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2017年9月21日 (木)

バラハタ三昧@華珍楼 横浜

釣り師をしていると釣った魚を食べるというのは日常的に行われるのでありますが、滅多に釣れないお魚をプロの料理人に調理していただいたものを食べるとなるとかなり非日常的なことになります。

今回は小笠原で釣れたバラハタというお魚、しかも超特大のお魚だったのでこの一匹をプロの料理人に委ねたなら一体どのような料理に仕上がるのであろうか、という一切おまかせ、何が出てきても文句を言わずに食べちゃいます、というものでした。

そもそも、このバラハタというお魚自体、沖縄地方でよく釣れる亜熱帯のハタなのですが、珊瑚の海にいるものはバラハタのエサとなる小魚などに蓄積されたサンゴのシガテラ毒という毒があるので流通できないお魚なのでありますが、サンゴの無い種子島に住むものや小笠原のものは問題なく食されているという訳ありの魚なのであります。

それにしても、小笠原のバラハタはすごかった。現地ではチギと呼ばれるこのお魚、通常は40cmもあればいいサイズなのですが、小笠原のサイズは桁が違う。

下の写真のように70cm近くありそうなのがバンバン釣れてしまう。元々味は美味しいお魚なので当然小笠原ではチギ料理がたくさんあり僕らの釣行時に泊まったペンションの夕食にも出てきました。

Img_8504

             ヨッシーさんの釣り上げたバラハタ

以前、このバラハタと同じ亜熱帯の高級ハタであるアカジンを目隠しして食べ比べしたところバラハタに軍配があがるほど美味しいお魚なので釣れたからには持ち帰り食べない手はないのであります。

しかしながらこの大きなバラハタの入った発泡スチロールの蓋を我が家の台所で開いた時に、その大きさに圧倒され、たじろぎ、どう料理していいのか困ってしまった。

湯引きに煮付けくらいのアイディアはあるものの、このサイズ、半身ずつ二品の料理にしたら量も多すぎて飽きてしまうであろうということで、ここは一丁プロに任せようと、近所の中華料理屋さんである華珍楼さんのママさんとシェフに相談したら快く引き受けてくださった。

あまりの大きさにお二人も見た時は一瞬驚いていたが、すぐにこの部分はこんな料理で、と説明してくれたので、もう全部お任せしますからお願いします。と文字通りの丸投げしてしまったのでありました。

お魚おあずけた翌日夕刻、事前に声をかけてあったご近所の食いしん坊九名が華珍楼に集まりました。

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今日は何が出るの?と聞かれ、僕もわからないと返事をしたのですが、大半の方々は過去にもここでキジハタの中華蒸しを食して絶句した経験があるので、不安よりも期待にニコニコ顔でお料理が出るのを待ちました。

最初に登場したのは切り身の天ぷら、中華風

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衣をつけて揚げてあるのですが下味と頃にも何か少し味がついているような感じ。
これをトマトケチャップまたは藻塩をつけていただきます。

僕は迷わず藻塩に行きましたよ。
ビールを飲みながらならケチャプより藻塩でしょう。
一口かじってみれば部ある意味がプリプリで旨味がジワーッと染み出してくる。
衣のサクッとした食感と味のプリプリのコラボでのけぞりそうになるくらいお口の中は大変なことになってしまった。

一同、腹が減っていたのか、美味しいの連発をしながらテーブルが一回りしたら天ぷらは完食。

次に出てきたのは野菜との炒め物。

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これはあっさり味の味付けの炒め物なのですが、一度油通しをしてあるようでただ痛めたのとはちょっと食感が違う。
とてもタンンパクな魚の身と野菜の旨味がこれまた素敵なコラボで、先ほどの天ぷらと同じ魚とは思えない印象のお味。

これまた一同、美味しい美味しいといいながらテーブルが二周するかしないかで綺麗に片付いてしまった。

三品目は本日のメイン・イベントとも言える頭の部分の中華蒸し。

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ここのシェフはこの中華虫が得意料理だそうで、東京で働いて時代もこれをやらせたら何本かの指に入ったそうな。

たっぷりのネギは甘く魚から滲み出した旨味とタレとの絶妙のハーモニーに今回も一同絶句。細かく取り置いてはそこにタレをかけて食べるのですがブリブリの身にタレの旨味がたまらない。

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これはご飯がいいですよねえ、と誰かが言ったので白いご飯をいくつか注文してそこにこのタレをかけてお茶漬けにすれば、一口で天にも昇る気分。
ああ、生きていてよかった、と実感できる瞬間でございます。

一品一品の量が半端でないのでこの三品を食べた時点でほとんどの方がお腹いっぱい、といい出したところに四品目を持ってきたお店のママさんが「まだ三つありますよ」というので、一同「え〜!そんなに食べられない〜!」と声をあげたのありましたが・・・

さて、その四品目は甘酢餡かけ。

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これも何か秘伝の下ごしらえをしてあるらしく、身がフワフワの食感でこれまでとは全く違った食べ物の印象。甘酢とのバランスも抜群で箸が進んでしまいます。
同じ魚の切り身でこうもいろいろなバリエーションを作り出せるのだということに感動しつつ食べていけば、先ほど満腹宣言したはずの一同、どんどんお腹に入っていくじゃあありませんか。

そこに追い打ちをかけるように登場したのは五品目の高菜とバラハタの炒め物。

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これは唐辛子を効かせて辛く仕上げた一品で、ご飯にのせたら切りなく進んでしまう。またまた白いご飯を三つばかり注文して取り分ければみるみる胃袋に収まっていく。

先ほど皆さんが口に出した「お腹いっぱい」は嘘だったのか?「美味しいものは別腹」という声も飛び出しましたが、味付けや食感が違うお料理は甘いもののように別腹に収まってしまうから不思議であります。

「もう、今度こそお腹いっぱい。」「もういらない」という声がではじめた中、締めの中華スープが登場。

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西洋料理ではスープは最初に出てきて口を湿らせてくれますが中華では最後の締めがスープです。
分厚い大きな切り身の入った贅沢なスープは濃厚な出汁ながらも口の中をさっぱりさせてくれて、これまで食べたお料理のいろいろな味をを全部口の中から誘い出すように流してくれる。

気がついてみれば、あんなに「満腹!」を連発していたのにスープも綺麗に飲んじゃって、本当に美味しいものは別腹なんですね。

「デザート食べる人!?」と僕が聞いた時にはさすがに全員首を横に振りもう食べられません!という顔をしていたのでこの辺でおひらきということに。

とにかく、一匹のお料理をこれだけの種類、個性的な味と食感に料理してしまうシェフに感激し、また中華料理四千年の奥深さも感じたのでありました。

帰り際にはシェフも顔を出してくれて、一同お礼を言って解散。
とても贅沢なディナーになりました。

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