夏マサを打て!@ステイタス 長崎
昨年夏、長崎の近海遊漁船ステイタス号の朝長船長がフェイスブックに次々とアップした真夏のバカでかいヒラマサの釣果を見て、「夏はこんなに釣れるんだあ」と漠然と思っていたのですが、今年になってその夏のヒラマサ、夏マサを自分が釣りに行くことになろうとはその時は夢にも思っておりませんでした。
漠然と記憶にあった夏マサがぐんとリアルになったのは、いつもの遠征隊、横浜のソルト・ウォーター・ルアー・ショップ Ebb&Flowの店長から、夏マサ釣りのお誘いがあった時。もちろん二つ返事で行きます行きます、ということになり先日出かけてきました。
釣行前日に長崎空港に到着し飛行機から出た僕は暑さにびっくり。
ど〜んという感じの重たい暑さに、先月の沖縄より暑い、と思っていたところに店長も「沖縄みたいですねえ」というほどだったので本当に暑かった。
一夜明けて翌早朝5時過ぎ、港に着いてみると心地よい海風が頬を撫でて爽やかな気分に、などということは全く無く、相変わらずど〜んと暑い。海はべた凪なので嬉しいものの無風というのは辛い。こんな経験初めてかも。
釣りの支度をして出船となったのですが、あまりの暑さにキャビン内は冷房をガンガン効かせていただきなんとか暑さをしのぐというほどの異常な熱気が長崎の海を覆っていたのでありました。
船は五島列島に向かって走ること約二時間。
最初のポイントについて早速トップウォーターでのヒラマサ狙いとなり、キャスティングを始めたのでありますが、三投もしたらもう汗だく。
海は鏡のように静かでさざ波すらなく、相変わらず海風は全く吹かないという異常なほどの風のなさ。
この時日本の周辺には台風5号や9号など4つくらい台風があったのでありますが、五島方面の海はそんなこと信じられないほどの静かな、まるで湖のような海が広がっています。
ここまで波も風もないと魚からルアーは丸見えでごまかしのききようがない。いわゆるお魚ちゃんにルアーを見切られやすくなるためテクニック勝負となるわけなのでありますが、キャスティングの釣りは投げるのもいっぱいいっぱいでルアーを動かす技術については皆目見当もつかない僕には釣れる自信など全くなく、それでもでかいヒラマサの姿を想像しながら投げ続けたのでありました。
今回の釣行メンバーはジギング王、ヨッシーさんに昆虫大好きさんをその仲良しNさん、そして僕は初めてお会いした岐阜のキタさんというキャスティング命の釣り師に店長と僕の計七人。
ヨッシーさん、キタさん、ジギング王は常にキャスティングで攻め、そこの隙間に僕や昆虫大好きさん、Nさんや店長が入って投げるという展開です。
最初にヒットしたのは僕の隣で投げていたキタさん。
いきなりドーン!と大きな波紋に水柱が立ったと思ったら竿はグイグイ引き込まれルものの、そこを巧みなファイトで魚の走りをかわして見事ランディング。
本釣行初のヒラマサとなったのでありました。
いいなあ、ああいうのが釣りたくて来たんだよ。と思いながらキャストを続けていると、次に来たのはキタさんに替わって同じ釣り座に入った昆虫大好きさんにヒット!さっきまで根魚釣りしていたのにいつの間に•••。強いヒラマサの引きからなかなかのサイズであることがわかる。ヒラマサ特有の強く速いファイトに昆虫大好きさんも一瞬たじろぐ感じ。それでもすぐに体勢を立て直してファイトにな行ったものの、次の瞬間あえなくフックアウト!がっかりした大好きさんは投げるのやめて根魚釣りに、またまた早速いいサイズのキジハタ(アコウ)を釣り上げているじゃありませんか。
なんという変わり身の早さ。アコウは羨ましくもあったのですが、今回の僕のテーマは夏マサとクエにあったので、ここは竿を持ち替えたい気持ちをぐっとこらえてキャストを続けました。
それでも移動となって船が走り始めたらキャビンの窓から入る風が心地よく、幾分楽になったのでEno Cafeを強行し、とりあえずコーヒーの方は達成したのであとは釣るだけ、と自分に言い聞かせます。
上五島のあたりまで移動した船は、以前にも来たことのある見覚えのある島の周りを攻めます。海は相変わらずべた凪で無風。誰かが「琵琶湖にいるみたいだ」というほどの静かな海。水平線が見える海でこれほどまでに波がないのは経験したことがなかった。
ここのポイントでもキャストしたものの早くも疲れが出て肩が重くなってしまったので小休止を兼ねて根魚釣りに。根魚はたくさんいるようですぐにおチビなアカハタちゃんをキャッチします。
魚が釣れるのはうれしいけれど、今回釣りたいのはこれじゃあないんだよなあ、と即リリースしてみたものの、疲れに押されて根魚釣りで気持ちをごまかします。
しばらくやってみたものの魚の反応も少なかったので、さらに北に移動。
時間はすでに午後二時を回っている。
このポイントでは昆虫大好きさんが大爆発!
数々の根魚をあげる中なんだかどよめいているのでのぞいてみたらクエを釣り上げたらしい。
えええ!聞いてないよ!クエ釣っちゃったの?羨ましい!
さすがに心は激しく動揺し、かろうじてキャストはしているものの魂が入らない。
そんなふがいない僕にさらに追い討ちをかけるかのようにさらにいい型のキジハタをキャッチ。絶好調です。
そしてまたまたヒット!の声にチラ見をすれば竿は大きく曲がり、引き込まれ方も先ほどまでの根魚とは違い激しく竿を叩いている。今度は一体何を?!とみていたらなんとヒラマサを釣り上げてしまった。
あらあ、美味しいところ全部持っていかれちゃったじゃないの。
キャスティングは続けているものの、ただ投げているだけ状態になってしまった僕の横で、さらに駄目押しをするようにキタさんのトップにまたまたヒラマサがヒット!
さすがトップ大好きとあってキタさん釣りがうまい。
形だけやってる僕とは大違い。サクッと二匹目を追加して笑みを浮かべていました。
このあと船はさらに北のポイントに移動してみたものの、ちょうど潮止まりとかさなり魚の反応も鈍いので小休止と飲み物の買い出しを兼ねて近くの島に上陸し冷たいものを口にしてから再び先ほどの島周りに出かけました。
スーパーで冷たい飲み物やアイスなど買い込んで小休止し、夕まずめに備えたのでありますが、この日の夕まずめは色々な意味ですごかった。
つづく•••
釣りに関するお問い合わせはルアー・ショップEbb&Flow へ
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