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2017年10月13日 (金)

CATER JEFFERSON @THE RISE OF ATLANTIS

涼しくなってきたせいか、急にジャズを聴くようになった今日この頃ですが、新たにレコードやCDを買うことはあえてせず、これまでまとめ買いした中で、真面目に聴き込んでいなものを取り出しては聴いております。

今回はサックスのカーター・ジェファーソンという人のライズ・オブ・アトランティスというアルバム。

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この人あまり知られていないサックス吹きだと思うのですが、昔買ったウッディ・ショウのライブアルバムで聴いて以来大好きなコルトレーン系のサックス吹きなんです。

ところが、他の演奏をいろいろ探してみたのですが同じウッディ・ショウのバンドで二枚ある以外になかなか見つからないんですね。
これだけの実力のある人がなぜ?と思うのですが、1970年代後期という時代的にちょうどブレッカーやグロスマン、リーブマンあたりに人気が集中していた上にその後はジェリー・バーガンジなどの派手派手サックスが続々出てきてしまったために埋もれてしまたのかと思われます。

彼自身はライナーノーツによればウッディ・ショウのバンドの後はロイ・ヘインズやエルビンのバンドなどで演奏していたらしいのですが、これらのバンドが時代の流れの中では地味な存在だったこともレコーディングのない理由なのかな?

おそらくはライブハウスではものすごい演奏をしていたのではないかと思うと、一度くらい生で聴いてみたかったと思うのであります。ちなみにこの方1993年に47歳の若さで演奏旅行中に患った病気の手術が元で亡くなってしまったらしい。
もう少し生きていてくれたらチャンスもあったろうにと思うと悔しいのでありますね。

さて、肝心の演奏の方なのですが、このアルバムは良くも悪くも1970年代サウンドですねえ。ジャズがスタンダードから離れて新しい形を探していた時代のいい時期のサウンドといったらいいのか。少々大げさなタイトルにテーマも物々しく鳴り響くメロディ、といったもので1970代スタイルのジャズといってもいいのかもしれない。

曲は6曲すべてオリジナル。演奏は素晴らしく、期待を裏切ってくれなかった。トランペットには日野皓正と大野俊三が曲によって入っていて、彼らの演奏も実に良い。脂が乗り切ってる感じ。

プロデュースはカーターの親分的な存在だったウッディ・ショウなのですが、彼自身がトランペットを吹かずに日野に吹かせているあたりの経緯は何か面白い話がありそうだ。

コルトレーン・チェンジを意識した曲や、マイナーブルースでのカーターのソロも実に子気味良い。このくらい上手に吹けたらいいのになあ。とため息をついてしまうのでありました。スタイル的にも個人的にはコルトレーン・タイプのこの手のスタイルが好き!

このアルバム、昨年あたりにオランダのタイムレス・レーベルの復刻シリーズで出ているので、まだ探せば安く手に入るかも。ちなみに私はうっかり同じものを二枚買ってしまいました。

アルバム紹介というよりミュージシャン紹介的な文章になってしまったので、カーターの入っているウッディ・ショウのアルバム名もご紹介しますね。

二枚ありますがどちらもコロンビア盤
一枚はStepping Stones、

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   STEPPING STONES
そしてもう一枚は Rose Woodというアルバム。
個人的にはライブ演奏の生々しさと白熱した演奏が聴ける前者をお勧めします。

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      ROSE WOOD



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