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2017年8月27日 (日)

盛夏の仙台プチ遠征 その一@はま丸 田代島

この夏は相模湾はキハダマグロとカツオが例年以上に盛り上がり、東京湾ではタチウオにマゴチが好調と、近場のルアー・フィッシングが盛況だというのにわざわざ一泊四日という強行スケジュールで宮城県は牡鹿半島、金華山周辺でのヒラマサ、ブリ、ワラサ、ヒラメ釣りというプチ遠征に行ってまいりました。

ここに至る経緯はまあ、いろいろあったんですが、僕としてはとにかくのんびりとでかい魚を釣る釣りがしたかった。相模湾も東京湾も人が、もとい、船が多くてなんとなく釣りをしていて気ぜわしい、日頃の気ぜわしい生活から逃れてのんびり釣りがしたかったんです。その割には強行スケジュールじゃないかって?

例によって超スリムな日程での釣行、初日は夜中の11時に横浜のルアーショップ・エブ・アンド・フローを出発。今回の参加者はジギング王、ベルファイヤーさん、僕、Y店長の四名。ベルファイヤーさんのニックネームの由来となった高級ワゴン車ベルファイヤーに乗り込み一路東北道を北に走れば、空が薄明るくなる頃には仙台を通過し、午前7時前に船が迎えに来てくれる牡鹿半島の先端にある鮎川港に到着。船が迎えに来てくれる時間が9時半頃だったので一同者ににて仮眠をとりつつも8時を過ぎる頃にはもうじっとしていられずタックルのセットを始めました。

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今回お世話になる船は、この鮎川港から三十分ほど船で走ったところにある田代島のはま丸さん。

9時半を回った頃、それらしき船が港に入って来て着岸すれば、ご挨拶も早々にタックルと一泊分の荷物の積み込みを素早く行い10時出船。

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港を出れば少々ウネリはあるものの海は凪、空は青空、風は涼しく絶好の釣り日和。
まずは20分ほど走った浅場のポイントをやってみましょうということに。

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移動中船長の横でこの界隈の釣り物や時期などを色々聞いてみると、大型のスズキ、丸太のようなアイナメ、ヒラメにワラサ、ブリ、ヒラマサなどがメインというお話。

景気のいいお話の一方で、今年の夏は異常で一時は海水温が14度まで下がってしまったというお話などもあり、今は元に戻ったというもののどの程度それが影響するのかは釣りをしてみなければわからないとのこと。

この夏の海水温の異常についてはここ牡鹿半島周辺のみならず、相模湾、東京湾、五島列島周辺などなど、どこもそれぞれに高すぎたり低すぎたりという異常が見られ、異常気象の影響もここまで来てしまったかと暗鬱な気分にさせられるのでありました。

そんな気分を吹き飛ばすような青空とそよ風の吹く海上を走ればポイント到着。
最初は20m程度の水深の浅場です。
小さめのジグがいいというのでプロセレのゴビアス・ブルスリムをつけて早速釣り開始。

開始後、しばらくして最初に竿を曲げたのはベルファイヤーさん。
最初だけ引いた後はあまり引き込まないファイトの様子からどうやらヒラメちゃんのよう。誰かの「ヒラメ、ヒラメ」という予言通りおがってきたのはいいサイズのヒラメちゃんでした。

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こんなサイズのヒラメが簡単に釣れちゃうところが、仙台周辺の凄いところで、毎年十月に訪れる塩釜港から出船する「ばんばん丸」での釣りでも同様にヒラメを毎回釣っていることからもこの海域の実力に納得させられるのでありました。

まだまだ納得するのは早いぞ!とばかりにまたまたベルファイヤーさんにヒット!
今度はさっきと違ってグイグイと竿を絞り込みドラグを鳴らしている。

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「この辺りは90センチクラスのシーバスがいるよ」という船長の声に、大型シーバスか?とファイトを見守っていたところ、突然魚が引かなくなってしまった。
どうやら何入られたか何かに巻かれてしまったようで、びくりとも動かなくなってしまった。しばらく船を回し込んだりして色々やってみたもののどうにもならずラインブレイク。惜しい。正体が見たかった。

その後は、ジギング王にヒラメ。続いてY店長にもヒラメと釣れるものの僕にはアタリすらない。頭の中ではヒラメがジグに食らいつく瞬間までイメージできているのに一向にバイトはなし。まあ、僕に比べてその他の釣り師の皆さんはプロ同然の強者ですから、そう簡単にご一緒させてもらえるなんて虫のいいことは考えていませんけれど。

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1時間ほどやってイマイチパッとしないのでポイントを移動。
今度は少し沖に移動しコウナゴを餌にしているワラサやヒラメを狙いましょう、ということになりました。

移動後パラシュートアンカーを降ろして船をゆっくり流します。

真っ先に竿を曲げたのはベルファイヤーさん。
東北仙台らしくいいサイズのアイナメが釣れてきました。
東京湾ではすっかり釣れなくなってしまったこの魚ですが、この辺りにはまだまだいるようです。

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一方、いつも真っ先に釣り上げるジギング王がここでも早速ヒット。大きく竿は曲がるものの引き込み方が青物のそれではない。
船長がすかさず「アイナメだよ!ぶっといやつだ!」という。

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竿を大きくしならせながら上がってきた魚を見て一同が「おー!」と、声をあげた。
50センチは優にあるアイナメ、しかもその太さが半端でない。ちょと大げさかもしれないがラグビーボールのようなシルエットの太さなのです。

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「この太さのアイナメはこの辺でしか釣れないんだよ」と船長。なんでもメロうどをたっぷり捕食しているアイナメしかこの体型にはならないらしい。脂もたっぷり乗って美味しいという話を聞き、普段は魚を持ち帰らないジギング王が珍しく魚をキープします。

さて、先ほどのポイントではボウズだった僕でしたがここのポイントではベイトのコウナゴ(この辺りではメロウドと呼ぶ)そっくりのブルスリム・コウナゴカラーに変えてみたものの、アイナメも釣れず少々弱気になりかけていたところにいきなりフォールするジグにゴゴゴッ!というあたりがありヒット!

グイグイとスロージギング用のロッドを引き込みしならせてくれます。これはワラサでしょう、と引きを楽しんでいたら思いの外ドラグを出すのでちょっぴり焦ったりして、それでも根掛かりの心配のないポイントだったので余裕でファイトしましたよ。

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上がってきたのはお腹パンパンのメタボなワラサちゃん。
「メロウドをたっぷり食べている魚はこうなんだよ」と船長のお言葉通り本当に太かった。写真ではなかなか太さが分からないと思うのですが4キロ半ほどあるいいワラサでした。やっと釣れた本命にニンマリです。

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さらにそのまま船を流していくと今度はベルファイヤーさんにヒット!
こちらも僕の時と同様によく引いている。おそらくいいワラサなのでは、と予想通りのメタボワラサ。長さはそれほどでもないのですがずっしりと重い感じが魚の太さを証明してくれます。

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さらに、再び僕の竿にヒット。
今度はなんだかあまり引かないぞ?ヒラメかな?なあんてファイトをしていたら、途中から魚が変わったようにグイグイ引き出した。お魚ちゃん、自分が釣られてるのに気づかなかったのか、途中で気づいたのか、とにかく突然のファイト突入。
上げてくるほどに激しく引き込んでファイトを楽しませてくれたのもやはりメタボ・ワラサでした。ジグのカラーをメロードそのもののコウナゴ・カラーに変えたのが効いたようで一流しに連発でした。

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Y店長はというと、ヒラメにアイナメと色々釣り上げていたのですが、他の皆さん、とりわけ僕が釣りに集中していたので写真を撮る人がいなかったので写真はない。
ジギング王はこの後もアイナメを釣りまくりまるで今回来られなかった根魚王が乗り移ったかのように根魚を連発していたのがおかしい。

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この後流し変えて、同様にワラサ、ヒラメ、メタボアイナメを釣り上げ三回流し変えたところで、もっと大きいのを狙いましょう、ということになり水深100mほどのポイントへ移動。

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「ここは出ればでかいのが入ってきてると思うよ」と船長にハッパをかけられ釣るのですが、なかなかバイトはなく船上は沈黙してしまいました。
そんな沈黙を破ったのはやっぱりこの人、ジギング王!

先ほどまでのワラサとは弾き方が違う、明らかに大型青物のファイト。
そんな魚も余裕で上げてきてしまうジギング王ですが、やはり魚は大きかった。

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重さを測ってみたら7.5キロ。
ほとんどブリといっていいサイズのワラサでした。

僕の方は、これまで自分の経験でぶりによかったジグを取っ替え引っ替えやってみるもののバイトはなく、他の皆さんもみたところ同じようなご様子。

「もっと大きいのがいるよ」という船長の話に勇気付けられ一時間ほど粘ったのですが、ジギング王がもう一匹先ほどと同サイズを釣り上げたのみでした。

Img_8211

こういう難しい状況でしっかり釣るところが「ジギング王」と僕が勝手に名付けてしまった所以なのでありまして、シロートの僕あたりとは格が違うんです。

ともあれ、時間も午後五時を回り陽も落ちかけてきたところでこの日の釣りは終了。
一時間ほど走って田代島へ向かいました。

船長の経営する民宿に入り体の潮を落としてまったりしたら夜討ち朝駆けがたたってみなさんウトウト。

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ちょっと遅い夕食まで一眠りしてから大皿いっぱいの十種くらいあったお刺身豪華盛り合わせに舌鼓を打ち、僕の大好きなホヤを食べたらもう満足。あとは寝るだけと、さっさと床に入り九時半には寝てしまったのでありました。

釣りに関するお問い合わせはルアー・ショップEbb&Flow
写真提供 Ebb&Flow

ご参考:はま丸釣果情報

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