている魚はこうなんだよ」と船長のお言葉通り本当に太かった。写真ではなかなか太さが分からないと思うのですが4キロ半ほどあるいいワラサでした。やっと釣れた本命にニンマリです。

Img_8181

さらにそのまま船を流していくと今度はベルファイヤーさんにヒット!
こちらも僕の時と同様によく引いている。おそらくいいワラサなのでは、と予想通りのメタボワラサ。長さはそれほどでもないのですがずっしりと重い感じが魚の太さを証明してくれます。

Img_8186


さらに、再び僕の竿にヒット。
今度はなんだかあまり引かないぞ?ヒラメかな?なあんてファイトをしていたら、途中から魚が変わったようにグイグイ引き出した。お魚ちゃん、自分が釣られてるのに気づかなかったのか、途中で気づいたのか、とにかく突然のファイト突入。
上げてくるほどに激しく引き込んでファイトを楽しませてくれたのもやはりメタボ・ワラサでした。ジグのカラーをメロードそのもののコウナゴ・カラーに変えたのが効いたようで一流しに連発でした。

Img_8193


Y店長はというと、ヒラメにアイナメと色々釣り上げていたのですが、他の皆さん、とりわけ僕が釣りに集中していたので写真を撮る人がいなかったので写真はない。
ジギング王はこの後もアイナメを釣りまくりまるで今回来られなかった根魚王が乗り移ったかのように根魚を連発していたのがおかしい。

Img_8194

この後流し変えて、同様にワラサ、ヒラメ、メタボアイナメを釣り上げ三回流し変えたところで、もっと大きいのを狙いましょう、ということになり水深100mほどのポイントへ移動。

Img_8198

「ここは出ればでかいのが入ってきてると思うよ」と船長にハッパをかけられ釣るのですが、なかなかバイトはなく船上は沈黙してしまいました。
そんな沈黙を破ったのはやっぱりこの人、ジギング王!

先ほどまでのワラサとは弾き方が違う、明らかに大型青物のファイト。
そんな魚も余裕で上げてきてしまうジギング王ですが、やはり魚は大きかった。

Img_8207

重さを測ってみたら7.5キロ。
ほとんどブリといっていいサイズのワラサでした。

僕の方は、これまで自分の経験でぶりによかったジグを取っ替え引っ替えやってみるもののバイトはなく、他の皆さんもみたところ同じようなご様子。

「もっと大きいのがいるよ」という船長の話に勇気付けられ一時間ほど粘ったのですが、ジギング王がもう一匹先ほどと同サイズを釣り上げたのみでした。

Img_8211

こういう難しい状況でしっかり釣るところが「ジギング王」と僕が勝手に名付けてしまった所以なのでありまして、シロートの僕あたりとは格が違うんです。

ともあれ、時間も午後五時を回り陽も落ちかけてきたところでこの日の釣りは終了。
一時間ほど走って田代島へ向かいました。

船長の経営する民宿に入り体の潮を落としてまったりしたら夜討ち朝駆けがたたってみなさんウトウト。

Img_8219

ちょっと遅い夕食まで一眠りしてから大皿いっぱいの十種くらいあったお刺身豪華盛り合わせに舌鼓を打ち、僕の大好きなホヤを食べたらもう満足。あとは寝るだけと、さっさと床に入り九時半には寝てしまったのでありました。

釣りに関するお問い合わせはルアー・ショップEbb&Flow
写真提供 Ebb&Flow

ご参考:はま丸釣果情報

ブログ掲載の文章、画像の無断転載は禁止です (C)enos1091 All rights reserve

にほんブログ村 釣りブログ 日本全国釣行記へ

2017年8月12日 (土)

夏マサを打て 三日目@ステイタス 長崎

産卵回復後のメタボヒラマサ、夏マサを狙っての長崎釣行、三日目は帰りの飛行機の時間を気にしながらの釣行となり、ポイントは船長にお任せすることになりいました。

早朝四時半にホテルロビーに集合し港に向けて出発。
一同、初日、二日目の猛暑でかなり疲労の色が見られるものの残る最後の時間に寄せる期待は大きく気合が入ります。

五時過ぎに長崎港を出港したステイタス号は船長の判断で昨日やった五島方面へまっしぐら。およそ二時間弱のクルーズということですが、到着時間がちょうど潮の流れのいいところに計算しての出発でありました。

しばらく走ると太陽が顔を出し空と海を染め始めます。
今日は昨日よりも風もあるので魚に見切られる確率は低くなりそう、ということで期待も膨らんでくるというもの。

Dsc00014

とりあえず二時間弱の移動ということで、することのなくなった店長はそそくさとキャビン奥のベッドに寝転んで寝てしまい、残された我ら五名は僕のEno Cafeで美味しいコーヒーでも飲んで気合いを入れましょうということに。
Dsc00022

清々しい朝の風景を見ながらコーヒーを飲み終えて充実した一日の始まりを迎えて見たものの、ポイント到着まではまだ一時間ほどあったので、キャビンの中でうつらうつらと居眠りをしていたら急にエンジンの音が下がってきた。
Dsc00075
まだポイントに着くのには早すぎるのでは?
と思いながらも起き上がると、ナブラが出たと船長が言う。
早速釣りの体制になり、ナブラの起きた場所に船を流していただきキャスティングで攻めて見ますが、ここでは魚はでず。
素早くポイントを見切って本来行くはずの上五島のポイントへ再び走ります。

Dsc00076
ポイントに到着してみると、さすが日曜日とあってすでに船が数隻いる。
海面はそよ風で波立ちいい雰囲気なのですが、船のプレッシャーが高そうなことが気になるところ。

早速ポイントを選んで流し始めますが、昨日、一昨日のような魚のナブラはあまりみられず、数回遠くでピョンピョンとシイラが逃げているのがみられた程度でした。
他の遊漁船でヒットしているのをみながら、こっちも釣るぞ!と気合いを入れるのですが魚の反応は鈍く、一時間ほどでこのポイントは見切りをつけて移動することになりました。

五島列島を戻りつつ、いいポイントを流しては移動、というのを繰り返しますがヒラマサからの反応は鈍く、時折「出た!」と声は上がるもののなかなかヒットには至りません。
今回キャスティングよりは根魚釣りに集中していたブラザーHさんのみが次々と言い方のアコウやアカハタを釣り上げている。


何箇所か回ったところで潮の止まる時間になったため大移動することに、港方面の漁礁に着く大マサをジギングで狙おうということになりました。


小一時間走って到着した場所は沖の何もない海の上。
船長の「漁礁の周りにヒラマサが写っていますよ」という声に一同気合いを入れてジギング開始。

潮の流れはほとんどなく厳しい状態ではありましたが、魚探に魚が写っているときたらテンションが上がるというものです。

一流しして流し変え、「丁度漁礁の真上ですよ」と船長のアナウンスがあった直後に、散々寝ていて起きてきた店長にヒット。

「根ズレがあるから気をつけて!」という船長の声。
ドラグが音を立てているところからサイズは良さそうな気配。

なんとかねズレを回避した後も魚の強い引きにやり取りしながら慎重にファイト仕上がってきた魚がネットに入るとデカイ!

Dsc00091



今回釣れたヒラマサの中でいちばんのサイズではなかろうかという大きさに、「重さを測ってリリースします」と店長の声。

一見10キロは超えていそうな丸々とした体格の魚なのですが、なんだかヒラマサというよりブリっぽい雰囲気もある。
10キロ超えのブリをまだ釣っていないらしい店長の目がキラリと光ったのを僕は見逃さなかった。おそらく記録更新か、と思ったに違いない。

船長が「これはブリとヒラマサのハイブリッドですね」と言いながらその特徴を細かに解説してくれて、なるほどと頷いたのでありますが、詳細は忘れてしまった。

店長にしてみれば10キロを超えていたらブリということにしてもらえば自己記録更新ということだったらしいのでありますが、計測してみたらなんと9.8キロと僅かに10キロに届かなかった。

「じゃあヒラマサでいいです」と店長の落胆混じりの声を聞きながらリリース。

さらにもう一本くらい!と流し変えてみたところで時間切れとなり今回の釣行は終了しました。


今回は、「デカイ夏マサとクエ」という実に甘い目標を立てて臨んだ僕の三日間の釣りは見事に打ち砕かれて、ちっこいヒラマサ二匹に根魚数匹、おきまりのエソを一匹となんとも情けない釣果に終わったのでありますが、気持ちは充実しておりました。

何よりも、体をだましだましながらも三日間投げ抜いたことに充実感を覚え、釣れないながらも納得のいく釣りができたのでありました。
他の人たちが魚を釣り上げるのをみても悔しく感じることもなかったし、自分なりの釣りに集中できたのだという思いがその充実感に結びついたのでしょう。

港に向かい走る船の上でいつものようにビールで乾杯し、ゆっくりと移動していく島々を眺めると、いい三日間だったじゃないか、という気持ちに満たされたのでありました。


釣りに関するお問い合わせはルアー・ショップEbb&Flow

ブログ掲載の文章、画像の無断転載は禁止です (C)enos1091 All rights reserve

にほんブログ村 釣りブログ 日本全国釣行記へ

2017年8月11日 (金)

夏マサを打て!二日目@ステイタス 長崎

夏マサを狙っての長崎は五島列島への遠征釣行。二日目は早朝五時に宿を出発し昨日夕まずめに攻めたポイントに入りました。

この日も朝は無風で海面は鏡のように静まり返っている。釣り的には決して良い状況ではないものの、魚がいることは昨日見られた多くのナブラから確信できている。
船長の作戦では、朝一番ここのポンとを攻めて魚の反応が薄かったら大移動して別のポイントに入るというものでした。

Img_8072

僕個人の作戦も、昨日の無風猛暑の中でのキャスティングで、体力的には十分回復しておらず、今日1日投げ通すのは辛かろうということで、朝一のヒラマサポイントではキャスティングをして次のポイントでは根魚、とりわけクエを狙おうという作戦でした。

ポイントに到着し、釣り開始早々に竿を曲げたのは昆虫大好きさんと仲良しの仲良しブラザースNさん。
いいサイズのアカハタを釣り上げて「キャスティングで行こう」という僕の心に揺さぶりをかけてくる。「ほうら、根魚を狙えばこんなに大きいのが釣れちゃうよう!」と誘いかけられているような気分。


Img_8086

「いやいや、ここは根げ倒しますよん!アカハタぐらいじゃ僕の心はブレません!」と自分に言い聞かせていたらすぐさま今度はぶらざーHさんの方の昆虫大好きさんがでっかいアコウを釣り上げて「根魚クラブにいらっしゃい」と、誘いかけられているような気分。
 
Img_8094_2

「ダメダメ、ここはヒラマサで行くんですから!」と投げ続けるものの、どこか集中力に欠いているようで、ヒラマサの方も出そうで出ない。

昨日見たような小さなシイラを追うヒラマサの狩も何度か見られたものの、我々の船との間合いを測ったように、魚が湧くところにはキャストでは届かない微妙な距離なのでした。

魚がいるのに無視するのはなかなかできないもので粘ること二時間弱、何度も流し変えながら丁寧に攻めていったものの、何度かルアーに反応しながらも針にはかからず、午前七時近くにブラザーNさんがアカハタを釣り上げたのを合図にするように、ポイントの大移動となりました。

Img_8096

およそ一時間船を走らせて着いたポイントは大きな曽根のあるポイントなのですが、タイミング的には潮止まりの直前、我々に与えられたチャンスタイムはそう長くはなかったのであります。

そういうことを「ちゃあんと分かっていますよ!」とばかりに到着後すぐにジギング王がカンパチをキャッチ。

Img_8099

魚はいる、まだ間に合った!

と、次の流しでは小型のヒラマサの入れ食いとなり一同ホッとした感じ。
この後僕はもう一匹小型のヒラマサをキャッチしたのですが、本当に釣りたかったのは、ここではヒラマサではなくクエだった。

Img_8102

昨年九月の釣行ではこの場所で船中三匹もクエが上がり、そのうち一匹を僕も釣っていたので、今回はここにきたらクエを狙うぞ!と決めていたのでありました。
にもかかわらず、船長の「ここはクエがいるポイントですよ」という流しでは見事にスカをくらいクエちゃんに出会うことはできず。

小政と遊んでいるうちに潮が止まってしまったため、船は小移動して魚の反応を見つけたり、イワシのナブラが湧いてカツオが跳ねたりしたので、そちらを移動しながら狙って、キタさんがスマガツオを一本キャッチ。

その後ナブラも湧かなくなってしまったので後藤方面に引き返し、潮の動きにいいタイミングで入れるポイントに向かって走ったのでありました。

この日は一旦長崎に戻り、キタさんを空港に送る予定だったので釣りができる時間は粘っても十二時過ぎ頃まで、ということだったので、残された時間をいかに効果的にポイントを打つかが船長の腕の試されるところなのでありました。

再び五島の島が見えるポイントに戻ってみると、風も弱いながら吹き潮も動き始めており条件が良くなっている。ここはキャスティングだと、早速投げ始めたところ、ジギング王にヒット。

Img_8104

竿を弓なりに曲げて大きな波紋を作りながら強力なファイトが繰り広げられます。
「これだよ!これが釣りたいんだよ!」船の反対側から遠目に見ながら心の中で叫んだのであります。

Img_8110

ファイトの末上がってきたのは、いいサイズのヒラマサ、産卵後の体力を回復しきったお腹がパンパンの夏マサです。

魚はいる、条件もいい、とキャスティングを続けると、何度目かの流しで僕のルアーのところにドカン!と大きな波紋がたった!「出た!」と叫ぶものの手元に魚の感触は伝わってこない。
すんでのところでルアーを見切られているようで、あまりにも悔しく思わず「バカヤロー!」と叫んでしまった。
魚に向かってなのか自分に対して七日、どちらの意味もあったように思えたのですがとにかく悔しい。

さらにポイントを移動してからの流しで波紋が出た時には「コノヤロー!」と叫んでしまった。だんだん切羽詰まってきて本来の自分のお下品さが出てきてしまったのでありますが、そんな僕の姿を嘲笑うようにブラザーHさんがまたまた大きなアコウを釣り上げてくれるじゃあありませんか。

Img_8111

この一匹でタイムアウトとなり船は一路長崎港に向かって走ることになりました。
缶ビールを開けて、お疲れの乾杯をしながらこの二日を振り返る。

Img_8123

結果的にキャスティングでのヒラマサは釣れなかったけれど、最初の思い通りに最後まで投げられたことに満足感はありました。二日間投げたことでルーの動かし方も随分と勉強になったし、釣る人と釣れない僕との違いも見えてきたし、猛暑の中、投げ続けたのは決して無駄ではなかったと言い聞かせたのでありました。


Img_8125

船上では戦いに疲れた兵士のように一同思い思いに疲れを癒す姿がありました。
甲板に横になり見を伸ばして寝る人。

小さな日陰を求めて横になっていたキタさんは、船酔いにめっぽう弱くてキャビンには入れないということで、外のフレッシュな空気が吸えてなおかつ日陰で少しでも涼しいこの場所をピンポイントで見つけたご様子。

Img_8117

僕と言ったら、もうすっかりビールで酔っ払っちゃって船の後部で甲羅干し状態。
ゆっくりと移動していく五島列島の島々を眺めていたのでありました。

Img_8114

残るは一日、明日はどういう釣りになるのか?
この二日間、勉強した成果が出ればいいなあ、と明日も投げようと心に決めたのでありました。

上陸した我ら釣り師一同は空港見送り組と市内のホテルに入る組に分かれて行動し、ホテル組は美味しいちゃんぽんに舌鼓を打ち、偶然の花火大会に浴衣姿の可愛らしいお姉さんなどを迂闊にも目にしてしまい、釣行遠征としては珍しく観光的な夜を過ごし、且つ、最終日にむけて気持ちを引き締め損なったのでありました。

三日目に続く•••

釣りに関するお問い合わせはルアー・ショップEbb&Flow

ブログ掲載の文章、画像の無断転載は禁止です (C)enos1091 All rights reserve

にほんブログ村 釣りブログ 日本全国釣行記へ

2017年8月10日 (木)

海の砂漠@ステイタス 長崎

海で釣りをする釣り人にとって何よりも嬉しいのは海が荒れていないこと、つまり凪の海なのでありますが、一方で「凪倒れ」という言葉もあり、海が静かすぎて潮は流れなく風も吹かないとなると、魚の活性が下がってしまったり警戒心が高まり釣りにくいという状況になってしまうことがあるのであります。

この日、日本周辺は台風5号や9号に囲まれながらも五島列島周辺は凪も凪、べた凪というさざなみすら立たない鏡のような海が広がっておりました。

夕まずめのチャンスタイムに向けて最高のポイントに入った我ら釣り師の乗ったステイタス号は鏡の海の真っただ中にありました。

船の上からルアーを投げては水面を弱った魚を演出してヒラマサを誘い出そうと、繰り返し鏡のような海に大きな波紋を作りながら投げ続けるのでありました。

魚はたくさんいました。

「二時方向で湧いている!」という船長の声に船の舳先に対して時計の二時方向、つまり右斜め前方を見ると30センチほどと思われる小さなシイラの十匹以上の群れが何かに追われて水面をピョンピョンと次々に跳ねて逃げていく。しばらく追われていった先に大きな波紋や水柱がいくつもたち海がかき乱されたと思うと、先ほどまでの喧騒がそのように鏡の海に戻ってしまう。
シイラを追っていたのはまさしくヒラマサ、それもかなりの大型魚が数匹チームを組んで狩をしているのでした。
その光景はまるでサバンナでライオンがカモシカのを狩するような迫力のある光景で、自然界の厳しい掟を見の前で見せられてただただ驚愕するのでありますが、いつまでも驚いてはいられない。あのヒラマサを釣りに来たのですから。


船長は巧みに船を操りヒラマサの狩をしていた場所に船が流れるように静かに移動し、目には見えない海の流れにエンジンを切った船を乗せて我々釣り師をポイントに誘うのでありました。

「そろそろいい場所ですよ」とスピーカから船長の声が流れると、キャストにもルアーの操作にも緊張感が高まります。
いつ水面が爆発し自分のルアーが水中に引き込まれるかわからない、そうなって欲しいという希望も込めて集中します。

「出た出た!!!」という声に振り返るとジギング王の竿が曲がっている。
やった!出た!魚はいる。やる気もありそうだ。などと思いながらファイトを見ているとやはり上がって来たのは狙い通りのヒラマサでした。

Img_8064


実はこの時、僕はまだ夕まずめには早いだろうと夕まずめ本番に向けて体力を温存しようと根魚を釣っていた。

Img_8059

のんきに根魚を釣って喜んでいる場合じゃない。
ジギング王の釣り上げた一匹とヒラマサのシイラハンティングは僕にとって夕まずめの到来をつけたのでした。

キャスティングロッドに持ち替えジギング王の横に入れていただいてキャスティングを始めます。
相変わらず無風状態の海の上は照りつける太陽の熱にさらされるばかりで、涼やかな風が全くない。
海の上というのは涼しい、というイメージがあったのですが、あれはあくまでも微風でも風があるから海面で冷やされた冷たい空気が体にあたり涼しいのだということを初めて身を以て体験しました。
数頭しただけで汗が吹き出し、風がないので汗は乾かず滴り落ちるだけ、当然涼しさを感じることはない。
傾き始めたとはいえギラつく太陽の光は強く、てっぺんよりもむしろ正面から陽が当たると、つま先から頭の先までまるでオーブンで熱せられているように暑い。

海の上にいながらそれはまるで砂漠の暑さ。
灼熱の太陽のもと風が全くないと、周囲が砂であろうが水であろうが熱いことには変わらない。砂漠の場合は乾燥しているので汗でベトベトする煩わしさはないのですが海の上にはそれが付きまとうので余計にタチが悪いのかもしれないと思わされたのでありました。

Img_8067



熱中症にならないよう水をこまめに摂りながらキャスティングを続けます。

「出た出た!」「あ〜!こっちも出た!」とルアーに反応したヒラマサの波紋が鏡の海を波立てるのですがどうしても針にかからない。
波がないために魚からルアーがはっきりと見えてしまうので、すんでのところでルアーだと気づかれてしまうらしいのです。
そこをうまく騙して食いつかさせるのがルアー釣りの醍醐味なので、一同諦めるものは誰一人としていなく投げ続けます。

ポイントを流し変えるたびに「出た!」「また出た!」と声が上がるほど魚はたくさんおり釣り師の気持ちを逆なでするのであります。


次々と我々の船を取り囲むように魚は湧き上がって狩をするものの、まるで距離を測ったかのようにキャストで届かないところばかりで行われるのでありました。
太陽はすでに真正面にまで傾き、逆光に入ると自分のルアーが見えなくなってしまうのですが、そこに「出た出た!ジギング王のに出ましたよ」などと声がかかる。

悔しさと期待とが入り混じり釣り師の熱気は上がるばかり。炎天下の海上で午前中から投げ続けているというのに誰も投げるのをやめようとはしません。

僕のルアーにも魚の何度か反応があり波紋が上がったのですが、魚の手応えを感じることは一度もありませんでした。

時折遠くに湧き上がるシイラの群れを追うヒラマサの狩を見ては悔しさが沸き上がりながらもどうすることもできません。
釣れないながらもその光景を見ることができただけでも良かったと満足できほどの迫力ある光景に感動するのでありました。

太陽の角度が低くなるにつれて魚からの反応は次第に薄れてゆき、時計は七時を回り太陽もまさに沈まんという時間になったところで、「次の流しで魚の反応がなかったら終わりにしましょう」ということになり、この日の釣りは終わったのでした。

近くの島の港に着いた一同は暑さとヒラマサに弄ばれた疲労感でぐったりしながら重い足を宿に運んだのでありました。

二日目につづく•••

釣りに関するお問い合わせはルアー・ショップEbb&Flow

ブログ掲載の文章、画像の無断転載は禁止です (C)enos1091 All rights reserve

にほんブログ村 釣りブログ 日本全国釣行記へ

2017年8月 9日 (水)

夏マサを打て!@ステイタス 長崎

昨年夏、長崎の近海遊漁船ステイタス号の朝長船長がフェイスブックに次々とアップした真夏のバカでかいヒラマサの釣果を見て、「夏はこんなに釣れるんだあ」と漠然と思っていたのですが、今年になってその夏のヒラマサ、夏マサを自分が釣りに行くことになろうとはその時は夢にも思っておりませんでした。

漠然と記憶にあった夏マサがぐんとリアルになったのは、いつもの遠征隊、横浜のソルト・ウォーター・ルアー・ショップ Ebb&Flowの店長から、夏マサ釣りのお誘いがあった時。もちろん二つ返事で行きます行きます、ということになり先日出かけてきました。

釣行前日に長崎空港に到着し飛行機から出た僕は暑さにびっくり。
ど〜んという感じの重たい暑さに、先月の沖縄より暑い、と思っていたところに店長も「沖縄みたいですねえ」というほどだったので本当に暑かった。

一夜明けて翌早朝5時過ぎ、港に着いてみると心地よい海風が頬を撫でて爽やかな気分に、などということは全く無く、相変わらずど〜んと暑い。海はべた凪なので嬉しいものの無風というのは辛い。こんな経験初めてかも。

Img_8012

釣りの支度をして出船となったのですが、あまりの暑さにキャビン内は冷房をガンガン効かせていただきなんとか暑さをしのぐというほどの異常な熱気が長崎の海を覆っていたのでありました。

船は五島列島に向かって走ること約二時間。
最初のポイントについて早速トップウォーターでのヒラマサ狙いとなり、キャスティングを始めたのでありますが、三投もしたらもう汗だく。

海は鏡のように静かでさざ波すらなく、相変わらず海風は全く吹かないという異常なほどの風のなさ。
この時日本の周辺には台風5号や9号など4つくらい台風があったのでありますが、五島方面の海はそんなこと信じられないほどの静かな、まるで湖のような海が広がっています。

ここまで波も風もないと魚からルアーは丸見えでごまかしのききようがない。いわゆるお魚ちゃんにルアーを見切られやすくなるためテクニック勝負となるわけなのでありますが、キャスティングの釣りは投げるのもいっぱいいっぱいでルアーを動かす技術については皆目見当もつかない僕には釣れる自信など全くなく、それでもでかいヒラマサの姿を想像しながら投げ続けたのでありました。

今回の釣行メンバーはジギング王、ヨッシーさんに昆虫大好きさんをその仲良しNさん、そして僕は初めてお会いした岐阜のキタさんというキャスティング命の釣り師に店長と僕の計七人。
ヨッシーさん、キタさん、ジギング王は常にキャスティングで攻め、そこの隙間に僕や昆虫大好きさん、Nさんや店長が入って投げるという展開です。

Img_8020 早速いいサイズのアカハタをキャッチした昆虫大好きさん

最初にヒットしたのは僕の隣で投げていたキタさん。
いきなりドーン!と大きな波紋に水柱が立ったと思ったら竿はグイグイ引き込まれルものの、そこを巧みなファイトで魚の走りをかわして見事ランディング。
本釣行初のヒラマサとなったのでありました。

Img_8023

いいなあ、ああいうのが釣りたくて来たんだよ。と思いながらキャストを続けていると、次に来たのはキタさんに替わって同じ釣り座に入った昆虫大好きさんにヒット!さっきまで根魚釣りしていたのにいつの間に•••。強いヒラマサの引きからなかなかのサイズであることがわかる。ヒラマサ特有の強く速いファイトに昆虫大好きさんも一瞬たじろぐ感じ。それでもすぐに体勢を立て直してファイトにな行ったものの、次の瞬間あえなくフックアウト!がっかりした大好きさんは投げるのやめて根魚釣りに、またまた早速いいサイズのキジハタ(アコウ)を釣り上げているじゃありませんか。

Img_8027

なんという変わり身の早さ。アコウは羨ましくもあったのですが、今回の僕のテーマは夏マサとクエにあったので、ここは竿を持ち替えたい気持ちをぐっとこらえてキャストを続けました。

最初のポイントを一時間半ほどやったところですでに全身汗でグショグショ。
それでも移動となって船が走り始めたらキャビンの窓から入る風が心地よく、幾分楽になったのでEno Cafeを強行し、とりあえずコーヒーの方は達成したのであとは釣るだけ、と自分に言い聞かせます。

上五島のあたりまで移動した船は、以前にも来たことのある見覚えのある島の周りを攻めます。海は相変わらずべた凪で無風。誰かが「琵琶湖にいるみたいだ」というほどの静かな海。水平線が見える海でこれほどまでに波がないのは経験したことがなかった。

ここのポイントでもキャストしたものの早くも疲れが出て肩が重くなってしまったので小休止を兼ねて根魚釣りに。根魚はたくさんいるようですぐにおチビなアカハタちゃんをキャッチします。

Img_8032

魚が釣れるのはうれしいけれど、今回釣りたいのはこれじゃあないんだよなあ、と即リリースしてみたものの、疲れに押されて根魚釣りで気持ちをごまかします。

しばらくやってみたものの魚の反応も少なかったので、さらに北に移動。
時間はすでに午後二時を回っている。
このポイントでは昆虫大好きさんが大爆発!
数々の根魚をあげる中なんだかどよめいているのでのぞいてみたらクエを釣り上げたらしい。

Img_8039

えええ!聞いてないよ!クエ釣っちゃったの?羨ましい!
さすがに心は激しく動揺し、かろうじてキャストはしているものの魂が入らない。

そんなふがいない僕にさらに追い討ちをかけるかのようにさらにいい型のキジハタをキャッチ。絶好調です。

Img_8041


そしてまたまたヒット!の声にチラ見をすれば竿は大きく曲がり、引き込まれ方も先ほどまでの根魚とは違い激しく竿を叩いている。今度は一体何を?!とみていたらなんとヒラマサを釣り上げてしまった。

Img_8046

あらあ、美味しいところ全部持っていかれちゃったじゃないの。

キャスティングは続けているものの、ただ投げているだけ状態になってしまった僕の横で、さらに駄目押しをするようにキタさんのトップにまたまたヒラマサがヒット!

さすがトップ大好きとあってキタさん釣りがうまい。
形だけやってる僕とは大違い。サクッと二匹目を追加して笑みを浮かべていました。

Img_8054

このあと船はさらに北のポイントに移動してみたものの、ちょうど潮止まりとかさなり魚の反応も鈍いので小休止と飲み物の買い出しを兼ねて近くの島に上陸し冷たいものを口にしてから再び先ほどの島周りに出かけました。

スーパーで冷たい飲み物やアイスなど買い込んで小休止し、夕まずめに備えたのでありますが、この日の夕まずめは色々な意味ですごかった。

つづく•••


釣りに関するお問い合わせはルアー・ショップEbb&Flow

ブログ掲載の文章、画像の無断転載は禁止です (C)enos1091 All rights reserve

にほんブログ村 釣りブログ 日本全国釣行記へ

2017年8月 6日 (日)

Eno Cafe ステイタス夏マサ店@ステイタス 長崎

釣り船の上で挽きたて自家焙煎コーヒーを淹れては船長を始め釣り師一同に無理やり飲ませるEno Cafe、今回は九州を代表する近海遊漁船である長崎の「ステイタス」号でやっちゃいました。

昨年爆発していた「夏マサ」狙いの釣行に乗じてのEno Cafeですが、ステイタスさんでの開店は昨年九月に続いて二度目の開店。

今回のEno Cafeは厳しい条件下での開店となりました。
その厳しい条件とは、暑さとの戦いです。

思えば7月後半の盛夏の真っ只中にEno Cafeを開いた経験がなかったので、暑さに対する準備が甘かったのであります。さらに我々の釣行時の長崎方面の天候が30度はか〜るく超える普段にもまして高温な上に海上でも無風という信じられない気象条件。

こんな暑い中でホットコーヒーなんか飲めるかよ!という声が聞こえてきそうな暑さの中でしたが、五島列島方面を疾走する船の上、窓を開けたキャビンには風が吹き込んで心地よい、その一瞬を見逃さんと強引にコーヒーを淹れることにしましたよ。

Dsc00002 ギンバルの使用例(よいこはマネしないでください)

すでにお気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、前回の沖縄のよせみや店からコーヒーミルが新しくなったんですね。これまでのミルのパーツを迂闊にも無くしてしまったことから携帯性に優れた国内製のコーヒー・ミルを購入したのであります。新しいミルは細長い筒状なので写真のようにギンバルに丁度よく治り、ゴリゴリするのも上機嫌!

この日の豆は最近最も好んで飲んでいるホンジュラスの豆。
ところが、ここでアクシデントが発生。
挽いたホンジュラスをドリッパーに入れてキャビンの床に置いたら、風に煽られてドリーパーが床に転落しホンジュラスの粉を床のマットに全部ぶちまけてしまった。

「あ〜あ!」と落胆とも諦めともつかない声がキャビンに上がったもののワタクシは動揺しませんでしたよ。
ためらうことなくマットを手に取り、ドリッパーを再びセットし支えていただいたところにマットの上のホンジュラスをパラパラと戻して、目に見えるゴミだけ取り除いてコーヒーを淹れてしまうという暴挙を強行したのであります。

Dsc00007 マットの汚れが物悲しさを語る

無言の釣り師一同に淹れたコーヒーを手渡した時はいかなる反応が返ってくるかと心配しましたが、優しい皆さんはこのコーヒーを飲んでくださった。

「いつもとちょっと味が違う」「マットの味がする」という声も上がったので、今回のコーヒーはEno Cafe始まって以来初のブレンドコーヒーの提供という記念すべき一杯になったのであります。名付けて「ホンジュラス・マットブレンド」。

マットブレンドをちびちび飲みながら、疾走する船の上で、このような不本意なブレンドコーヒーを淹れてしまったことについて深く反省するとともに、ストレートコーヒーのみを提供するEno Cafe最初で最後のブレンドコーヒーとなることを願ったのでありました。

今回の遠征は二泊三日なので本来ならば二日目もどこか隙を見計らって開店するところであったのですが、二日目の海はこれまた風がなく暑い上に、昨日の暑さからの肉体的ダメージ、精神的ダメージが大きく、「コーヒーを淹れよう」という気持ちが全く湧いてこない。早朝5時過ぎに出航して5時に長崎の港に着くまでの間、時間はいくらでもあったもののとうとう二日目のEno Cafeは開店せず敗退となりました。


さて、三日目。
昨日の反省を踏まえ、今日は早い段階で勝負してしまおうと狙っていたところに持ってきて、朝一番は長崎から五島列島中部までの大移動で時間がたっぷりあると知り、早速朝からEno Cafeを開店しました。

Dsc00024


一昨日の失敗を踏まえて、この日は同校の釣り師の皆さんにも手伝っていただき、ドリーパーを抑える人、お湯を注ぐ人、カメラを構える人など役割分担を自然発生的にしていただき、みなさんの協力のおかげで無事グァテマラのストレート・コーヒーを淹れることができました。

Dsc00030


Dsc00039


一同、協力して淹れた達成感からか一杯を手にした表情はみなさん充実感が漂います。朝一のストレート・コーヒーを失踪する船の上、心地よい風にあたりながら外を見れば五島列島がもう間近に見え始めている。

Dsc00073

Dsc00060

Dsc00070


一同の半分お世辞とも言える「美味しい」の言葉や「以前は酸味のあるコーヒーは好みじゃなかったけれど最近は好きになってきた」とおっしゃる昆虫大好きさんの嬉しいお言葉に、ああ、ここまで来てコーヒーを入れてよかった、としみじみ思うのでありました。

Dsc00076


この一瞬の喜び、充実感を得たいがためにわざわざコーヒー豆を煎って準備し、ミルやドリッパーなどのコーヒー野点道具一式をバッグに押し込み出かけてくるのでありますが、今やワタクシにとってはこのヨロコビは魚を釣り上げるのとほぼ同列に感じるほど重要な行いになってしまったのであります。

Dsc00066


このような、ある種の奇行にバカだなあ、とお思いの方も多数いらっしゃるかと思われますが、いいんです!楽しければ!
ここまで来たら「日本で初めて自家焙煎コーヒーを釣り船の上で淹れた男」と認定されるまで(誰が認定するんだ!?)やっちゃいましょう!

肝心の釣りの方のお話は、また別な機会に書くことにしまして、今回のEno Cafeステイタス店を開店できたことに、船を汚しても一言も文句を言わなかった船長を始め、ご協力いただいた釣り師一同の皆様に感謝するのでありました。


ブログ掲載の文章、画像の無断転載は禁止です (C)enos1091 All rights reserve

« 2017年7月 | トップページ | 2017年9月 »

2020年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31