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2017年10月24日 (火)

Eno Cafe ばんばん丸店@ばんばん丸 塩釜港

毎度日本全国のオフショア遊漁船にコーヒーセットを持ち込んでは、自家焙煎コーヒーをゴリゴリと挽き倒し、美味しいコーヒーを周囲の皆さんに無理やり飲ませては、これまた無理やり「美味しい」と言わせる「Eno Cafe」であります。

今回無理をし倒したのは東北は仙台・塩釜のばんばん丸さん。
ワタクシがこの釣りを始めて以来四年目、毎年お世話になっている船でありますが、コーヒーを持ち込むのは初めて、どうして昨年持ち込まなかったんだろう?

仙台といえば、この夏お邪魔した金華山のはま丸さんでのEno Cafeが北限でありますので、今回塩釜はそのちょいとだけ南にあたり、北から二番目ということになるわけでありますね。

とはいえ、塩釜から向かった釣りのポイントは金華山でしたので実際にEno Cafeが行われたのは塩釜港を出て間も無くの海上でしたから、塩釜、金華山間での開店となったわけであります。

今回ばんばん丸さんはソルト・ルアー・ショップ・エブ・アンド・フローさんのお客さん9名での仕立てでした。
船に乗り込んだらすぐにキャビンの一番奥に入り込んで寝てしまうお店の店長以外の8名に船長さんを足した9人前のコーヒーを入れるという、Eno Cafeとしては最大級の規模になりましたので、コーヒーを淹れるのにもいろいろ苦労がありましたよ。

人数が多いから豆をたくさん持っていけばいい、というような簡単な話にならないのが走る船の上で行うEno Cafeの難しいところ。
第一の問題はコーヒーミルが一度に引いて受けておける豆の量が3人分しかないことでありますが、これはコーヒーミルに溜まった粉を少しずつドリッパーに移していけばなんとかクリアできるものの、ここで問題になるのが船の揺れ具合なのでありますね。

Imgp8273

            楽しそうに見えますがそれなりの苦労があるんです

 
凪の海を静かにゆく船の上でありましたら、コーヒーサーバーの上にドリッパーを乗せて、その中にコーヒーを引いた粉を入れたとしてもどうということはないのですが、うねりのある海上をフルスピードでぶっ飛ばす船の上ともなると、船の揺れでサーバーの上のドリッパーはバランスを崩して中に入った粉ごとはかなくも船の床の上に撒き散らされてしまうことでしょう。

かつて一度だけそのような失敗を長崎のステイタスさんでやらかしてしまい、思わぬ形でコーヒーがこぼれた先にマットに含まれたゴミとコーヒー豆とのブレンド・コーヒーを淹れてしまったという苦い経験があるのでこれだけは何がなんでも避けたい!という強い思いがあります。

幸い今回は比較的波は穏やかでうねりも少なかったためさほどの揺れではなかったものの、海の上のはなしですから急に大きな波が船に当たる様なことがあれば一瞬でコーヒーはオジャンになってしまうので大きな緊張を強いられるのであります。

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      手ブレじゃありませんよ、このくらいは揺れるんです。船の上ですから

そこで立てた作戦は、今回は人数分フルに淹れることはせず一度に淹れられる限界値である五杯分淹れて少なめに配ろうというものでした。

五杯分の豆を挽くということは、最低どこかで一度ドリッパーに粉を入れた状態で残りの分を挽かなければならない状況が訪れますので、その時には同船のみなさんの協力でドリパーを手で押さえていただきました。

まずは最小限である二杯分の豆を挽いてドリッパーに移し、残り三杯分を素早く挽きます。


Imgp8274

              まずは船長に無理やり飲ませる


なんとか揺れに耐えている間に挽き終えて五杯分の粉がドリッパーに収まったなら、素早くお湯の投入となりますね。


この船では湯沸しポットの横までサーバーとドリッパーを移動して、お湯は電動湯沸しポットからの投入でしたので、ボタンを押すとお湯が出るタイプですからポットを傾けることができないため、あらかじめ用意しておいたアルミのマグカップに一度ポットからお湯を必要文注いで、カップからドリッパーに投入するという手段をとります。

この辺りも、もたもたしているとこぼす可能性がありますので気は抜けません。

Eno Cafe方式では、最初のお湯投入時に粉をスプーンでかき混ぜて粉全体にお湯を浸透させてから1分間蒸らす、という方式にこだわっておりますので揺れる船上とはいえ、ここは譲れないのであります。なぜかって?味にこだわっているからなのでありますね。

ただコーヒーを淹れて飲むんじゃつまらないんですよ。飲んだ方々が「う〜む」とうなるくらい美味しいコーヒーを入れることを目標にしているのがEno cafeなのであります。
このやり方、最近はやりの「サード・ウェーブ・コーヒー」のお店の取材記事からヒンントを得て普通の焙煎の豆で試したところ、従来の蒸し方よりも格段と美味しく入ることが確認できたので、勝手に豆させていただいているのであります。コーヒー好きの方は是非一度お試しあれ。

ということで、無事1分間ドリッパーは倒れることなく経過すると、今度は残りのお湯の投入ですね、この方式では豆がしっかり蒸されているのでこの後のお湯は比較的どんどん入れてしまっても十分にコーヒーの味が出ますので、揺れに注意するだけでありました。

マグカップから何度かお湯を注げば、コーヒーサーバーの目盛り4杯分のところに来たところで止まるようにお湯の量を調整します。濃い目に入れるんですね。ここも「お湯の味がするコーヒーは出さない」というEno Cafeのこだわりであります。

さてさて、左右上下にふわふわと揺れる船内でなんとかコーヒーが淹れ終わりあとはカップに注いで皆さんに分けるだけであります。

カップは100ccほどしか入らない小ぶりの紙コップ。これをテーブルに人数分並べます。
この小さいカップ、口周りが小さいので、揺れる中でコーヒーをこぼさずに注ぐのが意外と難しい。

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              手にしたカップでその大きさがおわかりかと
並べたカップの中に慎重に少しずつコーヒーを注いで全員の味が均質になるよう配慮します。
1回目は無事に一巡して注ぎ終わり、二巡目の継ぎ足しになり、その三杯目に注ごうとした時に船がふわっと揺れた!あ!と思う間も無くコーヒーがテーブルにこぼれてしまった!しかしその量はわずかでありましたので大きなダメージはなく、船長にティッシュをお願いして拭き取り事なきを得てみなさんにコーヒーを配ります。


ここまで来て、緊張感から解放され、また達成感を味わいながら自らのコーヒーを口にすれば、ああ、なんという充実感。恍惚としながら船に揺られ飲むコーヒーの美味しいことと言ったらない。

今回も「自分はコーヒーは飲まないんで」という方に無理やり押し付けて飲ませた挙句「美味しい」の一言を発するまで睨み続けるという、まるで昔の押し売りのようなことをしつつも、一同ポイントに向かう早朝の船の上で釣り談義に花が咲き良き釣行の始まりを迎えたのでありました。

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            普段は飲まれない方(右)もこの笑顔
さて、次回のEno Cafeは一体どこでの開店となりますやら、未定ではありますが、乗り合い船でも船長の許しが出たらやろうと隙を伺っていますので、見かけた方は是非声をかけてくださいまし。美味しいコーヒーをご提供いたします。


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