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2017年8月11日 (金)

夏マサを打て!二日目@ステイタス 長崎

夏マサを狙っての長崎は五島列島への遠征釣行。二日目は早朝五時に宿を出発し昨日夕まずめに攻めたポイントに入りました。

この日も朝は無風で海面は鏡のように静まり返っている。釣り的には決して良い状況ではないものの、魚がいることは昨日見られた多くのナブラから確信できている。
船長の作戦では、朝一番ここのポンとを攻めて魚の反応が薄かったら大移動して別のポイントに入るというものでした。

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僕個人の作戦も、昨日の無風猛暑の中でのキャスティングで、体力的には十分回復しておらず、今日1日投げ通すのは辛かろうということで、朝一のヒラマサポイントではキャスティングをして次のポイントでは根魚、とりわけクエを狙おうという作戦でした。

ポイントに到着し、釣り開始早々に竿を曲げたのは昆虫大好きさんと仲良しの仲良しブラザースNさん。
いいサイズのアカハタを釣り上げて「キャスティングで行こう」という僕の心に揺さぶりをかけてくる。「ほうら、根魚を狙えばこんなに大きいのが釣れちゃうよう!」と誘いかけられているような気分。


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「いやいや、ここは根げ倒しますよん!アカハタぐらいじゃ僕の心はブレません!」と自分に言い聞かせていたらすぐさま今度はぶらざーHさんの方の昆虫大好きさんがでっかいアコウを釣り上げて「根魚クラブにいらっしゃい」と、誘いかけられているような気分。
 
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「ダメダメ、ここはヒラマサで行くんですから!」と投げ続けるものの、どこか集中力に欠いているようで、ヒラマサの方も出そうで出ない。

昨日見たような小さなシイラを追うヒラマサの狩も何度か見られたものの、我々の船との間合いを測ったように、魚が湧くところにはキャストでは届かない微妙な距離なのでした。

魚がいるのに無視するのはなかなかできないもので粘ること二時間弱、何度も流し変えながら丁寧に攻めていったものの、何度かルアーに反応しながらも針にはかからず、午前七時近くにブラザーNさんがアカハタを釣り上げたのを合図にするように、ポイントの大移動となりました。

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およそ一時間船を走らせて着いたポイントは大きな曽根のあるポイントなのですが、タイミング的には潮止まりの直前、我々に与えられたチャンスタイムはそう長くはなかったのであります。

そういうことを「ちゃあんと分かっていますよ!」とばかりに到着後すぐにジギング王がカンパチをキャッチ。

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魚はいる、まだ間に合った!

と、次の流しでは小型のヒラマサの入れ食いとなり一同ホッとした感じ。
この後僕はもう一匹小型のヒラマサをキャッチしたのですが、本当に釣りたかったのは、ここではヒラマサではなくクエだった。

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昨年九月の釣行ではこの場所で船中三匹もクエが上がり、そのうち一匹を僕も釣っていたので、今回はここにきたらクエを狙うぞ!と決めていたのでありました。
にもかかわらず、船長の「ここはクエがいるポイントですよ」という流しでは見事にスカをくらいクエちゃんに出会うことはできず。

小政と遊んでいるうちに潮が止まってしまったため、船は小移動して魚の反応を見つけたり、イワシのナブラが湧いてカツオが跳ねたりしたので、そちらを移動しながら狙って、キタさんがスマガツオを一本キャッチ。

その後ナブラも湧かなくなってしまったので後藤方面に引き返し、潮の動きにいいタイミングで入れるポイントに向かって走ったのでありました。

この日は一旦長崎に戻り、キタさんを空港に送る予定だったので釣りができる時間は粘っても十二時過ぎ頃まで、ということだったので、残された時間をいかに効果的にポイントを打つかが船長の腕の試されるところなのでありました。

再び五島の島が見えるポイントに戻ってみると、風も弱いながら吹き潮も動き始めており条件が良くなっている。ここはキャスティングだと、早速投げ始めたところ、ジギング王にヒット。

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竿を弓なりに曲げて大きな波紋を作りながら強力なファイトが繰り広げられます。
「これだよ!これが釣りたいんだよ!」船の反対側から遠目に見ながら心の中で叫んだのであります。

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ファイトの末上がってきたのは、いいサイズのヒラマサ、産卵後の体力を回復しきったお腹がパンパンの夏マサです。

魚はいる、条件もいい、とキャスティングを続けると、何度目かの流しで僕のルアーのところにドカン!と大きな波紋がたった!「出た!」と叫ぶものの手元に魚の感触は伝わってこない。
すんでのところでルアーを見切られているようで、あまりにも悔しく思わず「バカヤロー!」と叫んでしまった。
魚に向かってなのか自分に対して七日、どちらの意味もあったように思えたのですがとにかく悔しい。

さらにポイントを移動してからの流しで波紋が出た時には「コノヤロー!」と叫んでしまった。だんだん切羽詰まってきて本来の自分のお下品さが出てきてしまったのでありますが、そんな僕の姿を嘲笑うようにブラザーHさんがまたまた大きなアコウを釣り上げてくれるじゃあありませんか。

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この一匹でタイムアウトとなり船は一路長崎港に向かって走ることになりました。
缶ビールを開けて、お疲れの乾杯をしながらこの二日を振り返る。

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結果的にキャスティングでのヒラマサは釣れなかったけれど、最初の思い通りに最後まで投げられたことに満足感はありました。二日間投げたことでルーの動かし方も随分と勉強になったし、釣る人と釣れない僕との違いも見えてきたし、猛暑の中、投げ続けたのは決して無駄ではなかったと言い聞かせたのでありました。


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船上では戦いに疲れた兵士のように一同思い思いに疲れを癒す姿がありました。
甲板に横になり見を伸ばして寝る人。

小さな日陰を求めて横になっていたキタさんは、船酔いにめっぽう弱くてキャビンには入れないということで、外のフレッシュな空気が吸えてなおかつ日陰で少しでも涼しいこの場所をピンポイントで見つけたご様子。

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僕と言ったら、もうすっかりビールで酔っ払っちゃって船の後部で甲羅干し状態。
ゆっくりと移動していく五島列島の島々を眺めていたのでありました。

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残るは一日、明日はどういう釣りになるのか?
この二日間、勉強した成果が出ればいいなあ、と明日も投げようと心に決めたのでありました。

上陸した我ら釣り師一同は空港見送り組と市内のホテルに入る組に分かれて行動し、ホテル組は美味しいちゃんぽんに舌鼓を打ち、偶然の花火大会に浴衣姿の可愛らしいお姉さんなどを迂闊にも目にしてしまい、釣行遠征としては珍しく観光的な夜を過ごし、且つ、最終日にむけて気持ちを引き締め損なったのでありました。

三日目に続く•••

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